月間データ使用量(11/9)
◆ スマートフォンの月間データ使用量はおおむね1GB以内に収まっている。旧OCN契約は3GBのプランだが、これも毎月1GB以下となっている。
◆ MM総研の調査によると月間データ使用量が1GBの利用者が最も多く、全体(15〜69歳の男女2万7543人)の27.3%だった。ウチもそうなのだが自宅ではWiFi接続するとか、職場や学校でもWiFi接続するなど、モバイルネットワークは移動時にしか使わないとすれば、多くのデータは消費しない。
◆ 次に多かったのが3GBで、全体の18%になった。料金プランで3GB程度を選択している人も少なくはないと思われ、そのリミットまで使う感じだろうか。これは月間2GBの利用者よりも、1GBあるいは3GB利用者が多い点からも想像できる。
◆ 月間16GB〜20GBは6%程度で、ahamoなどの契約者ならば安心して使える範囲になる。某モバイル系エディタが、Xの利用だけで数十GBを消費すると書いていたが、職業柄というか中毒というか、空いた時間に(よく言えば)情報収集を欠かさなければかなりデータを使う事になる。
◆ 20GB以上は無制限プランの客となり得る人たちだ。これが6%〜7%くらいの割合いになる。使い放題で安価なのは楽天モバイルだが、ヘビーユーザの全てをかき集めても数百万人にしかならない。従って商業的にはライトユーザをかき集めなければいけない事が分かる。
◆ スマートフォンの月間データ使用量は上昇傾向にあり、それはWebのリッチ化だとか動画広告の増加、VODによる動画視聴の増加によるものだ。通信速度の高速化によってダウンロード時間は短縮され、大容量のゲームも気軽に試す事が出来るようになった。
◆ こうした傾向は今後も続くと思われ、平均的には年ごとに1割程度データ使用量の平均値が増えている。それにもかかわらずモバイルデータ使用量があまり増えないのは、WiFi接続が多くなってきているからだ。WiFiの月間データ使用量の平均は約10GBだそうだ。
◆ 月額料金支払額は多少下がっているとはいえ5,047円だった。MNOの料金に関しては割引ありきになっていたりするので、ポイントバックがあったり他のサービスが割引になるなどするので、純粋な通信量として算出しにくい。また複数台のスマートフォンを持ったり複数契約している人が増えた事も、月間支払額が減らない要因だ。サブブランドの支払額は3,033円、MVNOでは1,909円と安い。
◆ スマートフォンの平均購入額は約5.7万円と上がった。ハイエンドスマートフォンの価格上昇やローエンドスマートフォンが減少した事による。また残価設定型のリースも各事業者が推していて、高額なスマートフォンでも安価に借りる事が出来るようになっている。
◆ ドコモでも8月だったか、新たなリースプランを開始した。売価21.1万円のスマートフォンでも月額支払額は5千円、1年間借りた時の費用は7.21万円になる。これはあくまでも借り物であり、壊したりすれば残価な消滅する事もあり得る。持ち家派か賃貸派かみたいな感じで、長く使うのなら買った方が良いが1年くらいで買い替える(借り換える)のなら借りた方が安い。
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