過去の雑記置き場
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インフラ(5/31)
◆ 夏にも三菱や富士重工から電気自動車が発売されるわけだが、いわゆる充電スタンドの整備も民間で進んでいるようだ。シェルは藤沢に充電スタンドを建設したが、今後の需要を見ながら全国展開するとしている。またイオングループもショッピングセンタの駐車場に充電設備を設けるなどするという。航続距離が問題になる電気自動車故にインフラは重要で、特に大型ショッピングセンタなどにこれがあれば買い物の時間を利用して充電できるから便利に違いない。充電時間は主に車両側の都合によるとは思うがシェルの高速充電器は15分程度でも実用的な充電量になるという。家庭で充電するとなると電流容量の問題があるので200V系でも結構時間がかかる。これが動力の使えるところならばもっと電流を流すことが出来るので充電時間は短くはなるのだが、今度は電池の特性がネックになる。
◆ キャパシタ系ならば充電は早そうだが、そうするとコネクタや電線の容量が問題?大エネルギをチャージするには色々と難しいことがありそうで、だったら電池ごと交換するのが良いんじゃないのと言うのが米国メーカBetter Place社の提案である。しかしこれもバッテリユニットの共通化など難しい問題があり、日本では充電スタンド整備が鍵になりそうだ。
日本ユニシスもこのインフラビジネスには乗り出す風で、2年後には千箇所に充電スタンドを整備するとしている。ハワイは同時期に10万機の自動車用充電設備を用意するらしいのでその差は大きいが、もしも売電ビジネスが儲かるとなれば充電スタンドは一気に普及する可能性もある。ガソリンスタンドなどは誰でもどこにでも建設できるわけではないが、充電スタンドなら頑張ればコンビニの店先だって設置が出来る。充電料金はどうなるだろうか。iMIEVの電池容量が16kW/h程度だと思ったので仮に10kWの電力に対する価格を調べてみよう。まず普通の家庭の場合は1kWあたり約23円なのでこれの10倍の230円だ。(基本料金などは含めない事にする)低圧電力の場合はその約半額なので120円が仕入れ価格。もしも家庭で充電するときと同じ価格で売れるとすれば利益率は50%になる。その他高圧受電などを行っているところでは更に割安になるので、上記大型ショッピングセンタなどでは同じ売価でも仕入れ値が安いので利益は大きくなる。
◆ 電気自動車ユーザの多くは家庭で充電したいと思うだろうが、通常の料金体系しか選べないのだろうか。
深夜電力などが使えるとかなりお得にはなるが、もしかすると充電時間がかかりすぎるかも。これを短縮するために充電器を設置するとそのコストがかかるし、だったら家庭用コンセントからそのままなんて感じかも知れない。或いは駐車場を借りていてコンセントが使えない場合は充電スタンドに行くしかなくて、多少割高でも仕方がないかな、ガソリンより安いし、みたいな感じかも。果たして電気自動車がどの位売れるのか。政府も無駄な箱物事業や建設中止が決まった道路の建設復活などに金をかけないで電気自動車普及を促進した方が関連事業も含めて景気対策になるような気もするのだが、専用外郭公益法人を作るまでは待てと言うことか。
どこが違う?(2)(5/30)
◆ 昨日書いたように、その国の事情や文化が違うのだから自動車が独自の変化を遂げるのは当然だと思う。
そして日本車は(輸出の多い車は別として)日本で乗りやすいように出来ているのだ。この輸出の多いと言うことに関しては作る側からすると重要で、実は左ハンドルがメインで設計されている車もある。国内メーカは米国の景気悪化などを受け、今後は中国市場向けの自動車開発に力を入れるとしている。こうなると国内需要よりずっと多い中国市場が重視されるのは当然であり、中国環境にマッチした変化を遂げていくのかも知れない。
◆ エレクトリカル装備満載という意味で、従来は日本車がその先端みたいな感じだった。新技術に関しても然りで、四輪操舵をやってみたり様々な技術というか実験というかが行われては消えていった。しかし最近はどうも日本メーカの元気がないと思う。BMWのバルブトロニックを真似てみたりして、日本発の技術が余り見られなくなってきている感じがするのである。確かにナビ連動で云々とかの細かな部分での制御はあるのだが、それこそVTEC(この技術はBENZに売って一時期BENZは気筒休止エンジンを作っていた)やGDI(電子制御による初の筒内直噴層状燃焼)みたいなものは出てこないのだろうか。
◆ 日本車と言えば信頼性の高さが売りである。いや、売りだったと言えばいいだろうか。今やドイツ車もアメ車も日本製のパーツなどのおかげで信頼性は向上してきている。コスト制約が日本車ほどでないことも欧州車の信頼性確保に貢献しているとは思うのだが、南欧州のメーカは今ひとつ電気系が… まあこれも現地の気候にはマッチしていると言うことなのか?それとも信頼性を求めない民族なのか。とは言っても10年前とは大違いだと思う。昔は車両火災なんて当たり前(と、所有者が言っていた)な感じだったが、今は余り燃えない。反対に良く燃えちゃうのが日本車で、これはワンボックスブームにも関係している。ワンボックスカーは荷室容積が命であり、エンジンルームなどは出来るだけ小さく小さく作りたい。なのでそれはもうギッシリ詰め込まれているわけで、これで衝突したら燃えるのは当たり前みたいな構造になっている。排ガス対策デバイスなどでエンジンルームが狭くなったと言われてきたわけだが、あのワンボックスのエンジンルームを見たら芸術的詰め込みだと思う。
◆ 日本車と外車はどちらが良いのかと聞かれることもあるが、日本車に不満がないなら日本車が良いのではないだろうか。信頼性や環境適合性、整備拠点の多さなども含めてガイシャを積極的に選ぶ理由はない。ではどんな人が外車に乗るのかと言えば、そんな日本車をつまらないと思う人や、日本の文化が嫌いな人ではないのか。車とはこうあるべき論みたいな拘りを何かにぶつけたい人とか、いわゆるブランド志向もあるかもしれない。昭和世代のあこがれである「クラウン」のブランド力はレクサスより上だと以前blogのコメントを頂いたが、まさにその通りなのかも知れない。
どこが違う?(1)(5/29)
◆ ドイツ車と日本車はどこが違うのかと聞かれることがあるのだが、これは答えに困ってしまう。どこが違うのかと一言では言えない、でも無理に言おうとすれば文化や歴史が違うという感じになるのだろうか。歴史の浅い日本の自動車メーカはモデルチェンジをくり返すことで急速に世界に追いついた。出来るだけ代替サイクルを早くして新技術に移行していく。大量消費が大量生産につながってコストを下げる。こうして今や一流とも言える日本の自動車が出来たと言っていいと思う。過渡期には今の中国と同じく真似だらけだったわけだし、耐久性だって疑問だった。今の車で錆が出るとか塗装が曇るケースは希だと思うが、昔の車は屋根の色が変わっていたりドアの下が錆びていたりしたものだ。
◆ 走行環境や自然環境だって違う。高温多湿な環境はエアコン装着率を向上させ、平均速度の低い道路環境は高速走行性への要求度を低下させた。これによって駆動系やエンジンは小型軽量化が可能になり、燃費が良くて安い車が出来るようになった。ホンダのエンジン屋が言っていたが、欧州車並みの高速走行性を確保しようとしたらエンジンや冷却系の大きさは相当デカくなると。同氏は又180km/hの速度リミッタがミッションやデフのコストダウンに多いに役立ったとも言う。日本人固有のものの考え方もある。トヨタのエンジニアは、日本人はふかふかの乗り心地を「乗り心地が良い」と認識するため走行安定性をあげにくいと言っていた。ダンピングの効いた足回りを作ると乗り心地が悪いと評価されるのだという。同じ事はステアリングのフィールにも言えて、路面の状況を伝えるようなセッティングにすると「ハンドルを取られやすい」となるのだとか。
◆ 欧州車は日本車に比較すると平均速度が高いとか、平均使用年数が長いとか、例えばドイツなどでは日本のような高温多湿にならないなどの違いがある。
従って連続高速走行性などを重視しなければならず、エンジンも駆動系もブレーキも大きく重く高額になってしまう。こうなると車両重量も増すので燃費を良くしにくいし、空気抵抗軽減策も常識的に行われているのでボディー底面はフラットに近く設計する場合が多く、これは車体の大きさに対する室内寸が日本車よりも狭くなる事になる。ブレーキやサスペンション性能やボディー剛性、安全性なども日本とは違った進化の仕方をしている。以前日本車のエアバッグなどが「ただ付いているだけ」と海外メディアに酷評されたことがあったが、日本車の場合はそれが付いていることが重要なのだ。いわゆるカタログの飾りである。しかし自動車に関する歴史の長い国では安全のためにそれを付ける風な感じもある。
これは規格化されていない部分の安全対策を見ると違いが大きく、例えば衝突時のペダルの脱落機構(衝突時の衝撃でペダルが跳ね上がって足を損傷させる事に対する対策)や車外に放り出されないようにする対策などの考え方自体が全く違う。
景気対策?(5/28)
◆ 一旦は廃止が決まって、これで無駄遣いが減るねと言っていたのに、景気対策の名の下に新幹線も道路も作り放題になるのか。一旦作ってしまえば今後ずっと赤字を垂れ流すことになるのに、だったらその分のお金をばらまいてしまった方がまだマシかも知れない。そう言えば国立マンガ喫茶構想なんてのもあったけれど、やっぱり箱物が欲しいんだな。この管理をさせる悪名高き独立行政法人も作って天下りを送り込むと言うのだから、まさに霞ヶ関は不景気バブルである。
◆ 同時に学校にもばらまきを行うという案があったが、耐震補強はどうしたのだろうか。エレクトリカルなホワイトボードや余分なPCを導入するのなら、耐震工事やセキュリティ強化にその金を使った方が余程良い。もっと金が使いたいなら太陽電池板でもくっつけてみるとか、冷暖房施設の導入などやることはいくらでもある。老朽化した設備を買い換えるのも大変な学校が多いのに、全く何をやっているのだか。これは道路にも言えて、狭い通学路をバスが走るような危険な場所が沢山あるのに改善されない。自治体の言うことには「予算がない」「前例がない」「計画がない」だ。その一方でおよそ必要性を感じない中途半端な道路を住宅街に通したりする。これにはふんだんにカネをかけるのは「前例がある」からなのか。こうした必要な部分の整備、公共投資でも十分な景気刺激効果はあるだろうが、天下り団体や大手ゼネコンが絡まないとやっぱりダメなのか。
◆ 政治家は年寄りだから日本の未来など考えなくて良いのだろう。このばらまきで日本の借金は増えることになり長期金利は上昇した。消費税も上げざるを得ないだろうし、既に破綻している年金システムや医療保険システムなど、もうヤケクソ状態ではないのだろうか。不景気がいけないと言えばそうなのかも知れないが、この無秩序間漂う景気対策はいったい何なのか。もう少しシステマチックな考えは出来なかったのか。というか政治家と役人にとっては素晴らしい案なのかも。道路族にとってもメリットが山ほどあるし、やはりこれは不景気バブルとしか言い様がない。何しろ無駄遣いが推奨されてしまうと言うのだから、もう笑いが止まらない。後はこの不景気が今後も続いてくれることを祈るだけだね、総理、みたいな。
◆ 怖いのはこの不景気バブルが終わったときだ。消費税は上がり消費が落ち込み、結局景気回復が遅くなる。それでも一時期のように値上げ目白押し状態になるのは想像に難くない。自治体も水道代などを値上げし、ゴミの有料化を行い、行政サービスを低下させる。まるでダイエットとリバウンドを繰り返しているようではないか。そんな中で高齢化は進み出生率は低下する。若者の税負担は多くなり、電車には若者用シートが出来る。老人は若者に感謝し席を譲りましょうなんて。世界の景気が回復に向かっても日本は取り残されるのではないか。そんな不安が頭をよぎる。
ダメかも(5/27)
◆ FX自動売買のその後である。成績の良いポートフォリオを選びながらの運用でピークは約105万円まで上昇するもその後は下落に転じ、開始約2週間後には80万円まで証拠金が減ってしまった。このらくちんFXを勧めるサイトによれば凄い利益が得られている風だったのに、私に腕がないだけか。いや、そのサイトにもどのプログラムを使ったら儲かったなどの具体的記述はなかったし、結局はアフィリエイト目的の記事だったのかも知れない。もちろん相場の動きなどによっては絶対にダメと言うことでもないとは思うのだが、約2ヶ月にわたって色々いじくり回してみたが私の場合は有効に活用できなかったというのが本当のところだ。
◆ 自動売買系はこれだけではなく独自系というか、Excelのマクロを組んだものなどもある。これも以前に実験してみたことがあるのだが成績云々より使い勝手が悪くて参った。ものすごく成績の良い自動売買プログラムがあれば世の中の人はみんなそれを使うはずだ。いかしそうではなく星の数ほどとは言えないまでも多くの自動売買プログラムが出ては消えみたいな形になっているのは成績が思うように上がらないことを示している。実際昨年辺りでは人気というかパフォーマンスが良いと噂されていたプログラムが今年は姿を消しているとかで、一体何が良いのか悪いのか判断に苦しむ。またこれらの比較サイトの多くはアフィリエイトをやっていて、当然インセンティブの大きな商品によい評価を付けて売る傾向もあると思う。
◆ 以前にblogの方では紹介したが、商品比較サイトや価格比較サイトの口コミ情報を書き込むアルバイトも本格的募集が盛んに行われている。書き込む文字数によって報酬が異なると言うことで、なるほど無駄に長文を書き連ねる掲示板対策屋がいるのはこのためなのか。おそらく彼の仕事は掲示板対策が主であってblog開設の仕事は受けていないのだろう。もしもblog開設が仕事ととなれば掲示板への書き込み作業を切り上げてスポンサーを持ち上げる記事を、あくまでも個人を装って書くに違いない。
まあ現時点でも掲示板対策用のソースとして自らblogを秘密裏に開設し、ほら見ろここに書いてあるじゃないかとやっている可能性は否定できない。ところで、2ちゃんねるなどで利用プロバイダがアクセス制限を受けた場合は報酬が減ってしまうと思うのだが生活はどうするのだろうか。他の掲示板やblogに出没することは分かってはいるのだが、書き込み文字数で報酬が決まっているとすればそれは低下してしまうと思う。
◆ まあそんな調子なので、比較サイトのどこまでが本当かと言われても困ってしまう。自分で実験すればいいのだが自動売買ソフトを何本も試すには相当な出費を強いられる事になる。F&Fの広告料収入も減少してしまったのでそれを原資にというのも難しいし、わざわざ買うか?みたいな所もある。これがワックスとかだったら価格も手ごろだし興味もあるし(ここが大切かも)で買ってくるわけだが、そもそも自動売買を信じていない、いや、今回の実験で余計にその傾向が強まったので今ひとつ踏み出せないわけだ。踏み出せないと言えば、本口座を作らないと試せないものがある。デモ口座の概念がないので仕方ないのだが、口座開設と入金を行えばシステム売買を試せるというヤツだ。実際の売買を伴うのか否かはまだ調査していないのだが、これもいずれ試してみたいなとは思っている。
迷惑なこと(5/26)
◆ 何かが出来ようとすると反対運動が起きる。反対運動のメッカと言えば杉並区が思い出され、そのゴミ処理場に関する件は過去にも書いたことがある。八王子の丘陵にサバイバルゲーム場を作ろうとして反対運動が起きたそうだ。住民曰く、戦争ごっこなんて子供の教育に悪いではないかと。確かにそれはそうなのだが、戦争映画もあれば実際の戦争もあるわけで、私はやはり一律排除より教育の方が良いと思う。だって戦争ごっことかって昔は普通にやった。オモチャのピストルだって持って遊んでた。なんか最近はオトナの気にくわないものは子供に触れさせない的な事が多い気がする。サバイバルゲームだってその子供の戦争ごっこの延長な訳だし、法に触れるわけでもないし、なんか反対のための反対運動って気がしないでもないがどうなのだろうか。
◆ 本当に迷惑行為を行う人々もいる。良く問題になるのはマナーの悪い釣り人、河川敷の禁止されているところでクラブを振り回すゴルファーなどだ。釣りは本人に危険が伴うとか、或いは密漁に当たるとかで迷惑だし、河川ゴルファーはボールが他の人に当たるなどの危険行為と言うこと。でもまあ何にしても迷惑な連中はいるわけで、迷惑ゴルファーに言わせると「だって○○だってやっている」とか、小学生の言い訳じゃないんだからと思うのだが、その程度の思考力だからこそ迷惑行為を慎まないのかなと思うと妙に納得できちゃったりして。でもまあゴルフボールも頭などに当たると重大事故になる可能性もあるので取り締まりを強化していただきたいものだ。最近では見張り役を置いて、取り締まりが行われ始めるとササッと逃げるらしいが。
◆ バーベキューも迷惑だという。まあ住宅街の庭先でバーベキューをやったら、それは迷惑だろう。煙や臭いで近所からクレームが来るに決まっている。これも昔だったら土地も今よりは広かっただろうが、この今の住宅街ではたき火すら出来ない。河川や空き地にしても、その近くに住宅があればクレームが発生するし私有地を突っ切って河川まで車が入っていくなど、季節が良くなってくると迷惑行為をものともしない連中も増えてくると言うわけだ。
夏になれば禁止されているエリアで打ち上げ花火をやったり、禁止時間帯に花火を打ち上げたりする迷惑野郎も増える。これも取り締まりが追いつかないと言うことである意味やり放題。そのうち鉄橋を渡る列車めがけて花火を発射したり、自動車めがけて発射したりと、なんだよサバイバルゲームの武器戦じゃないかみたいな。
◆ バーベキューにしても花火などにしても、もはや管理された場所でそれを行う以外にないのだろうか。個人のモラルに任せておいたら何が起こるか分からない、みたいな。季節はもう過ぎたとは思うのだが潮干狩りのマナーも問われていた。一人あたりの捕獲量が決められているにもかかわらず、それを大きくオーバして貝を持って行っちゃう業者(魚屋?)が問題になったりして。大きく貝の持ち帰りの量に関して表示がされているその前で大量に貝を集める老人とか。で、インタビューすると「そんな事は知らない」。まったく。
定額給付金(5/25)
◆ 定額給付金の支給も始まっていることだろう。多くの市町村が3月から4月にかけて振り込み口座名などを知らせろという郵便物を送付し、返送後1〜2ヶ月で振り込みになる予定だという。この振込先通知書類には本人確認のための免許証や保険証と銀行の通帳のコピーが必要になる。口座番号は他に書かせているのだから何故コピー?と疑問にもなるが、書き間違えなどの防止策なのだろうか。であればコピーだけでも済みそうなのに、まあ役所のやることだから無駄なことを尊重するのだろう。このコピーを貼り付けると言うところが意外にネックだそうで、デジカメとプリンタでもあればいいがそれ以外だとコンビニなどにコピー機を借りに行かないといけない。コピー機がそこにあったとして、高齢者はその使い方が分からない。近所の人に聞ける人はまだ良いとして、どうにもならない人は給付金を諦めることにもなる。もちろんこれを国は歓迎する。
◆ 役所はこうして個人の口座を調べることが出来る。
そこで差し押さえに走るわけで、長崎県対馬市が一斉にこれを行ったことが報道された。長崎県対馬市によれば「定額給付金を差し押さえていけない法律はない」そうで、いかにも公務員らしいお言葉ではないか。もちろん市民税を滞納している人が悪いのだが、対馬市は漁業の町であり魚が捕れる時期でないと収入が無く、市民税滞納者が一時的に増えるらしい。もちろん魚が捕れればそれを売って市民税を払うわけだが、翌年には又同じ事が起きる。そこで市としてはなけなしの口座に定額給付金が振り込まれ、それが使われないうちに差し押さえてしまおうと言うことだったのだ。ちなみに鹿児島県では県下の全ての市町村で差し押さえなどは行わないとしていたはず。
◆ DV被害者が訴え出たケースもあった。すなわち住所を夫の家にしておくと別居状態の妻に定額給付金が支給されず、住所を移せば居所が分かってしまうのでDV被害を受ける可能性があると言うもの。
実はこれには回避の方法があって、定額給付金支給の住所確認日(2月1日だったかな)の1日だけ住所を移すのである。その後は元の住所に戻してしまって良い。移す住所はどこかのアパートか何かで良いだろう。厳密に言えばこれは法に反するが、過料は安い。こうして見知らぬ町に一日だけ引っ越したことになった訳なので、その見知らぬ町の役場に定額給付金申請の用紙を貰いに行く。郵便物は当然返送されてきているはずなので役所でそれを受け取れるというわけだ。勿論今となっては後の祭りだが。
◆ こうしたDVのケースに対して横浜市市民活力推進局区連絡調整課の担当者は何ともボケた事を言っている。「こうしたケースの救済策として給付金を受け取った一般市民から寄付を募りDV被害者へ再分配する方法を検討している」と。行政的には面倒なことはしたくなくて、その穴埋めに寄付を使うという、嫌なことは市民に任せる的なところがいかにも横浜市ではないか。せめて「事前に申し出て貰えれば個別対応します」位な事が言えないのだろうか。え?DV被害者を救済しろとは法律には書かれていないって?はい、確かにそうでした。
対応は様々(5/24)
◆ 子供とケータイの問題はなかなかスッキリ解決しない。EMA問題に関しても高校生が「何でモバゲーがフィルタされないんだ」と不思議がっていた。なので、モバゲーの役員がEMAの理事だからだよと教えてあげた。ようするにEMAの認定基準の不思議さ加減は高校生にも分かるほどだと言うことで、モバゲーが健全サイトではないことは高校生も知っていると言うことなのだろう。少し古い記事ではあるのだが教師から見たケータイに関しての記事があった。それぞれの学校でそれぞれの対応をしている訳で、統一的な取り組みは難しいのかなと思う。以前には学校へのケータイ持ち込み全面禁止策を打ち出した事もあったが、では塾通いの子供はどうするのかとか鍵っ子は不安ではないかなどの意見が出された。
これに対して、そう言う子供には無料でケータイを貸し出すとか何とか、結局訳が分からないもごもご状態になった。
◆ TV放送が一般化し、TV番組が面白くてしょうがないような時代にはTVばかり見ているとバカになる説があり、マンガ然りであり、ゲーム機然りで、新しい文化にオトナが対応しきれないのは毎度のことだと思う。今の子供にしてみれば、生まれたときからケータイは存在し、オトナがそれをいじくり回しているとなれば子供だって興味は持つ。
◆ 学校とケータイに関しての具体策をどうしたらいいかは学校や環境や地域などもあるので一概には言えないのだが、少なくとも校内で使う必要はないはずだ。ケータイを使った授業なども一部では行われているがそれは希な例であり、校内を圏外にする努力は行われても良いと思うし、その財源として電波利用料を使うのも良いだろう。まあ、そうすると休み時間には生徒が校庭めがけて走るみたいな事が起きるかも知れないが、それは教育レベルで阻止しよう。学校から一歩出ればケータイを使うのは自由で良いと思う。防犯のために携帯電話所持を推奨している学校もあるし、塾通いや鍵っ子などもいる。校内での利用禁止とケータイ利用にまつわる様々な危険やトラブルに関しても授業時間を使って教えるべきだと思う。
◆ PC等に関しても、今やPCを使った授業があるのが普通なわけで、要するにそんな時代なのである。一方でP2Pソフトなどで情報流出させるオトナがいるのも現実であり、オトナの知識がPCのレベルに追いついていない。ケータイなどでも同じように、フィルタで排除しましょうね持ち込み禁止で済ませましょうねと言うのは大人側の知識が伴っていないから「教えるのが面倒」なだけだろう。学校のセンセーが出会い系に没頭するなんてニュースは珍しくはないが、普通のオトナにしてみればケータイサイトの隅々まで分かっている訳ではないと思うし、なので余計に教育が難しいとは思う。だったら生徒同士でディスカッションみたいな感じでも良いと思う。その中で疑問が出たら教師が対応する。教師が分からなかったら事業者やサイト運営者に聞いてみるという感じだ。こうして問題点や不明点をクリアにしながら何が危険で何が安全なのか、事業者は言うことは立派だがやることはそれと正反対だみたいな資本主義の事情も一緒に教えることが出来ると思う。
途中で搾取(5/23)
◆ 国は少子化対策の一環として妊婦の検診費用の負担を決めた。これまでは5回分のみを負担していたのだが、それを14回までに増やすという奴だ。所がこの負担システムが妊婦さんにまで伝わらないケースがある。国から地方交付税の形で供給されるこの予算を自治体は妊婦検診に使用せずに他の用途に使ってしまうからだ。これは法に抵触するものではないので自由と言えば自由である。妊婦検診は(妊娠は病気ではないので)健康保険は適用されず自己負担になる。もちろん検診を受けなければいけないと言うことではないのだが、様々なリスクを多少でも軽減する為には診断を受けた方が良いとされ、その為に国が予算を付けたわけだ。
◆ 自治体がこの予算を途中で食ってしまうのは、他の用途に回してはいけないと言われていないからだ。
もしも他の用途に使うなとされていればさすがの自治体も流用はしないだろうが、そう書かれていなければ流用する。市民の健康や利便性は二の次なのが市役所や区役所の考え方であり、これは霞ヶ関の小型版を目指しているのだから仕方がない。自治体によっては検診回数は国の指針どおりとするものの、1回あたりの検診費用を削減することによって予算を余らせ、他への流用を行うところもある。先日も緑新税に関して書いたのだが、自治体への権限委譲はもしかすると自治体の暴走を生み出してしまうのかも知れない。それは公務員は誰にも制御が出来ない点にある。霞ヶ関の反乱を見て分かるように人事院問題などは誰にも手を付けられない状態にまでなっている。自らの権利を守ることにはとんでもないパワーを発揮し決断する奴らの前に議員が勝るわけがない。
◆ 医療費削減策は横浜でも行われていて、成人病や婦人科検診の検査の簡略化や廃止などが行われている。
理由は財政難だというのだが、それこそ余り役立たない風力発電機などを作らなければ相当な予算が福祉に回せたはずだ。まあそんなことは百も承知な訳で、でもそれでは役人的に面白くなし自分たちの利益にもならないから住民のためには金なんか使わないもんねと言うところだろう。以前書いたことがあるのだが健康診断などを推進することによって病気の早期発見が行われ、それが結果として医療費削減にも役立つのではないかと思う。結果が出るまでには時間がかかるとは思うが、そうした先を見据えた行政は必要なはずである。それこそスーパー堤防みたいな出来るのか出来ないのか分からないほどの壮大かつ金のかかる無駄計画すらあるのに、何故国民のためのカネはケチるのか。妊婦の検診にしても直ぐにはその効果は出ないと思うが、将来的には少子化対策に貢献されるはずだ。それを自治体が勝手に阻止するのを国が防げないのもおかしな話だと思う。
これなどは自治体を通さず、国が国民に対してアクションを起こす(自治体がこんな調子じゃね)べきではないかと思うし、それは定額給付金だって同じではないだろうか。
売れない端末(5/22)
◆ ドコモはFOMAの9xxシリーズの他に廉価版という位置づけで7xxシリーズ展開を行った。初期の頃の7xxシリーズは9xxと内部基板までを共用しようと努め、当然9xxの設計時点からそれは考慮された。ところが7xxシリーズは安価誘導したにもかかわらず売れなかった。1万円の差なら9xxの方が、みたいな感じがあったのかも知れない。その後デザイン面での方針見直しなどを経て販売量は増えては来たが、やはりドコモでハイエンドが売れるパターンを崩すことが出来なかった。そこで昨年冬モデルからは廉価版という位置づけ自体を廃し、売り文句を別な方向から求めていくようにした。
◆ ドコモとは全く逆にハイエンドが全く売れないのがSBMだ。これはもう客層が違うとしか言い様がないわけだが、SBM自身が安さや安っぽさを強調した宣伝活動をしている中で、月月割りがあるとは言っても8万円もする端末が売れるわけはないと思う。販売店に掲げられたプライスタグは、最高価格機種だと10万円を超えるわけで、SBMのくせにドコモより高いのかと言われる。知人も同じようなことを言っていて、SBMは安いのか高いのか分からないと。なので月月割りを考慮すればドコモとさほど変わらないのではないかというと、そこが問題だという。ドコモと変わらないならドコモのケータイを買いたくなるわけで、SBMなんだからドコモの半額くらいで十分でしょうと。この人の考えが特殊なわけではなく、おそらく多くの人がそう思っているに違いない。だからこそスマート一括ゼロ円端末が売れるわけであり、ハイエンドが売れない原因になっている訳だ。
◆ auの場合は従来からハイエンド/ローエンドの差が余りないイメージで、機種ごとに機能がバラバラみたいな、好きなの買ってね的な方針ではないかと思う。それでも端末販売台数の傾向としてはドコモに近い感じで、新機種が出ればそれが売れる感じもある。ハイエンドが売れるかローエンドが売れるかは、それがプライマリケータイなのかセカンダリケータイなのかを表しているのだと某事業者の方は言っていた。セカンダリであれば通話が出来て多少のメールが使えればそれ以上は求めないが、プライマリケータイだと全部入りに人気が集まるという分析である。
◆ 二台目需要を考えると端末は薄く小さく軽いものが喜ばれる。二台目なのだから大画面液晶などは必要なく、むしろ携行しやすい大きさが求められる。この点から考えるとSBMは更に機能を絞って小型薄型化を推進したモデルがあったら良いのかも知れない。それこそPDCの頃のようなサイズと解像度の液晶と、実用性重視の機能を組み合わせたもの。まあこのあたりはプリペイド用ともダブって来るのだが、実用的という面では防水などもありだと思う。いつだったか孫さんは防水でなければケータイではないみたいな事も言っていたのだが、今でも防水モデルは継承開発されているのだろうか。
バッテリ(5/21)
◆ 携帯機器でもハイブリッド車でも電動自転車でもバッテリは重要である。現在の主流はLi-ionだが使い方の難しさは指摘されている。BENZのハイブリッド車はLi-ion電池を厳重な管理下で使用している。おそらく量産型ハイブリッド車初のLi-ion電池使用と言うことになるのだろうが、その容量はどの程度なのだろうか。見た目的には12V/60AHのバッテリと同程度の体積かなと思う。もしかしたらケースに入れられているからもっと小さいかも。鉛バッテリとLi-ionバッテリの体積エネルギ密度の比は7〜8倍にはなると思うので、もしも鉛の12V/60Ahと同じ体積だとすると5kWh程度の容量になるのか。意外と大きいな。モータは20馬力すなわち15kWなのでさほど無理な放電ではないと思う。ちなみにプリウスのバッテリが1.5kWh程度だったはず。対するモータは現行型で90kWもある。さらにレクサスやハリアーとなると200kW級のモータがうなりを上げるわけだから、それこそ電池にとってはショートに近いような過酷な条件で使われる訳だ。
◆ この辺りの事情もあるのか、新型プリウスでLi-ionを使う予定を急遽変更してNi-MHに戻したという話もある。トヨタ的信頼性基準に達しなかったというのがその理由なのだが、果たして真実は何なのだろうか。携帯電話における電池も電池妊娠問題で最近はかなり制御方法が変わってきた。ドコモは従来から充電時間短縮策を採っていてその点でも無理があったのではないかと思うのだが、最近はバッテリの温度などを監視して充電を停止するなどしている。これは充電完了をΔtで見ている場合にバッテリ周辺温度によってはこれが検出できないからだ。従って非充電状態でも長電話をしたりケータイを連続使用したりして温度が上がっている場合には充電が出来ない。充電器を差したまま長電話するようなケースでも充電が出来なくなる(そのままバッテリエンプティになる)事もある。今夏にも発売される純電気自動車のiMIVEもLi-ion電池搭載車で、その容量は20kWhとされている。もしもBENZのハイブリッド並のエネルギ密度だとすると、12V/60Ahバッテリ4個分程度がその大きさになるのか。
◆ 年々増加する消費電力に対して燃料電池も有効視されてはいるのだが、燃料電池は一次電池の仲間であるしエネルギ密度的にはLi-ionにかなわないらしい。高速充放電が可能と言うことでLiキャパシタも注目されている。しかし20kWhのバッテリを例えば30分で満タンにするには40kWの電力が必要になる。これは200Vで200Aという電流であり、相当の設備でなければ供給できない。一般家庭だと100V/15Aが実質的最大になり、この電力で充電すると満充電までに13時間もかかってしまう。電気を使うのはまあ簡単なのだが充電は大変だ。それこそ深夜電力で、みたいな感じになるのだろうか。願わくば自動車用電力に道路財源税が加算されないことなのだが、果たして。
エンブレム(5/20)
◆ エンブレムチューン、なんか一昔前に流行った風な響きなのだが今でも健在らしい。トヨタやホンダ車のエンブレムを金色にするという成金趣味型の変更は珍しくもないというか、未だにそんな人が居るんだみたいな感じではあるのだが、先日駅前で見かけたダークグリーンのランクルは凄かったなぁ。エンブレムは全部金色で、しかもレクサスに変更されていた。乗っていたのはオジサン年齢な人で、いや、ついどんな人がこんな悪趣味な車に乗るのだろうかと見ちゃったわけ。当然カンガルーバーも装備していて、でもそれは金メッキではなかった。若者が乗るそれと違うのは26インチホイールなどと言う自転車並みの直径のホイールに20タイヤとが装着されていなかったところか。
◆ レクサスエンブレムは建前としてはレクサスオーナでなければ購入できないそうだ。ネット上でもどうしたら入手できるかなどの質問がなされている掲示板もあったりして、レクサスオーナはレクサスの価値が下がるからやめてくれみたいな反応をしている。LS460に600のエンブレムとかもこの系統で日本では入手がしにくいが逆輸入品であれば入手は自由と言うことで高額にもかかわらず需要はあるのだとか。中国あたりならば偽物のレクサスエンブレムなんてのがあるかも知れず、フロントグリルにくっつける特大のレクサスエンブレムも安価だったりして。あの特大レクサスマークは横幅が10cm近くもある訳で、逆輸入価格は5千円前後、何故かエンジンにくっつける方が高くて1万円もするのは耐熱性など材質でも違うのだろうか。
◆ BENZにAMGのエンブレムというのも昔からあって、今だとAMGの外観仕様モデルが売られているくらいだ。ホンモノかどうか見分けるにはブレーキキャリパを見ればいい。普通の4ポッドが付いていたらノーマルで、AMGならば6ポッドのでっかいキャリパが見えるはずである。じゃあエンブレムチューンに加えてブレーキもと、そう考えるくらいならホンモノのAMGを買った方が良い。従来と違って価格差も小さくなっているし、何といってもホンモノなので。
◆ エンブレムチューンの延長ではないが、レクサスやインフィニティブランドのエンジンカバーとかも逆輸入されている。インフィニティのBMW風のフロントグリル(インフィニティ純正)が5万円、エンジンカバーが3万円みたいな。ここまでやるなら左ハンドルにしないとアレなんだけど、エンブレムチューンの延長だと思えば良いのか。細かなところでガソリン給油口のキャップとかも逆輸入品があり、見ていると面白かったりする。エアバッグというかステアリングの中央部の部品もレクサスエンブレム付きだしリアの巨大エンブレム(約10cm)や、シフトノブもレクサス仕様品が手に入る。なので、それこそランクルをレクサスにするのも簡単なわけだ。米国ではランクルのレクサス版であるLX450があるので、そのパーツを入手すればいいのだろう。ランクル用のフロントエンブレムは更に巨大で横幅約13cmである。やはりエンブレムはデカくないと目立たないと言うことらしい。
健康食品(5/19)
◆ 健康ブームの時には、健康のためなら死んでも良いみたいな過剰な健康マニアが増えた。最近では特保に代表されるような飲食物が流行?だろうか。
まあこの手はその時代ごとに色々出てくるわけで、バナナダイエットだって然りなのである。チョコレートが良いとか、ワインが良いとか、ポリフェノールがどうしたとかカテキンだとか。そのカテキンと言えばお茶なのだが、日本の長寿の秘密が実は緑茶にあったなんて話を聞くと説得力があったりする。最近でも緑茶成分は体内コレステロールの低下に貢献するとか、脳梗塞リスクを軽減させるなどと発表されている。コレステロールが減るから脳梗塞が減るのか?それとも、そもそもカテキンに脳梗塞を減らす働きがあるのかはよく知らないのだが、健康維持のためにはと言うことでお茶が売れるようになったりして。研究によるとお茶を飲むことで脳梗塞リスクが半分近くにまで減るというのだからただごとではない。
◆ 確かに昔の日本人はお茶をよく飲んだと思う。要らなくなった茶葉を掃除に使うとかもしていた。
しかし今やお茶はペットボトルに入った物を買ってくる時代になってしまった。自ら茶を入れて飲む人は減っているのではないだろうか。まあ緑茶だけではなく紅茶などでも同じ事が言えるのかも知れない。湯を沸かして茶を入れるのに比較すればペットボトル入りのお茶は手軽で良い。金さえ出せば自動販売機でも買えるという、つまり飲みたいときにどこででも飲める訳だ。ペットボトル入りのお茶は酸素透過性の低い容器を使わないと酸化して色が変わってしまうそうだ。特に温めて売る場合はそれが顕著で、内部にコーティングが施された低酸素透過性ペットボトルはキャップの色がオレンジ色になっている。またペットボトルのまま冷凍出来るタイプのものは同水色のキャップだ。これは冷凍することによって内容積が増えた場合でも、ペットボトルが変形してそれを許容できることを示している。
◆ カテキンの話に戻そう。カテキンなどの緑茶成分による健康維持を考えると、熱い入れ立ての茶が良いのだとか。時間が経過すると成分変化が起こったりするのと、カテキン意外にも緑茶には様々な成分が含まれていてそれらの相乗効果が期待できるというのがその理由だ。そしてその茶葉なのだが、何も高級なものである必要はないという。
カテキンの摂取量は0.5g/Dayが目安だそうだが、これだけの量を普通に入れたお茶で摂取するには10杯くらいは飲まないといけないらしい。というか昔の人って10杯くらいは余裕で飲んでいたような気がする。朝ご飯の前にお茶、朝ご飯を食べてお茶、昼にお茶でおやつにお茶という具合。でもできれば濃縮して一発で飲んでしまいたいと言うのが現代人かも知れなくて、ことカテキンに関しては茶葉を煮出すと濃縮されるそうだ。なんかウルトラ渋そうな感じがするのだが、1リットルの水に10〜20gの茶葉を入れて鍋を火にかけ沸騰して5分ほどするとカテキンが充分に溶け出すそうだ。
機器の寿命(5/18)
◆ 連続動作させる機器でしばしば寿命が問題になるのが電解コンデンサだ。通常の電解コンデンサの寿命は1万時間程度とされていて、更に周囲温度が上昇すれば寿命は短くなるしリップル電流で発熱しても同じ事が起きる。連続動作させる機会が多いのはサーバなどで、その電源部や基板上の電解コンデンサは日々劣化していると言っても良いだろう。最近流行のLED照明も、LEDの寿命は長いのだが駆動電源の寿命が短いという問題があった。これはSW電源部の改良などで電解コンデンサを使わない回路構成によって10万時間程度まで寿命を延長したものもある。
◆ 自動車のECUなどにも電解コンデンサは使われている。自動車用と言うことで広温度範囲品にはなっているがそれでも寿命はやってくる。発売から15年ほど経ったクルマが突然エンジン始動しなくなり、ECU不良が疑われるも交換部品がないなんて事もある。どうやら電解コンデンサ交換屋なる商売もあるらしいのだが、じぶんで交換できないかという問い合わせを知り合いの自動車屋から受けた。基本的には同じ容量で同じ電圧のコンデンサを買ってきて交換すれば良いのだが、125℃品などが東急ハンズで手に入るとも思えない。まあ一般品でもとりあえず不具合はなくなると思うので、容量は表示のもので電圧は表示のものより高いものをと指示した。すると又電話がかかってきて、容量の表示がどうにも中途半端なものがあるという。
何故そんな中途半端な容量のものが使われているのか分からないのだが、中途半端ならば中途半端なりの理由があるだろうと言うことで、複数個の合成で容量を合わせた。電解コンデンサを交換するとECUは息を吹き返したとのことで、その自動車屋さんもハンダ付けというか部品交換に自信を付けたようだった。コンデンサ不良はトヨタ製やホンダ製に多いとの事だが、おそらくは使用箇所や温度、耐圧余裕度などで差が出てくるのだろう。
◆ 大容量で高耐圧なコンデンサというとアルミ電解コンデンサが一般的ではあるのだが、最近だと積層セラミックコンデンサもかなり大容量なものが出来てきている。おそらくアルミ電解コンデンサよりも同容量なら小型なのではないかと思えるくらいだ。ただし積層セラミックコンデンサはDCが加わったラインで使うと容量の減少が起きる。圧電効果があるので交流部分に使うと音が出るなどのデメリットもある。高信頼性コンデンサとしてタンタルコンデンサもあるのだが、コイツは壊れるときにショートモードになるので最近はめっきり使われることが減ったと思う。タンタル採掘のために自然や野生動物が危機に瀕するという話も過去のものになってくれれば良いのだが、タンタルコンデンサの用途が無くなったわけでは決してない。そのタンタルコンデンサは温度などによって定格電圧に対する動作電圧の許容値が変わってくるので注意が必要だ。一般的には使う部分の電圧の2〜3倍の耐圧を見ておく必要があり、結局形状が大きくなってしまう。
ディーゼル(5/17)
◆ 効率の高さを買ってか国はクリンディーゼル普及を推進したい考えだという。日本でディーゼルが廃れた一番の原因は排ガス対策の遅れであり、これは各自動車メーカが排ガス対策は不可能であると訴えかけ続けた結果だった。しかし東京都が独自に規制を始めたことにより流れが変わり、自動車メーカはクリーンディーゼルエンジンを開発した。しかし一旦落ちたイメージが回復するはずもなく、汚くうるさいイメージのディーゼル車需要が再度立ち上がることはなかった。そもそもディーゼル車が一般に広まったのはSUVブームからであり、黒煙と騒音の固まりのようなSUVが都内を走り回って公害問題も深刻化した。
◆ 首都高速の横のマンションに住む知人は、以前はディーゼル煤煙で窓など開けられなかったのが、最近は天気の良い日に窓を開けることが出来るようになったという。ディーゼル煤煙は多くの健康被害も出したわけだが、東京都が始めた規制はかなりの効き目があったのだろう。欧州では低硫黄軽油が使われていることもあり、更に強烈な規制などもありクリンディーゼル開発が進んだ。これを見て国は「じゃあ日本でも」となったのだと思うが事は簡単ではない。クリンディーゼルでも排ガス処理装置は必須で、尿素噴射などを行うクルマもある。こうした後処理装置に加えガソリンエンジンよりも価格の高いディーゼルエンジンを搭載するとなると多少の燃費(燃費は体積なので良くなるが欧州などで表示される炭酸ガス排出量は経由自体が炭素を多く含んでいるので余り良くならない)改善と引き替えに多くのコストアップを購入者に負担させることになる。
◆ 効率的にはディーゼルハイブリッドが良いと言われているのだが、ディーゼルエンジンもハイブリッドシステムも価格が高く、その高いもの同士を組み合わせた高いクルマが売れるのかは疑問だと見る向きも多い。だったらDIESOTTO(BENZがデモを行った、低速低負荷域では圧縮着火を行うガソリンエンジン)の方がお得ではないかとも言われる。
確かに現時点では燃焼制御などが難しいとされているのだが、クリンディーゼルを作るよりはカネがかからないのではないかとも言われている。ちなみにBENZが公開したDIESOTTOエンジンは、排気量1.8リッター+ターボで240馬力近い出力と40kgmを越えるトルクを発生させながらディーゼルエンジン搭載車と変わらぬ燃費を実現するという。排ガス対策もガソリン車の方が(歴史が長いと言うこともあるのだが)容易であり、後処理装置も含めて研究され尽くした感じもある。
◆ 最近のクルマではボンネット内のエンジンの周りを囲うなどの徹底した騒音対策がされている。従来は車室内への騒音侵入を防止するのがメインだったが、最近では車外騒音の低減にも力を入れなければならないのだろう。この点でも騒音の過大なディーゼルは多くの対策が必要になる。欧州車などはエンジンを丸ごと包み込むような、別の箱に入れました的な実装をするクルマもあるのだが、それでもアイドル時のノイズはガソリン車並とは行かないようだ。一時期はディーゼル車に乗っていることが環境を考えている証みたいな感じで欧州でもディーゼル車が売れたのだが、今後はハイブリッド車にシフトしていくのかも知れない。
ハイブリッド(5/16)
◆ インサイトが売れプリウスが売れる。まさに小型ハイブリッド車人気爆発みたいな感じになっている。一方でワンボックスのハイブリッドやレクサス系などは余り動いていないという。トヨタの場合は燃費重視型はプリウスであり、他社種に関しても勿論低燃費というメリットを見いだしてもいるのだがパワー重視みたいな所もある。すなわちトルクのデカいモータで加速をアシストするような感じだ。これも一つの方法ではあるのだが、そ んな用途に使うためにはトヨタの動力分配システムが少々邪魔になる。これは差動方式なのでエンジントルクとモータトルクがうまくバランスしていないと制御が難しい。レクサス系でリダクションタイプのモータにしているのもエンジン出力が比較的大きいからではないかと思う。勿論モータ出力も大きくする必要があり、でなければモータ軸にブレーキをかける必要が出てくる。モータを大きくすると電池への負担が高まるので電池も大きくなり、以前書いたとおりハイブリッド車全体としてみた場合に効率が上がらなくなる。
◆ 欧州でもハイブリッド化の流れが加速している。日本でも夏過ぎには発売開始されると見られているBENZのS400HYBRIDは3.5リッターエンジンに20馬力程度の小型モータとLi-ion電池を組み合わせたものだ。モータの配置などはインサイト風であり、どうやら欧州ではこの方式が主流になる感じがする。BMWやPORCHE、VWなども同様なモータレイアウトを採用する。モータ出力が小さいのはパワー指向と言うよりも加速時のアシスト的な感じで使うのではないだろうか。エンジンにとって加減速や負荷の変動は苦手な分野である。出来ることなら定速定回転運転をしたい所だが自動車用パワーソースとしてはそうは行かない。しかもその変化がかなり急激で、高負荷からいきなりエンジンブレーキなんて運転状況も珍しくはない。その過渡的部分をモータで手伝ってやればメリットは生まれる。
◆ トヨタは回生効率を上げるために苦労もしている。
回生を行うためにはフロントタイヤにモータをくっつける必要があり、プリウスは元がFFなのでそのままで良いのだがレクサスは困ってしまう。勿論レクサス自体をFFにする事は可能だが、他のFR大型車との仕様競争上では不利だ。そこで4WD化の道を選んだ。このクラスで4WDレイアウトを採用する例は少ないが4WD天国(駆動輪が多いほど良いとする国民性)の日本ではカタログを飾る効果もある。エキゾチックカーの世界でもウルトラパワーを路面に伝えるために4WD化したクルマはあるではないか、と。
しかし燃費にとって4WD化は敵である。動力伝達ロスなどが増えるので燃費は目に見えて悪くなる。例えパートタイム4WDだとして例外ではない。それでも回生効率の方を取ったのは、燃費テスト時に回生効果がメリットをもたらすからかも知れない。
◆ 欧州のハイブリッド車が4WDやFFになるのか否かは分からないのだが、少なくともS400はFRだと思う。ギリギリまで回生しようとかモータだけで走ろうとかと考えずに適度なバランスで約25%の燃費改善を行ったみたいな所だがレクサス並みの排気量を持つBMWの燃費改善率は15%前後に留まる。ちなみにレクサスLSの場合は排気量が増え、車重が増えているにもかかわらず3割近くカタログ燃費が良くなっており、かなり立派な数字をたたき出していると言える。
ふるさとケータイ(5/15)
◆ 総務省が推進するふるさとケータイ創出推進事業、自治体などがMVNO事業者となって高齢者や子供などにサービスを提供しましょうねと言うヤツだ。GPS機能などを使った防犯モデルなどを作ったり、地元商店街の活性化などを目的にするようだが、メリットがあるのだろうか。ディズニーモバイルを見て解るようにMVNOは魔法の合い言葉ではない。それを運用する側もネットワークを提供する側も相応の努力をしなければ商売にはならないのだ。自称ディズニーファンな人が言っていたが、ディズニーは安っぽくはないと。つまりタダトモだとかでタダを強調するSBMがディズニーケータイを売るのはけしからんと言うわけだ。まあこれが全てのディズニーファンの意見を代表しているか否かは別なのだが、自分の愛する?プレミアムブランドと通信事業者のイメージは合致していることが必要なのかも知れない。
◆ では自治体などがMVNO事業者になって何が出来るというのだろうか。公式サイトならMVNOで無くても可能だし、逆にMNVOで無ければ出来ないことは少ないはずだ。むしろシステム構築やその管理運営となれば多くの知識が必要になるし、専用端末の販売を村役場で行うとでも言うのだろうか。例えばSBMがEMネットワークを使うのは自前のネットワークではキャパシティが不足していてどうにもならないからだ。日本通信は独自の価格体系やサービスをドコモネットワークを使って展開しているが、おそらく現時点において最もMVNO事業者らしい動きを見せているのが日本通信だと思う。自治体などが行うふるさとケータイMVNOはもっともっと小規模であり、もっともっと加入者も少ないはずだ。そんなものを運営させて総務省は一体何を行おうとしているのだろう。新たな天下り団体を作るとか?予算だって1.5億円も取っているのだが、どうも目的がハッキリ見えてこないのである。
◆ 地域に特化した云々であれば、例えばiモード接続ポイントと帯域を買う方式でも出来るわけだ。これは既にドコモが提供しているわけで、いわゆる公式サイトなどはこの中に構築すればいいしプッシュメールだって独自ドメインで使える。端末やサポートその他は全てドコモが面倒を見てくれるわけで、何も敷居の高いMVNOを名乗る必要もない。加入者が接続先をiモードスタンダードに変更すればiモードの全ての機能が使えるようになるし、逆にそれを使わせたくなければそれを周知徹底すればいい(というか、老人が設定をいじれるとは思えない)。ドコモ以外の場合はこの辺りのネットワーク開放が出来るのかどうかは分からないが、そんな使い方もあると言うことだ。村内定額とか町内定額だって、定額通話を行いたい人がWILLCOMなりEMなり、準定額で良ければSBMに加入するなどすればいい。地域内で「みんなでSBMに加入しましょうね」とやり、法人スペシャルや民団プラン、賃貸住宅向けプランと同条件での契約をして貰えれば4千円の料金で2.6万円分の無料通話が付いてくる。ルーラルエリアと言うことでエリアカバレッジの問題はあるとは思うが、コスト的にはかなりお得なはずだ。
真空管(5/14)
◆ ブラウン管も姿を消そうとしているし、ブラウン管時代に最後まで残っていた高圧整流管も既に姿を消している。一方で管球アンプファンとかアナログレコードファンは存在するわけで、管球式アンプなども発売されている。と言ってもニッチな分野には違いないわけで、管球式アンプキットなんてものでも見える部分は真空管だけれど、小電力部分はOpAmpですよみたいな感じで、真空管ソケットもプリント板に実装されていたりする。真空管式の機器と言えばシャーシにソケットやトランスやラグ板なんかが固定されていて、そこの間をパーツや電線が這うのがそれっぽいと思う。というか安価なキットなどは誰でも失敗無く作れなければいけないしコスト制限もあるので基板化せざるを得ないのだろうな。
◆ 真空管はインピーダンスが高いのでスピーカをドライブするにはトランスが必要になり、コイツが重くて大きくて高額だ。理屈からすればカソードフォロワも出来ないことはないとは思うのだが、それでも8Ωをドライブする訳にはいかないか。真空管はリニアリティが良いので歪みが少ない。半導体でもリニアリティを良くすることは出来るがたぶん真空管の方が同じリニアリティを得るのならば効率の高いアンプが出来ると思う。しかしヒータなどが必要でその電力も必要だし、複数のバイアス電圧も要るので使いにくい面もある。真空管を動作させるための複数の電圧を安定化するか否かとか、特にスクリーングリッドはそこに電流が流れるので安定化したくなる。安定化にはネオン管のお化けみたいなスタビロって言ったかなぁ、なんかそんな、半導体で言うところのツェナーダイオードみたいなものを使ったはずだ。真空管というかコイツは定電圧放電管なので、そこに数mAから数十mAを流したときの電圧が150V±2%とか、そんな感じで使える。
◆ 半導体の安定化電源だとツェナー1本で済ませることは希だが、真空管の場合は逆に安定化電源を組む事自体が難しいので定電圧放電管だけで出来ていたりする。もっともオーディオ用のアンプにこれが使われているかどうかは不明なのだが、無線送信機などで安定度が必要な部分には使われていた。スタビロの名称は、それが固有名詞だった?のかメーカ名だったのか?たぶんそんな感じで定電圧放電管の総称みたいな感じで使われていたのではないかと思う。昭和ビジネスではないが、アンプに真空管が付いていてヒータが点灯さえすれば、実はPAはトランジスタで出来ていたとしても「さすがに真空管の音は良いよな」なんて言っちゃうような人たちも増えている昨今、特性云々ではなくスタイル命みたいな所は実際にあるのだろう。
◆ 勿論ホンモノというか、パーツを集めて自作するとかな人々も多いわけで、情報交換しながらシャーシに穴を開け、トランスや真空管ソケットを実装して楽しんでいる方もいる。昔は(真空管アンプにしても)ケースに入ったものが多かったと思うのだが、やっぱり今なら真空管むき出しがそれっぽいのかな。真空管のみならず、銀塩カメラとかもそろそろ消えゆく運命だし、レトロ趣味な対象としてのみ生き残って行く運命なのだろうか。
天の邪鬼(5/13)
◆ FX自動売買実験のその後である。最初に行った設定では見事に失敗した。成績が良かったプログラムを選んだにも係わらず大きな損失を出して終了となったのだ。そこで次に逆売買の実験をしてみることにする。売買プログラムが「買い」だと判断したときに「売り」を建てるのである。もしも売買プログラムの判断自体が怪しいのだとしたら逆売買の天の邪鬼作戦は功を奏するだろう。さっそくデモ口座を開設し、前回行ったのと同じプログラムで全てを逆売買に設定して様子を見た。1週間ほど観察していたのだが証拠金は減る一方だった。これはつまり、売買プログラム自体の的中率は5割前後であり、損失が出るのは利益確定までの待ちに比較して損切りまでの待ちが大きいからだと分かる。つまり100円でUSDを買ったとして、損切りラインは99円、利益確定決済ラインは100.5円だとする。この状態で売買的中率が5割だとすると、利益は50銭で損失は1円、それが平均的にくり返されれば順売買だろうが逆売買だろうが損失が出る。損は大きく利は少なくの典型だ。
◆ 次にくトップポートフォリオ、つまり今一番当たっている売買プログラムの組み合わせによる売買を試してみることにする。逆売買実験を行っていたときの証拠金残高は80万円にまで減っていたのだが、トップポートフォリオとやらに入れ替えて1週間が過ぎると証拠金は107万円にまで復活していた。常にベストなパフォーマンスを得るためには、常にベストな成績をたたき出しているポートフォリオに変えていかなければならないが、現時点では未だ変える必要がないというか選択したものがベストな成績を発揮している感じがする。いずれにしてもずっと放っておくだけではダメかも知れないので、少なくとも数日に一回くらいは売買プログラムのパフォーマンスを見直しながら入れ替えてみたいと思う。
◆ こうした自動売買で完全手間無しがもっとも良いには違いがないのだが、まあ週に1度のメンテというか確認で月間1割〜2割取れれば相当美味しいと思う。人間が必死に売買すれば月間100%の利益なんて事も夢ではないが、それには相応の時間も必要だし努力や勉強だって怠るわけにはいかないだろう。もちろん完全手間無しで行きたいというのであれば定期預金が良いわけで、これならリスクも最小限で年に0.5%〜1%の利息が得られる。儲けは多い方が良くてリスクは小さい方が良いと誰もが思うわけで、株や為替はともすると儲けが小さくリスクばかりが大きくなると言う事にもなる。為替で儲ける人に女性や主婦が多いのは、一つは主婦は時間があるので値動きを見ていられること、地道な売買や時に大胆な売買など男性は怖くて手を出さないような冒険も行う傾向にあることなのだそうだ。なのでリスクの面でも大きくなるのだとは思うのだが、証拠金を全部失ってハイそれまでよという点で考えると(証拠金がマイナスにならないとするならば)リスクの最大値は同じで、その間で大胆売買をくり返す人が大きな利を得ると言うことか。
iモード(5/12)
◆ 10年目のiモード、日本の携帯電話に於ける非通話ビジネスの元となったのは言うまでもなくiモードだ。当初ドコモもiモードがこれほどヒットするとは思わず、まあ多少使って貰えればいいかな的な感じでスタートしたそうだ。その為もあってか様々な独自仕様というか迷惑仕様というかが満載になっている。ドコモのクローズド網の中だけで使われるのなら良いのだがインターネットの世界や他の事業者と接続するとなると疑問な点も多い。iメールで感じた違和感は半角カナを平気で使うところであり、絵文字という名の独自コードを使う点、文字列エンコード方法などなどがおよそE-MAil(RFC)とは異なっている点だった。最近になってようやくiメールの中でしか使えないメールアドレス(アットマークの直前にドットがあるなど)の設定が禁止はされたが、既にこのようなアドレスを使っている人はそのまま使える。おそらくケータイ同士以外でこのような独自基準によるメールアドレスを使うのはかなり不便だと思うので、自然に減っていくとは思うが。
◆ FOMAになった時にメールシステムを変更することは出来なかったのだろうか。MMSが良いのかどうかは又別の問題もあるのだが、しかし世の中のスタンダードを見る目も必要だったのではないだろうか。ただ、時代は進んで何でも変換が効くようになってきたのも又事実でありLTEやIMT-Advanceで見た目はiメールだが中身は別物みたいな事も出来るとは思う。
将来的にSIMフリー端末になるとすれば、メールやクローズド網の問題は必ず出てくる。WebのほうはWAP2.0準拠であれば良いだけで、端末IDか電話番号でもチェックしてクローズド網へのGWを開けても良い。メールの場合もPOPアクセスやIMAPで行くのなら何でも良いとは思うが、ケータイのメリットの一つであるプッシュ配信を考えると難しい。海外のようにSMSをトリガに使うなんて手もあるにはあるが、便利なプッシュ配信に慣れてしまった日本人からすればMMSが最低限必要になるだろう。
◆ ドコモには他にもメッセージRやメッセージFなどのプッシュ配信メッセージ、Flashベースのiチャネルとか、その他様々なプッシュやポーリングのサービスがある。当然これらはスタンダードなIMT仕様外のものであるから海外のW-CDMA端末を買ってきても動作しない。一つはアプリで実現して事業者仕様を取り込む方法もあるがスマートとは言えない。じゃあ海外のケータイのように、iPhoneのようにハダカなもので良いですかと言われるとそれも困るだろう。
ドコモの場合は独自仕様で差別化を行ってきただけに難しいところであり、このあたりの開発が金を食っているのも又事実なのだ。こうした付加サービス自体もひっくるめてiモードと呼ぶならば、スタンダード端末仕様を採用することはiモードを捨てることになってしまう。結局メーカがSIMフリーな端末を出す事のネックがここにあり、海外とは事情が違うのだ。
車を洗う(5/11)
◆ この時期や秋口は車を洗うのに良い季候である。って、普段から洗車くらいはしていると思うのだが年に一度くらいは気合いを入れて掃除をしても良いかなと。確か昨年も同じようなことを書いたと思うわけで、まあ春と秋との年に二度でもあるいは今の時期だけでも良いとは思うが掃除をしてみては如何だろうか。この時期は湿度も適度に上がってきて埃やワックスの粉がボディーにまとわりつくこともないし、何より人間にとって楽な季節である。真夏の炎天下の、ボディに塗ったワックスから煙が出るような気温の時はダメとしても、最近のワックスなりコート剤は少々外気温が高くても低くても作業性が大きく変わるわけではない。そんな使用温度範囲の広いケミカルに比較すると人間の最適温度範囲は極めて狭いのだ。もはやケミカルの性能ではなく、人間の性能を発揮させやすい環境で作業をした方が良いのではないかと言うこと。
◆ 私は一足先にグラスガードを塗ってみたわけで、確かガラス系を使ってみたいと去年も書いたと思う。あの頃は数種類のコート剤がメジャーメーカから発売されていたのだが今は減ってしまった。使い切りが好まれないのか?それとも手間が嫌気されるのか。ワンボックスなどは洗ったりするのが大変そうだから持続期間の長いワックスなどを求める傾向が強いのではないかと思うのだが、オートバックスの店員によれば「そもそも車を磨こうなんて言う人はワンボックスに乗らないでしょう」みたいな事もおっしゃる。わざわざ磨かなくてもスタンドの液体ワックス洗車で十分だと言うのだ。特に淡色系ならそれで良いのかも知れない。洗いにくい形状だから持続性のあるワックスではなく、洗いにくいから自動洗車機でという事だ。ボディーケア用品の売れ行きはよろしくないようだが、車内掃除用品はそこそこ売れるのだとか。車内スペースが広いので掃除のしがいがあるのかも知れない。
◆ そんな、普段は自動洗車機派の方も年に一度くらいは気合いを入れて洗車というのはいかがだろうか。コンパウンドや粘土で処理すると、結構汚れが付いている事を実感できると思う。毎月やる気はしないとは思うのだが年に一度くらいは、の気持ちならば運動もかねて洗車が出来る。実際下地作りまでCLSクラスでも2時間は余裕でかかる。ワンボックスなど平面の多いボディーだとポリッシャを使えば効率が上がると思うが、曲面の多い乗用車だと結局は手作業部分が増えてしまうのと、それ以外の平面部分はさほど作業が大変ではないのでポリッシャ効果も限定的だったりする。適度な湿度のこの時期ならばワックスやコンパウンドの粉がまとわりつくことも避けられるし、オトーさんの運動にも一役買ってくれること間違い無しだ。
◆ 濃色車で艶重視なら間違いなくザイモールをお勧めする。意外に耐久性もあるし、下地を作った後でこれを塗れば艶にも満足できるはずだ。比較的高額なコーティング系ではブリスなども有名どころか。通常のブリスは4ヶ月の効果を謳っていて撥水性、Xやneoは最長12ヶ月の効果を謳う親水性らしい。艶的にもブリスは高い評価であり、F&Fでも機会があれば試してみたいとは思っている。グラスガードなどの使い切り系は割高感が否めない。私が塗布したときには大型車用を安売りで買ってきたが、CLSに塗布して半分以上余った。あらかじめ別の容器に移して分量を量って混合すれば半分だけ使うなどの出来るはずで、残りはまた重ね塗り用に使うなどすれば経済的だ。
SUV(5/10)
◆ 日本でSUVがブームになったのは10年以上前だっただろうか。猫も杓子もではないけれど、みんながSUVを買ってガラガラうるさいディーゼルノイズと黒煙にまみれながら走っていたっけ。米国ではライトトラックに分類されるこの手の車が何故日本のような道路舗装率の高い国で流行ったのかは謎なのだが、三菱などはシティーオフローダ等という訳の分からない言葉を創造したり、トヨタも外観がそれっぽいRAV4なんて車を発売したりした。そのRAV4に乗っていた人が足回りを壊したときに「この車は外観はそれっぽいですが無理して走ったら壊れますから」とディーラで言われたそうだ。外観ありきと言うことではホンダがプラスチック製のカンガルーバーを作ったっけ。自動車メーカは安全性がどうのこうのという一方で危険なカンガルーバーも売っていた。まあメーカに言わせると「ディーラが勝手に取り付けただけ」だったらしい。ブーム末期にはどんなジャンルの車も高級シフトが起こると言われていて、トヨタもランクルにV8を乗せて「セルシオ級」とかやっていたっけ。
◆ そのSUVブームは急速に萎んでしまい、次にワンボックスブームが来る。ワンボックスカーを乗用車的に使うなんて日本独特の文化だと言われるように、名前だけは米国風にミニバンと呼んではみるものの内容は全然違うものだった。可笑しいのはそれまでそのジャンルでは商用車しか持っていなかった(当たり前)海外自動車メーカが、急遽手直しして乗用車っぽくして売り始めたことだった。まあ国産車にしても今でこそ乗用車として設計されているものが増えてきたが、当時は商用車の改造だったわけだし。これのきっかけを作ったのがホンダで、しかしホンダは商用車を乗用車にしたわけではない。アコードのシャーシに背の高いボディーを乗っけて売っちゃった。元々がアコードのシャーシなので自動的に低床車になり、それが商用車イメージを壊したとも言える。
◆ そんなワンボックスブームも終焉かという時期に再びSUVが米国で売れ始めたとニュースになった。国内メーカもブーム終焉以来放ってあった各モデルをちょこっと手直ししたりした。世の中は欧州車を中心に高価格SUVブーム?みたいな流れもあったが、トヨタあたりが謳う高級を形にすると何故かデコトラ風に見えてしまうのが悲しいところだ。欧州製のSUVで目だったのはカイエンだろうか。その後X5,X6だとかも出てきてMモデルになるとか。GクラスだってAMGエンジンで500馬力級なんだけど… カイエンあたりはサーキットに持ち込んでみたいなテストもするわけだがどこか違うと思う。何でオフローダをサーキット?って感じがする。SUVがスペシャルであるためにはハイパワーエンジンは良いとは思うのだが、やっぱり走らせる場所が違ってるんじゃないかい?それとも車高の高い車の不安定さを楽しみながらサーキットを疾走するのが美しいとか?違うよな、やっぱり。まあそんな事を言っている間に米国不況が襲ってきてSUVブームどころの話ではなくなってしまったわけで、これまで開発に力を注いできたメーカは主要マーケットを失うことになってしまった訳だ。
相変わらず?(5/9)
◆ EMA(一般社団法人モバイルコンテンツ審査・運用監視機構)も認める健全サイトな筈のモバゲーやGreeが警視庁から出会い系サイトだと言われちゃった件に関して、SNSやコミュニティ各社は当該部分を削除したりしたと報じられたがEMA認定が取り消されるようなことはなかったようだ。もっともこれらコミュニティサイトのオヤブンがEMAの理事などに名を連ねているのだから当然か。その後もモバゲーやmixiなどに出会い系とおぼしき書き込みが絶えないのは周知の事実らしいのだが、EMA的にはそんなの知らないもんね、かも。mixiなどは出会い系コミュニティ?が人気だとかで、オフ会的な出会いの会も活発らしい。mixiは出会い系そのものでしょという女子高生もいるくらいだし、個人売春の温床とも言われている。
◆ EMAが認定しているから安全だと人は思うのかも知れないし、フィルタリングサービスに加入しているから子供が危険な目に遭わないだろうと思うのかも知れないが実態は違うと言うことである。一方で認定されたサイトは認定されないサイトに比較すれば大きな収益を上げることが出来るわけで、当然EMAに上納金を払うことも出来る。そもそもコミュニティサイトなどを出会い系と分離する事自体が難しいとも思われるわけで、それを安易に認定サイトとしてしまう事に誰も疑問を持たないのかと思う。まあカネ絡みだからそれが当然ですよ、えへへみたいな感じかも知れないが、じゃあEMAを基準に使う事業者はどうなのですかと言いたい。EMA的には健全サイトだが、警視庁に言わせると不健全なサイトは数多く見られるという。むしろEMA認定サイトは危険だと思った方が良いのか。
◆ 私は以前から書いているように、危険性の教育が必要なのであって危険なものをフィルタしようとしても限界があると思っている。この事件に関しては限界も何も利益第一主義なのだからどうしようもない。
なまじ健全だと認定してしまうものだから余計に危険性が増す。これが、アソコのサイトはちょっと怪しいけどねくらいに思われていれば、その中に怪しい書き込みがあっても「アソコのサイトは怪しいから気を付けよう」と思うかも知れない。が、ドコモのフィルタを抜けてこられるサイトだからきっと安全だろうなんて感じでアクセスすると酷い目に遭っちゃう、みたいな感じでどうにも宜しくない。
◆ これも以前から書いているが、ドコモ自身も無料を餌に客を釣るみたいな商売をしている訳だからどうしようもない。そう言えば最近ドコモお得意の無料広告を余り見なくなったような気がする。これは無料を謳いながらも実は無料ではなく、有料登録を行うと無料でポイントが貰えるみたいなヤツだ。一般的にこれは無料とは言わずに割引などと言うのだが、151に聞いてみると「ドコモではこれは無料だと考えております」とお答えを頂いた。これ、子供は本当に騙されちゃうわけで、有料登録するとそれ自体も無料になるのか?みたいな錯覚に陥る。もちろんこんな悪質な広告なのでJAROに教えてあげると、JAROも興味津々で話を聞いてくれた。最近この手の無料騙しが減ったのは、もしかするとJAROの功績なのかも知れない。
公害(5/8)
◆ 以前にも紹介したことのある電磁波公害に関してセンシティブなページだ。これは以前にも書いているが例えばアレルギー的な体質の方は特定の物質や条件などにきわめて敏感に反応することがあり、従って一般論的な判断が必ずしも正しいとは言えないだろうし間違っていると決めつけることは出来ないと思う。化学物質アレルギなどでも、通常の人は全く感じないレベルの物質に反応するわけなので、電磁波に敏感な人が居たとしても不思議ではないかも知れない。化学物質に関してはそれこそクロマトグラフィ級とか、電磁波だったら高感度スペアナ級のディテクタがついている感じになるのかも知れない。
◆ 当該ページのWebmasterは電車内の電磁波や自動車内の電磁波も計測されている。電車は大電流を扱う部分が多いので磁界的にはそうとうなものがあると思う。自動車も電子制御されているし、車内の信号伝送にはCANが使われているし、燃料ポンプなどはPWM制御されていたり、イグナイタにもインジェクタにもパルス電流が流れている。ハイブリッド車ともなれば誘導電動機やインバータに電池付きなのだから電磁波に敏感な方は近づきたくもないだろう。かといって昔ながらのキャブ車なんて見つけることは出来ないし、キャブ車にしたってイグナイタは必須なのだから、そうなるとディーゼル車くらいしか乗れなくなってしまうかも知れない。
◆ 携帯電話基地局に関しては反対運動も盛んに行われていたりするのだが、これはゴミ処理場建設と似たようなものがある。ゴミ処理施設は必要だし自分たちもゴミを出すのだが、そのゴミ処理場が家の近くに出来るのはイヤだという。ゴミ処理場反対運動と言えば杉並区が思い出される。同区にはゴミ処理場が無く世田谷かどこかにゴミを買い取って貰っていたのではなかったかな。そこで高井戸にゴミ処理場を作るとなったが付近住民は猛反対、結局この反対運動による利得がその後の何が何でも反対する的な住民運動につながったとも言われているのだが、首都高速の出口建設が遅れたりの影響も多大だった。そんな中でゴミ処理施設は完成し、ゴミトラックは莫大な費用をかけて造った地下道を走る(ゴミトラック通行公害抑制のため)という、これが正しい税金の使い方だったのかなみたいな事を思わないでもなかった。
◆ ゴミ処理場が出来ると、その廃熱を利用した温水プールなども出来、それまで反対していた付近住民がこぞってその施設を利用するために押しかけたという笑い話のような本当の話があったっけ。携帯電話基地局も同じように、自分の家から見える場所にこれが建つのはイヤだが自分の持っている携帯電話が圏外なのもイヤだ、みたいな。何を公害と呼ぶかなのだが、利便性とその公害とはペアになっていると思う。利便性を得たいが公害はイヤと誰もが言いたいとは思うのだが、なかなかそううまくは事が運ばない。あ、所で上でリンクさせていただいたページのWebmasterは低電磁波PCみたいなものを使っておられるのだろうか?電磁波測定器から出る電磁波ノイズは大丈夫なのかな?なんて、余計なお世話か。
学校と家庭(5/7)
◆ 平日に学校を休ませて一家で旅行するなどのケースが増えているという。以前に比較すれば国民の休日も連休も増えたし学校だって土日が休みで、高速道路も土日は安いからそれで良いような気もするがダメなのだろうか。もっとも海外へ行くなどであるとするならばみんなが休みの期間は価格が上がってしまうので学校を休んででも安いチケットをと言う気持ちがあるのかも知れない。保護者などにアンケートを取ると賛否両論半分半分みたいな感じだったそうだ。
◆ 私は個人的には学校を休ませるのには反対である。
学校はわざわざコストをかけて物事を習いに行っているわけだから、安易な都合で休ませるのはいかがなものか。逆にアルバイトなどであれば仕事先に迷惑がかからなければ(収入が減るのは自分なのだから)自分の責任で好きにどうぞと言えないこともない。ただ、調査結果が半々に別れたと言うことは結局どちらでも構わないと思っている人が多いのかも知れず、休ませたことで学校の授業に遅れたとしても塾があるから関係ないなんて感じかも知れない。特に小中学生の親となると進学推進派とそうでない派の考えたかには大きな差があることも事実であり、それぞれ自分の目標とする育てを実践している訳なので外野が何を行ったって聞き入れる耳は持たない可能性が高い。
◆ 中には学校を休ませて塾に行かせた方が良いという意見があったり、逆に公立なのだから欠席者のために余計なコストが加わるので欠席者は罰金を払わせた方が良いという意見もある。少子化によって親は今まで以上に熱心に子供を育てようとする傾向があるが、そもそもよく考えてみていただきたいのは「鳶(トンビ)は鷹(タカ)を生まない」訳で、自分の出来なかった夢を子供に託すのはまあ良いとしても、それを強制しちゃいけないと思う。自分の果たせなかった夢を託すのならば、何故自分がその夢を実現できなかったのかを良く分析するところから始めるべきだ。
◆ 遠い知り合いは若い頃は芸能人になりたくて何度もオーディションを受けたそうだ。が、残念ながら一度として審査に残れた試しがなかったという。
そして自分の子供も芸能界に入れるべく、片っ端からオーディションを受けさせ、写真を送り、芸能系の事務所に売り込みをするも全く駄目。彼女的には「何でウチの可愛い子がダメなの?!」ってな感じなのだが駄目なものはダメなのだ。それこそ街中でスカウトされて芸能界に入る人にはそれなりの魅力があるのだと言うことを彼女は気づいていない。そして悪いのはうちの子ではなく世間の方だ、「うちの子を芸能人と認めないのは頭の悪いアンチだけ」なのだとトンチンカンな理屈に走る。結局そんな勝手な、自分の周りしか見えない人が増えていると言うことで、そうなると平日に休ませようが何をしようが勝手でしょと言うことだ。そのあげく、平日休ませた代わりに休日に授業をやってくれなんて言い出す親がいたりして。
電子マネー(5/6)
◆ 電子マネーというか、例えばnanacoとかWAONはプリペイドカードチックな感じがする。nanacoはセブンイレブン系で使えるからどこでも使えるイメージがあるがローソンやミニストップでは使えない。従って電子マネーと定義するのには少し抵抗があり、WAONにしても同様である。この手の電子マネーというかプリペイドカードはチャージした金額の全てが発行元に入る仕組み(つまり、セブンイレブンでは使えるがローソンでは使えないという意味で)だから企業の収益性という面では有り難い存在な筈だ。逆に使う側からすると、確かにキャッシュレスは有り難い面もあるのは事実なのだが、そもそもnanacoをチャージするためにキャッシュが必要で面倒な感じ。クレジットカードチャージも出来るが、これも同社関連のものだけに限られる。
◆ どこでも使えるという電子マネーそのものとしてスタートしたのはEdyで、当初はドコモもこれを応援していたが今は廃れた。一つは取り扱い店舗が増えなかったことであり、その理由として取扱手数料の高さが上げられる。今やビットワレットも連続赤字計上企業であり、2001年設立以来黒字に転換していない。ドコモに見放された影響は計り知れないものがあると思うが、そもそもドコモにそっぽを向かれる運営をしたのは誰だったのか。
Edyなどの電子マネー全般がダメならば、それは世間が電子マネーを欲しがっていなかったとも言えるのだが、後発nanacoなどはものすごい速度で普及した。もうひとつは交通系と言われるSuicaなどだ。
これがなければ電車に乗れないから仕方ないと言うことでスタートするが、当初はJRの傲慢システムが嫌気されて普及が鈍かった。が、その後EasySuicaを機会に普及速度が急激に高まり、同時に電子マネーとしての利用も可能になったことからEdyを食う存在にまでなった訳だ。
◆ 電子マネー系は決済が比較的簡単なので店舗側としても導入しやすいはずなのだが手数料がネックになる。また電子マネー決済端末を導入するならクレジットカード対応にした方が効率的だという話にもなる。結局電子マネーは単体では余り意味が無くなってしまい、交通系などのように必須なサービスがくっついているからこそみたいな普及の仕方だと思う。
実際私はSuicaは使っているがEdyはもう使っていない。キャッシュレス決済はSuicaかiDで事足りる場合が多く、Suicaはチャージが必要なのだがiDはそれすらも気にしなくて良いので便利に使える。nanacoなどはポイントシステムがあるのでポイントカード+プリペイドカードみたいな感覚で、セブンイレブンやヨーカドーを使う人にはお得かも知れない。
◆ Edyもプレゼントキャンペーンとか色々やっていたようなのだが、今のままの経営状態ではそう長くは持たないだろう。昨年は人員削減策などを打ち出したようだが、結局の所発行枚数だけが多くて実際には余り使って貰えないという非効率経営状態に陥っている。これは携帯電話事業で言えば加入者は増えたがARPUが全然上がらないようなもので、カード発行の手間やコストがかかるばかりで実入りがないことになる。
新聞屋(5/5)
◆ 新聞屋の悪さは過去にも書いた。新聞屋と言ってもエロ記事を配信し続けた毎日新聞社とか、2ちゃんねるで荒らしをくり返した朝日新聞社のことではないし、政治介入しようとする読売新聞社のことでもなく勧誘員みたいな柄の悪い連中のことだ。新聞は売ることによって余程多くの儲けがあると見えて拡販に熱心である。以前ウチでは読売にも朝日にも営業に来ないようにと釘を刺したが(確か)朝日はこれを全く無視して電話をしてくる、訪問してくるなど特定商取引に関する法律違反をくり返した。その都度文句を言うも「私が違う部署から来た」とか「営業に来るなとは聞いていない」などと言い訳する。もうだいぶ前になるが朝日新聞から来たという勧誘員が断っているにもかかわらずなかなか帰らない。そこで「今から水まきをしますから、敷地内にいると水がかかりますよ」と注意を促すも帰ろうとしない。奴らにしてみれば、そんな事で引いたのでは営業にならないゼという事なのだろうが、私は何度か警告を発した上で水をかけた。それこそホースでたっぷりとかけるも、なかなか引き下がらない根性は見上げたものだがバカだと思う。
◆ 電話営業もものすごいものがあり、新聞は要らないというと脅迫じみたことまで言い出す始末だ。これも朝日新聞だったと思う。地域によってしつこさには差があるのかも知れないが、読売と朝日は特にしつこいイメージであり、そんな調子なので新聞を取る気はしないしそもそも紙の新聞に価値を見いだすことは出来ないと思っている。逆に電子配信的なものであればニュースの鮮度も保たれるわけで、以前に時事通信の号外速報を受信していた話を書いたことがあるが、有料でも価値があればそれを見ようという気になる。ニュースはなくてはならないものだと思うし、配信社の取材などによってそれが作られていることも勿論承知である。ただし押し売りはいけない。ニュースの必要度合いは各人で別のものだし、それを決めつけるのはダメだ。しつこいと言えば日経系の雑誌も相当しつこい。今でも日経系のサイトを見るには無料登録が必要だとか何だとかと言って個人情報集めに余念がないが、私は日経系のしつこさを知っているので本当の住所や氏名での登録は行っていない。一旦日経系雑誌の定期購読をすると、それの契約解除には相当なパワーが必要だ。
とにかく日経は「いらない」の4文字が理解できないようで、何だかんだと言いながら購読を継続させようとするばかりか、電話を切ろうとすると「有り難うございます。それでは来期分の請求書を送らせていただきます。」なんて事を平気で言う。勿論私は来期分の購読をしたいと言っているのではなく「いらない」と叫んでいるのに、だ。
◆ 悪質と言えばNHKもその代表格である。何しろ1件の契約を取るとかなりな額の報酬が支払われるわけで、徴収員も必死だ。というか徴収員の報酬のための受信料みたいな訳だ。何せ2ヶ月で約4.6千円なのだから高額だ。最近だと家族割引だとかの訳の分からないシステムまで出来ていて、家族がどこかで受信料を払うと芋づる式に取っちゃいますよみたいな事になっている。その受信料も最近ではWebサイトの構築費だとか韓国企業の検索エンジン利用料だとかに消えていっているわけで、やはり受信料という名目がおかしいと思う。
ゴルフ(5/4)
◆ 私はゴルフはやらないのでゴルフ事情に詳しくはないのだが、自動車のテスト記事などを見ると必ず出てくる(出てきた?)のはトランクにゴルフバッグが何個積めるとかという比較だ。ゴルフバッグに親しんでいる人には良いのかも知れないが、それを知らない人間が見てもよく分からない。というか自動車自体がゴルフ用みたいに考えられていた時代もあったと言うことなのだろうか。何でもかんでもゴルフバッグが積めなければ車ではない的な考え方が日本の車のディメンションを決めていたとか。確かにゴルフを行う人にとってゴルフバッグが積めるかどうかは重要だと思うが、ゴルフが目的な人はラゲッジスペースの小さなスポーツカーの類や超小型車は買わないような気もする。いや、狭い日本の駐車場事情からすると全てを一台で、みたいな感じなのか。例えばRRのポルシェにしても、狭いフロントトランクにゴルフバッグって入るのかなとか?今まで考えたことはなかったのだがどうなのだろう。2シータのフェラーリは?ゴルフバッグは積めるのだろうか?やっぱりゴルフバッグありきは違っていると思うわけで、これも日本固有の文化?!◆ だったらワンボックスでも良いはずだ。そもそも人間や荷物を運ぶ車なのだから、そのワンボックスにゴルフバッグを積み込んでゴルフ場に行けばいいと思う。と思ったら某自動車メーカがこんな問いかけをしていた。「その車でゴルフ場や、フォーマルな場所に行けますか?」と。確かに商業車チックなワンボックスをホテルの玄関に乗り付ける勇気は私にはない。ゴルフ場がどういう場所なのか分からないが、ワンボックスで行くには恥ずかしいところなのだろうか。前述問いかけは、高級車販売を推進する広告の一部なのだが、あれ?アルファードって高級車じゃなかったのかな?トヨタに言わせると。
ワンボックスブームの終焉と小型車人気の中、自動車メーカは利益率の確保しやすい高価格車を売りたいと思っているに違いなく、そんな車の利用シーンを想像させたいと思ったのだろう。
◆ 格調高いというか、まあ高級乗馬クラブ的な所を想像してみた場合にどんな車が似合うのか。格調と乗馬でイギリスを安易に連想してしまうから、やっぱりベントレーとか、そう言う車だろうか。ショーファードリブンでも良いし、ドアが2枚しかついていない車ならオーナ自らステアリングを握っても良いか。
ショーファードリブンならレクサスLSあたりも良いかもしれないのだが、でもあの車って何故あんなに車高が高いんだろう。ワンボックスブームまっただ中にあって、車高が高いことが魅力みたいな流れでもあったのだろうか。最近のモデルはちょっと新し過ぎる感じがするがジャガーも外せないかも知れない。
中身の多くはアメ車なんだけれど、この場合は見た目とブランドが効くということで。ランドローバってヤツもあるのだが、キャンプに行く訳じゃないから、多分似合わないと思う。まあ、こう考えてみるとジャガーだとかロールスってそれなりのブランド力を持っているのではないかと思う。ブランドというか歴史というか、ではブランドを作ろうとしたレクサスはどうなのだろうか。
小型が良い(5/3)
◆ 米国自動車業界は一体どうなるのだろうか。GMだったか?が発表したVOLTは日の目を見ることが出来るのか。米学者の研究によると電気自動車やハイブリッドカーは小型が良いというか、小型でないと効率的な車に仕上げるのが難しいのだという。確かにトヨタのハイブリッド車群の中でも燃費を売りにしているのはプリウスで、勿論他のハイブリッド車もそれなりの燃費は叩き出すのだが、一方でコスト上昇率が大きいためにエコではなくなってくる。大きな車に沢山の電池を積めば航続距離は伸びるのだが、どうやらその方法での航続距離延長法は効率的ではないとの事である。ではどうすればいいのかと言えば小型車で効率追求型の車を作るという、基本的なところになってしまう。小型にすることで電池もモータも小型に出来るからコストも安くなり、普及などを考えるとその方が良いと当該学者センセーは言う。
◆ 電気自動車としてはiMIVEがあり、最高速度が100km/h前後で航続距離は100kmに届かない。しかし充電インフラなどが整備されれば、少なくとも都市部ではそこそこ使えるようになるのではないだろうか。それこそカーシェア用としても良いとは思うのだが、しかしそれでも300万円の軽自動車は高いのか。当面は政府や自治体から補助金も出るようなのだが、スケールメリットが出て価格が下がってくるのはいつ頃になるのだろう。補助金を出すにしても限度があるわけで、そうなるとやはり小型車で出来るだけ安くと言う話になる。パワーや航続距離を求めるのは次の世代の電気自動車になるのかもしれないし、或いはFCEVの時代が来てからになるのかも知れない。
◆ 電気自動車の場合は電力会社がエネルギ源になるが、FCEVだと水素屋さんがエネルギ供給元だ。しかも軽自動車用程度のFCでも家庭用電力をまかなうには十分すぎる訳で、家で車を充電するのではなく車で家庭の電力をまかなう事が出来たりして。軽自動車クラスでも一般家庭の10件分は楽々だろうが、水素が安くないと話にならないな。ちなみに現状では高効率ディーゼル発電機を利用すると家庭用電力を購入するより多少安く電気が作れるが、大口電力として供給を受けると電気代が更に安くなるので大型自家発電をすれば必ずしもお得というものでもない。
◆ 大型自動車なり大型FCは様々な面で割高にもなる。安全性その他のコストも増えてくるし水素屋バッテリの貯蔵量の大きくなる。ちなみに電気自動車のバッテリがショートしたら、たぶん恐ろしいことになる。もちろん安全設計はされているはずだが、事故などで電池セル自体がショートするようなケースでは電池そのものの内部抵抗で電流が流れ発熱するので、特にLi-ion系の電池では管理が大変だと思う。携帯電話の電池ですら破壊テストなど一定の基準をクリアしなければいけないわけで、それが何十kW分も積まれていると思うと結構恐ろしい。
WBC(5/2)
◆ すっかり話題にもならなくなったWBCの話である。
決勝戦は延長にもつれ込むなど、普段は携帯電話内蔵のワンセグなど使ったことがないという人もWBCを視聴したという。と、まあ私はその程度としか思っていなかったのだが、各所では色々話題を振りまいてくれた人が居たようだ。FMヨコハマのお昼の番組を担当しているのは田邉香菜子さんで、元々は名古屋かどこかの放送局でDJをやっていたらしい。私自身もFMヨコハマは聞くのだが、田邊サンは今ひとつな感じがするので音量はぐっと控えめであり、このWBCの話題に関してもずっと後で知ったというわけだ。
◆ 何故田邊サンのDJが余り好きではないかと言えば、一つはいわゆるタメ口であり、何となく品がないからだ。タメ口でしかも早口なので何を言っているのかよく解らないこともあるし、自分の得意とする以外の話題では明らかな間違いもあったりする。もちろんファンにしてみればそんな所が又良いんだよね〜 みたいに感じられるのかも知れないので、あくまでも私個人の感想と言うことで。その田邊サンがWBCで日本が韓国に負けたときに「日本は韓国に敗れたのだから韓国を応援しよう」と提案した。勿論負けたと言っても完全敗退ではなく、その後トップにまで上り詰めたのは言うまでもない。この放送に対して当然ながら多くの反発があった。田邊サンは自身でもblogを開設しているようで、そこも炎上したそうだ。これに対してご本人は、書き込み者を特定して法的処置を行うとしている。
◆ 抗議のFAXも番組宛に届いたらしいが、それに対しても逆ギレして、田邊のことを批判するのは頭の悪いアンチだけ(と、似たようなことを)だと言うものだから火にはどんどん燃料が注がれた。田邊サンは抗議のFAXが2万通も届いたと言ったそうだがこれはウソだろう。
以前のblogに書いたかも知れないが、田邊サンは「ポテロングは芋のカス」と発言したこともあった。いくらスポンサーではないとは言ってもあんまりでしょ。
その一方でマクドナルドと吉野家に関しては絶賛だと言うことで、きわめて公平性を欠く発言であると問題視されている。そんな状態なのに何故FMヨコハマが田邊サンを担当から外さないのかという点も話題になったようだが、他には人が居ないのかな。私としては田邊サンがお休みの時にピンチヒッターを勤めてくれた日替わりDJ達の方が余程良かったと思うんだけど。
◆ WBC関係と言えば、あの古館さんも不適切発言を行ったようで、まああの番組というかアレは韓国寄りというかな問題も数々あるので致し方ないと言ってしまえばそれまでなのかも知れない。いずれの問題も日本だからこの程度で済んだのかも知れないが、韓国で日本を応援しましょうなんて放送したら大変なことになっていたはずだ。当の田邊サンは翌日の放送開始時に一言だけ謝ったらしいが、その後日本優勝に関してのコメントもせず状態だったと言うからふてくされていたのだろうか。リスナーに反感を買う田邊サン、一方でゲストに不快な思いをさせちゃった鈴木万由香サンもいたっけ。鈴木万由香サンが言った曲の感想に宮本さんがムッとする中、追い打ちをかけるように「ケンカ売られてます? いま」と言った万由香さん。それが宮本浩次サンの逆鱗に触れ 「ケンカじゃねぇだろ。おめえが売ってるんだ、このバカ」と言わせちゃう凄さ。アラフォーDJは荒フォ〜なのか。
街灯もLED(5/1)
◆ シャープはLEDを使った街灯で、従来の40W水銀灯タイプよりも照射範囲を広げたものを開発した。これは太陽電池板も付いた無商用電源タイプ(他に商用電源併用タイプもある)で価格は100万円なり。用途は商業施設や公園、学校などの照明用でクラスB規格を満足するのだそうだ。LEDの発光効率は蛍光管よりも低いのだが、光軸制御のしやすさなどで特定方向の照度を考えると配光設計がしやすいのかも知れない。蛍光灯や放電管に比較すると寿命が長いのもLEDの特徴で、シャープのこれは4万時間(10年分)の寿命が確保されているそうだ。ちなみに通常の直管型蛍光灯だと1〜2万時間、長寿命タイプで3万〜5万時間だと思うので一般品に比較すれば長寿命だが、長寿命品に比較すると余り変わらないと言うべきなのかも知れない。ただLED照明でも寿命に重点を置いた設計を行えば更なる長寿化は可能だと思う。ちなみに水銀灯は1万時間前後、ナトリウム灯でも1〜2万時間の寿命とされているのでこれよりは長い。
◆ 水銀灯やHIDの場合は点灯時に高電圧が必要になる(バルブにイグナイタが内蔵されたものもある)のでそれなりの点灯用機器が必要になり、銅鉄型のものだと相当重い。LEDの場合も定電流電源が必要にはなるのだが、今やワンチップの定電流パルスドライバが各半導体メーカから出ているのでコストは安いはずだ。この手のスイッチング方式のLEDドライバは、入力電圧が0.9V〜5V程度で動作する。太陽電池板付きの街灯となると鉛バッテリ1セルで2V、ニカドだと1.2Vなので白色LED点灯のためには電源デバイスが必須である。もっともシャープ製のこの街灯は12V/38Ahのバッテリ3個を使用しているらしいので降圧電源を使うのかも知れない。この合計114Ahのバッテリで連続2昼夜の照明動作が可能と言うことで、災害時などは昼夜問わず照明点灯状態に出来るとのこと。太陽電池板は120Wなのでフル充電には10時間以上かかることだろう。この街灯は1800lmの光束なのだが、184Wの消費電力で9500lmにもなる照明灯もある。
◆ 前回はPanasonicなどの照明器具を紹介したが、LED化の流れは更に加速してきている印象だ。街灯にLED照明を使うメリットは、短波長域の光をコントロールできるので虫が集まりにくいとも言われる。逆に短波長で犯罪抑止という話もあって、青っぽい光の照明を採用することで犯罪を抑止するというもの。日本では使われていないかも知れないが、海外での導入例はあったと思う。まあ青色だからLEDでなければならないなどと言うことはなく、蛍光管でもメタハラでも青色発色は可能ではあるが、寿命や明るさを考えるとLEDの方が良いのかも知れない。既にLEDによる街灯は全街灯の1%を越えるまでになってきていると言われていて、エネルギ事情に悩む中国でもLED街灯をどんどん導入していくのだとか。真空管が消え、ブラウン管が消え、もしかしたら蛍光管とか放電管の類もなくなっていくのかも知れない。白熱電球が懐かしいなぁ、なんて時代がさほど遠くないところまで来ていたりして。
VC