トマト(6/8)
◆ いつだったかたまご(鶏卵)に関して書いた。その時に種鶏孵化業を営む方からメールを頂いた。鶏卵の価格が下落して養鶏業者はなかなか利益を上げられないそうだ。雑記にも何度か登場させたことのある家の近くのKストアは肉と玉子が安かったのだが、もう一件出来たスーパーに客を取られたのか肉の品質はおおいに下落した。結構良い値段が付いているのに色が変わっていたり、ハムなどはへたをすると賞味期限切れだったり。
そこは玉子も安くて、玉子安売りの火曜日には1パック百円以下が普通だった。が、現在はおおむね160円(10個)前後だ。
◆ 駅の近くにある高級系スーパの玉子は当時も今も余り変わらず200円〜400円(10個)なので価格差が小さくなっている。で、結局少し高めの玉子を買ってみたら意外に美味しかったというのが前回の雑記の内容だ。
今回はトマトのお話である。最近では八百屋で野菜を買うことも少なくなったというか、そもそも八百屋が無くなってしまったというか、そんな感じの地域が多いと思う。が、生鮮品に関してはスーパーより八百屋の方が品質が良くて安いかもと思った事があった。その八百屋はスーパーの中に店を構えているのだが、スーパーの野菜コーナとは全く別になっている。スーパーの方でトマトが1個150円、その八百屋を覗いてみると(ちょっと小さめだが)1箱に6個〜9個のトマトが入って\298円だった。トマトは大きいヤツより小振りな方が味が濃いような気がするのだが如何だろうか。そのトマトの食い方だが、丸ごと塩をかけて食うとか、(嫌いな人は種を取って)角切りにしてオリーブオイルと塩でざっくり味を付けるとかが私は好きだ。ここの所トマト酢が話題になっているが、どうだろうか生のトマトをかじってみては。
◆ トマトと言えば桃太郎と言われるほど、そのシェアは大きい。これは味や栄養価云々のために改良されたと言うより、輸送に便利なように改良を重ねられたと言うべきだろうか。ショックに弱いトマトの品質を輸送時に落とさないための(ある意味)強度が高められた製品だ。おそらくスーパーで見かけるトマトは桃太郎なのではないかと思うのだが、八百屋の店先に並んでいる物の中には違った品種もあるようだ。これらのトマトは昔の味とでも言うのか、トマト臭いとでも言うのか、そんな新鮮な味が楽しめたりする。小振りで不格好なトマトを見かけたら店主に聞いてみたらいい。これ、桃太郎じゃないんですか?と。
◆ 従来のトマトと違った、赤色系の、従来は加工用として用いられていた品種が店先に並ぶ事もある。昨今の健康ブームのためか、リコピン含有量の多い赤系トマトも売れるのだとか。サカタのタネのページを見ると、"ろくさんまる","マイロック","麗夏","麗容","ごほうび"の5種類があると書いてあった。もちろんこれを見た目で判断しろと言われても私には出来そうにないが、それぞれ特徴があるに違いない。
トマトの栽培は水耕でも行えて、ジュースメーカなどは工場と呼べるような施設の中でトマトを作っている。このページでも以前にカゴメが和歌山県に大規模なトマト工場?を作ると書いている。県の議事録にも『雇用の確保と地域振興のため、カゴメが計画しておりますトマト生産工場の誘致を求める…(以下略)』と書かれている。
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