熱帯魚を飼う(112)
■ '02/08/18
導入後始めて微量ポンプのチューブを交換した。
チューブ劣化による液量誤差は測定していないが、ダメになる前に交換しておこうというわけだ。
ちなみにヨウ素(TECH・I)を使用していたチャネルのホース劣化は皆無だった。
イオンメータはpHとNa+を測定している。
pHは消灯後徐々に低下する。
Naイオンは標準海水で10.5〜10.6g/lであり、これに沿うように調整している。
塩素イオンも同時に測定したい所だが、基準電極を1本しか持っておらず未だに買い足していない。
また塩素イオン電極はヨウ素に侵されるので、紫外線などでヨウ素を分解してから電極に海水を導かないと寿命に影響が出るかも知れない。
そのヨウ素濃度はここの所全然上がっておらず、ヨウ素試薬がおかしいのではないかと思うくらいだ。
ヨウ素陽イオン電極も持っているが、こちらはSに反応してしまうのでイマイチ使いにくい。
Caイオン電極もそろそろ選択性イオン透過膜を交換しないといけないだろう。
pH電極は、以前から使用していたもの(ホリバ製)が感度不足になってきた。
KClを交換し電極を洗浄して感度はギリギリ許容範囲内になったが、海水の中に2年も浸けておけば寿命が早まるのかも知れない。
ちなみにホビー用電極は使用後半年くらいで誤差が過大となり、校正してもホリバのものと同じ値を示す事はなくなった。
KClは未だ入っているのだが、やはりホビー用の限界だろうか。
交換用のセンサ価格はホリバ製と余り変わらないのに、製造原価には大きな差があるのだろう。
pHメータは(グラフ表示は出来ないが)ホリバ製をもう一台所有している(Caイオン量はこれで測定している)ので、上の写真のイオンメータにはNa+とCl-のチェック用に使用したいとは思っている。
I-用の電極も持っているのだが、これは上記の通りSに反応するので常時使うわけにはいかない。
究極的にはイオンメータのインタフェース、微量ポンプのインタフェースを使用して足し水やNa+イオン量の自動調整が出来ればベストだろうか。
現在はタイマーによるオープンループの足し水装置なので、季節が変わる(湿度が変わる)度に調整しないといけない。
もっとも、それほど神経質ではないので手動調整でも良いと言えばいいのだけれど。