携帯電話料金は下がるのか?(12/4)
◆ ドコモの新料金プラン、ARPUを下げずに割安感をアピールできるものだと思う。金額自体は2,980円なので特別安い訳ではない。20Gバイトのプランと言っても、平均的利用者の使用データ量は数Gバイト程度が多い訳で、トラフィックが極度に増えるという訳ではない。
◆ 5分以内の通話無料という、微妙な設定の国内通話無料も付属している。5分では魅力がないとして、最近は10分に設定している事業者も増えているが、ドコモ的には5分でもギリギリですよ、かな。
◆ 全体としてみれば必ずしもインパクトの大きいプランではないのだが、ドコモ本体によるものであること、最近UQやYMが20Gバイトプランをリニューアルした事で、月間20Gバイトの価格比較がメディアなどに取り上げられていることも多く、目立ったと言える。
◆ 元々はサブブランド方式でこの料金を出す予定だった訳だ。昨日の発表会のPVもサブブランド用として作られたものがそのまま流されていた。テロップや音声の差し替えが間に合わないほど急な話だったのか。
◆ 別ブランド扱いなので、ドコモの家族グループなどからも抜けることになり、家族内の無料通話も不可能になる。この辺りは改善の可能性もあるとのことで、メインブランドに引き戻す変更が行われるのだろう。ただそれが5月頃になるという話なので、サブブランド化の話はかなり以前から進行していたと考えられる。
◆ ギガホやギガライトが家族割りや光コラボ割りなどを前提にしていた感があるのに対して、サブブランド前提だったahamoは割引を設定していない。ギガホやギガライトの見直しも今月中に行われると言うことだが、これは従来通りの割引ありきの料金プランになるようだ。
◆ 提供時期が3月と遅いのも、この時期に結構無理矢理発表してしまったと言うことだ。本来はサブブランドとして3月に出す予定だったのか?それとも年末商戦に間に合わせたかったのか?所が急遽ドコモブランドに変更となってしまったとか。で、提供時期までの顧客引き留めに今予約すると3000ポイントあげますよ、か。
◆ ドコモポイントやdカード関連に関しては未だ検討中らしい。これもサブブランド化であれば、少なくともドコモポイントは関係がなくなる。ただdカードに関しては通信事業と別と考えれば、ahamo契約者にも利用させたいはずだ。
◆ 楽天モバイルのUN-LIMITも2,980円なのだが、同じ2,980円を出すならどちらと契約する人が多いだろうか。UN-LIMITは月間300Gバイトまで(楽天回線エリア内であれば)使うことが出来、通話無料のIP電話である楽天LINKも使える。
◆ 当初こそauローミングでさほど不便なく使えたが、楽天回線エリアの拡大によりローミング契約が終了となって圏外が増えた。楽天Linkによる通話は、電界強度が少し弱くなってくると途端に明瞭度が悪化する。帯域に応じて圧縮率を変えるなどの制御が入るのかも知れないし、局側(楽天側)で帯域をコントロールするなどしている可能性もある。先日は楽天Linkで電話をしたのだが、初期の頃のLINE通話みたいな感じで途切れと明瞭度低下が大きかった。楽天側の帯域が不足しているとか?或いは音声の圧縮率を上げた?
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