熱帯魚を飼う(22)
■ '99/07/12
トリミングの為なのか、照明時間短縮が効いているのか、オランダプラントの生長速度が鈍ってきた。
まあ、これはこれで有り難いというかトリミングの手間が省けて良いかなって感じ。
イオン交換樹脂による水質も安定していて、90cm水槽はpH5.7〜5.9と言ったところ。
酸性で硬度が低い水槽ではアヌビアス・ナナが良く育たないと効くが、そう言われてみれば生長速度が遅いような気がする。
しかし葉が縮れる訳ではないし新芽だって出てきているから当面は心配しなくて良さそうだ。
60cm水槽に入れたホトニアは茎こそ溶けなかったが新芽が小さくなって消滅状態だ。
60cm水槽の水温は26℃〜27℃なのでホトニアには辛いかも。
やはりこの草は低水温+弱酸性〜中性で中硬度の水がお好みの様子である。
60cm水槽で元気に育っているのはパロットフェザーとウイステリアだ。
バコパは枯れはしないが生長速度は遅くなる。
やはりpH7.5以上でGH>9では育つ水草も限られると言うことだ。
■ '99/07/13
イシマキ貝がポツポツ死んでいる。
どうやらコイツは淡水では長生きしないらしい。
イシマキ貝にも種類があって(ってのも変な言い方だが、生息地など)天然物は汽水域に生息しているらしい。
そのため淡水で飼うと寿命が短くなるものが多いとか。
コイツは黒髭を食ってくれるので有り難いのだが、その効果を発揮させるには水槽水1リットルに対してイシマキ貝0.5〜1個は必要だと思う。
我が家の90cm水槽には5〜60個の貝が入っているが、本当はもっと増やしたいところ。
以前は10個/380円で売っていた店で最近はイシマキ貝を売らなくなっている。
季節によって入荷量が異なるのかも知れないが、出来れば安く買いたいところなのでただいま待機中..
■ '99/07/15
グーラミィが水面でパクパク。
どうやら泡巣を作っている様子だ。
しかし流れもあるので泡は分散してしまっている。
リシアでも浮かせて水流で流れないようにしておけば良いのかも。
いや、別水槽でも立ち上げないと水換えの時に流れてしまうかな。
昨日/今日と異常な蒸し暑さで、朝起きて水槽を見るとすでに結露している。
水槽面は水滴が沢山付いて中が見えない状態。
って訳で朝から冷房を入れた。
水槽の前面と側面はタオルで拭き取ればいいが、裏側は拭きにくい。
蒸し暑さにも困ったものである。
湿度が高いとファン冷却の60cm水槽水温も上昇気味になる。
その60cm水槽に入れてみたオランダプラントだが、やはり育たないようだ。
赤く色づいていた新芽は色が抜けたようになり、新たに出てきた葉は縮れたようになって小さい。
90cm水槽の方ではトニナsp.の領域にまでオランダプラントが浸食し、その大きな(長いと言うべきか)葉がトニナを覆うようになってきた。
週末には大胆にカットしなければなるまい。
トニナも随分伸びてきたのでカットしないと。
一時生長をやめていた(かのように見えた)ケヤリソウも繊細な葉を新たに出し始めている。
グロッソも相変わらず元気で、カットしても1週間後には元通りって感じだ。
先週購入したpHメータだが、なかなか調子がいい。
値段的には高い部類に入るものの、計測器は計測器メーカ,って事だろうか。
ただし純水のpHは安定に測れないらしい。
これは方式によらず似たような傾向がある。
そのpHメータで測った90cm水槽のpHは5.6〜5.9,60cm水槽は7.5〜8と言ったところだ。
炭酸ガス添加でpH変化が大きいのは60cm水槽のほう。
これはKHに関係するのかな?
■ '99/07/16
今日は定期水交換の日。
60cm水槽も90cm水槽も約半量の水を換えた。
60cm水槽の方は水を換えても水温が25.5℃までしか下がらない。
夜になってもクーラを入れておかないと水温が上がってしまうほど今日は暑い。
90cm水槽のpHはアニオン−>カチオンの順にイオン交換樹脂を通して6程度になる。
全量の1/6
程度をカチオン樹脂だけ通した水を使えばpH5.8で丁度良い。
イオン交換樹脂を取り外しするのはちょっと面倒だが、pHを好きな値に出来るのは便利である。
水交換の時にトニナをトリミングした。
だいぶ生長してきたので脇芽を切って植え直した。
サスガに今のところはもったいなくて捨てられない。
(笑)ま、これはオランダプラントも同じ事だったから、どんどん増えてくれば捨てる以外になくなる。
トニナもオランダプラントも最近は価格が安いから、何本か切ったトニナを誰かに差し上げると言っても送料がかかる分損かも知れない。
かといっていっぺんに大量に切るわけでは無いしね。
■ '99/07/17
オランダプラントをカット&植え替えた。
この草は育てる難しさと言うより維持する難しさがある。
とにかく生長が早いので美しい姿を見続けるのが難しい感じ。
しばらく気にしていなかった黒髭だが、目立たない所にくっついている。
コブラグラスの葉は再び黒髭が付き始めている。
コイツは黒髭皆無の60cm水槽にでも移してしまおうかな。
水草を植え替えたりして底床肥料が舞い上がった。
で、水交換を行う。
放っておいてもゴミはフィルタに吸い込まれてキレイになるが底床肥料がフィルタに吸い込まれるのは気分が良くない。
水換え時にpHを下げ気味にする実験をした。
カチオンフィルタのみを通した水を多くしてpH5程度の水とする。
そのまま数時間後にpHを測ると5.7まで上がっていた。
カタログを信じるならアクアソイルのpH安定効果と言うことになる。
これがアクアソイルを取り除いた後で再度実験してみる予定だ。