やっぱり(12/10)
◆ VAIO T90にPHSデータカードを差してみる。
果たして速度はちゃんと出るのだろうか。
ちなみにC1は他のPCに比較してかなり遅い速度しか出ず、その後の調査によるとSONY製PCはPHSデータカードメーカ泣かせだと言う事が解った。
PCから発生するノイズや電源の品質が悪く、精密無線機器であるPHSデータカードが十分な特性を発揮できないとのこと。
確かにC1で40Kbps程度しか出ない環境で、そのデータカードをLetsNoteやThinkPadに差せばごく普通に100Kbps以上は出るのだから。
◆ さっそくT90にインストールしてみる。
無線LANも付いているくらいだし、新しいモデルなのでノイズその他の問題は解決しているだろうと思ったのだが… 思ったのだが、やはり駄目だった。
C1よりは多少良い感じはするが、それでも50Kbps〜60Kbpsが精一杯だった。
PHSデータカードはELCのAH-H403CとSIIのAH-S405Cで試したが差異はほとんど無かった。
電源品質が悪いとすると送信時の変調精度などが悪化するはずであり、ノイズが多ければ受信性能が悪化する事になる。
下り速度だけだから受信性能が命だろうと考えるのは誤りで、CS-PS間での"お話し"がうまく行かなければ速度は出ない。
◆ USB-PCMCIAアダプタというものもあり、もしかしたらこれを使えばもう少し速度が出るのかも知れない。
PHSデータカードを本体から離れた場所に設置出来るからなのだが、モバイル用途としてこんなものをぶら下げて持ち歩きたくはないよな。
Air-H"の料金は32Kbps接続可能なプランで\5,800であり、128Kbpsはオプション扱いで更に\3,500が必要だ。20万パケットまで無料になるプランにしても\1,000しか安くはならない。(128Kオプションは必要なく、128K接続出来るらしい)ちなみに20万パケット無料のプランだと約24.4Mバイト分の通信が出来て\4,700(税別)だ。
だったらと言うわけでVフォンの3Gパケットを考えてみる。
こちらは32万パケット(約39Mバイト)分が無料で使えて\5,800となっている。
しかも速度は公称384Kbpsである。(実速度でも100Kbps程度は出ると思う)auの場合はどうか。月額\1,500の基本料金に\4,000(共に税別)の合計\5,500で16万パケットまで使える。下り最大速度は2.4Mbpsでカタログ値としては最も高速だ。ドコモの場合は基本料金\2,200+パケットパック\3,000で6万パケットまでしか使えないから論外だ。
続く…
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