熱帯魚を飼う(44)
■ '99/12/19
無脊椎を追加したり、昨日の魚追加で水合わせのために水槽水を使ってしまった。
結局の所20リットル位換水したことになるのか。
20リットルというと水槽水位で1/2になる。
ライブロックなどがあるのでその容積分だけ水は少ない。
珊瑚やイソギンを移動するためにライブロックを動かした。
すると小さな珊瑚が生えてきている。
全体でどの位の量の無脊椎が付着しているのか解らないが、成長してくれば見えるようになるのだろう。
逆に光の当たらない場所に生えているヤツは死んでしまうと言うことか。
通勤途中に熱帯魚店が2件あるのだが、片方は無脊椎専門店だ。
ここは余り安くはないがそこそこ種類がそろっている。
もう一件は淡水魚も扱っているので以前から顔を出していたところ。
無脊椎や海水魚の種類は少ないが価格が安い。
特売日だとカクレクマノミが\198位である。
たぶん通常値段でも\400しないだろう。
で、ついつい安いものがあると買ってきてしまうという訳だ。
ちなみに両店ともライブロックを扱っているがCPFのものとは比べものにならない。
土曜日は仕事の帰りに相模原にある熱帯魚店に行ってきたのだが、ここで特AAAクラスとして売られていたライブロック(1Kgで\4,000程)でもCPFのものにはかなわない。
海水水槽を90cmに移行するときには更にライブロックを追加する必要がありそうだが、どうも近所の熱帯魚店では状態の良いものは手に入りそうにない。
いや、金を出せばそこそこのものは買えるとは思うが送料を考えてもCPFの方が得だといえる。
60cm水槽のヒータパワーが足りない感じだ。
室温の下がる夜間はほとんどヒータに通電されている。
これも何とかしなくては。
■ '99/12/20
今朝見たら60cm水槽の水温が23℃まで下がっていた。
この冬一番の寒さとは言え水温変化が2℃以上はマズイだろう。
で、予備に買ってあった200Wのヒータを追加した。
2250と言う巨大な外部フィルタを付けているので、ここからの放熱もかなりあると思う。
今年の始めは150Wのヒータ1本で足りたのだから。
明日にでもヒーターカバーを買って来なくてはいけない。
イソギンが移動してヒータに張り付いたら焼きイソギンになってしまう。
コケの付き方が一時ほどではなくなってきた。
水質の変化か、キイロハギなどが食っているのか。
先日買ってきたROは未だ使っていないのだが、アキバで見つけたジャンクの電磁バルブがROのコネクタにピッタリだと言うことが解った。
もう一つアタッチメントを捜してメンブレンの自動洗浄も電磁バルブ駆動にしようと思う。
後は水温を上げるためのヒータだな。
水温の下がる季節は純水製造能力が下がるので、プレヒータを付けて加温したいのだ。
これは塩ビ管にヒータを仕込むような事をやれば良さそうである。
■ '99/12/21
2台直列の2222の水量が減っているような気がしていたのだが、今日は2222が異音を発していた。
どうも給水抵抗が過大になってキャビテーションを起こしているようなのだ。
さっそく2222を開けてみるとウールマットがフニャフニャになってポンプに吸い込まれようとしている。
2424より大型のモデルではウールマットの上にプラスチックの押さえが付くのだが、2222にはこれが無いためにウールマットのコシが無くなってくると吸い込まれてしまう。
さっそくこれを新品に交換すると、魚が驚くくらいの水量に復活した。
が、考えようによっては水量が少ない事で(デニボールも入れてあることだし)嫌気性濾過には都合が良かったのかも。
ライブロックには強い水流を当てないといけないらしいので、これで少し様子を見よう。
ここ数日茶色のコケが減少しているのだが、果たして2222復活でどうなることか。
茶コケを減らす為にリン吸着剤(アルミナ?)を使っているレポートがあったが、これでも茶コケは出るらしい。
リンと硝酸塩が少なければ無脊椎には良いと言うことだが、逆にリンが少ないことによって発生する厄介なコケ(透明で気泡を含んだネバッとしたヤツらしい)が出るのだとか。
これが一旦出るとなかなか消えてくれないと言うから、淡水水槽に出る(ウチでは幸いにして出たことはない)緑の悪臭放つコケと同じような感じか。
このコケは毒性もあるらしく、これを食べた魚は勿論のこと無脊椎も死滅するという。
ちなみに水道水をそのまま使った水槽と、ROなりDI(イオン交換)水を使った水槽では明らかにコケの出方に違いがあると言うことだ。
淡水水槽にしろ海水にしろ、コケとは面倒なものである。
■ '99/12/22
60cm水槽のヒータパワーが足りなくヒータを追加したのは前記の通りだが、サーモ容量が300Wであり合計350Wのヒータをドライブするには不安である。
そこで600W対応のサーモを買おうと思ったのだが、これが意外に高い。
実売で8千円近くしている。
店を選べば安価に入手が可能なのかも知れないが、休日以外に遠くのショップに出かける時間はない。
で、300W用(\2,480)を買って現在のものとパラで使うことにした。
300W用は60cm水槽で使われるので数が出るから安いのだろう。
2台のサーモを使えば片方が断線故障しても助かる。
ショートモードで壊れると魚が煮えるけど。
実は90cm水槽も300W用のサーモに150Wのヒータ2本と50Wのラインヒータを使ったいるのだ。
こちらも何とかしなければいけない。
90cm水槽はフィルタ(モータ)の発熱でヒータ通電率が低いので150W1本でも足りるかも知れない。
足りなければ2426内蔵のヒータ(180Wだったかな)も手伝ってくれる。
サーモが断線モードで故障すれば2426だけになるし、ショートモードで故障するとクーラとケンカするって訳。
あ、クーラにヒータ接続用の端子があったっけ。
これを使えば1
Wまでのヒータをドライブできる。
■ '99/12/23
塩ビ管などを買ってきてみた。
実際にモノが無いと接続等を考えにくいからだ。
フィルタ排水用にはVP25と呼ばれる外形32mmのものを買ってきたが、細過ぎはしないだろう。
本当は肉厚の薄いVU管が欲しかったが、VU管は呼び径40以上からが規格のようだ。
VP25は内径が25mmである。
EHEIMの2426/2228/2250の排水側は内径12mmなので、これの4倍以上の面積がある。
90cm水槽はフィルタが3台なので3倍以上あれば現行より排水抵抗は減る(掃除の手間も省ける?)から十分だろう。
VP25でもT型(チーズ)などは結構大きいのだ。
給水側はVP30にした。
EHEIMの給水側は内径16mmで面積は200mm2だ。
VP30は706mm2あるから、これも十分だろう。
まあ2250の吸入側は例外的に太くて25mmもあるのだが、それより太いから良いだろう。
実際にはフィルタの排水側を1本にまとめてクーラに入り、クーラの出口がVP25につばがる事になる。
クーラは塩ビ管を直結出来るが、メンテナンスを考えると19φホースで連結した方が良いのかも知れない。
(クーラの熱交換器ってどうやって掃除するんだろう)給水側はVP30に穴を開けてEHEIMのφ16ホースをくっつけてしまおうと思っている。
パイプのRに合わせたアタッチメントは真鍮か何かを引き物で作ろうかとも考えたが、金属が溶け出すと(特に海水水槽は)厄介なのでエポキシで固めるとかを考えよう。
先日ライブロックの穴の中にカニが居ることを発見した。
カニは無脊椎に危害を加えるそうで、歓迎せざる所だが素早いカニを捕まえるのは大変そうである。
他にも小さな珊瑚がいくつも生えてきている。
ちょうどこの場所は照明が当たらないところだったので、そのライブロックの位置を変えて光るが良く当たるようにした。
キイロハギとハゼ(の仲間だと思う)のおかげか、ライブロックに付着したコケもかなり少なくなり、底砂のコケはナマコが食ってくれているようである。
明日は定期水質測定の日。
果たして硝酸塩はどうなっているのか。
先週水換えをしなかった90c
水槽の方も気になるところである。
■ '99/12/24
レイシーLX110AXの熱交換部の掃除が出来るかどうか内部を見てみた。
熱交換器は断熱材に覆われた筒状のもので、非分解構造のようだ。
断熱材のスキマから見える金属は非磁性体で、少なくともアルミのように柔らかくはないしステンレスのような輝きでもない。
熱交換器からは塩ビ管が出ていて、そこからホースでジョイントされて給排水口へ接続されている。
他には温度制御のための少々の回路とSSRと思われるものが付いている程度である。
水質測定を行った。
90cm水槽の硝酸塩は1ppm程度で、先週よりは上がっているが水換えするほどではないと思う。
pHは6.5だった。
60cm水槽の硝酸塩は1ppm程度と先週より下がっている。
デニボールが効いてきたかな。
pHは7.9で少々低め。
亜硝酸は0.1ppm以下だ。
少々数値の高いのはリン酸である。
これは0.25ppm程ある。
これは魚が入っている(エサをやる)からある程度の上昇は仕方ないのか。
リン酸吸着剤も考えてみるかな。
カルシウム濃度は450ppmなので添加剤は要らないだろう。
この結果から60cm/90cm両水槽共に水換えを行わないことにした。
90cm水槽は硝酸塩の問題の他にもコケの発生があるので水を換えたい所なのだが、硝酸塩濃度の推移を見たいので今日は我慢する。
■ '99/12/25
年末で熱帯魚店でも安売り品が出ているところが多い。
そんな中ジャレコのサーモ(水位センサ付き)が安かったので買ってきた。
600W対応である。
今までもサーモユニットのセンサもヒータも水槽の下の方に付けていたので、ヒータ空だき事故は無いが安全のためには水位センサ付きが良い。
その他、無脊椎用のエサも買ってきた。