水槽レポート(132)
■ '04/4/17
キッチンの専用コンセントから水槽用にFケーブルを引いた。
最初は壁の中を通そうと思ったのだが、桟があって失敗。
仕方なく壁の見えない所、家具の後ろ側から一旦ケーブルを出して、床に穴を開けて床下に通し、それを水槽台内部に引き込んだ。
ウチは全配線2mm2の線材と20Aの個別ブレーカが付いている。
一般的には15Aのブレーカに1.6mm2の線材と言う感じだろうが、何かと電力を使う機器が多い昨今、多少でも無理が出来るようにとこうした訳だ。
この配線追加で理屈の上では20A×2=40Aまで使える事になる。
新配線の方は照明関係専用として、今の計画だと消費電力はおよそ1.3KW(ランプ出力の2割り増しとして)程度になるだろうか。
他のモータやクーラは今までの配線を使用する。
150Wメタハラ用安定器、オークションでの価格が1万円を超えたので深追いするのはやめた。
この電子安定器は意外に発熱量が多く、使用環境にもよるだろうが中古はちょっと不安な面もあるからだ。
最初は6千円を超えたら諦めようと思っていたのだが、ついつい1万円まで追ってしまった。
150W用電子式インバータ安定器は100V/200V共用型のHX1.5ESH1/2-12
定価2.75万円(実売2.2万円前後)がスーパークールに使用されているもの。
自作派もこのタイプを使用する事が多いようだ。
最近上記モデルがマイナチェンジして、型番がB1.5HX1/2,4-01
(実売1.5万円前後)になった。
定価は変わっていないようだが実売価格は多少安い。
形状が少し違うが仕様からすれば全く同じものと思われる安定器の品番は、OJ068025で、定価は4万円を超えるが実売価格は2万円ほど。
100V専用型電子安定器だと価格は安くなり、OJ068081で実売1.4万円前後だろうか。
海外製で有名どころとしてはフィリップス社製品がある。
定価は国内物と同程度なので、実売価格も似たり寄ったりかも知れない。
参考までに型番はEH-P 150CDM/MHN 100-242で、この後ろに枝番が付く。
200V仕様の銅鉄製安定器だと実売価格1万円以下というものもあるが、最近は〜150W程度までは電子安定器が一般的なようだ。
250W以上となるとさすがにやたら重い銅鉄製が主流になる。
ランプ自体もそうなのだが、価格的には150Wでも250Wでも400
でも大きく変わるものではない。
従って単位照度あたりのコストとしては、大電力バルブの方が安くなる計算だ。
150Wインバータ式安定器はB1.5HX1/2,4-01を注文した。
ランプはどうしようか。
スーパークール115の新シリーズも使ってみたい。
これまでのマリンブルーより照度の高いサンホワイトあたりはどうだろうか。
マリンブルーより色温度は高そうだが、サンホワイトとはこれ如何に。
これまでは全て散光タイプを使用してきたが、光の広がり具合の差はこんな感じだそうだ。
■ '04/4/18
ジャクノブランドのジャレコは一時倒産したのか。
ゼンスイも同じような道を歩んでいたはず。
ジャレコは会社としては現在も存続しているが、アクア用品からは(全部ではないかも知れないが)撤退したようである。
ここのマルチタイマーDX(4チャネルのタイマ)が欲しくて探して倒産を知った訳で、当然ながらマルチタイマーもない。
どこかに長期在庫品がないかと探してみたら、やはり持っている所があった。
不良在庫なのだから安く売ってしまえばいいと思うのだが、定価の1割引ほどの価格が付けられていた。
最盛期には安売り店で、定価の6掛け位で売られていたと思う。
現在ウチでは同タイマを2台使用しているので、多少高いなとは思ったが、この長期在庫品を買う事にした。
値段的にはNISSOの2チャネルタイマを2台買った方がお得なのだが、ジャレコ製のこのタイマは過酷な使用にも良く耐えてくれる所が気に入っている。
何しろ突入電流(と言うか、始動時電流)の大きなメタハラ250Wを2台と150Wのスーパークールを接続して3年間もノートラブルなのである。
メタハラをタイマに接続したらタイマのリレーが焼損した等という話は良く聞くから、リレーが燃えたら取り替えよう位に思っていたのだが、未だに正常稼働している。
コンセントあたりの負荷容量は300Wとなっているから、250
メタハラでギリギリという感じ。
突入電流(始動時電流)の大きな器具だと300Wはオーバするだろう。
ちなみに内部のリレーはオムロン製で10A容量のものが使用されている。
リレーが焼損したら同型のリレーに交換するか、SSR(あれば)に変えるという手もある。
コイル電圧は12Vだ。
内蔵の時計も余り狂うことなく動いている。
(内部で調整可能)デザイン的には賛否両論というか、ハッキリ言って格好悪い。
NISSOのものにしたって褒められたデザインとはとても言えない。
オーディオタイマー並みにしろとは言わないけれど、もう少し何とかならなかったかなぁ。ジャレコ製は他の製品と共通ケースだったようだから仕方ないのかも知れないが。
■ '04/4/18
水槽メーカから連絡があった。
ガラスのクリーニングが今週中位に終わり、来週にも接着にかかれるとのこと。
接着&乾燥は10日あればいいという事なのだが、完成は連休明けになってしまう。
ガラスのクリーニングは(おそらく)専門工場で行われるのだろうが、それにずいぶん時間を食われてしまった。
水槽メーカの方から、強度重視であればフランジを付けてはどうかとの提案があった。
以前にも書いたがフランジによる強度上昇はかなり大きいし、最近は塩だれなどを防止するためにフランジを付けるパターンが多いのだとか。
今日はジャレコのタイマーとアストロビームライトが配達されてきた。
アストロビームライト3連はなかなか良い感じ。
アストロビームの間にスーパークールも丁度良く収まるが、新型の方は全長が長くて取り付け位置をもう少し上げる必要がある。
旧型(黒い方)はピッタリサイズなのに。
左右アストロビームライト間は70cmのスキマがあり、中央のアストロビームライトの横幅30cmを差し引くと左右に20cmのスキマがある計算。
スーパークールの直径は約15cm(新旧で違い、新型の方が大きい)と言った所。
だから計算上はアストロビームライトが4台並ぶ(笑)
■ '04/4/19
水槽に関して。
シリコン接着の大型水槽は、多かれ少なかれ水漏れ(シリコン剥離)の心配があるらしい。
その為にシリコン面を多く取ったりする対策が取られているとの事。
フランジはやはり強度アップには大変有効だそうだが、見栄え的になぁ…サッシュクランプみたいなもの(の、もっと見栄えの良いもの)でも作って押さえた方が良いのか。
メタハラ、新調したアストロビームライトにはアストロビーム球が付いている訳で、せっかくだから照度と色の感じを測ってみようと思った。
照度計はsanwaのものを手配済み。
これは40万luxまで測れて、しかも安価である。
球の交換時期もこれで分かるに違いない。
UVパワーメータもヤフオクで見つけた。
色温度計も欲しかったのだが、これは価格が高すぎる。
しかも高精度測定は難しいらしく、光源のスペクトルによっては正しい値を表示しないのだとか。
そこで簡易的なカラーチャートをメタハラで照らし、ホワイトバランスを固定したデジカメでそれを撮る方法で比較してみようかと思っている。
せっかくならスーパークールの新しい球も加えたい所だが、入荷数が少ない(横浜のショップ談)らしく在庫切れだった。
■ '04/4/21
150Wメタハラインバータが送られてきた。
従来品より小型になったという謳い文句で、確かに小型化はされているが極端なものではない。
従来は鉄の板金ケースに塗装仕上げだったが、新型はアルミ製になっている。
見た感じアルマイトなどの処理はされていない感じだ。
ベースフレームがアルミ押し出し材なのは従来通りだが形状は異なる。
なお内部基板にはこの会社のロゴが入っていた。
当然の事だがスーパークール115は問題なく点灯、安定器の発熱は従来型と変わらない感じである。
長期使用したければ風通しの良い場所に設置するか、強制空冷(現在使用中のものは水槽台の中に安定器を設置し、12Vの小型ファンで強制空冷している)が必要だろう。
メタハラの150Wはコストパフォーマンスが余り良くない。
銅鉄製安定器にしても、おそらくスケールメリットだとは思うが250W用安定器の方が実売価格が安い。
6500Kの球とセードと安定器のセットで2万円ほどで買えるわけだから。
例えばアストロビームライトだが、定価は10万円近い。
通常この手の商品だと原価率30%程度ではないかと思うのだが、安定器が\6,000で球が\15,000で灯具が\10,000という感じだろうか。
そのアストロビームライトも掃除した。
内部の反射板は1mm厚ほどのアルミ板で、剛性などは全くない。
ペラペラである。
と言っても強度がかかる場所ではないので性能上の問題はない。
余談だがTFWの反射板はもっと薄く、アルミフォイルみたいな感じだ。
筐体は鉄製に塗装仕上げだから、塗装が剥げればさびが出る。
ねじはステンレス製が使用されているので錆びない。
構造は簡単なものだから、図面さえ書けば板金屋さんで製作は可能だろう。
作るとしたらアルミ板を使用して、梨地アルマイト仕上げが良いのではないかな。
内部は熱と埃で多少汚れていた。
ガラスはたまに掃除しているが、内部まで水洗いしたのは初めてだ。
これで多少は照度アップが望めるだろう。
ついでに管球上部のエンボス反射板にアルミテープを貼った。
アルミテープと言っても0.2mm程度のアルミ板に糊が付いているようなもの。
糊は熱ですぐに駄目になるだろうから、アルミテープ自体を曲げて、オリジナル反射板に被せるように装着しておいた。
ここは熱をもろに受ける場所で、メタハラ発光部の真上が黒っぽくなっていて、洗剤で拭き取っても完全に綺麗にはならなかったのである。
本当はステンレス板を貼りたかったのだが手持ちがなかった。
TFWのサンライトH70の反射板も黒っぽくなっている。
掃除しても黒い縞模様的な汚れは取れないようだ。
メタハラテスト第二弾、カラーチャート測定その他を行った。
球を変えて→点灯して→安定するまで待って→写真を撮って→冷えるまで待って→球を変えて…何と疲れる作業なのか。
■ '04/4/23
プラケースのミドリイシ、全く元気なし。
水の状態も悪くはなく、光が弱いとは言っても当てていない訳ではない。
でも光が弱いんだろうな。
庭に出したバケツの中には死んだミドリイシが沢山…水槽が来て、コイツがすぐに安定してくれないと又死ぬだろうな。
それを考えると憂鬱である。
>