過去の雑記置き場


バッテリ(12/1)
無線LAN(12/2)
NASAが反論(12/3)
合理化(12/4)
移動体通信(12/5)
タダだから(12/6)
ニューモデル(12/7)
大型車(12/8)
N-03A(12/9)
マルチメディア(12/10)
着うた(12/11)
観測衛星(12/12)
放送(12/13)
CW(12/14)
メガソーラ(12/15)
メカなもの(12/16)
ビスマルク風(12/17)
ドアロック(12/18)
ダイソン(12/19)
LED電球(12/20)
フィルム(12/21)
ADSL(12/22)
年寄り(12/23)
CCS(12/24)
三菱自動車(12/25)
電話番号(12/26)
デザイン(12/27)
DVD(12/28)
車検(12/29)
Windows7(12/30)
今年も一年(12/31)

VC

今年も一年(12/31)
◆ 今年も一年間多くのアクセスを頂きましてありがとうございました。

◆ 今年はvaioのファンが壊れてDellのデスクトップに変えたというのがPC環境の変化だっただろうか。それに伴ってネットワーク速度が上がり、無線LANのAP不調が発見され、12月はじめにKAMOMEさんのネットワークパフォーマンスが大幅改善され、という感じ。遅い状態から一気に改善されたので使い心地は随分違う。遅くなっていくときには徐々に変化していくのでわかりにくいが、いっきに改善されると感激も大きい。この状態が長く続けばいいのだが、日ごとに増えるトラフィックに対処するのは大変だろうな。

◆ 世の中は昨年秋の米国発不況が続いて円高は84円台まで進んだ。一旦回復基調に入ったように見られた日本経済も、プライド第一の日銀の方針の前にデフレ傾向が顕著になる。おそらく来年に為替レートなどが回復しなければ、相当厳しい年になるのではないかと思われる。トヨタなどはプリウス人気に支えられてはいるのだが、デフレ傾向になればそのプリウスは高嶺の花となってしまう。ゼロ金利政策と豊富な資金供給を行えばいいと思うのだが、それは日銀総裁のプライドが許さない。日銀としては日本の経済や日本人の生活などは二の次で、まずは自分の立場が強くなくてはと言う感じなのだろう。公務員給与は大企業でそこそこのポジションの従業員基準だという。それは公務員がそのくらい偉いからと言うのが理由だそうだ。なので民間給与とかけ離れていても当然というか、そもそも下々の者と同じ給料じゃやっていけないよと言うのが彼らの意見だ。ここをもし、景気比例型給料にしたらどうなるだろうか。基準GDPを決めて、それ以下なら給料を減らすという具合に。そうしたらたぶん金をばらまいてでもみかけのGDPを上げるんだろうな。

◆ 昨年末はSBMのメールシステム大トラブルで大事だったっけ。果たしてこの正月はどうなるだろうか。昨年のトラブルを経験として改善が図られるのが普通だと思うし、SBM好きな人もそう言っていたような気がする。
無線系の云々ではなくメールサーバの話なのでカネさえかければ何とでもなる。もっとも、暮れと正月の一時的なトラフィック増にカネなどかけられないというのなら別だが。そんなSBMの契約の全ては解除してしまったので今年の状況は自分では確かめることが出来ない。ドコモは毎年多少の制限は受けるのだが通話や通信が出来ないほどではない。まあ加入者数の増加割合もたいしたことがないから特に問題はなさそうな感じ。

◆ 年末年始を田舎で過ごすために高速道路走行中の方がいるかも知れない。最近は無謀な若者の車に注意ではなく、逆行してくる老人車に注意だ。PAでもSAでも高速道路本線上に車を止めて反対車線まで横断しちゃう人とかも居る。何が起こるか分からない、まさにそんな感じの高速道路なのでご注意を。年末年始も意外に交通事故は多く発生する。正月早々面倒なことにならないように、こちらもご注意いただきたい。



Windows7(12/30)
◆ この休みの間にWindows7化をしてみようと思っていたのだが、鉄が冷えた感じ。何となく面倒だと思うこと、動かない或いは動かなくなりそうなアプリの問題などが気になり、それが面倒さに拍車をかけている。この雑記などはNetscapeNavigatorGoldのエディタで書いているわけで、これって相当昔のものだ。
別のエディタで書くのはかまわないのだがこのエディタが生成するコードをアテにして自動編集するような仕組みがあるので変えたくないのだ。当然古いソフトなのでWindows7では普通には動かないだろう。
JavaScript関係もこのエディタを通して編集してしまうと壊れるし、そろそろ潮時だよなと思いながらもこうして使い続けている。トップページ以外の他のページが改行ではなく段落で出来ているのもこのエディタの癖だからだ。

◆ mobile2pcはWindows7版が出来て機能が充実したようだ。プロセスが落ちちゃった場合に自動再起動してくれるあたりは親切だといえる。以前はmobile2pcが通信しなくなるような死に方をしていたのだが、最近はそれもなく安定している感じ。まあmobile2pcが死んだとしてもiRemoteが生きていれば回復させることが出来る。秋口だったかに書いた、VGAドライバが原因でWindowsが死んじゃう件はVGAドライバを最新にすることで回避できていると思う。これは青い画面で止まっちゃうのでハード的に電源を切るなどしないとPCは生き返らない。最初はメモリがおかしいのかと思ってテストするも異常は発見されず、そうしたらWindowsUpdateとのかねあいで不具合が起きる可能性があると言うことが分かり、専用パッチを当てたが駄目。結局はIntelのビデオドライバを最新にして以降障害が起きていないのでドライバのせいというか、ドライバとWindowsの相性だったのかなと思っている。

◆ Windowsも以前に比較すれば安定になったと思う。OS自体が落ちることも少なくなったし、アプリが異常終了することも殆ど経験しなくなった。当初は全く以て酷い代物だったのに、様々なノウハウの蓄積や改良が功を奏した格好だろう。なので異常終了があると一体どうしたことだと驚いてしまう。これはハードウエアの異常かなと、従来であれば真っ先に「Windowsだから仕方ないな」と思ったのだが最近は違う。まあWindowsUpdateが起きると再起動を強要されるのは相変わらずなのだが、そういえばubuntuも再起動しろとか言われるよなぁ。再起動もさっさと行われるなら良いのだが起動時間が何ともダルい。それにサーバ用途なんかだと再起動すらしたくないと思う。特に24時間稼働のサーバだと数分の停止も許されないような。

◆ 再起動と言えば、ケータイもソフトウエアアップデート後は再起動するんだよな、自動で。ちなみにドコモの場合はソフトウエアアップデート中でも音声通話(着信)は可能だがSBMの場合は何も出来なくなってしまう。アップデート時間が長いだけに着信も拒否されるのは結構辛いかも知れない。



車検(12/29)
◆ CLSも早いもので3年目を迎え、車検に出した。BENZの場合は3年保証が付いているのでその関係もあって初回の車検はディーラに出すことが多いと思う。まあ無料整備だけをやらせてユーザ車検という手もないわけではないのだが面倒だ。車検の費用の殆どは保証期間内なので無償になるが、それでもパック料金的にカネは取られる。バッテリ交換するとお得ですよとか、結局そのくらいしかカネの取れる部分がないわけだ。
今のところ別に欲しい車もないというか、世の中車離れが叫ばれている中で燃費の悪い車に乗るのは悪だみたいな感じもある。なのでもうしばらくCLSに乗っていようと思う。次の車検か、次の次の車検の頃には日本の自動車環境は変わっているのだろうか。

◆ 走行距離は4万弱だがタイヤの山は未だ少しあった。でも減っているのは確かだし走行ノイズのうるさいコンチネンタルはどうにも気に入らなかった。未だ溝があったとしても取り替える機会があればきっと変えていただろう。そのタイヤ溝が少なくなったとヤナセに言われて、待ってましたとばかりにアジアンタイヤ(!)に交換したことはblogにも書いたとおりである。今後も機会を見てアジアンタイヤには触れてみたいと思っている。現在使用しているものは「ナンカンAS-1 255/40R18」ってヤツで、PL保険に入っているから安心ですみたいな売り方をされているところが余計に怪しい。PL保険に入らないといけないようなシロモノなのか。いずれにしても安い。安すぎるほどに安いので、ここまで安ければSBMの8円ケータイ同様多少の難は我慢できるし、例え寿命が1万キロしかなかったとしても損した機分にはならないのである。何しろヤナセ価格4.5万円のコンチネンタルが4万キロしか持たなかったのだ。

◆ アジアンタイヤと一口に言っても、中国製アリ韓国製あり台湾製アリで様々な上に日本製の激安品もある。一般的に言われているのは、これらタイヤメーカは有名メーカ品のタイヤを作っている下請けがアルバイト的に作っているみたいな話だ。まあ中国製などと来たらどこかで見たことのあるようなトレッドデザインだなみたいな感じで、少なくとも外観的な問題はないと思う。タイヤメーカは巨額の開発費や設備費用を負担しているわけで、もしもしれを省いたらと言うか材料費と加工費だけに多少の利益を加えただけなら価格は十部に安く出来ますよというものなのか、或いは常識的な材料で常識的に作るとこの程度のものしかできませんよと言うことなのか。確かにゴムの材料などに関しては各メーカ共に企業秘密ではあるのだが、中国などでは電話機メーカにしか供給しないLSIが街で買えたりするような土壌?なのでタイヤだって何があるか分からない。ゴム屋さんは平気で横流しするかも知れないし、プレス機の金型だって同様だ。

◆ 車検の話だった。車検と時期を同じくして3年保証が切れるが、追加の保証サービスにはいることも出来る。これは消耗品は保証外と最初に付いてくる3年保証よりも内容は薄いが料金は2年で26万円くらいだと言っていたかな。CLSはこの3年でリコール以外不具合を起こしたことはなかったので追加保証にも入らなかった。なんて言っていると大きなトラブルが待っていたりして。



DVD(12/28)
◆ 年末年始にDVDを借りてという人も多いだろう。最近ではアクトビラなどのオンライン系やPCベースでのオンライン有償コンテンツなども増えてきている。
一方で宅配系、従来型の店舗系レンタルビデオ店も健在である。宅配系は比較的リーズナブルな価格で手間もないのだが、人気作品などはまず借りられない。借りたいものの予約リストに新作ばかりを並べておけばやがて順番が回ってくるが、不人気作品を混ぜておくとそれらが先に配達されてきて人気作品にたどりつかない。そしてやがてその人気作品が回ってくる頃は、人気作品の人気が落ちて来る頃だったりする。

◆ 店舗型レンタルビデオ店にしても人気作品は出払っていることが多いのだが、そんなものばかりだとその店は客が減ってしまうのでレンタル在庫を増やすなどの対策を取る。オンライン系は殆どの場合そのようなことはないのだが、従来のフレッツ配信ビデオなどはいつアクセスしても「アクセスが集中しています」となっていて観ることは出来なかった。私は無料の時に試したのでそれでも我慢できたが、月額課金されている状態だと文句も言いたくなるだろう。そもそもオンライン閲覧の価格は高いのではないかと思う。宅配レンタルにしても店舗型にしても比較的安価というか価格競争があるというかな感じなのだが、Gyaoは300円以上したかな。しかもYahooになってからフル画面閲覧できない状態が続いていたが今は直っているのだろうか。

◆ やはり大画面テレビで観るのとPCのモニタで見るのは違うというか、テレビにPCを接続すればいいとは言っても面倒だとか、物理媒体を借りてきた方が価値があるような気がするとか、そういう意味でオンラインコンテンツの価格は上げにくいのではないだろうか。これがデータ容量の少ないもの、たとえばソフトウエアのオンライン販売ならば回線料もたいしたことはないだろうが、DVDレベルのデータをものすごい数送り出すとすると設備側のサーバや回線費用も馬鹿には出来ない。ネットワークと伝書鳩のどちらが速いかみたいな競争があったが、たとえば1TバイトのHDDを東京から大阪まで送ると約1日、100Mbpsの回線をフルに使って伝送すると22時間で同じくらいになってしまう。DVDの場合はテラバイトではないが、動画伝送を考えた場合の伝送路コストと物理的輸送コストはどちらが得なのだろうかという話だ。
ちなみにギガバイトの帯域が保証された線を引こうとすれば月額数百万円はくだらない。これに設備やサーバ、それを置くスペースだっているし管理コストもかかる。

◆ 宅配レンタルでは送料が変わらない範囲(たぶん)で複数枚のDVDを送ってくる。届くのはトラック便で返すのは郵便だが、もしかするとオンラインでデータを送るより安いのではないのか。ブロードバンド常時接続が始まった頃には盛んに有線が安いか無線が安いかと議論されていた。ラストワンマイルを無線化したらどうかという話で、これに手を出して孫さんは失敗している。



デザイン(12/27)
◆ 携帯電話にしてもノートPCにしても、製品として熟してくると外観デザインなどが重視されてくる。
もちろん機能的でなければならないわけだが、成熟期にはいると機能や信頼性はどれも同程度となるために差別化が外観デザインなどになってしまうわけだ。私はvaioを2台使っているが、SONY製のPCが優れたものではないことを十分承知している。
今は良くなっていると思うのだが数年前のモデルでは無線LAN接続で10Mbpsしか出なかった。充電しっぱなしだとバッテリは壊れるし、しばらく使っていればCPUファンも止まってアチチになる。信頼性はまさしくSONYの民生品レベルなのだ。しかし、それでも2台買ったのは欲しくなるような外観だったからだ。信頼性の低さは理解している、しかしこれは欲しいかも。そう思わせるような魅力がSONY製品にはある。

◆ PCでもデスクトップはデザイン競争は少ない感じがする。多色展開などを行っているメーカはあるが、持ち歩くものではないだけに外観は余り重視されないのではないか。持ち歩くと言えば携帯電話で、これのデザインに手を入れたのはauが最初だ。その後ドコモも追従するが今ひとつな感じは否めない。たしかN904iはイタリアかどこかのデザインだったと思った。弁当箱を重ねたような所にヒンジを目立たせたデザインで賛否両論あったが私は悪くないと思った。デザインされていないようなデザインというか、ごく普通のなんでもない感じがしたからだ。ただしデザイン優先のためなのかヒンジの剛性が著しく低かったのはマイナスだった。オレンジや黒という派手な配色も、もしかしたらイタリアの強い陽光の下では映えるのかも知れないが日本ではちょっと。

◆ 自動車にしてもそうなのだが日本製のデザインはあまりパッとしない。もしかすると、他人と同じものを好む日本人の特性が、同じようなデザインの車なりを増やす結果となり個性的ではなくなるためなのかも知れない。あのレクサスにしたってトヨタデザインそのものなのだから魅力半減だ。トヨタと隔離されたブランド展開を行うのであれば、レクサス専用のデザインがあっても良いのではないのか。いわゆる工業デザインという分野は未だ日本では中途半端な存在なのかも知れない。いや、中途半端というか人間工学やら何やらに影響を受けすぎるために本来のデザインよりも機能に傾きすぎるのか。たぶん外観デザインってもっと自由なものだと思う訳で、iidaの一部のモデルなどはその線を行っているのかも知れない。

◆ 工業製品と言えば何でも工業製品になってしまうのだが、住宅や家具などに関しても同じようなことは言えないだろうか。住宅に関しては日本の家の広さでは贅沢なデザインが出来ない。贅沢というのはいわば遊びの部分であり、何でもかんでもきっちりぎっしり詰め込まなければならない、さらに量産化が容易な工場生産モデルとなるとプレハブ住宅の限界がそこにやってくる。



電話番号(12/26)
◆ 電話番号にこだわりを持っている女性が居た。何が何でも03から始まる番号ではなければイヤだと言う。その方は東京以外から出てきた人で、03から始まる電話番号こそステータスなのだそうだ。
その方はケータイの番号にもこだわりがあって、現在は090-313-を使っている。この313は古い番号なのでケータイを長く使っていた雰囲気があり信用されるのだそうだ。というか、ご本人の中ではそう思っているのだろう。この番号はどこかで買ってきたようで、特に良い番号ではなかったので高額と言うことはなかったと思うがさすがに価格までは聞かなかった。

◆ 先月iPhoneを解約してその番号をドコモに持ってきたことは以前に書いたとおりなのだが、これはMNP代を払っても良いかなと思うような番号だったからである。まあ売られている番号ほどのものではなく、逆にそんな番号の持ち主は「売ってくれ」コールに悩まされるというのだから良いのか悪いのか。商売をしている人などは覚えやすい番号や語呂合わせの出来る電話番号が欲しいと思うだろう。大量に回線契約する場合にはNTTも融通を利かせてくれるが、普通の会社の数十本レベルの回線数ではどうにもならない。そこで加入電話の番号でも番号やさんの出番となるわけだ。でも地域的な問題があるはずで、どんな仕組みになっているのかは今ひとつよく分からない。

◆ ダイアル式電話全盛時代には1111などの早くかけられる番号が良いとされてきたが、今はプッシュボタンだから1だろうが0だろうが関係ない。海外などでは日本風数字の語呂合わせではなく、たとえば数字の[2]はA,B,Cに割り当てられているので、ABCストアだったら222-7867 とかそんな感じが良いのかも知れない。上の子の携帯電話番号は音楽情報サイトだと騙されて出会い系に番号を知られてしまったので変更した。当時は変更すると言うことがおおっぴらに出来なかったのだが、今は有償のサービスとなっていて2千円を払えば変更が出来る。この変更もあって上の子の電話番号が変わり、090-90xxxと続く番号で覚えやすいなと思ったのだが本人は余り気に入っていないようだ。

◆ 数字をそのまま覚えた時代とは異なり、今は殆どがメモリ登録されている。従って電話番号の数字列そのものの持つ意味は従来ほど大きくはないと思うし、MNP開始後には電話番号から事業者を推定する事も難しくなった。おそらく前述女性などに言わせればドコモの番号は価値があってそれ以外は駄目みたいな話になるのだろうが、今では完全に無意味である。
そんな中でも連番などに高額が付くのは自己満足的要素が大きいからなのだろう。香港あたりの自動車のナンバープレート番号のように、解約しない限りずっと持っていられる電話番号を自分の好みにするというか「良いだろこの番号!」と誰かに教えたくなる快感。そのために数万円なり数十万円なり、もっと素晴らしい番号だと数百万円も払うというわけだ。



三菱自動車(12/25)
◆ どん底からはい上がれるのか。三菱自動車が頑張っているというのだがその理由は何なのか。そもそも三菱不振はパジェロ衰退から始まった。SUVが無限に売れると思われていた頃、パジェロと名が付けば売れるとばかりに新型車開発を怠った。パジェロミニとかも作ってみた。ブームの時はどんどん売れた。SUVの代名詞がパジェロだった。黒煙を吹き出しながら走るパジェロが格好良かった。都会人にもオフロード車をと拡販し、シティオフローダという言葉までも作った。しかしブームは去った。
一気にSUVは売れなくなり、三菱は売るものが無くなってしまった。リコール隠しも発覚すれば、それまでの黒煙大量排出ディーゼル車の登録も出来なくなった。SUVから離れた人も、きっとまたデカい車に戻ってくるとワンボックスを改良したが売れなかった。時代は三菱以外の方向を向いてしまったのである。

◆ ダイムラーとの提携や技術供与、欧州でのGDIエンジン普及なども企業信頼度の低下から解消になった。唯一軽自動車の[i]が遺産として残った。そのiを電気自動車化して試乗会などを開催し客を集めた。これは成功した。折しもエコがブームになる時代、日本初のLi-ion電池搭載量産型電気自動車に試乗しようと多くの人が集まった。だからといってiMiEVが売れるわけではないのだが、三菱車の売れない時代に三菱車を保有してきた人たちの車はみんな古い。そこで代替補助金その他を活用した売り込みを行ったというわけだ。来年には新たな小型SUVを出すらしいが、ここに来て未だSUVにしがみついているのかと思う。おそらくは米市場向けに開発したものなのだろうが、悲しいかなリーマンショックで米国のSUVブームも霞んでしまった。そうは言っても作っちゃったんだから国内で、みたいな感じで省燃費タイヤを装着したりのにわか低燃費車に仕上げたのだそうだ。

◆ このエコカー減税は宣伝効果が大きくBENZもEクラスのE250CGI(1800ccターボ付き204馬力)が減税対象車にり売り込みに力が入るのだが… やはり燃費基準はクラスごとではなく絶対燃費で考えるべきだろう。まあデカい車が売れないと収益率が改善しない自動車メーカは、絶対燃費で考えることに猛反対したと思うのだが、違うと思う。確かにクラスの中で低燃費を謳うのには意味があるが、炭酸ガス排出抑止であれば絶対燃費以外にはない。
同じ1800cc+過給器付きエンジンにしても、Cクラスに乗せるなら車重も多少は軽いのでエコカートまでは行かないけれど大型車よりは良いのかなとは思うのだが、Eクラスにこれを乗せても誰もエコだとは思わないだろう。
いや、思うか思わないかという問題ではないが、思わないのはやはりデカい重い車に見えるからなのだ。いくら減税対象だと言ったってワンボックスがエコカーには見えない。それと同じ事だ。

◆ 三菱もせっかくの電気自動車なのだから、SUVみたいなエコカーに見えない車を作るよりも本当のエコカーを開発して貰いたいものだ。不景気の中にあって、これまで低迷していた自動車会社が巻き返せるチャンスがこの辺りにあるのかも知れないのだから。



CCS(12/24)
◆ 炭酸ガスを吸着分離して貯蔵するのがCCS(CarbonCapture and Storage)だ。北欧や米国では既にCCS施設が稼働しているが、多くのコストが必要と言うことで効率が良くないとも言われている。CCSは工場排気などをアルカリ液体などに通す。この液体は炭酸ガスを選択的に吸着し、その液体を今度は加熱すると炭酸ガスをはき出す。この炭酸ガスを地中深くに圧入?してしまおうというわけだ。圧入された炭酸ガスは気体としては存在せず、長い時間をかけて鉱物などに吸収変化すると言うからダイアにでもなるかな。この地下への注入は深度1,000m以上の場所だそうで、このあたりって無理矢理温泉を掘る深度に合致しそうだ。あちらで炭酸ガスを埋めてこちらで温泉を掘ったら炭酸泉が出ましたなんて。

◆ 現時点でのコストは炭酸ガス1tを処理するのに5千円から1万円ほどかかるそうだ。炭酸ガス取引では1tあたり2千円程度と言われているので、さらなるコストダウンを進めなければ商売にはならない。もちろん商売ではなく国のプロジェクトとして、それこそ炭素税の使い道として研究や実証実験を重ねるのは良いことだ。ただしこの手のプロジェクトとなると利権を狙った醜い争いが起きることになっているから、各省庁と天下りが暗躍するに違いない。食い物にするなら税金ではなく炭酸ガスをと言いたいところだが奴らはカネにしか目がない。炭酸ガスの処理に関して過去に深海に注入するという話もあった。
海水は炭酸ガスが溶けやすく過剰に溶けた炭酸ガスは海水中のマグネシウムやカルシウムイオンと一緒になって炭酸マグネシウムや炭酸カルシウムとして沈殿する。或いは珊瑚などに消費される。炭酸カルシウムなどは海底の濾過バクテリアや硫化によって酸性化した土壌で溶けて炭酸ガスに戻る。

◆ 地球温暖化が起きたから海水中に溶けていた炭酸ガスが大気中に出てきたのか?それとも炭酸ガス濃度が上がったから海水温が上がったのか。これは両論あるようなのだがいずれにしても炭酸ガス濃度は高くなっている。これを海中に埋めるのか地中に埋めるのか、北欧のように海底の地下に埋めるのが良いのか。炭酸ガスを固体化して宇宙に捨てる案もあったがこれだと1tあたり1億円くらいかかりそうな気がする。炭酸ガスを固めた、つまりドライアイスで出来たロケットを飛ばすみたいな事でも出来ない限り宇宙に捨てるのは無理がある。地中封入派の人は、そもそも石油は地底にあったのだから炭酸ガスも地中に返すのが正しいというのだが本当にそうなのだろうか。

◆ 地球温暖化で永久凍土が溶けちゃって陥没が起きているとか、世界では様々な変動が起きている。世界中の国が地中に閉じこめたものすごい量の炭酸ガスがブシュッと吹き出したら怖いな。星新一の小説ではないが、何でも飲み込んでくれる無限に深い穴を便利なゴミ箱として使っていたら、やがて最初にその穴に落としたものが空中から降ってきた、みたいな。



年寄り(12/23)
◆ 高齢化社会が進んでいる日本だが、果たして今後どうなっていくのだろうか。年寄りはしつこいと言われる。しつこい、くどい。って事はしつこくてくどい社会になっていくのだろうか。では何故年寄りがしつこいのか。人間というものは絶対的価値判断が苦手なので、常に何かと比較して判断する。その比較対象のもっと身近なのが自分であり、他人も自分と同じではないかと考える。若いヤツは1のことを言うと5位の所まで様々な想像をしたりして、それが想像力や独創性になるのだと思う。所が老人になると1の事を言っても0.2位の所しか理解しない。それこそ8倍速のCD-Rに32倍速で書き込んでいるようなもので、何度も書かないと色素が変化しない。自分がそうだから、きっと他人の色素も変化しにくいのではないかと考えて、何度も何度も書き込む。すなわちしつこいわけだ。

◆ 実はこの事に気づかなければならない訳だが、悲しいかな老人は気づく能力も劣ってしまう。なのでしつこい自分に気づかない。勿論全ての老人が物わかりが悪いわけではないのだが、避けられない老化は誰の身にも降りかかってくる。例え自分の衰えが認識できたところで、公共交通機関のないエリアでは運転せざるを得ない場合もあろう。
危ないな、運転したくないなと思いながらもステアリングを握らざるを得ない老人と、自分の危なさに気づかぬまま普通に運転する老人はどちらが幸せなのか。こうした老人を助けるようなITSなりが開発されたとして、ITS費を払って安全を買おうとする老人とそんなのは要らないオレは安全だと勘違いする老人、何か不公平な感じがする。

◆ 不公平と言えば環境税が不公平だと言っているコメンテータが居たっけ。ガソリンの暫定税率を廃する代わりに、それより多少安価な炭素税をかけるというもの。炭素税は軽油にも石炭にもかかるので電気代が値上がりする。しかしガソリン代だけは暫定税率より炭素税の方が安いのだから得をして狡いというのだ。数字だけ見るとそうなのだろうが、車を買って消費税を払い、車を買って重量税や取得税や自動車税を払い、その自動車本体にも炭素税分が含まれているのだから、その時点で充分課税されている。この理屈だとタクシーに乗るのは得で電気自動車に乗るのが損なわけで、でもTVのコメンテータってこんなものなのかな。

◆ でもTVでこう言うと老人は信じてしまうかな。振り込め詐欺などにも引っかかる弱さもあるし、一方で頑固爺などと言われる面もあるし、例の枯葉マーク事件?というか枯葉マーク圧力もあったし、おそらく老人社会は若者にとっては住みにくくなってくるだろう。そこで厚労省は後期高齢者分離作戦に出たのか。役人にとって見れば生産性の失われた人間はゴミ以下なんだろうな。自分たちは天下りがある限り生産性は損なわれず、生産性が損なわれる頃には巨額の財産を手にしているのだよ、わはは、ってな所か。



ADSL(12/22)
◆ 私はADSLを使ったことがない。以前からISDNを引いていたのでアナログ回線に戻すのが面倒だったと言うのがその理由でもあり、やがてFTTH+ひかり電話になった。ADSLはFTTHよりも安価なのだが、YBBなどは逆に高かったりする。するとADSLより安いFTTHみたいなイメージが出来てFTTHシフトが起きている部分があるのではないかと思う。YBBは安いというイメージが残っている訳で、しかし価格を見てみるとYBBもFTTHもたいして変わらない。なんだFTTHって安いじゃないかという流れである。もちろん他社のADSLに乗り換えた方が安いに決まっているのだが、イメージの問題で。

◆ これはSBMでも同様に、安い/安っぽい/タダをキーワードに拡販を続けている。なのでSBM=安いというイメージが形成され、SBMからのメールはタダに違いないと思いこみ(先月のSBM解約時にもこの件で怒りまくっている人がいた)、その結果他社より高い金額を取られていても安いのだと満足してしまうケースがあるわけだ。まあその神通力が効かなくなってきたからこそ解約率の上昇になっているのだが、気付かない人は使い続けている。そう考えるとADSLとFTTHの価格を比較させてしまったことがYBBの敗因か。しかもFTTHの場合はYBBのADSLの解約云々を待たずに移行できる。このADSLの解約は結構時間がかかったりかけられたりして面倒なものなのだが、ADSLを引いたままでもFTTHは引けるのでそれならばと移行する人もいる。

◆ ADSL加入者は減少傾向にあるからもはや斜陽である。
そもそも回線交換の電話自体が減少傾向にあるのと、アパートやマンションではFTTHが標準的に引かれていることが多いので、自然にFTTH契約になる。電話にしても工事を伴う回線交換電話を引くことなく、ひかり電話ならインターネット工事と同時にすぐ使えるようになるなど工事期間や費用という点でメリットがある。
現在ADSLを使っている人で不満がなければそれを継続して行けると思うが、引っ越しなどがあると(価格がそう変わらなければ)何かと楽なFTTHに行くのではないだろうか。最近だとADSLは3ヶ月無料だけれどFTTHなら半年無料ですみたいなキャンペーンもある。Blogのコメント欄でも頂いたが、定期的に回線事業者や接続事業者を変更して無料期間を思う存分使うのが一番賢い使い方かも知れない。

◆ 引っ越しが多い人などはADSLもFTTHも引かずにワイヤレス接続で使う手もある。EMや携帯電話事業者の定額PC接続プランを使うわけで、そこそこの通信速度で手軽に使えればいいと言う向きにはぴったりかも知れない。何しろ工事だ何だという事が必要ないわけだし、出張時などにはそれをそのまま持って行ける。単身赴任のオトーさんの強い味方かも。ただしエリア内であればだが。ADSLはおそらく1千万契約くらいしか残っていないのではないかと思う。まあADSLが無くなることは考えにくいが、ある程度まで加入者が減ってきてしまうと設備代がISPには重くなってくるはずだ。だったらADSL設備を廃止してFTTH一本に。しかしYBBはそれが出来ないのが辛いところだろうな。



フィルム(12/21)
◆ 今では一般的な液晶保護フィルム、どうもこれを旨く貼るのが苦手である。と言っても現在は糊でくっつけるタイプではないので以前に比較すれば楽にはなったが、細かなゴミが挟まったらアウトだ。ウチの場合は猫の毛とか、いや、猫の毛はデカいから分かるが着衣の繊維などが挟まっても駄目。先月子供用に買ったN-06AとP-03Aにもこれを貼ることになった。子供は自分では旨く貼れないからやってくれと言う。私が子供だった比は何でもかんでも自分でやりたがった感じがするが、その傾向は下の子の方が強い。と言って下の子が自分で旨く貼れるはずが無いのだが。

◆ 埃が付きにくいという点では湿度が高いときの方が良いとは思うが、それでも埃が飛んでいないわけではない。
風呂場で貼るとか?という話もあるが、私は普通に部屋で貼る。虫眼鏡を使ってゴミが残っていないかを確認、ゴミがあればフロンダスターみたいなもので吹き飛ばして再度チェック。一旦表面を綺麗にすればそうそうゴミは落ちてこない感じがする。フィルムはこのところヨドバシカメラで普通に買えるアスデックのものを使っている。これはフィルムの上にもさらにフィルム(フィルムを保護するためのフィルム?)が張り付いているので、最終的にはこれも剥がさなければいけない。フィルムは少し厚手だがタッチパネルも普通に使えるので良いだろう。吸着力は強めなのだが所詮糊タイプではないのでこすれ方によっては剥がれてしまう。特にパンツの後ろポケットに突っ込んでいる人などはポケットとこすれて剥がれる率が高くなる。

◆ P-03Aは背面に有機ELパネルが付いているのでそこにも貼っておいたが、これは剥がれやすいかも。フィルムは4百円前後なので妥当な価格というか、でもこの値段だとmicoSDも買えるよなとか思ったら駄目か。私の場合はフィルムを張り替えるより先に端末を買い換えるというかN904iは1年ほど使ったがフィルムは張り替えなかった。と言うことはそもそもフィルムの必要性がなかったりして。まあディスプレイがむき出しのタイプはぶつけて傷つくなんて事もあるので保護しておいた方が安心ではある。N-06Aは保護フィルムが付属してくるが、サイズと厚みと粘着力は市販品よりも劣っている。P-03Aは最初から貼られているフィルムの透明度が高いので、そのま保護フィルム代わりに使って問題ないと思う。

◆ 国産ケータイは傷などに対してそこそこ丈夫なのかなと思う。プラスチックなのでぶつければ傷は付くのだが、iPhoneなどはメッキ部分の傷が結構目立ったりするのに対して国産ケータイはそこそこ考えてあるのかなと思った。iPhoneの場合は平たいしストラップも付けられない等々の問題?もあるのだが、傷を防ぐにはそっくりすっぽり入れてしまうようなケースが必須だと思うしこの手は沢山売られている。小型軽量薄型化を推進するケータイメーカ、しかしそれをそっくり囲うようなジャケットに入れれば結局は大きく厚くなってしまう。デジカメなどもケースに入れて持ち歩くことを考えればケースは普通なのかな。でも最近のケータイをケースに入れている人は余り見かけないけど。



LED電球(12/20)
◆ LED電球、それも低価格型と呼ばれる4千円前後のものがよく売れているらしい。そういえばヨドバシカメラに行ったら入り口近くにLED電球コーナが出来ていてシャープ製品が並べられていた。確かに下方向に向けての明るさは白熱電球と変わらないというかちょっと暗い程度なのだが、灯具に入れて使った場合は上方向への光の減少分でやはり暗く感じるのだろうか。色あい的には電球色はまさに電球色になっていて違和感はない。蛍光灯色と言うか白っぽい色のものは白っぽくて、決して色温度が高すぎることもない。この辺りは良くチューニングされていると言うべきだろう。

◆ 蛍光灯だと3波長型が明るくて高額という感じなのだがLEDはどうなのだろうか。液晶パネルのバックライトなどだと白色蛍光体ドライブ方式よりも3原色方式の方が良いとか何とか。まあコスト的に考えると3原色方式は高そうなのだが、同一ウエハ上に3色を作ることも可能になってきたようなので今後は様々な方法のものが出てくるのかも知れない。LEDがいつ頃から民生用に使われはじめたのかはよく分からないが、LEDは長寿命と省電力で暗いイメージが初期の製品にはあった。まあC-MOSデバイスも同様で、省電力だが動作速度は遅いデバイスだった。
それが今ではGHz帯で動き、LEDだって車のヘッドライトにも何とか使えるくらいになってきている。

◆ 最後に残った真空管であるブラウン管も姿を消し、蛍光灯や白熱電球などがLEDに置き換わっていくと、産業用以外には割れる電球は無くなってしまうのかも。まあ高所取り付けなどのことを考えると割れない電球の方が安全だし、ビルなどの高い天井に取り付けるには寿命も大切だろう。それこそ省エネの直流送電にもLEDが良いかも知れない。シャープの製品は高額なものは調光機対応となっていた。電球型蛍光灯でも調光機対応型があるが、白熱電球ほどスムーズな調光は出来ないのだとか。

◆ 電球型蛍光灯も安価販売が開始されて急速に普及した。LED電球はまだまだ高額なのだが、これも量産効果などで価格が下がれば普及速度は今以上に上がってくるだろう。薄型テレビでも同じらしいが、ほんの少し価格が下がると売れ行きが何割り増しにもなるというのが家電製品らしい。高級高付加価値製品が顧客の興味を引く一方で、やはりそうは言っても価格には敏感なのが消費者か。だからこそ大型家電店などが売り上げを伸ばしているわけで、商店街の電気屋さんもそんな大型家電量販店で買ってきた方が問屋から仕入れるよりも安いと言うことだ。

◆ 発光効率からするとLED電球は電球型蛍光灯に劣るのだが、指向性などの点で明るさを稼ぎ出している感じだ。まあ部屋を照らす灯具が天井ばかりを照らしても仕方ないと言われればそうなのだが、LED電球が素晴らしく省エネであると宣伝されると違和感を感じないでもない。



ダイソン(12/19)
◆ ダイソンと言えば100円ショップ、あ、あれはダイソーだったか。ダイソンは掃除機屋さんで、目詰まりしないのが売りである。私は過去にサイクロン式の掃除機を使ったことがあったが、あっという間に目詰まりした。目詰まりを取り除くために掃除機を掃除し、しかし掃除機で掃除をし始めるとすぐに又フィルタが詰まる。これじゃあ掃除機を掃除しているのだか部屋を掃除しようとしているのだか解らない。全く酷いものである。せめてこのフィルタが紙パックになっていたらって、だったら最初から紙パック式掃除機にすれば良いだけの話なのだが紙パック式の掃除機が一気に姿を消した頃だったので仕方がなかった。

◆ 何故詰まるのか。掃除機は空気を吸い込み、その空気と一緒にゴミも吸い込む。空気が沢山吸い込まれていると渦が出来る。渦が出来るとゴミが遠心分離されて、つまり空気とゴミが分離される。しかし空気を余り吸わなくなったときはどうか。例えばカーペットを掃除したり掃除機ヘッドがカーテンに張り付いたりした場合で、これだと吸入空気量が低下するので渦が出来にくくなる。渦が出来ないのでゴミが遠心分離されず、弱い流れの空気と共にフィルタにくっつくわけだ。フィルタにゴミがくっつくと吸引力が低下するので、あとは加速度的にフィルタが詰まって終わる。これを解決するには渦を絶やさないことで、二次空気導入でもすればそれは可能だとは思うが吸引力は低下するだろう。

◆ ではダイソンはどうなっているのか。モータは高速回転のディジタルモータとやらで遠心型のファンが付いている。これは小型化に貢献するとは思うが遠心ファンでもシロッコファンでも大きな違いはないと思うがどうだろうか。販売店にダイソンの掃除機が置いてあった。カップの中には適度にゴミが溜まっている。これは、実験してくれと掃除機が私を呼んでいるようなものではないか。
早速スイッチを入れると轟音と共にゴミがくるくる回る。遠心分離されている状態なのだが、思ったほどの高速回転ではない。その状態で掃除機ヘッドを外して吸入口を塞いでみた。手で塞いだので完全に吸入を遮断することは出来なかったが、こうすると吸入空気量が減るので渦は出来ないがゴミもフィルタに上がっていかなかった。吸入空気量を色々変えてみたが渦が出来ずにゴミが吸われる感じではなかった。

◆ つまり国産掃除機は渦が出来る前にゴミがフィルタに吸い込まれていくのに対し、ダイソンは渦が出来ない程度の空気流量ではゴミも吸い上げられないと言えそうだ。このあたりの絶妙な設計が詰まらないダイソンになっているのだろうか。渦が出来なければ吸わない構造、それがあの5本(かな)の小さな渦発生用のコーンなのだろうか。渦は強い方が良いが渦を作るにもパワーが必要だ。消費電力の割に吸い込み仕事量が少ないのはこのあたりにパワーを食われているからなのだろうか。吸い込み仕事量は少ないが目詰まりしないからゴミは良く取れるというのがダイソンの言い分だ。



ドアロック(12/18)
◆ 日本では走行中はドアロックをしましょうと言われるし、自動でロックする機構も多くの車に備わっている。一方海外では走行中はロックをしないのが普通で、走行速度に応じた自動ロックも設定によって働かないようにすることも出来る。違いはまだある。欧州車などはロック/アンロックがほぼ無音で行われるのに対して国産車はモータやソレノイドの音が意外に大きい。この辺りは文化の違いというか歴史の違いというか、車作りの考え方のそもそもが違っているようにも思う。

◆ 日本車が走行中のロックを推奨するのは、走行中や衝突時にドアが開いてしまわないようにとの安全対策からだ。一般的なドアヒンジやロック機構は板金製なので、そこに大きな力が加わると破壊されてしまう。それでもロック機構があれば外れを多少は防いでくれるというわけだ。では欧州車はどうなのかというと、コストの厳しいクラスでもドアヒンジなどは鋳鉄製の場合が多い。軽量化に逆行しているなと思うのだが、必要な強度を確保するには板金製では心許ないというわけだ。従ってドアロックされていなくてもドアが取れてしまうケースは少なく、むしろロックしてあるがために救出に時間がかかる場合があるのでドアロックはやめましょうという考え方だ。最近では衝突の検出でロックを解除するようなシステムもあり、スピーディな救出を助けている。

◆ 欧州と日本では平均走行速度の違いもある。日本では速度制限が厳しいが欧州はそうでもない。すると衝突時には大きな力が加わる可能性があるのでボディは強く作っておきましょうという考え方だ。日本の場合は必要な強度を確保した上で出来るだけ安く軽く小さくと言うのが基本なので、過剰強度の鋳鉄製部品などもってのほかだと嫌われる。のだが、一部高価格車種では板金ものから鋳鉄製に変更されたものもある。どうやら理由は経年変化に対する問題のようで、プレス製は徐々にゆがみが発生してドアの開閉フィールが変わって来るというのだ。

◆ ガイシャというとイタリア車を筆頭に燃えやすい車のイメージがある。フェラーリ乗りが言っていたが、なぜこのエンジンが作れるのにこんな電装品しか作れないのだろうと。しかし今では日本車もかなり燃えやすくなっている。ワンボックスなどはあの狭いエンジンルームにぎっしり補機類まで突っ込むのだから衝撃があれば色々なところがぶっ壊れる。比較的エンジンルームに余裕のある車ならば危ないものを安全に通す事も出来ようが、何しろものを運ぶ系の車は邪魔なエンジン部分をいかに小さな場所に突っ込むかが勝負となる。ハイエースとアルファードはほぼ同じくらいの車だが、整備屋に言わせるとキャブオーバのハイエースの方が未だいじりやすいかも知れないという。狭い場所への突っ込み加減がハイエースの方がマシだと言うのだ。個人的にはあんなシートの下のエンジンなんかいじりにくいだろうなと思うのだが、海外輸出も考えると整備性にも考慮がされているというのか。



ビスマルク風(12/17)
◆ 料理の名前に○○風というのはよくある。○○風だから○○ではないけれど、そんな雰囲気が醸し出されていますよみたいな感じだろうか。そもそもビスマルクは人物であって、その人風って何だって感じである。物の本によればビスマルク風とは、ステーキの上にタマゴをのせた料理をビスマルクが好んだことから、料理の上にタマゴが乗っているものをビスマルク風と称するのだそうだ。だからって、タマゴの乗ったピザもビスマルク風ですか?みたいな感じがしないでもない。この理屈で行けば月見うどんやそばも、「日本そば、ビスマルク風」なんて名称があてはまりそうだ。いや、どこかにそんな名称のそばを出す店があるのかも知れないけど。

◆ 木こり風というのもある。きこりが好んで食べたと言うことかも知れないし、森にあるものが入っているという意味かも知れないが、イタリア料理ではツナとキノコの入った料理をBoscaiola(きこり風)と呼ぶのだそうだ。キノコは良いだろう、キノコだったら山にもある。ツナ?ツナは何だ。イタリアの山にはマグロが住んでいるのかという話だが、おそらくは保存性が高まるように加工したツナが携帯食に相応しかったとか、そんな理由ではないかと思う。
だからツナではなく、もしかしたら鯖のみそ煮でも鮭の水煮でも良かったのかも知れない。まあ、イタリアに存在すれば、だが。

◆ 職業シリーズとしては漁師風というのもあって、これは日本発祥かな?解りやすい気がする。つまりは漁師が舟に上や陸に上がったときにささっと作る、魚介類を入れた鍋とかを想像する。が、日本料理だけではなくスペイン料理もなんとかかんとか漁師風とかの料理がある。所がこれはきこり風のように何が入っているのがそれであるというような決まりはないらしい。範囲の広さと言えば欧風とか和風とかとも言うわけで、和風ラーメンとかもある。そもそもラーメン自体が今や立派な和食だとは思うのだが、でも元は中華だったりするから和風ラーメンと言っても良いのか。和風の中にも京風があったりして、更にさっぱり風味の鰹だしや昆布だしで仕上げたものだったりする。でも最近は魚介スープが流行っていたりして、これは和風じゃないのかな、みたいな。

◆ 創作料理などは名前の付け方に苦労するのだろうな。短い名前の中にその料理がイメージできなければいけなくて、それでないとメニューに色々説明を付け加えなければならないし、その説明を読んだら、なんだ名前と関係ないじゃないかなんて言われたりして。そんな時にチーズとトマトでイタリア風なんてとてもイージーではないか。なのでタマゴをのっけてビスマルクも、なるほどそう言うことかと納得させられる感じがする。アスパラガスのビスマルク風(アスパラガスに半熟卵が乗っているだけ)からすれば、シーザーサラダだってビスマルクでしょ。月見そばだって絶対ビスマルクだよ、ビスマルク。



メカなもの(12/16)
◆ 若者の車離れは、若者のメカ離れというか理科離れにも通じるのかなと思ったりする。車にしても単車にしてもメカ的なものを自分でいじれる、それはスパナを使っていじると言うだけではなく運転する、操作するという事のメカっぽさにある種の憧れがあったのではないだろうか。今でこそ携帯電話だゲーム機だとインドアな遊び道具が豊富にあるが、昔の子供は家にいても遊び道具は少なかったと思う。外に出て遊ぶとかどこかに出かけるとなると乗り物が欲しくなり、そこにメカ的な魅力が詰まっているとすると車や単車がターゲットになるわけだ。いや待て、免許を取る前の小中学生の憧れは自転車だったか。と言っても私はこの手の自転車に乗っていた記憶がない。たぶんこの手の自転車が高額だったか、或いは時代的に少しずれていたかだと思うが、友達は乗っていたような気がする。

◆ これって乾電池で動作するんだったかなぁ。ウインカー付きとか、ライトだって2つ付いているのが当たり前で、そうそう、ディスクブレーキもあったっけ。水がかかりにくいという点で車軸付近にブレーキディスクがあるのは好ましかったと思うのだが、制動力的にはどうだったんだろう。油圧式なんてのも確かにあったが、圧力比とかディスクブレーキだと(特に自転車の場合は重要だと思われる)引きづりの問題とかが気になったりして。
変速機構も15段とかで、変速レバーはフレームにくっついていた。そこにはAT車のレバーみたいなものがあって、変速機付きを主張していた。私が覚えているというか実際に使っていたのが断面が三角みたいなタイヤだ。直進時には接地面積を少なくして転がり抵抗を減少させながら、コーナリング時には三角形の斜辺が接地することによって動摩擦係数を上げようというアイディアだ。でもこれってブレーキング時は摩擦が少ないままなんですけど。

◆ 高校生の時には自転車通学片道5kmって感じで毎日ビュンビュンだったのでタイヤ交換時にはその三角のタイヤではなくなっていた。都立高校ってヤツは地価の安い=駅から遠い所に作られるのが相場で、何せ駅前にあった学校は市長の汚職疑惑も絡んで畑の真ん中に移されちゃった事件もあったくらいだから電車で通うより自転車の方が良かったのだ。まあ住んでいた家が駅から800m弱はあって、しかも駅まで行くには坂道付きという場所だったから歩くのが嫌だったという理由もある。
タイヤの交換は何度かしたのを覚えているのだがブレーキパッド?シューを交換した覚えがない。
決してブレーキ使わない主義ではなかったが、堅いパッドだったのかなぁ。

◆ 最近は健康なども考えての自転車通勤が流行だという。大人の自転車はなかなか凝ったものも多くて、それはブランド自転車とは又別のジャンルになるのだろう。中にはブレーキの付いていない(フリーホイールハブにもなっていない)ものもあるとかで、ブレーキがないとは何事だ!とニュースになったりする。



メガソーラ(12/15)
◆ 大規模太陽光発電というと中国が思い浮かぶが、我が国でも関西電力が堺市の臨海部に建設している。
完成すると出力は10メガワット級と言うことで、約20ヘクタールの用地に太陽電池板を設置する。建設費用は50億円と言われているのだがこれは安いのか高いのか。原発の場合は100万キロワットで3千億円程度と言われるので10メガワットだと30億円で太陽光発電所よりも安いのか。ただし原発の場合は寿命が来た発電所の解体費用などが相当かかると言われているのと、環境対策や建設反対派対策のためにもカネがかかるというので、それらの見えない費用や役人お得意の調査費などをひっくるめるとどうなのだろうか。メガソーラ発電施設は中国電力も開発していて、発電規模は3メガワット程度だそうだ。やはり日照時間等があるので関西以西が良いのだろうか。

◆ と思ったら北海道の稚内にもあるそうで、5メガワット出力で建造費は70億円程度だという。出力あたりの建造費が高いのだが、なにやらここには風力発電設備やその電力を利用した電気分解設備、その電気分解で作られた水素と酸素を燃料として発電を行う燃料電池設備などもあるという。これらはNEDOが絡んだ事業で、NEDOとは悪名高き独立行政法人だ。
環境だ新エネルギだというとカネを引っ張りやすいと言うことで日本各地で暗躍しているのかも知れない。他にもこの手の事業は事業費が結構かかる割に小さな(と言っては失礼だが)団体などが事業主体になっていて、でも経産省などから多額のカネが出ているあたりに怪しさを感じる。

◆ 太陽光発電や風力発電などはもっと利用されるべきだとは思う。太陽光発電は一時期多くの場所に建設されたが、民間企業が行う一部を除いてはなかなか収益率が上がらないそうだ。民間企業の場合は商売なので風の具合などの調査を真面目にやるのだろうが、補助金事業となるとどの土地に建設した方が有利かみたいな感じもあるのだろう。例によって需要予測ではなく発電予測の立派なデータは作るものの、それ自体の調査場所が違っていたり調査方法が違っていたりと、それを後から指摘されると単なる間違いだった勘違いだった所詮予測だからと逃げるのはいつものパターンだ。

◆ 結局何でも天下りの食い物になってしまうのだが、そんなことをやっているから事業仕分けで仕分けられちゃう。これでは低公害発電などいつになっても出来ないような気がする。まあ原発にしても利権団体の餌食になり、それは電力料金に添加されて我々の負担になっているわけだ。原発関連ホームページの作成に億のカネをかけるとか、立派なビジネスモデルが出来上がってしまっている。原発は小規模施設というわけにはいかないが、太陽光発電は個人宅でも可能であり、分散発電による効率化などにもつながる。まあ原発推進派が太陽光発電を阻止したい気持ちは分からないでもないが、怪しげなカネを個人宅の太陽光発電補助金に回したらもっと効率が良いのではないかと思う。従来よりも発電効率や寿命が長くなったとは言っても、売電や電位料金節約分でモトを取るのは容易ではない。まさにハイブリッドカーの燃料節約分でイニシャルコストが埋められないのと同じなのだ。



CW(12/14)
◆ CWとは無変調の連続波continuouswaveの事なのだが、電信(モールス符号の)の意味でも使われる。
キャリアの断続とは変調率100%のAMみたいなものだ。
キャリアがあるときが"1"で無いときが"0"の2値を表すことが出来る。ここに可変長のシリアルコードを乗せたものがモースル信号で、そのシリアル符号がモールス符号である。無線伝送を行う場合に多くの情報を送信しようとすると広帯域が必要になる。
広い帯域の信号を受信しようとする為には広い帯域のフィルタが必要になり、広い帯域のフィルタは多くのノイズを通過させるので受信機自体の感度が下がる。これは理論的なものなのでどうしようもない。
帯域だけではなく変調方式によっても復調可能レベルは変わってくる。つまり1か0かのCWであれば判断が可能でも、そこに音声を乗せてノイズにかき消されないかと言われると疑問だ。同じようにHSDPAやHSPA+など多値変調を使えばS/Nが厳しくなる。

◆ キャリアの断続だからものすごく狭いフィルタを通しても復調できるかというとそうでもない。キャリアを断続させるというエネルギを通過させる必要があるからだ。つまり毎秒1パルスのCWならば10Hz帯域のフィルタを通過させられるが、それが9600bpsなどになったら10Hzのフィルタなど通過できないわけだ。そこで極限まで弱い信号を復調する=狭いフィルタを通して受信するためには、ゆっくりとキーイングして貰う必要がある。最近はアンテナや高周波技術が発達したので、理論感度に近い感度も不可能ではないが、以前の衛星通信などでは低速変調でS/N比を稼ぐような方式も採られていた。もしかすると今でも、衛星のアンテナの向きが地球を向かなくなってしまったときなどは弱い信号でも復調が可能な変調方式に切り替えて通信を行うのかも知れない。

◆ モールス符号にはスタートビットもなければストップビットも、ましてやパリティビットもない。でも人間はそれをきちんと復調するのだからたいしたのものだ。人間ではなくロジックで複合するようなソフトもあるが人間ほどの精度はないようである。まあ最尤複合法みたいな、前後の文字関係などから推測するみたいなロジックがあれば人間に近づくとは思う。あとは符号速度の揺れなどに対する追従性か。
複式電鍵などを使うとマークの長さに比較してスペースが短くなる。そもそも何故複式電鍵かというと船などで縦揺れがあると通常の米つきバッタタイプのキーでは符号誤りが起きるからだと言われている。
まあ打つ側としても横にキーを動かした方が楽で早く打てるのだけれど。

◆ おそらくアマチュア無線家は今でも電信による通信をしているのだと思う。通信士などの資格取得時にもモールス符号の試験があるかも。英数字だけなら覚える文字数は36文字+だが、和文となるとコードも長いのでなかなか覚えられない。というかそもそも長いシリアルコードを50個以上も覚えるんだから凄い能力ではないか。実際に覚えるとマークとスペースがいくつだからこれは何の文字かなどと考えない(考えていたら復調が間に合わなくなる)で、音楽を聴いて音を取るのと同じように頭の中では復調しているのだけれど。



放送(12/13)
◆ 以前にVeohに関して少し書いたが、あれはいわゆるYoutubeのような蓄積型の映像配信サイトだ。リアルタイム系だとネットラジオなどがあり、ケータイ向けの放送も含めると相当多くの局が存在していると思う。ネットラジオに関しては日本のみではなく、海外のいわゆる専門チャネル系もあったりする。映像だとKeyHoleが面白いというか、これはP2Pのネットワークで映像や音の配信が行われるのだが、日本や海外の放送がリアルタイムで流れている(つまり誰かが再配信している)ので、その番組リストを指定しさえすれば見ることが出来る。閲覧には専用のソフトが必要だがインストールが難しいこともなく、現在はWindows用とMAC、WindowsMobile用が配布されている。解像度と圧縮具合がアレなので全画面で見るには全く適さないが、地方で中央局の放送を見たいとか海外で見たいなどの希望は叶えてくれるだろう。もっともこれは違法再配信なので常に見られる保証があるわけではない。

◆ 常に見たいのであれば配信用プログラムをインストールし、自らが見たい番組を配信することも出来る。
番組はパスワード保護が出来るので、それを仕掛けておけば他人に見られる心配はない。勿論放送だけではなく録画したものでも何でもIPデータとしてネットワークに流すことが出来る。帯域もそう多く食うわけではないとの事なので様々な応用が可能だろう。まあUSBカメラを買うと映像配信用のソフトが付いてきたりもするので同じようなものと言ってしまえばそれまでなのだが、低遅延であるところが売りらしい。リアルタイム放送を観てみると、アナログ放送の再配信ではディジタル放送よりは遅延が少ない感じだ。勿論一定の遅延はあるが、精々1秒とかその程度の遅れではないだろうか。

◆ 映像をIPに乗せる民生機器としてはSONYのロケーションフリーがある。視聴アプリを携帯電話に乗せるためのライセンスをアプリ開発会社に販売したとのニュースが出たのが数年前、以降アプリが出てこないところを観ると実現が不可能なのか?マーケットが小さいのか。一時期はロケフリも話題になったが最近は下火なのだろうか。これってディジタル放送は著作権の問題でダメなのかな?既に対応機があるのかな?アナログケーブル経由にすれば見られるとは思うが、権利団体がうるさいからどうなることか。
若者のTV離れとか言われるのだが、TVから離しているのは権利団体ではないだろうか。そう言えばコピー防止策を施した音楽CDもあったなぁ。今は殆ど見ないと思うが、これにはSONYが熱心だった。CDは売ってやるが、それをコピーしたいならもっとカネをよこせみたいなヤツ。端末は売ってやる、でもSIMを抜いたら電話帳すら見せてやらないというSBM並みのあくどさだったと思う。

◆ そう考えると、我々は一体何に対して金を払っているのかなと思う。民放の場合は無料だから文句も言いにくいというか、極論すればCMごと録画するなら文句はないだろうみたいな感じもあるがそれは勝手すぎるか。NHKは有料放送だが、あれはリアルタイム放送をその場で観るか、或いは制限付きダビングまでの料金なのか。アナログにはそんな制限はないわけで、しかしアナログ放送は終わる。国が新幹線網を整備して、どこに行くにも特急料金を払えと言うのと同じか。



観測衛星(12/12)
◆ 少し前だと月観測の「かぐや」が話題になり、それより前に打ち上げられて現在地球に向けて飛行中の「はやぶさ」に関しては何度か書いている。当初は2年ほど前に地球に帰還するはずだったのだが、様々なトラブルに見舞われてなかなか地球に帰ってこられない。エンジンは4機が搭載されているがその中の2機は既に稼働せず、残りの2機のうちの1機が故障したことで地球帰還が絶望視された。しかしエンジンの機能部分を2つ組み合わせて、1つ分の推力を得る(キセノンや電力は2機分消費する)事に成功、中和機の寿命に心配はあるものの地球帰還の可能性が大きくなった。この「はやぶさ」の次には「はやぶさ2」計画もある。予定では2010年に打ち上げ、地球スイングバイとイオンエンジンで小惑星1999JU3を調査することになっている。

◆ 同じく来年度の予定なのだが金星探査機も打ち上げが予定されている。これは「あかつき」と呼ばれる観測機で、5台のカメラによって金星探査を行う。搭載されるCCDカメラの最大解像度は約100万画素、他に可視光用の8x8 multi-anode APD(50KHzサンプリング)が搭載されている。赤外域カメラは動作時は65K程度に冷却する必要があるため、それ用の冷却器も搭載しているそうだ。金星に接近すると500N推力の化学エンジンで速度を落としながら長円軌道に乗り、様々な計測を行うという。金星は自転速度がきわめて遅いのにそれよりもかなり速い速度で大気が移動しているらしい。
もしかすると、それらの秘密の解明にもつながるのかも知れない。

◆ 伝送は4kbps〜32kbpsの通信回線を確保するようだが、通信時のみアンテナを地球に向ける制御(通常時はカメラを金星に向けている)が行われる。アンテナはパラボラを使うと光線も集光してしまうために平面アンテナが採用されている。他には星センサなど常識的?センサが取り付けられていて、おそらく「はやぶさ」のように地球からの通信が届かなくなったとしても、自力で通信路を回復できるような姿勢制御が行えるようにプログラムされているのだろう。予定観測期間は2年だが、金星の大気を取って持って帰ってくるわけではない。

◆ JAXAも悪名高き独立行政法人で今後の予算配分がどうなるのかよく分からないが、現場の予算が不足しなければ良いのになとは思う。往々にして予算の大部分はお偉いさんの給料になり、そのおこぼれで衛星などを作っている風なイメージがある。宇宙開発や観測予算は削られやすい訳で、それを回避するためのアピールなのか立派な宣伝ビデオも作っているのだが、あれだってもっと簡素なものにすればキセノン燃料50kg分くらい買えるんじゃないの?みたいな感じはする。ガスと言えばクリプトンガスってリッター1万円もする高価なものだ。クリプトンと言えばスーパーマンか。その欠けらのクリプトナイトにスーパーマンは弱いんだったかな。クリプトンガスは比重が重いのでこれを吸い込むとヘリウムガス吸引時と反対に低い声になるかな。吸い込んでも死なないかな、スーパーマンじゃないから。



着うた(12/11)
◆ 着うたフルが登場して丸5年が過ぎたらしい。最初はau向けに、少し遅れてドコモもこれをダウンロード可能とした。auは初期の頃は自作着うたフルが出来たような気がするが、その後は駄目になったのかな。
着信音設定が出来ないだけで今でも行けるのかな。ドコモは着信設定できなくて良いものならば作るのは簡単に出来る。なぜ着信音設定が出来ないのかという話はこちらに書いたが、今ではもっと便利なツールも登場しているので簡単に着信音設定可能な着うたフルを作ることが出来る。SBMは容量制限が公式サイト以外では激しいので数分にも及ぶ音楽はAMラジオ音質になってしまうのではないだろうか。それとも今は大容量ファイルが扱えるようになったのかな。

◆ 810Tを契約したときに着メロの少なさに驚いた覚えがある。公式サイトも凄く少なくて、ドコモとの違いは明らかだった。SBMしか知らない人がドコモに乗り換えたら、何が一体どこにあるのか分からないほどのサイト数に驚くと思う。自作ものに関してもシェアが低いからか余り配られていなくて面白くなかった。画像にしても動画にしても音にしても、何から何まで少ないので、若年層というかアクティブ層は寄りつかないんだろうなと思ったものだ。あれから2年ほど経ったのでもしかしたら今は公式サイトも少しは増えたかも知れないが、圏外エリアは改善されていない。

◆ ドコモの容量制限は10Mバイトなのだが、この容量があれば普通の曲を普通に圧縮するのには困らないと思う。
もちろんもっと低圧縮の方が良いとかサンプリングレートを上げたいとかとの要求はあるとは思うが、ダウンロード速度を考えると余りデータを大きくも出来ない。10Mバイトのダウンロードは20秒〜40秒程度を必要とするので、これでも待っているとそこそこ長い感じ。
連続して何局かを取り込みたいときなど、ダウンロードリクエストをかけて放置できたら良いのにと思う。10Mバイト制限はiPhoneのアプリもそうだった。ケータイの10倍ものトラフィックを使うというのだから100Mバイト制限にしてくれと言いたいのだがSBMネットワークでは無理か。何しろケータイの方は最近まで300kBがリミットだったのだから。

◆ 音楽ダウンロードがあるからCDが売れないとか、違法データがあるからCDが売れないと権利者は言う。確かに違法なアップロードは良くないし取り締まられるべきで、実際に捕まったという報道もいくつかある。が、相変わらずサイトを変えながら違法なダウンロードをさせているところもあって、いっそうの取り締まり強化が望まれる。権利団体もPCサイトはMIDIですら取り締まるのにケータイサイトは放置に近いのは調査が面倒だからなのだろうか。まあダウンロードは手軽と言えばそうなのだが、CDを借りてきて自分でデータを作ればそれで済むわけだし、それはiPodに音楽を入れるのと余り代わらない訳だ。CDが売れなくなった代わりに音楽ダウンロード販売は好調だというのだから、単に物理媒体が売れなくなっただけだと思う。



マルチメディア(12/10)
◆ NTTのキャプテンシステム(CAPTAIN: Character And Pattern Telephone Access Information Network System)というものがあった。スタートは1984年だそうで、TVにくっつける専用端末みたいなものがあったと思うのだが使ったことはない。
その後PC接続が可能になったのだが、V27terという半二重の非対称同期モデムが必要だったので敷居は高かった。当時はG3FAXも出始めだったと思うのだが、モデムはその規格である。私はPCでCAPTAINを使ったことがあるのだが、それは当時珍しかった銀行のオンライン手続きがこれで可能だったからだ。CAPTAINはアナログ回線でも相手には着番号が通知されるので登録した電話からしか接続が出来ないなどプリミティブなセキュリティ対策が可能だったのだ。当時全銀協手順と全銀協モデムを使えば全銀協経由のオンラインアクセスも可能ではあったが、やたら高額だったと思う。それに対してCAPTAINの方は民生用なので殆ど手数料がかからなかったと記憶している。

◆ その後CAPTAIN専用モデム以外の汎用モデムも利用可能になったが、コンテンツというかサイトというかが増える訳でも無かったので楽しめるようなシロモノではなかった。掲示板的というかチャット的なシステムというかサイトのようなものもあったがそもそも利用者数が少ないので新鮮な情報は得られなかった。それでも銀行へのアクセスは便利なので使っていたのだが、それも2002年で終了となる。終了と言われても、じゃあオンラインアクセスはどうなるのかという話になり、仕方ないから全銀協でと銀行は言う。しかしその利用料たるや毎月数万円にもなるではないか。それに全銀協用のモデムが十数万円、冗談じゃない。

◆ と言ったら1年は無料で使わせるという話になって全銀協モデムもくれた。結局何年かは無料で使っていたと思うのだが、いよいよ課金されると言うことで使うのをやめた。第一勧銀、今のみずほ銀行は電子化が遅れていてインターネットバンキングも他社に後れを取っていた。個人向けはその後サービスを解するも法人向けはセキュリティ確保が出来ないからダメだとか何とか。それって個人用は良いわけ?まあ適当なものである。個人は事故が起きても言いくるめられると言うことなのだろう。

◆ そんなわけでCAPTAINに触れる機会があり、それがおそらくはマルチメディア通信の走りだったのではないかと思う。荒いが画像も伝送できて音だって鳴ったのだから素晴らしいではないか。もしかしたらLモードより良かったんじゃないの?ってLモードはインターネットアクセス可能だったのか。
今でこそブロードバンド常時接続が当たり前なのだが、当時はダイアルアップの従量課金でテレ・ホーダイだって無い時代だった。商売は下手だったがCAPTAIN自体のアイディアは悪くなかったように思う。まあ時代がそれを求めていたかどうかは甚だ疑問なのだけれど。



N-03A(12/9)
◆ 以前blogにも書いたが、安売りのN-03Aを買えば良かったと後悔したことがあった。下のチビの契約が以前のままなので、何か端末を買わないと分離プランに移行できない。なので、そのネタ用にN-03Aを使えば良かったと思ったのだ。他に安売りと言えばL-03Aだったかな?らくらくホンみたいなヤツが3千円程度だったが、このモデルに私は3千円の価値は見いだせない。N-03Aは4,800円だったのだが、これならまあ納得できる。ドコモショップに行ったら、安売り開始と共にあっという間に売り切れましたと言っていた。かなりの台数を仕入れたらしいのだが、毎日のようにお客さんが指名買いに来て早々に売れてしまったらしい。さすが販売ランキングでトップになっただけのことはある。結局私はその後の安売りモデルとなったP-03Aを9,800円(ドコモショップ価格)で買うことになったが、機種としては悪くないと思う。  

◆ 販売の多くは買い増し客だったようで、やはりこうした投げ売りをたまにやって解約阻止をすべきだと思う。だってauにMNPすればそこそこの端末がタダで手にはいるわけで、その方がお得かなと誰でも思ってしまう。ドコモにいる限り買い増しには数万円のコストがかかるから、それを考えるとMNP代と違約金を払ってもauに行った方が得なのではないか、みたいな。まあ4,800円とは言わないが1万円以下で買い増しが出来るモデルを各シーズン1機種くらい用意すれば解約阻止力にはなるはずだ。
以前にも書いているが私はニューロとT9が欲しいのでNEC製以外に選択肢がないのが悲しい。この冬モデルは、薄型のN-01Bにニューロは乗ったが操作感が今ひとつな感じなのだ。ニューロの薄型化にはかなりの苦労があったようだが、利用者からするともう一苦労をお願いしたい。薄型はなかなか良いのだが平たく幅広感は否めない。ようするにつぶしただけ、みたいな感じだ。ちなみにN-01Bの容積は約73ccでN-03Aの約68ccより大きい。(機能の違いはもちろんあるが)

◆ 2軸ヒンジのN-02Bは147gと重量級で、持ってもその重さがよく分かる。N-06Aの139gですら限界と感じている私にとって147gは論外だ。まあ2軸ヒンジが余り好きではないというか、折りたたみを開けるときにディスプレイ側が回転しようとする風が好きではないというか開けにくいというかで、ついでに言えばカメラ周りとあの配色はいったい何なんだという感じ。ドコモショップに言わせると黒が一番人気だそうで、理由はツートーンカラーではないからだそうだ。奇抜?な色遣いを活かすにはそれなりのデザインが必要なのだ。たとえば同じような体格で同じような歳の人がいたとしよう。一人目は、イタリア製のスーツを着こなした恰幅の良い中年男性であり二人目はメタボなオッサンがイタリア製のスーツを着ている姿だと表現すれば、N-02Bは後者にあたる。たぶんほんのわずかな何かの違いなのだろうけれど、あの薄黄緑色はいったい何なのかという感じがする。キー周りの表現方法にしてもF-09Aは決して悪くはなかったのにNECがやったらああなっちゃったの?みたいな。

◆ でもまあ好き嫌いがハッキリしている(N-06Aの変体スタイルより余程マシだという方もいるので)尖ったモデルもPRIMEでは必要だとは思う。エンブレムを外したらどの車なのかどこのメーカ製なのかすら分からなくなる大衆車ではなく、100m先からでもその車であることが明確に分かるデザインでなければならないと、そんな感じ。



大型車(12/8)
◆ 若干回復したとは言っても大型車は売れない。以前はある程度値を下げれば売れていたと言われるレクサスやBENZ,BMWの中古も動きが鈍いようだ。元々これらの高額なクラスは新車を買う人が殆どなので中古価格は期待は出来ない。しかしそれに乗りたい層も一定比率いるので価格さえ下げれば下支えがある。
所が昨今では下げても下げても売れなくなったと車屋が言う。10年もののセルシオに100万円のプライスタグが付いていたのはもはや過去の話、今そんな値段では余程程度が良くなければ売れないという。BENZにしても同様で6年落ちのEクラスに200万以上はちょっと無理があるでしょうという感じか。もっとも輸入車の一部は初期の値崩れは激しいがその後は意外と落ち着いた価格を維持するらしい。

◆ ヤナセも言っていたが大型車は悪みたいな流れがあって、エコに反するものは嫌われるというわけだ。新型Eクラスは代替需要でそこそこ売ったらしいが、それ以降需要一巡後は厳しいという。ワンボックスに関しても何度か書いているが、これも中古価格が下落したために買い換えたくても買い換えられない人が多いと言われている。次の車が欲しいが下取り価格が安いために売るに売れないわけだ。まあ以前でも不人気車種だと下取りが厳しいのはザラにあったし、買ったときには人気の色でも売るときに不人気色になって泣いたとか、色々ある。もう一つは新車値引きが激しいことで、100万円引きなら新車が良いかなと言うことでさらに中古価格が下がる。中古ばかりではなく新古も結構出回っているようで、これも中古市場を破壊している。
新古の場合は諸経費の部分を誤魔化して車屋が不当に儲けることがあるらしい。車両本体価格を安めに見積もって客を誘導し、取得税などを余計に取るというのだからあくどすぎでしょう。売れない原因として(これは売れない車の常なのだが)下取り価格と販売価格の差が大きいことがある。中古車屋は在庫リスク回避のために安く買って高く売ろうとする。なので売値が250万円だからと言って200万円で取ってくれるわけではなく、下取り価格を聞いて涙すると言うことになるのだ。

◆ ワンボックスにしても大型セダンにしても、それが好きで乗りつぶす気なら今買うのがお得だ。それも5年落ちくらいの中古がとてもお買い得だと思う。どうせ不人気クラスなので、下手すると新車を買っても「安い中古を買ったの?」とか言われそうで、だったら安い中古で良いと思う。まあ排気量等もあるのでランニングコストはかかるのだが、5〜6年落ちの大型ワンボックスで100万円前後、Eクラスだと350万円くらいで買えちゃったりする。BENZでも小型車はリセールバリューが高めなので中古のお得感は低下する。Cクラスなんかはモデルチェンジがあったのでその前期モデルなどはお勧めなのだがEクラスよりは割高か。レクサスLSなども300万円出すと結構物色できる。ISやGSならば不人気効果も炸裂で4年ものが300万円前後とお得感もあるがどうなのだろうか。なぜか人気のないジャガーもお買い得で、2005年のXJ8 4.2が300万円以下は悪くない。
最近のジャガーはアメ車になったから故障率も下がったとのお話で耐久性も高いだろう。何しろ腐ってもジャガーというか腐ったジャガーかも知れないが、上品さという点で私は結構好きだったりする。



ニューモデル(12/7)
◆ 1ヶ月も前の話になってしまうが携帯各事業者は冬モデルの発表会を開催した。中身というか内容はともかくとして、私はドコモの演出の下手さが印象的だった。特に孫さんの後にドコモが来たため、孫さんの「しゃべり」とドコモのそれの差が大きく感じられたのだ。経営という仕事に毎日忙しいであろう孫さんが、各携帯電話モデルの細部にまで踏み込んで話をするのだから凄いと思う。所詮ドコモやauのサラリーマン社長とは違うのかなと思ったりする。まあ言うことがコロコロ変わるというかその時々に応じて臨機応変にと言えば聞こえは良いが、結局は無計画なんでしょと言えるところが又面白いというか、これは皮肉を込めての面白さだ。最初の発表会の時だったか、モデル数や色数を自慢して発表したら間髪入れずに発売開始するのがSBM流だと吠えまくった。
SBMは顧客を待たせたりしない、発表したら速発売、これが本来の姿であると熱弁した。が、夏モデルではそんな雰囲気はどこかに行ってしまって無かったことになってしまった。

◆ その後半年ごとに主張は変わっていくことになる。防水や薄型をアピールしたこともあった。女性は風呂の中でケータイを使うから、防水でなければ見向きもされないのだと言ってみた。多色を自慢したこともあれば薄さを自慢したことも、タッチ操作可能なモデルを持ち上げたこともあったしプレミアムだキャラケーだと訳の分からないことをテーマにしたことも。そうそう、初代限りで姿を消したインターネットマシンもあったっけ。その後はインターネットはマシンではなくソフトだみたいに話を変えながらiPhoneにつなげたんだったかな。まあ孫さんは昔からひとつのことを長く言い続けるタイプではなかったし、そんな変わり身の早さが信頼と引き替えに事業の成功を勝ち取った秘訣なのかも知れない。さんざん文句を言いまくっていたFTTHも、自らが不利な立場になればそれまでのことはさらっと忘れてしっぽを振っちゃって、今や立派なフレッツファミリーなのである。

◆ ドコモだったかな、発表台数で負けたときがあった。数の多いのが大好きな孫さんは、ドコモは春モデルまで一緒に発表しているからインチキだと言った。が、前回は春モデルや非音声端末までひっくるめて何とか台数を確保するという苦しさをにじませていたっけ。他人のことを言わなければ非難もされないのに、あちこち突っつくから反撃を食らってキャンキャン鳴くことになってしまう。前回の決算では解約率も公表できなかった。それまでは解約率の減少率が高い(あくまでも"率"であり、それはSBMの解約率自体が高かったため差が出たという話)事を自慢していたが、前回はその解約率が一気に急上昇とあって、話題にすることすらしなくなってしまった。公平性を求めるならば「他社は減っているがウチは一時的に上がった」とでも言い訳すればいいのに、それすら出来なかったのである。解約者数としてはシェアのずっと大きなドコモの上を行く程にまで悪化している。こればかりはいくらか大きな数の好きな孫さんでも自慢は出来なかったわけだ。



タダだから(12/6)
◆ 行政刷新会議では電波利用料の使い道が議論された。どこまでを国の予算で行い、どこからを事業者や自治体が行うのかなど今ひとつ明確ではないからだ。これはユニバーサルサービスにも通じる部分もあり難しいところもあるのだが、そんな電波利用料を高すぎると孫さんは文句を言っていたっけ。auはSBMの半分しか基地局がないから電波利用料も少なくて済むなどと言っているが真っ赤な嘘で、実はauの基地局数はSBMのそれよりも多い。
電波利用料がもったいないからISMバンドを使っちゃおうかなというのがケータイWiFiである。免許事業者が免許不要なバンドを使うとは何事かと言われない隙をついてはじめてしまえばこっちの勝ちだゼとばかりに開始を宣言した。WiFiスポットは現在4千カ所程度らしいが、これを数万に増やすのだそうだ。もしもそれが現実になれば(確か3G基地局数も10万だ何だと言っていたっけね)3G免許局を減らして電波利用料の節約が出来るかも知れない。自宅では自前の無線LANを、屋外では公衆無線LANを使えば3G網が要りませんね、なんて。あ、でもドコモのホームUと違ってケータイWiFiはWeb閲覧以外は殆ど出来ないようだ。MMSを含むS!系の殆どの機能はケータイWiFiでは動作しない、何とも酷い代物である。

◆ しかしこれでパケット代を節約されてはたまらないとばかりに、パケット定額は傾斜型ではなくフラット型に変更し、満額頂きますよと鼻息は荒い。この理由付けとして孫さんは、WiFiを使う人はパケット上限まで使っていると言い訳したが、もしもそうなら傾斜型のままで良い。どうせ上限まで使ってるんでしょ?だったら同じでしょ?と言いたいところだが、つまりこれはパケット定額料金を上限に固定した言い訳でしかない事を自ら証明しちゃってる。他にも言い訳じみたことがあり、それはパケット大量利用者は自宅ではWiFiを使っているという、WiFi利用率5割説だ。これもそれがどこから出てきたのかは不明で、誰がどんな風にWiFiを使っているかの統計など取れるはずがないのでアンケートか何かのデータなのかも知れないが謎だ。確かに屋内圏外が多いのでiPhoneならば(電池消耗は気にしないことにして)WiFi利用も考えられる。アプリダウンロードにしても10MBを超えると3G網ではダウンロードできないのだから仕方がない。

◆ 結局の所1.5GHz帯の整備が1〜2年遅延すると、前回の決算の場で突然言われたわけで、それの穴埋めというかなんというかで無線LAN対応をはじめてみましたみたいな所があるとは思う。無線LANなら54Mbpsだぜこの野郎みたいな、そうかSBMはライブドアだったのかと言わんばかりで3.5G投資の話は又遠のいた感じがする。本来の予定であれば来月には試験サービスが開始され、4月には商用サービスに移行できるはずだった。
これがそっくり1年延期となり、DC-HSPAの開始時期は明確にされなかった。これは質問者により明らかにされたものだが、質問する側も孫さんの答えがにわかに信じられない(私も信じられなかった)という風で、何事もなかったように、それが普通のことであるかのように遅延日程を語ったのだ。果たして再来年に本当に1.5GHz帯が使われるのかどうか、答えは再来年だ。



移動体通信(12/5)
◆ 携帯電話とはどうあるべきか。様々な通信方式が登場し、鳴り物入りでスタートしたWiMAXも今は細々と運用が続いている感じだ。WiMAX不振は日本だけではなく、世界的に今ひとつな感じが寂しい。そもそもWiMAXは無線LANの親分であり携帯電話網やPHS,XGPなどに比較すると伝送路の信頼性や接続性などが簡単に出来ている。だからこそ安価に端末が作れるなどのメリットがあるわけだが、その代わり音声を通そうとしてもなかなかうまくは行かない。VoIPなどでも音声断などが起きやすくなってしまう。従って余り欲張ったことをせずに安価なデータ通信用として使うのが正しい。なのだが世界の移動体通信利用者は携帯電話網などの比較的信頼性の高い、安定した接続の出来るシステムに慣れているのでWiMAXの魅力が感じられない。

◆ auがデータ部分をWiMAXで行い、通話部分を3G網で行う的な事も言っていたが、これは正しい選択かも知れない。ただし通信の信頼性というか安定性に大きな期待をしてはいけないと思う。この方法をもっと安価に行うには無線LANを使えばいいわけで、それをやるのがSBMだ。移動体通信屋は免許事業である。言うなれば免許という土地を貰ってそこに店を出すようなものだ。大きな店が出せるので(大きな基地局が建てられる)沢山のお客さんがやってくる(多くの収容数がある)。一方で無線LANは免許を受ける必要のない無線局なので、いわば屋台のようなものとでも言えばいいだろうか。場所さえあれば簡単にAPを設置はできるがサービスエリアが狭い。しかし屋台なのでイニシャルコストはかからない。

◆ そんな無線LANのAPを商売に使おうと考えたのがLivedoorであり各公衆無線LANのAP運営会社だ。しかしサービスエリアが狭いのでなかなか商売にならない。確かにイニシャルコストは安いのだが、安物買いの銭失い的であるとも言える。しかしSBMが3G網の整備不足をカバーしたいとして無線LANを盛り上げると今までとは違ってくるのかも知れない。とは言っても孫さんは以前にスピードネットを設立して事業に失敗しているし、さてどうなることか。

◆ 世の中が次世代通信に向かおうとしている中で無線LANに向かうという、ある意味逆行する策ではあるが成功すれば面白いのかも知れない。日本全国が無線LANAPで接続され、おまけにハンドオーバまで出来たら、いや、それがWiMAXか。孫さんはWiMAXの免許が取れなかったことを根に持っているのだろうな。800MHz帯よこせにしても相当しつこいというか、昔だったら「女の腐ったヤツ」なんて言われそうだが最近の女性はもっとスッキリかも知れないので例えようがないか。孫さんは全国のAPを数万にまで増やすらしいから話が本当ならいくらか使えることにはなると思う。しかしどこでも使えるレベルにするには100万局くらいは必要だろう。無線LANよりずっと出力の大きなPHSでさえ16万基地局でやっとカバレッジを保っているのだ。



合理化(12/4)
◆ 徹底した合理化で利益率を上げたのがマクドナルドだ。従来は作り置きして、古くなったものは廃棄していたが今は違う。POSレジと連動した生産管理システムによって注文から2分程度でハンバーガが完成するというスピーディさで在庫ロスもゼロにした。
と言っても最初の頃は酷かった。急いで作ることに慣れていないからバンズが焦げていたりして何とも。
もちろん今は管理体制も自動化も進んでいるのでそんなヘマはやらない。調理に時間のかかるフライドポテトなどは油で揚げた状態のものが冷凍されて各店舗に配送される。各店舗ではそれを再度揚げ直す事で独特の食感を得ながら高速解凍も行うというシステムになっている。

◆ フィレオフィシュが四角いのにも意味があり、あれは凍った固まりをそのまま四角く切っているからだ。
凍った固まりは輸入品だそうで、それを国内であの大きさに切り分ける。そしてそれを凍ったままコロモやパン粉をコーティングして再冷凍、各店舗でこれも油で揚げれば完成である。それでも一時期マクドナルドは経営難だった。商品コストを上げれば客が来ず、100円ハンバーガをやれば利益が出なくなる。
規模的にも売り上げ的にもずっと小規模なモスバーガと利益が変わらないなんて時代もあった。その後も値下げと値上げをくりかえす戦法で安いのか高いのかよく分からないみたいな感じで、これも一種の錯覚商法だと思うが儲けを出していった。最近ではコーヒーにも力を入れると言うが、競合他社というか元祖珈琲屋さんより安い価格でこれを売る。ようするにマクドナルドはさほど付加価値のあるものではなく、手軽で安くなければ存在価値がないと言うことなのだ。逆に考えれば手軽で安価に商品を提供している限りはその存在価値は認められると言うことである。

◆ この商法というかスタイルを真似したのがSBMだ。そもそもはシェア至上主義であり、シェアが取れれば価格決定権が手にはいるとばかりにソフトウエア卸業では大きな利益を上げた。「ソフトウエアの価格はソフトバンクが決める」と言われたもので、そこには小売店の意見も製造業者の意見もなかった。イヤなら売らない、それまでだと。しかし移動体通信事業でトップシェアは難しい。孫さんは10年で何とかするみたいなことを最初の頃は言っていたが今は言えない。ならばマクドナルド商法だとばかりに同じ路線を真似してみる。ただしマクドナルドは合理化投資によってコストを下げたが、SBMは投資を行わないことでFCFを増やした。どちらにも言えるのは安いイメージで客を集めたことにあるし、イメージの作り方なども共通点がある。しかし実際には食品とサービスという全く異なるものであり、移動体通信事業はハンバーガの新製品開発より余程大変だと今頃思っているだろう。まあマクドナルドにしてみれば、通信屋よりウチの方が余程苦労して居るんだよと言うだろうが。マクドナルドの収益率向上の鍵は地域ごとの価格戦略かも知れない。これによって何が安くてどれが高いのか分からなくなるのだ。



NASAが反論(12/3)
◆ 2012年地球滅亡説にNASAが反論、そうかそうか、2012年問題はそんなに有名なのか。NASAは、「2012年に地球には何も悪いことは起きない。地球は40億年以上何事もなく存続してきた」とするのだが、むしろNASAにとっての不幸は運営予算削減の話だったりして。そもそもなぜ2012年なのかという話になると、マヤ歴がそこまでしかないからなのだとか。それで惑星衝突説とか色々出てきているようなのだが、まあ惑星衝突の可能性はゼロとは言えないと思う。NASAは衝突すべき惑星があるなら現時点でその存在が確かめられているはずだというのだが、宇宙では何が起こるか分からないしね。絶対に無いとは言い切れないから。

◆ ノストラダムスの大予言なんかも流行ったことがあった。1999年の7月だったっけ、滅亡の日は。まあ滅亡しなかったからその後の2000年問題とかも起きたし、昨年の米国発大不況も起きたわけだが、1999年以前には1999年に一体何が起こるのかとみんなが注目していた。ずっと昔には富士山噴火説を唱える人も居た。この人は富士山が噴火すると言って地元の地価が下がったとかで訴えられたのではなかったっけ。今はどうしているのだろうか。そういえば細木数子さん(今は休業中らしい)も野球の優勝チームを占ったりしていたが当たったためしがなかったなぁ。やはり具体的な未来を言い当てるのは難しいのだろう。というか、当たっても当たらなくても外れていないと言えるような事象でないといけないような気がする。

◆ 2012年はもうすぐそこだ。800MHz帯の再編案が出始めた頃、2012年は遠い未来のような気がした。本当に再編など出来るのだろうか、現在のサービスを止めずにどうやって再編するのだろうかと思ったものだ。まあ孫さんに言わせれば、サービスを止めて入れ替えればいいじゃないかという話で、当時は「ケータイなんてみんな1年か1年半もすれば買い換えるのだから、一斉に買い換えさせればいい」なんて言っていた。まあそれは(良くないけれど)仮に出来たとして、インフラの入れ替えに一体どの程度の期間がかかるか。おそらく基地局の中をちょっといじって、エリア調査も何も必要ないと思っていたのだろう。或いはそうやって他社が混乱している隙に自分たちも準備を開始するとか。
他社を妨害して自分たちを優位に導く手法はADSLの頃から行われていたわけだ。

◆ 2012年が来る前にアナログテレビの停波がやってくる。
第二東京タワーは結構目立つ存在になっていて、中央環状線からも見ることが出来る。これが出来て地デジやワンセグが受信しやすくなればいいのだがどの程度の効果があるのだろうか。このアナログ停波にしたってまだまだ先みたいな感じがしたものだが、その日は刻々と迫ってきている。アナログ停波となればアナログチューナ部分は不要になるわけで、ディジタル専用テレビは今より安くなるのかな、なんて。NHKとの契約を解除したい方もこのタイミングがお勧めだ。ディジタル化への移行でテレビを捨てましたと言えばいい。契約が成立していて金を払わないと訴えられてしまうが、そもそもの契約が結ばれていないのであれば金を取られないのは当然の話だ。ISP代より携帯電話代よりも高額なNHK料金はTVがある限り節約できない仕組みになっている。



無線LAN(12/2)
◆ ウチでは2台の無線LANのAPを使っている。片方は古い2.4GHz帯専用のもの、もう一台は2.4GHz帯と5GHz帯の同時利用が可能なタイプだ。が、その2.4GHz帯専用のNEC製が不調になった。不調になったと言っても接続が出来ないとかではなく、遅延が異常な値を示すようになってしまったのだ。以前にHUBの中途半端な壊れで同じような経験もあるのだが、その時との違いは電源を一旦切ってリブートすれば回復するという点だ。そのまま使っていると数日後には遅延が異常になる。pingを打つと数十ミリ秒から2秒程度の遅延時間になってしまう。

◆ 最初は無線チャネルを変更してみた。たまたまそのチャネルで混信があってパフォーマンスが悪いのかな、と。しかし結果は変わらなかった。ファームウエアが新しくなっているかもチェックしたが変更はないし、もう一台のAPは正常だしと言うことで結論はAPが中途半端に壊れたで間違いはないだろう。もう一台のAPに接続して使っても良いのだが、ちょっと場所的に電波が弱かったりする。ので、きしめんケーブルを買ってきて有線接続してしまった。無線接続だと35Mbps前後だった伝送速度がフレッツスクエアで80Mbpsとか出るようになった。まあ実際のISP接続では40Mbpsも出れば良い方なので無線接続でも有線接続でもたいした違いはない。

◆ 接続速度は100Mbpsだと思うのだが、このPCってGbE対応なのかなぁ。たしか以前使っていた1UサーバはGbEが2チャネルだったような気がする。もっとも高速性が要求されるのはPC同士でデカいファイルを伝送する時くらいなものだ。先日大容量ファイルをインターネット経由でサーバに格納し、それを無線LAN接続されたPCにコピーしたらインターネット経由での伝送速度の方が速かったなんて事があった。無線LANも802.11nの時代、今更理論最大速度が54Mbpsでは駄目って事か。それでもDellで速度を測れば無線LANで30Mbps以上出るが、vaioだと10Mbpsがやっとだったりする。まあそんな感じなので無線LANの遅さにも無関心であったし、もしかしてvaioをメインで使っていたら遅延の増大に気付かなかったりして。

◆ LANケーブルも最近は色々なものが売られている。100Mbpsまでの伝送ならと、使っていない線を省略して細くしましたみたいなもの(カテゴリ5専用)とか、逆にシールドを入れてノイズを防いだとかの極太線だとか。能書きによるとロスが減って誤りがなくなるから伝送速度が速くなるらしい。まあ確かにデータの誤りが頻発すれば遅くなるわけだが、規格ものを規格の通りに使っていれば余り気にする必要もないような。なんて言ったら売れるものも売れないのかな。
電話線に高速ADSL対応と書くと売れ行きが違うみたいなもので、ちょっとオカルトチックな世界を見たような気がする。まあテーブルタップなどの謳い文句もデータの誤りを防ぐみたいな、でも中を見たらZNRが入っているだけだったりするのは良くある話で、実際に誘導雷などがあるとZNRがパッキリ割れておしまいだったりして。なので本格的?なノイズ防止機だと沢山のZNRやコイルやら何やらが詰め込まれている。



バッテリ(12/1)
◆ 先月あたりからF&Fでもバッテリいじりを何度か行い、結果はblogに書いたりしている。そもそもはAPCのSU1400のバッテリが極度の発熱状態になったことに端を発する。MRTGでグラフを見ると、何とUPSの筐体温度が60℃にもなってクーリングファンが稼働しているではないか。一体何が起こったというのか。結局これはバッテリ交換以外に手がなく、おそらくは内部ショートを起こしたバッテリを新品に取り替えて片付いた。もっともUPSのバックアップ時間よりもバッテリ寿命をと言うことで充電電圧は低めに設定している。果たしてこれで多少の効果があるのか否か。ちなみにバッテリメーカによればトリクル充電の場合は28.8V〜30Vと高めに書かれている。現在F&Fの設定電圧は26.8Vだ。

◆ 壊れるときにはまとめて壊れるもので、他の2台のUPSのバッテリも寿命を迎えた。と言ってもこちらは5年ほど使用し続けたものなので老衰と言っていいのかも知れない。ではなぜバッテリは駄目になるのか。それはサルフェーションにより内部抵抗が上がることが原因であり、これを取り除いたものがいわゆる再生バッテリなのだという話がある。そこでパルス印可によっての再生実験を開始したわけだが、残念ながら思ったような結果は得られなかった。もしかしたら再生できないバッテリもあるのか?機会があれば又別のバッテリで試してみたいものだ。
バッテリ再生には内部の電解液を抜いて"分解整備"すればいいみたいな話がある。そういえば比重の下がった電解液を抜き去って比重の高い電解液に入れ替える(要するに硫酸を足すと言うことか)と起電力がアップするという話がある。極板の化学変化は起きないのだが多少何かが変わるのだろうか。

◆ と思ったら電解液の再充填で起電力復活という話が本当に出てきていたりする。このバッテリは「膜を隔てて水素イオンを交換する2種類の電解液を利用したレドックスフローバッテリ」だそうで、エネルギ密度がリチウム電池と同程度と言うから期待は持てるのだが、これっていわゆる燃料電池に分類されるべきものなのだろうか。つまり一次電池であって、その燃料となるものが変質してきたら交換するという。まあ燃やす(酸化させる)訳ではないから燃料電池ではないのかも知れないのだが、でもこの理屈で行けば普通のマンガン乾電池にしても内部物質を入れ替えたら再生できますみたいな話しだったりして。電気自動車はチャージに要する時間が重要視されていて、むしろ航続距離を伸ばすために重く大きく高価なバッテリを沢山積むより、クイック充電が出来ればそれで良いではないかという理屈だ。確かに気軽に素早くどこででも充電できるのならば航続距離自体は短くても使えないことはないはずだ。所がその充電に数十分とか数時間がかかるとなると充電のための時間を見積もっておかなければならなくなる。

◆ バッテリのユニット化や共通化によってバッテリごと交換してしまうシステムも提案されているのだが、各メーカの各車両で共通の電池を使うなどと言うことが現実的かどうか。携帯電話のバッテリパックでさえ共通化など出来ていない(ただしSBM向けのドコモお下がりモデルの電池はドコモ用と同じで、SBMで買うと高額な電池もドコモショップで買えば数百円だったりする)のに。



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