熱帯魚を飼う(19)
■ '99/06/20
ここの所涼しいので60cm水槽はたまにヒータが稼働している。
90cm水槽のビーシュリンプやクリスタルレッドはたまにしか姿が見られない。
やはり広い水槽の中に15匹じゃあお目にかかれないと言う訳か。
しかしたった5匹しか居ないクリスタルレッドの方をよく見ると言うことは、やはり赤い個体が目立つことに他ならないだろう。
オランダプラントは相変わらず新芽が細く薄い。
たぶん肥料不足だな..相変わらず増え続けているグロッソ、厚いところでは底砂から3cm程葉が折り重なっている。
試しに表面を芝刈り風に切ってみると、葉の破片が水槽内に散乱した。
トリミングも手間だが、このまま放っておいて下が枯れるのもイヤな感じ。
■ '99/06/21
オランダプラントは新しい葉が出てくるものの、若干縮れたような感じ。
ホトニアの生長は回復して、トニナsp.を上回る背丈になってきた。
トニナsp.も育っているが、若干節間が詰まっている感じだ。
曝気前の状態でpH=5.6だから、日中はもう少し下がっているかも。
この状態でもミナミヌマエビ/ビーシュリンプ共に異常は見えない。
エビ類はpH低下に弱いと言うが、濾過さえシッカリしていれば大丈夫なのではないかな?高価な(90cm水槽の中にいる生物で最も高いかも)クリスタルレッドも健在である。
■ '99/06/22
トニナsp.の背丈はオランダプラントにもホトニアにも追い越された感じ。
ホトニアは2週間後くらいにはトリミングが必要になるだろう。
前回はトリミング後に調子を崩してだいぶ溶かしてしまった。
オランダプラントの方もやがて水面に達するだろう。
これは途中から切って差し戻せばいいのかな?生長の遅いケヤリソウだけは当分トリミングしなくて済みそうである。
ここの所の液肥の状態だが、朝はフロラシオン・プロを10cc,夜はハイポネックス開花促進液を10ccで落ち着いている。
今日はトニナsp.とオランダプラントの根本にADAのアイアンボトムを入れておいた。
水槽を覗いていたら微少生物?を発見した。
どうやら何かの稚魚らしいのだが、一体誰の子だ? 水槽内で繁殖しそうなのはコリドラスくらいしか居ない。
グーラミィは泡巣を作ると言うから違うだろうし、ネオンテトラやサイアミーズフライングフォックスが増えたという話は余り聞かない。
フライングフォックスと言えば、今日も一匹飛び出して死んでいた。
60cm水槽は放熱のためにガラス蓋を付けていないのだが、照明器具とのわずかなスキマから飛び出した模様。
■ '99/06/23
クリスタルレッドがちゃんと生き延びているので、仲間を増やしてやった。
それも100匹,ってのはウソである。
色のキレイに出ているクリスタルレッドは\900程の価格だから、買いたくてもなかなか決断できない。
でもフンパツして10匹買った。
10匹も買ったから稚エビをオマケしてくれたのだが、水槽に入れたら稚エビに魚がドッと寄ってきた。
食われずに水草のスキマに隠れただろうか?一時期増えすぎて殆どむしってしまったウイローモスだが、これを少し増やさないといけない。
と言っても放っておけば勝手に増えるのがウイローモスである。
細い流木でも買ってきてウイローモスを巻き付けて底に沈めておこうかな。
毎日水槽を見るたびに気になるのはグロッソの増え具合だ。
週末にはトリミングを試みようと思っているが、切った葉が大量に水中を漂うのは気に入らない。
水交換の時に切った葉を排水と一緒に吸い込む方法はどうだろう?60cm水槽/90cm水槽共に最近スネールを見かける。
見つけ次第排除しているが、なかなか全滅しない。
オトシンクルスはスネールの卵(と、小さいヤツ)を食うというのだが、他に食い物があってスネールなんかまずくて食えないって事?今週のオランダプラントは急成長である。
一時は成長が止まったかに見えたのだが、その状態から脱して今やホトニアを凌ぐ背丈になった。
が、買ってきたときから付いている葉は緑で肉厚で照明を消灯しても就眠しない。
先週から急成長している葉は赤っぽくて薄い感じで夜になるとすぼんでいる。
■ '99/06/24
すごく蒸し暑い一日だった。
帰ってきて水槽を見ると90cm水槽の下の方が湿っている。
たぶん結露したのだろう。
蒸し暑い日には水温だけではなく、湿度も気にしてクーラを入れないといけない。
蒸し暑い日にはファン冷却も効果を現さず、夜になっても60cm水槽のファンは回りっぱなしだ。
■ '99/06/25
悪魔がオランダプラントを水槽の後ろの方に植え替えろとささやく。
今は光の良く当たる中央付近に植えてあるのだが、グングン生長して水槽の高さの半分ほどになっているのだ。
でももっと生長してからカットして、それを差し戻せば良いような気もするし..ここで植え替えたら調子を崩すかも知れない。
が、悪魔は「前に植え替えたヤツも順調に育っているじゃないか」と。
結局悪魔クンの意見を尊重して(え?)オランダプラント2本を植え直した。
これで成長は止まってしまうのだろうか?それと、グロッソスティグマのカットも行った。
ホースで水を吸い出しながらカットするが、ものすごい量の葉が水中を漂う。
カットしたところは「虎刈り」で、非常にみっともない。
いっぺんに全部やって水槽全体のバランスを崩すのもイヤなので全体の1/3程でやめておいた。
伸びすぎたパールグラスも5cm程カットし、知らぬ間にランナーを延ばして子株を付け水面を覆う勢いで生長するバリスネリアを引っこ抜いた。
これに伴って1/2弱の換水、60cm水槽も1/2の水を換えた。
90cm水槽は換水後のpHが6.5
まで上がっていた。
水換えは夜間に行うことにし、多少でもpH変化を穏やかにしたいところ(日中は炭酸ガス添加でpHは下がっている)だが水道水のpHが7.5以上なので、どうしてもpH1
程度の変化は起きてしまう。
気休めに木酢液(酸性)15ccを入れておくことにした。
■ '99/06/26
エビ用にウイローモスを巻き付けた流木を一本追加した。
でもウイローモスをフライングフォックスが食っているような気がする。
今日も蒸し暑くて60cm水槽の水温は余り下がらない。
冷房を入れるほどでもないので、たまに除湿運転することにした。
ここの所肥料の要求量が下がっているようで、朝晩合わせて20cc/日だとガラス面にちょっとコケが付く。
オランダプラントはコケが生えるくらい肥料を与えないといけないとも聞くがどうなのだろう。
とりあえず今日からは少し肥料を減らして見るつもりだ。
肥料要求量が下がっているからと言って水草の調子が悪い訳ではない。
日中は光合成の気泡が沢山出ていて、それはオランダプラントやトニナsp.の葉にも見られる。
炭酸ガス濃度は(たぶん)40mg/l位だと思う。
ジャレコの拡散器で2泡/秒位なので添加量は多めである。
なお炭酸ガス添加時のpHは5.9で、水換え後も徐々に酸性化してきている。
炭酸ガスボンベの圧力がちょっと下がっている気がする。
今日くらいの気温なら70Kg/cm2程度でも良いと思うのだが10Kg/cm2程度低い。
もしやガス欠間近か?いくら添加量が多いと言っても1年は保つ計算なのでリークが心配。
いやいや、たまにホースが抜けたりしてブシューッと放出しているのが効いたのか?