そろそろ1年(9/3)
◆ 気象計を設置してからそろそろ1年になる。途中ルータを変えたときに無実の罪で気象計の方をリセットしてしまい、気圧がゼロになってしまった。グラフ表示だとスケールが自動的に決められるために"最低気圧がゼロ"だと0〜1200hPaレンジになってしまうので年間データの気圧の項のグラフは殆ど意味をなしていない。これが回復するのは新しいデータで上書きされる、来年4月の下旬だ。一応気象計の日付を戻してデータが更新されてくれないかなど試してみたが駄目だった。もしかしたら特定の部分のデータを編集することが出来る(ツール?)のかも知れないが調べていない。これらデータは気象計のコンソールが記憶しているもので、PCにデータが入っている訳ではない。
◆ 気象計は文字通り雨の日も風の日も動き続けている。最も壊れそう?なのは雨量センサだろうか。雨量はカップに入った水をシーソーのような所に流し込み、そのシーソーの動いた回数が降雨量として記録される。風速や風向計にも可動部はあるが、こちらはたぶん非接触センサだし回転運動だからストレスは余りないだろう。
データを取ってみると年間の気温変化などが分かって面白い。1年を過ぎれば同月比で去年より暖かいとか寒いとか分かるようにもなるし、降雨量の比較も出来る。6月は雨が多いイメージがあるが、実際には7月の方が多かった(今年)とか人間の思う天気と実際の天候には意外に隔たりがあったりする。季節を感じる植物は日照時間の変化で花が咲いたり葉を落としたり、或いは空気中の水分量とか気温などを感じ取ったりする。環境制御の行き届いた中に済む人間より、自然の中に咲く花々の方が天気に敏感なのかも知れない。と言うことは、例えばひまわりを室内で育てていると花は咲くのだろうか。ひまわりの花は日照時間が短くなったことをトリガとして咲く。秋に向けて種を残さなければいけないからだ。だとすると、一定の室内光で育てたら花は咲かないのかな。
◆ 温室栽培などでは人工的に季節を作ったりするし、海水魚用の照明に月齢云々を意識してどうのこうのと謳い文句にしているものもある。熱帯の海にいる生物なのだから日照時間の季節による違いは余りないのかな。よく解らないけれど。日照時間を計測出来る訳ではないが、日射量を計測するセンサはオプションで取り付け可能だ。真夏だと1KW/m2を超える陽光が降り注ぐが、これで電気を起こそうとしても発電効率が低いから1平方メートル程度の太陽電池板では余り役に立たない。紫外線量センサもある。日本でも紫外線情報が天気予報と共に流されたりしているが、ローカルで紫外線量を知りたい向きには良いかも知れない。
◆ 昨年の夏はやたら暑かったのだが、それに比較すると今年はずいぶんマシだったように感じる。
暑い夏ではあったし平年より平均気温は高かっというが、昨年と比較すれば普通の夏って感じで、最近は朝晩も涼しくなり乾いた空気が心地よく感じる日も増えた。昨日一昨日は暑かったけれど。西日本の方は随分暑い夏だったようだが、昨年に比較してどうなのだろうか。昨年の11月,12月は気温の低い日が多かったが今年の秋は、そして紅葉は美しくなるのか。暑い夏の年には寒い冬がやってくると言うが、今年は暖冬なのだろうか。
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