コラム:KHとGH
GH或いはTHは全硬度或いは総硬度と呼ばれ、水に溶けているカルシウム,マグネシュームの総量を表すものでだ。 GH=1(dH ドイツ硬度)は1リットルの水にカルシウムイオンとマグネシウムイオンの合計が0.000178モルが含まれている事を表している。 (ppm表示だと17.8ppmになり、17.8mg/lになる)KHは炭酸塩硬度と称されることが多いのだが、正確には炭酸水素イオン濃度の事だ。 これが何故炭酸塩硬度かというと、カルシウムイオンやマグネシュームイオンは対としてのイオンを持っている。 その対の中の炭酸水素イオンだけを抜き出して表したものを炭酸塩硬度と呼ぶ訳だ。 炭酸水素イオンの他には硫酸イオンなどもカルシュームイオンやマグネシュームイオンの対となっている。 KH=1(dH)は1リットルの水に28.9mgのカルシウムが溶けていることに相当する炭酸水素イオン濃度があると言うことになる。 (相当する値であることに注意)一般的にKH測定はアルカリ度を求めて換算するので、必ずしもその測定が正確とは言えない。 (測定誤差によってGH<KHになることがある)なおKHとpHを測定すれば溶存炭酸ガス濃度が求めらる。 |