熱帯魚を飼う(83)
■ '00/9/24
先週溶けたミドリイシの代わりを物色にショップ巡りをしてきた。
港南台のA店はSPSが比較的多く置いてあるが、値段が高いのでそうそう買うわけには行かない。
が、その中で茶色のいかにも安そうなものを発見。
店員曰く「色が落ちてしまった」のだそうだ。
もしかすると緑になるかも知れないのでこれをGET、が、その後同水槽内にカーリーがいるのを見つけてしまった。
で、キャメルシュリンプを5匹買った。
そこから国道1号線沿いのM店に向かう。
ここもミドリイシ扱い量が多い。
価格もまあ手頃である。
ここではテーブル状のミドリイシ(緑)と先端がやけにブルーに染まった枝状のミドリイシを買う。
ブルーのものは入荷時にはパープルだったそうで、それがアストロビーム直下に置いたらブルーになったのだとか。
購入後も一等地にセットしたので、これからの色変化が楽しみだ。
夏場が過ぎたためか、ミドリイシの入荷量も増えてきているとはショップの話。
これから冬前にかけてが購入のチャンスかも知れない。
家に帰ってきてからキャメルの水合わせをして水槽に。
夜になって見るとキャメルの破片が砂の上にちらばっている..早速食われてしまったようだ。
何匹減ったのか解らないが、ライブロックの陰に潜んでいるヤツもいるので全滅したわけではない。
ホワイトソックスが食ったのか?ミズタマハゼが攻撃したか?それともシャコが狙ったか。
■ '00/9/26
久しぶりにスキマーの掃除をした。
3週間で溜まる汚水の量はカップ1/3程度。
量にして600cc程度だろうか。
水槽も安定してきたように見えるし、もう少し小型のスキマーでも良いような気はする。
ところへ、H&Sが手に入りそうな雰囲気だ。
モータが1個で公称850リットル対応なので、今使っているDASの丁度半分の容量と言うこと言うことになる。
まあDASのモータパワーを絞っても同じ事ではあるのだが、モータパワーを絞るとゲートで水位を上げる必要があり、ゲートの調整用ネジが床板に当たってしまうのだ。
今のところは水位調整とモータパワーコントロール(56Hz〜58Hz程度で使っている)で、適度な性能に調整しているがH&Sだとどうなのだろうか。
モータはDASと全く同じであることは確認済み。
ただしH&Sは50Hz仕様があるので、現在使用しているモータコントローラは使わなくても済む。
で、このモータコントローラをクーラに接続して60Hzドライブすれば能力アップ間違い無しなのだが、消費電力がオーバする気がする。
精々揚水ポンプのパワーアップが良い所かな。
H&Sにしても良いかなと思ったのはこれだけではない。
実は床下の上下寸法の制限でDASだとカップ部分が水槽台内部にはみ出し、すきま風が入ってくるのである。
これから気温も下がるのでここを密閉したいのだ。
■ '00/9/27
水草水槽のトニナの先端部が溶けたような感じになってきた。
ここの所換水量を増やしていて、液肥もロクに与えていないからか。
仕事の忙しさは相変わらずで水槽の世話は疎かになっている。
が、海水水槽の方は手をかけなくてもガラス面にコケが増える程度だが、水草の方はそうは行かないと言う感じ。
この水草水槽を外部フィルタ+底砂厚めのプレナムで海水化したいと考え始めている。
サンプ槽無しで行くのでスキマーは付けにくい。
と言うか、スキマーを付けると微量元素添加もマジメにやらないといけないと思う。
そこで上記方法がどんなものなのかを試してみたいというわけだ。
問題はスキマー無しなのでエアレーションが必要なこと。
エアレーションすると塩だれに悩まされることになる。
ここが問題。
■ '00/9/28
H&Sが入ってきた。
思った通り小さい。
早速サンプ槽にセットしてみると、ギリギリ床下に収まった。
後はそこを塞ぐ板を用意すればいいだけだ。
モータというかディスパーセレイタ方式のポンプはDASと全く同じである。
ただしこちらは一応正規品のため100V/50Hz用だ。
ポンプが一個なので流量も半分となり、これまでのDASに比較すると何となく頼りない。
音的にはDASの方が静かである。
これはDASがモータごとケースに入ったような構造だからだ。
つまりH&SはDASの中身だけを出したような雰囲気。
面白いというか何というか、保証規定を見るとモータやインペラなどの消耗品は正規品購入対象者のみに売るとなっている。
取り説には「コピー品防止のため」となっているが、コピーなどゲンブツが1個あれば作れる。
なので、たぶんこれは並行品対策なのだろう。
何せDASの1.6t対応(ポンプ2個)が$500以下で買えるのに、H&Sの正規品は10万円以上する。
H&Sも並行で買えば国内価格の半分以下だろう。
H&Sはご存知の通り水位調整が出来ない。
DASのように水位とエア流量を変えてベストに調整するという事は出来ないが、この方式そのものの調整がブロードなので良いのか。
なおサンプ槽の水位は高めの方が流量が稼げる。
これでオーバスキミングしそうならエアを絞ればいい。
サンプ槽のスキマーの下あたりにはゴミが沢山溜まっていた。
これを見ちゃうとサンプ槽の掃除をしたくなる。
でもここの所急激に下がった気温でRO水は沢山取れなくなっているんだろうな。
■ '00/9/29
家に帰ってきて早速スキマーの様子を見る。
と、オーバスキミングで紅茶色の廃液がタップリ溜まっているではないか。
エアは結構絞っておいたのだが、水位が高いためかオーバスキミングする。
水位が高い理由はサンプ槽にタップリ水が入っているからで、これは単に水量を稼ぐため。
結局スキマーの下に台を置いて「あげぞこ」にしないとダメか。
でもそうすると床下にスキマーが収まりきらなくなる。
困ったものだ。
さて、水位はどの位にしたらいいのだろうか。
適当な台の上にスキマーを乗せれば良いのだが、その適当な台の高さを決めるのが大変である。
今日の所は化粧ブロック(通常のコンクリートブロックより煉瓦に近い)をサンプ槽の下に敷いた。
それでもオーバスキミングしそうなので、エア流量は2リットル/分まで絞ってある。
最近pHが高いなあ..と思っていたのだが国産のLED表示のpH計のセンサが寿命のようだ。
ホリバの方で測ると7.8しかない。
このLED表示のpH計もそろそろ買って1年になるのでセンサは寿命なのだろう。
ちなみに校正は出来るがリニアリティが悪化している雰囲気。
センサ内部のKclは残っているのだが、指示値がおかしくなるのはアメリカンマリンのセンサと同じだ。
センサはホリバのものを買おうと思いながらそのままになっている。
もう一つのトラブル。
漏電があった。
外観が金属のヒータが漏電していた。
サンプ槽に手を突っ込んだらピリピリして、サンプ槽と構造材の鉄骨を線で接続したら漏電ブレーカが落ちた。
水質測定結果は以下の通り水質が気になったので今日も水質測定を行った。
Mg=1410ppm(SALIFERT)
Ca= 452ppm(SALIFERT)
Sr= 28ppm(SALIFERT)
PO4=0.03ppm(SeaChem)
PO4<0.03ppm(Dupla)
I = 0.03ppm(SeaChem)
Fe < 0.1ppm(Seachem)
NO3< 0.1ppm(TETRA)
NO2< 0.1ppm(TETRA)
KH = 7 (TETRA)
pH = 7.8 (HORIBA)
Caリアクタの働かせ過ぎかな。
Caが上がってpHが下がっている。
MgもSrも少々高めである。
本格的な秋を前に、また換水でもしておこうか。
気温が下がるこれからの季節は水がなかなか溜まらなくなる。
それにスキマ設置などでサンプ槽の水も減っているのだ。
■ '00/9/30
pHが低いのでカルクワッサを添加して8.1まで上げてしまった。
またKHが下がるかな。
カルクワッサでのpH上昇も一時的なものでしかないし、pHよりKHが下がってしまうとこちらの方が問題かも。
今のところは7あるから良いが。
とりあえずはカルシウムリアクタの排水量を少し少し絞っておいた。
これからの季節は水の蒸発も増えるので、差し水をカルクワッサでやるかな。
炭酸ガスさえ入らなければ沈殿は起きないはずなので、密閉したペットボトルにRO/DI水を入れるとペットボトルの中の水酸化カルシウムが溶けだして、それを水槽に入れるという仕組み。
DI水なら炭酸ガスは殆ど含まれていないはずなので、これで行けるかも知れない。
RO水の製造量だが、真夏には毎分300ccも取れていたのが今日は260ccまで減っていた。
真冬になるともっと減るだろうな。
なお今日まで稼働させておいた床下換気用扇風機も役割を終えた感があるのでスイッチを切った。