水槽レポート(137)
■ '04/5/22
水槽をセットした状態、水槽の上に硬質発泡板を置いた状態でメタハラ照度を測定した。
現状を測定しておく事で球の交換時期を見定めようと言うのが目的である。
なお今回はUV値は測定していない。
灯具下側から発泡板までの距離は125mm程と近い。
スーパークールは旧型の方が球から発泡板までの距離が短く、新型は少しこれが長めになるので照度値が低く出ている。
灯具
球 |
照度(KLux) |
アストロビームライト
アストロビーム(左) |
59.9 |
アストロビームライト
コーラルグロゥ(中央) |
99.3 |
アストロビームライト
コーラルグロゥ(右) |
88.2 |
スーパークール(左新)
マリンブルー |
83.2 |
スーパークール(左旧)
マリンブルー |
111.5 |
スーパークール(右旧)
マリンブルー |
103.2 |
TFWサンライト70
ブルー球 |
39.4 |
同じアストロビームライトに同じコーラルグロゥを入れた、中央と右側の照度値が1割ほど違う。
球そのものの違いとして目で見て分かる所は色温度の差だ。
どう見ても右側のコーラルグロゥの方が青っぽく、アストロビームに近い色合いなのだ。
中央の、つまり明るく測定された球は右側のものより白っぽい。
もう一つは灯具による差。
と言うのも、中央の灯具は買ったばかりの新品状態なのに対して右側のものは3年余り使っているもの。
球の真上の反射板が黒っぽくなってきたのでアルミテープを貼って補修はしたが、今ひとつ反射効率が宜しくないのかも知れない。
下から見上げるように灯具内の様子を見てみると、アルミテープの方は明らかに反射効率が悪い。
実は表面がツルツルで良く反射しそうなアルミテープも買ってあるのだが、面倒で何もしていない。
なおガラス面などは綺麗に掃除してある。
さすがに全部のメタハラが点灯すると明るい訳だが、全点灯からほんの1時間ほどでクーラが回り出す始末。
やはり屋外設置型の大型クーラがないとこの夏は乗り切れそうにない。
状態の良いライブロックのみ水槽に移した。
この位隙間があると水流用のノズルから噴出する海水の圧力で底砂が掘れてしまう。
ライブロックを沢山レイアウトすると水流は弱くなる。
消波ブロックのようなものだ。
TFWのサンライト70Wは結局左側に移した。
ここはスーパークールにすべきか否か悩んだ所。
スーパークールのディープブルーはアストロビームより更に青いから、これなど使ってみても面白いかも知れない。
水槽台の中には3台のスーパークール用安定器が入っている。
こいつらの出す熱が意外に多くて、水槽台内部の温度は軽く30℃を突破する。
一台の安定器は水槽台の鉄製支柱に沿わすように取り付けたのだが、コイツは支柱を暖める勢いで発熱している。
コイツだけ強制空冷を行っていないので、後日ファンを付けねば。
おそらく雰囲気温度40℃なんて事になるだろうから、自然空冷では可哀想だ。
照明全点灯時の電流を測定してみると約16
だった。
公称ワット数は合計で1270W、安定器が2割ほど電力を消費しているとすると1524Wでほぼ計算通り。
クーラやポンプその他の消費電流は11Aだった。
クーラが何台稼働しているか床下に潜ってみないと分からないが、11Aも流れているのだから最低2台は動いているだろう。
これに揚水ポンプやスキマーその他のモータの電力が加わった値が11Aである。
水槽の修理代金、水槽メーカに支払う分は本当に実費程度だった。
少し儲けるぐらいでも良いんじゃないのかなと思うのだが、もちろん私にとっては有り難い。
何しろ輸送量などが往復で14万円以上かかっているのだから。
今になって思うのは、ウチから水槽を運ぶ時にはシリコン部をカッタか何かで切断してしまって平ガラスとして送れば良かった。
そうすれば少なくとも水槽を水槽台からトラックに乗せるための工賃である4万円は節約出来た計算になる。
もっともバラしてもガラス1枚の重さは100K
近くになるのだろうから、2人で運べるかどうか。
送料自体はチャータトラックにしては安いかなと思う。
赤帽などでも長距離になると往復分の運賃を取られるし、混載貨物で送るにはちゃんと梱包する必要がある。
シリコン面を見てみると、表面がツルッとした感じになっている。
どうやら接着用シリコンの上に何かが塗ってあるようだ。
これがメーカの言う所の「進化の証」なのだろうか。
シリコン表面に1mmに満たない厚さで塗られている何かがシリコンへの吸水を防止するのだろうか。
状態がマシなライブロックを水槽に入れる時、シャコの発見に努めたのは言うまでもないのだが残念ながら発見出来なかった。
もっとも怪しいライブロックは入念に、パワーヘッドで水を掛けたり振ったりサカサにしたりしたがシャコは居ない。
う〜ん、透明なシャコかな。
確かにプラスチックケースの中でもパチパチというあの音は響いていたのに。
そしてライブロックを入れて数時間…不気味なパチパチ音が水槽内で響いた。
一体どこにいるのか。
今なら見つけ次第ライブロックごと取り出す事が出来るのに、姿さえ見えないのである。
ライブロック、本日届くはずだったのに荷物は来なかった。
沖縄系ショップで納期が守られるのはcpf位なのかなぁ。納期遅れの連絡をくれる所は未だ良い方で、こちらから問い合わせて初めて連絡をくれるという所もある。
通販だと荷物問い合わせ番号などを知らせてきたりするのが当たり前のようになっているが、違うのだろうか。
問い合わせ番号を貰っても意味をなさないのがゆうパックだ。
確かに荷物の追跡は出来て居る風を装ってはいるのだが、配達された(つまり、その荷物は私の手元にある)時点でも、Web上の荷物追跡ページを見ると発送元の郵便局で受け取った状態になっている。
郵便局員に言ったら「更新が遅いみたいですね」の一言で片づけられてしまった。
ウチの水槽台は奥行き550mである。
450mm奥行きの水槽を乗せて充分余裕があるようにと100mm広くしたのだ。
だからギリギリまで使えば奥行き550mmの水槽も乗せる事が出来るし、水槽台をちょっと改造すれば奥行き600mmも夢ではないのかなと思ってみたり。
そうそう、水槽のシリコン面の開き防止にハタガネってヤツを改造使用してみた。
■ '04/5/23
照明点灯は順番に行っている。
何も自然の太陽の差し込みをシミュレートしたというような大げさなものではない。
単に起動時電流を分散させたいためだけ。
露出をF5.6,1/128に固定して撮ったので、いささか露出オーバになっている。
全点灯時の露出を見ておいて、そこに設定すれば良かったのだが面倒だったので適当に決めた結果がこれだ。
照明が増えたためもあり、結構明るい訳ね。
水槽左側は深場系のミドリイシをレイアウトしようと思っているのだが、ちょっと明るすぎるかも。
ハタガネだが、押さえ長さ調整出来るように蝶ネジみたいな物が付いている。
これは見栄え的にとっても邪魔なものなので、早速切り離してしまった。
材質はステンレスらしいが、ネジ部は軟鉄だった。
こうしてガラス面を押さえている。
水を張らない状態でハタガネの長さを調整しておき、その状態で水を張ったが水槽は膨らまないようでハタガネはスッと取り付けられた。
シリコンの剥離は水圧でガラス面が長期間にわたって押されるために、徐々にシリコン面が開いてしまうのが原因とされている。
シリコンは水分子を通すので徐々に強度も低下するのだろう。
強度が低下すれば水圧に負けて接着面が開き、そうすると密度&強度が低下して更に水に弱くなり、やがて剥離という事か。
と言う事で、気休め的対策ではあるがハタガネを取り付けたという訳である。
強度が高く海水腐食に耐性のある金属を削りだして作れば見栄え的には数段良い物になろうかと思うのだが、ハタガネだって意外に悪くない。
↑負け惜しみとも言う。
いずれにしても余り目立たないから良いだろう。
EHEIM-2222の水漏れ、ワセリンを塗って誤魔化していたがガスケットを交換して修理完了。
ついでにインペラも交換した。
実は以前カルシウムリアクタメンテの際に水のバルブを開け忘れて数日。
床下で何か音がして居るなぁと思いながらも、何せ床下での出来事なのでなかなか気づかなかった。
その音が大きくなってきてやっと気づいてバルブを開けたら何事もなかったように動作し始めたのだが、インペラの下部のプラスチック部分が若干減ってしまっていた。
で、ついでにこれも交換したという訳である。
最初にEHEIM2222を買った時、ショップにはジャレコのパワーフィルタも陳列されていた。
価格的にはジャレコの方が安かったのだが、ショップの店員の「信頼性とパーツ供給の安心さ」の言葉でEHEIMにした覚えがある。
確かにこれは正解で、信頼性は高いしパーツは簡単に入手出来る。
もしもジャレコ製を選んでいたならば、今はアクアリウム事業から撤退したジャレコの事、パーツの入手は不可能だったに違いない。
今日も朝からクーラが入った。
肌寒い位の気温にもかかわらず、である。
クーラはKDA500で足りるだろうか。
冷却能力は1200Kcalで消費電力580W(共に50Hzの値)である。
(ゼンスイのカタログ値)現在は150BXの450Kcalと110AXの300Kcalの合計750Kca
が動作している。
もう一台の110AXは今のところ動作していない。
110AXは消費電力230W,150BXは260Wだから、全部が動作した時は1050Kcal/720Wという所。
冷凍機は大型の方が効率的という見本のような組み合わせだ。
私の場合は設置場所の問題があったとはいえ、小型クーラの複数台使用という非効率なシステムになっている。
KDA500で足りなかったら…そう思うと価格もさほど変わらないKDA1000と行きたい所なのだが、今度は200V配線を引かなければならなくなる。
台所用の食器洗浄機とコンビネーションレンジ用に専用配線が来ているから、どちらかをつぶせば…等と考えないでもないのだが。
結局東京のショップNで相談してKDA-500を持って帰ってきた。
そこではウチより水量が大きいショップの水槽に、メタハラだって総電力1KW以上、鈴なり状態で照らしていても冷却能力は大丈夫だという。
このKDA-500はカナオカ製なのだが、ゼンスイとカナオカ、どちらが作っている(作らせている)のだろうか。
ナカムラのNC400も同じらしいのだが…或いは単に韓国メーカから(OEMではなく)買って来て日本語の取説を付けて売っているだけかも知れない。
輸入元は海遊工房という会社で、これはカナオカ機材の関連子会社らしい。
業務内容が"製造"ではなく"販売"なので、ここを商社として使っていると考えるのが妥当か。
そのカナオカの取説によると、消費電力は650Wとなっていて電源周波数による区別はない。
ゼンスイのカタログだと650Wは60Hz時であり、50Hzの時には580Wだ。
冷却能力は50Hz時に1.0KWとなっている。
1KWは約680Kcal/hになるのかな。
ゼンスイのカタログだと1200Kcalなのだが。
DCインバータタイプなら電源周波数による消費電力に差が無くても不思議ではないが、そうではないKDA500なのだからカナオカの取説が怪しい可能性が大きい。
ま、とにかくコイツを屋外に設置して配管を引き、現在使用しているLX-110を外す事にしよう。
ちなみにLX-150の方は配管の都合&KDAが故障した時に備えてそのまま配管しておく事にする。
設定温度を26℃程度にしておけばいいだろう。
設置場所の関係から言わせて貰えば、KDA500の配管が下の写真向かって左側にある訳だが、これは右側にあって欲しかった。
筐体を開けちゃうのはF&F位だろうか。
筐体の剛性不足をネジ本数で補うという、古典的な設計である。
オマケに背面のネジ3本のうち、付いていたのは中央一本だけだったんですけど〜
コンデンサ(電気のそれではない)が青色アルマイト処理という所が韓国っぽい感じ。
左側の断熱材で囲まれた所が熱交換機、右側の銅管がコイル状になった下の部分がコンプレッサだ。
ちなみにコンプレッサは松下製なので信頼性に不安は無さそうである。
筐体がプラスチック製のためか、これが意外に軽い。
重さはLX150並なのではないだろうか。
従来水槽内で水流用として使用していたRio3100
なのだが、これを再度水槽内への設置を試みる。
ライブロックの裏側とか、見えない場所、いや、こんなデカい物を隠すのは大変で、見えないと言うよりは見えにくいかなと言う感じにしかできなかった訳だが、とにかく設置してみた。
美観的にはまあ我慢しようって感じにはなったが、作動音は我慢出来なかった。
モータの振動と言うよりはジリジリ音が気になって仕方ない。
F&F水槽は無音とまでは行かなくても、主要機材を床下に追いやった静音仕様なのだ。
その静音水槽をRioはぶち壊してくれる。
って、これは前から解っていた事なのだけれど、底砂やライブロックの汚れを吹き飛ばすためにあった方が良い訳ですよ、強力なヤツが。
■ '04/5/24
クーラの配管、ホームセンターに行ってVP25のエルボを買い占めてきた。
と言っても12個ほど。
在庫が少ない時には数個しか手に入らなかったりする。
配管は全部VP25で水槽まで行うが、ポンプの出口のみホース→VP20→異形ジョイント→VP25となる。
塩ビ管は2mのものを4本買ってきて、殆ど全部使ってしまった。
水槽の水を抜くのが面倒だったので、揚水ポンプの一台のみを停止して作業を行った。
水槽の水が逆流して来ないようにパイプに蓋をしておいたのだが、それでも多少は漏れてきて床下に塩水を散布してしまった。
完全防水(コンクリートは処理しないと防水にはならない)で下水配管付きのフィルタルームでもあれば良いなぁ。立って歩けるほどの天井高とまでは言わないが、せめて1.5mほどあったら嬉しい。
なんて言うとマンション住まいのアクアリストから石を投げられそうだが。
クーラ配管を行う前に、実験的に水槽水温を26℃まで上げた状態でLX-150とLX-110を稼働させて水温の下がり具合を見た。
26℃から25℃まで3時間ほどで下がり、その時点でLX-110が停止。
あとはLX-150が動作しっぱなしの状態で水温は安定した。
(LX-150の方が効率が良いので、先にLX-150
が動作する設定にしてある)今日は汗ばむ位の気温だが、おそらく26℃とかその位だったのだろう。
LX-150は止まる気配がなかった(水温も下がらない)ので、常時稼働状態でバランスしたという事である。
つまり日中はLX-150(260W)が常時動いているという事で、気温が上がってくればLX-110が手伝う形になり、それでも間に合わない時にはもう一台のLX-110がパワーオンする。
昨年は何日か3台稼働の日があった。
と言っても休みの日に気づいたのが数日であるから、日中締め切って出かけたような場合は室温が30℃以上に上がる事も珍しくなく、意外に3台稼働の日は多かったのかも知れない。
床下に潜ったり外の工事をしたり、散々苦労してKDAを取り付けた。
サーモコントローラはディジタル表示の温度計が付いた、ディジタル設定(0.2℃ステップ)タイプなのだが、この温度計表示が1℃程狂っている。
内部でアジャスト出来ないかと開けてみたが、固定抵抗を交換する以外に無さそうである。
制御はPICで行われていて、設定値はバックアップ(EEP?)されているので一安心。
さてKDAを起動させてみると、水温はみるみる下がっていき26℃から25℃まで下がるのに1時間もかからなかった。
再び温度が1℃上昇するのに2〜3時間かかるので電気代もお得になっているはず。
デューティー1/3弱なら平均190W程、さすがに強力&大容量冷凍機の効率の良さだ。
強力なのは冷却能力のみではない。
音も…筐体が振動する低級ノイズが派手に出ていて、これでは近所からクレームが来るのは必至。
コンプレッサ側のパネル接合部にシリコンを塗ったが、これで直っただろうか。
排熱も相当激しいが屋外設置なので余り気にする事はないだろう。
コンプレッサの音もさることながら、冷却ファンの音も大きく、それはルームエアコンの室外機よりもずっと大きい。
取説によると50Hz時の騒音は58dBだそうだ。
60Hzだと62dBとなっているから50Hz運転時の2倍以上の音圧レベルか。
屋外設置クーラと言う事で気になるのは冬場の冷却だ。
断熱はされていると言っても熱交換機も配管も屋外にある訳で、冬場はかなりの熱が逃げるのではないかと思う。
で、バイパス通路を作って冬場はバルブを切り替えようかとも思ったのだが、暖房された室内では冬場と言えどもクーラが必要になる位まで水温が上がる場合もある。
とすると、温度を見ながら電磁弁を制御するような仕組みでも作らないとダメかな。
或いは冬場はLX-150に任せておくという手もあるのだが、スマートじゃないなぁ。クーラは熱交換なので消費電力の2倍位の冷却能力はある。
ヒータの場合はそのものズバリの発熱量でしかないから電気がもったいない。
ヒートポンプ式加温機能付きクーラがベストだが、それを買うより電気代を我慢した方がトータルで見ればお得。
クーラと配管の分の海水が減ったので、人工海水を溶いてサンプ漕に流し込みながら、オーバフローした分を捨てるといういつもの方法で海水を補給した。
心配した圧損だが、流量自体はLX-110の時と変わっていないような感じである。
LX-110の内部配管はVP13なので、それに比較すればずっと抵抗は少ないという事だろうか。
出来ればポンプを大型化したい所なのだが、サクション側の抵抗が大きそうな感じ。
サンプ漕からVP30で引き、それを2分岐させて2台のポンプに接続しているのだが、片側のポンプを止めるともう一方のポンプの流量が増える事からも、サクション側の抵抗が無視出来ない事が分かる。
ポンプの吸水口はVP20かVP16ではなかったかな。
これ2台に対してVP30で配管しているのだから足りなくはないと思うのだが…そう言えば水流用ポンプも入り口がVP13相当で出口はもっと細い。
この入り口に接続するパイプはVP25を使用しているのだが、それでも抵抗になっているようである。
サンプ漕はアクリルなので、新たに穴を開ければいいと言ってしまえばそれまでなのだが、サンプ漕は床下から出す事が出来ないし、床下での穴開け作業は辛いものがある。
パキッとヒビでも入ったら大変だ。
そうそう、不要になったLX-110も床下から取り出せない。
LX-150を一旦取り出して、それからLX-110を取り出せばいいのだがLX-150を外すには苦労が伴うという訳で、LX-110はそのまま。
これが無くなると床下が広く使えて良いのだが、しばらくは我慢しよう。
照明もクーラもセットしたし、電気工事は26
日に行われる予定だし、これで大作業からしばらくは解放されそうである。
電気工事の時には1時間ほど停電するという。
UPSは持つだろうか。
もしも電池切れになると本水槽の水位が低下してサンプ漕がオーバフローし、再びポンプを起動した時にはサンプ漕の水位がかなり減ってしまう。
で、海水補給という作業を行わなくてはならなくなって面倒なのだ。
ORP計、今までは電池で動作させていたのだがサリニティモニタと同じ外部電源(単に12VのACアダプタの出力を78L09で安定化しただけ)に接続した。
ら、表示値がすごく低くなってしまった。
電池で測ると…やっぱり低いがそれでも+280mV程度はある。
外部電源にすると+100mVととかそれ以下の表示になってしまう。
ノイズかな?サリニティモニタの電極と干渉しているかな?
■ '04/5/26
ライブロックは29日入荷予定。
ベントスパックも29日に入荷予定である。
水槽の様子だが、コケが生える事もなく底砂は真っ白状態。
このままコケなど生えなかったらいいのにと思ってしまうが、そうそう都合良くは行かないだろう。
ミドリイシは4個体ほどしか残っておらず、その中の一つはかなり白化が進んでいる。
2つは真っ茶色という感じ、残りの一つは以前の全滅事件にも負けずに生き続けていたもので、すっかり色を失ってはいるが死んではいない。
結構丈夫なヤツなのだ。
pHは日中で8.2程度、夜間は8.1弱という感じ。
その他水質は測ってはいないが、吸着剤入れの2222にはリン酸吸着剤を入れてある。
午前中に電気工事が行われた。
東京電力ではなく、工事屋さんが電柱からの引き込み線を太いものに取り替えるのだった。
60A以上の場合は東京電力は関与しないという事か。
配線変更の間30分ほど停電した訳だが、UPSは余裕充分で、おそらく2時間程度は揚水ポンプをバッテリ駆動出来るのではないかと思った。
工事も無事に終了して10KVA(片側50A,合計100
まで使える)になったから、ブレーカ落ちは考える必要はないだろう。
もっとも極度にバランスが悪ければ別だが。
クーラが入っていない状態での、各ポンプ類のみの消費電流は5A程度だった。
だから500W食っているという話しではなく、例えば水流用ポンプは消費電力20Wに対して、消費電流は0.55Aとなっているから力率は36%しかない計算だ。
おそらくポンプ類はこの程度の力率だろうから、実際には200W程度の消費電力という事か。
では実際はどうなっているのだろうか。
揚水ポンプが120W,水流用ポンプが平均2台稼働していたとして40W,スキマーのポンプが2台で76W、ここまでの合計で216Wだ。
更にEHEIM-2222が2台で16W、1250の28Wを加えると260Wとなる。
ただしフル負荷で動いている訳ではないので、カタログ数値いっぱいまで電力を消費しているという事ではないはず。
スキマーモータの76Wは大きいようにも思うのだが、HSAやバレットなどだと250W級のモータが必須になる訳だから、それに比べれば可愛いものだ。
今日はグッと気温が上がったのだが、それでも水温を1℃下げるのに必要な時間は1時間に満たなかった。
KDAは稼働開始温度から1℃下がると停止するので、現在は25℃でクーラが入って24℃で停止する設定にしている。
■ '04/5/27
生体を入れた〜い!しかし未だ安定している状態であろうハズもなく、じっと我慢なのだよと自分に言い聞かせている。
ミドリイシ、白化が進んだものは例え環境を改善したとしても回復しないでそのままダメになってしまうケースが多い。
今水槽に入っているものも大部分が白化しているから、おそらくは助からないだろう。
そんな中で謎の全滅事件以前から居るミドリイシだけは別格である。
プラスチックケースの中で色落ちし、ベージュよりもっと白っぽくなり、枝の先は死んでしまってコケが生えているような状態から、今は早くもポリプが緑になり始めてきた。
なんという生命力だ。
希な美しい色とか、そう言うものではない単なる緑のミドリイシなのだが、コイツには愛着を感じる。
スーパークールの安定器は触れないほどの温度になる。
水槽台上部に取り付けているものはPC用の12
ファンで強制空冷しているが、中古で購入したものは自然空冷に任せていた。
だが水槽台内部の温度は室温より当然高く、またコンデンサ爆発事件など起きてもいやなのでCPUクーラ用の小型ファンで冷やす事にした。
クーラが動作している時の、クーラとその他ポンプなどを合わせた合計消費電流は約11Aだった。
クーラ非作動時が約5Aだったので、クーラは6A食っているという事になる。
意外と力率良いじゃないか。
メタハラの方は全点灯時に約16Aだ。
こちらもほぼ計算通り。
結局の所ピーク時の合計電流は27Aに達し、力率を考慮した消費電力は2.4KW程度かと思う。
この時期照明非点灯時は300W以下まで消費電力が下がるので、一日平均としては1KW程度だろうか。
と言う事、1ヶ月の電気代が\16,500程度か。
■ '04/5/28
クーラの配管に断熱材をまこうかといじくっていたら、塩ビ管とエルボのつなぎ目からポタポタと海水が…げっ、やばっ塩ビ管が中途半端な状態でくっついてしまうと外すに外せないし、漏れも止まらない。
一式やり直すにはパーツが足りないし…そもそも中途半端とはいえ接着された塩ビ管を外すのは大変だ。
でももしかしたら外れるかも知れないと思い、グギッとねじったらパカッと取れちゃった。
丁度床下から外に配管を出す部分で、どうしても力が入らなかった所であり、押し込みが足りなかったのだろう。
力が入らなかったのはもう一カ所、同じく外に配管を出す部分の床下側なのだが、こちらは漏れていない。
さて外れたのは外れたけれど、当然エルボは再使用出来ない。
配管の方はどうだろうか。
サンドペーパで磨いてはみたが、やはりこのまま使うのは少々不安だ。
と言っても、この部分を短く切ってしまう訳にも行かず、だ。
だいたいエルボがもう無いし…仕方がないのでTを使用し、片側をキャップで塞いでエルボ代わりにした。
外した部分はジョイントを使って延長したのだが、格好悪いなぁ。仕方ない、ホームセンターにエルボを買いに行こう。
そう思っていってみるも、私が買い占めたままの状態で在庫は2個しかなかった。
これだけの部品でどうやってやり直そうか。
悩むなぁ。ベントスパックは郵便小包で、ライブロックは宅急便で発送しましたというメールが入っていた。
明日の午前中にはこれらは水槽に入れられるだろうから、それより前に配管を何とかしなくては。
ライブロックと言えばシャコ疑惑。
相変わらずパチパチと不気味な音がしているのだが、その音の主が分からない。
明日もう一度観察はするが、姿が見えない事には退治出来ないしなぁ。
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