不要なプロセスは何のため?(7/29)
◆ Windows11ではWindows10以上に多くのプロセスが稼働している。これが必要メモリ量を押し上げる要因になっていて、必要なものなら仕方がないが不要なものもある。
◆ edge系のひどさは過去にも書いたが、バックグラウンドプロセスを合わせると1Gバイト以上のメモリを食う。エッジブラウザを使わなかったとしてもバックグラウンドで10〜30のプロセスがうごめいている。これに関してはmsedge.exe,msedgewebview2.exe,msedge_no_ifeo.exeをFireminに書き加えると幸せになれる。
◆ 他にはスマートフォンとの連携プログラムも動いている。私は一度これを使ってみたが、使うことによって何が便利なのか今ひとつよく分からないものだったので使用を中止した。使用を中止してもバックグラウンドではプログラムが動作し続けている。
◆ この"スマートフォン連携"は通常の操作では削除が出来ないし、通常の操作では自動起動を止めることも出来ない。私はPowerShellで以下のコマンドを打ち込み、削除した。Get-AppxPackage Microsoft.YourPhone-AllUsers | Remove-AppxPackage Windows11では動いている必要のないプロセスがあり、それらを消すことで数百メガバイトのメモリが解放出来る。
◆ 不要なプロプロセスの一覧などを掲載しているページもあるので、気になる方はチェックしてみると良い。こちらは商用ページだが、項目の中でSSDへの換装は効果がある。他はどうかな、あまり効果はない場合も少なくはないので、業者の宣伝として信頼性を損ねる結果になっていたりして。
◆ 私は目に付いたものは消しているが、それ以外は放置している。メモリがギリギリということではないので許容出来るが、実装メモリ量が16GB程度だと心許なくなって来る筈だ。プロセスをメモリ上においた方が起動が速くなるなどのメリットは確かにある。ただ滅多に使わないあるいは今後使わないであろうものまでメモリ上に置くのは正しくない。
◆ 一日に何度も起動するようなものであれば、アイコンをクリックすると同時に立ち上がった方が有り難い。しかしそうでないのなら、クリックしてソフトが立ち上がるまでの数秒は待てると思う。更にいえば、それを利用者が選択出来れば有り難い。
◆ Windows10からWindows11に変えた人の中には、メモリが厳しいなと思っている方がいると思う。普通に動かすには16GBは必要なので、8GBしかメモリが実装されていないPCだと、かなり工夫しないと快適に使えない。DropboxやAlexaアプリも結構メモリを食う。
◆ ストレージがSSDであれば、スワップが起きてもHDDよりはストレスは少ない。とはいっても遅くなることに違いはないし、常にスワップが起きているような使い方だとSSDの寿命も無駄に削っていくことになる。
◆ 寿命ということを言い始めると、テンポラリファイルディレクトリへの書き込みや、ブラウザのキャッシュ書き込み頻度が高い。データ量そのものは小さいのだが、総量としてはそこそこ行くのではないだろうか。私は余り気にしていない(ただしドライブは分けていて、これはパフォーマンス向上のため)が、気になるのならRAMDiskを使うしかない。
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