熱帯魚を飼う(80)
■ '00/9/3
換水を行った。
例によってサンプ槽の水を全部抜いて新しい海水を入れ、後は新海水を足しながら抜いていく方法で実質150リットルくらいの交換と言うところか。
海水交換を行った後のpHは8.2で、このまま下がってこないと酸化マグネシウムを入れにくいな。
揚水ポンプを止めて再起動したら例によって水垢と稚エビの死骸が大量に水槽に舞った。
次回揚水ポンプを起動し直すときには出水口にフィルタでも付けておいた方が良さそうだ。
水槽内にキャメルシュリンプが見えない。
シャコに食われちゃったのかな?この形のエビ?はソフトコーラルも食うがカーリーも食うらしいので又入れておこう。
キャメルシュリンプは値段が安いので助かる。
■ '00/9/6
海水水槽の微量元素濃度などを測定した。
結果は以下の通り。
Mg=1350ppm(SALIFERT)->今までの最高値?
Ca= 434ppm(SALIFERT)
Sr= 16ppm(SALIFERT)
PO4=0.02ppm(SeaChem)
PO4<0.03ppm(Dupla)
I = 0.04ppm(SeaChem)
Fe < 0.1ppm(Seachem)
NO3< 0.1ppm(TETRA)
NO2< 0.1ppm(TETRA)
KH = 9 (TETRA)
pH = 8.2 (HORIBA)
ヨウ素濃度も上がってきたのでヨシとしよう。
ちなみに水草水槽のリン酸値を測定したら0.5pp
だった。
水草水槽としては低いが、これは液肥をここしばらく添加していないため。
もちろんこれは水カビ的コケ対策である。
その代わりと言っては何だが底床肥料を追加した。
ジャレコのフロラシオンプロである。
ポリプを出さなくなったウミキノコだが、これは日陰に移動してある。
でもまだポリプを出さない。
溶けたとか縮こまったとかではないのだが調子が良くない感じである。
一方でミドリイシは相変わらず絶好調だ。
換水による影響は見あたらない。
今週も忙しくて、朝は照明点灯時間の午前7時前に出かけて帰ってきたら午前2時なんて日もある。
そんな中、疲れたカラダにむち打って?水質検査をしたという次第。
■ '00/9/9
ミドリイシの位置を少し変えた。
スゲ?がライブロックに当たって変形し始めたので、これを広いところに移したのだが水槽底部近くしか場所が無く光は弱くなってしまう。
果たして色は維持できるだろうか。
コイツはピンクというか紫というかの骨格と緑のポリプが美しいもの。
ミドリイシは全体的に色が良くなってきている。
買ってきたときは全体がピンク(赤っぽい黄土色と表現すべきか)で中央部が少しだけ黄緑だったものが、さきっぽを残して全体が蛍光グリーンに変化した。
スギノキも買ってきたときはかなり茶色っぽかったが、光の当たらない裏側を除いて濃いグリーン(灰緑?)に変わった。
でももっと変わった色のミドリイシが欲しい...水交換してpHも落ち着いたのでMgOを入れてみることにした。
pHを上げるというよりMgレベルを上げるのが目的である。
実験はpHの下がる夜間に行い、pH8.1が8.3まで上昇して水槽内が白濁(MgO粉末が舞った)した。
白濁は30分ほどで無くなり、pHはMgO投入直後から徐々に変化して白濁が無くなる頃に安定した。
MgOを入れた直後に水質を測ってみても意味無いかも知れないので、2〜3日後にチェックしてみようと思っている。