イオンコートを試す
1ヶ月後の様子
イオンコートは初期型?を使用したことがある。
印象としてはふき取りが偉く大変なこと,耐久性はフツーかな?って感じだった。
確か初期型は耐久性3ヶ月をうたっていたと思うのだが、今やそれが7ヶ月に延びている。
また、液体コーティング剤の他に固形や半練りタイプのものも発売されている。
今回はこのコーティングタイプと、半練りのものを共に980円で購入した。
本当は固形も試したかったのだが、残念ながらディスカウントショップに売っていなかったと言うわけ。
コイツの成分表示を見ると、石油系溶剤の他はシリコンとフッソ樹脂となっている。
どうやら度重なる改良の結果、耐久性に優れるフッソが主成分となったようだ。
その割にはふき取り時に白い粉が出ないのは、フッソ99よりテフロン含有率が少ないと言うことなのか?ボンネットはフッソ99のテストに使っている(?)ので、今回は初のトランクリッドで試すことにする。
経験的にボンネットよりトランクリッドの方がWAX耐久性が低いようだ。
自宅のカーポートの屋根からトランクリッドが多少はみ出しているためか?それとも傾斜が少なく水玉が残りやすい為なのか?リファレンスとしてはチタン防水を使用した。
まずは塗布性に関して,イオンコート(液体)は、液体だから塗るのは簡単。
独特のニオイがするが、さほど不快なものではない。
イオンコート(半練り)は半練りそのものという感じ。
固形の様な伸びにくさはなく、ベチャッとした感じで塗れる。
写真向かって左からチタン防水,イオンコート(液体),イオンコート(半練り)の順に塗った。
ツヤに関してはどれも甲乙付けがたい感じ。
ひいき目に見れば固形のチタン防水が良いかな?って感じ。
次はイオンコート(半練り)だろうか?写真で見てもよく分からないレベルの話ではある。
写真手前がチタン防水だが、景色の反射度合いは似たようなものだ。
続いて初期撥水性,トランクリッドはボンネットと違って傾斜していないから水玉が良く残る。
ボンネットのテストだとこんな風になってしまう。
水玉を拡大するとこんな感じ。
写真手前がチタン防水,ま、この時点ではどれも変わらぬ撥水性を示している。
1ヶ月後の様子今年は雨が多い,毎週一日以上は必ず雨が降っていたって訳で、WAXテストにとっては過酷な1ヶ月となった。
特にトランクリッドは傾斜が少なくて水が溜まりやすいからWAXの保ちが悪い。
一ヶ月が経過して一旦シャンプーで洗車後、それを十分流してふき取ってから再度水をかけた図がこれ。
お解りいただけるだろうか?写真左側は撥水性が悪くなっている。
ここに塗ったのはチタン防水だ。
中央がイオンコート(液体),写真右側がイオンコート(半練り)なのだが、両イオンコート共に余り変わらぬ状態になっている。
液体を選ぶか?半練りを選ぶかだが、Vitaに半練りを,SLに液体を塗ってみると、塗る分には液体の方が楽なのは当たり前,殆ど水のようなものなので、塗ると言うよりは付ける感じ。
所が差が出たのはふき取りだ。
広い面積に塗った液体イオンコートは思いの外ふき取りが面倒だった。
トランクリッドの1/3に塗ったときにはさほど感じなかったふき取りにくさなのだが、ボンネットやルーフなどでは拭きムラが目立つ。
液体イオンコートはニオイも独特で、安物化粧品というか香水の混ざったような,と言うか、そんなニオイがする。
ま、これはこれで使い道がある。
浮気が趣味のオトーさん,ある時奥さんに「この香水の匂いは何なの!」とか言われたら、すかさず「新しいイオンコートのニオイだよ」で誤魔化せるかも。
但しこのニオイ,ボトルに鼻を近づけただけではダメで、ボディーに塗ると強烈なニオイになる。