熱帯魚を飼う(75)
■ '00/8/1
海水水槽の水温をこれまでの23.5±0.5℃から25±0.5℃に上げた。
どうやらウチの水槽のミドリイシ類は浅場の物のようであり、23.5℃では少々低すぎるのではないかとアドバイスを頂いたためだ。
たった1.5℃の違いではあるが、手を入れたときの温度はずいぶん違って感じられる。
水温を上げたことでクーラの負担もかなり減ることだろう。
ここの所ポリプを全く出さなくなってしまったスターポリプだが、同氏よりゴミやコケが付着しているので掃除してみたらどうかと言われた。
さっそく柔らかいブラシで丹念に掃除すると意外に沢山のゴミが取れた。
果たしてこれでスターポリプは復活してくれるだろうか。
少々調子を落としていたバブルコーラルをカニ水槽に入れたら元気になった。
(ようにみえる)
カニ水槽は水温が高め(27℃程度)なのでこれが原因だろうか?この点に関しても少し様子を見たい。
水草水槽の水カビ的コケは相変わらず猛威を振るっている。
が、そんな中でトニナは順調に成長している。
トニナにもコケは着くが、これは下の方の枯れ始めた葉にだ。
成長しているトニナにはコケが付かない。
■ '00/8/2
今日も暑かった。
オマケに日中留守にして家には誰もいなかったので居間室温は急上昇。
帰ってきたら水槽一面に結露している..海水水槽は水温を上げたおかげで多少はマシだが、水草水槽の方は水槽の下の方に水が溜まっていた。
カニ水槽は水温32℃、でもスズメたちは元気そのもの。
バブルコーラルは、−少なくとも夜間の観察しかできていないが−、水温による状態の差は見られない。
で、今度はコーラルバイテの添加をやめてみた。
これは定量の2倍しか入れていないが、一応確認のためだ。
鉄の方も一時添加を中止しようとも思ったが、同時に二つのことをやると影響度合いが分からなくなるので順番に。
これで1週間ほど様子を見ることにしよう。
■ '00/8/4
海水水槽の微量元素濃度などを測定した。
結果は以下の通り。
Mg=1200ppm(SALIFERT)->OK!
Ca= 416ppm(SALIFERT)->少し上がった
Sr= 16ppm(SALIFERT)->上がった
PO4=0.03ppm(SeaChem)
PO4<0.03ppm(Dupla)
I = 0.02ppm(SeaChem)->だいぶ下がった
Fe < 0.1ppm(Seachem)->何故????
NO3< 0.1ppm(TETRA)
NO2< 0.1ppm(TETRA)
KH = 9 (TETRA)->上がった
pH = 8.2 (HORIBA)
CaとKHが上がってきたのはカルシウムリアクタが機能し始めたと言うことだろう。
ヨウ素が下がったのにはちょっと心当たりがある。
一つは海水交換でTECH・Iの濃度が下がった点、もう一つはドジングポンプの電源入れ忘れ(!)だ。
ドジングポンプ用のファーメドチューブを注文した。
7.5mで\8,000もする。
これはシリコンチューブの30倍の耐久性があるというもの。
たぶんノーマルで付属しているチューブと同じではないかと思っている。
ポンプに使用するのは10cm程度なのだが、切り売りしてくれないようなのでリールで買った。
これを10cm/\1,000で切り売りすれば儲かるな。
(笑)問題のバブルコーラルだが、コーラルバイテの影響と言うより光が強すぎたのかも。
もう少し様子を見ないと解らないが可能性は高い。
ブラシで掃除したスターポリプは完全に復活した。
やはりゴミの影響だったのだ。
何となく手荒な掃除だったのだが、それでもゴミが取れてこんなに元気になるなんて。
ちょっと驚きである。
水草水槽のコケは一向に減らない。
毎日の自動換水量も増やしているのだが効き目は見られない。
最近は底砂にも水カビ的コケが生えてきやがった。
まったく..こうなったらリセットなのだが、何せ手間がかかるモンでなかなかその気になれない。
底砂も一旦取りだして天日干しをするとかしないといけないだろうし。
乱暴に水槽内に漂白剤を入れて、その後で塩素中和したらどうなるのかな。
救いはトニナが順調なことだけ..
■ '00/8/5
カニ水槽の水交換を行った。
この水槽はキッチンに置いてあるので、家庭用浄水器の水で人工海水を溶いて約半量の交換。
交換しなくてもデニボールが効いているのか硝酸塩濃度は上がらないから良いのだが、まあ気休めと言うことで。
水草水槽のトニナはこんな風になった。
そろそろ株分けしないといけない。
トニナには(枯れかけた葉を除いて)殆どコケが付かない。
この点では育成しやすい草だといえる。
写真のグッピーは「ネオンテトラすくい」で取ってきたもの。
酸性水質の中でも元気なモンである。
幸いにして一匹だけなので増えることはない。
ネオンテトラは旧60cm水槽時代からいるもので、若干は死んでしまったがその他は元気である。
何匹か入っているヤマトヌマエビも60cm水槽時代からアーリー水槽を経てこの水槽に入れられているものだ。