熱帯魚を飼う(31)
■ '99/09/23
グロッソを少しずつ引き抜いている。
(笑)底砂を覆い尽くさないように間引いているわけだが、だからギッシリ生えるという感じではない。
適度な密度を維持するのは結構難しそうである。
60cm水槽の2222の片側からの流量が極度に低下した。
実は今週はじめからフィルタの給水パイプに直接炭酸ガスを入れて、フィルタ内で炭酸ガスを溶かす作戦を採っていて、そのためにガスが溜まってポンプが空転したかな。
と思ったら違った。
フィルタの上部に付けるウールマットを純正品から安価なものに換えたのがいけなかったのだ。
EHEIMの純正パッドセットは\1,000近い値段である。
これを10枚千円のマットを買ってきて、それを同寸法にハサミで切って入れていたのだ。
が、コイツは使っているうちにコシが無くなってきてポンプに吸い込まれるようにそこを塞いでしまったというわけ。
ま、2ヶ月に1回くらい交換すればいいのだろうが、60cm水槽も90cm水槽もフィルタを2台並列で使っていてメンテナンス間隔延長を図っているから、それがこういう事態を引き起こしたって訳だ。
もっとも2台のフィルタがあるので1台が止まって(実際には流量が極度に減少した)も水槽に変化はない。
今日の所は濾材を水道水でザブザブ洗って、パッドを純正品に交換しておしまい。
その60cm水槽の導電率は430μSまで上がっている。
90cm水槽は相変わらず90μSだ。
90cm水槽の方にフロラシオンプロを10cc以上入れても導電率は90〜100μSで、翌日には90μSに戻っている。
が、そんな調子で液肥をドバドバ入れればガラス面にはポチポチと緑のコケが..幸いにして今のところは黒髭は発生していない。
前回90cm水槽を立ち上げたときには黒髭の襲来を受けたのだが、今回はアイアンボトムもStep2も添加せず、イニシャルスティックとフロラシオンプロとハイポネックス開花促進液を使っているが、この為だろうか。
それが影響しているのかどうかハッキリはしないが、私の経験からするとアイアンボトムやStep2
の使用は黒髭を増やす気がしてならない。
■ '99/09/26
今週も忙しくてなかなか日記が書けない。
水槽は安定していて余り書くことがないわけだが、最近海水魚に興味がわき始めてきた。
海水魚や無脊椎はやってみたいのだが敷居が高そうである。
無脊椎にはナチュラルシステムと呼ばれる濾過槽を使わない方式が良いのだとか。
これだと脱窒も出来るから水交換頻度を下げても水槽は安定するらしい。
脱窒が出来ないと水交換の必要性は増し、人工海水のコストに耐えられるかというのが水槽維持できるかとイコールになる。
魚なら若干硝酸塩が増えても急に死んでしまうことはないが、無脊椎は水質に敏感で徐々に弱っていく。
だがベルリンシステムなどを十分に機能させるためには、ランダムに起きる水流を作ったり太陽光線に近い照明が必要だ。
これはイニシャルコストもランニングコストも上がる。
しかも水槽に蓋をしてはいけないと書いてある。
水は蒸発するので比重が下がらないように純水を補給する。
そう、ナチュラルシステムには不純物のない水が必要なのだ。
プロテインスキマーはタンパク質のみならず、各種元素も分離してしまう。
そこで点滴方式などの方法でそれらを補う必要もある。
う〜ん、難しそうだ。
特に水槽に蓋をしないと言うところが気になる。
水の蒸発もさることながら、塩分で水槽の周りが塩だらけになるのではないのか。
濾過槽方式で無脊椎をやっている方もいるが、無脊椎の寿命は3ヶ月〜半年程度になってしまうとのレポートがある。
もちろん頻繁な水交換を行えば良いのだろうが、人工海水のコストを考えると大型水槽では難しいだろう。
やってみたいと思いながらもなかなか海水魚に踏み出せないのはこの辺りの事情である。
海水魚は色もキレイだし、観賞魚としては十分目を楽しませてくれる。
でも無脊椎もやりたいし。
水交換は面倒そうだし、メタハラ照明などの設備は高そうだし、濾過槽方式だと硝酸塩濃度は上がりやすいし...悩みは尽きないのである。