ドコモの新料金プラン(4/16)
◆ ドコモの新料金プランが発表された。見た目の料金は下がっているのだが、実際はどうだろうか。私の場合で比較してみる。
◆ 現在のプランはカケホーダイと2GBまでのデータ定額である。カケホーダイが2,700円+spモードが300円+2GBのデータ定額が3,500円-長期割引が600円だ。これの合計が5,900円である。
◆ このほかにスマートフォンの割賦肩代わり分が2,025円引かれている。また請求書の送付省略で40円が引かれている。これらを差し引くと3,835円となる。割賦肩代わり金はスマートフォンを定価で買うと、毎月キャッシュバックされるようなものである。分離プランになればスマートフォンを定価で買っても割賦肩代わり金は支払われない。
◆ 新料金プランではどうなるのか。2GBのプランは存在しないので1GBか3GBになる。1GBだとすると2,980円で、通話無料サービスのオプション代が1,700円になるので合計は4,680円だ。長期割引は月間250ポイントに減少するので、これを引いて4,430円になる。
◆ 裸、つまり割賦肩代わり金がないとすれば1,470円安くなるが、データ量が1GB少ない。3GBプランで考えると、使えるデータが1GB多く470円だけ安くなる。割賦肩代わり金がない状態と比較して料金は少し安く、割賦肩代わり金を入れると分離プランの方が高くなる。
◆ もちろんスマートフォンの価格が、インセンティブプランの実質価格で売られるのならば現在と変わらない。しかし分離プランとはスマートフォンは定価で売りますよ、その代わり料金を下げますよと言うものだ。
◆ では何故さほど下がらないのか。見かけは多少下がるのだが、長期割引などの優遇分も減少するので差が小さくなる。私の場合はデータのプランが古いままであり2GBで3,500円(割引後は2,900円)と言う点で現在のプランとは少し異なる。
◆ 現在のプランだと1GBまでが2,900円+spモード代が300円+基本料金(通話無料無し)が980円の合計4,180円だ。これが2,900円に下がるんだぞ、安いだろとドコモは言っている。裸の料金を見れば確かに下がっているが、多くの人は実質○○円というヤツでスマートフォンを買っているのではないだろうか。もしもそうでなければWithにして1,500円引きになっている。4,180円から1,500円を引くと2,680円なのだから新料金プランよりもWithが安い。
◆ どうせこの先スマートフォンは定価で買う時代になるのだとすれば、今のうちにWithに変更した方が得なのではないか。この辺りはドコモに聞いてみないとよく分からない。
新端末を買った途端にWithが解約されてしまうなんて事があるかも知れない。まあ分離プランなのだから自分の名前で買わなければ良いだけの事かも知れないけど。
◆ ドコモ的には割賦肩代わり金の支払いがなくなるのだから利益は増える方向である。
AndroidもiPhoneも定価で売れば良い話だ。
今までは端末販売台数が増えると割賦肩代わり金が増えて利益が減少した。減少するだけであって決して赤字にはならない所がミソなんだけど、今度はその利益減少分がそっくり無くなる。
|
|