カーナビをVitaに取り付ける


SLに新しいナビを新調したので、それまで使用していたNVX-S1(ソニー)をVitaに移植した。
Vitaにはソニーの初期型モデル,NVX-1を付けていたのだが、それを交換する感じ。
NVX-S1は(一応)VICS対応なので、それらのユニットも付けなくてはいけない。
モニタ取り付け位置はそれまでと変わっていない。
モニタ自体はNVX-S1用に交換したが、取り付け方法と外形寸法がほぼ同じなので交換は簡単。

この位置だと右前方が見にくくなってしまうが、他にうまく付ける場所が見あたらない。
モニタの固定金具はフロントガラスに両面テープで接着し、モニタ下の部分も一応両面テープで固定した。
リモコンも置き場に困るのだが、シフトレバー横に両面テープで固定,これはワイアレスリモコンにもなるので使用するときは外しても大丈夫だ。

シフトレバー周辺はナビとCDのリモコンで混雑気味..ナビに行くモニタと電源コードはフロアマットの下に通してある。
従って、フロアマットが(厳密には)平らになっていない。
サイドシルの所を通せばよいとは思うのだが、面倒がってやっていないと言う状況。
ナビ本体は助手席シート下に収めた。
この状態(助手席シート位置)で、シート後方に少しだけ出ている。

シート下は前方が少し狭くなっているので、これ以上前には行かない。
またシート下の小物入れにも(これ以上前に出すと)干渉してしまう。
実際にはこの上にフロアマットをかぶせてしまうので、少々蹴っても大丈夫(笑)ナビ用アンテナとFM−VICSアンテナケーブルもフロアマットで隠す。

これが拡大図,一番下にあるのは旧型TVチューナ,現在の所操作部がないので稼働していない。
ちなみにTVチューナは天地逆さに付けてある。
逆さにすることで取り付け穴が上面になり、そこにナビ用ジャイロがピタリと止まる。
ジャイロは写真右側,ビス止めされている箱だ。
TVチューナの上がナビ本体,その上に乗っている黒い箱がFM−VICSユニットだ。
これらをトランク部に置けばスッキリするが、トランク部には現時点でCDチェンジャーが乗っている。
ナビ関係は配線が多くて余り美しく設置できないので、シート下の見えないところの方が良いと判断した次第。
シートレースの位置を見れば分かると思うが、助手席シートは前に出してある状態。
長身の人が乗るにはもっとシートを後ろに下げることが多いので、ナビ等はほぼシート下に隠れる感じになる。


後日自律航法を生かすためにスピードセンサの配線を行った。
所用でヤナセ(但しベンツ扱いの所)に行ったときに、Vita扱いの方に問い合わせて貰った。
スピードセンサからの信号は、年式にもよるがカーオーディオの所か?スピードメータの裏側に配線されているという。
配線の色は青地の線だ。
早速ラジオを引き抜いてみる。
ラジオを外すには、4隅に付いている穴に棒を突っ込んで、その棒を外側に向かって力を加える。
棒にはラッチ部分のバネの感触があるから、それを押す感じにしてラジオを前面に引けば抜けてくる。
ただしかなり固い。
カセットテープの入り口に指を引っかけて思いっきり引っ張るか?或いは太めのマイナスドライバーでコジった方が良いかも知れない。

ラジオに配線は付いていない。
本体にコネクタが付いていて、ラジオを差し込むとコネクタが接触する仕組みだ。
ラジオを抜いた後はこうなっている。

写真右側に見えるのがアンテナ用同軸構造のコネクタ,国産車とは規格が違う。
左側に並んでいるのがRF以外の信号線用コネクタだ。
スピード信号は、一番下のコネクタの上の段の一番右側(向かって)に接続されている。
SLの純正ラジオは車速によって音量が変化するようになっているが、Vitaもそうなのだろうか?速度センサの線チェックだがテスターの電圧レンジでそれらしき線をプロービングし、ゆっくり車を動かせば電圧計が振れる。
この線にナビを接続して自律センサはOKとなった。