ホーダイ(6/19)
◆ ホーダイというとドコモのパケ・ホーダイがある。パケット使い放題を短くしたものだ。パケホーダイの提供開始は2004年からだそうだ。ドコモがパケット定額制に踏み切ったのはauのEZフラットやダブル定額に対抗するためだ。
◆ それから10年の歳月が過ぎ、ソフトバンクはスマホーダイを発表する。どんどん儲かって笑いが止まらない、ソフトバンクはスマイル放題か何かの略だと思うが、例によって厳しい制限が課されていて決して使い放題ではなかったという。
◆ そのソフトバンクは、国内通信事業に孫さんが飽きてしまったのでだんだんと普通の会社になっていく。孫さんのパワーが及ぶ間は嫌われながらも成長するという路線を貫いたわけだが、それ以降は騙し騙し伸びていく感じになる。
◆ ソフトバンクの真似ばかりしている楽天モバイルはスーパーホーダイを始めている。スーパーマーケットで何でも買い放題というわけでもなくスーパーマン呼び放題でもない。いったい放題の前に付くスーパーとは何を示しているのだろうか。
◆ 調べてみると低速通信が使い放題+5分以内の音声通話が使い放題という事になっている。低速通信の速度は最大で1Mbpsだそうだが通常通信でも楽天モバイルは余り速くないので意外と気にならない可能性もある。
◆ 料金は月額1,980円なので高くはない。ちなみにDTIのパケット使い放題プランは2,200円(データSIM)から2,900円(音声SIM)となっている。
DTIはフルスピード通信が可能だが、以前にblogの記事のコメントで"1.3GB/Day"で規制がかかると教えていただいた。
◆ MVNO各社もARPU底上げのために使い放題プランなどを充実させていくと思われる。MNOの場合は混雑時間帯でも速度低下が少ないので意味はあるのだが、MVNOの場合は使い放題でも通信速度が遅くて余り使えないみたいなところがある。
◆ スマホーダイも決して良いネーミングではないが、スーパーホーダイって何だよみたいな、いかにも楽天だよなぁと思ってしまう。
パケホーダイの前にはテレホーダイがあった。これは携帯電話の世界ではなく有線通信の使い放題で、NTTが1995年にサービスを開始した。
◆ 電話使用率の低下する23時〜8時までの通信が定額で行えるというもの。
アナログ回線で月額1,800円、INS64で月額2,400円だった。この"テレホタイム"には一斉にインターネット接続が開始され、各サーバなどが"重く"なった。
◆ 各地では24時間テレホーダイ運動みたいなものが起こった。ようするに完全定額で使い放題にしてくれと言う運動だ。1997年にはocnが128kbpsで24時間接続のサービスを開始、月額3.8万円と高額だった。
◆ 個人ではとても引けない価格であり、ビジネス用途が種だった。当時会社でこの回線を引いたが、就業時間後は誰も使う人がいないので自由に使って良いよと無料開放したのがCDS-Netの始まりだった。
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