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新銀行(3/31)
◆ 新銀行東京、貸し渋り回避のため貸出基準を甘くする代わりに貸出利息を高くしようと言うサラ金指向?な銀行を石原都知事は作った。発想自体は間違ってはいなかったと思うし、実際この銀行からの融資によって助かったという企業もある。しかし考えてみて欲しかったのは運営の方法あるいはシステムだ。これまでに国や自治体は様々な事業に金を突っ込んできているが、その運営が軌道に乗って収益を得ているものがどれだけあるのか。公務員ってヤツは仕事をしようがしまいが決められた時間に行って決められた時間に帰ってくるだけで給料が貰える。一生懸命仕事をしたからといって給料が増えるわけでもなく、昼寝していたからといって減俸されるわけでもなく、犯罪を起こしても告発されないしクビにもならない。そんな奴らが主体となって銀行を作ったらどんなことが起きるのか、想像出来なかったとは言わせない。
◆ 新銀行東京の損失は出るべきものであったと思うし、損失が出ることは最初から分かり切っていたようなものだ。そもそも銀行自体が相当胡散臭い所であり、政府系とも密接なつながりを持っている。そこに東京都が云々したって駄目なものはダメだというか、政治家がつぶしにかかるかも知れないと言うか、政治献金しない銀行はダメだというか、まあそんな調子だろう。
民間(一応)銀行にしても巨大化を進めて収益率を改善というか何というか、とにかく強くなろうとしているわけだから零細銀行は零細銀行としての生き方をする以外にはない。税金を突っ込んだ運営をするのならばそれなりの、つまり税金で運営されているから都民にメリットがあるみたいなところが必要だ。
◆ 新たな発想で新しい銀行を作るというのならば話は解るのだが、公務員連中に新たな発想を求めること自体が間違っている。奴らは何かというと前例がどうしたとか決まったことだからどうしたとか言い出す。そんな連中に新しい発想とか創造性などを求めても無駄だ。銀行とは全く関係のない教育の話になるが、理科離れなども独創性や創造性の欠如した教員が増えた事による弊害だとは考えられないだろうか。科学などは正しく教えれば面白いものではないのかなと思う。未知の世界、自分の知らなかった出来事がなぜそうなるのかを学ぶことが出来る。
◆ しかし教える方に知識がない。決まった、教科書に書いてあることは教えることが出来るが独自性がないから勉強が面白く感じられない。科学にしても数学にしても国語でもそうだと思うのだが、教科書に書いてある勉強を覚えればこういう場合に役立つのだよと言う一言が勉強の助けになったり印象に残ったりするものではないかと思う。私立校の教員は(以前にも書いたが)競争社会の中にいるので自分で色々勉強したりするようなケースも多いという。もしも失敗をやらかして、あるいは進学率のデータなどが悪かったりすれば次年度の担任を外されたりと直接的に給料に響く事態も起きる。なので頑張るというか、まあ何の商売でも同じなのだが成績を上げるために過度に頑張っちゃうみたいな所がないわけでもないのだが。
で、新銀行東京の職員も頑張った。融資の回収が出来ようが出来まいが貸付残高の数字さえあわせればいいだろうと。
意識の違い(3/30)
◆ F&Fではこれまでにも役人や公務員がいかに民間人と違ったものの考え方をしているのかを書いてきた。すると必ず意見を頂くわけで、それはほんのわずかな人間の考え方であって多くの公務員はずっとまともな考えで職務に従事しているというのだ。確かにそうなのかも知れない。年金をネコババした市区町村の職員も、他人の年金記録を自分の知人のそれに付け替えてしまった社会保険事務所の職員も希なケースだったのかも知れない。社会保険庁はこうした不正なケースに関して例外なく告発すると記者会見していたが、この年金記録を付け替えてしまった職員は告発されないばかりか、その不正データ操作を認められたのか出世まで果たしている。おそらくは一般国民に払う金を減らし、自分たちの身内や知人を優先しようと言う方針通りの作業を行ったことを認められた上での出生に違いない。
◆ が、残念ながらその職員はその後捕まることになる。警察の操作によりデータの不正操作がばれてしまったからだ。これに関しても社会保険事務所側はいっさい口をつぐんで問題解決はしようとしないというか、そもそも社会保険庁自体が告発に値しない(つまり、他人のデータを自分の知人に付け替えても罪ではない)と言っているのだから仕方がない。しかもその職員は出世している。
こうした意識の違いは大阪府のあの橋下知事にかみついた女性によっても明らかにされることになる。大阪府は以前横行していたカラ出張やカラ残業、中抜き勤務(朝登庁してからパチンコやゴルフに出かけ、夕方帰ってきて残業を付けるやり方)を減らす為にICカード式の管理システムを導入した。とは言っても民間人のチェックがあるわけではないので、ICカード係がみんなのICカードを預かって出退勤作業を行っているだけという話もある。こうしたシステムになっているので噛みつき女性が言うサービス残業云々はどうもおかしい。
◆ そもそも大阪府はカラ残業を問題としていたわけなので、おそらくはカラ残業をしにくくなったことをもって(本当に働いて残業手当を貰うことを)サービス残業と言ったのではないかと勘ぐりたくなる。そのくらいの異常さがあるのだ。多くの方が指摘しているように言葉遣いも全くなっていない。少なくとも府民に選ばれた知事に対する職員の態度がアレか?みたいに感じる訳だが、奴らにしてみれば自分たちが一番偉いと思っているのだからごく普通だ。府民に対しても国民に対してもおそらくはああした高圧的態度を崩さないだろう。そしてこの延長上に官僚支配があると思えばいいわけで、その点では何の矛盾も生じない。では官僚支配を阻止するにはどうしたらいいかといえば、末端の噛みつき女性のような公務員を排除して行くのも一つの手ではないだろうか。とは言っても公務員は病欠しようが不正を行おうがクビにはならない特殊な存在だからやっかいである。そんな保護されているという事が余計に奴らの意識を一般人とは別のものにしているのだろうな。何をやってもクビにならず、責任すら追及されない、偉い人って事で。
フルブラウザ(3/29)
◆ 久しぶりにフルブラウザのお話し。といっても実は私はフルブラウザアプリを使うことが殆ど無くなってしまっている。jigやibisを以前は使っていたのだがHSDPAの速度が活かせない遅さやアクセス制限(無料版は仕方ないが)などがある他携帯電話に内蔵された2つのフルブラウザならばCSSもほぼ正しく解釈してくれるのでアプリのブラウザを使わなければならない状態が減ったとも言える。ただし携帯電話内蔵フルブラウザを使用するとパケ・ホーダイの対象ではないので注意が必要だ。パケ・ホーダイ・フルという長ったらしい名前のサービスに加入していれば定額になるが通常のパケ・ホーダイより高額なのがネックだ。
◆ 通常のiモードブラウザでもPC用のページはそこそこ見られるし、F&Fにも設置している変換エンジンを経由させれば余り不便は感じない。Youtubeだって10Mバイト程度の容量のものならばササッと閲覧可能で、じゃあフルブラウザは一体何のためかという感じがしないでもない。
SBMの場合は少々事情が違っていて、普通のブラウザでもエラーが出てみられないページがある。何が気に入らないのかよく解らないがエラーになる。
機種によってはPCサイトブラウザ(ようするにフルブラウザと分類されるもの)が搭載されているが、これはドコモと同じくフルブラウザ料金が別途必要になる。ドコモの場合はフルブラウザを使ったときの料金は従量課金されるので、無料通話が余っている場合には気楽に使える。SBMはPCサイトブラウザを使うと自動的にパケットし放題の上限金額がアップしてしまうのではなかったかな。
◆ SBMの場合は携帯ブラウザを使おうがフルブラウザを使おうがYoutubeなどの動画を満足に見ることは出来ない。ただし公式版jigブラウザアプリを使用すればその限りではなく、21時までの限定ではあるが一部動画閲覧が出来る。しかしjigブラウザはPCサイトブラウザ扱いなのでパケットし放題の上限金額は有無を言わさずアップだ。ちなみにドコモの場合はiアプリを使う限り通常のパケ・ホーダイに対応している。SBM版公式jigブラウザは月額630円、それに加えて月額5,985円の定額料金となると動画を見るのも大変だなぁと思う。携帯用サイト+動画を見ると言うことで考えるとドコモなら4,095円で済むのでSBMとの差は2,520円にもなる。
◆ 何故こんなにSBMは高いのかと言えば、孫さんも言っていたとおり通話では儲からないから通信で儲けるという話になり、定額料金内で大容量コンテンツをダウンロードされたらネットワークが持たないから制限を加えるという事だ。その一方でインターネットマシンだとか何とか元年だとか言っているのだから何だかなぁと言う感じ。HSDPAにしてもエリア化が一向に進んでいないようでエリアマップすら公開できないご様子。音声定額とはそんなに経営にインパクトを与えるものなのだろうか。
今後ドコモがパケット定額料の値下げやその他むにゅむにゅな策を講じてきたらどうするのか。SBM同士専用&通話専用にSBMケータイを、パケット通信用にドコモを持つのが良いのか。
バグ(3/28)
◆ 最近の様々な製品の多くはCPU搭載になっていて、それには漏れなくバグも付いてくる。以前はマスクROM内蔵CPUが多かったので目立つバグでも出そうものなら大変だった。出来上がったワンチップCPUが全部使えなくなってしまう。そこでバグを回避するためのハードウエアを付けたりしたものだ。例えばAとBの両方のボタンを同時に押したときだけ動作がおかしくなるプログラムがあったとすると、ハード的に同時に押されないように信号を加工するというわけだ。まあボタンの押下くらいならば回路は単純で良いが信号処理に関するバグなどだと直すのが大変だった。
◆ SONYのナビを使っていた当時、バージョンアップしたら不具合が起き始めた。SONYに電話してみたら「ソフトが複雑になったので多少のことには目をつむってくれ」みたいに言われたっけ。
何と正直なサポート担当だろうか。SONY製品のバグは永久に不滅ですとでも宣言しているかのごとくだった。携帯電話などの通信機能を持った機器ならば通信路を利用してソフトウエアの書き換えが可能になる。ま、たまにその書き換え自体が出来ないバグがあって機器が死んでしまうケースもあるのだが。一方でネットワークに接続されていない機器の場合はアップデートが面倒である。自動車などは点検を口実にこっそりとソフトを変える事が出来るから未だ良いが完全にスタンドアロンで動作する耐久消費財などだと不具合は不具合としてずっと残ることになるだろう。
◆ ソフトウエアアップデートが一番多いのは何かといえばWindowsだったりして。セキュリティホールなどもバグといえばバグには違いないが、クリアな環境で使っている限りは不具合が起きない(たぶん)という意味ではバグとは違うのか。最近の携帯電話は自動アップデート機能を使えばユーザの知らない間にコッソリとアップデートが行われる。もちろんそれが行われたことは確認出来て、Windowsアップデートの「アップデート後の再起動が必要でした」みたいな感じになる。これで不具合が直るならば良いと思うしパケット代がかかるわけでもなく、ただしアップデートに失敗して知らない間に携帯電話が死んでいて、ショップに持っていったら水濡れですね保証外ですねなんて言われた日には頭に来ること間違い無しである。
◆ 水濡れといえば何年か前の猛暑の年にドコモには結構な数の水濡れ携帯電話が持ち込まれたらしい。それを教訓に湿気対策などが強化されたわけだが、その後auでも似たような状況は起きたし私も経験がある。水濡れシールは反応していないのに基板に腐食があるから修理できないと言われるケースだ。だったら水濡れシールなんて必要ないんじゃないの?中味だってメーカが見るだけで、いつの時点で腐食したかなんて解らないんじゃないの?って感じもする。最近ではauも対策されたのか腐食の話は余り聞かなくなり、SBMでそんな話を先日ちらっと聞いた程度である。
シェア(3/27)
◆ 孫さんは携帯電話事業でトップを目指すと言った。出来る可能性はともかくとして、トップを目指すのは良いことだ。ソフトウエア卸売業でもトップに立てたからこそ価格設定権を自由にコントロールすることが出来、大きな利益を手中に収めることが出来たのだ。ソフトバンクは2匹目のドジョウを狙うべくADSL事業に参入した。安価な回線代(ただし回線料だけでは契約できない)でシェア拡大を続け、悪徳といっても差し支えないような営業スタイルによって一定のシェアを獲得した。しかし営業費用や設備費用が嵩んで収益を圧迫、結局は他の通信事業者同様に加入者増加率が頭を打ったところで収益率が改善する結果となった。
◆ ソフトウエア卸業などは一旦シェアを獲得すれば他社の参入をある程度防ぐことが出来る。しかし通信事業は日々新しい技術に進化しているわけで、設備投資をやめたら衰退が待っているだけなのだ。しかしソフトバンクはFTTHには積極参入を行わない。おそらくADSLで出した多額の赤字が頭をよぎるのだろう。そこで考えたのが携帯電話事業への参入である。孫さんは、こんなに儲かる商売を3社に独占させておくことはないと、これを決めた。
◆ そしてSBMが誕生し、結果的には大躍進と呼ぶに相応しい進歩を遂げることになる。数字の好きな孫さんとしては○○機種○○色展開だとか宣伝すると共に、キャッシュバックなども駆使したソフトバンク商法によって純増数を大きく稼ぎ出した。
ただauも黙ってみているわけでもなく、いや、正確には黙って見ていたのだがKDDI全体ではなくau単体としても純増者数でSBMに負け始めると重い腰を上げて家族定額に乗り出すことになる。au単体で純増数が稼げていればツーカー終焉後はSBMに数字を奪われることもないだろうが、auとして負けがこんでくるのはカンに障ったと言うことか。
◆ SBMが頑張れば日本の携帯電話料金が安くなるのかといわれると、これは微妙かもしれない。実際に標準的な通話時間とシェア割合で計算するとSBMは決して安くないばかりかむしろ高い。もしもドコモやauがSBMと同じような料金体系にすると、シェアの大きなドコモを持っていれば料金面で有利になるかもしれないが、そうでなければauの分離プラン同様に実質値上げだ。ただしドコモもauも基本的な料金体系を変えずに定額やら順定額を真似してくれるならば加入者メリットはある。逆にこうなるとSBMのメリットが希薄化し、特にパケット系では他社に比較して通信速度やコンテンツ量で負けているだけに息切れしないかと思ってしまう。
◆ なんにしても現状のauを10年で抜くためには、月間平均10万加入以上の差でauに勝ち続けなければならず、それにはLTEやその先の次世代通信に対する膨大な設備投資も必要だ。さらに借金返済も待っているわけで、孫さんがどのようなビジネスモデルで攻めてくるのかは興味深い。この3月或いは4月の需要期にSBMがどこまで頑張れるのか、学生支持率が低迷する中でホワイト学割という無料攻勢でどこまで攻められるのか。ただこの路線で成功したとしても、他者が横並びで学生は無料ですにはならないと思うのだが。
道路(3/26)
◆ 先日道路特定財源で新幹線貨物を作ったら?と書いたら鉄道は道路じゃないからダメだとmailを頂いた。
が、道路特定財源によって地下鉄が作られた例があるというではないか。国交省の言い分としては、地下鉄を作ることによって交通量が低下し、渋滞緩和が期待できるから道路拡幅を行わずに済み、これはすなわち道路事業と同等だということだ。同じように道路周辺建造物の工事にしても、建物が壊れたりすると道路に影響を与えるそうで、それを事前に回避するのは道路を守ることになるから特定財源でこれを行うのは間違っていないそうだ。更にダム建設に関しても川が氾濫すると道路に影響が及ぶと言われると、屁理屈でも何でも国交省がやることは全部道路関連に認定されると言うことだろう。
◆ 件の天下り団体の豪華旅行にしても、道路と関係の深い鉄道や航空機を使って道路沿いに建っているホテルに宿泊し、道路を通ってバスで温泉に行けば道路関連だと理屈を付ければいい。その他、視察だ調査だと各地を旅するのも良し、海外に行くのも良しと言うことで金の使い道はある。そう、結局の所道路特定財源が余ってしまって金が使い切れなくなり、およそ一般人から見ると関係の無いような事業に金を流して理由を後から考えてということだ。駐車場事業にしても事業費が大きいだけに問題視されているが、車を使う身として考えれば駐車場の整備は有り難い。ただし国交省のやる駐車場は不便な場所にやたらデラックスなものを作るという感じで、その駐車場を使うより駐車場の管理のオッサンになりたいなぁと(給料がやたら良いから)思うが、実態が把握されないうちに解散雲隠れだそうだ。
◆ 防衛省問題もそうだし他省庁に対しても同じなのだが、奴らを排除しない限りいつまで経っても何も変わらないだろう。遠い知り合いの弟さん(だったかな)が中央省庁の役人だという人が居た。旅行でも帰省でも国の金で移動が出来るので交通費がかからない(帰省するときには何かの理由を付けた出張を組むらしい)らしく、将来はどこに天下ろうかと皮算用をくり返す日々なのだとか。ただ、役人時代は普通に?その場所に住んでいられるのだが天下った後は昼頃家を出て午後には帰ってくるような生活?になる人も多いため近所から白い目で見られやすい。
(元々役人だと言うことは知っている人が多いので)でガッポリ貰える退職金を元に引っ越す人も多いとも聞いたことがある。
◆ やっぱり肩身が狭いんだな。肩身は狭いだろうが実入りは良いからやめられないわけか。しかも公務員時代ならば色々抑制された事柄も、特殊法人ならば自由自在でやり放題。給料だって退職金だって誰に遠慮することもなく(公務員が遠慮深いとは言っていない)もらい放題になる。何せ特殊法人の6割とか8割の従業員が、役員のほぼ全員が天下りなのだから、いわゆる天下りスタンダードな考え方で物事を処理すればいい。収入にしたって省庁からガッポリと貰えるわけで、それを値切って下請けに出せば格好は付くのだから本当にやることがない。これは非天下りの一般社員も同じらしく、朝事業所に行って何となく車で出掛けて気が向いたら現場を見て夕方帰ってくるだけだと言っていた。彼はその事業所の代表者に会ったこともなく、でも月給50万円だからいいや(彼は30代)と割り切って働いているというか遊んでいるというか。
速報(3/25)
◆ 私は時事通信のニュース速報をメッセージRで受信していた。メッセージR(Request)はメールアドレスとは関係ないメッセージ受信用の仕組みで、サーバからプッシュ配信された情報を見ることの出来るものだ。時事通信の号外速報は月額105円とリーズナブルな価格で、その時々の重要ニュースが配信されてくる。ニュースに触れる機会の少ない外出時などでもその出来事の概要は掴めるという感じ。即時性はTVのニュース速報より少し遅い程度だと思う。が、最近これを解約した。確かに速報は速報なのだが、各ニュースサイトでも速報が流れるようになり有料のメリットが余り感じられなくなったからである。
◆ 即時性という面では多少見劣りはするが、日テレ系のサイトであれば動画でニュースを見られるし写真が掲載されている場合もある。確かに時事通信のようなスピードはない(TV放送のニュースと同じようなタイミング)が、重大事象に関しては号外も配信されてくる。なので今は日テレNEWS24の号外だけを受信する設定にした。それより新聞社などのWebサイトからRSSを受信してメール配信した方が良いかなとも思ったのだが、ニュースが配信される度にメールを配送していたら一日に何十回にもなるし、重大ニュースかそうではでないかは機械による判定が難しい。
◆ まあ時事通信の号外に関しても、興味ある人から見れば重大ニュースだが、気にしない人からすればさして重要なニュースではないと感じるわけだからジャンル別の号外速報にでもしないと満足度は上がらないのかも。F&Fでは出回っているRSSやその他を取得してタイトルを表示しているニュースのページがあるしケータイ向け変換エンジンを経由すればそれらを見ることも出来る。ニュースサイトはPC向けは無料だがケータイ向けは有料と言うところも少なくないのだが、こうした変換エンジンやサイト、フルブラウザを使えばPC向けのニュースサイトを見ることが出来るので速報に対して付加価値を認めるのかどうかが有料サイトを使うかどうかみたいな所もあった。
◆ ニュースサイトを常時リロードしながら見ている人も居ないだろうし、TVなどならニュース速報が流れるので重大なことが起こったと認識は出来るが、それ以外リアルタイム(に近い)ニュース取得は出来ないと言っても良い。確かにその意味では時事通信の号外は有効なのだが、号外が来た時点ではいわゆるヘッドライン的な部分しかできていないので、結局その後は違った方法でその事象を詳しく知りたくなる訳だ。メールマガジンを使ったニュース速報配信もあるが時事通信の号外速報より20分くらい配信が遅い。自分の身近に起こった事件であれば即座にその詳細が知りたいとは思うのだが、それ以外の事をリアルタイムで知る必要性がないといえば無い。もちろんそれ関係の職業に就いている方ならばニュースに敏感になるだろうがフツーの人がフツーに生活している場合を考えるとどうなのかなと思う。
聞かれても(3/24)
◆ 私の周りにも携帯電話事業者を変えようかと考える人が増え、どこが良いのかと相談を受けることもある。しかしこの説明が又面倒で、従来であればドコモやauは比較的料金体系がシンプルだったので未だ良かったのだが、今や分離プランに割賦販売なども登場してかなり面倒なことになっている。例えばドコモにしても、分離プランを選ぶと月額1,680円安くなるけれどその代わり端末代は高くなって、家族定額を有効にするには2年縛りのプランが必須で、でもそうすると基本料金が5割引ですよみたいな感じ。もちろんその逆、インセンティブプランで買った場合はどうなるのかとか、分離プランでも割賦で買うとどうなるかとか、いやはや面倒な話。
◆ この点auの方がまだ良いと思う。分離プランは実質値上げになっているので選択の価値がないこと、インセンティブプランは違約金が高いけれど端末が安いと言うところを説明すれば何とか納得して貰える。
SBMに関しては正直説明したくないというか、自分で使っていながらもよく解っていない部分がある。対SBM以外の通話が多い人はau真似プランがお得だと思うのだが、でもauのような家族定額の恩恵はない。ドコモ真似プランにしても繰越金額にリミットが付くなどドコモ同様の使い勝手にはならない。結局SBM宛の通話が多くない人ならSBMに変えるメリットは無いよと(まあ語弊はあるが)言い切るのが楽だ。逆にSBM宛の通話が多ければホワイトプランになるがWホワイトは勧めない。そもそもWホワイトを使うくらい他社宛通話が多いのならSBMにするメリットがないからだ。
その他請求書の有料化とかパケット関係とかも相当面倒な話である。
◆ 料金だけを見ればだいたいこんな感じの説明になるのだが、使い勝手というかエリアの問題や通信速度とかコンテンツとかを考え始めると更に面倒だ。たまにメールする位な人なら通信速度も気にならないだろうが、Webアクセスをする人だとその遅さに驚くかも知れない。公式コンテンツの少なさや勝手サイトでも見られないページがある(というか、ドコモ向けのページでは謎のエラーが起きる確率が高い)点にも注意が必要だろう。音楽データもドコモのように10MバイトまでOKと言うわけでもないしダウンロードにも時間がかかる。動画に関しても同じでjigブラウザを使用すれば21時までは特定の動画閲覧が可能だがパケット定額料金が上がってしまう。
◆ 賢い(何が?)人は二台持ちを選択するのかも知れないが、家族揃って変えようと思っているんだけどといわれると果たしてどこを勧めたものかと。SBMに変えた人の多くは通話料が下がったという。が、話を聞いてみると(通話単価が高いから)他社宛通話を抑えるようになったのがその秘密?だそうだ。無料通話分があるとその中で使ってしまう、使ってしまうから無料通話の少ないプランに移行できないのだが、最初から無料分がなければ通話を節約?する方向に動くのが人間ってヤツか。
タレント市長(3/23)
◆ 正確にはタレントが市長になったのではなく、市長がタレント化したと言うべきか。TV露出度が多い横浜の中田市長を住民はタレントになった市長だという。中田氏はTVなどで横浜下大阪と同じくらいの借金があったが、様々な努力によって今に至っていると力説していた。と思って市の財政を見てみたら、負債は2.3兆円くらいで確かにこの10年ほどは増えてはいないが極端に減ったわけでもない。市長によれば公務員の手当、例えば地下鉄勤務だと地下手当が出たり云々というアレなのだが、それらをカットしたから効率的になったという。それは効率的になったのではなく、やたら手当を出した方が間違っていたわけで、正常に戻っただけだ。
◆ 最近では水道料金の値上げやバス路線の廃止(市バスは全廃予定)、教育費のカットやゴミ収集インターバルの変更、健康診断規定の変更などなど直接的に住民の負担増になる事も増えてきて住民の不満も大きくなってきた。と言う話をしていたら、某商店主が「アイツ(市長のこと)はタレント化してるからダメだ」と。
話を聞いてみると、毎晩のように関内あたりで飲み歩いていて(飲み歩きが悪いとは思わないが)、いつも連れている若い女性は新横浜にある産婦人科系列の看護学校の看護師のタマゴなのだそうだ。ほほう、そこまで調べが付いているのかとちょっとビックリ。まあ市長が女遊びしようが酒を飲もうが勤務時間外なら別に何でも良いと思うのだが、まさか公用車を待たせていたり市の金で飲んだりはしていないだろうな。
◆ なんて話をすると住民に怒られる場所があるそうだ。
それは市営地下鉄に関係していて、市長の支持団体の居るエリアまで地下鉄を延長したのだそうだ。なのでそれらの恩恵を受けている人々の前で市長のことは言わない方が良いよと言われたが、そんなエリアの人に知り合いは居ないんだな、私は。結局の所当選のためなら地下鉄も作っちゃいますよと言うことで、しかもそれが周知の事実となれば反市長派も増えると言うものだ。
◆ 横浜市では資本金が5億円以上の企業は余計に税金を取られる仕組みになっているのだが、その一方で市が誘致した企業はその限りではないばかりか税金が減免される。市の言うことには、それらの企業で働く人が住民税を払ってくれるから元が取れるとの事なのだが、誘致の基準と献金の関係はどうなっているのかなど不明な点が多いのも又事実である。住民サービスをケチる分、箱物事業なども見直してくれればいいのだがそれはファミリー企業が干上がっちゃうからダメなのか。
普通に考えると住民が多くて企業が多い自治体は税収が多いから運営が楽ではないかと思うのだが、横浜にしても大阪にしても借金が多い。大阪の場合はスーパーデラックスなゴミ処理施設とか、職員用の住宅や潤沢に出る出張手当、絵画を買ったりと色々表沙汰になっているが、実は横浜も似たようなものかも知れない。
安いのは?(3/22)
◆ 携帯各社家族定額なども出揃ったことだし、余り通話しないとしたらどこが安いのか考えてみる。いわゆるヘビーユーザとかアクティブ層とか言われる中高生はパケット重視&コンテンツ重視傾向が強いので絶対的価格よりも楽しさの方を選ぶのではないだろうか。この辺りをターゲットとして攻めたauが成功し、それをドコモが追ったのを見れば(成功したとは言い難いが)的はずれではないはずだ。
では普通の、普通?何が普通かよく解らない世の中ではあるが、毎月60分前後の通話と毎日1〜2通程度のメール送受信&ちょっとしたWeb閲覧をやるかやらないかという人の場合で考えてみよう。
◆ メールはパケット代として課金されるが、どの位のパケット料になるのか解らないので、一応1万パケットとしておくか。ドコモとSBMは家族間のメールと通話が無料、auは通話のみ無料と多少条件が違うのでこの点で差が出るが、面倒だから通話やメールの1割を家族宛と決めてしまう。SBMとauは傾斜型定額制でauはダブル定額ライトで1,050円、SBMはパケットし放題で1,029円、ドコモはパケットパック10で1,050円だ。60分の通話の中の54分が家族外だとするとドコモはタイプSで1,570円、auはプランSで2,350円、SBMはホワイトプランで980円+従量課金0〜2,268円だ。IP接続費用まで含めたトータルはドコモが2,935円で、もしもパケットを余り使わなければその余った分を通話に回せ、通話を行わなければその分をパケット代に回せる。それでも余れば2ヶ月繰り越した後に家族で分け合えるがパケット定額ではないので上限は∞だ。
auは3,715円で無料通話が8分余り、家族で分けるか繰り越すかのどちらかが選べる。SBMは2,324円〜4,592円で無料通話分はないので繰り越しもない。SBMの料金に幅があるのはSBM同士は準定額だからだ。SBMを選ぶと言うことは周りにもSBM加入者が居ると考え、SBM宛の家族&準定額時間内通話を全体の50%とすると3,640円とauの価格に近くなる。
純粋なランニングコストとしてはドコモが最も安く、条件付きでSBM、auの順だ。ただau有利な条件と考えて+8分他社宛通話時間を延ばすと、ドコモは3,200円、SBMは3,976円まで上昇してauとSBMが逆転する。
30秒あたりの通話単価がドコモは18.9円、auは16.8円なのに対してSBMは21円と高いことも影響する。
もしかしたらSBMでもドコモ真似プラン(ただし家族定額にはならない)の方が安くなるかも知れないが、真似したときに劣化して繰り越し制限事項などが増えている点に注意は必要だ。
◆ 端末価格はドコモが4〜5万円、auはゼロ円に近くSBMも贅沢な機種でなければ負担は少ない。アクティブユーザではないから安い機種で良いと割り切るならドコモを除いて実質無料で手に入る。ドコモの場合は705iの安い機種でも3.5万円近くするはずなので、月額換算1.5千円近く(2年換算)だ。これまで含めるとドコモが4.4千円前後と最も高くなり、次がauの3.7千円、そしてSBMの約3.6千円となる。ただし端末をタダで貰ってきたと仮定した場合だ。逆にドコモのインセンティブプランでゼロ円旧機種を使うと、端末代はかからないが月額料金がアップしてトータル約3.8千円になる。
ワン切り(3/21)
◆ ワン切り、なんか懐かしい響きである。一時期ワン切りによる迷惑ビジネスが横行し、後に法規制されてすっかり影を潜めた感じだ。が、今は非通知のワン切りビジネスがある。その電話番号が生きているかどうかを定期的に調査するというのがその企業の言い分だ。これら企業は数社あるのだが、なぜワン切り防止法に引っかからないのかは不思議である。
企業によっては通信事業者との契約によってワン切り行為を行っているとあるので、この場合は事業者が納得しているから告発はされないのか。いずれにしても利用者からすれば迷惑な話で、非通知ワン切りで検索するといくつものサイトが出てくるほど一般化?した感のある迷惑行為だ。
◆ 非通知ワン切りを最初に経験したのは昨年の今頃にはじめてSBMケータイを持ったときだった。契約して数日後にはさっそく非通知ワン切りの洗礼を受ける事になり、その後も月に1回程度の割で非通知ワン切り攻撃が続いた。この番号はMNPでドコモに持っていったのだが、ドコモに対しては非通知ワン切りは行われなかった。迷惑企業の言う「事業者との契約」とはそう言うことだったのか。
それからしばらくは非通知ワン切りは経験せずに過ごしていたのだが、秋口に二度目のSBM契約を行ったのを機会?に非通知ワン切りの餌食となっている。人によってはドコモあるいはau宛の非通知ワン切りを受けた経験もあるというのだが、私の契約しているドコモにもauにもそれはかかってきていない。
◆ SBMケータイの電話番号は連番で2台を所有しているのだが、その双方に非通知ワン切りはかかってきて、その間隔は30分ほどだった。30分ごとにワン切りを繰り返しているのか、それとも最下桁が連番の場合のインターバルが30分なのかは不明。12月は1回、1月、2月は2回、3月も2回の非通知ワン切りがあった。ドコモやWILLCOMなどはネットワーク側で非通知ワン切り対策が可能なシステムになっているのだが、SBMはこのあたりが弱いので非通知ワン切りの餌食になってしまう。ネットワーク側が弱いのは仕方ないとして、端末側で対策は出来ないものだろうか。というかドコモの移動機は鳴動時間が設定秒数以下のコールに関しては着信履歴などは残さない設定が出来る。これと同じ機能が実装されるだけで不快感は大幅に緩和されることになる。いや、もしかしたらこのような機能を搭載したモデルがあるかも知れない。
◆ ワン切りにしても、そんなものは放っておけば良いではないかと言う人もいる。が、不快に感じる人も多く、だからこそ端末やネットワーク側での対応策が採られた。SBMも加入者は増えているわけだし、せめて他事業者並のサービスはやってくれないかなぁ。二台目だから、タダだからと我慢することが多くなってくるとさすがにタダでもイヤかもと思ってしまう。ただ非通知ワン切り業者が事業者との契約に基づいてこれを行っているとしてそれが本当だとすると、SBMも非通知ワン切りを認めている事になり対策を行うと非通知ワン切り業者が困るからそれは出来ないと言うことかも知れない。
自転車(3/20)
◆ 自転車の3人乗りが規制される。3人乗りといっても大人が乗るわけではなく、お母さんが前後に子供を乗っけることが禁止されるというお話しだ。確かに子供とは言ってもそこそこの重さはあるし、それを2人乗せるのは安全面からも推奨されないのは十分解る。解るのだけれど、2人子供のいるお母さんは一体どうしたらいいの?みたいな混乱が広まっているのも又事実なのである。移動に車を使えば良いと言ったって、駐車場やコストの問題もある。歩いていけばいいと言っても歩く速度の遅い子供を連れてでは大変。一人を自転車に乗せてもう一人を歩かせるにも、小さな子は目を離すとチョロチョロするので危険が大きい。だったら自転車の前後に子供を乗せてお母さんが自転車から降りて歩く??◆ 規制を行うと発表以来の強い反対意見に押された形で後日警察は安全性が確保できる自転車であれば規制を見直すと言い始めた。しかし自転車は今や1万円前後で買えるわけで、もしも3人乗れる自転車が3万円もしたら売れないかも知れないし、安全性確保のためといったって3輪自転車では狭いところを通れないからイヤだと言われそうだ。規制する側にも勿論言い分はあって、小さな子供もろとも横転したら重大事故に発展する可能性もあるし、車道側にひっくり返ったらもっと大変だ。そう考えれば規制や安全基準を定める事も必要である。この辺り、産業界と協力して安全に複数人の子供が運べるような自転車の開発だとかをやっても良いのではないかと思うのだが、警察庁が安全な自転車開発を要請したという自転車協会って天下り団体じゃないだろうな。こんなこと、行政にやらせておいたら自転車開発に15年もかけて200億円も使っちゃいましたみたいなことがごく普通に起こるだろうからダメ。あくまでも行政側は関係法の改正だとか購入補助だとかを行うだけが宜しい。開発に補助金を出す手もあるのだが、大手企業は補助金を貰ってそれを献金しちゃうと言うループを作りたがるからダメ。
◆ では実際に複数人の子供を安全に運べる自転車とはどのようなものだろうか。単に前輪周りの剛性を上げただけで解決できれば良いが、そこから先となるといわゆる3輪自転車やリアカー方式か。しかしそうすると横幅が広くなって不便に違いないし、だとするといわゆるタンデム自転車みたいなものか。所はここにも法の壁があって、一部地域を除くと2輪のタンデム車は公道走行が出来ないのだとか。そこを回避する為なのかどうか解らないが、3輪或いは4輪のタンデム車も存在する。これは2つのタイヤをきわめて狭い間隔で並べたような構造(トラックなどのダブルタイヤを想像して欲しい)にしたものでコーナリング性能に違和感はあるだろうが一応2輪ではない自転車ということになる。なので、この辺りを大人二人用ではなく、大人+子供二人が乗れる程度に限定して設計し、後は法改正や安全基準などを見直すことでサポートしていけば良いのではないかな。
◆ なんて思うのは民間人の発想で、役所側からしてみれば「何で国民のためにそんなことをしなければいけないのだ」になってしまう。そうそう、全く話は違うのだが交通機関つながりと言うことで。神奈川県のどこかの市か町かでは、その自治体職員の運転するバス?を無料で利用できるようにしたのだとか。
おそらく小規模な街ではないかと思うのだが、こんな風な住民への優しさが特別に感じられるほど、都市圏の行政はダメだと言うこと。
道路事情(3/19)
◆ 国交省の悪さ、厚労省の悪さ、社保庁の悪さも書いてきた。日本には子供の手本になれるような役人は居ないのだろうか。といっても始まらないのだが、道路の関して利権が絡むだけに政治家をも巻き込んだ予算ぶんどり合戦が繰り広げられている。政治家に言わせると、高速道路を造ると平均速度が高くなるから自動車の燃費が良くなって炭酸ガス排出量が減るとか何とか。でも単位時間あたりの炭酸ガス排出量は増えるような気がするんだけど。その他にも病院までの搬送時間が数分短縮できるとか、港まで行く時間が数分短縮できるとか様々な理由を付けるのだが、その港も国交省の需要予測失敗で廃港寸前みたいな所だったような気がする。
◆ だったら必要な道路工事、一般道の拡幅工事などを行えば良さそうなものだが、それでは高速道路総延長距離にカウントされないとか、名前が残せないとかファミリー企業の儲かり具合が宜しくないとか言って手を出さない。では海外はどうなのだろうか。通行料金が無料の高速道路も多いのだが、環境問題に敏感に反応するドイツなどでは環境対策費として主に大型車からは料金を徴収しているようだ。日本の場合は全く逆で、圧力団体となりうるトラック協会などに遠慮して大型車は割安に、自家用車からはガッポリ取るシステムである。そのドイツでも高速道路を延長することによる利便性の向上は検討されたと言うが、道路が便利に使えるようになれば通行量は増大し、結局渋滞が起きり。その渋滞は都市部をも巻き込む形で輸送システム自体の効率を下げるばかりか炭酸ガス排出量を無駄に増やしてしまうと。で、考えたのは日本の道路族とは全く逆の、都市部への自家用車乗り入れ禁止だ。
◆ 自家用車乗り入れ禁止で不便になる分、路面電車などを整備した結果渋滞にも無縁でしかも車を使いたいときにはカーシェアリングシステムで利用するような事が一般的になってきた。これによって自家用車保有台数は減少し、廃棄車両なども減ったというのだが自動車メーカに与えたダメージも大きいだろう。それでも自家用車に乗りたい層やシェアカーの利用にはガソリンが必要で、そのガソリンなどの税金は年金の足しに使われているという。高齢化の進むドイツでも資金難に陥っている年金システムを助けているらしい。ま、日本で同じ事をやったって社保庁の連中はネコババくらいしか考えないだろうし、ロクな事は起こらないと思う。
◆ 政治家が替わっても大臣が替わっても役人は替わらない。政治家は役人の代弁者のようなものだから何も変わらない。役人を厳しく監視するためのシステムでも作れれば話は別だが、何しろ政治家より役人の方が強いのだからどうしようもない。で、結局行き着く先は給料減額ですよ。働きが悪いどころか税金食いまくりの悪事を働く奴らなのだから。しかしそれを認めようともしなければ訳の分からない言い訳ばかりしている。だからそんな部分を突っつかずに一律10%給料値下げ。公務員住宅や宿舎全廃、議員宿舎なども撤廃でいかが?
書籍化(3/18)
◆ ホームページが元でそれが書籍化されるのは今や余り珍しいことでもない。F&Fも書籍化されたわけではないが内容が抜粋紹介されたことはあった。この辺りは編集者の腕にもよるところだと思うのだが、抜粋紹介や引用の場合はその元ネタの関する補足や他のページとの比較なども書かれるので見ている方としては面白いしホームページを画面で眺めるのとは又違った見方が出来る。数年前は書籍化ブームみたいな事もあり、さらに共同出版だか何だかという怪しげビジネスが先行する事もあってF&Fにも書籍化しませんかなんて言うオファーが何件かあった。が、私は物書きでお金を貰っていたこともあるので全くの素人ではなく、書籍化のシステムやら何やらも多少は知っている。で、それら怪しげ系な書籍化代行業者を撃退することも出来た。
◆ 技術系ページは、その技術自体の風化が早い為もあって書籍化は季節ものみたいな所もあるのだが、お馴染みこちらは多くの人に知られたサイトであり書籍ではないかと思う。書籍化とサイト運営の両立に関しても難しい面があり、かの有名なネコ裁判では書籍とほぼ同じような内容がホームページで公開されている。ネコ裁判著作者はなかなか文章が軽快で読ませる所もあり、書籍として読んでみるとホームページを見るのとは又違った面白さがあるのではないだろうか。ただ少し残念に思ったのは、当初リアルな記録として(少なくとも私は)更新を楽しみにしていたのだが、書籍化が決まった以降に(文章として)多少の色づけはしていたと著作者が暴露したことだ。フィクションではないにしろ、できすぎた事実だと感じた部分がないわけでもなかったが読者の勝手な感想としては暴露せずに通して貰った方が夢があったかな、と。
◆ 圧倒的アクセス数を誇るこちらのサイトも書籍化されている。書籍は同ページの右下の方にアマゾンへのリンクがあるので購入される場合はそこからが宜しいかと。この書籍に関しては、既に3作目なのかな。文章は軽快かつ読み応えのあるもので、日記に関しても毎日相当な長文が掲載されている。いや、F&Fに真似をしろと言われてもこれは出来ないなと思えるほどの濃さであって、しかも他のサイトに連載?なども持っていらっしゃると言うことなのだから凄い。F&Fなどは誤字誤変換など当たり前、最近の携帯電話にバグが付きものみたいな低品質雑記なのだが、品質の高い文章を毎日作っているのだから尊敬に値する。amazonの能書きによれば、「日本で最もアクセス数が多いとされる個人ブログ「きっこの日記」。その中から、時事性、社会性に富んだ評論的日記を大幅加筆修正し、厳選収録。
オリジナル原稿と長いあとがきでは、最愛の人の名前、「児島玲子ヘアメイク担当事件」の真相、発行元が変わった理由など、インターネット上では語っていない事柄を初告白。」と、まるで書籍の宣伝のようだって、書籍の宣伝なのだけれど、インターネット上では語っていない云々、最愛の…、担当事件といった、何とも目を通してみたくなるような文言。これらは読者を裏切らないだろうと思うのだが、私は未だ目を通していないので悪しからず。
EM(3/17)
◆ EMの音声サービスがもうすぐ開始される。千本さんは孫さんと同じようなことを言い、同じようなアピールをくり返した。要点は携帯電話の料金体系が複雑すぎる点と日本の携帯電話料金は高すぎるという点だ。孫さんも同じようなことを言っていたが、実際SBMの料金体系は日本一複雑(多種)になってしまったし、準定額はあるものの通話単価を見れば他社と同じか高い。パケット定額料金もドコモより高くパフォーマンスは低い。端末代も日本一高い(特別割引の二重価格なので2年間解約しなければ&非スパボ一括払いならそう高くはない)とあって、何が安いのかとEMに言われても仕方がない感じはする。
◆ ではEMの料金は安いのか?確かに通話単価は安いし別途オプション料金を支払えば24時間自社内通話が無料になる。SBMのような時間制限は設けずWILLCOM同様に24時間話放題だ。しかも他社宛通話単価も安いと来ているからお得感は強いもののエリアが狭い。サービスエリアは65%程度といわれ、これはSBMのHSDPAエリアと同じくらいである。ようするに都市部では使えるがそれ以外はちょっと難ありのレベルだ。基本料金無料と謳うがこれもトリックありだ。実際には音声サービスのみの契約が出来ない訳なのでデータ通信契約の料金が必ず必要になる。従って基本料金無料とは言い過ぎで通話オプション料金は無料ですが正しいと思う。しかしその通話契約のみでは定額通話は出来ず、別途980円のオプションが必要になるがこれは致し方ないだろう。そもそもSBMは自社内通話を無料にしても他社宛通話で稼げるから何とかなると言っていた。EMはその他社宛通話料金も安いのだから一体何で稼ぐのかという感じ。
データ部分があるのでそちらで稼ぐことも出来るのだが、これにしても理論速度も実効速度もSBMより上でしかも様々な面で安い。孫さんは我々が携帯電話料金を安くしたと言うのだが、EMはもっと安いのである。
まあ千本さんの言う完全データ定額は我々が始めたという件に関しては、じゃあWILLCOMはどうなるのという事で、孫さん共々アクの強い方なので独自の注釈が付くのだろうけど。
◆ EMは仮想敵をSBMと定めて拡販作戦を開始するようだ。
そのSBMはauを仮想敵に躍進を続けているわけだが、加入者増と共に少し上品になってしまったかなと思われるSBMをEMがどう追い上げるのかは見物である。追う立場から守りの立場になるのか、それとも攻撃の姿勢を崩さないのか。EMのエリアがSBMと同程度になると更に戦いは勢いを増すだろうが、時間がかかる。確かにSBMの基地局増加数よりEMのそれの方が多い月もあるのだが全国展開はそう簡単ではない。もう一つは端末で、現状のEMはモデル数も少ないし価格も高い。これが数機種に増えて旧機種がゼロ円で店に並ぶようになると2台目需要にも活気が満ちてくるはずだ。EMでは最初から2台目需要を狙うみたいな発言もしていて、その為にはデラックス機能は不要だが基本機能のシッカリした安価な端末が必須になる。SBMにしてもスーパーボーナスの浸透で端末需要は激減し、2台目を求める新規加入者は安価なモデルに集中するという。
収益率(3/16)
◆ 携帯電話事業は儲かると孫さんは言った。そんなに儲かる事業を3社にのみやらせておく訳にはいかないと新規参入を決めたのだが、結局新規参入は諦めてvodafone買収となったのは周知の通りである。実際携帯電話事業者は儲かっているのだろうか。製造業などと直接比較して良いのかどうか解らないが、同程度の売り上げの他企業と比較するとなるほど儲かっている。売り上げに対する利益率が素晴らしいのだ。落ち目だと言われているドコモにしたって営業利益6千億円とかで、国税だって喜ぶだろう。ARPU急降下でちょっと困っているSBMにしても何とか1.5千億円近い営業利益を絞り出した。
実はこれ、ちょっぴり他の費用を節約して1千億円台に乗せたのだけれど格好も大切である。特に孫さんの場合は格好と数字にはいつもメロメロなので。
◆ auが家族間定額を発表して株価は急落した。これまではドコモにも勝る収益効率を誇っていたKDDIなのだが、家族定額を皮切りに更なる価格競争が始まるのではないかとの思いが投資家に嫌気された格好だ。auは家族定額及び法人のスペシャルプラン開始に伴う売り上げ減少を250億円程度と見込んでいるわけで、全収益に対するインパクトはそう大きなものではない。それこそSBMと同じように準定額でも始めようものなら2千円程度ARPUが低下してSBMの少し上くらいまで利益率が減少する可能性はあるが今はそこまではやろうとしていない。SBMはauとWILLCOMを直接的な敵として戦略を練っている感じで、SBMが勝利すると同社の準定額のメリットは大きくなり他事業者は不利になる。もちろんこうなるとSBMの収益も低下するが、いざとなったら準定額や家族定額をさっさとやめてしまう手がSBMにはある。ドコモやauがそんなことをしたら大問題に発展しかねないのだが、身軽?なSBMにならそれが出来るから気も楽だろう。
◆ SBMのフトコロ事情が余り宜しくないのは、auやドコモ真似プランに追従しませんよ宣言からも見て取れる。実際今回のau家族定額に対してSBMオレンジプランでの追従は行わなかった。無料通話分などの付いた、或いは通話単価の安いau真似プランで家族定額をやったらSBMの収益は更に下がってしまうからだ。もちろん言い訳としてはホワイトプランがあるからということで良いだろう。
じゃあ無料通話はどうするのかとか、家族で繰り越しは使えないのか(ホワイトプランには無料通話の概念がないから繰り越しは実際には意味がない)と、きっと加入者は言うに違いない。加入者とはウルトラ我が儘なのだから。
◆ 家族定額によるトラフィック増加は収益の減少という以外にトラフィック増加による設備投資の前倒しまでも要求するかも知れない。auのIPベースTV電話をいじったことはないのだが、SBMとFOMAでTV電話品質を比較するとその差は歴然である。回線交換では保証された帯域を確保して行われるのだが、通話時にもブチブチノイズの入るSBMでTV電話をするとブロックノイズが盛大に現れて実用に耐えない。FOMAにしても電波状態が悪いと音声通話より敏感に画像劣化が起きるのだから当たり前と言えばそうなのだが。
地方と道路(3/15)
◆ 道路財源問題で東国原知事は宮崎県に高速道路をと訴えた。産業活性化のためには輸送時間の短縮が必要であり、それには高速道路が必要なのだと。確かにそれは間違っていないと思う。例え距離的に近くても、道路や鉄道が整備されていない所には行きにくい。だから産業が立ち上がらず、産業が立ち上がらないから便利にもならないという悪循環に陥る。ではそこに高速道路が出来たらどうなるのか。高速道路を走れば輸送時間は短縮できるが輸送コストは増大する。実際多くの運送業者は高速道路を出来るだけ使わずにトラックを走らせて輸送コストを下げようとしている訳で、例えば地方道と高速道路を使った場合の時間差が30分あったとしても、コストの面からはなかなか使いにくいのが現状ではないかと思う。
◆ 道路大好き政治家は、緊急搬送時などに一般道を通れば30分かかるところが高速道路を造ればこれが20分になるとか言い、そのわずかな時間差は命に関わる重要な時間差だと。確かにそう言ったケースもあるだろうが、病院不足によるたらい回しなどに要する時間の方が余程長いような気がする。10分間の時間短縮を行うために数百億円を投ずるならば、そのお金で病院を作った方が良いんじゃないの?みたいな感じだ。しかもその高速道路がなければどこにも行けないというわけではなく、立派な一般道が既に出来ているのだから。
◆ 東京周辺も含めて、道路幅が不足するなど危険な箇所は数千箇所もあるという。しかしそれの改善計画は1割にも満たないのが事実だ。一つは、そんなちっぽけな道路を直したところで天下り団体やファミリー企業にはろくな金が入ってこない事にある。道路とは利便性のために作られているのではなく、政治家のエゴと役人のフトコロ事情で造られるものだからだ。国交省が発注したという1億円の報告書も問題になっていたが、いわゆる調査費などは中味がよく解らない(道路などだと造られたものが残ってしまうが、報告書は役所の都合でいつでも廃棄可能だから)ので役人にとってのお得感が強い。実際には道路建設が行われないと決まったところでも調査が続けられていて、そこ累計コストが数十億円だとか。
◆ 工事をゆっくり行うのも天下り団体やファミリー企業にとってはお得である。たとえ1年で終わる工事でも1年で終わらせたのでは1年分の予算しか取れない。なので5年とか10年とか、あるいは20年とかの工期にして金を稼ぐ。国道一号線横浜付近の拡幅工事にしても、たかだか数キロの工事を延々行っている。その為に渋滞が起きて輸送効率が低下するが、そんなことは知ったことではない。むしろ、渋滞が起きているから新たに高速道路でも造りましょうかと言い出しかねないのが道路族であり国交省なのだから。こうした無駄、本当の無駄を廃すればガソリン税を無料にしても十分に道路建設や維持は可能だとする意見もある。しかも今後100年で日本の人口は1/3まで減るというのだから道路がどれだけ必要なのか。
ちなみに毎年2兆円の特定財源を少子化対策に回すとすると、子供1人あたり月額10万円が支給できる計算らしい。
掲示板(3/14)
◆ 様々な企業がインターネット上に流れるウワサなどを気にしている。従来であれば何かクレームが発生したとしても、その人だけの問題でありウワサが必要以上に広まる可能性は少なかった。大きな出来事になれば新聞に投書するとかで多くの人に知られることはあったろうが、それ以外に情報を伝達する手段はなかったわけだ。しかし今は違う。何かが起きてblogやら掲示板にそれが書かれれば多くの人の目にそれが触れることになり、その対応を誤れば企業にとって大きなデメリットとなってしまう。その為blogやら掲示板らやらを監視するセクションがあったり、それ専門の子会社を作るなどして対応している。
◆ 携帯電話事業者にしてもKDDI系は別会社で掲示板対策や書き込み人員を募集していたし、blogの方には書いたが韓国LG電子はblogコメント蘭などを使っての製品宣伝に躍起になっていた。これも目立たないようにやるとかコピー&ペーストではなく書き込むとかすればいいものを、同じ文言でblogにコメントを付けまくったから目立ってしまい悪質営業がバレてしまったというわけだ。おそらくこれ以外でも、自社製品に不利なウワサが立ったりすれば「それは違う」と必死に掲示板に書き込んだり、自社の製品やサービスが有利に見えるようにユーザを装って意見を書くとかコメントを残すなんて事は決して珍しくはない。
◆ この手は燃費グッズ屋もやっていて、掲示板活動などだけでは足りずに個人ユーザを装ったホームページを開設して効果を謳ったり、他社製品と比較して優位に見せかけたりしている。当初はドメイン所有者が全部燃費グッズ屋だったりして簡単に見破れたものだが、最近は一応奴らも頭を使うというか金を使わないというか、無料のホームページスペースやblogを使って宣伝しているようだ。
こうした宣伝を行うアルバイトもあって「一日○時間の簡単なお仕事です」みたいな求人方法で人を集めている。下品な会社になると所かまわず掲示板などに宣伝を書き込むのだが、それが逆効果であると解っている企業は更に巧妙に手を変え品を換えという感じで宣伝活動を行っている。
◆ 化粧品や健康食品など、利益の大きな製品はこの手の宣伝にも力が入る。それこそ使ってみたら素晴らしかったなどと言う感想を価格調査サイトに書き込んだりして、しかも沢山のプロバイダと契約してIPアドレスを使い分ける(或いは自動でそうなるようにシステムが組まれている)のだから凄いと思う。出会い系サイトのサクラのアルバイトなんてものもあって、いい歳のオッサンが女性を演じてメールを書きまくり見たいな姿が想像出来ちゃうのだけれど、宣伝書き込み屋掲示板対策もある意味似たようなものだと思う。そしてさほど下品なことはしないというか目立たないように活動はしているのだろうけれど、大手企業でもこうした動きを行っている事は知っておく必要があるだろう。
便利は高い?(3/13)
◆ Suicaの有料化、まるでETC導入の時のような事になっている。ETCスタート時にも書いたと思うのだが、何故金を払うために金をかけなければいけないのか不思議な感じだった。確かに便利なものに金を払って使うと言うことはある。例えば自動車を買うとか携帯電話を使うとか、インターネット常時接続だとか。ただ、例えばインターネット常時接続費用は月額5千円だけれど、その5千円を払うためには年間千円必要ですと言われたらやっぱり???だと思うのだ。ETCにしても今は割引が一般的になったからある程度高速道路を利用する人ならばモトが取れないこともないと思うし車載器も安くなった。これでETC信号暗号化部門専門天下り会社がなければ更に製品コストは安くできているはず。
◆ Suicaはスタート当時JRのクレジットカード契約が必須だった。このためもあって発行枚数は一向に増えず、その対策?として登録クレジットカードの垣根を廃すると共に現金チャージでクレジットカード登録不要のEASY Suicaをスタートさせた。これによってSuica発行枚数は急激に増えたばかりか、駅ビルなどではSuicaを電子マネーとして使える店も増加して利用率も高くなった。実際発行枚数ではEdyが依然トップだが電子マネー(つまり電車に乗るなど以外の)として利用回数としてはEdyよりも上を行っている。こうして普及してきた頃を狙っての有料化が今回の改悪である。EASYモバイルSuicaは従来どおり無料で使えるのだが、モバイルSuicaでクレジットカードからのチャージ設定を行うと年会費千円を取られるというお話しだ。登録クレジットカードがJR系のViewカードならば会費は無料だがクレジットカードの方で年会費を取られる。
◆ 私はしばらく現金チャージでSuicaを利用していたのだが、利用可能クレジットカードの種類増大時にクレジットカード登録設定を行った。確かにJRの駅周辺ならNewDaysがあるのでチャージも苦ではないのだが、PASMO利用沿線だとファミリーマートを探すハメになる。更に面倒なのはPASMO利用区間で残高が不足した場合、その駅改札内でチャージが出来ないとその後の処理がちょっと面倒なのである。
Suicaは銀行口座からのチャージにも対応はしているのだが、この場合は当然ながら振り込み手数料を取られる。結局の所チャージの手間を省きたいなら金を払う以外ないということだ。モバイルSuicaの年間手数料は千円なので、もしもクレジットカードの方で1%のポイントが付くとすれば月間9千円弱Suicaを使う人ならばモトが取れる(得にはならない)計算ではあるが、だったらViewSuicaカードを持っているかも。
◆ おそらくモバイルPASMOが出来ればJRがやるよりはサービスが色々付くのではないかと思うのだが、現在の所モバイルPASMO計画はないという。Suica普及を推進すれば紙の切符を売る必要が無くなるので資源保護の点でもランニングコストの点でも有利なはず。
安定したシステムであれば券売機などのメンテナンス費用だって不要になるのだからJR的には儲かる方向になっても不思議はない。でもそこで更に金を取っちゃうと言うのが何とも。確かにクレジットカードの手数料分だけ収益は減るのだが、その他の合理化で埋め合わせできそうなもの。
録音(3/12)
◆ いつ見たのか、どこで見たのかすら忘れてしまったのだがワイヤーレコーダなるものを見たことがある。これはテープレコーダのテープの代わりに磁性体ワイヤを使った可聴帯域の音を記録する機械で、私が見たものはミシンの下糸を巻くようなボビンにワイヤが巻かれている小型のものだった。
実際にこれが稼働するものだったのか否かも記憶に定かではなく、覚えて居るものといえばカセットテープとオープンリールの磁気テープ式録音機だ。オープンリールのデッキは高価なもので、でもカセットテープに比較すれば十分広いダイナミックレンジと周波数特性を誇っていた。
◆ 音を振幅方向に圧縮するdbxを使用したオープンデッキのダイナミックレンジは100dBを超え、dbxを使わない生の状態でも70db近く取れたというのだから立派なものだと思う。周波数特性だって±3dB帯域が30KHz以上にまで達するわけで、さすがに幅広テープを高速でヘッドにこすりつけるだけのことはあるなと言う感じ。ただしテープの扱いは面倒だしデッキは大きいし、しかもお値段が張るとあってカセットテープ主流の時代がやってくることになる。
カセットデッキも様々な製品が登場し、ドルビーだのdbxだのが搭載され、マルチヘッドを活かしたバイアスの自動調整だとかテープ残量の正確な表示などデラックス?仕様もあった。カセットデッキの最大録音周波数は20KHz前後、ダイナミックレンジは60dB前後(ハダカの特性)で高級機のお値段は30万円とか!で、今ならドルビーを使って90dB近くのダイナミックレンジの取れるカセットデッキが5万円で買えるのとは大違いだったのである。
◆ カセットデッキの次にはDATがやってくる。DATは回転ヘッドを使ってディジタル録音するタイプのもので、テープ走行速度が凄く遅い(回転ヘッドなので相対速度は速い)のが見ていて面白かった。
なのでサンプリングレートをケチればかなりの長時間録音が可能になったし、最大の48KHzサンプリングにすればそれなり(22KHz)の?音が撮れたのである。ちなみにデータは16ビットのリニアPCMだった。DATは余り売れないまま姿を消した感もあるが、工業用のデータレコーダ系に生き残っているものもある。工業用といえばアナログビデオテープを、回転ヘッドを使わずにまるで巻き戻しでもしているのかの高速で走行させて100KHz位まで帯域を広げたデータレコーダがあった。実はこのデータレコーダやDATは当時モデムの開発をやっていたときに使ったもので、フィールドで録音してきたデータのどこでエラーが起きているのかとか、どんな信号が取りにくいのかなどを検討するのに使ったのである。
◆ カセットテープの次にはMDの時代が来るが、これはSONYとしては失敗作だったと思う。MD DATAなるものの開発も随分していたが、結局は売れなかった。MDはオーディオ用としても余り売れないまま半導体記録型のオーディオプレーヤにバトンタッチすることになり、そしてiPodの大ヒットにつながるわけだ。
HD-P2などは192kHzサンプリング×24bitリニアPCMなのだからアナログレコーダとは次元の違った性能を有する。もっとも画像ですらSDカードなどに記録できる時代なのだから特別ではないと言えばそうなのだけれど。
常識(3/11)
◆ 常識とはいったい何だろうか。多くの人の考えの平均的なものがそれだとして、どうも役人と民間人の考え方には差がありすぎるように思える。少し前まで話題の中心は社会保険庁だった。年金問題で様々な問題が露呈し、必死で言い訳を重ねる役人が登場したかと思えば年金ネコババ公務員が(時効だからと言うことで)マスコミに本音を話す。彼曰く、安い給料で働いているし、みんなやっている事なのだから多少ネコババしても良いだろうと。そして役所からの処分も受けなかったし時効も過ぎているのに何を今更取材に来るのかと逆ギレしてみせる。
◆ で、以前に社会保険やその他様々な問題の責任を取って貰う為に、公務員の給料を一律カットしたらいいと書いたら怒られてしまった。全部一緒ではないのだと。確かにそうかも知れない。とりあえずネコババの責任は市区町村役所の連中に、それ以外の責任は社会保険庁の職員に取って貰おうか。と、思っているうちに今度は国交省問題が出てきた。ここもオイシイ特定財源を箱物事業とか駐車場建設に使っている。いや、駐車場は必要なものだから悪くはないと思うのだが、問題はその管理団体だ。多くの国営駐車場には専用の天下り団体が出来ていて、大赤字にもかかわらず毎年報酬額がアップしているという実態が暴露されることになった。
◆ こうして続々と問題が出てくると、もはやどこの省庁が悪いなどとは言っていられなくて、やっぱり全部まとめて減俸が良いなと思う。そもそも差異を付ければ、オレは違うとかアイツが悪いとか言い始めるに違いなく、それは年金問題でも道路特定財源問題でも薬害問題でも同じようなもの。
おそらく役人連中にとっては無駄遣いが常識であってそれを咎める民主党が特異だと思っているに違いない。こうした、自分たちだけの基準で物事を考える、それしか考えられない事を認知のゆがみと言うそうだ。おそらく最初は普通の人間であった彼らも歪みだらけの中にいれば職業病ではないが、だんだん壊れていくのだろう。
◆ と書くと必ず反対意見のmailなどを頂く。周りはそうかも知れないが自分は違う。自分の職場は違うのだと。そのmailを読んで思うのは、やはりこの方にも認知の歪みが見られるな、だ。本来はそうした意見をここに書きたいのだが、さすがにそれは失礼すぎるのでやめておく。ただ、連帯責任だとは書くが全てが悪いとは言っていない。先日TV番組にもなった、鉄道事故で人命を救助して殉職された警官の方など、まさに住民のため、市民のために尽力された方だからだ。同じようにエロだなんだと言われる先生商売をしている方の中にも本当に生徒の力になってくれる方もいらっしゃる。しかし、そうしたマトモな方は自分の置かれた環境に納得が出来ずに民間に去っていくなどするケースが多いのも事実だ。内部告発でもすればあからさまなイジメが待っている世界、その色に染まるか出ていくかを迫られている人もいるというわけだ。
規格(3/10)
◆ 東芝のHD DVD撤退、意外に早くカタが付いたなと感じた。東芝にとっては大変なことだろうが、互換性のない方式が乱立するよりは消費者にとってありがたいことだと思う。古くはVHS対β戦争があり、システム的にどちらが優れているかという問題を別にして、マーケットはVHSを選択した。しかしβ方式の事実上の撤退宣言から15年近くもβ方式のビデオデッキを作り続けたSONYは立派だったと思う。それまでにそこそこの台数を販売し、ソフト資産も残っていることから簡単に全てを闇に葬ってしまうわけには行かなかったのだろう。HD DVDにしても同じように、今までにHD DVDデッキを購入した人たちの救済策を考えなければいけない。もしもHDDVDがもっと売れていたらHD DVDとBDの2方式再生可能デッキが沢山出てきただろうし、全然売れていなかったのならばサクッとやめてしまえる。
◆ 負けた方式の後始末に多くの金がかかるとすれば、今後の新システム開発にもっと慎重になるのではないだろうか。特に日本のメーカは下手なオリジナリティが大好きで、世界初の○○とか独自方式とかに酔いしれる。独自開発をした上で消えていったモノも沢山ある。エルカセットはSONYと松下とTEACが提唱したでっかいコンパクトカセットテープ状のもの。
ようするにオープンリール用の1/4インチ幅テープをコンパクトカセットのケースの大きなヤツに入れてしまったもので、テープ走行速度は9.5cm/Sだった。
が、電子編集が一般化していなかった当時、オープンリールテープのような切り貼りが出来ない不便さ、カセットだからといってポータブル機器に向かない大きさが災いして余り売れなかった。オーディオ系ではDCCなんてのもあった。アナログカセットテープと同サイズのカセットテープにディジタル圧縮音楽を録音すると言うもの。DATは回転ヘッドを利用してより高密度録音を可能にしたが、いずれもMDに破れる形で姿を消した。そのMDも普及には長い道のりがあったが、徐々にミニコンポなどにも搭載された。
今となってはMDも固体音楽プレーヤやHDD内蔵音楽プレーヤに代わられる形で姿を消そうとしている◆ 規格という話とは少し違うが、手元にあるPCMCIAインタフェースのSUSI-II接続のポータブルCDROMドライブも使い道が無くなった。使い道が無くなったというかWindows95以降のドライバがないので使いようがないのである。たいして使用時間も長くなかったしもったいないとは思うのだがどうしようもない。せめてUSB接続だったらと思うがWindows95時台の品物なのでそれを求めてもダメか。まあUSB接続のCDRWドライブなんてそう高くはないものだから買えと言うことだな。これとは逆に旧いOSへの対応がなされていないソフトもある。先日書いたiPodとiTunesの関係もそうなのだが、iTunesのバージョンが上がったらWindowsXP以上専用になってしまった。XPがいつまで続くのか解らないが、やがてはvista以降を求めるようになるのだろう。そのvistaもSP1でかなりの速度アップが果たせたとかでSP2が出る頃には普通に使えるようになっているのかも知れない。
燃費グッズ(3/9)
◆ 燃費グッズ19社に排除命令が出て、その後各社燃費グッズには燃費向上を謳う部分に張り紙をするなど(一部商品は燃費向上を燃焼効率向上に書き換えた)一定の対策を講じたようだ。またこれも一部のメーカは燃費改善効果があるのだと難癖を付けているが、この辺りは燃費グッズ肯定派の言い分と同じである。燃費グッズ効果を肯定するのならば、客観性のあるデータでそれを示していただきたい。誰もが信じざるを得ないグッズがあったならば、それは炭酸ガス排出量の抑制にも大きく貢献するはずだし燃費規制への適合に悩む自動車各社にもメリットをもたらしてくれる。炭酸ガス排出権の売買などで巨額な資金が動くわけで、もしも全世界の全自動車の燃費が燃費グッズ一つで10〜40%(グッズの表示引用)も良くなれば素晴らしいことなのだ。
◆ 掲示板でもずっと以前に話題になったことのある極性を持ったヒューズのメーカも排除命令の対象だったが、その能書きには「電気を清流化」して「トルクを向上させる」と書かれている。燃費に関する記述を行っていないのでセーフということなのだろうか。そもそも清流化とはどのようなものなのだろう。まさか整流の間違えではないだろうな、ヒューズを流れる電流の殆どは直流(リップルは乗っている)なのだから。結局の所燃費がダメならパワーアップを謳っちゃうもんね〜みたいな感じに受け取れるところが何とも。
磁石モノも効果無しと判断されているが、あの凶暴性を有する磁石屋は排除対象にならなかったのだろうか。
磁石は昔からオカルト用途に使われてきた可哀想な?ものである。あのマツダでさえも永久磁石を使ったモータを発表していたくらいで、永久磁石の力でロータを回し、反発力の発生する一瞬だけ電磁石によってそれを助ける高効率モータだというのだから笑えた。
大手のソフト99がこの手のオカルトグッズに手を染めていたというのは意外だった。同社の販売していたギガスマルチパワータブレットは土色の固形物を燃料タンクに投入することによって燃費を10.3%改善することが出来ると謳った。0.1%台まで数字を出すところでもっともらしさを表現したパッケージなのだが、同社は効果を立証できずに製品回収への道を歩んだ。
◆ こうした中でも燃費グッズを絶賛?するホームページは残っていたりして、アクセルレスポンスが良くなったとか燃費が良くなったなどなど具体的データを示さないまま存在している。件の燃費グッズ販売店に変身した燃費系サイトのWebmasterも今回の排除命令に関しては苛立ちを隠せないご様子だし、グッズ肯定派(その大部分はグッズ業者や販売店などで利益を得ている人だと思われる)も出来るだけ理論には触れないようにしながら一生懸命な反撃だ。この燃費グッズ肯定派のIPアドレスに公開PROXYが多いのは何故だろうか。いわゆる自演ってヤツですかね。自分(達)の商売を正当化したいのは解るのだが、そもそも排除命令が出ようが出まいが詐欺商品は詐欺商品なのだから開き直っていればいいと思う。無理に理由を付けたり言い訳を考えたりすればするほどボロが出てくるのは掲示板などの書き込みで明らかなのだから。ちなみにオカルトと言えないものでは、エコタイヤとか低粘度オイルなどがあり、メーカのテストでは数パーセントの燃費節約効果があるらしい。
ワックス(3/8)
◆ オートバックスに行ったら何種類かの2液性コーティング剤が売られていた。以前は極限られた販売方法で売られているような感じだったこれらコーティング剤で、私が最初に使ったのはチタンコート(たぶん)だったと思う。それは粘度の低い液体で、ボディーに塗り広げるようにして塗布した後で拭き取るのだが、拭き取ろうとすると粘っこいというか、ガラスの板に油を垂らしてティッシュで拭き取っているような感じとでの言うような残り方をするものだった。
今回目にとまったのはウイルソンのグラスガードってヤツで、最近流行のガラス系コート剤だ。これも2液性で硬貨は空気中の水分や紫外線で進むらしい。ガラス系のメリットは艶を出しやすいことではないかと思う。高耐久を謳ったテフロン系コート剤は、確かに耐久性は優れているが艶という面では今ひとつである。
フッ素樹脂の透明性が悪いのかどうかは解らないが、濃色車では満足な艶が得られないかも知れない。
◆ 艶を重視するなら固形ワックスを週に一度くらいのペースで塗ればいいと言われればそれまでなのだが、これはとても面倒だ。でも濃色車に乗っているとワックスの艶出し効果がハッキリ解るので塗りたくもなる。
私は淡色車に乗っているので艶は余り感じないというか濃色車ほどの違いが見えないので面白くない。でも自己満足的?には艶も欲しいわけで、更に私は(世の中では良くないとされているが)ワックス効果の見える撥水タイプが好みなのだ。撥水性のあるコート剤だと水玉が出来て、それがレンズとなって塗面を痛める場合があり、いわゆる磨き屋さんなどでは低撥水タイプや親水性のあるコート剤を使うことが多い。
◆ で、このウイルソンのものは撥水効果も謳われているし耐久性も6ヶ月となっているので興味が湧いたわけだ。耐久性に関してはイオンコートで十分満足というか、屋根付き駐車場なら1年近く撥水効果が持続する。
ホイールに塗ればダストは簡単に落とせるし、塗りに失敗しても落とせなくなるわけではない。ガラス系コート剤の方はこの辺りが少し神経質で、ウイルソンのものは一般消費者?が使うに不十分でない程度の作業性を確保しているとはいうものの、液体や固形のコート剤をちょちょっと塗るのとは少し手順が異なる。で、外気温も丁度良いレンジに入ってくるし、久しぶりに新しいコート剤など使ってみようかなと思う反面、下地を出してコート剤を塗ってと作業するには結構時間がかかるよなとネガティブな考えも頭をよぎる。
◆ ワックス全般に対して言えることだが、下地を綺麗に仕上げるか否かで艶も耐久性も大きく違ってくる。単に古いワックス成分を洗剤系のもので落とす(洗う)だけでは当然不十分で、ちゃんとコンパウンドで表面を削ってやらないと(いくら薄い膜だとは言っても)コート剤やワックスのカスは落ちないと思う。この点でも最近は下地処理剤の種類が豊富になって以前よりはずっと作業もしやすくなった。いわゆるコンパウンドタイプではなくアルコール系の洗剤?界面活性剤?をスプレーしながら綺麗にするタイプもあり、これで本当に古いワックスが落ちてくれるのなら楽で良いのだがそうは行かないのだろうな。
春のFX(3/7)
◆ FXの話が何度目かになるので、"春の"と付けてみた。だからといって夏の…とか秋の…があるとも無いとも解らない。
例えばドルを買うとする。1ドルが100円以下になるのは希だろうし200円以上になることも皆無であって、110円から120円位の間が居心地が良いように思う。そう考えると株価の動きより範囲が狭いから現物取引する分にはリスクが少ないが稼ぎも少ない。信用取引の場合はレバレッジにもよるがどちらも変わらぬリスクがあるのだろう。私は株の信用取引をやったことがないので解らないのだが、現物取引にしたって評価損が50%を超えるなんて事は経験できるわけで、やっぱりリスクはある。
リスクなりにリターンを得られるのならば誰でも大金持ちだし、先月あたりから始まった外為組み込みファンドだって大もうけに違いない。
◆ みずほ銀行のジェイコム株誤発注事件で22億円の利益を得たというB・N・Fさん、最初は投資金額160万円からのスタートだったそうだ。今や100億円以上に資産を増やしているが、そこにはフツーの人には真似の出来ない才能があるのだろう。何の世界でもそうだがそれに長けた人は居るものである。スポーツの世界でも芸能界でも同じで、誰でも芸能人になりさえすれば儲かるのかと言えば決してそうではない。が、人は時に短絡的に芸能界に入れば稼げるとかスポーツ選手になれば稼げると思いがちだし、自分の子供をそんな世界に入れたくてたまらなくなっているお母さんだっている。
◆ バブルの頃にはみんなが株を買っていた。知人の奥さんも株の売買で大きな利益を上げていたと言っていたが、株価下落と共に大きな損失を出して手じまった。株価が上がっているときには(とりあえず大型株を)買っておけば上がるみたいな所があったのも事実だがFXのレバレッジの大きな取引はそういう感じではない。確かに米国の雇用統計とか金利などによって一時的に為替は変動するが、どちらかの方向に一直線にグングン動くことは少ない。ま、いい気になってやっているとグングン動いて大損しちゃうなんて事にもなるわけだが、ある範囲内を動いている間は危険度が低い。
◆ だからといって誰にでも勧められる取引ではないし、そもそも他人に勧められて投資を始めるようなものでもないはずだ。たぶんFXの話を書くとGoogleの広告にそれっぽいものが出てくると思うが、デモ取引と称するニセのお金のシミュレーション取引が何度でも出来る会社があるので、そこで試してみれば自分の腕と感が金額に換算されて評価されることになる。デモ取引でもケータイで多少の操作は出来るから、朝晩の通勤時間帯に神経を使いまくって疲れることだって可能だ。ただこれ、デモ取引とホンモノのお金がかかった取引ではそれなりに(精神的に)違いが生じる。そんな感情を廃したシステムトレードが良いという向きもあるようだが、だったらシステムトレードと同じような冷徹さを身につければ… 最近リアルマネーでやり始めた私だが結果はいかに。
春商戦(3/6)
◆ 移動体通信各社にとっては年末同様稼ぎ時となる春商戦真っ盛りだ。何年か前、auの元気が出始めた頃は学生の時は安いからauを使い社会人になったらドコモを持つのだという人が多かった。が、その後のau人気は社会人をも取り込む格好になり純増数を増やしていった。初期の頃のauは今のSBMみたいなものでコンテンツが凄く少なかった。ドコモのiモードサイトに慣れている身からすると何とも寂しく思えたものだ。実際cdmaOne開始当時は高速通信を活かせるコンテンツが足りずに失敗している。その後WINに向かってはコンテンツの充実を図り、それを使うための高速通信というスタイルで成功したのである。
◆ SBMの公式コンテンツの少なさは意外なほどで、ドコモとは比較にならない。非公式サイトにしてもiモード用に作られたサイトを完全に見られるわけでもないしエラーも出る。着うたや動画も容量制限が厳しいので面白くはない。孫さんは公式サイトが少ないからなのか、オープンな世界へ誘導するみたいな事を言っているのだが、オープンな世界こそシェアに左右される世界であることを忘れてはならないと思う。確かにフルブラウザを使ったPC用サイトの閲覧と言うこともあるのだが、現在のSBMネットワークの速度ではリッチになりすぎているPCサイトを快適に見ることは出来ない。
◆ HSDPAにしてもサービスは行っているがどこがそのエリアなのかは非公開。使ってみてHSDPAエリアだったら良かったねみたいな感じだろうか。そのHSDPAエリアでもドコモほどの速度は出ないのに定額料金はドコモより高い。ドコモもかなりHSDPAエリアを広げてはいるが、これは単に基地局をHSDPA対応にするというだけではなくエリア設計や制御を見直さなければならないので作業工数はかかる。単に基地局の近くでスタティックに接続するだけであれば問題は少ないのだが、安定的に速度を出そうとするとなかなか大変なのである。基地局側は移動機の世話から何からやる事が多く、それに加えてドコモの場合には3バンド対応だHSDPA対応だとなるのだから現行エリアの全てでHSDPAが使えるようになるには未だ時間がかかると思う。
◆ SBMは学生シェアが少ないと孫さんが言っていたが、やはりコンテンツの少なさなどは嫌気される点だと思う。定額通話といってもSBM加入者が友達にいればメリットはあるが、そうでなければ単に価格が高いだけ。この春商戦で学生加入者がどばっと増えると加速度的に牽引力を増すとは思うのだが、そこまで持っていくのは大変である。学割によってauが頑張ったようにSBMも学生を惹き付けることが出来るのだろうか。中学生で2台持ちという人は少ないかも知れないが、高校生くらいになると小遣い節約の為の2台持ちユーザが増えてくる。ここで0円のSBMにするか時間制限無く定額通話が可能なWILLCOMにするかは考えどころなのだが、いずれにしても通話用として2台目を持つ人は増えてくるだろう。パケットの方はSBMよりも定額料が安くてパフォーマンスの出るドコモや端末代が安くコンテンツも多いauの魅力が大きいとは思うのだが、トータル料金を考えた場合にどうなるのか。
自家用車(3/5)
◆ 貨物輸送に関しては先日書いたが、自家用車による炭酸ガス排出抑制はどうしたらいいだろうか。
電気自動車化は誰もが考えつくが、航続距離が短いなど実用面で優れているとは言い難く、航続距離を稼ごうとするとコストが上がってしまう。そこで個人で自動車を所有するのではなくレンタカー(ドイツなどで普及しているカーシェアなど)方式にしたらどうだろうか。毎日車を使う人は割高になるかも知れないが、週に1〜2回或いは毎日使ったとしても近所に買い物程度の、年間走行距離が1万kmに満たないような人だとレンタカーの方が安くなる場合もある。車を所有すれば各種税金や保険代や駐車場代など負担は大きいのだ。レンタカーにしても負担は同じながら、台数が増えることによる稼働率向上と競争で貸し出し単価が安くなることを期待できる。
◆ 駅周辺や商業施設にはレンタカーが並んでいて、予め登録さえしておけば携帯電話かRF IDカードか何かをキーにしてどの車にも乗ることが出来るし乗り捨てることが出来る。例えばデパートに買い物に行くときでも行くときには荷物が少ないから電車で、帰りは荷物が増えたから車が良いなと思ったら、デパートの駐車場に並んでいる好きな車に乗って帰ればいい。後は最寄りのレンタカー駐車場に乗り捨てるだけだ。こうするとデパートの駐車場の車がどんどん減ってしまうことになるのだが、それを専用人員を使って補充すると金がかかる。なので各駐車場の余剰台数を管理しながら、例えば往路は無料で復路は1kmあたり50円とかの価格差を付ける。
◆ ディズニーランドに行きたいと思うが道路は渋滞していそうだし電車で行こうかと考える家族。が、ディズニーランドの駐車場にレンタカーが不足していることがWeb上で解り、そこまで車を乗っていくと無料どころかレンタカー利用ポイントが100p付いてくることが解る。だったら最寄りの駅からレンタカーを運んでやるかという具合で車で出掛ける。高速道路代は自己負担だが、電車賃より多少割高な程度だから良いかな、みたいな感じ。レンタカーの駐車場はコインパーキングの脱出防止装置みたいなシカケがあって、それが非接触充電器を兼ねている。そこに車を止めておけば1時間で充電完了、その状態で100km程の走行が出来るとすれば余り不便は感じないのではないだろうか。
◆ 月間走行距離が500km程度車を使う人が居るとすると年間6千キロだ。自動車税と重量税の年間負担額(2500cc以下、2t以下)は70,200円なので1kmあたり12円弱かかっている事になる。これにガソリン代が1kmあたり15円だとすると合計で約27円、保険代や駐車場代はそれぞれだろうが月額1万円の駐車場と同2万円の保険に入っていたとすると1kmあたり60円もの負担になる。他に車検だとか整備だとか洗車だとかモロモロの費用、そして車両の償却費を上乗せすると1kmあたり100円ではとても済まない。なので、電動レンタカー代が適切に設定されれば意外に使いやすいのではないかと思うのだがどうだろうか。
XGP(3/4)
◆ 2.5GHz帯を使った次世代PHS(XGP)とはどんなものなのか。基本的にはWiMAXと同じようにOFDMA/TDDを使うシステムではあるが、規格制定が新しいためにWiMAXよりも優れた部分も有している。例えばモビリティにしても、WiMAXが120km/hあたりをターゲットとしているのに対し、XGPは新幹線を意識した300km/hも視野に入れている。
WiMAXは上下非対称のTDDタイミングで下り速度を稼ぎ出すシステムだが、XGPの方は基本的に上り/下り共に2.5mSの対象となっている。ちなみにXGPの理論最高速度は約30Mbpsで、ペイロードは20Mbpsを少し超えるあたりである。
◆ 基地局配置などに関しては現行PHSと同じく自律分散方式を採る。これはセル設計などを行わずに各基地局や移動機が勝手に最適な基地局なりチャネルなりにリンクする方式であり、携帯電話システムと大きく異なる点だ。自律分散によって交換システムなどは負荷が軽くなり、これはインフラコストの低減にもつながる。移動機の最大出力は200mW(現行PHSはスロット内平均80mW)なので帯域を考えると大出力とも言えない。基地局にしても最大10Wとされているのでセル半径をそう大きく取ることは出来ないが、通信方式その他のゲインもあるので現行PHSよりは多少セル半径を大きく出来る可能性もある。
◆ 多重化方式はOFDMA/TDMAであり、変調方式はBPSKから256QAMまでが規格化されている。BPSKに符号化率1/2の誤り訂正を加えたときが最も伝送速度が遅くなるが低S/Nでも通信が可能になり、この時の伝送速度が約32Kbpsであり900kHzの帯域を使用する。最高速度を出す場合は256QAMで符号化率7/8のエラーコレクションとなりフルに帯域を使用して約20Mbpsだ。PHSの場合はマイクロセルが基本なのでその基地局の全ての帯域を1或いは2ユーザで独占することも勿論可能である。現行PHSで8X接続を行うと1或いは2つの基地局を一人が独占する格好になる訳で、この点ではXGPの方が楽になるはずだ。
◆ 上位レイヤは現行PHSと親和性があり、ハンドオーバにしても物理層がOFDMなのでソフトハンドオーバが可能になる。WiMAX(KDDI)は音声サービスを考えないと言っており、これはWiMAXの通信信頼性や安定性が音声サービスに合致しない面もあるのだがXGPはいずれ音声サービスも行われるはずだ。またMIMOによる100Mbps級の伝送速度などへの発展もあるのだが問題は演算に要する消費電力が許容できるかという点かも知れない。
◆ サービスインは試験サービスが来年の今頃、商用サービスが同秋頃になるのではないかと思われる。当初はPCカードやUSB接続型のXGPデータ専用端末か、W-SIMを取り付けられる構造のデュアルモード・デュアルバンドデータ端末になると見られる。おそらくその後はWILLCOM的展開でW-SIM化などが行われ、W-ZERO3にこれを突っ込めばADSLと変わらぬ速度でモバイル通信なんて言う夢のような?(いや、夢のように早く電池が減ってしまったりして)モバイル環境が提供されるかも知れない。もちろんWiMAX勢も同じような携帯でのサービス展開になると思うのだが、実効速度やエリア展開などでの競争が起きることは間違いない。
鉄道輸送(3/4)
◆ 昨日の続きである。新幹線貨物を実現するにはどうしたら良いだろうか。とりあえずはトラフィックの多い仙台−東京−名古屋−大阪−広島あたりをターゲットにしてみよう。各駅には貨物専用の、トラックが直接横付けできるようなシステムを持った長くて広いターミナルが必要になる。なので東京といっても場所は大宮か、或いは厚木か、そのあたりになるかも知れない。
貨車もトラックへの荷物積み卸し効率優先で新たに作る必要があり、確かにコンテナでも良いのだがトラック輸送を直接振り替えるという意味ではトラックの代替というかそのままの格好で荷物が積めた方が良いと思う。
◆ これにはかなりの金がかかると思うのだが、道路特定財源の余り分、暫定税率分2兆円の3年分くらいをかけたら相当なものが出来ると思う。金の話のついでに既存トラック業者の保護という面から、JRは貨車を一両いくらで業者に貸す方式を採ればいいと思う。業者はそれをベースに荷主から金を採ればいい。
貨物の運行にも工夫が必要だ。何本もの貨物列車を走らせるのはコスト的に有利とは言えないし高速輸送のメリットが半減してしまう。そこで、仙台を出発する列車は仕向地ごとにまとめて連結されて東京に向かい、東京では各仕向地向けの列車をそっくり切り離して別の線路に入れる。東京から更に西に向かう貨物はそれぞれの仕向地向けの貨車の後ろに連結され、さらにそれが元通りに一列に連結されて名古屋に向かう。連結や切り離しは凄く面倒な話なのだが、そこは自動化などを採り入れて連結などに要する時間を30分程度に短縮したい。
◆ こうした切り離し方式を採らないと荷物の積み卸しの手間時間分だけ列車が停止することになってしまって効率が良くないからだ。東京を出発した列車の次の停車地は名古屋である。名古屋向けの荷物を切り離した後は東京で行ったのと同じように貨車を連結して大阪に向かう。欲?を言えば走行中に貨車を切り離して自走させ、ポイント切り替えでそれを別の線路に誘導し、出発するときは全く逆に自走させて走行しながら連結しちゃうと言うSF的合体でも出来たら素晴らしいのだが全自動化するのは敷居が高そうだし、それぞれに機関車を付けたのではコストがかかる。でもまぁ空中給油だって出来るのだから出来ないことはないと思うんだけど。これが出来ると各駅では徐行するだけで停車の必要が無くなるから輸送時間は更なる短縮が可能になる。
エネルギ問題にしても電力会社で余りまくっている深夜帯の余剰電力を使えばいいのでランニングコストの節約は出来そうだ。
◆ 道路族や国交省は高速道路の支線?を増やしたいらしい。今まで15分かかっていた所を高速道路が出来れば10分で行けるとか何とか。でもトラック業者は高速道路なんて金のかかる道路を通るよりは一般道を通る。結局不要な道路が沢山出来ちゃう計画なのだ。結局そうでもしないと金を使い切れなくなっている訳で、だったら高度鉄道輸送をやりましょうよ、国交省が金を使えるという面では変わらないのだから。
炭酸ガス(3/2)
◆ 炭酸ガス排出量抑止策、一体どうすれば炭酸ガス排出量は減少するのだろうか。東京都では国の排出削減基準を前倒しする形で独自の方策を推進するという。この点ではディーゼル排ガス規制と同じであり族議員などがウヨウヨいる国政よりも素早い動きが取れる一面ではないだろうか。個人的に石原さんは余り好きではないのだが、ディーゼル排ガス規制によって都会の空気が綺麗になり雨の日に都内を走っても水あかの付き具合が激減したのは嬉しい限りだ。なので環境対策という面では評価している。
◆ まずは石油を燃やさないことだ。とは言っても水素で車が走れるようになるのはもう少し先になりそうだし、もしかするとその前に電気で走る自動車の方が普及するかも知れない。家庭レベルでは石油ストーブをガスストーブや電気暖房に切り換えるだけでも効果はある。何も炭素が沢山含まれている燃料を燃やすこともなく、水素自動車や電気自動車を普及させるより電気暖房やガス暖房を普及させた方が余程楽である。
ただし燃料コストが高くなってしまうので、この点では何らかの策は必要だ。
◆ 自動車といえば主要な輸送業務をになうトラックの存在は大きい。大手運送会社では低公害化などにも貢献するLNGやLPG車両の導入も行われているが、この辺りも政府補助で増やして行ければいいのではないだろうか。国は低公害ディーゼルエンジンを推進したいらしいのだが、低公害化が遅れてすっかりイメージの悪くなった臭くてうるさいディーゼルよりはLNG/LPGエンジンの方が短距離輸送には良いような感じがする。
では長距離輸送はどうしたら良いのか。LNGを燃料にする内燃機関だと長距離を連続して走るような車に向いてはいるが、ここは一つ鉄道輸送を見直してみたらどうかと思う。
◆ 政治家は新幹線を作りたくて仕方がない様子なので新幹線のレールの上を走る超特急型貨物列車なんてのは如何だろうか。別に超特急で走らなくても良いのだが、人間を輸送する新幹線の最終便が出た後で始発がスタートするまでの間に500両編成くらいの長〜い貨物列車を走らせる。最高速度は欲張らずに200km/h程度としても、深夜帯に東京-大阪間の輸送は出来るだろう。東京から九州まで荷物を運ぶとすると人間用列車が貨物列車を追い越さなければならない場面も出てくると思うので色々面倒な問題も起きそうだが、通常のトラック便でも東京-九州だと2日かかることも多い(そう言えばエクスパックは東京で出したものが翌日には九州に配達されて驚いた)ので、コストさえクリアできれば出来ない話ではないと思う。
◆ 民間のトラック輸送会社は荷物の積み込みや仕分けなどがかなりシステマチックに動いているので、それらのデータが活かせるような積み込み補助システムの開発などに金をかけて貨物列車からトラックへの積み替え時間を短縮する。もっともこうすると主要高速道路の利用率が下がってしまって道路族が文句を言うかも知れない。彼等的には高速道路の整備をすることによって一般道を走るよりもトラックの燃費が良くなるから環境に良いのだと言っているわけで、炭酸ガス排出抑制だと言って交通量が減るのは納得できないわけだ。
続く…
宣伝(3/1)
◆ 春商戦とあって携帯電話各社も力が入る。全世界の携帯電話出荷台数の伸びはここ数年10%〜30%と高い率を記録していたが、今年は10%以下になる可能性もあるのだとか。それにしても出荷台数や出荷金額から見たマーケットの大きさは凄いものだと思う。ヒットしたゲーム機が1千万台売ったとか何とかというのだが、例えばドコモの905iシリーズは発売1ヶ月にも満たない間に100万台を売り尽くしてしまった。部品屋も基板屋も成形屋も携帯電話関連の商売に何とか入り込もうと必死なのはその為で、例えばゲーム機市場に入り込もうとすると売れているゲーム機を製造するメーカを狙う必要があるのだが、携帯電話の場合は(売れ行きに差があるとは言っても)何社もが作っているのだからある意味間口が広いとも言える。
◆ 我が国でも2年縛りや割賦販売などが増えてきて事もあり、買い換え需要は低下すると見られている。
孫さんなど800MHz帯よこせの時には2年もすれば殆どのユーザは端末を買い換えている(だから既存加入者に不利と思われる再編案を強行しても大丈夫だ)と言ったが、2年縛りの割賦販売を始めたときには「2年程度で買い換えられては困る」みたいな言葉もあったわけで、結局の所孫さんの言うことの信頼性は全くない。でも結局は各社共にシバリの強化が行われたので買い換え需要は低くなるはずだ。
◆ そんな中で少し前に話題になったのは韓国LG電子の端末の宣伝である。それはもう、海外からのspam書き込みと同様で携帯電話の話題を扱うblogなどのコメント蘭に「最近ちょっと話題になった、L704iって、いかがでしょう? デザインとか、タッチパッドとか、個人的にはけっこうツボだったりしました。」と書き込まれる事件が発生した。同書き込みの検索件数が千件を超えるなど話題を振りまいてくれたが、なかなか下品な宣伝をしてくれるではないか。この手の宣伝は燃費グッズ屋とかが行っていたりするわけでその世界では珍しくはないが、さすがに国内の携帯電話メーカはここまで下品には振る舞えないはずだ。某ニュース系サイトのアンケートに組織票を入れたのはJCB系のカード会社だが、これも相当下品である。が、LG電子の場合は下品な上に迷惑だとあってLG嫌いな人が増えたのは事実だろう。だからと言ってLGが同社のホームページ上でお詫びでも出すかと言えば否であり、例え自分が悪いと解っても謝らずに済ませたいと思うのがアチラの文化というか国民性なのだ。
◆ 掲示板やblogコメントなどで見かけるのはこの他にも中国産コピー品(特A級とか書かれていたりする)のブランドバッグや時計類、怪しげな海外薬品を通販する会社、中国古来の漢方薬が格安で買えるというサイト、GSM携帯電話を売っている(この会社?個人?はヤフオクでも売っている)所など、一目で分かる悪質企業が多かったのだがLGもこの仲間入りと言うことだ。坊主憎けりゃではないが、LGを嫌ってドコモ解約なんて事だって無いとは限らない。ま、この問題をドコモがLGに抗議したところで「そんなの知らない」で通すには違いないが、だったらLG製の扱いをやめればいいと思う。
VC