熱帯魚を飼う(32)
■ '99/09/27
グロッソの葉に黒髭らしきポツポツを発見した。
いっそのこと全部引っこ抜いてしまおうか..とりあえずは水交換。
これが最も効果的なのである。
で、水を換えてpHを測ったら6.0を超えていた。
どうやらイオン交換樹脂の再々生が必要な時期になったようだ。
一時は再生失敗かと思われた樹脂だが、結局今まで使えているので大丈夫みたい。
ランニングコストも安く押さえられるので満足である。
さてだいぶ先の話になるが引っ越すことにした。
と言っても今住んでいる場所から数百メートルJRの駅に近づいたところ。
土地面積が今のところよりは広く、建物も大きく造れるので水槽置き場を確保することにした。
リビングの床に穴を開けて土台の上にコンクリートの台を作り、そこに給排水(湯/水)設備を作る。
床までの高さが80cm近いので水槽クーラも床下に置ける。
当初は2700cm×60cm程度の水槽台を考えていたが、あまりに大げさ(!)なので190cm×50cmにして90cm水槽を2つ置こうかな。
給排水は電磁バルブで自動化する予定だ。
これを機会に海水魚..と考えたわけだが、人工海水づくりは私には荷が重そうなのだ。
淡水魚の方の水交換設備を自動化しようとしているのに、バケツに人工海水を溶かして比重を測って、なんて、どうにも続きそうにない。
ナチュラルシステムも考えたが、水槽に蓋をしてはいけないそうなので(リビングに置くには)塩だれの点で現実的ではないような気がする。
それにナチュラルシステムは純水を要求するらしいし、各種添加剤も入れなくてはいけない。
ま、以上の理由から今のところは海水魚飼育に消極的になっている。
でももしかしたら小型の水槽でやってみるかも。
無脊椎にさえ手を出さなければ密閉型フィルタでも行けるわけだし、飼育密度が低ければ1ヶ月や2ヶ月(は、無理?)は水換え無しでも過ごせるとは思うのだが..今のところは90cm水草2本で、1本はいまのままでもう1本はだいぶ育ってきたアーリーを移そうかと思っている。
アーリーは借ってきた5匹中2匹がオスで、なかなかキレイに色づいてきた。
アーリー水槽はADAのパレングラスで水草用炭酸ガスを添加していたが、コイツはコケが付きやすくて掃除が面倒なのだ。
で、フィルタの吸水口に炭酸ガスを入れちゃう事にした。
炭酸ガスを入れるとバクテリアへの影響があるとも言われるが、フィルタ2台を並列に使っている為なのか水質には全く変化がない。
バクテリアが炭酸ガスで死ぬならともかく、溶存酸素量と二酸化炭素量には直接的関係は無いように思うのだがどうなのだろうか。
ちなみにこの水槽は日中はエアレーションしていない。
水草もさほど入ってはいないが、アーリーやコリドラスやレッドテールブラックシャークは鼻上げの素振りも見せない。
■ '99/10/2
イオン交換樹脂の再生を行った。
イオン交換樹脂を通した水の導電率が上がってきたので、そろそろ寿命と判断したのだ。
再生は前回同様5%濃度の水酸化ナトリウムと塩酸をそれぞれ使用した。
再生できないとイオン交換樹脂はランニングコストが高くて大変だが、1〜2ヶ月に1回の再生ならコスト的にも手間的にも負担は少ない。
ここの所朝晩涼しくなったとはいえ、90cm水槽のクーラは稼働している。
もしかすると冬場でも暖房した室内に於いては水槽クーラは必要な程度に温度が上がるのかも。
夜間はヒータに通電し、日中クーラでは電気代がますます上がりそうで怖い。
90cm水槽のイシマキ貝がだいぶ減ってしまった。
安売りを見つけて50匹くらい補充しなくては。
増える貝もイヤだが、寿命の短いのも困る。
ここの所pHは6以上あるのでイシマキ貝の寿命が短いのは硬度の低さが原因なのか。
pHが高い割にはトニナsp.が元気で、特に良く育っていたヤツを10cm程カットした。
密度が高くなっている部分は間引いて、これで10本くらい捨てただろうか。
低pHと低硬度の条件さえ作っておけば、トニナは難しい草ではない。
生長速度こそ余り速くはないが、それはトリミングの手間を省けると言うことだ。
十分な栄養を与えて育てれば、葉の色は濃く美しくなる。
コケも付きにくい様子なので、手抜きレイアウト水槽には良いかも。
ただしトリミング時には一度抜いてカットして再植え込みする必要がある(キレイに仕上がる)のでソイル系底砂ではちょっと面倒かも知れない。