熱帯魚を飼う(11)
■ '99/04/25
先週から密かに実験していたこと。
それはADAのStep2添加で本当に黒ヒゲが発生するのか?である。
一旦黒ヒゲが治まった後、毎日2cc(規定量は20リットルに対して1ccなので標準量の1/3以下)の添加を行ってきた。
で、今日細かく観察してみるとグロッソスティグマの葉に黒ヒゲが観測されたのだ。
さっそく1/3の水交換を行い、今後はStep2を添加せずに様子を見ていきたい。
ウォーターウイステリア(原種では無さそう)は高光量下で育てると茎は上に伸びずに地を這う。
コイツは一枚の葉からでも根を出して増殖する強靱な成長力を持っている。
ブラックモーリーが2匹見あたらない。
よく見ると1匹の死骸を発見..もう一匹はどこだ? 残った3匹も、その中の1匹が元気がないように見える。
モーリーはグッピーの仲間(卵胎生メダカ)で神経質なところはないと思うのだが..今日の室温は23℃、半袖で丁度良いような陽気である。
60cm水槽の水温を見ると設定温度の26℃に対して27℃だ。
20W×4灯は厳しいのかも知れない。
気化熱クーリング用のファンを用意せねばなるまい。
家中が湿気だらけになりそうな気がするが..CPU冷却で使ったペルチェでも稼働させてみようかな? コイツは150W程度のパワーがあるので60cm水槽なら多少は効果があるかも知れない。
断熱性の比較的良好なガラスだが、ガラス面にヒートシンクを張り付けてファンで冷却したら効果はあるのだろうか?今年の夏の目標値だが、出来ればクーリングファンのみで室温27℃(クーラがある)時に水槽水温26℃位を目指したい。
60cm水槽の濾過はエーハイムの2222で行っているわけだが、排水ホースの汚れで流水量が低下してくると濾過能力不足の感じがする。
さほど飼育密度は高くはないが、2426程度の能力は必要なのではないかと感じる次第だ。
しかし60cm水槽のフィルタは水槽と並べて設置してあり、2426では水面よりフィルタ上部の高さが高くなってしまうので設置が出来ない。
■ '99/04/27
水温が上がる..日中の最高気温が25℃に達しようとしている中、午後五時頃に会社から自宅に電話を入れて水温を見て貰うと、90cm水槽60cm水槽共に26℃だった。
90cm水槽の設定水温は25℃で60cm水槽が26℃だから、90cm水槽は1℃上昇している。
が、これは午後5時の消灯後の水温なので午後3時頃にはもっと高かったかも。
60cm水槽の水温が上がっていないのは、蛍光灯を水槽面から20mm程浮かせてガラス蓋を取り払ったためか?水温対策のためにACファンを買ってきた。
ジャンク屋で新品と称するそれは\600だった。
漏電時の安全性を考えると12Vの物が良いが、電源を用意するのも面倒なのでAC用にした次第だ。
とりあえず水槽と照明器具の間に入れて、照明器具を水槽から(ファンの高さ=8cm)浮かせる実験をした。
しかし照明器具が水面より離れたために水槽前面がかなり暗くなってしまった。
(浮かせた照明器具は水槽後部の32W×2灯用)うーん、同風板でも作って設置しないとダメみたいな感じ。
ファンで強制冷却すると炭酸ガスがかなり逃げるに違いない。
室温まで下げるのなら自動車用の小型ラジエータかオイルクーラが使えそうである。
2222一台で行っている60cm水槽の濾過能力を上げようと、フィルタ置き場を検討した。
しかし2222もエアを噛んで居る位なので、水槽横に置く事は不可能だ。
60cm水槽は下駄箱の上なので、フィルタを下におろすと邪魔だし高低差も大きくなる。
現在の場所に2426を置く事は出来ない。
しばらくは2222で我慢して、2〜3日ごとにフィルタを揺すってエアを吐き出させるしかないのだろうか。
60cm水槽にチビが買ってきた(ねだられた)ベタを入れた。
■ '99/04/28
底床肥料としてテトラのイニシャルスティックを埋めた。
コイツは溶けやすい&形が一定ではないのでちょっと使いにくい。
しかし即効性(液肥程ではない)と言う点ではジャレコのフロラスティックより優れている。
ジャレコのものは長時間効き目が持続する(底砂の中で溶けにくい)ので、適度に両方を使えば良いのではないかと思った次第だ。
底床もそろそろ安定してきたと思うので、イニシャルスティックを入れても大丈夫だと思う。
なお分量は規定の1/3程度とした。
60cm水槽のグロッソスティグマが若干白化現象を起こしているので、こちらにはADAのアイアンボトムとイニシャルスティックを入れた。
これでコケが出たら急いで換水だなあ..減少に転じている黒髭だが、グロッソの葉にも付いている。
葉の緑の部分が無くなっているのは、何らかの生物がコケを食べるときにむしり取ったのだろうか? そう言えば穴だらけになったグロッソの葉もある。
黒髭の減少は発生量より食われる量が多いだけかも知れない。
水槽前面のガラスの底砂の間に付く茶色のコケ,目立ってきたらテレホンカードを使って削っている。
■ '99/04/29
底床肥料も入れたので、その破片が水中に少し舞い上がった。
で、今日は水を換えた。
90cm水槽は黒髭洗浄のため、バコパを引き抜いて木酢液洗浄。
これでオトシンクルスが食ってくれる。
水換えついでに90cm水槽の2228を掃除した。
セットして初めての掃除かな?60cm水槽の2222は給排水ホースを掃除して、流水量2割アップって所だ。
■ '99/04/30
黒髭の付いたグロッソの葉をカットした。
よく観察してみると穴だらけになったグロッソの葉がある。
黒髭と共に食われちゃったのだろうか?それにしても黒髭はしぶとい。
グロッソなど生長が早いから良いが、成長が遅くてデリケートな(つまり、木酢液で洗えない)葉に付いたらイヤだな。
底床肥料の影響だとは思えないが、以前に一度木酢液洗浄を行った水草に黒髭を発見した。
減少に転じていると見せかけて、目立たないところで生きている訳ね。
黒髭観察のついでにウイローモスとアヌビアス・ナナをバッサリ切った。
これで少しは涼しげかな?しかし不思議なのは60cm水槽では黒髭が全く見られないこと。
ADAのNAランプよりPG3の方が藻が発生しにくいとか??32W管でPG2等があれば試してみたいところだが、32W管自体がまだまだマイナーな感じ。
黒髭の元が無いからなのかも知れないが、だとすると90cm水槽の黒髭はどこからやってきたのか? たまたま買ってきた水草に付いていた,とすると、60cmも平等だ。
60cm水槽の方は緑のコケが増えている。
生物兵器もキャパシティオーバか? 60cm水槽は濾過能力も低いので、ある程度仕方ないとはいえ何とかしなくては。
後景に使っている名前を知らない草,ホトニアの葉を小さくしたようなヤツで、思い思いの方向に伸びていくのもホトニアと似ている。
が、ちょっと気に入らないのでホトニアに植え替えようかな? 明日は(特売日なので)ショップに行ってみよう。
■ '99/05/01
昼からショップに出かけていくとオトシンクルス(ネグロ)がパックになって安売り中。
つい手が出てしまう(笑)他にホトニアとブラックモーリーも買う。
こうして水槽内は狭くなっていくのだ。
器具類も安売り品はあったようだが、ショップ曰く「目玉商品狙いは開店数時間前から並んでいる人が居ますよ」と。
...私にそれほどの情熱は、ない。
ピートを1パック買ってきた。
濾過材の代わりに入れるのも気が乗らないので、炭酸ガスミキサーに入れてみた。
ピートってのは流木のカスみたいなモンだ。
ちなみに園芸店で買うと安いが、粒が細かすぎたり混ぜもの(主に肥料や石灰)があるので注意したい。
分量が少ないのでpH変化や硬度変化が出るのか定かではないが、投入数時間後にはKH=3,GH=4
で下がったというか誤差範囲というか..緑のコケ対策のため60cm水槽は昼間も消灯中。
餌も少し我慢して貰う。
90cmの方は32WをADAのNAランプからPG2に変えてみたいと思っている。
が、これは一般に出回っていない。
ショップに注文すれば入るらしいのでそのうち考えよう。
90cm水槽から引っこ抜いた(名前を知らない)水草はコブラグラスと一緒に屋外水草ファーム(バットに水を張っただけ)に移した。
これも水上葉になるのだろうか?コイツは成長が遅くて葉が繊細なのでレイアウトには使えるのだが、屋外リハビリで枯れるのか?それともまっすぐに育つのか?今日も黒髭に負けずグロッソは酸素を出している。
流木を引き上げて、流木に活着させたアヌビアス・ナナをトリミングする。
食われて穴だらけになった葉を切り取り、根も短く切りそろえた。
ナナはこんなことされても決して枯れない(笑)ちなみに根(茎というのか?)をいじめると葉っぱが小さくなる。
同じく活着しているウイローモスもはぎ取った。
でもまだ残っているから3週間位するとボサボサに生えてくる。
ウイステリアも大胆にカットして植え替えた。
コイツも水槽を占領するほどの勢いで増える。
パロットフェザーはエビに食われたのか?裸にされてしまっているものがある。
コイツも生長が早いので餌に徹して貰うか..イニシャルスティックを入れたことによるコケ発生はないようだ。
黒髭の方は増えているようでもあり、そうでないようでもあり,って感じ。
コケ退治中の水草トリミングはやめた方が良いのだけど、あまりに増えすぎて見た目が悪くなったから仕方ない。
大きいコリドラスが最近痩せ気味だ。
餌をとるのがヘタなのだろうか? ちょっと心配。