熱帯魚を飼う(51)
■ '00/2/7
トニナがまたまた元気がなくなってきた。
頭頂部が黄化しているのだ。
前回のトリミングから背丈をだいぶ伸ばし水面近くにまで達しているトニナだが、有る程度生長すると調子を崩すのだろうか。
週末にでもトリミングしてみよう。
水質的には問題なくて、pHも5.8〜6.4程度で推移している。
液肥の添加も再開した。
有茎類としてはトニナは育てやすいと言うか、生長がさほど早くないのでトリミングの手間が省けるしコケも付きにくくて良いのだが、一旦調子を崩し始めると厄介である。
私としてはホトニアも好きなのだが、コイツも一旦調子を崩すとどんどん溶けてしまう。
それに比較してシダ系の(実は名前を知らない)草の何と丈夫なことか。
こんなに巨大になるとは思わなかったと言うのが本音で、今となってはラインヒータに根を絡ませて水槽を接着しているシリコンにまで根を入れようとしている。
既に葉の長さは50cmをゆうに超え、水槽の向こう側が見えないほどになってしまった。
実のところこんなに大きくなるとは思わなかったので、水槽前面に植えたのである。
フィルタに吸い込まれてフィルタの中でも生き続けていたクーリーローチが死んだ。
何が原因か解らないが、最近は目に触れるところ(それまではどこにいるのか分からないほど姿を見せなかった)にも出てくるようになっていたのだ。
姿が見えないと言えばキイロハギ。
ここ何日か姿を見ていない。
またもやカニに食われたとでも言うのだろうか。
■ '00/2/8
ドジングポンプに使われている水位センサは、水槽(等)の水位を圧力で検出してマイクロスイッチを動かす構造だ。
日本では余り見かけないこのスイッチ、WorldMagnetics社の製品であることが分かった。
これだと非接触で(余り精度は高くないかも知れないが)水位が測れる。
水位センサは光学式や超音波式、フロート式などの製品があるがフロート式はコストは安いものの海水では使いにくい。
と言うのも可動部に塩が付着して動作不良を引き起こすからだ。
超音波式も同様で、ジャレコの水位センサ付きサーモも塩水中では水位低下を判定できない。
マーフィードのものは電気抵抗検出型で、これは海水で使うなと書いてある。
超音波式や光学式は値段が高い。
とすると圧力スイッチ方式ってのは意外と使えるのかも。
ヒステリシスが大きいのが気にはなるのだが..明日は早朝から出張である。
従ってタツにも餌をあげられない。
空腹に耐えて貰うことにしよう。
タツの餌だが、ブラインシュリンプを成長させて(1cm位になるらしい)自然繁殖させると餌代がかなり節約できるとのこと。
ブラインは、ある程度の大きさまで生長させれば、後は勝手に増えると言うことだ。
なおブラインが成長するまでの期間は、高水温飼育で2〜3週間らしい。
タツはボウフラも食うらしいが、コイツを飼うのはイヤだな。
イサザアミ水槽はヒータを入れておかなかった、と言うか前回買ってきた分はヒータも濾過もないプラケースの中で水が濁るほど水質が悪化しても生きていたのだ。
だからヒータなんか要らないかと思っていたらダメだった。
ワンタッチフィルタの吸水口に取り付けたスポンジにイサザアミの死骸がくっついている。
最初は水合わせに失敗して死んだものと思っていたが、どうやらそうではないらしい。
で、さっそく200Wの手持ちヒータを入れて水温を22℃に設定したら、全然死ななくなった。
水換えはしていないが、水質悪化に強いのは確認済み。
(本当か?)週末にでもイサザアミ水槽の水質チェックをしてみようかな。
■ '00/2/10
イサザアミ水槽はワンタッチフィルタの吸水口にスポンジフィルタを付けているが、スポンジフィルタの亀裂からイサザアミがワンタッチフィルタに吸い込まれて大量死していた。
いつものようにアミ水槽を見ると、何故かアミが少ない。
で、よく見たらフィルタ部に大量のアミが吸い込まれていたというわけ。
急いで助け出したが8割方は死んでしまった。
アミ水槽の亜硝酸濃度をチェックすると、およそ0.15ppmだ。
水も若干濁っている。
そこで気休めに珊瑚砂(以前60cm水槽の濾過用に使っていたもの)を入れた。
本来なら60cm水槽で使っている砂を入れればいいのだが、60cm水槽は余りいじりたくない。
そうは言っても亜硝酸濃度が上がり続けるようなら考えなくては。
■ '00/2/11
イサザアミを買ってきた。
アミ水槽の水も2/3を交換し、比重は1.011程度に合わせた。
これは海水水槽と同じ比重の水を作って、同じ分量の真水で希釈しただけ。
買ってきたアミは水合わせを行って水槽へ。
水槽には新たに珊瑚砂も入れた。
何となく本水槽よりアミ水槽の方が手が掛かっているような感じ。
明日はトニナを引っこ抜いて植え直そう。
このままだと頭頂部が枯れてしまう。
60cm水槽の水質だが、先週水交換した割には数値が悪い。
特にリン酸0.5ppmは許せないな。
おそらく吸着剤が限界に達したのだろう。
コイツは加熱すれば再使用できるのだろうか。
硝酸塩も少々高めの5ppmである。
リン酸が増えるとガラス面に付着する茶コケが増えて掃除が面倒だ。
吸着剤は2222に入れてあるのだが、これの交換が面倒なんだな。
2222は水槽に並べて置いてあるので一旦水を抜いてしまうと呼び水に苦労する。
引っ越しまであと1ヶ月半、このままリン酸値上昇に目をつぶるわけには行かないだろうなあ..
■ '00/2/12
90cm水槽のトニナを大胆にカットした。
背丈の平均が7cm位に、である。
捨てた分と植え直した分量では、捨てた方が多いのはいつもの通り。
今回は光の当たらない下の方の葉が落ちていたので、捨ててもったいないとは思わなかった。
これも蛍光管の照度低下が原因だろうか。
明るい環境を好むトニナにとっては、32W管5本ではギリギリなのかも知れない。
そこで手持ちのNA管に交換することにした。
最初はNA管を使っていて、その後KSの12000Kに換えたのでNA管が余っているのだ。
交換してみるとKSの12000Kは新品と今まで使っていたものの差が見た目では分からない。
NA管の方は見た目でハッキリ分かるほど明るさが違っている。
今までは(水槽奥側から)NA,NA,プラントルクス(PG2のようなもの),12000K,12000Kの順だったが、交換後はNA,NA,12000K,12000K,12000Kとした。
NA管を換えたこと、プラントルクスを12000Kにしたことで水槽内は随分明るく感じる。
これでトニナも復活してくれるかな?光量が強くなったためか、いつもより光合成の気泡が激しい。
炭酸ガス濃度を落とそうかと思うほどである。
水槽をいじっていてベタが死んでいるのを発見。
それにラミーノーズも。
これは一体何事だ。
先週久しぶりに水を換えたのがいけなかったか。
少なくとも水質データに異常はないのに。
何だか良くわからないが、トニナ植え替えで底床肥料が水中に舞ったこともあり水換えを行う。
最近は排水しながら給水する方式で水を換えている。
換水後のpHは5.8になった。
イサザアミ水槽、やはり死んだアミが居る。
水が出来ていないからだろうか?ラブロックでも入れた方が良いのかな。
いや、それ以前にタツの頭の後ろ辺りに気泡のようなものが出来ている。
体の中に気体が溜まる病気があるそうなのだが..少し心配。
アミの生存率が高ければ\2,000分のアミで1ヶ月以上持つはずなのだが、死ぬ方が多いと辛いな。