熱帯魚を飼う(91)
■ '00/11/19
キイロハギにも白点を発見。
たぶん水槽内は白点虫がウヨウヨという感じなのだろうな。
この事からヨウ素殺菌カプセルは白点虫は殺菌してくれないと判断して良さそうである。
元々の菌の個数が少ないときには効果があるのかも知れないが、何しろ今でもちゃんとヨウ素殺菌カプセルは使っているわけで、それでもナンヨウハギの白点病はキイロハギにまでうつってしまった。
水をキレイにするには殺菌灯かオゾナイザだが、TECH・Iを使っているので酸化剤系は使いたくないしなあ。
でも使うならオゾナイザだろうな。
白点虫を殺すと共にスキマーで白点虫の除去も同時に行えるはず。
ORPが350mV程度になるまで使ってみるかなあ..ちなみに現在は日中でORPが310mV程度である。
■ '00/11/20
今朝ついにナンヨウハギの捕獲に成功。
1分間の淡水浴を行った後本水槽に戻した。
本当なら白点虫のいない別水槽にしばらく入れておくべきなのだろうが、残念ながらこれが用意できない。
本水槽には白点虫がウヨウヨいるはずなので淡水浴の効果はないかな。
時間があればバケツに海水を作ったところなのだが、朝の忙しい時間だったのでそれもできなかった。
オゾナイザも買っていないし、さてどうしたものか。
とりあえずTECH・Iの添加は中止したのだが..
■ '00/11/21
ナンヨウハギはちゃんと元気にしている。
でも白点はまだ付いている。
やはり水槽内に白点虫がウヨウヨ居るのだろう。
白点虫は成長して魚体から離れた後、200倍くらいに増えるらしい。
が、増えた後で魚に寄生できなければ24時間ほどで死んでしまう。
今は白点虫が勝つかナンヨウハギが勝つかの勝負所なのだろう。
■ '00/11/22
ナンヨウハギにはまだ白点がある。
今朝ニンニクをやってみたが、ニンニクが沈まないの食いにくそうだ。
でも味は好みなのか食おうとしている。
オゾナイザ作戦は近所でオゾナイザを売っていなかったので中止することとし、TECH・Iは再添加開始した。
たぶん濃度が下がっているだろうから週末の水質測定時にでも足さないといけないかも。
明日は少し換水でもしてみようかと思っている。
カルクワッサ入れすぎ事件の残痕がサンプ槽底部に残っているのだ。
これを掃除して水を入れ替えようか。
気温も下がってきて夜間はヒータパワーが足りないかも知れない。
現在は200W+150Wなのだが、朝方に見ると双方共にONになっている。
日中はメタハラの発熱でヒータは全く入らないし、ここの所クーラも入らない感じ。
水の蒸発は結構あって、現在の足し水設定は2時間ごとに4分間の給水だ。
4分間のうちオートフラッシュ(メンブレン洗浄)に使われる時間もあるので、4分間で約700cc程の水が足される。
これは一日辺りだと約8リットルにもなり、90cm水槽時代は夏場で1〜2リットル/日程度で済んでいたのだから大きな違いだ。
全水量で約500リットル(水槽+サンプ槽の総容量だと600リットルくらい)なので、毎日1.6%の水が無くなるって事か。
まあ、このおかげで居間の湿度は50%前後をキープできて、加湿器は不要なのだ。
前の家に住んでいたときには電気暖房を使うと湿度は30%程度にまで急降下したわけで、加湿器を全開で動作させてもそうそう湿度は上がらなかったし、一旦湿度が上がっても部屋のドアの開け閉めでアッと言う間に湿度は下がってしまっていた。
前の家はダイニングとリビングが別で、今の所(ダイニング+リビング)の1/3しか面積がなかったことを考えると水槽の加湿効果がいかに大きいかと言うことだ。
ちなみに前の家で加湿器の水は一日3リットルくらい使っていた。
■ '00/11/23
150リットル程度の換水を行った。
100リットル分はサンプ槽の水をそっくり交換する形で、残りは新海水を注入しながら抜く方法で以前と同じ。
今回使った塩はpHが高めになるようで、交換前のpH8.0
は交換直後に8.1に、交換2時間後に8.2まで上がった。
サンプ槽の底部に沈殿していた砂やゴミは掃除し、サンプ槽に紛れ込んでいたナマコも救出した。
よくパイプに詰まらなかったものだ。
うまく餌で誘い出してナンヨウハギをアミですくって再び淡水浴。
今回も時間は60秒とした。
薬も入れたかったのだがグリーンFクリアは海水には使えないと書いてある。
でも入れちゃった。
淡水浴後のナンヨウハギをバケツに入れようか本水槽に戻そうか考えたのだが、本水槽に戻すことにした。
バケツにエアレーションで毎日水を換えたとしてもアンモニア濃度は上がるはずなので、それが体力低下を引き起こしてはいけないと思ったからだ。
バケツに入れて毎日100%水交換すると、水交換したときのpHの違いとアンモニア濃度の違いは相当ダメージになると思うのだがどんなものだろうか。
せめてフィルタ付きの水槽がもう一個あれば治療するのだが、カニが入っている30cm水槽じゃあ狭すぎるだろう。
(底砂もあるので白点虫ウヨウヨかも)本水槽に戻したナンヨウハギは元気にしているから、又これで様子を見ることにする。
水質測定を行った。
Mg=1200ppm(SALIFERT)
Ca= 416ppm(SALIFERT)
Sr= 0ppm(SALIFERT)
PO4=0.01ppm(SeaChem)
PO4<0.03ppm(Dupla)
I = 0.02ppm(SeaChem)
Fe < 0.1ppm(Seachem)
NO3< 0.1ppm(TETRA)
NO2< 0.1ppm(TETRA)
KH = 11 (TETRA)
pH = 8.2 (HORIBA)
Mg濃度はまだ上がってこない。
添加量をもっと増やさないといけないのだろう。
ヨウ素は添加を一時中止していた為もあると思うが0.02ppmは低すぎる。
Srに至っては検出できなかった。
ヨウ素とストロンチウムは手動で添加。
マグネシウムはもう少し様子を見ることにする。
Caがやっと400ppmを超えるところまで上がってきて一安心。
KHは相変わらず高めだ。
pHは部分換水で8.2まで上がっている。
水質維持のためには相当量の添加剤が必要になると思う。
クリスマスシーズン到来前に大容量ボトルを輸入しておかなくては。
■ '00/11/24
夜見たら一つのミドリイシの一部が白化している。
一体どうしたことだ。
ORPも250mVまで下がっている。
何故白化したのか。
朝方には異常がなかったので、急速にしろかが進んだものと推測できる。
明日は仕事で朝から、下手すると明日中には戻ってこられないかも知れない。
このミドリイシが更に悪化するのか否かが不安である。
VC