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過去の雑記置き場

アプリ(5/31)

◆ XP話題が続く。
動作しないアプリは何点かあった。
まあ、古いハードウエアを未だに使っている私が悪いと言えばそれまでなのだけれど。
たとえばSoundBlaster Live!も、添付ドライバはXP非対応だった。
一部機能はインストールできるが、いくつかはエラーを出して実行をいやがる。
ので、これは本家に行って巨大なアプリセットをダウンロードしてくる。

◆ CD書き込みソフトも駄目だった。
こちらはXP対応版が入手できたので、それをそのままインストールした。
ハードウエアに関係のないアプリは比較的古いものでも平気で動作する。
ただし、一部のCADソフトなどは動かないものがある。
unix版CADソフトをWindowsに移植したようなものでは、力ずくというか、乱暴というか、とりあえずそのOSで動けばいいと言うレベルのものが存在する。
Windowsアプリ屋が作ったものではなく、あくまでも移植品なのでいろいろな弊害を伴うというわけだ。

◆ 以前にWindows3.1対応版のCADをWindows95で無理矢理動作させていた。
これにはCADメーカもビックリというか、どうやったらWin95で動くのですかと(メーカの人間が)私に聞きに来たほどである。
と言ってもさほど複雑な事を行ったわけではなく、設定パラメタなどをいじったり場所を変えたり、予め実行させておいたり、姑息な手段で行っただけ。
そのCADもWin98では動作する事を拒否するようになり、今は全く使っていない。



ねずみ(5/30)

◆ XPへの変更に伴って、周辺機器のドライバその他を入れ直す事になった。
といっても、大抵のものは自動インストールされるから問題はないが、自動インストールされたドライバでは不満がある場合とか、アプリなどは入れ直さなければならないものも多い。
マウスはだいぶ前に買ったLogitechのものを使用しているのだが、標準的にインストールされたドライバではサイドにあるボタンが機能しなかった。
同社の日本サイトに行ってももはやこのモデルのドライバは存在せず、本国サイトから持ってきてインストール。
うーん、ホイールとスクロールの関係がぎくしゃくしている…しかし会社で使っている別のモデルのLogitechマウスは、アプリによってはまったくホイールが効かない。
自宅の方は同じアプリでもホイールスクロールが使える。
何が違うのだろうか。

◆ ドライバも指定のものを入れているし、もはやこれ以上はどうしようもない。
マウスなんて安いものなのだから、OSに併せて買い換えなさいってものなのか。
でもこのマウス、結構高かったんだけどな。
続々と新製品が出て、それが機能的に優れたものであるなら買い換えようとも思うのだが、マウスに関しては大きな進化は無いようにも思える。
ホイールを押すと別の機能が立ち上がったり、いろいろな仕掛けは増えているが、それを積極的に(私が)使っているかと言えば、そうでもない。
むしろ使い心地ね手の中に収めた感じとか、滑らせた感じの方が大切だったり。

◆ これはキーボードにも言える。
気に入ったキーが壊れて同機種が手に入らなかった時のショックと言ったら、それは大変なものである。
なんて言うほど大げさではないが、入力デバイスは重要な部品である事に違いはない。



ハイパースレッディング(5/29)

◆ 3GHzのCPUとXPでハイパースレッディングが活きる。
雑誌のベンチマークなどではハイパースレッディングを使用してパフォーマンスが1.5倍以上にまで上がっているケースもあるが、果たして実際はどうなのだろうか。
掲示板の方で話題になっていたmossariを使ってみると、ハイパースレッディングを使用しない方が結果が良い。
何度か話題にしているADS(シミュレータ)を動かして実行時間を計ってみると、ハイパースレッディングの有無によらず計算時間はほぼ同一だった。

◆ XPのパフォーマンスモニタは、ADS実行中のCPU稼働率ピークがハイパースレッディングをイネーブルにしておくと50%となる。
同ディセーブルにしておけば100%まで上がる。
が、いつも50%がピークかと言えばそんなことはなくて、他のソフトなどを走らせれば100%近くまで上がったりしてよく分からない。
おそらくハイパースレッディングが効果を発揮するように書かれたソフトであればメリットがあるということなのだろう。

◆ IntelではWebサーバなどでその効果を発揮すると言っているが、もしかしたらWindows系のOSではあまり効果がないのかも知れない。
HDベンチなどでは整数演算性能が上がっているように見えるが、メモリアクセスは不利な結果となる場合が多い。
Windowsで有効なデータが見えるのは、メディアエンコーダやMpeg画像処理ソフトなどである。
これらの場合にはハイパースレッディングによって10%〜20%の速度向上になっているという。

◆ 結局の所、一つのアプリを動作させるだけの環境におけるメリットは少ないと言え、これはマルチプロセッサマシンと同じでは無かろうか。
何かを処理しながらほかのことを行うというような使い方であれば、ハイパースレッディングも活きてくるのではないか。
また整数演算と浮動小数点演算を交互あるいは同時に使うようなアプリでもメリットが見られるかも知れない。
その点で考えるとADSはハイパースレッディングの恩恵にあずかれても良いように思えるのだが…ちなみにWindowsXPの起動時間はハイパースレッディングの有無によらず同一時間だった。



ATOK(5/28)

◆ 以前にも書いたATOK15のお話である。
なぜか変換がおかしくなるという現象は、その後も何度か続いた。
まるで学習結果がなくなったかのように、ATOKとは思えないようなアホさ加減で変換してくる。
学習もおかしくなる様子で、何度教えてもデフォルト(だと思う)の候補が出てくる。
最初はたまたま何かのデータが壊れたとか、設定が変わってしまったのではないかと思っていたのだが、何度も同じ事が起きるに至ってはソフト自体を疑いたくなるというもの。
しかもこれ、私だけではなく他のATOKユーザでも同じ事が起きているという。

◆ 問題解決のために、勇気を振り絞って学習辞書をクリアしてみた。
これで又学習が進むまでは打ちにくくなるなぁ…と、思って様子を見ると、調子の悪い状態と学習した内容をクリアした状態は全く違うと言う事がわかった。
つまり、調子が悪い状態というのは学習辞書が突然無くなってしまったなどという事ではないようだ。
そして学習のゲインは低いままであり、なぜか教えた変換候補を素早く覚えてくれない。
いや、素早くも何も覚えてくれない候補があるのだ。
全部覚えてくれなければ諦めもつくが、覚えてくれるのものあるというのだから話がややこしい。

◆ ここで昨日のXPインストールと言う事になる。
ATOK15も最初は正しく動いていた。
だがやがて壊れた。
だったらATOK14を入れた方がいいのではないかと思うのは、ATOK14とATOK15で目立った変換効率の違いが無いからである。
細かな部分、たとえば突然日本語入力ができない状態(の、ウインドゥ)になるなどの点では改善の跡がみられるが、少なくともATOK14で変換がおかしくなるという事は記憶にない。
で、結局ATOK14をインストールした。
ただしこれも全く不満がないわけではない。
かな漢字変換がイネーブルにならなかったり、イネーブルになってもATOKパレットと称する表示が灰色(ディセーブルを示す)のままになったりと調子は悪い。
現在の最新版はATOK16だろうか。
バージョンアップしようと思いながらハガキを無くしてしまったようなのだが、果たしてATOK16はマトモに動くのだろうか。



XP(5/27)

◆ 昨日の続きである。
新しく購入したPCにはWindowsXPがインストールされている。
これは標準的に付いてくるもので、OSレスや他のOSは選択ができない。
まあこれはいい、我慢しよう。
我慢できないのは各種無料体験や自動セットアップが山ほど付いてくる事である。
今に始まった事ではないとはいえ、極悪AOLをアンインストールすればXPと言えども再起動を余儀なくされるというもの。

◆ XP慣れしていない私は操作感にとまどうというか、エクスプローラの設定を変えるのにとまどった。
現在では標準的に、登録されている拡張子を表示しなかったりシステムディレクトリへのアクセスに制限が加えられていたりする訳だが、私にとってこれは使いにくい。
ま、結局のところクラシカルなスタイルにしてしまったのだけれど。
だから見た目はすっかりWindows98/MEという感じなのだ。
Windows98で動いていたDOS版のソフトを試してみたが、これは見事に動作しなかった。
大抵のアプリはWindows版になっているが、動作速度とか旧来のデータ互換性のためにDOS版のソフトも多少残っている。

◆ インストールされてきたXPはHOMEEditionで、これではNetWareとお話ができない。
NetWareに接続したければプロフェッショナル版を買わなければいけないのだ。
OSレスを設定してくれれば無駄な出費はないのに…仕方なく2万円ほどでXPプロフェッショナル版を購入して上書きインストール。
豊富なドライバでほとんど全て自動で動くようになるのはありがたいが、でもやっぱりXPを(形的には)2本買ったのは悔しい。



3GHz(5/26)

◆ FSB800MHz,動作クロック3GHzのPCがやってきた。
さっそくADSを動作させてみると、K7 750MHzで1分ほどかかった計算が10秒弱で終了した。
さすがに時代の流れを感じるというか、処理速度の向上はすごいものである。
もっとも普通に使っていて速度差を感じることは余り無いから、万人に必要な性能であるとは言えない。

◆ とりあえずシミュレータをインストールして動作させた段階ではあるが、OSがXPで少々とまどい気味。
エクスプローラの設定が面倒で、コマンドプロンプトで作業していたり。
今まで常用していたWin98の設定レベルに持っていくのが大変というか、そもそもエクスプローラでファイル詳細表示がデフォルトじゃないし。
GUIから入った人はこの方が良いのかも知れないけれど、私からすれば容量や日付が横に並んだスタイルの方が見やすいな。

◆ 噂によるとXPにSPを入れると立ち上がりが遅くなるらしい。
XPよりは2000の方が身近だったのだが、残念ながらDellのこのモデルはXP以外に選択肢がないし、OSレスも選択できないのである。
Win98やMEに比較すれば、各デバイスのドライバも充実しているから、適当にカードを差せば専用ドライバを入れることなくインストールできてしまう可能性が高まったのは有り難いが。

◆ そうそう、ビデオカードは最速品ではないようだ。
購入オプションでいろいろ選べたのだが、最近はビデオカードから関心が薄れていたせいもあってどれが速いのかよく分からなかったり。
もっとも3D性能はどうでもよくて、CADでのスクロール性能を重視するくらいか。



薔薇(5/25)

◆ 昨年暮れに買ってきたバラの苗の話は以前にも書いたが、その苗に葉が出て成長し花を付けた。
買ってきたのは6苗で、その中の3本はミニバラみたいな小さな花を付けるタイプ。
1本は庭にそのまま植えて、小さな花を沢山咲かせている。
鉢に植えた中の1本は葉が少し出たところで枯れてしまった。
同じ鉢に植えたもう一本は元気に育っているので、原因はよく分からない。
見た目での違いと言えば葉の出始める時期が遅かった事くらいだろうか。
なので、少し前からダメかなと思っていたのだが、やがて葉が出てきて安心していたら、その葉も茶色くなって枯れてしまった。

◆ 買ってきたのは全部品種が違うのだが、品種によって葉の形も成長の仕方も、つぼみの付き具合も違う事に気づく。
そもそも私は他人の家にあるバラを眺める程度の事しかした事がなかったし、そのバラにしたって葉の形までは観察した事がない。
今は1週間か、2週間に一度くらい虫除け&病気予防のスプレーをシュシュっとかけている。
朝晩水をやるのがよいと物の本には書かれているが、これはチビに任せてあるので忘れているかも。

◆ 家の中には冬の間花を付けていたランがある。
種類まではよく知らないが、1鉢で1万円近くしたと思う。
花が終わって今は、植木鉢から葉っぱが生えている状態になっているが、さすがにランは咲かないだろうな。
チューリップも終わったし、次はチビが朝顔の種でもまくのだろうか。



使い道(5/24)

◆ りそなに2兆円を突っ込むとか何とか。
自己資本比率低下ですぐ兆円規模の金が突っ込んで貰えるのだからすばらしい。
KDDIに、りそなHDに投入する額の半分をを突っ込めば有利子負債はゼロになる。
駄目な銀行に金を流したところでダメなものはダメだと思うんだけど。
ダメなものは早く潰してしまうと言うのが正しいのではないか。
すでに国が銀行に突っ込んだ金は10兆円を超えている。
東京三菱だけは一部返却をしているらしいが、他は不明。もっとも10兆円の中の1割くらいは形を変えて政治家の所に戻ってきているのかも知れない。
旧国鉄や道路公団みたいに、下手に生かせておけば傷口は拡大して収拾がつかなくなる。
郵便事業や道路公団を民営化し、経営の効率化を図ろうとする中、屑銀行を国有化して何のメリットがあるのだろうか。

◆ その道路公団は会計情報を隠していたそうだ。
内部ではちゃんと「債務超過」の会計資料が存在するにもかかわらず、公には「そんなものは無い、作成していない」と言い通してきた。
それが内部告発によって外に出てきたというわけだ。
公に出した資料に関しても(以前にも書いたが)無理矢理資産計上して債務超過を逃れるような、姑息な手法が満載されている。
そこまでして債務超過を隠したいのは、健全経営に見せかけて新路線を建設し、建設費用を関連団体に流したいからではないのか。

◆ 九州だったか、ダム建設が中止される見込みだ。
国の言っていた事が嘘であると言う事で、住民側勝訴の判決が出た。
これも道路公団問題と似たようなもので、ダム建設を一発やれば多額の金が動いてファミリー企業が儲かる仕組みになっている。
水のためでも電気のためでも、災害対策のためでもない、金を蓄えるためのダム計画がまだまだ日本には沢山ある。

◆ こうして政治家に好き勝手にさせているのは、もちろん政治家が一番悪いわけだが、それに無関心な国民にも罪はあるだろう。
株主が何も言わなければ株式会社は好き勝手に何でも出来てしまうのと同じだ。



回帰する?(5/23)

◆ 三菱自動車は新型ミニバンを発売する。
同社としては「現在はコンパクトカーに客が流れているが、将来的には必ずミニバンに戻ってくる」と、自信を見せている。
一旦ミニバンの広さを味わってしまった人が、車室内の狭いコンパクトカーで満足できるはずが無いというのがその理由らしい。
ミニバンから普通のセダンやコンパクトカーに乗り換えた人は異口同音に「取り回しやすい」と言う。
ワンボックスは箱形なので、後方視界もさほど悪くないと思うし、車体寸法だって全部が全部大きいわけではない。
それを大きく(長く)感じるのは、運転席の位置にあるのだろうか。

◆ ワンボックス以外の車だと運転席の位置は前輪よりも後方になる。
ワンボックスの場合は前輪に乗っかるような形で着座するスタイルか。
これによってステアリング操作と自分の位置関係、目で見た回転半径や車体長が(セダンなどと)違って見えてくるのは事実だと思う。
買い換えた人が次に口にするのは、「軽くて燃費が良い」事だという。
特に驚くのが高速燃費の良さだそうだ。
(マツダ)MPVでも高速で10Km/l行かない事もある。
しかも120Km/h程度で走った時の燃費が、だ。
これはSLより悪い(笑)

◆ 果たして三菱の言うとおり、今年度はミニバンブーム再燃となるのか。
何とな〜く、パジェロ販売台数落ち込みの時の悪あがきに似ているような… と思ってしまうのだが。
ミニバンブーム再燃を祈りたいのはコスト構造にもある。
元々は商用車ベースであり、複雑な造形のいらないワンボックスは製造原価が安いのだ。
つまり、コンパクトカーやセダンを売るより儲かるのである。



メモステ(5/22)

◆ チビがポータブルオーディオプレーヤを欲しいというので、小型低価格なMP3プレーヤを物色した。
PCを使ってMP3エンコードするくらいの事は出来ると思うので、ソフト同梱型のものが良いだろう。
外部メモリ媒体には拘らないが、調べてみるとSDカード使用のものがすごく多い。
この手のものはメモリースティックかなと思っていたのだが、メモステ利用のものは数種類しかなかった。
SONYの常で権利関係が複雑だから(メモステは)使いにくい事情があるのだろう。
メディアの価格は調べていないが、スケールメリットを考えるとSDカードの方が安くて良いと思う。

◆ SDカードはメモステよりも後から出てきたものであり、また他複数規格の乱立かと思ったものだ。
全く日本のメーカは懲りない。メモステがあるのだからそれを使えば良いではないか。
というのは昔の話で、メモステに使用料を払うなら自分たちで別のものを作ってしまうというのが今なのだ。
SONYはSONYにしか作れないものを作るから特許料収入が得られるわけで、今や(少なくとも技術的には)誰にでも作れるものに対しての権利主張は認められにくいという事なのだろう。

◆ 携帯電話の外部媒体としてもメモステ(Duo)と(mini)SDカードは混在していて、SONYと三菱がメモステ系だったかな。
他のメーカはすべてminiSDである。
携帯電話の世界では互換性云々は関係ないのかも知れないが、メディアが主となって携帯電話メーカを決めるという事が起きるのかも知れない。



赤字増える(5/21)

◆ 道路公団の赤字額が増えているそうだ。
これは二年連続の収入減の影響が大きいとしているが、国土交通省と道路公団の「高速道路の延長距離が増えればネットワーク効果も手伝って収益は増大する」として来た理論を否定された形になったというわけだ。
総延長距離は伸び、それに関わる建設費も膨大な額になり、しかし新路線はもとより既存路線の収益も前年割れが続いている。
もちろんこれは不況による影響である。

◆ 運送会社などは「高い高速道路を使ったら元が取れない」と言う。
一般道を走ればドライバーへの負担は大きくなるが、高速道路代はかからない。
従って貨物便も引っ越し屋も高速道路を敬遠するような傾向が一段と強くなったと言う事だ。
大手運送会社では別納カードなどで料金支払いを行っているので高額ハイウエイカードの廃止の影響は少ないと思う。
所が中小の会社などだと、今まで金券屋で買えていたカードが買えなくなると、それだけで1割以上高速道路料金を余計に払わなければならない計算になる。
だったらETCをという事にもなるが、今度はそのイニシャルコストが出ない。
もうすぐ始まる補助制度で\5,000程度は車載機が安く買える事になるのだが、取り付け費やセッティング費用もかかればカードも作らなくてはいけない。

◆ 通行料金収入は来年度も低迷するだろう。
くなると償還という図式そのものが怪しくなるのだが、道路公団は既に高速度路の無料化を撤回しているような感じだから関係ないのか。
いずれは無料になりますよと餌で釣り、地方税を免れ、でもそれを全部その金を関連団体に流しちゃったからやっぱり無料にするのはやめようかな〜だってもっと儲けたいんだもん。
と、道路公団と国土交通省は夜な夜な会議をしている。
(かな?)



有料(5/20)

◆ 気象情報を調べようと思う。
これを携帯から行えば有料であり、PCで行うと無料。
そんなページが他にもある。
乗り換え案内のようなものもこのシステムだろうか。
ならばと、携帯でPC用のページをアクセスしようとしても出来ないようになっている。
当たり前だ。
そこでPC用のページを携帯からアクセス出来るようなゲートウェイを作って…これを公開してしまったら罪だな。
一人で使うだけならバレないだろうから許されるか。

◆ 携帯用サイトでは出来ない事が、PC向けサイトで出来る所もある。
ここなどはなかなか便利で、同じ事を携帯で行うとパケット料金のみがどんどん嵩む事になる。
試聴自体はjavaアプリで可能なのだけれど。
画像などはPCで取り込めないようにしているサイトが多いが、これも試しに見ようと思えば相応のパケット料金がかかる。

◆ そういえば広告を入れることによってパケット料金無料のサービスを始める所が有るとか無いとかって話はどうなったのだろうか。
インターネット接続の世界でも今や無料系接続業者は相当少なくなってしまった。
そこそこ使えて完全無料というところはあるのだろうか。
ダイアルアップに限れば有るかもしれないが、プロバイダ料金より電話料金の方が嵩んでしまう。
考えてみればテレホーダイの無い時には、従量課金でしかも現在よりずっと高い金を取られていたわけだ。
もっとも、それよりずっと昔には市内通話は10円で時間無制限(1回かけるごとに10円)だったのだけれど。



250万(5/19)

◆ YBB加入者数が250万人を超えたそうだが、これは多いのか少ないのか。
確かにプロバイダの加入者数としては多い方だと思う。
通信事業者の加入者数としては少ない方だ。
例えばDDIポケットの加入者数がおよそ300万人。
これは少ない数字だと思うが、PHS全体の中としてはトップである。
ちなみに先月の純増者数1万人以上という、ここ最近のPHSとしてはまれに見る数字をたたき出したドコモも、総加入者数では170万人しか居ない。
ちなみにDDIポケットの純増者数はたったの600人だ。
毎月純減が当たり前になったツーカーでも、ユーザ数は今のところは370万人以上居る。

◆ プロバイダ最大手と言われるAOLも加入者減に歯止めがかからず、最近は元気がない。
純増を維持するというのはそれほど大変な事なのだ。
携帯電話の純増者数は4月だけで65万人。
毎日2万人以上が新規加入している計算になる。
一体どこにそんな沢山の人間が居るのだろうか。
総加入者数7.6千万は大変な数字だと思うのだが、それでもなお新規加入者が居る。
携帯電話に関しては一人で複数台を所有する場合もあるし、企業ユーザもいるだろうから加入率100%まで上がっても不思議ではない。(台湾は100%だ)所がプロバイダの方はそうは行かない。
有線電話加入者数は5千万弱だろうか。
その中の250万人がYBBのお客様と言う事だ。
だったらまだまだ延びる可能性があるではないかとは数字の上の話であって、現実には加入者数増加率は鈍ってきている。
逆に販促費は増加傾向にあり、収益率を悪化させている。
もちろんこれはドコモを除く携帯電話事業者と同じ道を歩いているからだ。

◆ だがYBB側は本年度中に400万加入まで引き上げると強気の発言を崩さない。
と言うのも、999億円もの赤字を出している以上弱気な発言は命取りになるとの判断が働いたからではないか。
確かに携帯電話事業者の赤字も大きかったが、KDDIのそれは1兆円ちょっとにまで減ってきている。
負債額は一桁違うが、KDDIの移動体通信部門の総ユーザ数は2千万人以上と、YBBより一桁多い。
そして重要なのはARPUで、KDDIはYBBの3倍近くに達するという事実である。
YBBのADSLに関する事業収入は400億円台だったか。
これに対して販促費は600億円、設備投資約850億円の合計1.4千億円を超えている。
もちろん設備投資額を単年度で償却しようとする考えは誤っているが、おそらく発表の数字は償却額と言うことだと思う。



集中か分散か(5/18)

◆ 一昔前?にはディスクレスワークステーションってモンがあって、ネットワークブートで起動したものだ。
いや、これと似たものは今でもあるかも知れない。
アプリの大元はファイルサーバに入っていて、ワークステーションはそいつを実行する。
プログラムをサーバで実行して、結果だけを渡してくるタイプのものだって(数は多くは無かろうが)使われているし、特に大規模高速計算機の世界ではこの方式が一般的かも知れない。

◆ 普通の、つまりデスクトップワークステーションなどではディスクレスというものは余り見かけなくなった。
何でもサーバに置き、或いはサーバの端末としてXを動かすケースが減ってきたからだろう。
デスクトップワークステーションの処理能力も上がり、価格が下がってきたのが大きな要因であるといえる。
Windowsもスタンドアロンが基本であるわけだが、XPのSP2からは少々違った側面が見られそうだ。

◆ WinXPsp2に接続されたスマートディスプレイなる、WinCEみたいなものが乗った端末はそれ自体でネットワーク接続も何も出来ない。(らしい)が、親機?がWinXPsp2であれば、そこに無線LAN接続してインターネット接続その他の機能が使えるようになるという。
なんだか、こんな複雑な事をしなくてもダイレクトにネットワーク接続出来るノートPCの方が実用的な気もするのだが違うのだろうか。
もしも外部媒体のインタフェースが不足しているなら、その部分だけ"共有"理論を発揮させればいい。
X端末でも描画能力などが気になったように、スマートディスプレイもそこそこのCPUパワーは必要だと思う。



505i(5/17)

◆ もうすぐ発売が開始されるドコモの505iシリーズ。
すでにF&Fには505iのUAを残したアクセスが記録されている。
IPはドコモのゲートウエイのものなので、UA書き換えによるアクセスでは無さそうだ。
そう言えば504isの時にも発表前に何軒かのアクセスがあった。
量産試作器か何かをみんなでテストしているという感じだろうか。
アナログ携帯の時には工事用ROMと呼ばれるIDを書いた(通話料金のかからない)移動機があったのだが、今はどうなのだろう。

◆ 既にご存知の通り、P505iとN505iはメガピクセル化が見送られた。
この2モデルは売れ筋と言う事もあり、撮像素子の部品調達の問題があるとも言われているし、台数が多いので(ドコモの)買い取り価格が低く抑えられているのでメガピクセル撮像ユニット代が出ないと言う話もある。
おそらくは今冬か来春に出ると思われる、505isでメガピクセル化してくるだろうし、その頃には撮像素子の価格も供給状態も落ち着いてきているのかも知れない。
供給状態と言えば、現時点でも部品を携帯に取られてデジカメメーカが泣いているという。

◆ 505isからは、ARPUを無理に?上げようとしないで携帯電話の移動機としての機能の他の付加部分を高めていく設計とするらしい。
もはやPDCでは今以上のサービスは不可能ではないかと判断したのだろう。
そして通信機能を利用したサービスならFOMAという図式を浸透させるための505isであり506iという位置づけか。
そのFOMAは月間10万加入を目指すというが、果たしてどうなる事か。
3月の加入者数は底上げのためにドコモショップの社員やアルバイトに、経費ドコモ持ちで構成加入させ13万増。
4月も若干それは残るが、その効果も薄れて9万増。
PDC移動機を徐々に大型化し、FOMA移動機を徐々に小型化して馴染ませていくような作戦。
果たして成功するのだろうか。



セキュリティ(5/16)

◆ 昨日の続きである。
顔を知っているが故に本人確認作業を省略するとどんな影響が出るのだろうか。

◆ 空港には免税店がある。
免税店は出国ゲートより外側にあるので、本来は出国手続きが必要になる。
が、もちろん毎日そんな事はしていられないので、免税店職員用のバイパスが造られている。
バイパスを通行するにはカードを提示する必要があるが、毎日通う職員とカードをチェックする係員は顔見知りになる。
もしも数人の顔見知りと、その仕事仲間だと思われる全くの他人がチェックゲートを通ったとするとどうなるか。
チェック係は顔見知りの職員の仲間であろう事を暗黙のウチに了解してそのまま通してしまう可能性が無いとは言えないのではないか。

◆ 海外への出口はここだけでない。
航空機の整備担当者を含む、地上作業員の全てはそれぞれのバイパスゲートを通って国外に出られる。
カードのチェックを自動化したところで、朝の忙しい時間などは、一人がカードを挿入してゲートを開ければ、それに続いてどんどん人が入れる事になる。

◆ 正規の出国ゲートを通らずに日本を出て、うまく航空機に乗って、入国ゲートを同じようにバイパスして他国に入ると、記録上は日本にいながら実際は海外に出ているという事になる。
現地で偽パスポートを買えば、行方をくらますのは簡単だろう。



ハンコ(5/15)

◆ 以前にもハンコのセキュリティの弱さを書いた。
スキャナとプリンタがあれば簡単に偽造が出来てしまう。
もう一つは以前からある、ハンコと通帳を同時に盗まれてしまう盗難事件。
最近はサムターン回しなど、ドアに傷つけずに侵入した泥棒が家を出る時にはちゃんとカギをかけていくのだという。
こうなると盗難そのものに気付くのが遅れ、その間に犯人は正規の通帳と正規の印鑑でカネを引き出してしまうと言う感じだ。

◆ その為に銀行では本人確認を行うようになった。
しかし本人確認を行いながらも泥棒に出金してしまい裁判で銀行側が負けたという例もある。
これは偽の免許証を提示して本人確認作業をパスした泥棒なのだが、その免許証がいかにも偽物だと(気を付けて見れば)すぐに解るようなシロモノだったからだ。
銀行員は本人確認を行う事は重要だと思っているが、提示された確認書類が本人を示しているかどうかは気にしないのだろう。
確認が目的ではなく、確認作業そのことだけが目的になっているという例である。

◆ 逆にこの確認作業に怒っている人もいる。
毎日のように銀行に通う商店主、窓口の人とも顔見知りだし、小さな支店の全ての人を知っていると言っても良いくらいのお得意様だ。
が、銀行はこういった人に対しても本人確認を求めるという。
ま、これが大切な場合もあるといえるのだが、だったらちゃんと確認しろと言いたい。



まだ上がる?(5/14)

◆ 1.5Mbpsから始まったADSL、当時は普通の電線に1.5Mbpsでデータが流れるのだから凄いものだと思った。
それが8Mbpsになり、12Mbpsになり、今度は24Mbpsだったか、とどまるところを知らないように上がっていく。
もっともアナログモデム時代同様、公称速度が実通信速度になるというものでもない。
これが"売る側"にとっては難しいところだ。
エクストラチャージを払って高速回線に乗り換えてみたものの、使った感じが変わらないではないかと文句を言うユーザもいるのだとか。

◆ アナログモデム過渡時代同様、新方式に対応させるためには通信設備を更新しなければいけない。
事業者にとってこれは大きな負担だと思う。
ファームのバージョンアップのみで対応が可能ならばコストは最小だが、ハードウエアそのものの変更となれば事業者にとっては大変だ。
この世の中(と言うか、日本人は特に)カタログスペック重視傾向があるので、おそらく一斉に高速化は実施されるのではないかと思う。

◆ その一方でFTTHも加入者数を伸ばしている。
何しろADSLよりはずっと安定で、しかも太い線だ。
電話共用型ADSLは電話の基本料金分が見えないので安く感じるかも知れないが、専用型で比較するとADSLもFTTHも余り変わらなかったりする。
各電話会社もIP電話方向へとシフトしている中、FTTH+VoIPが一般的になれば普及にも弾みがつくだろう。
YBB!はFTTHに否定的だ。
ADSLで十分であると主張する。
但しこれは現時点での話。インターネットを取り巻く環境の5年後など誰にも予想が出来ないのだから。

◆ そしてYBBは年内にも24Mbpsサービスを開始する予定だという。
当然ながら価格は上げてくるが、実通信速度が上がるかどうかは定かではない。
設備費用も当然ながら嵩むわけで、YBBの赤字額が更に膨らむのではないかと思ってしまう。



節電(5/13)

◆ 原発が余り機能していない東電、TVでも節電を呼びかけるCMを流している。
東電曰く、このまま夏になると電力需要を賄いきれなくなるというわけだ。
夏の日中、午後2時頃が電力需要の異ピークだと言われているが、民間の調査によると個人宅に於ける電力需要は日中昼間にピークはないそうなのだ。
むしろ夕方、夕食時間以降に電力需要が上がって来るという。
これはもっともかも知れない。
少なくとも一人暮らしで、かつ引きこもりでない人は仕事や学校に行くだろうから日中の電力需要は緩和される傾向にある。
共働きの家庭でも同じだろう。
そして家人が戻ってくる夕方以降はクーラやTVが全開となって電力を消費する。
だが、夏と冬を比較すると冬場の方が消費電力量が多いそうだ。
確かに電気暖房を行っていることを考えれば、これも納得出来る。
ヒートポンプにしても冷房時よりは暖房時に消費する電力の方が大きい。

◆ 夏場の日中に電力消費量が大きくなるのは個人宅ではなく大口需要家である企業などだと言うことだ。
個人宅が留守になって電力消費量が減った分、企業などはその分だけ(人間の発熱量が増えるから)冷房を強力にしなければいけない。
高圧受電の大口需要家は電力を安く買っている。
個人とは大違いなくらい安く買っているのだ。
電力会社は夏場の電力消費量ピーク時には、余り儲からない類の電気を売っていると言うことか。
原発は再稼働を始めるものもあるようだが、果たして今年の夏は乗り切れるのか。
高層マンションはオール電化になっている。
停電が起きれば、これらの住宅は非常に不便な事になるだろう。



燃料タンク(5/12)

◆ ホンダのFitだったか、燃料タンクを運転席のほぼ真下に置いたのは。
従来は車体後方床下か、スペースに余裕のある車だと後部座席とトランクの間にこれを置くのが普通だった。
MR2(記憶は曖昧)は車室内のシート間に置いていたように思うが間違っているかも知れない。
限られた車体寸法の中でに車室を広く取ろうとすると、燃料タンクは邪魔になる。
車内寸法やトランク容積などのカタログ数値を上げる為にも、燃料タンクの装着位置は重要だ。

◆ アリストも従来よりは車体の中央寄りに置いていたように思うが、車両ほぼ中央の床下、しかも最低地上高が燃料タンクに制限されているという置き方はFitが初めてかも知れない。
最近は未舗装路などが極度に減ったから実現したのだろうが、轍が深くて石がゴロゴロしているような悪路を走ったら燃料タンクを傷つけそうである。
樹脂タンクがどれほどの強度を持っているのか不明だが、路面に最も近い位置にあるのがオイルパンやミッションではなく、燃料タンクだというのも少々不安な気がする。

◆ 実際車を使用していて床下を打つなどと言うことは皆無なのだからそれでも良いという理屈になるのかも知れない。
むしろ車両火災の多くは無理矢理詰め込んで手のはいる隙間もないほどのエンジンルームに原因があるとも言われている。
衝突時に燃料配管が切れたりつぶれたり、或いは外れる事による車両火災は多く、数年前には日本車が事故で火を出すなんて希なケースだと言われていたのに今は違う。

◆ 連休中にも山陽道で10台が絡む事故があり、4台が炎上している。
幸いにして車中に閉じこめられた人は居なかった様子だが、火災の危険性をメーカは正しく認識すべきである。
今やエアバッグは当たり前の装備になったが、これによって命が助かったとしても焼死してしまう可能性が高くては何の役にも立たない。



日産(5/11)

◆ 一時期はブランドが消えてしまうのではないかと危ぶまれた日産だが、経営再建計画を前倒しに出来るほどの順調さを見せている。
売れないと言われるスポーティーカーやセダンの新車種を積極的に開発するなど、やはりゴーン社長の経営手腕を評価しないわけにはいかないだろう。
今後は対米輸出台数を引き上げるべく戦略を練るそうだが、そう言えばスカイラインにしてもZにしてもデザインはいかにもアメリカンである。

◆ 従来は独立コンポーネントのZをスカイラインなどのプラットフォームを流用するなど、徹底した合理化も功を奏している。
トヨタ的考えで行けば、徹底的に安く作ったセダンのシャーシを流用してスポーティーモデルを作り上げると言うことを想像するが、Z用に設計したシャーシでスカイラインを造りましたと言った方が聞こえが良いかも知れない。
事実スカイラインの走安性に関する評価は悪くなく、つまり、良くも悪くもZに近いと言う事なのである。

◆ ミニバンブームが今年いっぱいなのか、来年も続くのかは誰にも予想は出来ないが、その次に来る何かを見るゴーン氏の目が確かか否かは時間が明確にしてくれるだろう。
若者離れが怖いと言いながら、相変わらず若者受けする車を作れないトヨタ。
いまやミニバンイメージが一人歩きして、セダンが全くと言っていいほど売れていないホンダ。
意地で作ったとも思わせるRX-8の評価が悪くはないが販売台数は見込めないであろうマツダ。
景気低迷の中で日本の自動車産業に明日はあるのだろうか。

◆ ゴーン氏が総理大臣になったら、日本は良くなるかな。
バッジにしがみつく老人連中よりも余程良いと思うんだけど。



減衰(5/10)

◆ 日本の人口はやがて減少に転じる。
分かり切った事でありながら、一番解っていないのは政府なのかも知れない。
携帯電話加入者数が頭打ちだと言われながらも少しずつ延びている。
新規加入者を老人や子供に求めた結果である。
しかしそれでも、今後は多くの加入者増は見込めないだろう。
移動体通信事業者は今後の投資などに関して慎重にならざるを得ない。
人口が減少に転ずれば総加入者数が減るという事態になる。その時までに設備の償却が終わっていなかったら、事業者は苦しい立場に追い込まれる。

◆ 既に苦しくなっているのが保険業界だ。
自転車操業のオヤブンというか、人口増を根底として成り立ってきた事業だけに、加入者減は直接のダメージをもたらした。
株式運用益云々という話もあるが、この株価低迷ではそれも満足には行かない。
先日の住友生命のお話だが、オバサンはスミセイは株価依存率が低いから大丈夫だと言っていた。
が、決してそんな事はなく平均株価が1.1万円を下回ると厳しい状態になる。
むしろ日本生命の方が耐久力があって、\7.000台でも何とかギリギリという感じか。

◆ 人口減は地価を安くしマンションに空き部屋を増やす。
土地の総面積も、マンションの戸数も変わらずに人口が減るのだから当たり前である。
マンションに空き部屋が増えると積立金額が不足して修繕が思うように行かなくなる。
一戸あたりの修繕積立金額を上げれば、マンション内人口減を加速させる事になる。

◆ 政府は…支出を減らす努力は最小限に、税収最大限にと言うわけで消費税などをアップしてくるだろう。
30年先の日本はゴーストタウンと化しているのか…万年渋滞だった道路も、通勤ラッシュも過去の話になっているのではないのだろうか。
それでも国会議員の数は減らさず、誰も通らない道路はどんどん作られ、消費税率は30%を超え、年金支給はいつの時点でか打ち切られる。



CPU(5/9)

◆ CPUクロックは順調に上がり続け、最新のPentiumだと3GHz版でFSB800MHzが最もハイパフォーマンスになるのだろうか。
改めてCPU速度などに興味を持ったのは、シミュレーを動作させなければならなくなったからだ。
このシミュレーションを行うのに、HP9000のC240というWSで計算時間は90秒だそうだ。
試しにVAIO(PCG-C1VJ/BP)で計算させた所、3分ほど時間がかかった。
K7の750MHzでは同1分で計算出来た。
おそらく最新最高速のマシンなら20秒は切れるのではないかと思うが、まだ試してみていない。

◆ このシミュレーションサンプルは、それでも1分ほどで計算が終わってくれるから良いのだが、実際に設計した回路では簡単に数十分間の計算時間になってしまう。
1分の計算時間が30秒になっても得するのは30秒でしかないが、100分の計算時間が30分に短縮されるメリットは大きい。
数年前、FPGAのAPRを動かした時の計算時間が数時間だった。
夕方までに設計を終えて帰りにセットし、翌朝会社に出てくると結果が出力されているという具合である。
今はPCの速度が早くなってきたり、APRのソフト自体も改良が進んだからまだ良いが、以前はそんな感じだったのだ。

◆ こうなると、例え高価であっても高速なCPUが欲しくなる。
何しろPCが処理中は何も出来ないわけだし、数時間後にエラーが出たら、それを修正して又数時間かけないと結果が出てくれないのである。
事務用アプリの世界では、高速CPUは無用の長物と化しているが、シミュレーションやゲームの世界ではどんなに高速なCPUでも決して速すぎる事はないのである。



こいのぼり(5/8)

◆ 5月5日、端午の節句も終わってふと思った事がある。
こいのぼりの歌詞なのだが、大きな真鯉がお父さんで小さな緋鯉が子供達…お母さんはどうしたのだろうか、と。
もしかしてお母さんは出産後のひだちが悪くて死んでしまい、残されたお父さんが子供の成長を(天国の)お母さんに伝えるために鯉のぼりを泳がせている…のかと思ったら、そんなロマンチックな話でも無さそうだ。

◆ つまりは、唄われているまごいはお父さんではなく、長男を示しているというのだ。
この歌は今から70年以上前に作られているとされ、男児誕生を祝った江戸時代からの思考を唄ったものだと言われている。
歌が生まれたのは70年ほど前だが、こいのぼり自体はもっとずっと古くからあったようだ。
江戸時代には、いわゆる"のぼり"を町民が飾る事が許されず、その代わりに鯉を泳がしたのだという説もある。

◆ 結局の所、最初は長男誕生を祝って黒い真鯉だけを飾ったのがその後色とりどりの緋鯉が加わり、それがいつしか真鯉=お父さんと唄われたのではないかとの事。
そもそも何故コイなのか?だが、中国ではコイと龍の間には密接な関係があるらしく、それが鯉を泳がせる事につながったのではないかとも言われている。
(登竜門のお話)いわゆる縁起物だ。

◆ ウチチビ達は♀であるのでこいのぼりはない。
いや、小さいのがある。
この季節になると空を泳ぐこいのぼりを見ては、彼女らもそれを欲しがるというわけで、小さなものを買って与える。
が、ソイツには黒い真鯉はくっついていない。
青と赤なのだ。
黒いコイは子供受けが悪いのだろうか。



PS2(5/7)

◆ ウチのPS2は発売直後のものである。
最初はDVDプレーヤとして使った事もあったが、やがてDVD再生は専用機にバトンタッチする事になった。
従って稼動時間的にはPS2よりDVDプレーヤの方が圧倒的に長い。
そのPS2だが、ソニー製品らしく、いや、PSと同じようにと言った方が良いかも知れないが、ディスクを読まなくなってきた。
本体を縦に置いたり横にしたりすれば、今のところはなんとかDVDをアクセスしているが、やがては壊れてしまうだろう。

◆ 稼働時間が短いと言っても、相手はSONY製品である。
良くここまで頑張ったなと誉めてやりたい。
この症状がが松下製のDVDプレーヤで起きたら、私は多くの文句を付けたくなると思う。
だいたい今の家電製品、ノーメンテで5年くらいは動いてくれないと困るわけだし、動くのが普通だろう。
これがSONY製品となれば話は変わってきて、少なくとも保証期間を過ぎて動作しているとなると"立派"と誉めてやりたくなるのだから、ブランドの威力はすごいと思う。

◆ きっと松下のエンジニアは言っているだろう。
「どうしてウチの製品が壊れると文句を言われ、信頼性を上げないと売れないのに、SONYさんの製品は壊れやすくても売れるのか?」と。
だったら松下もゲーム機を出せばいいじゃないかと言うわけで、確か数年前にゲーム機業界に進出したような…ただし全然売れずにやがて撤退した。



ETC(5/6)

◆ ハイウエイカードの残高が無くなり、割引を受けるためにはETCを買う以外になくなった。
ETCカードだけを使って割引が受けられるのかと思ったら、これは不可能なようである。
何としてでも車載機を買わせたいらしい。

◆ 先月末に発売開始された三菱製はワンボディーから3ユニット構成のものまで、全て2万円以下のプライスが付けられている。
コイツの価格に釣られて、従来モデルも2万円以下に値下がりしているし、人気の松下製も1.7万円前後まで実売価格が下がってきている。
三菱製の新製品は一体型のもので実売価格が1.5万円程度。
割引適用で高速道路代10万円を使えば元が取れるという価格である。
と言う事で、私も重い腰を上げる事にした。
どうせ金を払うなら、道路公団よりは機器メーカに払った方が良いに決まっている。
が、その中の一部は各管理団体に搾取される事になっているのだが。

◆ 一体型ETC車載機の大きさはレーダ探知機程度であり、重量も軽いので両面テープで貼っておくだけで不安はない。
接続は電源ケーブルだけであるが、付属のケーブルは被覆の厚い立派なものなので少々太めである。
太めではあるが、セパレートタイプの同軸ケーブルよりはずっと取り回し易いし、GNDとACC電源だけの配線で済むので、レーダ探知機を取り付ける感覚でOKだ。
最大消費電流は400mAと書いてあったが、受信のみを行っている時はもう少し少ないのではないだろうか。
将来的にはレーダ探知機同様、太陽電池板付きのコードレスタイプなんかが登場してくるのかも知れない。



転換期?(5/5)

◆ BBSの方でも話題になっていたが、米国はSUVの増加とその危険性に関してのレポートを出していた。
この手の安全という言葉に敏感(省エネという言葉には鈍感)な米国人は、今後SUVを買わなくなり、保険料率が上がるのではないかと自動車メーカは考える。
そこで日本で言う所の(トヨタ)ハリアーみたいな、乗用車にしては背が高く、SUVと呼ぶには無骨さが足りないと言う、中途半端路線に踏み出してきた。
すなわち、トラック的な積載量(人間も荷物)を確保しながら、SUVの危険性として指摘された横転のしやすさと操縦安定性の希薄さを解消していこうという訳なのだ。
果たして米国人がその手の車に飛びつくのかどうか、結果が出るのは2〜3年後になるだろう。
日本のように何でもかんでもオールインワンが好まれる風土であれば中途半端も魅力のウチなのかも知れないが、用途によって車を使い分けるという考え方がある所では、中途半端な1台の車より、用途別に2台所有した方が良いと考えるかも知れない。

◆ 日本では相変わらずワンボックス系のミニバンなどと呼ばれる車が売れている。
と、思ったら、昨年まで販売台数が増えていたこの手の車が、今年は若干の下降傾向なのだという。
ホンダあたりはすっかりミニバン専門メーカみたいになっているが、そのホンダを以てしてもミニバン系の売り上げ低下は阻止出来なかったという。
大型SUVブームが去り、それに追従出来なかった三菱の経営状態が悪化したのは記憶に新しい。
さて、ミニバンが売れなくなったらホンダはどうするのだろうか。
次の時代にどんな車が流行るのか解らないが、小型で取り回しのいい車に人気が集まっているというのは、今までの取り回しにくいミニバンブームの反動なのかも知れない。



天気予報(5/4)

◆ 季節の変わり目には天気予報が当たらなくなる。
以前にも書いたが、各地の気象状況を把握して計算機で天気を予測しても、統計による予測から大きく的中率が上がるわけではないと言うことである。
いつから導入されたのか覚えていないが、降水確率というヤツだって当然外れる。
降水確率0%予報で雨が降った(すなわち大外れ)のは大体予報日数の1割程度と言うことだ。
逆に降水確率100%予報でも雨が降らなかったケースもあるわけで、こうなると降水確率90%の時と0%の時の、どちらが雨が降りやすいのか?なんて面倒な事を考えたくなってきたりする。

◆ 気象衛星は米国の衛星を借用するという話で、現在はその衛星を移動中だったかな。
ひまわり画像の最新版が見られると言う事は、現時点でもひまわりは生きていると言う事だろうか。
予定によると今月中にも米国のGOES-9に交代するとか聞いた事があるような。
それにしても設計寿命を3年も超えて動作し続けるというのはたいしたものだ。
燃料節約のために8の字軌道の修正はやめているようだが、それでも立派である。

◆ 気象衛星が天気予報的中率にどれだけ貢献するのかは解らないが、その時々のリアルタイム画像を見られるメリットは大きいと思う。
台風の時などは、それがどの辺りにいるのかを画像から判断する事が出来るからだ。
ただし、その後どの方向へいつ頃行くのかという予報となると誤差を生じてしまうのはやむを得ないのか。

◆ GEOS-9を借りるのにどの位の金がかかったのか分からないが、この夏には代替衛星であるMTSAT-1Rの打ち上げではなかったかな。
そうなるとGEOS-9ははるばる移動してきたものの、半年あまりしか使われず、また米国上空へ帰っていくと言う事だろうか。
何だか移動時間の方が余程長いような…



感染(5/3)

◆ 先日ノートPCがウイルスに感染している事が解った。
このPCは出張などの時に持ち歩いているもので、大抵はPHSを使用してインターネット接続している。
ある時(モバイル環境では)滅多に立ち上げないブラウザを開き、リンクをクリックするとネットワークが切れてしまった。
性格には回線は接続されているのだが、ルートが見つからないような雰囲気になったのである。
この時点ではウイルス感染を疑っても居なかったので、まずはUSB-PHSインタフェースのドライバを最新版と入れ替えてみる事を行った。

◆ 当たり前ながら最新版のドライバによってこの状態が改善されるはずもなく、ネットワークの切断が起きる。
この時にダイアルアップネットワークを切断しようとしてもPHS移動機は通信中を維持し、移動機の方で切断を行うと同時にWindowsが落ちてしまう。
ノートPCにウイルスチェッカが入っていれば苦労は無かったのだが、残念ながらこれはインストールされていない。
そんな事をしているうちに、ダイアルアップネットワークで回線をつないだとたんに送受信データ量がすごい勢いで上がっていく事に気が付いた。
特に送信データがすごい。

◆ netstatで見てみると、何やら知らないIPアドレスにたいしてアクセスを試みているようだ。
この時点でウイルスの疑いは濃厚になった。
結局オンラインスキャンを使用してウイルスを発見し除去したわけだが、一体コイツはどこから侵入したのだろうか。
OutlookExpressなどという危険なメーラは使用していないし、ブラウザも滅多に立ち上げないばかりか、怪しげなサイトを見た覚えもない。
LAN経由で侵入してくるワームも疑ったが、LAN内にウイルスは存在していなかった。



DMFC(5/2)

◆ ノートパソコンを燃料電池で動作させる。
メタノール直接発電型燃料電池は、改質装置を使用することなく発電が可能なため、小型機器に有効と言うことで研究が盛んになっている。
DMFCは決して新しい技術ではなく、1980年代の日本においても研究がなされていた。
しかし、効率や出力密度などの点で実用化に遠く及ばないと判断され、研究も下火になった。
しかし昨今ではPt系の触媒や電解質膜の改良が進んだ結果、性能は飛躍的に向上して脚光を浴びる事になるわけだ。

◆ DFMCがいくら低温で動作すると言っても、効率面を考えれば100℃辺りまで温度を上げた方が望ましい。
しかし小型携帯機器用電源として考えると、温度は上げたくない。
温度を上げない、つまい、常温でDMFCを動作させると高温度の場合に比較して数十分の一程度しか出力を得る事が出来ない。
常温でも燃料加圧などを行えば又話は別なのだが、小型機器用として考えるとこれも難しい。
例えば携帯電話用途を考えてみる。
ピーク時消費電力が2Wであったとすると、常温DMFCのセル面積は60平方センチメートルにもなってしまいそうだ。
折りたたみ式携帯電話の底面積が50平方センチメートル程度なので、これよりも広い面積が必要という事になる。

◆ ちなみにDMFCの開放電圧はセルあたり1.1V程度なので、携帯電話用としては4〜5セルのスタックと言うことになろうか。
エネルギ密度を考えると、現状の常温反応型DMFCではリチウムイオン電池に太刀打ち出来そうにない。
唯一のメリットは充電が不要で、燃料を注入すれば継続的に利用が出来ると言う事。
出張や旅行時にも、かさばる充電器を道連れにする必要はなくなり、低濃度メタノールが一瓶あれば事足りるという具合だ。



続…保険(5/1)

◆ オバサンは明確な答えを出せず、後日上司という男性と私を訪ねてくることになる。
その男性は『この保険は10年掛け捨てが基本です』と説明した。
なるほど、これなら話はわかる。
掛け捨てなのだから、次にかける時の価格はその時になってみないと解らない。
しかし、掛け捨てという言葉は証書には一切書かれていない。
自動更新という文字ばかりが目立つ。
一体これはどうしたことかと聞けば「証書には書ききれなかった」のだそうだ。
書ききれなければ書かなくても許されるというのが素晴らしいではないか。

◆ 証書の記述は『死亡・高度障害保険金5,000万円(2003年6月30日までの10年間)』となっている。
10年間保証するのか、10年間は5,000万円なのか、10年間は保証しないのか、とにかく"10年間"としか書かれていない。
これをサービス業務部長の肩書きの男性に聞くと、「これが住友生命の書き方です」と、来た。
そうそう、10年掛け捨てにもかかわらず、2018年とか2036年という日付が書かれていたりする。
おそらく10年前にはこの程度の記載事項で許されたのだろうが、今は改善されたのかな。

◆ 10年後、すなわち再契約時の掛け金に関しては別紙に記載されているという。
ならばその別紙とやらを見せてくれと言うと、あくまでも予定金額であって確定ではない。
経済その他の状況を見ながらその都度改訂するのだという。
私は「10年で自動更新となっているのに、その10年後の掛け金が不明では契約出来ない」と伝えた。
男性は『住友生命ですから安心してください』と繰り返したが、この証書を見てどこで安心感を得よと言うのか。
そもそも10年掛け捨てだったら、外資系保険会社の商品の方がよほどお得なのである。
保障内容を同一だとすれば、掛け金は1/2〜1/3になる。



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