熱帯魚を飼う(39)
■ '99/11/14
90cm水槽のトニナをトリミングした。
トリミング前の水槽は、
まさにトニナの森と化している。
そこで一旦全てのトニナを引き抜くと、こんなにスッキリ。
アクアソイルを使っていないため底砂の汚れは最小である。
この他にもトニナはこんなに沢山ある。
そしてカットしてから植え直したものがこれ。
調子を崩しているときに植え替えなんて..と言う気持ちもあるのだが、光を良く当てるためにも植え替えた方が良いかなと思った次第だ。
植え替えの時に気が付いたのだが、底床肥料のイニシャルスティックはほとんど無くなっているようだ。
今回は追加しなかったので、次回の植え替え時には施肥しておこう。
トニナの森の中から10個ほどの死亡した貝が見つかった...トニナの植え方だが、基本的には前方の背を低くしている。
が、中間に背の低いものも植えている。
こうすると背の低い部分に魚が入り込めるので見た目の楽しさが増す。
全体的には余り背の高さを揃えていない。
盆栽風の美しさよりも自然に生えてる感じと言うか、単に手抜きというか、2週間もすればそれぞれ違った長さに伸びるから良いというか、まあそんな感じである。
流木に活着させたアヌビアス・ナナもカットしないと鬱陶しい感じになってきた。
が、ココはエビの巣になっているので流木からエビさんを追い払わないといけない。
熱帯魚屋で珊瑚石を買ってきた。
一つは底砂として使用するもので粒径2mm程のもの。
もう一つは濾材に使うための粒径5mm程のものだ。
パウダーと称される細目の珊瑚砂は掃除が大変&舞い上がるらしいので若干粒状の大きいものを底砂に使おうというわけだ。
人工海水の基も買ってきたが、来週には安売りがありそうなので買い足そう。
ちなみにどこのメーカのものが良いのかは今のところ分かっていない。
後は比重計である。
これは安物。
来週中には60cm水槽を海水化する予定で、うまくすればライブロックくらいは入れられるかも知れない。
ライブロックは石垣島のショップから通販で買う予定だ。
今の時期なら輸送中の傷みも少ない(気温が適当だから)らしいので、出来れば空港止めで配送した貰おう。
ただし空港まで行く時間が取れればなのだが。
フィルタは2222+2222の直列でしばらく様子を見る。
海水魚というとライブロックとプロテインスキマによるナチュラルリーフか、ドライ濾過を強力に効かせたシステムが一般的だ。
が、今回やろうとしているのは、そのどちらとも違う。
2222は普通のウエット濾過だし海水魚用としては(2台使ったとしても)さほど濾過能力は大きくないと重う。
これとライブロックで一体亜硝酸は、硝酸塩はどうなるのだろうか。
■ '99/11/15
ライブロックを石垣島のショップに注文した。
各サイトの情報でも「最も新鮮」と評判の高いものだ。
ま、海中にある生け簀?から空輸して貰うのだから当たり前か。
通常のトラック便だと、石垣島−>羽田−>トラック便−>自宅となり配送時間は24時間にも達する。
だが羽田空港止めにすると発送から8時間後には空港で受け取ることが出来るのだ。
羽田から自宅までは30分もかからないので、これならキュアリングしていないライブロックでも腐敗が進む率はかなり少ないのではないかと思っている。
ライブロックはLサイズを3個とSサイズを5個注文した。
通常の濾過水槽にしては沢山入れる方だと思うし、ナチュラルリーフ水槽にしては少な目では無かろうか。
ライブサンドの素(海中の砂から生物を濾し捕ってパッキングしたもの)も購入可能なのだが、こちらはライブロックより輸送状態を気にする必要があるらしい。
ので、今回は購入を見送った。
■ '99/11/16
木枯らし一番が吹いて夜になって冷え込んできた。
気温が下がると水槽の前に座って魚たちを眺めるのも辛くなってくる。
ヒータの稼働率は上がり電気代のかかる季節でもある。
外気温が下がると水槽の水が温かく感じる。
夏場は冷たいと思った23℃の水槽水が、この位の時期になるとぬるま湯に感じるのだ。
温度も湿度も下がってくると水槽水の蒸発も多くなるような気がする。
水槽の水面より上のガラス面の内側が水蒸気で曇ってくるのも季節が冬に向かっている証拠か。
イシマキ貝はどんどん死んでひっくり返っている。
カバクチカノコ貝は未だ死んでいないようだが、イシマキ貝は30個くらいまで減っているかも。
底砂上には何故か貝のカケラも落ちている。
イシマキ貝の殻が割れるのだと思うが、別に貝を攻撃するような魚を入れているわけではない。
水質が合わないと殻が割れるのかな?
■ '99/11/19
定期水換えを行った。
イオン交換樹脂が再生を欲しているようだが、今は時間がとれないのでそのまま。
トニナには悪いけど。
そのトニナだが植え替えにもめげずに元気を取り戻しつつある。
たぶんあと2週間位すれば元の姿に戻ってくれることだろう。
海水魚計画の方は近所のショップで人工海水を安売りしていたので買ってきた。
500リットル分で\2,980だったのだ。
普段は\5.980の値が付いている品。
人工海水も銘柄によって差があるらしいことが分かってきた。
この辺りも今後使い比べてみる必要があるのかも知れない。
が、今のところはライブロック水槽になる予定なので、しばらくは現在の銘柄で良いかも。
照明の方は最近安くなってきたメタハラに興味が出てきている。
今のところは60cm水槽なので良いのだが、引っ越し後は90cm水槽に移行する予定。
とすると蛍光管だと32Wになり、選択肢が減ってしまう。
もう一つ心配なのは塩害だ。
蛍光灯器具は使うにしてもインバータ改造を施す。
インバータ基板はコート剤で防水処理はするが、塩水の水槽の上に置かれているのだから塩害も受けるだろう。
とすると水槽から離して使えるメタルハライドの方が安全なのではないかと思った次第だ。
強い光を要求しなければ70Wで良いかも知れないし、余裕を見れば150Wと言うところ。
強い光を好む生物を入れるには300W以上が必要になるのだろうが、そこまでは電気代のことも考えると踏み切れない。
消費電力辺りの明るさだと蛍光灯の方が上かも知れないが、32W管を6本並べる(水草水槽でも32W管を5本なのに)と192Wである。
だとすると当面は150Wのメタハラで済むかな。
これだと32W×3本のADA製器具を買うよりもメタハラ1灯の方が安くなる。
問題は1灯で水槽全体がちゃんと照らせるかと言うこと。
ちなみに今考えているのはスーパークール115と言う安い丸形だ。
水槽に合わせた角形のものもあるが本体寸法と重量の関係で設置が大変そうである。
し、なにより高価なのだ。