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過去の雑記置き場


色々な商売がある(6/1)
苗は何種類あるのか(6/2)
5G契約で値上げは起きるのか(6/3)
騙されてしまう人たち(6/4)
アスペクトレシオ(6/5)
50年間でどう変わったのか(6/6)
人口カバー率70%はどの位なのか?(6/7)
日立ごみダッシュサイクロン(6/8)
ローソンのPB商品(6/9)
逃げの人生は勝ちなのか負けなのか(6/10)
ルンバのバッテリー(6/11)
ディジタルカメラが売れない(6/12)
どうぶつの森はどこが違うのか(6/13)
古きは良き時代だったのか(6/14)
山を買う人(6/15)
AI音声アシスタント(6/16)
日本の企業らしいところ(6/17)
水耕栽培で苗は良く育つ(6/18)
ニュース記事のコピーサイト(6/19)
何となく行くお店(6/20)
SNS被害だと言うけれど(6/21)
バスオール(6/22)
ヤフオクとかメルカリとか(6/23)
1円販売で契約数は増加したのか(6/24)
政治介入やら許認可事業やら(6/25)
騙されるのは老人ばかりではない(6/26)
レジ袋有料化(6/27)
抜け毛の季節(6/28)
中央リニアと静岡県(6/29)
東京集中は加速するのか?(6/30)


VC
東京集中は加速するのか?(6/30)
◆ 東京都の人口は10年で約100万人ほど増えている。現時点での人口は1400万人を少し超えた程度だ。東京都の人口が1千万人を超えたのは1962年だったそうだ。

◆ 日本の人口の減少に伴って東京都内の人口分布も変わってくる。郊外のベッドタウンの人口は横ばいから減少傾向で、より都心部に近い場所に人々が集まる。これによって近郊連絡線の乗車率は頭打ちとなり、今後減少に転ずるとみられている。

◆ 日本全体で見ると東京都の人口増となるが、その東京都の中で見ると都心に近い部分で人口密度が上昇する。都心に人が集まるのは利便性もあるが、景気低迷によって家賃が余り上がっていないこともある。とは言っても東京や神奈川県の家賃は高く、大阪の2倍くらいにはなっているのではないだろうか。

◆ 地価は西高東低なので東京の東側から千葉にかけては安く、神奈川方向で高くなる。いわゆる下町と呼ばれるエリアの家賃は未だ安価なところもあり、ワンルームのマンションが5万円くらいで借りられる。

◆ 以前にも少し書いたが、利便性を求める若者は狭い部屋でも我慢するという。布団がギリギリ敷ける程度の床面積、バスタブはなくシャワーのみ、それでも駅に近くコンビニがあって家賃が8万円ならそこに住むみたいな感じだ。こうした狭小の賃貸マンションが増えて人口密度は更に上がる。

◆ 若い人たちが都心部へと移り住んでくるので、郊外の賃貸物件は空きが増えて価格が下がる。自転車や徒歩、或いは地下鉄で数駅の通勤が可能な場所に住む人が多くなり、近郊連絡線の混雑が緩和される。

◆ 狭い地域に多くの人が住むので行政サービスの効率が上がり、地価が下がらないので固定資産税収入が減らない。こうして東京都の財政は維持されている。地方に於ける過疎化と税収減少とは反対のことが起きている。

◆ 地方創生だとか一極集中解消みたいな事が言われるが、少なくとも非製造業に関して東京以外の所に移るのは効率的ではない。製造業に関しては広い場所を必要とするので、都心部ではコストがかかりすぎる。逆に非製造業であれば移動時間のロスを抑えられると言うことで業務の効率が上がる。

◆ 道路の混雑は時間的にも金銭的にもロスを生むのだが、それを考慮したとしても都心部の方が効率が良い。コロナウイルス感染対策によって増えたリモートワークなどが定着すると、オフィスの総面積をある程度小さく出来る。自宅で仕事をする人に対して電気代や家賃などを一部負担する企業もある。

◆ リモートワークを考慮しての生活となれば、企業に近い場所の方が当然有利だ。何かの用事でどうしても出社しなければならない場合に、1時間の移動時間なのか10分で済むのかは大きな問題である。ただ仕事場を兼用するとなると、狭小物件は使いにくい。

◆ 銀座の海側の高層マンション群が公務員住宅になっている(一括借り上げかな?)のは利便性を考えてだそうだ。霞ヶ関まですぐに行ける必要があるらしい。家賃は激安で、しかし民間の賃貸を借りようとすると、その額の20倍くらいは取られるという。


中央リニアと静岡県(6/29)
◆ JRと静岡県のもめ事は中々解決しない。JRは今月中に着工しなければ2027年の開業は無理だという。静岡県は、7年も先の日程が数日の遅延で左右される事はあり得ないだろうと言う。

◆ もう全てがこんな感じで、屁理屈だらけみたいに見える。JRはトンネル工事の準備として山を切り開きたいとする。
静岡県は、この工事はトンネルを掘るためのものであり準備工事ではなく本工事に含まれるとして工事の許可を出さない。

◆ そもそもの水問題に関して、JRは当初は湧き出た地下水の全量を川に戻すと言っていたのだが、やがてそれは出来ないとなり、先日はJRの社長が、静岡県は無理難題を押しつけていると言って場が荒れた。

◆ 国交省も乗り出してきたが、仲介役どころかトラブルを引き起こすなどしてしまう。私は専門家でも何でもないのだが、たぶん大井川の水量は減る。JRは当初160基のポンプで地下水を川に戻すと言っていたが、静岡県はそれは無理だとした。160基のポンプを設置する場所が用意されていないからだ。

◆ これを受けてJRは、じゃあ36基にするよ、でも地下水の全量は戻せないかもねと言うような話になったのかな。水がどの位減るのかは分からないが、トンネル工事によって河川の水量が減る事は珍しくないらしいので、影響は出るだろう。

◆ 静岡県や大井川周辺の自治体は、水が減る事自体は許されるものではないと言う。
JR側は、そんな事を言われても困るという。水量が減った事に対する補償が行われている所もあるので、最終的にはその方向で良いのではないかと思う。河川の水量が減って取水が出来なくなったら、その周辺に井戸を掘って水をくみ上げる工事をJRがやれば良いのではないだろうか。

◆ もっとも下流の方となると多くの水をくみ上げるのが難しいかも知れないし、水質だとか地盤沈下などの問題が出てくる可能性もある。そもそもリニアの通過を認めた時点で自然への影響は分かっていたはずだ。確かに水は大切なのだが、このまま行けばリニアの開業が遅れる。

◆ 予定どおりの開業にこぎ着けるために何をすれば良いのかを話し合わなくてはいけない。アレもダメ、これもダメ、アレは出来ないこれは不可能だと公務員みたいな事を言っていたら、いや、あ、公務員か。JRにしたって国鉄気分のままの所もあるわけで、やっぱり話が進まない。国交省が出て来たところで、役人なのだから各者屁理屈をこねまくりになる。

◆ 国交省の大好きな、そしてリニアの膨大な電力をまかなうための利水&発電用のダムでも造るとか。ダム工事費をJRが出すのなら文句は無いんじゃないかな。JRにしても電力が生み出されるのなら無駄ではないし、河川水量が安定するなら静岡県にとってもメリットはある。

◆ 膠着状態ではいくら何をやったって無理なわけで、解決するにはどうしたら良いのかを考えなければいけない。意地の張り合いでは工事は進まないし得をする人も居ない。
JRと静岡県は従来から仲が悪かったらしく、色々あるのだろう。JRもJRで、だったら静岡県内を通さないルートでリニアを考えれば良かったのに。と言っても仕方がないので、解決に向けて努力して欲しい。


抜け毛の季節(6/28)
◆ 猫は人間より一足先に夏を感じるらしい。暖かく体を覆う被毛は、春先には夏の毛に生え替わりはじめる。抜け毛の多いのは猫種にもよるが、その猫にもよる。一般的にはシングルコート、つまり下毛の無い猫は抜け毛が少ない。少ないと言うより、細い毛が抜けてこないので目立たないとでも言えば良いか。

◆ 下毛はかなり細く柔らかい。毛と言うよりも、それらがまとまって綿埃になるみたいな太さだ。長毛種は毛が長いので、余計に抜け毛が目立つ。
ブラッシングが好きな猫はブラッシングで余計な毛が取れてしまうので抜け毛が目立たない。

◆ ブラッシングが嫌いな猫は、抜け毛が抜けていない毛の間に挟まった状態で猫にくっついている。入浴が嫌いでない猫ならば、洗ってしまうのが手っ取り早い。掃除機を怖がらない猫ならば掃除機をかけてしまう。回転ヘッドを心地よく感じておとなしくしている猫もいる。

◆ 床に落ちた毛はルンバが掃除をしてくれるのだが、吸引力が強くなった800シリーズ以降は排気が毛を舞い上がらせてしまうことがある。700シリーズ以前は排気が微風なのでその心配は無いが、回転ブラシに毛が絡まるので掃除が必要だ。

◆ ルンバは10時に780を、15時に870を運転している。毛の抜けない季節はルンバ自体の掃除もサボれるのだが、抜け毛の季節には毎日ダストボックスを綺麗にしなければいけない。780の回転ブラシは絨毯に優しく、しかも絨毯に付いた毛を取ってくれる。しかし870のゴムブラシは絨毯(綿で出来ている)を削り取ってしまうようで、絨毯色の細かな毛がダストボックスに溜まる。

◆ ブラシの方が攻撃性が高そうなのだが、実際にはゴムローラーの方が繊維を痛めつけている。1回の掃除で削れる量はわずかだろうが、それを毎日行うのだからダメージ加工されるというものだ。

◆ それでも猫の毛も吸い取ってくれるわけで、放っておけば勝手に掃除をしてくれるから手間がかからない。普通の掃除機をかけるほど綺麗にはしてくれないが、手間がないのでまあ良いか。ちなみに10時と15時に掃除をしても、両時間とも綿埃のようなものが取れる。

◆ 真夏や真冬、毛の生え替わり時期以外は抜け毛が減るので掃除は楽になる。秋口の生え替わりは、短い夏の毛が長い冬の毛になるので抜けるのは短い毛だ。春先は冬毛が抜けるので年間を遠いして最も抜け毛の量が増える時期でもある。

◆ ここは山の中なのでバルコニーで猫をブラッシング出来るが、住宅街では気が引ける。
犬のブラッシングだって住宅街では、抜けた毛が隣の敷地内に入っていくみたいな事になってしまう。そんな事もあってブラッシングやシャンプーを動物美容室に任せている人も多いと思う。お金はかかるが手間はかからないし、定期的に連れて行けば抜け毛に悩まされることも少なくなる。

◆ 犬はお利口だからおとなしくしているかも知れないが、猫は嫌がるというか連れて行くだけでストレスを感じるような動物だ。
嫌がる猫を洗う訳で、猫的には拷問を受けているように感じるだろう。それでも家で洗うならば、洗った後にオイシイ餌を与えれば条件反射を身につけるんだけど。


レジ袋有料化(6/27)
◆ レジ袋の有料化が行われる。スーパーなどによっては既にレジ袋を有料化しているところもある。横浜市ではそうでもなかったが、伊豆市では有料化が進んでいて不便な思いをした。

◆ スーパーなどでは段ボール箱がおかれているので、買ったものをその中に入れて運ぶ。田舎なので多くの人は車で買い物に来ており、段ボール箱を積み込んで車で帰るというわけだ。これがバスや電車でとなるとそうは行かないのだけれど。段ボール箱は解体して燃えるゴミに、或いはそのまま資源ゴミになり、回収コストが増大する。

◆ レジ袋は全て有料化しなければならないわけではなく、バイオマスプラスチックを使ったものは無料でもかまわない。しかしコンビニではバイオマスプラスチックを使いながらも有料化に踏み切るという。

◆ 先日も触れたが吉野家はレジ袋を有料化しない。理由は衛生面で不安があるからというもの。マイバッグでは衛生面での安全性が担保できないことや、汁がこぼれるなどする可能性を排除出来ないからだそうだ。

◆ 同様にマクドナルドやケンタッキーフライドチキンもバイオマスプラスチックを使ったレジ袋を無料とする。バイオマスプラスチックは生分解性プラスチックと異なるもので、植物原料が混じっている(まあ、石油にサラダ油が混じっている的な)ものだ。なお厚手のビニール袋は規制対象から外れている。厚手のものは繰り返し使えるからと言うのがその理由だそうだが、捨てられた時の環境負荷はより大きいんじゃないのかなぁ。

◆ レジ袋は石油のカスとも言えるナフサなどから出来ている。レジ袋として利用出来なくなると、ナフサは別のプラスチック製品になったり燃やされたりする。つまり炭酸ガス排出量という点で見ればレジ袋の廃止に殆ど意味は無いそうだ。

◆ 海洋汚染云々とも言われるが、汚染源の6割は中国であり、日本のゴミは0.3%以下だとか。更にこの中のレジ袋の割合は小さく、ペットボトルや産業プラスチックの方が多い。レジ袋有料化の取り組み自体が間違っているとまでは言えないが、そのメリットは誰にも説明出来ないというのが本当のところだ。

◆ レジ袋の有料化を前に、手提げビニール袋(いわゆるレジ袋)の販売量が増えているという。スーパーでレジ袋を買うよりも安価だと言う事、エコバッグと呼ばれるものよりも軽量で衛生的である事で買い求める人が多い。基本的には使い捨て(多くの場合はゴミ袋として使われて捨てられる)なので衛生面で問題はない。

◆ 食品などを入れるエコバッグは、この時期雑菌やカビの繁殖などもあるので衛生管理をしなければいけない。その点で行くと昔の買い物カゴは通風性があって合理的だったとも言える。まあそれでもカビが生えたりしたと思うけど。

◆ レジ袋を紙製にする取り組みなどもあるが、紙の袋を作るにはビニール袋より多くのエネルギが必要であり環境負荷も低くは無いとの事だ。そう言えばストロー問題はどこに行ったんだろうかと思う。一時期は紙製にするとか廃止するとか何とか言っていたのに。この辺りは割り箸問題も同様だ。割り箸を廃した飲食店も、衛生面や新型コロナウイルス問題で再び割り箸に戻したところも多い。


騙されるのは老人ばかりではない(6/26)
◆ 特殊詐欺の被害に遭うのは高齢者なのだが、騙されるのは高齢者だけではない。ワイドショーでトイレットペーパーが買い占められていると聞いてすぐに買いだめに走るのは中年層だ。納豆が健康に良いと聞けば納豆が買い占められ、サバ缶ダイエットだとなれば市場からサバ缶が消える。

◆ Twitterなどのフェイク記事に若者は騙される。北海道で野生のライオンが目撃されたとの書き込みがあれば、それは大変だと真面目に答えちゃう。自分で考えることをしないで、書かれていることが全てだと思い込む。一方で、書かれていることが真実であったとしても、自分が気に入らなければそれは嘘だと言い始める。

◆ 若者を少し過ぎた中年手前の人たちに不動産を売る人々も、そんな人たちの特性をうまく利用する。マンションを売るとは言っても不動産屋が前面に出てくるわけではない。人々を集めるのは○○セミナー的な、安価或いは無料で開かれる会である。

◆ ○○セミナーでは資産形成や投資の重要性などが説かれ、講師は巧みな話術で不動産投資が最も良いと結論づける。
さらには、ここだけの話ですよともったいぶりながら、一般公開されていない物件がありますと持ちちかける。

◆ 興味を示す受講者に不動産業者が近づき、通常であれば○千万円の所、今回は講師の先生の口利きと言う事で特別○千万円で、今契約してくれた人だけの特典ですとやる。普通の人であればその物件が安価なのかどうか、立地やデベロッパーなどを調べるのだが、そんな暇は与えない。

◆ ○○セミナーにはサクラも参加していて、この物件は安い、すぐ契約する、一人1戸しか契約出来ないのかなどと言い始める。○○セミナー参加者は、参加時点で様々な情報を書かされているわけで、ローンの通りそうなターゲットにマンションを売りつける。

◆ 不動産売買に慣れている人は少ないと思うので、目が行くのは物件価格だけだ。今住んでいるアパートの家賃よりもローン支払いの方が安くなると勧める。実際問題として安くならなかったら、ボーナス支払い併用ローンで毎月の金額を安く見せる。
そんなものローン計算書を見ればすぐに分かるというか、ちょっと計算してみれば分かりそうなものだが騙されてしまう。

◆ こうして売りつけられる物件の多くは住居用と言うよりも、狭くて安価な投資用の物件だそうだ。と言っても今の時代に投資用不動産で利益を出すのは大変だ。不動産屋が儲かりますよと言ったところで、それを賃貸化するには又費用もかかる。

◆ まあ結局は自分で住むことになるケースが殆どだそうで、賃貸化して不労所得を得るなどと言うのは夢と化す。例え賃貸化出来たとしても、借主がいない期間が2ヶ月も続けばローンが払えなくなってしまう。ローンで購入して、その支払いを賃料でまかなう計画はハイリスクだ。

◆ 専有面積は4坪〜6坪程度が多いとのことで、不労所得が夢と消えて実際には自分がそこに住むことになる。ローンを払い始めれば賃貸物件の家賃より高く、管理費その他の付帯費用も必要とあって支払いに苦しむことになる。

◆ 勿論支払いが苦しかろうが何だろうが、不動産屋的には売ってしまえば関係はない。
最初はウキウキだった購入者も、半年もすると現実を考えるようになる。何故自分はここを買ってしまったのかと。


政治介入やら許認可事業やら(6/25)
◆ 消毒用アルコールの価格高騰や品薄問題は、アルコールの複雑な事情にあると以前に書いた。許認可事業と利権争いがアルコールの供給を不安定にする。しかし政府としては利権第一生命第二なので、それを改善しようとはしない。

◆ 携帯電話の料金を安くすると言う話で始まった様々な施策だが、実際に加入者が支払う総額は高くなっていると見る人が多い。端末価格は変動するしデータの使用量も時々で変わるので何とも言えない部分はあるのだが、分離プランによって通信費が下がったかというと微妙な感じはする。

◆ さらに、実際に加入者が負担するのは通信費の他に端末代もある。インセンティブプランではまとめていくら的な感じだったが、分離プランでこれが切り離された。もうだいぶ前になるが、国税部分と地方税部分の比率変更が行われた。比率を変更するだけだから納税額に違いは無いよと言うのが財務省の言い分だったわけだが、国税と地方税では控除部分が大きく異なるので実際にはかなりの増税となった。

◆ インセンティブプランと分離プランもこれと同じように、分離したら総額として高くなったと言える。勿論個人的には分離プランに賛成なのだが、MNOがインセンティブ(を廃した)分だけ儲けが増えたと言っていることからしておかしいではないか。つまり通信費が順当に下がらなかったと言う事になる。

◆ 確かにインセンティブプランでは多くのApple税が取られていたわけで、それは平等とは言えなかった。ただ、それでも自由競争の世界では致し方ないところもある。
分離プランにより最も打撃を受けたのはAppleだろう。そしてそのiPhoneを扱えるか否かが勝負の分かれ目だという人も居る、楽天モバイルはどうなるのか。

◆ 官製不況を生むと言われた第一次分離プランはソフトバンクによりぶち壊された。
ソフトバンクにより分離プランは骨抜きにされ、インセンティブ山盛りで加入者数を増やした。ここで楽天モバイルがソフトバンクのように反乱を起こせば、加入者増になったかも知れない。しかしソフトバンクはもはや加害者立場ではなく被害者立場、つまりは加入者減を防ぐ為に分離プランに従うみたいな感じになっている。

◆ 自由競争と言いながらも政府の介入によってその時々で方針が変わり、それに振り回されながらの経営と国内景気の低迷は5G化も遅らせる結果となった。と、今度は5G化や光ファイバー網にカネを出すなんて言い始めた。
政府がカネを出してくれるなら良いことではないかと思うかも知れないが、これって民営から公社化するようなものではないか。

◆ 不況の中にあって移動体通信事業が安定しているとみれば、それに介入して新たな税でも作りたいのか。携帯電話税など以前から言われていたことである。通信料金を下げさせた上で課税するという目論見なのか。

◆ そもそも諸外国並みの携帯電話料金を目指せということ自体に無理がある。エネルギコストや法人税などを諸外国並みにするのなら良いがそうではない。産業用電力コストは米国やカナダの4倍くらいだと思う。鉄塔を建てれば土地代が必要で、それには固定資産税も必要だ。確か鉄道のコストの時にも線路を敷くための土地代と税金、細長いけれどものすごい面積だから日本では高く付くと聞いた事がある。


1円販売で契約数は増加したのか(6/24)
◆ 例え特例が設けられたとしても、過剰な値引き販売はしないと楽天は言っていた。もちろん楽天miniにしても過剰な値引きなどしていない。販売価格から上限いっぱいの2万円を引くとゼロ円以下になると言うだけである。

◆ 当初は格安販売をしていなかったわけだが、その後値引率を大きくし、そして1円販売となった。オリジナルモデルなので定価は自由に決められる。市販のモデルを売ると、他の販売店なり販売社の価格から逸脱することが出来なくなるが、miniはODMモデルなのでどうにでもなる。

◆ 安価な代わりにソフトウエアアップデートは基本的には行われないと言う事で、現在のOSバージョンのままとなる。
小さく軽くFelica付きで安価となれば、セカンダリユースに悪い選択とも言えない。

◆ 電子決済による特典終了とあって、QRコード決済から撤退する店舗が増えている。QRコード決済はQRコードの読み取りなどがスムーズに行かなかったり、サーバの応答がうまく行かないなど、未だにトラブルも多いそうだ。そのたびにレジが止まってしまうデメリットを考えると、今後はFelicaやクレジットカードオンリーとする店舗の気持ちも分からないではない。

◆ 楽天はminiの1円販売で加入者数を増やせているのだろうか。三木谷氏はいつものように自信たっぷりに想定どおりだと言うのだが、想定どおりであればあえて1円販売をする必要も無いというのが他社の見方だ。加入者数は無料を発表した当初の初速が維持出来ず、20万+あたりから殆ど増えていないと言われる。このあたりは正式な加入者数の公表がないので何とも言えないわけだが、黒字転換のために700万加入は必要だというのだから未来は霞んで見えないその先にあるようなものだ。

◆ UQはプランRで楽天に対抗する。月間最大10Gバイトは楽天のUN-LIMITの1/30である。UN-LIMITは完全無制限だと宣伝しているものの、実際には10Gバイト/日でリミッタがかけられてしまう。小さな字で制限を行う場合がありますと書かれている。

◆ UQの場合は通話が無料にはならないので、この点でUN-LIMITとの差は生まれる。
エリアに関して、勿論楽天よりは広いのだがドコモ並みとは言えない。この田舎の山の上でドコモとauは使えるが、ソフトバンクやUQは使えない。いずれもエリアマップで見れば使えることになっているがダメだ。UQに対しては、エリアマップ上では使えるはずだけれど、実際にはこの付近一帯では使えないよと報告している。報告はしたがエリアマップは直されていない。

◆ 楽天モバイルへの申し込みには楽天IDが必要だったかな。この辺りも少し敷居を上げているのではないのか。楽天IDの発行数は1億を軽く超えているそうなので、未成年者や高齢者を除けば全ての人が楽天IDを持っていることになるが、実際にはそうではない。

◆ 楽天モバイルなら1年無料で使えるよと勧めても、楽天IDを取得すると迷惑メールがたくさん来るのではないか、1年後に解約するのが面倒そうだ、無料と言っても金を取られるのではないかと、いかに楽天という企業に対する信頼性が無いかがよく分かる答えが返ってきた。


ヤフオクとかメルカリとか(6/23)
◆ マスクなどの転売で脚光を浴びたみたいに知名度を上げたヤフオクやメルカリだが、所詮商売と言う事でその対応を問題視する声も上がった。ヤフオクに関しては以前から様々な問題もあり、オークションとは直接関係はないものの、IDリストの販売なども(従業員によって)行われていたという話もあった。

◆ 転売屋を規制せずに正規販売者を削除するなどもあり、これを不服として訴訟問題も起きている。ヤフオク訴訟(自称)を多く手がける弁護士もいるそうだが、これは訴訟ではなく被害届の代筆みたいだけど。結局の所ヤフオク側が気に入らないと思えば何らかの理由を付けてけしてしまうわけだ。

◆ その一つに送料込みがある。送料無料と書けば良いそうだが、送料込みというとその"込み"が、規約で禁じている"おまけ"に相当するとしてID削除になる場合があるそうだ。相当無茶苦茶な理由だが、これに対して文句を言っても返事すら貰えないとか。

◆ 一方で1円販売と高額送料でヤフオク手数料逃れは許されたりする。いや、全てが許されているのではなく特定の販売者に甘いとでも言えば良いのか。中華系販売者を下手に削除すると訴訟問題になって面倒だから放置しているとも言われる。

◆ それでも昔に比較すれば未だマシになったと言う人も居る。以前は詐欺や騙しが横行し、それに関してヤフオク側は一切関知しない態度を貫いた。ただトラブルの増加と法解釈によってヤフオク側の責任を追及されることになり、運営も態度を改めたわけだ。

◆ メルカリも似たようなものなのは、手数料商売なので転売でも何でも売れれば儲かると言うところがある。例えば転売屋が多数出品しているとする。転売屋同士暗黙的にその商品には1万円の値を付けていたとしよう。しかしそこに新規参入してきた転売屋がこれを5千円で売ろうとする。すると1万円の転売屋が運営にクレームを入れ、結果として5千円の転売屋が制裁を受けるみたいになる。これを不当だとしてメルカリ側に文句を言ったところで無駄なのだ。

◆ 権利者によるクレームというものがある。例えばゲームを出品したとする。ゲームの制作会社なり販売者が、ヤフオクに対して中古販売は禁止しているから削除してくれと連絡をする。するとヤフオクはそれを削除するし、場合によってはIDも削除される。これもヤフオクに文句を言っても解決しない。
単に権利者から消せと言われたから消したというだけで、では何が出品禁止なのかと問い合わせたところで「権利者に聞け」と言われるだけだとか。

◆ 一方で明らかなDVD-Rへのコピー品が許されていたりする訳で、たぶんヤフオク側は「権利者からクレームが来ていない」事を理由にするのだろう。消毒用アルコール販売も中々規制されなかった。今は酒税法か何かで規制対象になっていると思うが、酒税法など最近出来たものではない。

◆ 少なくとも法律で販売の制限されているものに関するチェックは必要だ。薬物などはチェックされるようではあるが、まあ薬物は隠語的な出品方法が蔓延しているようだから難しいか。今はオークションやフリーマーケットアプリではなくTwitterなどでの薬物販売が多いらしい。ヤフオクやメルカリと違って登録が不要で匿名性が担保されるのがその理由だとか。


バスオール(6/22)
◆ 私は全く知らなかったのだが、いわゆるユニットバスの最初が、そのユニットを部屋に置けるバスオールというものだったそうだ。登場したのは1960年代後半で、ほくさんという会社が作っていたとある。ほくさんは北海酸素?化学屋さんだったようなのだが、違うほくさんなのかな。現Panasonic系列でもほくさんのバスオールの説明があったりして、合併を繰り返してPanasonicになったのかも。

◆ 1960年代には風呂のある家が少なく銭湯が一般的だったそうだ。そんな風呂のない家にバスオールを置けばすぐに風呂が使えるようになる。当時の価格は4万円〜6万円くらいで、大卒初任給と同じ程度だった。

◆ 初期型は半畳程度と言うから、0.25坪タイプか。設置面積が浴槽底面積であり、浴槽に蓋をして洗い場を作るみたいな構造だった。給湯は別途給湯器から或いは給湯器付きのモデルもあった。給湯器の都合から台所にユニットバスを置くことが多かったとか。排水はホースで、これも台所の配水管に接続する。

◆ バスオールは部屋に置くばかりではない。当時急速に戸数を増やしていった団地のベランダにもベストマッチだったそうだ。これによってバスオール市場は拡大する事になる。それと同時に浴槽と洗い場を別に設けた1畳タイプもラインナップに加わる。

◆ その後仮設トイレ的外観の仮設型バスオールや浴槽を廃してシャワーだけにしたシャワールームなども発売された。1980年代になると家に風呂があるのが一般的になってきたのか、現在のユニットバス同様に組み込み型みたいな製品が多くなってくる。

◆ 屋内に風呂場を作ると給湯器が必要になる。初期型のものはCF(Conventional Flue)と呼ばれる排気用の煙突が付いたタイプだった。これがバランス型と呼ばれるものに変わった。バランス型のバランスとは屋外吸気・屋外排気がバランスしているからだそうだ。

◆ 風呂釜を浴室内に置くとその分浴槽を小さくしなければいけないし、常に水のかかる場所だけに腐食などの問題もあった。ただ配管長が短いので配管途中に冷えた水が溜まることもなく、ガスの点火と同時に湯が出てくる的な便利さもあった訳だ。

◆ バランス釜から給湯器への交換は、それが容易なようにバランス釜の吸排気管の穴を利用する貫通型というものがある。バランス釜の開口部をそのまま利用するので細長い(突き出し量が多い)形状ではあるが、最小の工事でバスタブを大きくすることが出来る。

◆ 昭和40年頃に出来た団地や分譲マンションなどの多くはバランス型の風呂釜であり、これのリフォームなどでも貫通型と呼ばれるものが使われるそうだ。昭和40年代にマンションを購入した方は既に高齢であり、建て替えに対する意欲もないのだという。建て替え期間中の住まいを見つける手間もあり、建て替えて快適になったところで自分の寿命との兼ね合いもある。ならば風呂やキッチンを直して住む方が合理的だと考えるわけだ。

◆ 工事業者としては、エレベータのない建物の工事は大変だという。古い機材を下ろすにも新しい機器を運び入れるにも、狭い階段を往復しなければいけない。単相三線の引けない団地やマンションも多く、ブレーカー容量は30Aになる。当時は今のような電力を多く使う機器はなかっただろうし、クーラーの普及率だって今とは全く違っていたのだろう。


SNS被害だと言うけれど(6/21)
◆ 5月だったか、フジテレビ系で放送されていたテラスハウスという番組出演者が死亡した。SNSなどで出演者への批判が相次ぎ、それを苦にした女性が自ら命を絶った。これをきっかけとしてSNSを規制するような動きにもなった。

◆ SNSでの批判を煽り言わば炎上させることで視聴率を稼ごうとする、制作側にも批判が集まった。制作側は行きすぎた面があったとして謝罪した。一部ではSNSで叩かれたくらいで生きるだ死ぬだと言う方がおかしいととも書かれた。

◆ Twitterなどを見ていると、殆ど落書き帳みたいなものだと思う。それが正しいか正しくないかではなく、自分が主張したいことを書くだけだ。Blogやホームページなどと違って、閲覧されるのは瞬間的なもの(に、なる場合が多い)なのと、匿名な世界なので、2chと変わらないと言えば良いだろう。

◆ 例えば水素水を崇拝する人は、コロナウイルスが水素水で死ぬと言うし、水素水が嫌いな人は水素水など飲んだら死んでしまうと言う。勿論水素水でウイルスは死なないし、飲んだ人間も死なない訳だが、何も考えずに書いてあることを信じる人の何と多いことか。

◆ 公務員給料を上げないから不況だみたいな論もあった。公務員の給料を上げると、それに連れて民間企業の給料も上がるというのだが、どこでどう間違えるとそんな理屈が出てくるのか。でもそれに賛同する人がいるのだから面白いを通り越して恐ろしくなる。。

◆ なのでSNSで叩かれたらアカウントを消して知らん顔をしていればいいと思う。政治家などでTwitterアカウントを持っている人は少なくはないが、叩かれても無視するか、叩かれたらTwitterの利用をやめるかのどちらかだ。
その後は支持者と非支持者が熱い議論を勝手に繰り広げてくれる。

◆ 芸能人などではアカウントを消すことすら許されないなど、複雑な事情もある。宣伝目的としてのアカウントな訳で、好感度を維持し続けなければいけない。一昔前の、アイドルグループのBlogみたいなものだ。

◆ 当該女性を叩いた人たちがアカウントを消して逃げちゃったと言う事は、その叩きに主張などはなかったと考えられる。主張したい事があれば主張し続ければ良いので、みんなが叩いてるから一緒に叩こう程度の人も相当数いたのだろう。

◆ 安倍総理が失敗した定年延長法案も、SNSで反対意見が云々と(主にマスコミが)言っていた。
政府系というか世論誘導系みたいな書き込み問題もあるし、孫さんのアンケートの謎の逆転問題もあり、政府も色々金を使っているのかな。ただTwitterの書き込みに動かされる政府ってどうなの?みたいな所はある。
国民投票じゃないんだから。まあ、だからこそSNS対策費が必要だというのか。

◆ GoogleによるWHO支持問題は過去にも書いたが、こうした動きは言論統制につながりかねない。発言や書き込みに責任を持たせるのは良いことだが、責任を持って無責任な発言をするなら、それは認められて良い筈だ。

◆ 例の裁判事件などもあるので、思想系の書き込みには注意した方が良い。個人同士の争いにしたって、どこから火の粉が飛んでくるか分からない。デマツイートに踊らされる人が居たり、それが社会問題になるなどする。

◆ 永久機関のツイートがあったのだが、そこではどうやってエネルギを取り出すのが効率的かが語られていた。エネルギを取り出すと機関が止まっちゃうよと言う書き込みもあったが、そもそも永久機関の時点でおかしいし。


何となく行くお店(6/20)
◆ コロナウイルス感染拡大防止による外出抑止などで、都市部や観光地のコンビニで売り上げが減少した。都市部では行動人口そのものが減少し、観光地も然りだ。伊豆市でも例年であれば多くの観光客が訪れる訳だが、今年はその数も少なかった。

◆ コンビニの駐車場にも車が少なく、店内にも人がいないというのはちょっと異様な光景でもある。ここの所客数は戻っているようだが、それでも例年よりは少ないのではないかと思う。夏の観光シーズンがどうなるのか、観光収入をアテにする地域では気になるところだ。

◆ 住宅街のコンビニは余り売り上げを落とさずに済んだところもある。近くのコンビニで買い物を済ませようと考える人が多かったのだろう。ただ立地によっては、スーパーやドラッグストアに客を取られるなどもあったという。

◆ 特に買う物がなくても、何となくコンビニに行ってしまう人、何となく行って何となく何かを買って帰ってくる人は一定数いるのだそうだ。コンビニに立ち寄ることが日課になっている風な感じで、しかし外出抑制はこうした人たちをコンビニから遠ざけた。

◆ 緊急事態が解除されてそんな人々が戻るのかというと、これには時間がかかると言われる。元々明確な用事が無く店に出向いていた人たちなので、外出抑制によってその必然性を改めて考える機会が出来てしまった。コンビニの店舗内に人が少ないと、立ち寄るのをやめてしまう人もいる。

◆ コンビニ各社だが、セブンイレブンが売り上げ減少率が少なくファミリーマートが深刻だった。セブンイレブンでは奨励金的な金銭などの支給や、特別な融資枠を設けるなどしてオーナー保護を行う。

◆ 一方でnanaco不正発行疑惑が明るみに出るなど、相変わらずだという人もいれば、セブンイレブンもオーナー保護をやるのかという人も。いずれにしても店舗数の減少は本部利益の減少でもあり、店数を維持することが必要なのだ。各店舗はギリギリの運営をしているところも少なくはなく、売り上げの減少によって即座に資金繰りに困る所も多い。

◆ 弁当などを仕入れる時に、その販売金を仕入れに回すために後払い(いわゆる借り入れ)方式を採るところも多いそうだ。後払いがタダで出来るかというとそうではなく、シッカリ金利を取られる。セブンイレブンではこの金利を当面免除するそうだ。支給金やこうした施策の予算は30億円以上を計上するという。

◆ セブンイレブン本部に対して店舗オーナーは、利益の最大化よりも店舗数の確保に舵を切ったのではないかと評価する。
これまでであれば不採算店舗は閉店するしか道がなかった。しかし売上減少店にも給付や貸し付けを行うなど、これまでとは違ってきている。

◆ ローソンも店舗維持などに30億円以上、ファミリーマートでも20億円以上を支出する。しかし売り上げが元通りになるまでには時間がかかるとみているようだ。これは旅行業界などでも同様で、客数の減少と除菌など経費の増大、客数を減らして感染リスクを下げるなど効率の低下、だからといって値上げの出来ない経済状況など、それがいつまで続くのかが分からない。


ニュース記事のコピーサイト(6/19)
◆ ニュース記事を丸々コピーしているサイトがある。正規にコピーしているとすれば、いったい記事の転載にいくらかかっているのかと気になる。
不正にコピーしているとすると、良く捕まらないなと気になる。

◆ 様々なニュースサイトのコピーを行っているので全てが違法行為かどうかは分からないが、少なくともあるメディアは(当該サイトには)「転載を許諾していない」と明言している。

◆ このサイトのWebmasterは日本人のようだが、本拠地はマレーシアとなっている。まさかマレーシアには著作権に関する法律がないなんて事はないと思う。F&Fでは丸ごとコピーすることは無いが、引用などはある。引用には規定があって、引用のし過ぎはコピーと同じように見られる。一方でF&Fの記事を丸ごと或いは一部分そっくりコピーしたサイトなんてのもある。なのでコピーに関してF&Fは(気づかぬうちに)加害者になっている可能性よりも、被害者である事が多い。

◆ このサイトのWebmasterはWebコンサルか何かをやっているそうなのだが、違法を認識しているのか?それとも他のサイトの情報をコピーすることは正当だと思っているのだろうか。Webに公開されたものは皆が見ることの出来る情報であり、それの転載は自由だと考える人もいる。

◆ ニュースなどはその事象自体に著作権は発生しないのだが、それ以外の部分の文章には権利が発生している。このサイトでは写真も転載しているが、当然写真にも権利が発生している。何らかの製品の写真をそのメーカーのサイトから持ってくる場合は多めに見て貰える場合もあるし、販売用の写真なども然りだ。しかし報道写真の権利関係は複雑で、カメラマンや報道社などが絡んでいる。

◆ このサイトの運営目的はよく分からないが、相当数の記事のコピーを作っているので自動で記事のコピーが行われているのだろう。コピー記事の宣伝はTwitterで行われているが、これも自動だと思う。定期的に自分の記事をリツイートしているのだが、凄い数でタイムラインが埋まってしまう。

◆ このサイトが新聞社などから賠償請求されると、いったいいくらくらいになるのだろう。記事の量がものすごいので、1記事あたり1万円だったとしても相当な金額だ。新聞社などは記事がコピーされたことによってサイトのアクセスが減少し、その損失分も請求してくるかも知れない。そう考えると丸ごとコピーは非常にハイリスクだ。

◆ しかしそのリスクを承知で行っているとすると、それなりのメリットがある筈だ。それが広告料なのかも知れないし、Webコンサルのネタになっているのかも知れない。
もちろん転載が許諾されていれば全く問題は無いのだが、だったら記事の後ろの方の転載元のURLは不要な気もする。まあ許諾契約の中にそういった条項がないとも限らないけど。

◆ 随分前になるが記事もページレイアウトもそっくりコピーして、そのページの中の広告コードを自分のものに入れ替えるサイトなんてものがあった。フィッシング詐欺サイトのようにそっくりに作られているというか、そっくりコピーしてきたのだから当たり前だ。今は余り見かけなくなったが、おそらくは存在しているだろう。


水耕栽培で苗は良く育つ(6/18)
◆ トマトの水耕栽培だが、苗を植えると日ごとに生長する感じでどんどん育つ。そもそも水に浸かっているのだから水をあげる手間もなく、放っておけば良い感じ。

◆ トマトの苗の種類によっては上方向に伸びすぎないように剪定が必要らしいのだが、今回植えたものは数十cmの所で先端が3つくらいに分かれ、余り伸びなくなった。

◆ 下の方にはいくつか花が咲いているのでやがてトマトがなるのだろう。
生長すると培養液は毎日1リットルくらい減っていく。導電率を測ると液肥が薄くなる方向なので、指定よりも濃い濃度の培養液を作って入れている。

◆ 発泡スチロール製の箱を使った水耕栽培容器は20リットルくらい(溢れるギリギリまで入れれば30リットルくらい)の溶液が入るのだが、週に1回くらい補給しないと心許なくなってくる。

◆ サイトなどで培養液のコストが云々と書かれているが、なるほどなという感じ。沢山の野菜などを水耕栽培しようと思うと、相当な量の液肥が必要になるわけだ。

◆ 根から上の部分が生長するに従って根も増えてくる。もはや発泡スチロールの箱いっぱいに蔓延っている感じ。もしかしてもっと大型の容器の方が良かったのかななんて思ったりする。

◆ 花を小さな鉢に植えておくと余り大きく育たないと聞いたことがある。金魚だって小さな水槽に入れておくと余り育たないのと同じか?って、違うか。

◆ あとは食するに適合するトマトが出来るかどうかだ。ミニトマトは失敗が少ないらしいのだが、中〜大玉のトマトはそれなりに難しいのだとか。割れてしまったり赤くなりきらなかったり。
誰にでも作れたらトマト農家が困るわけで、商品として通用するレベルに育てるには多くの技術やノウハウが必要なのだ。

◆ 子供の頃に住んでいた家で、祖母が庭でナスを作っていた。ナスは肥料を沢山与えないといけないとかで、色々世話をしていた。で、売っているようなナスが出来たのでナスって簡単にできるんだなと思っていた。だがその後ナスの苗を植えてみた(殆ど放っておいた)ら、確かにナスは出来たが小さくて固くて、とてもではないが食べられるようなものにはならなかった。

◆ トマトもナスの仲間だから肥料は多く必要とするのだと思うが、水耕栽培の場合は液肥の濃度だけなので誰がやっても同じだろう。まあ液肥の成分を考えて調合するレベルになれば別だろうし、水耕栽培農家は液肥の濃度や成分を日々研究しているはずだ。

◆ まあ私にしても液肥の濃度くらいは管理しているが、成分を調整出来る知識は無い。濃度にしても導電率計があったから管理が出来る話で、そうでなかったら減った培養液に、規定の濃度で希釈したものを足していただけだった。これを繰り返していると徐々に培養液の濃度は薄くなるはずだ。一般的には実が付き始めた頃には液肥濃度を高めるそうなので、その反対のことが進行してしまっていた可能性もある。この先気温が上がれば培養液の温度も上がる。培養液の温度が30℃を超えると根がダメージを受けるらしい。果たして夏場の高温は大丈夫だろうか?


日本の企業らしいところ(6/17)
◆ 日刊SPAの記事に、新入社員の研修時に居眠りする人やスマートフォンをいじりながら講義を聴く人がいるとあった。他に、休み時間にアイスクリームを食べている人間がいて、それを注意したら法務部に密告されたのだそうだ。この研修の講師は、チョコレートならまだしもアイスはダメ、ノンアルコールビールを飲みながら研修を受けるようなものだと憤る。

◆ 新入社員にしてみれば、アイスを食べてはいけないとは規定されていないわけだし、それはコーヒーを飲むとかお茶を飲むのとさほど違わないと感じたのだろう。休憩時間の使い方は人それぞれなのだから。

◆ 私自身の考え方としては新入社員寄りだ。休み時間をどう使おうがその人の勝手だけれど、例えば研修室などが飲食禁止であるならば他の部屋で食べてねと言う感じ。或いは弁当を食うなど、臭いの点で他の社員に迷惑がかかるような行為も同様、他に部屋で食べてねと言う。

◆ 海外、特に米国企業で打ち合わせをした人であれば、会議室にコーヒーや紅茶、クッキーやフルーツが置かれているのを見たことがあると思う。皆それぞれコーヒーを取ってきたり、ビスケットを取ってきたりしてテーブルに置く。

◆ 日本に於いても飲み物がテーブルに置かれる事は多いと思うが、それにお菓子が付いてきたみたいなものだ。ただし日本では主に女性社員が飲み物を配ってくれたりするが、海外では自分で取ってくる。

◆ ARIBは飲み物はスポンサーが提供してくれるので無料である。会議の前に、或いは会議中でも自動販売機の所に行けばいつでも飲み物が手に入る。さすがにお菓子やアイスクリームはないけど。

◆ この記事に「モンスター新入社員について語ってくれたのは、新入社員研修を担当する信夫さん(仮名・38歳)。」とある。38歳でもやっぱりアイスクリームはダメなのかなと言うか、社風なのだろう。製造業の現場などだと飲食自体が出来ない訳だし、クリンルームならば持ち物が制限される。

◆ 研修の初めに居眠り禁止、スマートフォンの操作禁止、決められた飲み物以外は禁止であることを伝えておくべきだったのかも知れない。研修担当者の常識と新入社員の常識が同じとは限らない。新入社員は社風すら分からないわけで、それを教えていくのも研修だ。

◆ この会社に入ったのだから、会社の常識は自分で調べて覚えておけと言ったってダメだ。
今の人たちの多くは自分で考えることは得意では無い。その代わり教えたことはちゃんとこなす。逆に自分を主張とする新入社員もいるが、そんな人の中の5%位は出世候補だ。後の95%は残念ながら退職候補である。

◆ 楽天モバイルを紹介したガイアの夜明けを見た人たちからは、大学のサークルの延長みたいだ、安心感が一気に喪失したなどと言われた。グループ内に実務を知る人が少なく、若い従業員だけではどうにもならないみたいな事も起きる。せめて中堅に位置するリーダーがいれば良いのだろうが、経験者がいない。

◆ 楽天は退職率が高いそうで、1年いればベテランと呼ばれるのだとか。勿論部署にもよるとは思うが、人を育てないとモバイル事業は難しい。spam発送やメルマガ書きくらいなら新人でも何とかなるだろうけど。優秀な従業員を長く働かせるのも、新人研修時の教育の一部にもなる。


AI音声アシスタント(6/16)
◆ 最初に登場したのはAppleのsiri、次はドコモのしゃべってコンシェルだっただろうか。Googleも音声アシスタントを実装し、独立系としてはAmazonのAlexaやLINE Clovaがある。

◆ これらAIアシスタントのどれが優秀かは様々なテストがなされている。語の聞き取りの面ではGoogleが優秀であり、機器の操作においてはsiriが優秀だとの結果もあるが、Googleは音声回答をしてくれることが少ない。GoogleHomeは音声回答してくれるが、ここではスマートフォンでの利用で比較する。

◆ これは各社の都合によるところも大きい。
Googleは検索屋であるから、検索ページに誘導しなければ広告料が稼げない。検索ページだけではなくGoogleの様々なサービスへ誘導するためのフロントエンドとして設計されている。簡単で唯一の答えであれば音声応答してくれる場合もある。

◆ Alexaは進化途上とも言えるのだが、オプションを追加していく的な"教育"が可能なところが他社とは少し異なる。Alexaは基本的には全て音声応答なので、画面を見なくても話が通じる。ツールを使えばこんな事も出来る。

◆ 音声アシスタントを使いたい場面として、手が離せなかったりスマートフォンを直視出来ない運転中などがある。ここでOK GOOGLEと呼びかけて何かを質問したとしても、「こちらがWebで見つかった情報です」と言われてもなぁみたいな所はある。

◆ 地球に一番近いブラックホールは何かと質問すると、Googleは検索結果を表示した。siriは位置情報サービスをONにしていただければ……と言い始めた。ブラックホールの検索に位置情報が必要だとは思わなかった。Alexaは「いかっくじゅ座X-1です」と答えた。

◆ 質問を変えてみよう。単に「ケーキが食べたい」と言ってみた。Googleは「近くにケーキが数件ありました」として地図を表示した。ちなみに地図にはケーキではなくケーキ屋が表示された。
siriは位置情報をONにした上で問いかけると寿司屋や居酒屋などを表示した。Alexaはケーキとは何かと言う事を説明し始めた。Alexaに近くのケーキ屋を教えてと言うと、近い順に15件のケーキ屋を検索して近い順に音声出力し始めた。

◆ 大阪に行きたいと言ってみるとGoogleは「現在位置から車で行く場合、新東名高速道路が……」と、ルートを示し所要時間が表示された。siriは「大阪市への道順をお調べしています」となり、ルート検索画面になった。Alexaは「すみません、交通情報をお知らせすることは未だ出来ません」と回答した。

◆ 牛乳を買うってメモしといてとGoogleに言うと「アプリを指定してください」とGmailやエディタアプリが表示された。siriは「メモは見つかりませんでした」と答えた。Alexaは「牛乳を買い物リストに追加しました」と答えた。メモなどは予めカレンダーアプリと連携を取っておけばそこに追加される。

◆ 音声応答は余り使う機会は無いが、殆どのことを音声で応答してくれるAlexaは画面を見る必要がないので使いやすいと言える。メールを出すなどスマートフォンの操作という点ではGoogleやsiriが当然ながら優れていて、連動機器の操作はAlexaにも出来るがスマートフォンの操作はできない。AmazonEchoはAlexa入りのスマートスピーカだ。EchoDotは5,980円なのだが、キャンペーンを狙うと2,980円で買える。

◆ 音声アシスタントは単語と回答の結びつけを人間が作業している訳で、それら作業者に音声アシスタントとの会話は聞かれている。なおAlexaの教育係の求人は時給1,300円だったそうだ。


山を買う人(6/15)
◆ 山林を買う人が居る。10万坪で数百万円とか、場所などにもよるが土地の単価は安い。山を買っても開拓の出来ない規制のかかったところもあるので注意は必要だし、公道に接していないと買った土地に入っていくことが出来なくなる。

◆ 山林を買う人の多くは家を建てて住んだり、キャンプ場を作ったり、放牧的な事を行うのだそうだ。電気を引くことは、公道の所までは可能な場合もあるが、自分の土地内は自分で管理しなければいけない。

◆ キャンプ場を作るとなれば電気も水も必要だし、接道など利便性も必要だ。しかし公道の近くでは山の中のキャンプ場的雰囲気が減少すると言う事で、そうなると道路も作らなければいけない。

◆ 個人で山を買ってどうにかしようとする人たちは、自分で小型重機を持ち込んで何でもしてしまう。山と言っても平坦地が多い方が使いやすいが価格が高い。傾斜地だけの所は、そこを崩しながら道路を作っていかなければいけない。

◆ ここの近くで林業が行われているのだが、小型のブルドーザ的なもので山を削るようにしながらブルドーザが上る道を作っていく。結構急な斜面でも、どんどん道が出来ていく。ある程度道幅が広く整備出来ると、クローラの付いた木材運搬車みたいなもので切った木を運ぶ。

◆ 山には小川があったりするので、水はそこから引いてくる。ただし井戸を掘らない限り飲用に適さない水が多いのだそうだ。伊豆半島は綺麗な水が多くてわさび栽培が盛んなのだが、綺麗な水だからと言って飲用に適するとは限らない。動物などが沢山いれば大腸菌やウエルシュ菌レベルが高いかも知れない。

◆ 飲み水として使うにはいったん沸騰させる(ウエルシュ菌は沸騰では死ななかった気がする)とか、次亜塩素酸ナトリウムで殺菌しなければならない。井戸に関しても浅井戸では飲用に適する水にならないことが多い。
川の水を使うにしても浅井戸の水を使うにしても、物理フィルタで不純物を取り除いた後に次亜塩素酸ナトリウムを添加して殺菌し、それを活性炭である程度分解した水を使う必要がある。

◆ 殺菌装置付きのポンプだとかメータリングポンプ、紫外線殺菌灯を加えたものなど、それなりの設備が必要になる。そしてこれを動作させるためには電力が必要だ。一般的には公道の脇にポールを立てて、そこまで電力会社に線を引っ張って貰う。工事現場などにあるものと同じ感じだ。

◆ そこから先は別途電気工事会社に発注して必要なところまで配線して貰う。10mごとに簡易鉄柱を立てて500m線を引くと200万円くらいかかるそうだ。電線を引き込んで貰ったところに配電盤が付くわけで、そこにコンセントを付けて貰えばあとは自分で配線出来る。

◆ しかし一般的な2sqの線の抵抗は9.5Ω/km位なので、500m引くと短絡したとしても10A位しか流れないことになる。受電後にトランスで電圧を上げ、使う時には又電圧を下げるとか?太い線と言っても限度があるし、いったいどうしているのだろうか。私有地内にも電力会社は線を引いてくれるかも知れないが、電柱を1本立てるのに40万円くらいかかるのだから費用が大変だ。


古きは良き時代だったのか(6/14)
◆ 昔は良かったみたいな言い方をする人が居るが、昔は良かったのだろうか。まあ昔と言ってもどの位昔なのかにもよるとは思う。戦時中を良かったと思う人はいないだろうし。

◆ 携帯電話などがない時代は、今に比較すれば随分不便だった。待ち合わせをして会えない時にはどうするか、そこまで打ち合わせしてをおかないと困ることもあった。公衆電話から共通の知人に電話をしてみるとか、駅の伝言板っていつ頃まであったのだろう。公衆電話にしても、街中に点在していたのはいつ頃までだったのか。

◆ 電子メールがない時代は文書を郵送するのが精々だった。後に家庭用FAXが普及するわけだが、出始めの頃の家庭用FAXは30万円くらいの価格だった。
そのFAX番号が漏れようものなら宣伝FAXが山のように届き始めることになる。

◆ 迷惑FAX送信会社に送るなと言ったところで、今度は別の番号から送りつけてくる。これが特定商取引法で規制されたのは平成29年からなのだ。では宣伝FAX送信会社がその法を守るかと言えば否である。それこそ、重要なメールだから配信拒否している人にも送りますみたいなものである。  
◆ 不便な時代は自由な時代でもあった。例えばアマチュア無線にしたって、訳の分からない自作の無線機で電波を出し、あちこちにスプリアスをまき散らしたとしても、それがTVやラジオを妨害しない限りは大事にはなりにくかった。

◆ 今はどうなのだろうか。アマチュア無線人口自体が減っているから目立たないと言えば目立たないだろうし、UHF帯以上は様々な通信が行われているから、そこに妨害を与えたら大変だろうし。無線規格自体もより厳しい方向に変化している。

◆ TVがディジタル化され更にUHF帯を使うようになったので、妨害を与える事は少なくなったと言える。例え妨害を与えたとしても、そこに無線通信の音声が乗るわけではないから原因が何なのかが分かりにくい。まあ、デカいアンテナを立てている家があれば濡れ衣を着せられるかも知れないし、嫌電磁波派の人から見れば悪の要塞だと思われてしまうだろうけど。

◆ 自動車を取り巻く環境にしても、安全や排ガス問題、燃費問題なども含めて変わってきた。高速道路料金は昭和50年頃に比較して4倍になったのだそうだ。料金は高くはなったが、全国に張り巡らされる高速道路網は移動時間を短くしてくれる。

◆ 新幹線網も同様に運賃はかかるが旅行時間は短縮された。そもそも東京-大阪間など新幹線がなければ気軽にいける距離ではない。
新幹線網の拡大と共に特急列車が廃止され、ノンビリ旅を楽しめなくなったとお嘆きの方もいるとは思う。ノンビリを以て昔は良かったなのか、スピード化の現代が良いのかも人それぞれである。

◆ こうした工業の世界から見れば昔よりも今の方が良い。少なくとも便利だし、全てが効率的で快適になっている。ただし工業以外の面、例えば景気だとか可処分所得だとか言うと現在の日本は余り良くはない。それこそ高度成長の時代やバブル期などは、国民の全てが明るい未来を夢見ていた。人口密度が上がり高層建築の増えた都市部での住みやすさも、便利さと裏腹に悪化しているとも言える。


どうぶつの森はどこが違うのか(6/13)
◆ 集まれどうぶつの森が話題になっている。どうぶつの森シリーズは2001年4月に初代がリリースされたそうだ。私が知っているのはDS版のおいでよどうぶつの森(2005年11月)のみである。

◆ どうぶつの森シリーズの新作は新しいゲームハードウエアに合わせてリリースされる感じで、最初がNINTENDO64用であり、次がゲームキューブ用、同じくゲームキューブ用ながらカードリーダーに対応した。そしてDS版が発売され、Wii版が発売され、3DS用が2種類発売され、iPhone版がリリースされ、そしてSwich版となった。

◆ ストーリーは基本的には同じらしく、ただし細部などは都度拡張されているという。Switch版で遊ぶ人たち(大人)が狂喜乱舞してスクリーンショットなどをツイートしたりしている。カブが増えたとか上がっただとか、何を買ったとか交換したとか、嬉しそうだ。

◆ ネットワーク対応と言う事で詐欺的行為なども散見されるそうだが、まあこの辺りは仕方が無いだろう。個人情報を教えたり金銭の授受を行わないなどの基本を守れば即座に危険と言うこともない。自分のペースで楽しむのもヨシ、仲間と情報交換などをしたりゲーム機の時間を進めながら、早く未来に到達するのもヨシと言うところだ。

◆ ゲームに何かを求める人には向かないゲームだと言われる。ゲームの中で流れる時間を楽しみながらアイテムを集めてみたり、島を作り上げてみたりと、目的のない日々の作業を楽しむものであると言う人も居る。何がどうなると完成とか終了とかではないので、ゲームをやるためにゲームをやっている、ゲームをやることが最大の目的になるわけだ。

◆ 従って、パズルゲームなどのように解を求めるタイプの人には向かない。目的もなく時間の流れを楽しめるような人が、このゲームに向いている人なのだ。私がやった頃のどうぶつの森は、しばらくアクセスしていないと草が生えまくったりして大変なことになった。いや、それを大変なことになったなと思って草刈りをするか、どうせ草を刈ってもまた生えるなと諦めてしまうかでもゲーム適合性が違ってくる。

◆ 私の場合は、人間にしか出来ない事は人間が世話をするけれど、機械に出来ることなら自動でやってよみたいな考え方に行きやすい。ドクターXだって医師免許の必要ない作業はやらないよと言っていたが、それと同じようなものだ。

◆ 何かを考えたり工夫を凝らしたりしてゲームを進行させる部分は良いのだが、定期的に何かをしなければいけないのは飽きる。なのでたまごっちだってうまく育成出来なくなってしまうし、面白さを感じることもなかった。

◆ しかし世の中には私のような人間ばかりではないどころか、たまごっちのヒットを見る限りに於いてはルーチンワークに喜びを感じる人が多いわけだ。なので人的作業によるマスプロダクションを日本人が得意とする、って、そこまで関係しているかどうかは分からないけど。

◆ ただ自動化ロボットなどが作業車の仕事を奪っていく時代に、それらは過合理化であり人々から労働力を奪う敵であると労働組合は言っていた。日本人とは単純作業が好きな民族なのかも知れない。


ディジタルカメラが売れない(6/12)
◆ コンパクトデジカメ市場がスマートフォン内蔵カメラに食われて久しい。
スマートフォン内蔵カメラがマルチカメラなどで複数焦点距離を実現し、或いは高画素撮像素子を利用したディジタルズームなどでコンパクトデジカメの領域にまで入ってきている。

◆ コンパクトデジカメは高倍率ズームなどを売りにしてきたわけで、レンズを大型化しにくいスマートフォンには真似の出来ない部分だとしていた。確かに現時点に於いてもコンパクトデジカメのようなズーム比は実現出来ていないもののReno 10x zoomやP30 Proなどは超広角から望遠までをディジタルズームとの組み合わせで撮影が出来る。

◆ 新型コロナウイルスの感染拡大は観光業界に大きなインパクトを与えたわけだが、コンパクトデジカメやミラーレス一眼レフカメラの市場にも影響を与えたと言われる。一時期は一眼レフからの移行が進んで人気になったミラーレス一眼だが、今はそれも低迷気味だ。

◆ キヤノン、ソニー、オリンパスがシェア争いをしているが、いずれも売り上げを落としているという。この先夏の観光シーズンは絶望視されており、秋から冬にしても再度コロナウイルス感染者数が増えるのではないかと言われる。

◆ 数年前の一眼レフブームが救ったカメラ業界なのだが、再び売れる商品が無い状態に陥っている。コンパクトデジカメではニコンのCOOLPIX A100が、1万円という安さで人気なのだとか。いわゆるコンパクトデジカメの売れ筋価格帯が2万円前後と言われる中で、A100はその安さが話題となった。発売が2016年と古いのだが、昨年の売れ筋にはランクインしていた。

◆ 仕様としては低価格機の常識的なものだが、安ければ売れる可能性があることを示したモデルだと言える。一眼レフ或いはミラーレスだと5万円台から10万円くらいが売れ筋レンジになるのだとか。一眼レフだとスマートフォン内蔵カメラは競合ではなくなる訳だが、重さや大きさもあるのでコンパクトデジカメほど市場は大きくはない。

◆ そんな中で昨年末商戦は増税の影響もあって市場全体が縮小した。しかし落ち込みが予想以下だった事、ニコンやキヤノンは前年同月比の出荷台数を上回った事もあり、回復の兆しとも言われた。しかしその後のコロナウイルス感染拡大と外出自粛などで、明るい未来は吹き飛んでしまった。

◆ デジカメ全体としては2010年頃が販売のピークだった。2013年以降は急速に売れ行きが悪化し、今年の予想では2010年当時の1割くらいの販売台数に落ち込むと言われる。ちなみに2010年には1.2億台以上を売っていたが、2015年には7千万台に届かず今年は1.5千万台前後になるというのだから凄い落ち込みだ。カメラが売れなくなるとアクセサリなどの売り上げも減少する。

◆ 外出自粛でカメラは売れていないが、TVは売れ行きが良かったそうだ。シャープは売り上げを失い、SONYが少しシェアを増やした。低価格モデルではシャープのシェアが高いそうだが、55インチクラス以上ではSONYが強いのだとか。ただ実感としてSONY製のTV受像機は影が薄い感じがする。やはりシャープやPanasonicが強いイメージなのだがどうだろう。


ルンバのバッテリー(6/11)
◆ ルンバのバッテリーは中華互換品を使っている。最近ではLi-ionを謳うものもある。Ni-MHの公称電圧14.4Vなので12セルか。Li-ionだと4直列ではないかと思う。しかしLi-ionバッテリーの充電終始電圧が4.2Vだとすれば16.8Vまで上がる。Ni-MHでも充電直後は15Vを少し超えるので良いのかな。
以前は中華Li-ionが沢山売られていたのだが、今は余り見かけなくなった。
充電デバイス内蔵型であれば、元々Ni-MHバッテリー用のルンバに使えるが、本体のNi-MHバッテリー充電回路に任せる方式だとバッテリー寿命が短くなる。

◆ バッテリーは、使い方にもよるとは思うが1〜2年で稼働時間が短くなる。古い方のルンバ用に買ったバッテリーは2年以上使えているのだが、毎日使っているわけではない。新しい方のルンバ用のバッテリーは購入後半年しか経っていない。

◆ 互換バッテリーはピンキリなのだが、私はこれを買っている。最安値ではないが特に悪い感じもしないので。別のものを買ってみても良いのだがハズレだと悔しい思いをする事になる。

◆ 他のロボット掃除機と比較してルンバのメリットはバッテリーが安いことだ。シャープのロボット掃除機などだと互換バッテリーがないので純正品を買うことになる。ちなみにシャープ製は衝突検出を超音波センサで行っていて、壁などだとゴンとぶつかる手前で回避する。しかし椅子の脚などにがゴンゴンぶつかる。

◆ シャープのものはルンバに比較して音が静だった。だが全高が少し大きくて入れない場所があった。清掃能力までは確認していないが、まあ似たようなものだろう。吸引力はルンバ同様小さく、ブラシの力でゴミを集めるタイプである。

◆ 回転ブラシの付いた、しかしバキューム方式ではない掃除用具があるが、アレと同じである。細かな埃は吸引にまかせる部分は勿論あるが、多くは回転ブラシでゴミを描きいれるみたいな感じになる。ダイソンも回転ブラシがないと吸引力は情けないほど低い。

◆ そうそう、そのダイソンもバッテリーが怪しくなっている。バッテリーが劣化してくるとモータがすぐに止まってしまうので使いにくい。現在はパワーを落として使っている。ダイソンの互換バッテリーは価格が高いので買うのを躊躇うのはLi-ionだからか。買わないといけないなと思いながら半年くらい経ったかな。使用時間はルンバより短いのに、購入した互換バッテリーがハズレだったのだろうか。

◆ 消費電流は測っていないのだが、ダイソンは結構電流が流れているのかも知れない。
中身は18650らしく、フルパワーで使うと30分は持たないと思うので電流は多いのだろう。電動工具と同じでLi-ionバッテリーがあるから実現出来た製品だと言える。

◆ 電動工具と言えば電動インパクトのバッテリーも寿命が近いなぁ。これも純正品は高いのでインパクトごと買い換えた方がお得だったりする。電動インパクトは相当使ったし、相当役に立ってくれた。ウチにある電動工具の中で、最も稼働時間の長いものが電動インパクトだ。今はもっと小型で安くて高トルクのものが手に入るから、バッテリーが駄目になったら本体ごと買うかなぁ。
それこそ互換バッテリーでもあれば良いんだけど。


逃げの人生は勝ちなのか負けなのか(6/10)
◆ TVなどへの露出度もある西村ひろゆき氏はいくつもの裁判に負け、その損害賠償請求額は金利分を含めて40億円を軽く超えていると思われる。
(現在は時効が進み金額自体は減少している可能性がある)

◆ 国内で正規に金を稼げば差し押さえの対象になるわけで、西村氏は表向きは無報酬を装って上場企業の子会社役員などを務めていた。本人に言わせれば、裁判で負けたところで一銭も払わず済んでいるのだから俺は勝ち組だとなる。

◆ 西村氏と絡むと言うほどではないが、最近影が薄くなったホリエモン氏も奇抜な意見を出して注目を浴びる作戦だ。コロナウイルスに関して外出自粛に反対し、登山自粛を呼びかけた登山家に牙を剥いて見せた。だがその後登山中の人が事故に遭って救急搬送される事態になり、その人がウイルス感染者だと分かって救助隊や医療関係者にも衝撃が走ることになる。
勿論ホリエモン氏はそれに関してコメントなどは出せなかった。

◆ コロナに逆らうとやばいなと思ったのかどうかは知らないが、スマートフォンがあればPCR検査態勢は不要だと、何年か前にも言われたようなことを持ち出した。だが今更巻が漂うそのツイートは余り話題にならなかった。テレワークが推奨される中でスマートフォンを持ち上げたところで説得力はない。
ホリエモン氏は過去にはiPhoneか何かのステマで金を稼いだんだったかな。

◆ そのホリエモン氏は140億円のキャッシュアウトで臭い飯を食った。一方の西村氏は裏年収1億円超を豪語するが、表向きの収入はないので全く課税されないし、賠償金も踏み倒し続けることが出来る。

◆ ホリエモン氏にしてもバカではないわけで、法の網をかいくぐる術は身につけていたと自負する。しかし国はそれを許さず、結局は逮捕につながってしまう。西村氏の場合は100%民事であり警察も検察も介入しない。

◆ しかし西村氏対策法も検討されている。
2017年あたりから、逃げ得を許さない為の実刑制度も含めた議論がなされているという。こうした法律が出来ると、賠償金を支払わずに勝ち組だと笑っている西村氏も臭い飯を食うことになる。まあ、そういった法律が出来たら日本の手の届かない国に逃げるのだろうけど。

◆ 西村氏はバカを騙して稼ぐ方法はいくらでもあると言っている。損害賠償請求する方がバカでそれに応じない方が賢い的な意味もあるだろうし、合法であったとしてもうまい話に引っかかるのはバカである的な意味でもあろう。

◆ 西村氏は、従来はネット上では人気者だったそうだ。しかし最近は余り相手にされていない。逃げ続けることが勝ち組だというその生き方に共感を得られなくなったことでもあり、身を引くと言っていた2chに以降も関与し続けながら裁判を起こす(西村氏が訴える側になった)などしていたそうだ。

◆ 判決から逃げるのが勝ち食いだと言っていた男が裁判を起こすのだから格好悪い。しかしそこまでしてでも2chを取り戻したかったのだろう。その後英語圏向けの掲示板を立ち上げたりもしたようだが、麻薬取締法か何かでも書類送検されたのかな。逃げの人生はますますその色合いを濃くしていく。


ローソンのPB商品(6/9)
◆ ローソンのPB商品のデザインは徐々に変更されて統一されるらしい。現在は飲み物を中心に新デザインに移行し、その他の商品もそう言えばデザインが変わったなと言う感じで、しかしハムなど中身の見えるパッケージでは新デザインが目立たない。

◆ 飲み物に関して言えばデザインが統一されていて上品に感じるのだが、その中から目的のものを選ぼうとすると一目では分からない。牛乳とかお茶とか書かれているが、他の(一般的な)商品は見ただけで一目で分かる。

◆ 例えばコーヒーなどだとパッケージが焦げ茶色だったり、コーヒー豆の絵が描かれていたり、コーヒーカップに注ぐコーヒーが描かれていたりする。しかしローソン版だと、グラスに入ったコーヒーの絵は小さくて分かりにくい。

◆ 紅茶も緑茶もジャスミンティーも、多少グラスの形状が異なるのと、そのグラスの中に入っている液体部分を描写した色が違うくらいだ。パッケージデザインが統一されているので仕方が無いというか、品物の個性よりもデザインの統一性を考えたわけだ。

◆ このデザインが好まれれば、ローソンのPB商品で揃えたくなるような感じがある。店頭に並べられているように、冷蔵庫の中をローソンデザイン商品で埋め尽くせば統一感があって美しい。
とは言ってもローソン商品だけで揃えられるかみたいな所もある。

◆ ローソンのPB商品のデザインは、それが公表された時に話題となり、店頭に並んで再び話題になった。若い女性などには好評だと言われ、オッサン連中には(商品が分かりにくいと)不評だそうだ。

◆ 表面(どちらが表かという話はあるが)は新デザインで、裏側を旧デザインで印刷したら面白いのに。オッサン向けのコーナーには裏向きで商品を並べておく。なんて事はデザイナーが許さないんだろうな。

◆ この新デザインが来年まで続けば一般に浸透したとなるだろうし、徐々に旧デザイン的なものに戻っていくとしたら一時的なもので終わったねになる。パッケージデザイン、特に食品は各社共に苦労する。売れているデザインを盗めとばかりに類似デザインで問題になるケースもある。

◆ 赤いきつねと緑のたぬきは余りに有名なカップ麺だ。赤いきつねは、最初は熱いキツネの予定だったとか。日本人など瞳が黒い人種に赤は目立つのだそうだ。白人などは青が目立つ色で、パトカーは赤色灯ではなく青色灯になっている国(イギリスはそうかな)もある。

◆ 赤いきつねが赤いからと言う事なのか、赤いパッケージがきつねうどんっぽいと連想されるからか、類似商品なども出てくる。だが商売敵のどん兵衛はキツネが緑だったっけ。天ぷらそばが赤だったかも知れない。
色も重要で、色を見ただけでその商品が連想出来る(だから色を真似た類似商品が出てくる)訳だ。

◆ 似たパッケージに騙されてと言うか、パッケージをよく見なかったのがいけないんだけど、買って帰ってきてその商品を取りだしたら違うものだと気づいたなんて事もある。どうも安いなと思ったら似て非なるものじゃん、みたいな。そんなパッケージデザインの中、みんな同じに見えるローソンデザインは成功するのだろうか。


日立ごみダッシュサイクロン(6/8)
◆ 過去に日立のごみダッシュサイクロンという掃除機があった。2015年頃の話だと思うので、おそらく未だ使っている人も少なくはないはずだ。ごみダッシュサイクロンの何が酷いかというと、サイクロン構造にもなっていない、単なるごみパック式の掃除機なのだ。

◆ 何故それにサイクロンの名称を付けたのか、日立は何を考えていたのかと疑問になる。掃除機の構造としては紙パックフィルタ式と同様だ。ただし紙フィルタは使わず、ゴミはメッシュ構造(網戸くらいの感じのメッシュ)のプラスチックケースに溜まる。

◆ メッシュより細かなゴミはフィルタを通り抜けるので、そこはヒダを付けて表面積を拡大したフィルタで受け止める。
当然そのフィルタはどんどん汚れていくので、電源コードの巻き取り機構を利用した振動物がフィルタのゴミを落とそうとする。しかし、いったん落ちた埃も次に電源を入れればサッとフィルタにくっついて元の木阿弥である。

◆ 日立ではビニル製のメッシュフィルタにティッシュペーパーをかぶせればフィルタが詰まりにくくなると言っているのだが、苦肉の策というか何というか、情けなくなるほどの対策である。

◆ 日立も最初はちゃんとしたサイクロン構造の掃除機を設計したのだと思う。しかし吸入口から吸い込む空気量が減少すると、弱まった渦により内部の埃は遠心分離出来ずにフィルタを詰まらせる。
何をやっても遠心分離には限界があるわけで、ならば渦など作らなくて良いじゃないか、フィルタが詰まるのはどちらも同じだと割り切ったのではないかと思ってしまう。

◆ だったらサイクロンの名称を外せばいいのだが、時代はサイクロンだったのかな。サイクロンと名が付けば何でも売れるような頃だったのかも知れない。

◆ サイクロン式はダイソンも例外ではなくフィルタが詰まる。掃除機自体の掃除が大好きという人ならば良いが、そうでなければ紙パック式の方が全然手間がかからない。

◆ ダイソンはプリフィルタとポストフィルタを使っている時代があった。遠心分離出来ない細かな埃をフィルタでキャッチする。だったら大きなゴミもフィルタに任せれば良いじゃないかと言いたくなるが、それではダイソンの売りがなくなってしまう。

◆ 遠心分離構造が活躍するのは、比重の比較的重いゴミが大量に出るような場合だ。例えば木材加工所など、ノコギリやかんなくずが沢山出る。これをフィルタ式のクリーナで吸えばフィルタはすぐに詰まってしまう。そこでプリフィルタとして遠心分離機を使う訳だ。

◆ サイクロン分離機を使えば、自然沈殿方式よりも小さなスペースで効率よくゴミを分離出来る。ただし渦を作るためのエネルギが必要になる。何事も"タダ"では出来ないのだ。

◆ 現在の日立掃除機はどうなっているかというと、排気の綺麗な紙パック式とパワかるサイクロン方式が販売されている。サイクロン方式は一応渦は作っているようなのだが、結局は2段のフィルタによってゴミを分離している。フィルタはヒダを付けて表面積を拡大はしているが、こまめな掃除が必要だ。


人口カバー率70%はどの位なのか?(6/7)
◆ 楽天モバイルは今年度中に全国の人口カバー率を70%程度にまですると語った。三木谷節なのでと注釈を入れるメディアが多かったところを見ると、実現の可能性は半々くらいだろうか。

◆ 楽天の公用語は英語だとして話題になったことがあったが、TV報道で楽天従業員が日本語の資料を見て日本語で会話をしていることがバレてしまった。一時期は英語推進を行ったのかも知れないが、その事に意味がないのがやがて分かったと言う事か。
或いは話題作りの三木谷節だったのか。

◆ 人口カバー率70%とはどの位使えるのか。ドコモがFOMAのサービスを開始した時点で、都内でのカバー率が60%程度だった。サービス開始から半年を経過すると全国でのカバー率が60%に達した。ドコモの場合は既存の基地局ロケーションが使えたのでエリア展開は早かったと言える。

◆ サービス開始から3年を経過すると全国の人口カバー率は99%になる。その翌年にFOMA契約をした訳だが、まだまだ圏外が多くて使いにくかった。当時はエリア補完のためにPDCとFOMAのデュアル契約がオプションとして存在していた。

◆ イーモバイルは2013年に人口カバー率99%を達成しているのだが、それでも圏外に対するクレームは多かったという。2008年の人口カバー率は約81%であり、この時にエリアに加えられたのが東京都稲城市や神奈川県逗子市、群馬県太田市、大阪府堺市南区など各市区町村の一部である。

◆ イーモバイルはエリア拡大に尽力したものの、投資額と収益率に苦しむことになる。そしてソフトバンクに身売りをする。
自力でのエリア拡大に限界を感じたと報道された。ソフトバンクはイーモバイルのネットワークを使う事で、特に都市部などの屋内圏外を大幅に改善した。

◆ 楽天モバイルが今年度中に人口カバー率70%を達成したとしても、多くの場所ではローミングに頼らざるを得ない状況が続くと考えられる。そして仮に5年後にカバー率99%を実現出来たとしても、全ての場所での安定接続にはほど遠い現実が待っていることになる。そして2026年にKDDIとのローミング契約が切れる。
三木谷氏は当初、2年経てばローミング無しで出来ると豪語していたのだが果たして。

◆ 楽天モバイルは今年度中に300万契約を達成したいという。三木谷氏は契約者数獲得は順調だと言うも、契約者数自体に触れることはなかった。移動体通信事業の黒字転換は700万契約だとしているので、PHSよりも相当ベースコストが高いことが分かる。

◆ 新型コロナウイルスによって通販事業は売り上げを増やすのの減益となる。他の事業も落ち込むと共に、モバイル事業への投資が嵩んで赤字となった。旅行やレジャーの落ち込みは楽天トラベルの売り上げを削ぐことになり、今後様々な業種に波及するであろう不況の波は、そう簡単には収まらないと自信家三木谷氏にも言わしめるものだった。しかし2桁成長目標を撤回することはなかった。

◆ 楽天本体の収益が減少すれば、設備投資額を絞らざるを得なくなる。借り入れをするにしても、現時点で自己資本比率がかなり下がっている事もあり、資金調達が順調にいくのかも不明だ。


50年間でどう変わったのか(6/6)
◆ 大阪万博の1970年から50年が経過した。まだまだ成長の過程にあった1970年と、経済が停滞して久しい2020年は何が違うのか。

◆ 1970年の非消費支出は収入の8%程度だったが、2020年には18%を超えている。可処分所得は1998年をピークに下降している。社会保険料比率は1970年には収入の3.5%程度だったが、2020年には11%近くにまで上昇している。

◆ なお今年から多くの市区町村で国民健康保険料が値上げされる。安倍政権は、国保料軽減を続ける市区町村に対して保険者努力支援制度の交付金を減らすペナルティーを課す。前年度の収入で決まる国民保険料、コロナ不況にあえぐ商店主には厳しい出費となる。

◆ ハガキの価格は50年で9倍にも値上げされたが、物価の優等生と言われる鶏卵は1.6倍くらいの価格上昇に収まっている。
牛肉や食パンも輸入による部分が大きいためか、価格は4倍前後で推移する。鉄道運賃や航空機の運賃などもおおむね4倍位なので、交通機関に要する金額は4倍前後に上昇したと言える。グリーン車が出来たのが1969年だと言う事で、誕生して51年目になるわけだ。では1970年以前はどうだったかというと、グリーン車に相当する列車が一等車と呼ばれていたそうだ。

◆ 何故等級表示からグリーン車になったのかだが、日本人は全て平等であるみたいな流れの中で、1等2等と分けるのはおかしいという風潮があったのだとか。おかしな平等は今も健在であり、幼稚園や小学校の運動会で1等からビリまで全て1等としてカウントするとか何とか。これが平等なのだそうだ。もしかしてテストも全員100点だったりするのだろうか。

◆ 国内企業物価指数という数字があり、経済成長と共に数字は大きくなる。1970年に54.9だったそれは1980年には109になる。
この数字は1982年にピークの111.9になるもその後は下降して91.9に下がったのが2003年、2008年には100をわずかに超えるも2009年には100を割る。2014年に再び100を超えるが2016年には96.5まで下がるなど経済の停滞を表している。

◆ 1970年には携帯電話はおろかコードレス電話も一般向けには存在していなかった。カラーテレビは、放送の始まった1960年には当時の価格で50万円もしたそうで、この価格はカローラよりも高い。1969年にはアポロ宇宙船が月に着陸し、視聴率は68.3%というとんでもない値を叩き出した。

◆ 1970年代は第二次ベビーブームだったそうだ。ここで生まれた人たちは団塊ジュニアと呼ばれたそうだが、既に50歳を超えた事になる。高度成長期とあって公害問題やら公害訴訟、成田空港建設反対などがニュースになっている。

◆ しかしあんな不便な場所に、住民の反対を押し切って空港を作ることを誰が決めたのだろう。運輸省の諮問機関である航空審議会とあるが、その中身に関してはよく分からない。
東京湾埋め立てを主張した河野一郎氏が健在だったならば、もしかしたら成田空港にまつわる悲劇は生まれなかったのかも知れない。

◆ 1968年に郵便番号が誕生している。郵便番号と電話番号(市外局番)をみると、電話番号の方が合理的に番号が振られている感じがする。
市外局番準拠で郵便番号を振っていったら分かりやすかったような気もするが、同じ郵政省管轄でも派閥があったのかな。


アスペクトレシオ(6/5)
◆ ディジタル放送が全盛となってやっと16:9のアスペクトレシオがスタンダードになった。それ以前は4:3の放送を無理やり引き延ばしたり歪ませたりして16:9の画面にはめ込んでいた。

◆ 今はもう存在自体が珍しいと言っても良いほど衰退してしまったフィルムカメラ、35mmフィルムのアスペクトレシオは3:2である。デジカメなどでは3:2か或いは4:3のアスペクトレシオになっているものが多い。A4サイズの紙は1:√2なので3:2や4:3に近いと言えば近い。

◆ 写真をプリントする事も少なくなったので、では撮像素子自体を16:9に出来ないのかという要求はあると思う。だがこれは少し難しい。撮像素子自体は良いとしてもレンズの特性を確保することが難しくなる。

◆ レンズは通常は円形なのでアスペクトレシオは1:1の撮像素子か円形の撮像素子で無駄が最小になる。4:3アスペクトレシオの撮像素子の上下を切り取って16:9にするのは画素の無駄だという意見があるが、撮像素子を16:9で作るとレンズの無駄が出る。

◆ 撮像素子も今や1億画素の時代なので、上下を切り取ろうが三角形にしようがどうでもいい気もする。今の中国は以前の日本同様に極小や極大を追いかけて成長している。マーケットの大きなスマートフォンの性能向上によってコンパクトデジカメの売れ行きは急減してしまった。

◆ コンパクトデジカメのレンズ性能やズームも、マルチカメラ搭載のスマートフォンの前では影が薄くなる。勿論光学ズーム比だとか収差などの点でコンパクトデジカメが優れているのは当然だ。しかし現在のスマートフォンのカメラ性能は、わざわざコンパクトデジカメで撮るまでもないと思わせる程度になっている。

◆ Xperia1には3つのカメラが付いている。少し離れたところから撮るには標準画角(SONYでは望遠と呼ぶ)がちょうど良い。ただし周囲が暗い時には手ぶれに注意しないといけない。Xperia1は光学手ぶれ補正が付いていたと思うのだが、補正量などはコンパクトデジカメには及ばない。というか、コンパクトデジカメやハンディビデオカメラの手ぶれ補正のすごさが賞賛されるべきか。

◆ スマートフォンの画面もどうなるのかはよく分からない。16:9よりも縦長画面が主流になっているが、折りたたみ型が主流になれば再び4:3の時代になるのかも知れない。確かに16:9は人間の目の特性を元にしたとも言われるのだが、ならば他のサイズはどうなのかとなる。

◆ スマートフォンの画面アスペクトレシオの主流が変わればカメラのアスペクトレシオも変わるだろう。ただその場合でも縦横比が極端なものにカメラが追従するかどうかは分からない。電気仕掛けでどうにでもなるものとは違い、レンズの性能や製造コストは中々自由には行かないからだ。

◆ Xperiaの3:7アスペクトレシオにしても、SONYの気が変わればSONYの言う最良のアスペクトレシオは変わってくる。以前は2:1が良いみたいなことも言っていなかったっけ。だからこれが、もっと影響力のある中国メーカーなどが語り始めると世界のスタンダードが動いてしまうかも知れない。


騙されてしまう人たち(6/4)
◆ ソフトバンクにしても楽天にしても、或いは他社でも事業拡大のために買収を行う。自社でゼロから始めるよりも、基礎技術を持った企業を買収した方がトータルコストが安くなるからだ。

◆ ソフトバンクは自力での移動体通信業界への参入を目指した。多くの企業がひしめく分野でシェアを取るのは大変だが、ドコモとKDDIとVodafoneの3社しか存在しないところに入り込めば、最下位でも4位にしかならない。Vodafoneを抜けばトップ3と言われる。

◆ だが自力での参入は出来なかった。いや、出来たのかも知れないがシェアの獲得には苦労することになっただろう。そこでVodafoneを買収することにした。弱体化したVodafoneに高額を払ったことを批判もされたが、結果として移動体通信事業への参入を果たした。その後Sprintを買うのだが、これは大失敗に終わる。

◆ 楽天もPHSに手を出してみたりMVNOを買収したりとソフトバンクを追いたかったのだろう。そしてMNOに仲間入りした。しかしソフトバンクのなしえなかった自力での参入であり、茨の道が待ち構えている。

◆ ソフトバンクが高額な買収をポンポン行う(ように見えるくらい決断が早い)のに対して、楽天は石橋を叩いて壊す感じの動きだ。その位時間をかけるのに買ったものはジャンクが多いという所も泣けてくる。

◆ 勿論三木谷氏がジャンクだと思って買ったわけではなく、結果としてジャンク買いになってしまったのだ。直近ではPCR検査検査キットのジェネシスヘルスケアがある。
ジェネシスヘルスケアの代表である佐藤バラン伊里氏は経歴詐称に偽医者という人物だったのである。同社のPCR検査キットを5000万人に売りたいとする楽天の野望は打ち砕かれた。

◆ ソフトバンクの同様な失敗はウィーワークだ。経歴詐称や偽医者というような犯罪的事実が明らかになったわけではないが、アダム・ニューマン氏の奇行が経営者として疑問視され辞任に至る。ウーバーに関しても創業者はセクハラ発言などで職を追われる。そしてその双方に出資したソフトバンクにも大きな影響があった。

◆ ソフトバンクは知名度の低い新興コングロマリットである。知名度の高い企業に巨額を投じながらも、日本以外でソフトバンクの名を知る人はそう多くはない。だが孫さんの希望と計画は壮大だ。ソフトバンクグループが世の中に変革をもたらし、(孫さん自身はそうは言っていないが)世界を支配するみたいなものだったのである。

◆ しかしウィーワーク問題渦中に世界経済を壊し始めた新型コロナウイルス問題、コロナビジネスに参入しようとした楽天は上記の通り自爆していき、抗体検査キットを大量輸入したソフトバンクは、抗体検査キット自体の信頼性に不安を感じ始めている。

◆ 世界の経済が元通りになるにはしばらく時間がかかるだろう。外出自粛などで楽天の通販部門は儲かっていそうなのだが、マスクや消毒液の高額販売イメージからなのか売り上げは今ひとつだという話も聞く。
むしろSNSなどで呼びかけるなどした、地元商店街や卸問屋の食料品セット商品などが売れているという。生鮮品をはじめとした食料品は見て買いたい、見なければ不安 だと思う人が多い。だが地元の商店や問屋さんであれば品質は確かだと思われるのだそうだ。


5G契約で値上げは起きるのか(6/3)
◆ 今年は日本でも5Gの商用サービスが始まった。ただしエリアはかなり限定的であり、サービスが始まったと実質的には言えない状況だ。5Gのサービスを受けるには月額500円から1,000円を支払う必要がある。

◆ 新サービスに伴う値上げはこれまでにもあった。iモードが出始めた頃にiモード対応電話機を買うとiモード契約が必須だった時期がある。これはその後任意契約になったと記憶している。

◆ LTE(Xi)開始時にも、いわゆるFOMA契約からXi契約への変更が必要だった。これもXi対応スマートフォンを購入すると自動的に契約が変更された。

◆ 5Gの場合はどうなるだろうか。そもそも通信の効率化などでビット単価は下がっていくと各社は言っているわけで、それに反しての値上げは理に適っていない。分離プランを考えた上で端末を買い換えたから契約も変更してくださいは、これも違うような気がする。

◆ 3Gで使い放題になったデータ契約は4Gで廃止された。これを5Gで廃止するという事業者があるのだが、データ量無制限がいつまで続くのだろうか。契約の途中でやっぱりやめた、リミットを付けると言い出しはしないのか。楽天UN-LIMITでも実質的なデータ制限があり、月間300Gバイトしか使えない。

◆ 5Gが全国で使えるようになるのは未だ数年先だろう。現状では5Gの恩恵は余り感じられないわけで、今後高精細動画配信などが増えていかないと広帯域や高速のありがたみは分からない。そもそも5Gは高速なのかという問題がある。4Gにしたって理論速度には遠く及ばないのが現状であり、それは無全区間の混雑度よりも地上区間がボトルネックになっている。

◆ 基地局を一人で独占するとGbpsの速度が出るわけで、これは基地局あたりGbpsの帯域をもっていることになる。その基地局が1000あればTbpsになる。だが現状の光ファイバーは400Gbps程度であり、数年前までは100Gbpsが殆どだった。
勿論Tbpsの伝送は光ファイバーで可能ではあるが、これがこれがマイクロセル基地局同士を結ぶ線として使われるのはまだ先だ。

◆ 固定回線でもバックボーンの帯域問題は常に意識されている。物理的な帯域が決まっている場合には、それらの光ファイバーをパラにして帯域を増やす。固定回線の場合は経路などが決まっていることが多いのだが、基地局は都度増えていくので設備が大変だ。

◆ FTTHは100Mbpsの時代が長く続き、そして今は1Gbps以上になった。無線伝送の場合は多値変調やMIMOなど、技術が進めばバックボーンに必要な帯域は増えていく。5Gでの伝送速度はドコモが3.4Gbps、KDDIは2.8Gbps、ソフトバンクが2Gbpsとなっている訳で、それに見合った地上系が必要だ。

◆ SHF帯ではセル半径は100m内外になり、狭い範囲に多くの基地局が必要になる。これらの基地局を結ぶ光ファイバー、そしてそれを集約する局は広帯域のスイッチなど設備も更新していく必要がある。設備の入れ替えが終わった頃には既に帯域が不足していると、これは3Gの頃から言われていた。未だMVNOの契約が少ない頃、空いている時間帯のMVNOの速度はMNOより速かった。MNOの地上系の帯域が足りなかったのだ。


苗は何種類あるのか(6/2)
◆ 水耕栽培ではごく一般的なトマトの苗を植えているが、このトマトの苗と言っても凄く多くの種類がある。トマトの形状的にはミニトマトに類するものとスタンダードサイズのものがある。更にはその中でも様々な品種がある。

◆ ホームセンターで目立つのはサントリーデルモンテのもので、サントリーやデルモンテでも1種類ではなくいくつかの品種がある。それぞれ特徴などは書かれているのだが、素人にはどれが何なのかがよく分からない。2SC1815と2SC2712はどこが違うのですか?みたいなものだ。電気屋さんには判断出来ても農家には判断出来ないかも知れない。

◆ 多くの品種があるのはトマトだけではない。キュウリも同様に凄く沢山の品種がある。いぼが大きいよとかイボ無しだよとか、まっすぐに出来るとか、糖度が高いとか、沢山実を付けるとか、それぞれ特徴が書かれている。

◆ いずれもベネフィットは書かれているがリスクが書かれていない。例えば、この品種は実が沢山なる(メリット)けれど低温に弱い(デメリット)と書かれていれば判断しやすい。苗を売りたい立場からすれば良いところを強調して書くのは当然であり、そこに劣る部分など書けるか!みたいな所はあるのだろう。

◆ でも苗を詳しく調べれば、きっとどこかに記載はあるのだと思う。農業試験場あたりでは色々なデータがあるのかも知れないし、それによって農家はキュウリ栽培をしている可能性もある。

◆ 苗を買ってきて土を落として水耕栽培容器にセットすれば、余程の環境悪化がない限りはどんどん育つ。ここは山の上で気温が下がるのだが、5℃位までは下がってもトマトは大丈夫そうだ。もっとも朝晩の気温は下がっても日中の温度はそこそこ上がる時期なのが良かったのかも知れない。

◆ あくまでも感覚的なものでしかないのだが、土に植えるよりも水耕栽培の方が育ちやすい気がする。そもそも水の加減などが要らないし肥料を追加する必要もない。単に培養液が不足していないかどうかをチェックする程度で良く、管理は楽だと言える。

◆ 樋みたいなものを使って沢山の苗を植える的な仕組みなら、野菜だったら沢山収穫出来そうな気がする。ただ少なくともトマトは結構根の量が多いので、樋的なものは幅が広いものでないと根で詰まってしまいそうだ。角形の樋よりも大径の塩ビ管に丸穴を開けていった方が安価に出来るかも知れない。

◆ 部屋の中で栽培すれば虫も付かないだろうし、温度も安定している。照明にしても植物育成用のLEDライトがあれば日照に頼ることなく育てることが出来る。ウチの場合は猫がいるので屋内での栽培は難しいが、トマトなどは温度が管理出来ると一年中?実が成り続けるみたいな話もある。

◆ トマト工場的な水耕栽培では1本の苗を巨大に育てる的な方法もあるし、ジャガイモなどの水耕栽培では根に培養液を噴霧する方法で収穫量を増やしたのだそうだ。
水耕栽培とLED照明は、野菜などの超高密度栽培を可能にしたとある。


色々な商売がある(6/1)
◆ 5月の中頃だっただろうか、永久無料を謳うサービスの権利に投資したものの、その権利を剥奪されてしまった人が居たのは。

◆ 金を集めたのは株式会社納豆で、その直営店である令和納豆の永久無料券を、1万円の投資のリターンとしてクラウドファンディングでカネを集めた。最初は限定100人としたようだが、これが即座に売り切れたので1000人に拡大して募集した。

◆ 合計1099人が納豆定食を永久に無料で食べられる管理を獲得し、これはニュースサイトにも取り上げられた。ニュースメディアは、本当に永久無料なのか?赤字にならないのかと書いている。株式会社納豆の宮下社長は「赤字にならない仕組みを用意している」と答えている。

◆ 問題のきっかけは、無料の権利を獲得した人が、16回納豆定食を食べたら権利を剥奪された事だ。理由は「当店と会員の信頼関係が損なわれたと認められた」からだそうだ。何故信頼関係が損なわれたかというと、毎回納豆定食(無料)だけを食べていること、メールアンケートへの回答が不誠実だったからだという。

◆ この16回目というのは、17回食べられてしまうと1万円を超えるので店は損をする。もっとも計算は定価ベースであり、原価ベースで考えればこの何十倍かの回数の食事は出来るはずだ。

◆ 令和納豆側の言い分が分からない(取材にも応じていない)ので何が真実かは分からないが、規約の中で無料権の行使だけではダメだとか、メールの回答はこうでなくてはならないと言った細部が規定されているのならば、権利剥奪も致し方ない。

◆ しかしそれらに関しての規定がないまま、信頼関係が損なわれたとするならば契約違反になる。1万円を払った側も(定価ベースではあるが)元を取るギリギリまで使えたのだから訴えるまでもないかなと泣き寝入りする。これが社長の言うところの「赤字にならない仕組み」なのか。

◆ 無料パスポートと呼ばれるこれの規定は細かく書かれていて、同伴者が居る場合はどうなるかとか、長時間滞在するなとか、食べ残しは厳禁などと記されている。
もしかすると無料のセットだけの注文ではいけないとかが別途規定されているのかも知れない。

◆ 無料パスポートを剥奪された人は多いそうで、無料定食だけを食べていてもダメ、無料定食を食べなくてもダメ、追加メニューを頼まないとダメなど色々あるようだ。
株式会社納豆のホームページを見たが、会社概要などはなかった。特商法関連のページでは携帯の電話番号が記されていた。

◆ この件もニュースとなり、メディアは取材の申し込みをするも令和納豆側は無視、電話で問い合わせを繰り返すと7日目にして電話がつながったそうだが「代表しか分からない。代表は外出している」として回答は得られなかったそうだ。なお口コミ/レビューは削除されたというから令和納豆側が何らかの力を加えたのだろう。令和納豆はTwitterアカウントを消して逃走状態だと言われる。

◆ なおクラウドファンディングの規定として、投資に対するリターンの変更は基本的には認められていない。令和納豆側は、これまでどおり無料権を行使出来る、必要なら規約を再度(口頭で)説明するというが、それが資金集めの時と同様なものなのか否かは不明である。