熱帯魚を飼う(114)
■ '02/08/26
朝水槽を見るとソハールの体色が極めて悪い。
人を見ると近づいてきて餌をねだるのに、今日はそれもない。
一体どうしたのだろう…
■ '02/08/27
ソハールは相変わらずなのだが、フレームエンゼルが死んでしまった。
コイツは60cm水槽時代から居たヤツで、その後の90cm水槽時代を経て現在まで生きていた。
ちょっと太り過ぎかなと思うくらいの体型だったが、発色が良くて綺麗なヤツだった。
■ '02/08/28
ソハールは幾分回復したように見えたが、今度はキイロハギが死んだ。
珊瑚の開きは良いから水が悪いとも考えにくい。
ナマコでも死んで毒を吐いたのだろうか?いずれにしても放置するわけにはいかない。
が、出来る事と言ったら換水だけ。
本水槽からも水を抜き、サンプ槽と合わせて450リットルほどの水を代えた。
換水後はソハールも幾分元気になったように見えるが、予想通り大量換水は珊瑚にインパクトを与えたようだ。
空気中に出ていた時間は30分ほどだったろうか。
活力のある珊瑚はそのまま何と言うことなくポリプを出しているが、余り調子の上がっていないヤツは溶けてくるのかも知れない。
換水ショックを多少でも和らげるために、比重は換水後の方が少し低くなるようにしたのに残念である。
これで魚まで死んだらやる気を失ってしまう。
■ '02/08/29
やる気を失いました…全滅です。
キイロハギもソハールも、ミナミハコフグも、ミズタマハゼも、エビも…サンゴはポリプを出しているので、病気だとしたらサンゴには感染しないものだろう。
毒だとしたら神経毒のようなものなのか。
とにかく550リットル近い水量があっても魚をさっさと殺してしまうのだから、水槽内は想像を絶するような状態になっていると言うことだ。
細菌性のものであれば殺菌装置が有効だったのかも知れない。
魚の弱り方がもっとゆっくりであったらな、再度水を代えたり或いは別の水槽に避難させたりする事が出来たのかも知れない。
しかし今回、朝方は普通に見えた魚たちがよる帰宅したら全部死んでいた。
一体何が起こったというのか←ガチンコ風に(笑)いや、笑い事ではない。
今後サンゴへの影響も出てくるのだろうか?今はリセットを考えはじめている。
もう少し涼しくなってきたら、一気にリセットしてしまおうかと。
そうそう、AFRが届いてこれを交換したのだが今度はESO(単なる電磁バルブ)が不良になった。
アチラを直せばこちらが壊れる状態だ。
次に壊れそうなものはブースタポンプかな。
今回もESO不良でから回しをしてしまった。
現時点では正常に動作しているが、この手の商品の寿命って意外に短いのかも知れない。
■ '02/08/31
生きているものはわずかなヤドカリのみとなってしまった。
キイロハギがいなくなってライブロックのコケが目立つ。
底床は比較的キレイでコケは生えていない。
ガラス面にもコケが生えない所を見ると、毒素(なんだか解らないけどこう書いておこう)はコケにも影響を与えていると言う事か。
ソフトコーラルも元気を失っている。
ウミキノコなど、小さく縮こまってしまっているし、スターポリプもポリプを出さない。
ミドリイシだけは元気にポリプを開いているのが不思議なくらいである。
ここ2〜3日、スキマーが大量の泡を吹いている。
死んだ生体で回収出来ていないものがあるためかとも思ったし、ソフトコーラルが隔膜糸を出しているのだろうか。
見た目には綺麗な水だし、微量元素量なども異常はない。
水温も正しく管理されているのに一体…添加剤をやめようかどうしようか迷ったが、現状はそのままにしてある。
現在添加しているのは以下の通り。
ヨウ素&カリウム→ヨウ化カリウム20gを2リットルの水に溶いて添加
ストロンチウム→塩化ストロンチウム40gを2リットルの水に溶いて添加
マグネシウム→硫酸マグネシウム20g+塩化マグネシウム50gを2リットルの水に溶いて添加
炭酸塩&Na補正→炭酸ナトリウム50gを2リットルの水に溶いて添加さて総リセットを行うべきなのか否か。
来月中旬頃まで様子を見て決めようか。
最近は良質のライブロック入手が難しい(或いは高価)から、現在のものを使い回したい所だが、毒素はどうなるのか。
底砂は入れ替えるとして、今度は少し粒の大きなもの(1mm程度)にしてみようかとも思っている。
底砂は時間と共に最深部から溶けるようで、量はだんだん減ってくる。
それと砂粒自体も(溶けているのだから当たり前だが)細かくなってくる。
生体が全部ダメになってからのリセットなら時間がかけられるので、配管の掃除なども行いたいが、そうでない(事を願う)場合は短時間で作業を終わらせなければ生きている生体に大きなインパクトを与えてしまう。