熱帯魚を飼う(95)
■ '00/12/22
関西出張で1週間空いてしまった。
この間も水槽は特に異常なしで、ガラス面にちょっとコケが目立つかなと言う程度。
水質測定を行った。
Mg=1470ppm(SALIFERT)
Ca= 548ppm(SALIFERT)
Sr= 0ppm(SALIFERT)
PO4=0.05ppm(SeaChem)
PO4<0.03ppm(Dupla)
I = 0.0ppm(SeaChem)
Fe < 0.1ppm(Seachem)
NO3< 0.1ppm(TETRA)
NO2< 0.1ppm(TETRA)
KH = 9 (TETRA)
pH = 8.0 (HORIBA)
Mg濃度が上がっているのは原液を毎日60cc以上添加したため。
Ca濃度も上がり過ぎなのでカルクワッサ添加は中止した。
ヨウ素もドバドバ入れている割に濃度が上がっていない。
ストロンチウムは添加量をもっと増やすべきだな。
どうも新水槽に移行してから添加量が決まらなくていけない。
■ '00/12/27
キイロハギが突然死。
昨日までは元気だったのに、朝見たら死んでいた。
で、年末の混雑の中ショップに行ってキイロハギ二匹とオトメハゼを買ってきた。
そうしたらキイロハギをソハールが追いかけ回して、もう大変。
最初はキイロハギが入っているところにソハールを入れたので大丈夫だったのだが、今度は逆になったので(でも以前居たキイロハギより大きいのだが)厳しいのかも知れない。
何せソハールは運動能力が高いので、キイロハギもお困りのご様子。
そうそう、ミドリイシが何個か白化してしまった。
どうやら水流がいけないようで、その場所に置くとみんな白化してしまう。
メインポンプから水槽への吹き出し口近くがそのスポットだ。
光も十分当たるところなので水流以外に考えられないんだけどなあ。
一応白化していない部分を折って別の場所に置いたが、果たしてどうなることか。
もう一つ気になるのは赤茶のネバッとしたコケが増えていること。
簡単に吸い出すことは出来るし、今までもコイツが少々増えたことはあったが今回はちょっと増えすぎのような気がする。
硫酸マグネシウム添加でもやってみるか。
それとも水交換をするか。
添加剤の量が決まらないので何が悪いのか良くわからない。
所でKENTの添加剤って塩化物は含まれていないんだろうな。
最近はすごい量を入れているのでちょっと不安である。
塩化物イオン電極とナトリウムイオン計を買ってくればバランスは見られるとは思うのだが、これは来年の課題だな。
■ '00/12/29
注文していたミドリイシが届いた。
サスガに気温の低い時期なので、保温箱内部に使い捨て懐炉を入れて送っても水温は結構冷えている。
それでも溶けているものはなく、今回はブルー系も含めて結構良いものが多かった。
3点ほどは指定して買ったものだが、その他は適当に選んでいただいたもの。
自分で買うとどうしても色や形が似てしまう傾向があるが、適当に選んで貰うのも面白いではないか。
私はいつもミドリイシは水合わせしない。
今回は温度合わせもしなかったのは、一刻も早く良い水の中に入れたかったからだ。
ちなみに今までこの方法でミドリイシを溶かしたことはない。
さて、今後の色変化が楽しみである。
■ '00/12/30
水質測定を行った。
Mg=1500ppm(SALIFERT)
Ca= 600ppm(SALIFERT)
Sr= 0ppm(SALIFERT)
PO4=1.0ppm(SeaChem)
I = 0.0ppm(SeaChem)
Fe < 0.1ppm(Seachem)
NO3< 0.1ppm(TETRA)
NO2< 0.1ppm(TETRA)
KH = 9.5 (TETRA)
pH = 8.0 (HORIBA)
いやはや。
Mg濃度は1500ppmにまで達し、Caは上がり続けて500ppmである。
mGは添加を中止してCaはリアクタの再調整。
ヨウ素とSrは添加量を増やした。
しかし何より驚いたのがリン酸濃度の上昇である。
これは危険なレベルなのでKENTの吸着剤を使用する事にした。
同時にカルクワッサ添加も開始した。
しかし一体何がリン酸濃度を上げたのか。
餌だろうか。
とにかく明日にでもリン酸濃度を再測定する必要があるだろう。
明日で今年も終わり。
日記のキリの良いところと言うところで、今年の出来事でも振り返ってみるか。
大きなイベントはやはり引っ越しである。
水槽もそれまでの60cm規格水槽から90×45×60へと大型化し、照明も強化して自動化も行った。
11月にはその水槽も180cmへと拡大し現在に至っているわけだが、その代わり1.5年以上楽しんできた水草水槽を諦めることになった。
確かに水草水槽より海水水槽の方が管理は楽で、何しろコケに悩まされることがないのは助かるが、水草の美しさも懐かしくなることがある。
水槽大型化以降添加剤の分量が決まらず未だに試行錯誤状態なのは、仕事の忙しさからまめな水質チェックが出来ていないことも一因だろう。
これに比較すると90cm水槽への移行時には難なく添加量を決めることが出来たのが、今思うと不思議なくらいだ。
来年にはドジングシステムの見直しも含めて、添加剤の適量安定供給を目指さなくてはいけない。
ここの所の低気温でヒータパワーが足りなくなり、先日150Wを追加した。
これで早朝でも25℃以下には下がらなくなったが、ヒータ総パワー実に500Wである。
稼働時間は夜間のみではあるが、これだとクーラの消費電力より大きいのでは無かろうか。
そのクーラも現在3台を接続しているが、夏場は全部が稼働するのか。
大型の加熱/冷却両用型クーラに換えればエネルギ消費量は大幅にダウンすること間違いないが、これだと屋外設置しか道はなく大がかりな工事を伴うことになる。
何しろ床下は高さが50cm程しかないので大型クーラを置くことが出来ないのだ。
こう考えると水槽安定化のためにはまだまだやることが沢山ある。
それが面倒だと思わないのは自分でも意外で、確かにシステムをいじくり回すことが面白い。
生体の方も今後徐々に追加していきたい。
またまた手に入れた青系ミドリイシ。
もっと青くなれと願ってアストロビーム下に置いた。
水槽を180cm方向から見たもの。
初公開である。
そして現在の状態。
昨日届いたミドリイシなどのレイアウトは未だ決まっておらず、水槽に入れただけって感じ。
実は昨日も仕事でミドリイシを水槽に入れてから急いで外出したのだ。
でもまあ水槽左側のスギノキエリア(?)もこれで面白いかな。
巨大化したウミキノコはそのままだし、明るすぎて色が落ちてきてしまったタコアシもそのまま。
魚たちのために岩組をまばら?にしているので、いわゆる段組のレイアウトにはならないのである。
今年一年御拝読いただきましてありがとう御座いました。
来年も様々な出来事やシステムなどの事を書いていくつもりですので、本年同様よろしくお願いいたします。
最後に、ホームページコンテスト及びS&SのSui-Hiランキングで受賞できましたことを皆様のおかげと再認識し、お礼申し上げます。