熱帯魚を飼う(14)
■ '99/05/16
(ホトニア,後ろはオトシン・ネグロ)
60cm水槽の水はすっかり澄んでキレイになった。
底砂が白っぽいのでやたら明るく感じる。
何となくコリドラスの色が白っぽい。
大抵の魚は、保護色と言うほどではないが周りの色に影響を受ける。
この点から考えると黒い砂が一番と言うことだ。
実はダークブラウンのセラミック砂を売っているのを見たことがあるのだが、残念ながら昨日行ったショップには置いてなかった。
急な水槽ひび割れ事件で魚たちの様子も気になった(家に帰ってきたら鼻上げしていた..)し、一旦40cm水槽を準備して..ってのも面倒になったのでジャレコの川砂にしてしまったというわけだ。
魚たちは落ち着かないかも知れないが、底砂が明るいので見栄えは宜しい。
砂粒も細かいので水草の根張りも良いかも。
これに関してはグロッソの育ち具合で判断できるだろう。
ま、水草の生長のみを考えるならADAの焼き土が良いのは分かっているのだが、何しろ効果が半年くらいしか続かないのと事実上植え替えが出来ないのがデメリットだ。
その代わり(ADAによると)普通の砂の2倍くらいの速度で水草が育つらしい。
これに関しては、今後水質調整剤として使ってみたいと思っている。
マニアの間で密かなブームになっているのが焼き赤玉土ってヤツだ。
これは読んで字のごとく土を焼き固めたものだが、土の成分や焼結プロセスによって水中でも形が崩れない(指でつぶせない程固い)ものがあるそうだ。
売っているのは熱帯魚店ではなく家庭園芸店だ。
元々が土で出来ているので水草の生長は良いらしい。
欠点は良質なものの入手性が悪いこと。
柔らかい物を買ってくると時間と共に溶けてしまう。
(ADAのものと同じになっちゃう)60cm水槽の方は蓋乗せ台無しのものなので、ガラス蓋なしでメタルハライドなんかで照明したらキレイだろうな。
と言うのは簡単だが、設置の問題やコスト(自作しても電球自体が1万円前後の定価)や発熱の問題もあるしなあ..先週から添加を再開した液肥だが、これの効果は非常に大きい。
90cm水槽もセット後1ヶ月以上が経過し、底床も安定してきたと言うことだろう。
若干緑のコケが出るので今日から添加量を減らすことにした。
なお緑のコケが出るくらいの状態でも黒ヒゲが増えると言うことはない。
一体黒ヒゲは何を食って生長しているのだろう?炭酸ガスの漏れを発見した。
前回修理したのとは別の、ADAの逆流防止弁からだ。
確かに寿命は有限と書いてあるが、壊れるのがちょっと早いんじゃないの?この手のプラスチック部品やシリコンチューブは信頼性が不足である。
6φプラスチックチューブと専用コネクタで全てを配管したいが、それには工業用の逆流防止弁を捜す必要がある。
それとバブルカウンタもね。
90cm水槽の水換えを行いフロラシオン1ccを添加した。
(しかし液肥ってのは超濃縮だね。
150リットルの水に1ccで効果があるのだから)
■ '99/05/17
60cm水槽の亜硝酸濃度が上昇した。
が、0.25mg/lまでにはなっていないのでもう少し様子を見ることにする。
60cm水槽のグロッソだが、未だ底床が安定していない為もあって上方に伸び始めている。
60cm/90cm水槽ともフロラシオン1cc添加。
■ '99/05/18
亜硝酸濃度は試薬の測定限界近くまで下がった。
一安心。
90cm水槽で増えているパールグラスを60cm水槽に植え込んだ。
90cm水槽では前景用なのだが60cm水槽では後景寄りになる。
60cm水槽をいじっていて思うのだが、ガラス蓋を乗せる台の無いウイルドグラスは上に何も乗せずにメタルハライドなどで照明すると美しいな。
最近ではメタハラも安くなって、自作するより水槽用を買った方がお得な感もある。
が、絶対的には高い。
もう一つの問題は取り付けだ。
水槽の上に無骨なアングルで付けるんじゃ情けない。
やはり天井から吊るとか、見た目重視で行かないとね。
60cm水槽に1cc,90cm水槽に2ccのフロラシオンを添加した。
■ '99/05/19
90cm水槽の換水をした。
せっかく黒ヒゲ発生が無くなったので、この状態を維持するためにもこまめな換水を心がけたい。
(多分に希望的..)60cm水槽は亜硝酸濃度が下がったところなのでそのまま。
フロラシオンは水交換後に3ccと木酢液5ccを、60cm水槽にはフロラシオン1ccを添加。
液肥はハイポネックスでも良いのだが、「開花用」は窒素が含まれていないので窒素も若干量含有されているフロラシオン・プロを使っている。
ま、開花用ではなく窒素含有のハイポネックスを買ってくればいい話なのだが。
今朝方キューリの薄切りとホウレンソウを茹でて水槽に入れておいた。
夜帰宅してみると90
cm水槽の方はホウレンソウの茎がわずかに残っており、60cm水槽の方は跡形もなく食われていた。
コケがないからエビやオトシンが腹を減らしていたかな?60cm水槽のホウレンソウを食ったのはもちろんグッピーである。
ホウレンソウを2〜3日与え続けていると食いが悪くなる。
ここで与えるのを中止するのがいつものパターンだ。
ホトニアの近くにテトラクリプト2錠を埋めた。
■ '99/05/20
帰宅すると60cm水槽の水温が27℃を超えている.. 日中は水温が28℃を超えて妻はクーラを入れたそうだ。
しかし27℃でもファンが回っていない。
サーモの温度設定が正しくなかった!さっそくサーモの調整を行い、ガラス面に若干緑のコケも出ていたので水交換した。
90cm水槽の方はコケが出ない&新芽の生長が若干悪化しているのでフロラシオンを朝晩3ccずつ添加した。
明日の晩か土曜には水交換の予定なので、多少のコケは恐れない(笑)たぶん換水頻度が高いので窒素やリン酸も不足しているのだろう。
規定量(90cm水槽で7.5cc)
を添加しても良いのかも。
今日はホウレンソウの食い方が余り激しくなかった。
飽きたかな? その割には90cm水槽のマヤカはエビに食われている。
ホトニアの水上葉が枯れて、茎の下の方が寂しくなった。
元々水中葉で買ってきた物は下の葉も元気である。
購入するときには水中葉を選ぶべし。
■ '99/05/22
今日は60cm水槽の水温も上がらなかったようだ。
60cm水槽は8cmファンを2つで結構冷やせる。
60cm水槽のグッピーをチビの幼稚園の先生に15匹ほど引き取って貰った。
でもまだ生まれたばかりものなどが20匹くらい居る。
明日は久しぶりに熱帯魚屋に行って何か物色してこようかな。
60cm水槽の「川砂」だが、色が白いので汚れが目立つ。
90cm水槽はフロラシオンを6cc添加した。
が、今のところコケが出ていない。
頻繁な換水で貧栄養となっているのだろう。
で、今日は換水無し。
その90cm水槽の方は夜間にも短時間ながらクーラが稼働している。
■ '99/05/23
少し前からアーリー(学名は違う)が飼いたかったのだが、水草水槽には入れられないような気がしていた。
同種は争う傾向にあるので60cmでは辛いかも。
でも一応ショップに行って聞いてみると、最近安く売られているアーリーは純血種ではなく(アフリカンの仲間とは簡単に雑種になってしまうらしい)東南アジアのファームで育てられたものなので、水質(本来はアルカリ性の硬水)も余り気にすることはなく混泳も出来るかも知れないとのこと。
ただし最初から成魚はキツイかもしれないので、稚魚からやってみたら?と言われる。
餌や水質で体色も変わるらしいが、稚魚は未だ濃い青にはなっていない。
で、小さな個体を5匹と珊瑚岩(一応アルカリに..)を買ってきた。
グッピーの稚魚は餌と化してしまうだろうか。
今のところは水草や岩陰に逃げている。
(ワイルドは数万円するらしい..)フライングフォックスも運動能力が高いが、アーリーは普段じっとしているくせにクリル等を与えると素早くそれに食いついて、口にくわえたまま(口よりクリルが大きい)食っている。
餌を取るときの素早さは見ていて面白い。
そこそこ生長したグッピーは90cmに移動,ブラックモーリーも移動した。
水質をアルカリ側に傾けるのでベタも90cm水槽だ。
水草もアルカリ性の硬水では(特定の品種以外は)育ちにくいだろう。
アーリーが大きくなる半年後くらいには流木と岩の水槽になっているかも。
日中は気温も上がったので60cm/90cm水槽とも換水。
90cm水槽にはフロラシオン5cc添加。
60cm水槽
90cm水槽