熱帯魚を飼う(73)
■ '00/7/16
来週か再来週に200リットル程度の水交換を予定していたが、果たして水交換が本当に必要なのかが疑問になってきた。
別に濁っているわけではないし、微量元素も添加している。
(全ての成分がバランス良く添加されているわけではないと思う)魚もサンゴも調子が悪いと言うことはない。
pHもKHも正常である。
硝酸塩だってゼロに近い。
前回の大量換水から3ヶ月になるわけだが、その間も気が向けば&海水が減れば20リットル単位で追加している。
こうなると大量換水の必要性が解らなくなってくる。
単に気分的問題か?ま、人工海水の素もたっぷりあるしサンプ槽の掃除もかねて換水しようかな。
月末頃の気温の高い日でも狙って。
冬になると水道水温が下がって水を溜めにくくなるから、10月頃に次の換水をしてその次は5月なんて許されるだろうか。
その頃にはコットン&カーボンフィルタもメンブレンも交換時期だな。
交換と言えばカルシウムメディア。
注文していたARMが今週中には届くと思う。
海外のショップからmailで問い合わせが来ていたのだが返事を出し忘れていて遅くなってしまった。
カルシウムリアクタの再調整は手間ではあるが、炭酸ガス量を大幅に少なくできるのとリン酸放出が抑制され、微量元素補充が同時に出来るのが嬉しいところ。
ARMは1stステージとしてのEHEIM2222にも、2ndステージの塩ビ管による自作部分にも入れる予定である。
果たして現在使用しているカルシウムメディアは4.5ヶ月経過した現在はどうなっているのだろうか。
リアクタからの排水pHは上がるのだろうか。
ちなみに現在は6.95〜7.02辺りの間に収まっている。
炭酸ガス添加量はADAのバブルカウンタで2泡/秒と言った感じ。
これはジャレコの拡散器の1泡/2秒とほぼ同じだ。
■ '00/7/17
注文していたARMとドジングポンプ、鉄試薬が届いた。
ARMは3.8Kgで$15である。
見た目は珊瑚砂というか貝殻の破片というか、そんな感じである。
きっとどこかの海岸で掘ってきたに違いない。
何せ$15なのである。
来週にでもEHEIM2222改カルシウムリアクタの中身を入れ替えたいと思う。
果たして炭酸ガス濃度を下げられるのか。
或いは炭酸ガスなどいらないくらいになるのか。
濃度調整を再度行うのは手間だが、果たしてARMの実力はどんなものか。
ドジングポンプの方はコーラルバイテ添加用に使用する。
これで5種類の添加剤統べたが自動添加できるようになり、添加剤濃度も安定するに違いない。
ドジングポンプの消耗品はチューブである。
オリジナル品を測ってみると外形が8mm程度で内径が4.75mm位。
さっそく規格ものを調べてみると、外形が5/16インチ(7.94mm)で内径が3/16インチ(4.7
6mm)と言うものがある。
たぶんこれに違いない。
今年の冬頃にはチューブを交換しなくてないけないだろう。
■ '00/7/19
鉄濃度を測ってみた。
ら、ゼロだった。
おかしいなあ、定量の5倍も入れているのに。
測り方に誤りがあるのだろうか。
後日もう一度測ってみなくてはなるまい。
今日も朝から蒸し暑くて、起床後居間におりていったら水槽面は結露して曇っていた。
日によっては水滴になっていることもある。
困ったものだ。
LX-150BXはON/OFFのヒステリシスが1℃以上あるようだ。
最初は設定が狂ったのかと思ったが、クーラが入るのが24.3℃で切れるのが22.9℃辺りなのだ。
サーモコントローラを作ってしまえば済むことなので、今後考えてみよう。
白金抵抗体温度センサを使えば校正は簡単だし精度も高い。
純アナログでも良いしワンチップCPUを内蔵して豪華に?制御しても良い。
これなら2台のクーラの制御も簡単である。
と、思っていながらなかなか実行できないのはいつものこと。
明日から一泊で出かけてしまうのでARMもドジングポンプもセットできない。
■ '00/7/21
西伊豆は海も比較的キレイで良かったのだが、何せ暑くて日にも焼けて参った。
海水浴場の水底にはタカラガイ、ヤドカリ、カニ、エビ、ハゼと思われる魚、アジと思われる魚、カエルウオの仲間などが見られて、ハゼらしき魚はアミで捕ることが出来た。
他にもチョウチョウウオの仲間らしき黄色に黒い縦縞が入ったボディーで、観賞魚として十分耐えられる美しさの魚とか、ブルーの細長いボディーの魚なども居た。
結局捕獲できたのはカニ(いくらでも捕れる)、タカラガイ(売るほど居る)、ヤドカリ(同)、それにハゼの仲間らしき5cm程度の魚である。
だがホテルに持って帰ったら(エアレーションなしがきつかったか)魚とカニ2匹は死んでしまった。
家に帰ってくると水温は24.3℃からぴくりとも動かない状態。
まだ2台目のクーラが入る程の温度ではないがサスガに室温が高いと辛い感じ。
カニ水槽の方は水温が30℃を越えていたが、カニもウニも3匹のスズメも元気にしていた。
水草水槽も24.5℃で平衡に達していた。
その水草水槽、トニナはすっかり持ち直した。
今までトニナが育たなかったのはフライングフォックスのせいだったのだ。
一旦は引っこ抜いて別の水草栽培を開始しようと思っていたが、日毎に育つ姿を見ると引っこ抜くのがもったいなくなってきた。
この調子で育てば、トリミングを繰り返しながら1ヶ月ほどでトニナの森が出来そうである。
(って言ってると枯れたりして)水カビ的コケの方は猛威を振るっていると言っても差し支えないほどで、見えるところはコケと共に水草の葉をカットしているが、流木や底砂(今日見つけてしまった)にまで生えてくるとなるとリセットしたくなるほどである。
このコケ、発見してから蔓延るまでの何と早いことか。
一時期はコケが出なくて手が掛からない..と喜んでいた位なのに。
海水水槽の微量元素濃度などを測定した。
結果は以下の通り。
Mg=11700ppm(SALIFERT)->先週比 -30ppmの誤差範囲
Ca= 384ppm(SALIFERT)->何故か下がった
Sr= 22ppm(SALIFERT)->何故か上がった
PO4=0.04ppm(SeaChem)
PO4<0.03ppm(Dupla)
I =0.05ppm(SeaChem)->先週比 +0.01ppm
Fe < 0.1ppm(Seachem)->何故?
NO3< 0.1ppm(TETRA)
NO2< 0.1ppm(TETRA)
KH = 8.5 (TETRA)
pH = 8.1 (HORIBA)
Ca濃度が何故下がったのか。
先週が410ppmだったので明らかに下がっている。
まさか40Kgボンベが空になったというわけでは無かろう。
いやいや、どこかから炭酸ガスが漏れているとか。
明日になったら床下にもぐって確認だ。
ついでにカルシウムメディアをARMに換えようかな。
Sr濃度(数値)の上昇がCa濃度の影響を受けていることは考えられる。
PO4が上がってきたが、これは吸着剤が限界に近づいてきたのかも知れない。
前回交換から20日しか経過していないのに。
カルシウムメディアをARMに換えてPO4の上昇が止まってくれれば嬉しいのだが..鉄はどう測ってもゼロである。
もっとガッポリ添加しないといけないと言うことか。
試薬がSeache
のものだけなので誤差があるかも知れない(リン酸のように)が、次回添加剤補充時には濃度を10倍以上に高めてみる予定だ。
■ '00/7/22
リアクタメディアを交換した。
ら、EHEIM2222のホースが潰れていて2222の方に殆ど水が流れていない状態だった。
つまりセカンドステージだけで運転していたというわけ。
EHEIM2222のカルシウムメディアはさほど減っていなかった。
メディアの角が取れて丸くはなっていて、粒が砕けて小さくなったものもあった。
セカンドステージの珊瑚砂も外観上の変化は余り無い。
ただ水洗いすると水が乳白色に濁るのでそれなりに溶けている感じ。
珊瑚砂をよく見ると密度が低くなっているというか、微細な穴が増えているというか、そんな感じである。
しかしいつからEHEIM2222に水が流れなくなっていたのだろうか。
メディアを2222の方もセカンドステージの方もARMに交換したが、ARMは粒が細かいのでセカンドステージの下方にはカルシウムメディア(5mm角位の大きさがある)を入れて流出を防止した。
なおセカンドステージは下方から水が入ってきて上方に抜ける構造である。
ARMは約2.5Kgを使用した。
2222の中に1.5Kg程(流出防止のためにEHEIMの青いスポンジ的ものを入れたのでその分容量が減った)を入れ、残り1Kgがセカンドステージに入ったというわけだ。
メディア交換後の再運転で2222から水漏れが..圧力をかけすぎ(メインポンプから分流しているため)なのは解っているが、今までは漏れていなかったのに。
そこでEHEIM純正ワセリン(付属品)をOリングというかガスケットに塗って再度組み付け直し。
これで漏水は止まった。
ついでにイオン交換樹脂再生も行おうと思ったのだが、何せ床下が暑くて..ヘバってしまった。
結局少し涼んでからイオン交換樹脂とヨウ素殺菌カプセルを交換した。
ヨウ素殺菌カプセルは最近又ミナミハコフグに白点病が再発しているのを見つけたからだ。
今回はイオン交換樹脂の再生方法を変えてみることにした。
再生液に樹脂を浸けて、そのまま次回交換時まで放置するやり方。
さてうまく行くかどうか。
今日も暑く、外は30℃を軽く越えているだろう。
室内は冷房している為もあって水温は安定している。
海水水槽の方は特に変化無し。
水草水槽の方は丸坊主になっていたトニナが息を吹き返したところ。