熱帯魚を飼う(38)
■ '99/11/11
90cm水槽のトニナは少し元気を回復してきたようにも見える。
未だ安心は出来ないけど。
液肥添加量は少し減らしているが、これによる影響は余り出ていないようだ。
低硬度水のためか、イシマキ貝の死亡率が急激に上昇した。
今週に入って10個は死んだだろうか。
で、死んだ貝をエビやオトシンまでもが食べているのを私は見てしまった。
エサは毎朝与えているが、60匹近いネオンテトラが群がってきてすぐに食ってしまう。
コリドラスフードやガラスに張り付けるタイプのエサを底砂に沈めることもあるが、コリドラスやサカサナマズに混じってラミーノーズも突っついている。
60cm水槽のアーリーなどは貰われ手が決まって、後は海水化を行う段取りを付ければいい事になった。
システムとしては外部フィルタ(2222)直列2個のみで濾過を行い、水槽内にはライブロックを入れてみようかと思っている。
とりあえずこれで少し様子を見て、その後無脊椎なり魚なりを追加してみたい。
4月になれば90c
水槽に移行できると思うので、これまでの間が試験期間である。
水はイオン交換水で人工海水を溶かして作るわけだが、溜め水でイオン交換機を通しながら循環させた方が純水に近づく。
が、イオン交換機の流路抵抗に勝てるだけのポンプを持ち合わせていない。
アキバにでも行ってマグネット型ではなくモータ軸直結型のポンプでも仕入れて来なきゃダメかな。
水道水をイオン交換機で処理しても導電率は70μS程度までしか落とせないのだ。
循環処理すればゼロまで落ちることになるはず。
ROを使う手もあるが、これは捨て水が多いので考え物だ。
オマケに出来上がった水に人工海水の基を混ぜなければいけないので、水槽容積と同じ程度の容量の容器が必要になる。
捨て水は風呂に溜めて使うとしても、これは大がかりなことだ。
何とか今のコットンフィルタ+活性炭フィルタ+アニオン+カチオン浄水回路で水を作りたいと思っている。
いわゆるベルリンシステムのようなナチュラルリーフにするつもりは、今のところはない。
と言うのも、これらのシステムを効率的に動かす為にはプロテインスキマや各種添加剤、強力な照明が必要らしいからだ。
特に照明に関しては消費電力と発熱の問題で躊躇するところがある。
150W級のメタハラを複数個設置するのはコストの点でも大変である。
今の予定では60cm水槽で20Wの蛍光管2灯、90cm水槽で32Wを3本で行きたいところだ。
もちろん光を多く要求する無脊椎は飼えないとは思うが。
■ '99/11/12
定期水交換を行った。
90cm水槽、60cm水槽とも約半量の換水。
90cm水槽の導電率を測ってみたら200μSを超えている。
イオン交換水を使わずに過ごしてきた為なのか、それとも液肥の添加しすぎか。
でも液肥添加量が少々増えてもこれほどまでに導電率が上がると言うことは考えにくい。
換水にしても先週からイオン交換水を使っているし、その水の導電率は100μS(イオン交換樹脂がヘタって来たかな)程度である。
一体何が水槽水に溶けているというのか。
イオン交換樹脂は乾燥させてしまうと壊れるそうだ。
もちろん乾燥しないように気を付けていたつもりだが、しばらく使っていなかった期間に一部が壊れたかも。
海水魚に手を出すときに新しい物を買ってこよう。
再生しながら何回も使っているので買い換えても惜しくはない。
RO水やイオン交換機を通した水を売っているショップがある。
1リットルで\200はいくら何でも高過ぎないかい。
この値段でどんどん売れるなら私もイオン交換水売りをやるけどね。
(笑)
■ '99/11/13
60cm水槽から水草を撤去したときに、60cm水槽に入れてあったヤマトヌマエビを90cm水槽に移動した。
水合わせなど行わずにpH7.5の60cm水槽からpH6弱の90cm水槽へ放り込んだが、エビは何ともなかったのだ。
が、よく観察してみるとトニナsp.の新芽を食っている。
水合わせしないで放り込んだ腹いせか。
(え?)トニナの方は新芽がボチボチ出始めているようである。
エビに食われた為なのか、未だに元気がないからなのか、葉が短いような気がする。
トニナの回復と反対にイシマキ貝が毎日ひっくり返っている姿を見るのは忍びない。
水槽内で増えるというアップルスネールに手を出してみるかな。
コイツは何でも食ってしまうらしい。
そして水槽内がアップルスネールだらけ..ってのもソッとしないね。
貝のたまごを魚が食ってくれれば繁殖しないわけだが、繁殖して欲しくないものに限って良く増えるという、最悪の事態?も考えねば。