熱帯魚を飼う(28)
■ '99/09/04
先週は出張で留守にしていたのでほぼ二週間ぶりに水槽を見ることになる。
コケが付いたりはしていないのだが、水草は水面を覆うばかりである。
これは水面に届こうとしているトニナsp.だ。
全景はこんな感じになってしまった。
特にグロッソの伸びはすごくて、底砂から浮いた状態なのだ。
これを見て底床リセットを決断した次第。
少々のトリミングでは満足できない。
ここまで来たらリセットして植え直そう。
そこで悩むのが底砂だ。
トニナなどを抜いてみると、その根張りの良さに驚く。
セラミック底砂に細い根が絡まるようにして根付いているのだ。
比重の軽い底砂は根の発育を阻害しないと言うことだろう。
だが比重が軽いためにグロッソを植えるのは少々大変である。
ちょっとした拍子に浮き上がってきてしまうからだ。
で、悩んだあげくに60cm水槽で使用している茶色のセラミック(比重は重い)底砂に変えてみることにした。
底床リセットで元も気が重いのは生体の回収である。
魚はまだしも、ビーシュリンプやクリスタルレッドはグロッソのスキマに入ってしまってなかなか回収できない。
それでも何とか全ての生体を回収してバケツに移し、底砂を取り出すことにした。
底砂は20リットル以上も入っているので、これの回収も大変である。
幸いにして比重の軽い砂なのでその点は楽なのだが..底砂の汚れは予想以上だった。
水草の枯れたものも混じっているが、水質改善用に使用したアクアソイルの泥が沢山溜まっている。
底砂を洗って干して保存しておこうと思ったのだが、これの汚れを取るのは大変そうである。
底砂を取り去った後は水槽をキレイにして再セットするわけだが、以前から持っていて使っていなかったラインヒータを入れてみることにした。
とは言っても冬になるまでは通電しない予定なのだが。
ラインヒータはアルミテープを使用して水槽底面に張り付けた。
キスゴムで付けると水草を抜くときに根が引っかかって一緒に抜けてきてしまうことがある。
これを防止するためにはテープで貼り付けておくのが一番だろう。
水草は大量に捨てた。
特にグロッソは9割ほど捨ててしまった。
コイツは沢山植えなくても短時間のウチに底床いっぱいに繁殖してくれる。
いや、実はグロッソを使うか否か迷ったのだが、もう一回くらいはグロッソを育ててみるかな、って感じ。
セット直後でまだ水が濁っているが、水草はトニナsp.とオランダプラントだけって感じだ。