水槽レポート(146)
■ '04/7/29
ここの所仕事が忙しくて余り水槽の世話も出来ていない。
何日かに一度、気が付けばガラス面を掃除する位なものだ。
そんな状態でも元気なサンゴは元気に、そうでないものはそれなりに生きている。
漏水検出器を作った。
と言ってもたいした回路ではない。
C-MOSのインバータ1個とTrが1個だけ。
C-MOSインバータの入力を3.3MΩでプルアップしておく。
そうすると入力は"H"レベルになるから、出力は"L"である。
この入力端子とGNGの線を延ばして床に這わせる。
水がそこに触れると水の抵抗で入力が"L"に落ち、出力は"H"になる。
コイツをTrでバッファして負荷を駆動する。
負荷には豆電球を付けて、コイツから出る赤外線でカメラの焦電型赤外線センサを働かせ、カメラの機能である自動メール送信を使用して携帯電話に自動通報させようと言うのが狙いだ。
いや、狙いだった。
だがこの作戦は見事に失敗した。
カメラの赤外線センサが反応してくれないのである。
まあ確かに白熱電球で反応してしまったら、部屋の電灯を付けるたびに反応する訳で…そこで白熱電球の代わりに赤外線LEDを使ってみたが、これもダメだった。
赤外線センサは動体検出のために、内部でローパス及びハイパス処理がなされているはず。
ここを信号が突破出来ないのだろう。
もしもこれらの処理系がアナログ回路で組まれているのだったら、カメラの中を開けて信号を引っ張り出してくればいい。
だが普通に考えれば、焦電型赤外線センサ及びそのアンプの出力をA/Dで取り込んでディジタル処理だよな。
何しろ数Hz〜十数Hzを処理すればいいのだからアナログで回路を組むより安価で安定だ。
焦電型赤外線センサをうまく働かせる方法はないものだろうか。
人間が近づいたりすると数メートル先からでも反応するんだけど。
■ '04/7/31
漏水検出器とセキュリティ用としてI/O入出力の付いたWebカメラを導入した。
但しコイツは屋外に取り付ける(敷地内とカーポートを映すため)ので、長〜いケーブルでI/
を延長しなければいけない。
長〜いケーブルを這わせるならやはり絶縁したいよなぁ…と言う訳で小さなリードリレーを屋外ハウジング内に入れた。
I/Oと言う位で出力ポートも付いているのだが、今のところ何に使うかは未定である。
ただしこれも床下まで線だけは引いておく事にする。
かくして漏水検出器はネットワークカメラに接続され、漏水を検出すると携帯電話宛にその旨がレポートされるようになった。
と言っても漏水を止められる訳ではない。
床下をたまにチェックしたら湿っていたという事は何度かあって、それはホースがゆるんだりしてごくゆっくりした速度で水が漏れているとか、或いは浄水器のネジの締め付けが悪くて、そこから漏れていた事もある。
この手の異常をいち早く検出するのが漏水検出器の目的で、漏水箇所やそれが海水なのか水道水なのか見当を付けるのが床下設置カメラだ。
もちろんそのカメラは普段温度などのログを画像として取り込む為に活躍している。