熱帯魚を飼う(70)
■ '00/6/25
微量元素濃度などを測定した。
結果は以下の通り。
Mg=1050ppm(SALIFERT)->1300ppm程度を維持したい
Ca= 434ppm(SALIFERT)->安定している
Sr= 28ppm(SALIFERT)->15ppm程度に下げたい
PO4=0.03ppm(SeaChem)->吸着剤の寿命?
PO4<0.03ppm(Dupla)
I = 0.1ppm(SeaChem)->少し下げたい
NO3 = 5ppm(TETRA)
NO2< 0.1ppm(TETRA)
KH = 8.5 (TETRA)
pH = 8.2 (HORIBA)
マグネシウムはもう少し濃度を上げたい。
添加量は増やしたので2週間後くらいには上昇するだろう。
Srは濃度が高すぎるので添加量を減らしてある。
PO4が0.03と上がってきたので吸着剤交換の時期だろうか。
PO4のみならずNO3も上がっているので、先週行ったライブロック淡水浴の影響かも知れない。
吸着剤は6/1に交換しているのでもう少し保ってくれても良さそうなものである。
ストロンチウム&モリブデンが減ってきたので、定量の2倍(今までは4倍)として60cc/Da
で再添加を始めた。
■ '00/6/27
最近スキマーの泡立ちが悪いなあ..と思って少し水位を上げた。
で、冷凍イサザアミを水槽に入れたらスキマーからガボガボ泡が出てきた。
−>結局は再調整。
ストロンチウム濃度を上げてからと言うもの、ミドリイシの成長が著しい。
ライブロックに当たって白化したようになっていたところも緑になってきた。
ヨウ素には余り反応しないように見られたのだがストロンチウムやマグネシウムには敏感なように感じる。
もっとも特定の元素濃度だけを上げても吸収率が上がらないので、全体的バランスが大切なのは言うまでもないが。
ガラス面のコケ掃除用に新しいグッズ?を買ってきた。
アルミ製の伸縮可能な棒にアタッチメントが付いているものだ。
アタッチメントはステンレス製の刃やスポンジ、コーナ掃除用のものなど4種類。
これで\780位だったかな。
お買い得である。
ガラス面のコケ掃除は1〜3日毎に行っている。
見る角度によってコケが目立つことがあり、そんなときはスポンジの薄いようなヤツのアタッチメントを付けてササッと掃除する。
でも掃除するときに見る(たいていは水槽の上の方から)とどこにコケが付いているのだか解らなかったりして、掃除終了後にコケが取れていないところに気がついたり..石灰藻系の固いものはスポンジでは取れない。
こんな時はアタッチメントをステンレス刃の付いたものに取り替えて、も、面倒なのでプロスクレイパーLで掻き落とす。
底砂をいつも真っ白に保ってくれているのはミズタマハゼと、それに追い回されながらも元気なオトメハゼ。
マンダリンは何を食っているのか分からないが元気に生き続けている。
ミナミハコフグは冷凍餌しか食わない贅沢を決め込んでいて、仕方ないので冷凍ブラインや冷凍イサザアミ(現在在庫切れ)を与えている。
水草水槽の方だがアクアソイルを交換した。
これでpHも十分下がり、いや、十分すぎるくらいに下がった。
水草を増やしたので液肥量も増やしている。
毎日10cc以上は入れているのだがガラス面にコケは付かない。
水草の一部はオトシンクルスやエビに葉を食われてしまって穴が開いてる。
トニナを食うサイアミーズフライングフォックスは苦労の末水槽から取りだした。
サイアミーズフライングフォックスは2種類入っていて、小さい方は「本物」と注釈付きで売っていたもの。
コイツは4cm程度の体長でトニナは余り食わないようだ。
一方「本物」と書かれていなかった方のヤツは体長15cm程にまで成長して、どちらかというとコッチが本物ではないかと思うのだが食欲旺盛でトニナを食いまくる。
サイアミーズフライングフォックスは黒髭コケを食ってくれると言うので水槽に入れたのだが、黒髭を良く食うのはイシマキ貝だった。
今の水槽になってからは黒髭が発生していない。
以前の60cm水槽でも黒髭は見られなかった。
一方以前の90cm水槽ではセットしてさほど日が経たないうちに黒髭がはびこり始めた。
一体何が違うというのだろうか。
何かのバランスなのか、照明なのか。
■ '00/6/28
海水水槽の水質測定を行った。
Mg=1140ppm(SALIFERT)->上がってきた。
Ca= 430ppm(SALIFERT)->安定している
Sr= 27ppm(SALIFERT)->若干下がった。
PO4=0.04ppm(SeaChem)->上がってきた。
PO4<0.03ppm(Dupla)
I =0.08ppm(SeaChem)->下がってきた。
NO3 = 0ppm(TETRA)
NO2< 0.1ppm(TETRA)
KH = 8.0 (TETRA)
pH = 8.1 (HORIBA)
マグネシウムは上がりストロンチウムとヨウ素は若干下がったので順調と言えるだろう。
本来は水を換えずに1ヶ月くらい測定を続けないといけないのだろうが、ブラインシュリンプを作ったりするのに水槽水を使っているので水が減ってきた。
週末にでも補充しなくては。
水草水槽の話である。
黒髭が出ないと喜んでいたら、水カビのような灰色の房がナナの葉に着いているのを見つけてしまった。
色こそ違えど黒髭の仲間に違いない。
折を見てヨウ素殺菌カプセルでも試してみようか。
■ '00/6/30
水草水槽のpHはアクアソイル交換でだいぶ低くなった。
日中の炭酸ガス添加時には5.0まで下がる。
フライングフォックスを取りだしてからと言うもの、トニナは天敵から開放されたためか新芽が目立ってきた。
でも相当食われちゃってるのでトニナの森が出来るには時間がかかりそうだ。
明日にでも底床肥料を追加しよう。
バブルコーラルにクリルをやってみた。
ら、結構大きなものであるにも関わらず、つかみ込むようにして食った。
(と、思う)海水水槽に入っている魚は、キイロハギ・フレームエンゼル・マンダリン・ヤエヤマギンポ・ミズタマハゼ・オトメハゼ・(名前忘れた、青と黄色のスズメダイ?)・ホワイトソックス・キャメルシュリンプ(これは魚じゃないか)だ。
ハサミの取れたホワイトソックスはいつのまにかハサミが再生したようだ。
凶悪な?シャコはまだ捕獲できずにいる。
何せ動きが素早いので捕まえられないのだ。
先日はカニ(オレンジ色で毛が生えている)を捕獲した。
殺してしまうのも可哀想だし食うには小さすぎる?のでプラケースで飼っている。
そして今日はハサミの部分の長いカニを捕獲してプラケースに移した。
今日は湿度が高く、朝方は水槽が結露していた。
日中は冷房を使うので結露しないのだが、配管類は結露して水が垂れている。
その水はサンプ槽に落ちるので床を濡らすことはないが気分の良いものではない。
こんな事なら配管に断熱管を使うか断熱材を巻いておけば良かった。
いやいや、床下のサンプ槽も結露しているから同じか。
一応断熱版は貼ってあるけど。
ちなみに水槽水温は23.5±0.5℃である。
■ '00/7/1
昨日は今年一番の暑さだったらしい。
今日も昨日以上に気温が上がるのかも知れない。
部屋に冷房を入れていれば海水水槽の水温は23.5℃で平衡に達している。
つまりLX-150BXは全開で働いているというわけ。
部屋の冷房(室温26℃)がなかったらLX-110AXの設定温度(24.5℃)
まで上がってしまって2台の水槽クーラで冷却って事になるのかも。
ちなみに床下温度のピーク値は29℃だった。
全開で働いているLX-150BXが平衡状態にうち勝つのは13時になってサンライト(70W)が消灯するときだ。
これで徐々に水温が下がり始める。
いや、それにしても今日は暑い一日だった。
イサザアミ水槽改ヤゴ水槽をカニ水槽にした。
本水槽から取りだしたカニ2匹とサンプ槽に紛れ込んでいた1匹のカニを飼うことにした。
魚も入れちゃおうかな。
底砂は珊瑚砂を3cm程敷いて使い古しのデニボールを埋め込み、TETRAのワンタッチフィルタ(6
0cm用)の濾材に硝酸塩吸着剤の使い古し(見た目がセラミックっぽい)をセットした。
サンプ槽の中に入れておいたライブロックも入れたが、暗いサンプ槽の中でライブロックはすっかり石灰藻が無くなっている。
これじゃあ街の熱帯魚屋で売っているライブロックと称した珊瑚岩と変わらない。
今の時期なのでヒータなんか入れていないしエアレーションすらしていない。
でもカニは丈夫だから大丈夫かな。
水は本水槽から15リットルほど拝借した。
で、本水槽には20リットルの海水を補充したが足りなかった。
サンプ槽のオーバフロー排水管までは水位が達しない。
今までもカニのために海水を使ってしまっていたので意外に減っているのだ。
仕方ないのでもう一度20リットルの水を溜めて補充。
この時期水温が高いのでRO水は効率よく作れるのだが、今日は何故か水圧が低くて270cc/Min.程度しか水が出来ない。
他にはリン酸吸着剤を交換した。
今回もフォスフェートリムーバである。
餌を制限すればリン酸上昇は避けられるのではないかと思うが、何せ魚が大食いなものだからついつい餌をやってしまう。
最近は冷凍ブライン(1cm3位のヤツ)を毎朝半分に割って与えている。
冷凍のまま水槽にポイッと入れるとミナミハコフグが水面にまで上がってきてそれを食べ始め、やがて溶けてバラバラになったヤツをキイロハギとフレームエンゼルが食う。
これが凄い勢いで食うので餌は底砂の方にまでは到達しない。
なので、たまに乾燥餌を底床ハゼに与えている。
微量元素添加のTECH・Mのペットボトルが潰れている。
何故かと思ったらペットボトルのキャップの所から空気を吸えずに内部が負圧になってしまったのだ。
ホースはペットボトルのキャップに穴を開けて差し込んであるだけなのだが、穴開け精度が良すぎたのか?熱膨張でピッタリになってしまったのか。