熱帯魚を飼う(98)
■ '01/1/20
今週はずっと出張だった。
家に戻って水槽を見ると、ガラス面に多少のコケが付いている程度で異常はなかった。
ハゼ類も元気である。
ミドリイシ類も元気ではあるが、ピンクのものの色が緑に変わり始めているのを発見。
たぶん光が強すぎる(スーパークール直下)と判断し、アストロビーム下に移動した。
逆にスーパークールの真下に置くことで、茶色−>緑−>先ピンクと変色したものもある。
ミドリイシ青化計画?第二段はこれだ。
これは比較的大型のスギノキだと思われるもの。
購入時よりだいぶ青さが増してきた。
余り青くしすぎると紫になってしまうかも知れないので、光量を考えながら色の維持をしたいものである。
青くなるか否かは買ってみないと解らない。
同時期に買った水色のものでも、片方は青くなりもう一方は茶色になったと言うこともある。
青系は横浜近辺では余り見かけず、たいていは九州から通販で買っている。
やはりミドリイシは関西以南の方が豊富に出回っているような気がするのだ。
その他機材関係は仕事が忙しくて何も出来ていない。
微量元素添加量も(今週は)まだ濃度が測れておらずに保留のまま。
こんな事ではいけないのだが、魚を買うためには仕事をさぼるわけにも行かずに辛いところである。
■ '01/1/21
朝見ると何故かオーバフロー管から落ちる水量が低下しているように感じる。
調べていくと揚水ポンプの吐き出し量が極度に低下しているのだ。
床下にもぐってポンプ周辺を見るが異常はない。
どうやらポンプがチョーキングを起こしているようで、排水側には細かな気泡が見られる。
こうなると原因は給水側の詰まりだが、一体何が詰まったというのか。
パイプ類はバラバラに外せるようになっているので、それを外してチェックすると!ヤエヤマギンポがパイプの中で死んで居るではないか。
オーバフロー管からサンプ槽の中に落ち、それがポンプの吸水管に詰まったのだ。
いやはや..大量換水後初の水質測定だ。
Mg=1470ppm(SALIFERT)
Ca= 416ppm(SALIFERT)
Sr= 22ppm(SALIFERT)
PO4<0.01ppm(SeaChem)
I = 0.00ppm(SeaChem)
Fe < 0.1ppm(Seachem)
NO3< 0.1ppm(TETRA)
NO2< 0.1ppm(TETRA)
KH = 9 (TETRA)
pH = 8.1 (HORIBA)
マグネシウムレベルがちょっと高いが許容範囲内。
ヨウ素は何故か検出されなかった。
添加量は、マグネシウム(TECH・M)10cc/Day
ヨウ素(TECI・I)10cc/Day
ストロンチウム(Sr&Mo)10cc/Day
鉄&マンガン(Iron&Mn)10cc/Da
マグネシウムはもう少し添加量を落としても良いように思う。
ヨウ素はどうしようかな。
倍くらいまで濃度を上げて様子を見ようか。
しかし先々週までは60cc/Dayで添加しても濃度は上がっていなかった。
これはどういうことなのだろうか。
このまま大量添加を行うべきか否か迷うところだ。
シアノバクテリアは底砂には着かなくなった。
石灰藻の取れたライブロックには未だ付いている。
シアノバクテリア撲滅?には硫黄分が有効との話もあり、試薬だと硫酸マグネシウムあたりが良いのだろうか。
でもどれだけ添加すればいいのか良くわからない。
今週も忙しくなりそうなのと、物書き仕事も入ってきたので気合いを入れなければ。
ヤエヤマギンポも水槽に入れたいし、給水パイプにストレーナも付けたい。
それともオーバフロー管にストレーナを付けた方が良いかな。
これまでにもヤドカリやエビがサンプ槽で生息していた経験がある。
■ '01/1/22
プランクトンパックを注文した。
底砂攪拌のための生物群を強化しようと考えたからだ。
もう一つは気になっているシアノバクテリア。
コイツはライブロックの石灰藻を破壊してしまう。
ライブロック入れ替えも視野に入れたくなってくるが、プランクトンパックで様子を見る予定だ。
メタハラ球も注文した。
引っ越しから10ヶ月以上が経過し、夏に追加したアストロビーム以外は照度も低くなっているはず。
だいたい低色温度の球でも6000時間程度で照度は半分に低下する。
今回はコーラルグロゥを選択してみた。
ショップの話だとアストロビームは価格だけの価値はあるよ、って事なのだが、全光束はコーラルグロゥの方が上だし価格もだいぶ安い。
まあ一度使ってみようと言うわけだ。
70Wのサンライトの方も球を変えてみることにする。
今は水草水槽で使っていた「プラント」を水槽左側から照射していて、実はこれアストロビームの250Wより見た目が明るい。
が、いかんせん色温度が低すぎてダメなのだ。
そこで9000Kと言われている「マルチ」を試してみることにする。
色温度的には海水水槽にマッチするとは思えないのだが、「プラント」よりはマシだろうと言うことでの選択。
水槽右側から照射している「アクア」も球を変える予定。
こちらは(旧)タケダの70W球が使えると思う。
「アクア」と同じものだったら悲しいが、照明にはこだわりを見せる同社のこと。
「アクア」よりマシな球であることを願うばかりだ。
■ '01/1/27
何だ何だこの雪は!ウチの辺りでも積雪が20cmを超え、カーポートの雪下ろしだ何だと忙しかった。
この雪のために通販で届くはずの荷物が届かない。
ヤマト運輸に電話してみると、雪なので配達業務を一切停止しているとのこと。
これじゃあ生体は死着間違い無しだ。
とりあえずショップの方にmailを送って事情を説明し指示を受ける。
ヤマトの方で補償するらしいので詳細は聞いておかねば。
もちろんショップの方で補償はしてくれるのだが、ショップに罪はないからね。
明日は(たぶん)死んでいるミドリイシとプランクトンパック、交換球などが届く予定だが道路は雪で一杯。
果たしてトラックはやってくるのだろうか。
本当は今日辺り水質検査..なのだが、色々忙しくてそれも出来ていない。
これじゃあキーパ失格だな。
が、そんな私を無視するかのように水槽に大きな変化はない。
シアノバクテリアは発生しているが、これも徐々に減っている感じ。
水流を強くすれば一気に減るのかも知れないので、水槽内に一時的にでもハワーヘッドをと思ったところで。
いつも通り思うだけ。
忙しさはキーパの敵である。
いや、忙しさに負けない強靱な精神力が必要なのだろうか..ミドリイシ青化計画第三段も進行中だ。
これは先だけちょっとブルーになったミドリイシを買ってきて、いつも通りアストロビーム下においたもの。
今現在2ヶ月ほど経過したが、青と言うよりは薄紫みたいに全体が色変化してきた。
青系では珍しくスギノキタイプ(枝状)ではないので、今後が楽しみである。