熱帯魚を飼う(105)
■ '01/12/28
約5ヶ月ぶりのレポートになった。
先月、約500リットルの換水を行った程度で他に目新しい事はない。
しかしながら調子を崩したミドリイシが居る事も事実であり、実はこれ、大量換水が少なからず影響しているようにも感じられる。
換水後は一気にコケが消滅したが、これはバランスが急変した事を示していたのかも知れない。
現在はコケの様子も元に戻っては来たが、本来ならライブサンドやライブロックの入れ替えで微生物類のバランスを取る事が必要なのかも知れない。
この1800mm水槽に移行して1年を経過したのだから。
水質測定を行った。
Mg=1380ppm(SALIFERT)
Ca= 420ppm(SALIFERT)
Sr= 06ppm(SALIFERT)
PO4= 0.3ppm(SeaChem)
I =0.000ppm(SeaChem)
Fe < 0.1ppm(Seachem)
NO3< 0.1ppm(TETRA)
NO2< 0.1ppm(TETRA)
KH = 8.5 (TETRA)
pH = 8.3 (HORIBA)
春夏秋冬を経験したこの水槽だが、夏場の猛暑では2台のクーラでは能力不足に陥った。
幸いにして現在は3台のクーラが接続されているので事なきを得た訳だが、本来ならば大型クーラ一台にした方が効率が宜しい。
なお現在使用しているのはLX-110AXが2台とLX-150BXである。
添加剤関係は相変わらずKENT製を使用しているが、米国テロの影響で海外からのケミカル類輸入が制限されて困っている。
もう回復しただろうか。
在庫は既に使い果たしてしまっているので、新たに輸入しなくてはいけない。
どうせ塩化物主体なのだから試薬で代用しようかとも思っているのは事実だし、ドジングポンプのチャネル数にも余裕があるのでS&S次期連載記事に向けて自作添加剤でやってみるか。
ナンヨウハギが死亡した。
原因は不明である。
ある時から水槽の隅で元気を失った状態が続き、それでも1ヶ月以上に渡って生存はしていた。
外観上の異常はなく、病気だとは思うのだけれどどこが悪いのか解らない。
このナンヨウハギは購入当初の白点病にも耐え、淡水浴にも耐えて元気にしていたもの。
そうしているうちに、朝起きて水槽を見た妻が「魚が飛び出している」と。
急いで見に行くとナンヨウハギが飛び降り自殺して居るではないか。
水槽の隅で殆ど動かず、明らかに弱っていた彼に水槽を飛び出す力が残っていた事が不思議でもあり、床ではね回った痕を見るに至っては、せめて水槽の中で最期を迎えて欲しかったと思った。
さて来年であるが、このままの状態で水槽を維持していくか或いはリセットに近い形で組み直しをするかと言う所。
ただ、時間的な事もあり岩組のし直しは難しいかも。
本当のところを言えば水槽面裏側などに付着したコケをキレイにして、岩組もし直したい所なのだが…