IP電話(5/3)
◆ ついにと言うかやっとというか、ウチもIP電話になった。B Fletsと光電話の組み合わせである。これで月額基本料金は\500だからお得感が強い。今までは電話の基本料金+B Fletsの基本料金を払っていたわけだから。ただし現状では複数番号が取れないのが欠点で、ウチなど通話用とFAX用で別番号にしていたからその点は不便になる。と言っても加入電話もFAXも今では殆ど使うことが無く、大抵は携帯やmailで事は済む時代だ。
NTT東西の光電話は従来の加入者電話番号をそのまま引き継げるのが最大のメリットである。電話番号が変わっても良いのならば他の選択肢もあったわけだが、電話番号が変わるというのは(滅多にかかってこない相手などもいるだけに)面倒なのだ。
◆ IP電話と言うことで多少の制限はある。例えば時報(117)が使えないとか、0570が使えないなどがあるので、それらをよく利用する人(そんな人はいるのか)は注意しないといけない。加入電話の基本料金+ADSL料金が安いのか、或いはFTTH+光電話が安いのかという話だが、例えばFletsで考えた場合は(都市部で)\1,700の電話基本料金+FletsADSLの\2,413の合計4,113円だ。対するBフレッツコースになると\3,870+\500で4,370円となり余り変わらない。もっとも機器使用料だとか屋内配線利用料なんて言う付帯的費用が発生するので実際には両方式共にもう少し高額にはなる。安価なイメージのあるYBB!の光だと\6,980だからFlets+ISPに比較して特別安い感じはしないばかりか、むしろ高いのではないだろうか。ADSLだとYBB!に払う金額が4千円前後なのだが、これに加入電話の基本料金を加えれば、こちらも割安感は消えてしまう。
YBB!は毎月加入者数を公表していたのだが、今でもそれは続けているのだろうか。最近はニュースでもその数字を見かけなくなった気がする。
◆ 交換接続の加入者電話では輻輳という事態が往々にして起きるわけだが、IP電話同士の場合はどうなのだろうか。帯域が不足すると通話品質に影響が出てくるはずだが、帯域使用率によって接続を制限するような仕組みがあるのかな。もっとも帯域を食うのは通話よりも通信の方が圧倒的だろうから、通信によって帯域が逼迫したときなども通話が制限を受けるのだろうか。全ての線は無限の帯域を持っているわけではなく、通常使用の予想を超えたトラフィックが流れた場合の処理というか電話への影響が気になるところでもある。
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