熱帯魚を飼う(49)
■ '00/1/23
60cm水槽、90cm水槽共に足し水を行った。
90cm水槽の方は1週間で10リットル以上減るだろうか。
60cm水槽の方は週に2回ほど数リットルずつ水を足している。
こちらは蓋を付けていないので蒸発が早いのだ。
特注水槽の方は大まかな値段が解った。
10mm厚のガラスで900×450×600の水槽を作って、底面に2つの穴を開けた価格で6万円以下だろうと言うこと。
他にも人工海水やタイマやメタハラやポンプやパワーヘッドも一緒似頼むので、色々値引きして貰った。
当初水流を作るのはパワーヘッドをタイマ制御しようと思っていたのだが、ウエーブマスターは個人輸入すると安く買えることが解ったので、これも輸入してみることにする。
最初に、つまり今月11日に発注した荷物が届かないのでUSのショップにmailを出したら「zip-cod
が解らないから発送していない」だって。
この辺りの融通というか対応はショップの規模(=価格)に比例するのかも知れない。
注文して10
日を過ぎて届かないときには、こちらから連絡を取った方が良い。
こちらが何も言わないと向こうもコンタクトしてこないのが普通のようだからだ。
ちなみにDASスキマーを買ったところは非常に親切だった。
引っ越し後は90cm水槽と60cm水槽(今使っているもの)が余ることになる。
これを使って新たな水槽を立ち上げようかとも思うが、特注水槽で始める方は換水も何もかも半自動で出来るような手間無しシステムを予定しているので、独立した水槽を立ち上げるのも面倒だ。
60cm水槽は溜め水用にも使えるので床下にでも置いておくのは良いとして、90cm水槽と水槽台はどうしようかな。
カーリー(だと思う)を先日除去したと思ったのだが、実は本体?はライブロックのスキマに生息しているようだ。
カルクワッサぶっかけ方式で除去する手もあるようなのだが、何せ手の届かないところにいるので始末が悪い。
そこでカルクワッサをエアホースでカーリーの居ると思われる所まで導いてみることにした。
果たしてこれで死ぬのだろうか。
この場所にはライブロックに付着してきたウニが2匹ほど住んでいる。
カーリーが死なないでウニが死んだらイヤだな。
■ '00/1/25
カーリーは死んではいなかった。
困ったものである。
ウニも死ななかったが、ウニは石灰藻を食ってしまったり珊瑚に危害を加えるそうである。
で、可哀想だが水槽から出ていただいた。
コイツ、ひっくり返しても器用に起きあがるのだ。
ウニは発見できているだけで後2匹いる。
今日はどこかに隠れていたけど。
ライブロックからはケヤリのようなものとか、何か良くわからない珊瑚のようなものが生えてきた。
底砂にもケヤリのようなものが生えてきた。
■ '00/1/27
カーリーだと思っていたものは、実はカーリではなかった。
掲示板の方で教えていただいたのだが、カーリーってヤツはイソギンチャク(セイタカイソギンチャクなのだから当たり前だけど)的形をしているものらしい。
とすると、あの糸状の物体は????
国内のショップに注文していたパーツ等々が入ってきた。
レイシーのRMD400(ポンプ)はメーカから直送されてきたが、これは意外に大きい。
120cm級の水槽を持っている方ではRMD1000を使っている場合もあるので、これだと重さも大きさもかなりなものだろう。
ちなみにRMD400は毎分45リットル、揚程3m(ポンプと水面位置で2m+配管抵抗+クーラ圧力損失分1m)でも毎分34リットルを確保できる。
ポンプ選定は静圧重視としたのだ。
ポンプの特性は設計によって大きく異なる。
パワーヘッドや、外部密閉式フィルタ用ポンプのような、揚程ゼロで使うような物の場合には静圧より流量を稼ぐ設計になっているものが多い。
例えば同じ消費電力(モータ出力)のポンプである、レイシーのMD-30RZNとMD30-RXNで前者は流量が毎分15リットルで最大揚程が8m、後者は流量が毎分62リットルで最大揚程が2.9mなのだ。
ちなみに同じ揚程で使った場合には、相対的に負荷の軽くなるMD-30RZNの方が消費電力は少なくなるのではなかろうか。
パワーヘッドはRio600を使う。
これで毎分12リットル強の流量だ。
付属品として水量調整バルブ等も付いている。
海外通販の品々は未だ入ってこない。
後で頼んだショップからは在庫切れで少々時間がかかると言ってきた。
ここに頼んだ中にウェーブマスタープロが含まれている。
■ '00/1/28
60cm水槽の水質検査を行った。
亜硝酸濃度はゼロ、硝酸塩濃度もほぼゼロ(1ppm位か?)、リン酸濃度は0.1ppm程度、カルシウム濃度は480ppmだった。
カルシウム濃度が高いのはカルシウムリアクタが十分効いていると言うことだろうか。
pHは相変わらず低めで、夜間は7.8、日中は8.0である。
茶コケが出るのだが、これはリン酸濃度が下がりきらないためかも知れない。
実は新たなリン酸吸着剤を入手したのだが、これを使おうかどうしようか迷っている。
吸着剤は加熱すると再使用できるらしい。
90cm水槽の方は1ヶ月水換えしていないが、硝酸塩濃度がゼロなので今週も水換え無し。
こちらは十分安定していて、コケの発生も少ないしトニナも良く伸びている。
一番良く生長したトニナはもはや水面ギリギリなのだ。
海外から通販で購入したパーツの一部が配達されてきたのかも知れない。
と言うのも妻が不在の時に配達されてきたらしく、不在伝票だけが手元にある。
予想だとドジングポンプなんだけどな。
海外で面白いサイトを見受けた。
アクアリウム用品をテストしているところで、プロテインスキマ
の性能比較なんかもある。
ちなみに私が買ったドジングポンプの記事はこれだ。
バックナンバの一覧がここにあるので、興味ある向きは一度見てみると面白い。
ドジングポンプはとりあえず足し水用に使ってみようかと思っている。
この時期は水の蒸発が早いので、毎日1リットル程度は補充しないと間に合わない。
プロテインスキマで濾し取られてしまうと言うヨウ素も自動添加してみようかな。
とにかくヨウ素は紫外線でも分解されるらしいし、水槽内ではすぐに無くなってしまうようだ。
残念ながらヨウ素濃度の試薬は持ち合わせていないのだが、かなり適当に添加しても良いらしいので気は楽である。
国内ショップから買ったものの中にジャレコのマルチタイマがある。
今現在は松下製の24時間タイマを使用しているが、ジャレコのタイマが4chで1.3万円強なのでチャネル辺りのコストは松下製タイマより安いくらいである。
しかも細かな制御が出来てバッテリバックアップもされている。
松下製は電源同期式のシンクロナスモータなので、停電するとその分だけ時間が遅れてしまうのだ。
■ '00/1/29
ドジングポンプが届いた。
コイツにはレベルセンサが付いていて、レベルセンサでハイリミットを検出するとポンプが止まる仕組みになっている。
これなら蒸発水を補うときに水を入れすぎる(比重を下げすぎる)心配がない。
レベルセンサは圧力検出型のようだ。
パイプを水に入れておき、水位が下がるとパイプ内の圧力が下がってエラーになる。
ポンプはシリコンチューブ(固い)をローラで押しつぶしながら液体を送り出す方式である。
化学や医療に携わっている方なら見たことはあるだろう。
シリコンチューブのメンテナンス期間は最小流量時に9ヶ月となっている。
ホースは規格ものだと思うので国内で手に入れたい(が、海外から買った方が安そう)。
早速キャリブレートして動かしてみる。
キャリブレートはキャリブレート(デジ)スイッチを011
にセットし、流量を99.99リットル/日にして500mlの水を排出するのに要する時間を測定する。
これが1分55秒だったとすると、これを分に直して1.92。
500÷1.92=260がキャリブレーションファクタと言うわけだ。
これをキャリブレート値としてセットすれば、後は流量を10cc/Day〜99.99l/
Dayまでセットすればいい。
ポンプは(たぶん)一定速度で動作する。
流量はポンプを何分(何時間)ごとに動作させるのかを決めるようだ。
ポンプドライブのモータは音からするとステッピングモータではない。
中を開けてみたいのだが、それには接着されているパネルを外す必要がある。
予想ではDCギアードモータ(いわゆるギアの音はしないのだが)の逆起電力を見てフィードバックをかけるクローズドループ制御かな。
オープンループだと精度が出ないような気がするのだが。
タイマ部の制御は4Bitのマイコンでも入っているのだろう。
鉄/マンガンやヨウ素を添加するには、市販の添加剤を100倍くらいに薄めて100cc/Day位で添加すれば良いのではないだろうか。
久しぶりに熱帯魚屋に行った。
そこでホワイトソックスの安売りを発見。
でも袋の中で死んでいるヤツもいる。
元気なものが余り残っていないのだが、生きているヤツ(?)を選んで購入。
水合わせの後水槽に入れたら、やはり元気が無くてライブロックの陰に隠れていた。
ら、どこからかカニがやってきてシッポのところを食って居るではないか。
憎きカニである。
他にキイロハギを1匹、タツノオトシゴを1匹買ってきた。
タツノオトシゴがいつまで生きているか自信はないが、餌用のイサザアミも100匹買ってきた。
さっそくアミをスポイトでタツのそばに放すと、タツはそれを見つけてパクッと食う。
これはなかなか面白い。
アミは飼育すれば勝手に増えるらしいのだが、それにはアミ養殖用水槽を用意しなければいけないだろう。
タツもオレンジ色のヤツは高価なのだが、普通の茶色っぽいヤツは\1,500だった。
生存期間が長ければオレンジのタツも飼いたいものである。
アミも養殖しないと財布がもたない。
何しろ1匹10円近くするのだ。
今日はもう一つ荷物が届いた。
TFWのサンライトH70である。
ちょっと点灯させてみたが、意外に明るい感じだ。
これなら2機使って水草水槽を照明することも出来そうな感じである。
消費電力は80Wなので2台だと160W、蛍光灯の場合は32W×5本なので消費電力は160W以上である。
コケなどの問題も心配ではあるが明るさ的には蛍光管より上なので、水草水槽もメタハラ化を検討しようと思う。