熱帯魚を飼う(81)
■ '00/9/10
Mg0を入れてから12時間ほど経過した。
pHが元の状態に戻っていたのでMg濃度を測定すると1380pp
で、前回測定時より少しも上がっていない。
pHが一時的に上昇したことでKHが下がったのではないかと思いKHを測定するとやはり6まで下がっていた。
もしかするとCaも下がっているかも知れないが、今日の所は測定せず。
MgOを入れることによってpHは上昇するが、KHはNaOHを入れたときよりも急激に下がるようだ。
これならNaOHを入れた方が良いのかも知れない。
Naイオン濃度の問題はあるが、これはバッファを入れたときも上がるはず。
それとも塩化物イオンも上がるから良いのだろうか?
■ '00/9/13
今朝水槽を眺めていたらミドリイシが白化しているのを発見。
光が当たらない場所でもないし、他のミドリイシと干渉しているわけでもない。
一体どうしたことか。
病気だと嫌なので白化した枝を根本から折って、生きている部分だけを水槽に戻した。
これも購入してからずいぶん育って、1.5倍くらいの大きさになっていたから分割してもカッコ悪くはなっていない。
水草水槽の方は緑っぽい新たなコケ出現で、やはり底床リセットしかないのかなと思っている。
■ '00/9/15
水草水槽のコケの原因だが、先々週辺りだったかに底床肥料(フロラシオンプロ)を入れた。
同時に毎日の換水量も減らしたままだったので、これが水中に溶けだして緑のコケを生やしたのだろうか。
今日は荒療治で、水槽内のトニナの葉を揉んでコケをそぎ落とした。
強力に付着しているヤツだと葉まで一緒に取れてしまうが、とにかく過密状態になっているトニナなので気にせずこれを行った。
水中に舞った葉とコケを排出するために水は流しっぱなし。
オーバフローパイプからは葉やコケが水と一緒に流れ落ちるという寸法である。
昨日(いや、正確には今日だな)は家に着いたのが午前3時ってな具合で、底床リセットの元気はすっかり失われてしまった。
水温調整のいらない時期に行わないと面倒なのだが..
■ '00/9/16
病気と思われる症状で白化したミドリイシだが、白化した部分を取り除いてレイアウトし直したのが13日の話。
それが今日までにかなりの部分まで白化して死んでしまった。
3分割した1つに異常は見られないが、大きめの個体2個は全体の2/3以上が死んでいた。
再度分割するとカケラになってしまうほどなので、涙をのんで水槽から取り出すことにした。
他のミドリイシに感染しなければいいが、ちょっと不安である。
これは共肉が骨格から剥がれるようにして死んでいくようだ。
海水水槽の微量元素濃度などを測定した。
結果は以下の通り。
Mg=1400ppm(SALIFERT)
Ca= 428ppm(SALIFERT)
Sr= 22ppm(SALIFERT)
PO4=0.05ppm(SeaChem)
PO4=0.04ppm(Dupla)
I = 0.04ppm(SeaChem)
Fe < 0.1ppm(Seachem)
NO3< 0.1ppm(TETRA)
NO2< 0.1ppm(TETRA)
KH = 7 (TETRA)
pH = 8.1 (HORIBA)
KHはMgO実験の影響で未だ低い。
リン酸濃度が上がってきた。
吸着剤の寿命だろうか。
3ヶ月近く交換していないわけだから当然か。
現在使用しているのはCORALIFEのものだが、これをKENTのものに交換することにした。
KENTのものは即効性なのだが持続性が余り無いような気がする。
スーパークールの球も取り替えたいし、CORALIFEの吸着剤と一緒に注文しておこうかな。