熱帯魚を飼う(15)
■ '99/05/23
黒ヒゲも治まったし、2228(クーラとつながっていない方)は昨日掃除したし、換水も昨日やったので90cm水槽の世話は水草の破片を網ですくう程度。
2228には水草の枯れ葉などが溜まってはいたが、極端に汚れていたわけではない。
フィルタ2台の効果が出ていると言うことか。
それと2台あるから、片方を掃除しても濾過バランスが崩れにくいのが有り難いところ。
(2426はピート用になっている)
ピートの効果も意外に長続きしていて、頻繁な換水にも関わらず3週間も保っている。
もっともpH降下作用は衰えを見せているのだが、KHの方は相変わらず2程度だ。
セラ・ブラックピートは1箱の半量を使っているので、1ヶ月毎に交換したとしてもランニングコストは5百円/月程度となる。
もう一つ買ってはあるが使っていないアクアバイタルの方もそのうちに試さなくては。
60cm水槽の濾過は相変わらず2222だけだ。
2426が水槽横に置ければ問題ないのだが、どう考えても高さがダメ。
屋外設置(笑)って訳にも行かないし、アーリーが大きくなってきたら(多分大食いだろうから)2222を1台では足りないかも。
いや、そもそも60cmでは水槽そのものの大きさが足りなそうだ。
全部育てば,だけどね。
アーリーだが、照明を落とした夜間は体色が濃い青色に変化している。
成長するに従って青色が濃くなるらしいが、果たして白砂でも体色はキレイに付くのだろうか? 逆に小魚でも黒砂を使えば青く発色するのかも。
とりあえず2222の給排水パイプを掃除しておいた。
これで水草がたなびくくらいの水流が戻った。
その60cm水槽だが珊瑚岩を入れた割にはpHが上がらない。
水草もあるので炭酸ガス添加量は3秒/1泡(ADAグラスカウンタ)まで下げているが、日中にはpH=7以下まで下がっている。
日中は室温が28℃を超えて60cm水槽のファンはかなりの頻度でONになっている。
が、26℃は超えないのでヨシとしよう。
90cm水槽のマヤカが食害で丸坊主って感じだ。
これに代えて水上ファーム(?)で療養中のコブラグラスを植えようかな..と、思いながらも手を着けていない。
■ '99/05/24
60cm水槽のpHは意外に上がらない。
と言うか90cm水槽の方はピートを使ってpHを下げようとしているのになかなか下がらないわけで、水道水のpHが支配的なのが良くわかる。
60cm水槽の方は明日にでも珊瑚岩を追加しようかな。
底砂を珊瑚砂にするのも手だろうが、今更砂を替えるのは面倒すぎる。
現在使っているジャレコの「川砂」だが、表面近くがだんだん薄汚れてきた。
汚れの原因はコケだと思うが、ガラス面や水草はコケが付かないのに底砂とADAのパレングラスには付いてしまう。
90cm水槽の方は水草の新芽が縮れる傾向が出たので、フロラシオンは朝晩4ccずつ添加した。
肥料はホトニアとグロッソが消費しているのだろうか?コイツらは生長が宜しい。
■ '99/05/25
60cm水槽に珊瑚砂(石?)を入れた。
濾過槽が2台あれば濾過槽に入れるのだが、2222一台なので(今のところは濾過バランスを崩したくない為もあって)水槽に入れた。
おかげで底床がますます白くなっちゃった。
そのうち他の方法を考えよう。
90cm水槽の方にはレッドテールブラックシャーク等を入れた。
等、なのはRテールBシャークが1匹しか居なくて、レインボーシャークやシルバーシャークを合わせて買ってきたから。
コケ取り魚としても使えるRテールBシャークだが、生長すると10cmを超える(シルバーは20cmを超えるらしい)ので沢山泳がせるのは辛いかも。
しかしRテールBシャークの精悍なスタイルと言い、シルバーシャークの名に恥じないメタリックボディーと言い、なかなか魅力的な魚である。
フロラシオンは朝晩5ccに増量したが、相変わらずスプライトの成長が悪い。
コイツはただ植えておくだけでグングン増えるものだと思っていたし、実際60cm水槽の方では順調に育っている。
(ここ何日か液肥添加していない)90cm水槽にこれだけ液肥を添加しているのにコケが全く出ないのだから、ホトニアやグロッソやパールグラスなど育ちの良い水草が養分を吸っているとしか考えられない。
が、一応窒素過多になるのを恐れてフロラシオンは一回5cc迄として、ハイポネックス開花用を原液で朝晩1cc追加してみた。
一体どれだけ液肥を増やすとコケが出始めるのだろうか?葉の縮れたスプライトは茎から切ってしまった。
切った葉を見ると久々に黒ヒゲ君の気配。
(ヒゲといえるほどには育っていないが)生長の悪い水草には黒髭が付くようだ。
今日は今年一番の暑さで、日中の気温は29℃を超えたとか。
どおりで朝からクーラやファンが稼働しているはずだ。
60cm水槽の方は日中27℃まで水温が上がったそうで、部屋のクーラを入れて貰った。
■ '99/05/26
60cm水槽は珊瑚石のおかげか、少しずつpH上昇の兆し。
90cm水槽の方はフロラシオン5ccに加えてハイポネックス2ccを朝晩添加するもコケは発生しない。
一日辺りフロラシオン10ccとハイポネックス4ccはどう考えても多いような気がする。
フロラシオンは「20リットルの水に1ccが標準使用量です」と書いてある。
10ccと言えば200リットル分,90cm水槽には明らかに多すぎる量だ。
ちなみに60cm水槽に毎日2ccを添加するとガラス面にはうっすらコケが出てくる。
コケが出始めるまでハイポネックスを増やしてみる予定だが、換水後は一体どれだけの量を添加すれば良いのか?肥料を大食いしているヤツは誰だ?!
■ '99/05/27
今日はついにフロラシオン5ccとハイポネックス5ccを朝晩添加した。
が、コケの発生はない。
夜の添加時には、ヤケクソでグリーンブライティーStep2も5cc入れた。
明日はもっと増やしてみる予定だ。
もしかして脱窒濾過が行われていて、窒素が不足している,なんて事は無いだろうな。
一般に水草は数週間なら肥料無しでも生きられる。
が、これは水上葉などで栽培された水草の話。
90cm水槽に入れた水草は60cm水槽時代のものも多いので、腹が減った状態だったのかも知れない。
そこへ育成条件が整ってきたものだから肥料をガンガン吸収しているとか。
60cm水槽の底砂を変えた。
ジャレコの川砂は白すぎて魚が水槽前面に出てこなくなった。
それに加えて汚れと多少のコケも付着してきたからだ。
底床入れ替えでまたまた亜硝酸濃度が上がるかな? せめてフィルタが2226クラスなら底床入れ替えも気兼ねなくできるのに。
底砂入れ替えに伴って1/2程度の換水量になった。
今回使用した砂はミヤザワのアクアサンドだ。
焼結セラミック製の砂は5色から選べるが、その中から茶色を選んだ。
90cm水槽で使っているアクアプランツソイルより濃い色で落ち着いた雰囲気である。
比重は「川砂」よりは軽いがアリスのアクアプランツソイルよりはだいぶ重い。
粒状が一定ではないので自然観はある。
見た目としては悪くない感じ。
■ '99/05/28
朝にはフロラシオン5ccとハイポネックス10ccに加えてStep2も5ccを添加したが緑のコケは見られない。
「緑の」と注釈を付けるのは、黒ヒゲが発生したからだ。
どうもStep2との相性が宜しくない。
夕方にはフロラシオン10ccとハイポネックス「ラン用」10ccを加えた。
「開花用」(正式には「開花促進液」)は窒素/リン酸/カリウムが0,6,4で含まれているが、「ラン用」は6,6,6で窒素が含まれているのだ。
さて、これで明日にはコケ発生となるのだろうか??水槽台の中を片づけていたら、ホースの曲がり(折れ)を発見。
ついでにと言うことでホースの掃除をはじめた。
吸水側の汚れはさほど流量に影響はないが、排水パイプの抵抗は流量を大幅に低下させる。
1ヶ月に1回の掃除でも流量は目に見えて増えるのだ。
90cm水槽はフィルタ容量が大きいので、少々流量が下がったところで影響はない。
ただ気分的に宜しくないだけ。
で.......掃除ついでに炭酸ガスミキサも外して洗っていたら、洗面台の角にガ〜ン..
修復不可能な程のヒビが入ってしまった。
不注意の事故とは言え、これで又財布が軽くなる..うーん、悔しい。
悔しいからって訳ではないが、ちょっと実験をしてみた。
水槽クーラをパワーフィルタの吸水側に付けるのと排水側に付けるのでは、どちらがパワーフィルタの流量を落とさないか。
だ。
パイプの掃除ついでにつなぎ替えてみると、排水側に接続した方が明らかに流量が多い。
と言うか、排水側に接続すればつながないときと同じ流量が確保できる。
しかし吸水側につなげば、目で見て分かるほど流量が減ってしまう。
パワーフィルタは吸水側のホースが太いのだが、こんな理由があったのだ。
プレフィルタを付けている方はポンプ負荷にならないように注意する必要がある。
■ '99/05/29
午前中に水交換。
90cm水槽は散々液肥を添加しているので1/2の換水とした。
吸収しきれなかった成分が残留しているだろうから。
60cm水槽は1/3弱の水を換えた。
換水後90cm水槽にはフロラシオン5cc+ハイポネックス「ラン用」10cc+「開花用」10ccの合計25ccを加えた。
(これは結構な分量ですよ..)そしてボサボサに伸びた水草をカット。
水槽内はスッキリしたというか寂しくなったというか..前面方向に浸食してきたウォーターマッシュルームを引っこ抜いたら、グロッソが付いてきた。
ついでにグロッソも引っこ抜くが、これは生長が早いので雑に扱っても問題ない。
水草トリミングで必要用分量は減ったのだろうか?夕方にはガラス面にほんのちょっと曇り(コケの出始め)を発見した。
そこで夕方の液肥添加はフロラシオン5cc+「開花用」10ccとした。
90cm水槽に移したブラックモーリーに白点病発見。
こんな明確な白点病は初めてだ。
何せボディーが真っ黒だから目立つこと。
で、水槽には得意の鷹の爪,ブラックモーリーはバケツに移して水温を28℃まで上げ、魚病薬投入で療養中。
午後からは炭酸ガスミキサを購入に行く。
しかし近所のショップでは1万円以上の値が付いている。
ショップに割れた部分だけの部品は取れるか聞いてみると、補修パーツのリストを引っぱり出して調べてくれたが「その部品だけでは取れない」とのこと。
もしかするとメーカ修理なら受け付けてくれるかも知れないが、ジャレコは時間がかかるらしい。
そこで目を付けたのがプレフィルタだ。
これは同じくらいの大きさに見える。
しかも安い。
量産効果を上げるなら同じ部品を使うだろう。
で、これも店員に聞いてみると「じゃあやってみましょう」って話になって、プレフィルタのケースと炭酸ガスミキサを合わせてみてくれた。
結果は予想通りで、プレフィルタ代約6千円を支払い、店員に礼を言って帰ってきた。
ワーナ(EHEIM)なら電話で部品を注文すれば、どんな部品でも翌日は手に入る。
ま、エーハイムのサービス&サポートの良さは誰もが認めるところだが、残念ながら炭酸ガスミキサはラインアップにない。
グロッソが多重化してきた(笑)