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過去の雑記置き場


フェライトコア(9/1)
山と下草(9/2)
猫の毛は抜ける(9/3)
GoogleDrive(9/4)
特定健診(9/5)
日産リーフ(9/6)
OSアップデート回数(9/7)
Pixel7(9/8)
戦争とエネルギ問題(9/9)
ロジックがおかしい(9/10)
ポイントバックは10月まで(9/11)
昭和アニメとアナログ時代(9/12)
賞は買うもの(9/13)
フリ素(9/14)
電子化は進むのか(9/15)
Googleアカウント(9/16)
観光地価格(9/17)
欧州の様々な規制(9/18)
論文・特許数(9/19)
カメラ性能とDXOMARK(9/20)
マスプロと自動車デザイン(9/21)
AndroidOSの種類(9/22)
新興メーカ(9/23)
NURO光は酷いのか?(9/24)
海洋深層水とミネラルウォータ(9/25)
進展しないリニア問題(9/26)
出稼ぎの時代(9/27)
未だに起きるマスク事件(9/28)
Androidアプリ(9/29)
トヨタEVとハブボルト(9/30)


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トヨタEVとハブボルト(9/30)
◆ トヨタのEVが米国でハブボルト問題を起こした。日本車では車両側からボルトが生えていて、そこにタイヤ(ホイール)を装着してナットで締め付けるのが一般的だ。古い車ではマツダ車がハブボルト方式を採っていたかな。

◆ 日本車方式はコストが安く、タイヤ交換時にもボルトにホイールを乗せて(引っかけて)固定することが出来るので作業性が良い。ただ強度的な点で行くとスタッドボルトとハブ側の摩擦力や締結力の問題があるので管理が難しいと言われる。

◆ 欧州車などでハブボルト方式が使われるのは、常用速度域が高いなどもあってホイールの固定に対する信頼性を高めたいからだといわれるが、今ひとつ説得力に欠ける気がしないでもない。スタッドボルト方式だとボルト部分とナットに相当する部分が2ヶ所になるが、ハブボルト方式だと1ヶ所で済む。ただその理由だけでハブボルトのメリットを説明するには無理がある。

◆ 欧米車のホイールは日本車用ほど規格が厳密ではない気がしていて、ホイールのハブに固定する部分の厚みが異なるものがある。その為、標準以外の長さのハブボルトが売られている。日本車方式の場合はボルトの長さが決まっているので、ホイールの方で合わせないと強度が保てなくなる。

◆ そんな日本車方式から、トヨタは一部車両をハブボルト方式にした。これによりホイール固定部分の剛性の高さと軽量化が実現出来たとした。ハブボルト方式はハブ側に(ボルトとの結合ヶ所があるので)十分な厚みが必要なのだが、トヨタはその厚みを十分に取らなかったらしい。結果として走行中にホイールが外れる事故が起き、大きな問題となった。

◆ その問題を起こしたのがトヨタ初のEVであるbZ4Xだった訳だ。トヨタは急遽車両の販売中止と、車両購入者は車両を使わないようにとアナウンスした。米国では代車の提供や代車の燃料費の補償など、何やら色々面倒なことが起きているとか何とか。

◆ そのbZ4Xだが真夏における充電問題も指摘されている。バッテリー温度が高いと充電が進みにくくなるのはEV共通の問題ではあるが、bZ4Xではその問題がより深刻だというレポートがある。

◆ このあたりの問題はYoutuberによる実験や検証もあるが、外気温などによって評価が大きく異なったりしているのも面白い。なお高温時だけではなく外気温度が10℃を下回ると充電が遅くなると、これは(北米版?)取説に書かれているそうだ。充電回数に関しても制限が設けられているそうで、1日2回以上の充電は充電時間に悪影響を及ぼすとなっている。

◆ カタログ電費と実電費の差が大きいことに関しては自動車関連メディアでも取り上げられた。カタログ上の航続距離は550km前後なのだが、実走行距離としては300km位だそうだ。なおトヨタによれば、20インチタイヤを装着すると実走行可能距離が2割弱短くなるのだとか。(20インチタイヤ装着モデルのカタログ航続距離は480km前後)bZ4Xに関しては厳しい評価が多いように感じる。トヨタの技術不足、ノウハウ不足を指摘する記事もある。


Androidアプリ(9/29)
◆ Androidアプリは様々なところで使われている。飲食店や回転寿司屋のオーダシステムもAndroidタブレットが使われている。一時期は通常のアプリとして動作していたので、HOMEボタンをタップするとAndroidのHOME画面に戻ってしまったりした。

◆ 今はそのようなことがなく、そもそもホームボタンも戻るボタンも画面には表示されていない。これはオーダシステムのアプリをホーム画面として作ってあるからで、何かが起きてホーム画面に戻るとオーダシステムが起動される。

◆ ではAndroidのシステム設定などを行いたい時にはどうするのか。某店のシステムの場合は、画面右上の何もないところ(アイコンなどはないという意味)をタップすると、見慣れたホーム画面が現れる。

◆ セルフレジのシステムも同じように、右上の方をタップするのだが、店舗によってはパスワード設定がされている。まあ、ここをいじられると大変なことになるから。

◆ 業務用のシステムは何でも許されるわけだが、コンシューマ用プログラムでも戻るボタンを無効にしたりする場合がある。状態遷移して貰っては困る場合なのだが、ソフトウエア処理で対処出来ないからボタンを無効にしてしまえと言う感じだ。

◆ 本来であれば戻ろうが進もうがソフトウエア側で適切な処理がなされるべきなのだ。ドコモだったか楽天だったか忘れたが、ブラウザの戻るボタンをクリックすると動作がおかしくなる場合がある。ブラウザの戻るボタンは使うなと書かれているが、Windowsで有効な機能を使うなと言われても困る。

◆ インタラクティブなページであれば、ユーザがどのページで何をしているかは把握出来ているわけだから、そこから戻ろうが進もうが適切な処理は行える。しかし全てのケースを考えて安全に処理するのは難しいよな、エラー出して終わらせちゃった方がて手っ取り早いと手を抜くからこうなる。

◆ ゲームアプリで広告を見せるようなものも、戻るボタンが無効にされている。たぶん戻るボタンを使うと、広告を最後まで観ていないのに、見たことになってしまうからだろう。実際戻るボタンを何度か押してからホームボタンを押し、ゲームアプリを再起動すると広告を観たことになっている場合がある。

◆ いずれにしてもOSの機能を無視するアプリなど、ろくなものではない。しかし戻るボタンを押された時に適切な処理を行わせるソフトを書くより、戻るボタンそのものを無効化するコードの方がずっと短くて済む。またiPhoneには戻るボタンは存在しないので、Androidアプリも戻るボタン無しで行くか、みたいな設計者もいるはずだ。

◆ 戻るボタンは、個人的には偉大だと思う。iPhoneの場合はアプリ中に戻る機能を実装するのだから、ボタンがあろうがなかろうが戻る操作が必要な場面はある。ならばOS上で戻る機能を標準化した方がずっと良い。ボタン操作というかタップ操作に関して、iOSは既に限界を超えている。


未だに起きるマスク事件(9/28)
◆ マスク拒否と言えばおじさん年齢の人が多かったし、あのホリエモン氏も問題を起こしていた。しかし長引くコロナウイルス蔓延となり、そんなマスク拒否おじさんや感染自慢おじさんの話題も語られなくなった。

◆ そんな中に登場したのがマスク拒否女性だ。バスが伊豆・三津シーパラダイス線(伊豆の国市)であり、伊豆市に近いエリアでのニュースと言う事もあって、今時珍しいなと思った。

◆ バスドライバーは複数回にわたってマスクの着用をお願いしたそうだが、女性は聞き入れなかった。そこでバスは停車、女性客に降車を命じたという。しかしバスが止まったところはバス停以外だとのことで、これはいけない。

◆ 後日中部運輸局は「正当な事由無く運行の継続を拒絶した」として伊豆箱根バスに一部車両の運行停止を命じた。中部運輸局がこの事件を知ることになったのは、当該女性客からのクレームがあったからだ。

◆ メディアはマスク事件として報じたが、運輸局はバス停以外の場所で正当な理由無く乗客を降ろした事が問題だとしている。これは当たり前の話で、田舎の山の中で下ろされたら命の危機すらある。

◆ 最近は一般店舗でも、マスクをしない人は入店出来ませんと書かれていることが増えた。店によってはマスクを持っていない人に、無料でマスクを渡す所もある。これと同じようにバスにも表示が必要だったのではないか。表示があればノーマスクの乗客の乗車を拒否することが出来る。

◆ 一部タクシーではマスクが必要である事を表示し、ノーマスク乗車を拒否出来るようにするという。バスにしても電車にしても、マスクをしない人の問題だけではなく、そこに乗車している他の多くの人が迷惑する。例えノーマスク主義者が非感染者であったとしても、非感染者かどうかなど他の人が分かるわけではない。

◆ ノーマスク主義者はダメで反ワクチン派は良いのかみたいな話もあるが、ワクチン接種必須のイベントなどでは証明書の提示が求められるので、状況としては似たようなものだと言える。

◆ そんな反ワクチン主義者の言い分に、自分が死のうが生きようが勝手なのだからワクチンを強制するなというものがある。これは反マスク主義者も同じ事を言うのかも知れない。百歩譲ってその人が感染するのは勝手だとしても、他人に移したり医療機関の手間を取らせたりするのはいけない。

◆ 社会と関わり合いを持たずに生きている人ならまだしも、殆どの人はそうではない。ライブ配信者に反ワクチン派の人が居て、様々なこじつけ的理由を付けながらワクチン接種を拒み続けている。

◆ その人がコロナに感染した。持病もあり高熱が続いたそうで、救急車を呼んだのだとか。救急搬送されて入院になったらしいが、感染も入院も俺の勝手だと未だに吠えているらしい。一方で後遺症もあるらしく、入院時の治療がいけないとか何とかとこれまた文句を言っている。


出稼ぎの時代(9/27)
◆ 平成不況によって日本の経済成長は止まってしまった。一方で税負担などは増加し、可処分所得は減少した。製造分野でも技術分野でも日本の衰退は明らかになり、絶対賃金では中国や韓国よりも下になってしまった。

◆ こんな日本に居ても豊かな生活は送れないと、海外に出稼ぎに行く人が増えている。言葉の問題の少ない職人や現場作業で人気が高く、年収は日本に居る場合の数倍になるそうだ。

◆ 勿論物価が高いので生活費もかかるのだが可処分所得も多くなる。日本で給料の手取りが20万円、生活費が15万円かかると余剰金は5万円に過ぎない。しかし海外に行って手取りが60万円、生活費が45万円だとしても余剰金が15万円残る。

◆ 勿論その余剰金を海外で使ってしまうと生活レベルは変わらないわけだが、出稼ぎなのでその余剰金を日本に送金する。送金を受け取った日本の家族は、それまでの5万円が15万円に増えるので生活が楽になる。

◆ 実際に出稼ぎに行く人は節約するし、単身なので生活費も安く抑えられる。ようするに日本の景気の良い頃に東南アジアから多くの出稼ぎがやってきた、その逆である。

◆ 何故こんな日本にしてしまったのかと言ったって、もはや後の祭りである。問題はこれからどうしていくかなのだが、20年分の景気停滞を取り戻すのは容易ではない。

◆ 米国に出稼ぎに行く人も多いようだが、米国都市部は物価が高い。日本からいくらかの金を持っていったとしても、すぐに底をついてしまう。アパート住まいで節約をしたとしても、月の生活費を50万円以下に抑えるのは難しいそうだ。

◆ 勿論給料は高く、アルバイトでも時給は4千円くらい貰えたりするのだが、一方で"見習い"レベルだと半分くらいの報酬になってしまう。使える人材には給料を出すが見習いレベルは安いというのが普通なのだ。

◆ 年金は日本よりずっと率が良いが、その代わり医者にかかるとカネがかかる。投資型年金は30年後の手取りが5千万円くらいになるそうだ。このお金を貰ってから日本に戻ってくれば(その頃の日本がどうなっているのか分からないけれど)日本で働いて老後を考えるよりは楽になる。

◆ 医療費は高い。初診料で2万円くらいかかる。公的な医療保険もあるが、それは障害者や65歳以上の高齢者を対象にしたもので、普通の人は加入出来ない。従って民間の保険に入る事になるが、医療機関が限定されたりと色々条件がある。ただ無保険で過ごすよりはお得だ。

◆ 民間保険は大きく2種類のプランはあり、自己負担額などが異なる。自己負担額の割合で規定されるものや絶対金額で規定されるもの、免責金額で規定されるものもある。

◆ 掛け金は年齢や性別により異なるが、月額100ドルから千ドルくらいの範囲になる。月額千ドルというと凄く高い感じがするが、国民健保の限度額より少し高い程度だ。このプランであれば自己負担額はゼロないし10ドルで済む。そう考えると日本の国民健保よりも掛け金に対するサービスがお得に思える。


進展しないリニア問題(9/26)
◆ 中央リニアの開業が2027年に間に合わなくなる模様だ。これに関して静岡県知事は「神奈川県が2027年開業を不可能にした」と語った。川勝知事の性格というか性質なのだが、他の事業者や他県の事を引っ張り出す事が多い。

◆ 例えば(静岡県内のトンネル工事が出来ないから)部分開業をすれば良いと主張している。部分開業するかどうかはJR東海が考える事であり、静岡県が云々言う立場にはない。

◆ これはリニア開業の遅れが静岡県内のトンネル工事にあるという事実を、別の方向に持っていくための方便である。部分開業出来たから良いじゃないかと(川勝知事は)言いたいのかも知れないが、部分開業では収益率も悪いし利便性も良くない。

◆ 今回の話は神奈川県内に作られる予定の、車両基地の建設が遅れている事を言っている。川勝知事は「車両基地の用地取得は神奈川県の仕事」とした上で「開業の遅れは神奈川県に一義的な責任がある。二義的な責任はJR東海の金子社長にある。」とした。

◆ 車両基地の遅れはそれでいいのだが、それは神奈川県とJR東海が考えれば良い事であって静岡県は関係が無い。静岡県はトンネルと水問題を解決すれば良い話で、車両基地の関係で開業が遅れたって静岡県には(駅もないことだし)関係が無い。

◆ これが、例えば名古屋や山梨が云々言うのなら分からなくもない。駅が出来る地域にしてみれば、駅周辺の開発や経済効果など影響を受けるからだ。だから静岡県は問題を早く解決しろと(他県から)言われている。

◆ JR東海は「車両基地の建設は工期を短縮出来る」とし、開業が遅れるとすればそれは静岡県内の工事遅延が問題だとした。これはどう考えてもJRの言い分が正しい。JR東海は静岡県から1kmの所までトンネル掘削を進めているが、現時点でそれ以上進められないとした。

◆ お互いに言い分はあるわけだし、大井川の水量減少が起きてしまう(水量を確保することが現状では不可能)事は避けられない。その中で、ではどうするのか、水量が不足して困った時に何を代替とするのか。海が近いのだから大規模脱塩施設で真水を作ることも、技術的には不可能ではない。

◆ 大規模脱塩装置では毎分1,000t位の真水が作れる。コストは年々下がってきていて1tあたり数十円(エネルギコストを含む)だそうだ。水が不足するのは冬場だろうから、一年中脱塩装置をフル稼働させる必要は無い。そもそも現状で冬場の大井川上流の水量は、毎分100t程度なのだ。

◆ あるいは廃水を浄化して工業用水(飲用には適さない)として利用する方法もあり、これは横浜市でも行われている。井戸を掘れば良いという意見もあるが、そもそも地下水が不足している(トンネル工事でより深い地層に流れ出てしまう)ので現実的はないそうだ。平野部に井戸を掘る事も出来るが、地盤沈下などの危険性がある。

◆ いずれにしても、どうしたら解決が出来るのかを考えなければいけない。ダメだからダメだとか、出来ないから(水が減るのは)仕方が無いと言い合っていたのでは3年経っても5年経っても工事は進まない。


海洋深層水とミネラルウォータ(9/25)
◆ 海水水槽用に焼津に海洋深層水を買いに行く。海洋深層水は単に深層にある海水なのだが、脱塩装置を通した真水も売られている。

◆ 脱塩処理は逆浸透膜を使って行われる。大容量の逆浸透膜の価格が下がったこともあって、様々なプラントやあるいは船舶などでも脱塩装置は使われている。

◆ 脱塩処理は塩分を選択的に取り除くだけではなく、いわゆる不純物も取り除かれる。ミネラルウォータにおける不純物は硬度成分、つまりミネラルと呼ばれるものでもある。これを取り除いてしまうと純水に近くなるわけで、原水が海洋深層水か否かは余り関係ないのではないかと思ったりする。

◆ 実際に脱塩海洋深層水の説明でも、塩分の他ミネラル分も取り除くと書かれている。また飲用としては各種ミネラル分を添加することによって生成されているともある。

◆ 逆浸透膜以外では電気透析法(EDI?)もある。イオン交換によって塩分を選択的に取り除けるとある。この場合は海水中のミネラル分などがそのまま残ることになり、深層水ですよとして売る場合のメリットが活かせる。

◆ ROにしても電気透析にしても真水の他に、取り除いた成分(塩分など)が得られるので、濃縮塩水とか食塩、マグネシウムが生成出来る。こうして全てを使うことで商売になると言う事なのだろうか。なお焼津の脱塩装置は逆浸透膜方式だとなっている。

◆ 原水に関しては(焼津では)200リットルあたり100円で売られている。これが小売価格となると1リットルあたり100円くらいになるわけで、原価率0.5%の商売になる訳だ。もっとも容器代などを考えるとものすごく儲かるとは言えない。

◆ 脱塩水は脱塩料がかかるので、10リットルあたり100円の価格になる。脱塩海水深層水はペットボトルで買うと1リットルあたり200円前後になるので、焼津に買いに行けば安く手に入る。

◆ 脱塩水と原水の他に濃縮海水も売られている。これは原水から純水を作った残りと言う事になる。海水や人工海水を入浴用に使い、アトピーや皮膚炎治療に用いる話は以前にも書いた。濃縮海水はこうした用途に(希釈して)使われることもあるという。

◆ 人工海水の元や濃縮海水ならば運ぶ効率が良いが、原水を買って持って帰ってくるのは大変だ。水槽用としては原水でなければいけない(濃縮海水だと希釈するために純水が必要)ので、1リットルあたりほぼ1kgになる水を運んで帰ってくる。

◆ 軽トラックの積載量が200kg〜350kg位なので、ジムニーに積める重さを超えているかも知れない。JB64(現行型)では乗員2名+100kgとなっているので、200リットルの水は過積載になってしまう。その為もあって水を運ぶ時の燃費は、夏場だと6km/l位しか走らない。

◆ フレーム構造で丈夫なジムニーだから水を運べると思うし、普通のモノコックタイプの軽のワンボックスだったら、ふにゃふにゃグラグラかも。いずれにしても低速走行しないと危険なので、焼津からの帰りは高速は使えない。全開走行なら100km/hは出るとは思うが危険だ。


NURO光は酷いのか?(9/24)
◆ 高速性を謳うNURO光の評判が宜しくない。速度に関する不満もあるが、多くはパケットロスなどによってオンラインゲームがプレイ出来ないというもの。サポートに問い合わせても改善されず、集団訴訟なんて話しも出ている。

◆ 一方でNURO派は、ネットワークケーブルが悪いだけだとか、Wi-Fiの電波が弱いだけだと反論する。というか、全然反論になっていないんだけど。どこかのへっぽこページを鵜呑みにしているような人が存在しているのは、何に関しても同じか。

◆ 他にこんな書き込みもあった。「良くあるのが回線は変えたけどケーブル替えてないからCat5使ってるとか、前から使ってる前世代のAP使ってるとかのはず。」今時Cat5(100Mbpsまで)を使っている人は居ないと思うけど。ま、これに対しては昼間は比較的まとも、夜間は異常多発の説明が付かないよと書かれ、反論も出来なかった模様だ。まさかCat5ケーブルは、昼間はCat6Aに変身するよとは言えまい。

◆ 通信が途切れる(パケットロスというよりバースト的にしか通信が出来ない)のはかつてMVNOでもあった。利用者の通信をスイッチで切り替えているかのごとく断続的にしかデータが来ない。TCP/IPならエラーコレクトが行われるし、UDPでもバッファを持っている場合が多いので、運が良ければ上手く通信が出来ているように感じられる。

◆ 通信速度で言えばソフトバンク光やソフトバンクエアの話があった。ただ現在はソフトバンク光にしてもAirにしても遅い事は分かっているわけで、通信速度や遅延を気にする人はそもそも使わないのだとか。ただNUROに関しては宣伝が先行しているので、それに釣られてしまったという利用者が多い。

◆ ソフトバンク擁護派も存在していて、普通の人なら50Mbps出ていれば十分、それ以上必要だと感じた事はないなどと反論が書かれていた。また回線はNTTだからドコモ光と同じ品質だと力説している人も居た。

◆ ウチはNiftyを使っているが、V6+に関しては不安定な事もある。回線が切れる事もあるし、速度が落ちる事も。Niftyに問い合わせるとJPNEの範疇だからウチは知らないよと言われ、JPNEでは契約ISPに問い合わせると言われる。

◆ 責任のなすりつけ合いが実質的サポートを不要とし、それが価格の上昇を抑えている、なんて話だったりして。回線に関しては(今もあるかどうかは不明だが)フレッツの速度を測る事が可能だった。ISP経由で速度を測るのではなく、フレッツ光の帯域を測るみたいなものだ。これで速度低下の原因を切り分ける。

◆ ここ最近は速度が安定しているのだが、フレッツ光クロス(10Gps)への対応によって帯域に余裕が出来たのかも知れない。フレッツ光クロスはまだまだ対応エリアは狭いが、数年後には10Gbpsが普通になるのかなと思う。今は現実的にはネットワーク機器関係は2.5Gbps対応を選ぶ事になると思うが、その頃にはネットワーク機器の価格も下がって普通に10Gbpsの伝送路が使えるようになっているのだろう。


新興メーカ(9/23)
◆ AndroidGoの話でも書いたが、aiwaブランドを買ったジェネシスはスマートフォンやタブレットを発売する。コストパフォーマンスを適正化すれば、そこそこの販売量が得られるという点でスマートフォン市場に魅力はある。

◆ スマートフォンの開発には技術が必要だが、中国メーカのODMなどを利用すれば必要なのは販売網だけになる。aiwaは低価格スマートフォンを売るわけだが、高価格高機能なモデルよりも売りやすいと判断したのだろう。

◆ 中高年世代には一定の価値を持つaiwaブランドは、SONYやナショナルとは違った、大衆的というかシャープ的というか、そんなイメージではないだろうか。そんなaiwaの名称を生かすも殺すもジェネシス次第である。

◆ ブランド戦略と言えばBALMUDAPhoneがあったが、事実上失敗した。あのスマートフォンなら4万円が適正価格だよねと言われた訳で、そのBALMUDA Phoneも今や新品が3万円台になっている。この価格まで下げれば売れ行きも良くなると言い、イオシスでは月間数十台を売ったそうだ。

◆ 在庫を大量に抱えるソフトバンクも当初価格の1/14万、たった7ppm(!)の1円で投げ出した。当初は1ヶ月1円の残価設定ローン販売をしたが、2年レンタルで24円は高すぎた。

◆ こうした事を考えると"aiwaだから"の値付けではなく、"aiwaなので"を押し出した戦略を採ったとも言え、今後ディジタル機器などを発売していくという。aiwaというとミニコンポだとか古くはラジカセのイメージがある。今更ラジカセというわけにも行かないだろうが、SDRを使えばBCLラジオなど簡単に作れる。もっとも市場があるかは疑問だけど。

◆ オールバンドのHF帯ラジオはポータブル型が5千円くらい、JARLのロゴをパクったようなマークの付いたものが2万円ちょっとで買える。売られている以上は市場があることになるが、そもそもは中国製が殆どなので、日本国内で売れているのかどうかは不明だ。

◆ これはSi7432を使ったワンチップラジオにタッチパネルを付けたもので、VHF帯は64MHzから108MHzまで受信出来る。SSB受信ではIFシフトみたいな機能もあるのかな。

◆ ディスクリートで組んだら結構な回路になるのだが、ディジタルデバイスの進化は素晴らしい。中身としてはLNA付きのダイレクトコンバージョンで、IQ検波器が付いている。通信型受信機とするにはIMその他の特性が不明だ。

◆ 108MHzまで受信は出来るが、いわゆるゼネラルカバレッジではない。HF帯の上限は26MHz、下限は2.3MHzとなっていて、アマチュアバンドを聞くには少々不便なのと、全体的にノイズっぽい感じだそうだ。ダイナミックレンジが狭いと書かれているものもあったので、ADCの分解能が足りない可能性もある。

◆ そうは言ってもワンチップラジオデバイスが(量産時価格)百円以下なのだからBCLラジオとしては十分だ。かつてのBCLラジオのように、つまみやスイッチを沢山並べたレトロ風ラジオは、おじさん世代が懐かしく感じるエッセンスになるだろう。


AndroidOSの種類(9/22)
◆ 日本では例外的にiOSのシェアが多いが、世界を見渡せば多くはAndroidになっている。そのAndroidにもいくつかの派生OSがある。これは日本では余り流行っていないのだが、Androidの軽量版としてのAndroidOneとAndroidGoがある。

◆ AndroidOneはハード上リソースの節約と言う事で新興国向けという位置づけで開発された。いわゆる事業者アプリやメーカ独自アプリ(機能)の実装が制限されていて、AndroidOneのスタンダードを使うというのが基本になる。これによってOSアップデートが容易だとし、最低2年間のアップデートが可能だとする。

◆ AndroidGoはAndroidの軽量版として登場したもので、だったらAndroidOneと同じじゃないかとなる。AndroidGoの能書きとしては、AndroidOneよりもハードウエアリソース要求度が小さく、最小メモリ構成が規定されるのではなく、最大メモリ構成が規定される。勿論RAMが2GB以上実装されていてもAndroidGoは動作するが(たぶん)Googeの認証が得られない。

◆ AndroidGoはGoogleのスタンダードなアプリも軽量化がされている。ユーザがダウンロード可能なアプリにも容量制限が設けられていて、いわゆる"重い"アプリはダウンロードすることが出来ない。重いアプリをダウンロードして実行させるのは可能だけれど、エラーが出ても知らないよと言う自由さはなく、OSが破綻しない範囲でしか利用出来ないようにされる。

◆ このあたりの割り切りは必要なことだと思われ、更に言えば以前のiOSのようにバックグラウンドでのユーザアプリを動作させないなどすれば、更にコンパクト化が図れる。

◆ AndroidOne同様、事業者アプリなどを突っ込むことがしにくいので、ドコモやauがAndroidGo搭載スマートフォンを扱う可能性は極めて低い。AndroidGo対応スマートフォンとしては、aiwaのブランドを買い取ったジェネシスが販売する。

◆ Androidスマートフォンのローエンドモデルは2万円台で購入が可能なまでに低価格化が進んでいるが、aiwaブランドを冠するAndroidGo対応モデルは1万円台の価格になる。ただしRAMは2GBであり、通常のAndroid版のローエンドモデルに比較してどれだけお得なのかと言われると疑問でもある。

◆ 新興国や子供向けとして、中国メーカが1万円以下でスマートフォンを販売すれば、それなりのシェアは得られると思う。AndroidGoの使い勝手というか使い方が通常版のAndroidと異なると、Androidのややこしさだけが見えてしまうようにもなる。

◆ Androidはバージョンによって使い方自体が変わってしまうわけで、そこにAndroidOneやAndroidGoが加われば、使う側は混乱する。子供向けだとは言っても、子供に使い方を教える親が分かっていないことには話が進まない。

◆ 軽量版というと過去のWindowsCEがあった。これはWindowsと名は付いていたがスタンダードなWindowsとの互換性はなかった。データレベルでは利用が可能ではあったが、ソフトウエアなどは別物でやがて消えていった。AndroidOneやAndroidGo(Edition)はスタンダードAndroidと互換性はあるが、それらがいつまで残るのか?ずっと続くのだろうか。


マスプロと自動車デザイン(9/21)
◆ 量産乗用車は複雑な造形は実現しにくい。今の世の中なので大抵の形は作ることが出来るが、プレス型の寿命の問題やコスト、組み立て性などを考えた場合に、いかなる形状にものでも量産化出来るとは言えなくなる。

◆ 少量生産のスペシャルティカーの場合は、コスト余裕度が大きいので複雑な形状でも実現出来る。もちろん空力特性その他の追求もあるが、デザイナーの意思に忠実な形状を実現しやすいし、性能向上に対する余裕度も大きくなる。

◆ 自動車だけではなく家電製品などでも同様なのだが、曲面を綺麗に出すのは難しい。光を反射させて見たりすると曲面の不連続性がわかりやすく、品質の維持が難しい。プレス型には寿命があるが、精度を維持しようとすると実質寿命が短くなる。

◆ ワンボックスカーなど平面を基本としたものは、プレス型のコストの節約なども可能になり、原価を下げることが出来る。合成樹脂製品は造形自由度が高いが、これも曲面を綺麗に出すためにはコストがかかる。

◆ ポルシェ(911)は年間4万台近くを売るので量産車と言えるかも知れないが、造形は美しいと個人的には思う。平均価格からすれば、4万台を売るというのは凄いことだ。ただ、ではフェラーリとどちらが複雑な面構成を採るのかと言えば違いは見えてくる。フェラーリは全車種合わせても年間1万台程度しか売らない。

◆ ちなみにトヨタは年間500万台以上を売るわけだから、スペシャリティカーメーカとは全く異なる。量産メーカにとって売れない車は作れない訳で、常に量産性とコストを考えなければいけない。

◆ 量産性やコストを考えれば、部品の共通化だとか製造ラインの流用性などは重要になる。これが性能の割に安い車を生む事になり、それは販売台数を伸ばす要因だからだ。量産することによって衝突安全性などを含む、様々なテストのコストも分散される。

◆ 日産のNewフェアレディZがフルモデルチェンジではなくマイナーチェンジ扱いなのは、こうした様々なテストや申請に要するコストや時間を軽減出来るからだ。

◆ トヨタが高利益率車を作ることが前社長の悲願であり、レクサスブランドを日本に持ってきた。トヨタが子会社を作って高利益率車を作るなら話は別だったのかも知れないが、トヨタで作るとなるとコストに目が行ってしまう。それでもLFAなどを作ったのだから、これは凄いことだと言える。

◆ LFAは別として、RCは3千台近くを売るのだが、価格が6百万円台中心と高利益率車とは言えないのかも知れない。価格に関してはどの程度の付加価値が付くかによっても変わってくるので何とも言えない。RCとほぼ同じディメンションでLCがあり、これはRCの2倍前後の価格が付けられている。

◆ RCはGSのシャーシの流用だったかな。そのあたりもあってコストが抑えられたのではないだろうか。LCは高く売るのならRCとの違いをもっと明確にすれば良いと思った。見る人が見れば違いは明確なのだが、まあ、LCを見ながらRCを買うみたいな、松茸梅の商売なんだと言われればそうなのかも知れない。


カメラ性能とDXOMARK(9/20)
◆ 従来Xperiaはカメラ性能を売りにしていた。いや、今でもSONYはカメラ性能や機能を売りにしている。しかしDXOMARKにみるベンチマークスコアに見るべきものはない。ランキング最上位のXperia1 IIIですらスコアは115であり、トップの146から大きく落ち、トップ50にも入れない。

◆ 撮像素子自体は他社の使っているものと大差ない(SONY撮像素子を使うメーカが多い)し、レンズ性能だって悪くはないはずだ。だとすると画像処理が上手くないことになる。厳密に言えばDXOMARKの好む、様々な加工が施された写真ではないというわけだ。

◆ SONYの事だから、Xperiaのカメラが悪いのではなく、DXOMARKがおかしいなんて言い出しそうだし、確かにそうした一面はある。ただそれは世間が好む写真とも言える。それに従うか、それとも自分たちこそが絶対であり、使用者(ベンチマークテスター)の意見は重視しないというのか、SONYの社風的には後者だ。

◆ そうは言っても余りにランキングポジションが低く、画像処理技術を買うなどする事も考えた方が良いのではないのか。まあ、自分たちは特許料で稼ぐけれど他社の特許なんか絶対買わないぞと言うかも知れないけど。それこそ一般モードとPROモードみたいな切り替えを付けるとか。

◆ 以前の超広角レンズ歪曲補正競争時代のようだ。例えば魚眼レンズで画角が180度であったなら、それを平面の写真にしようとすれば必ず歪む。しかしスマートフォン利用者の多くはそれ(ゆがみ)は不具合だと言い始める。で、Xperiaでは歪曲補正モードとノーマルモードを持っている。

◆ GooglePixel6のランキングポジションはiPhone13の少し下である。DXOMARK自体が"加工された写真"を良しとする傾向にある事は否めない。iPhoneにしてもPixelにしても、記憶以上の記憶色みたいな、バリバリの仕上げである。

◆ Pixelのカメラ(画像処理)チューニングをGoogleが行っているとは思えないので、これはSamsungから技術を買っているのかも。画像処理には様々な技術や経験が必要で、理屈が分かったから画像が作れると言うほど簡単ではない。

◆ シャープの1型撮像素子搭載スマートフォンが画質向上策で苦労しているように、ハードウエアが良いからといって良い画像が作り出されるとは限らない。撮像素子が同じでレンズが似たようなものだったとしても、出来上がる写真が違って見えるのがディジタルカメラである。

◆ フィルムカメラでもフィルムによって仕上がりに差が出たわけだが、ディジタル写真となればそれ以上の差になり、もはや本当の被写体はどうなのかすら分からなくなってしまう。

◆ レンズの収差補正などは、ある意味レンズのアラを目立たなくする訳だが、写真そのものの加工はちょっと話が違ってくる。それこそ自画像を加工しまくるみたいなもので、本人とは似ても似つかない画像が出来上がる。最近は少なくなったが、目を巨大化させて顎を細くする加工は、みんなETみたいな写真になっていて面白い。


論文・特許数(9/19)
◆ 経済の停滞によって世界に取り残された日本だが、研究開発分野に於いても景気状態を反映したような格好になっている。

◆ 科学技術分野や製造管理では強かった日本だが、20年以上にもなった平成不況により、他の先進諸国にどんどん追い越されてしまった。

◆ そんなニュースが出てきたのも安部元総理が亡くなったからだ。安部元総理の報道統制力は絶大だった。そのツケというか何というかで問題山積、支持率低下の岸田政権は不幸な星の下か。

◆ トップが亡くなっても派閥はあるわけだし、仲良しグループも統一教会も残っている。だから完全な自由が手に入れられたとは言えないものの、従来よりは色々な情報が出てくるようになった。

◆ 自民党政権ではなければもっと悪くなっていたのかも知れないし、もしかしたら、もしかしたら良くなっていたかも。だがそれは、いったん過去に戻ってやり直してみる以外には分からない。でも結果として世界に取り残されてしまったのだから、政治の責任は大きいと言える。

◆ 特許や論文発表数が技術力の象徴というわけではないのだが、先進国で唯一論文発表数が減少しているとなると、先行きに不安を感じる。8月初旬には「自然科学の分野で、おととしまでの3年間に発表され引用が多かった論文の数を各国で比較したところ、日本は過去最低の12位に後退し、初めてトップ10から陥落しました。」と報じられた。

◆ 文科省は、ここ20年で国内の大学の研究開発費が主要国に比べ伸びていないこと、研究時間の確保が難しいことを理由としている。また博士号の取得者は、先進国中日本のみ減少傾向が続いていることで、研究者自体が減っている。人材に投資をしない日本のあり方が浮き彫りになった、これは中小企業の後継者問題と同じで、研究を引き継ぐ人材そのものがいなくなるとする研究者もいる。

◆ 就職面で博士号が活かせない事が問題だとも言われる。博士号を持っている人をかき集めているのは楽天くらいだが、それで宣伝メルマガを書く仕事か何かをやらされるのでは面白くはない。

◆ 通信でも交通でも宇宙でも、先端技術開発は(すぐには金にはならないけれど)必要でもあり、様々な製品のベースになっていく。だから勉強する人・したい人を大切にする国でなければいけないと思うのだけれど、高齢政治家には理解出来ないのだろうな。

◆ 自民党が国策として教育関係を縮小させているという人も居るし、厚労省は病院数削減に力を入れ文科省は研究者の削減に取り組んでいるとも。人口減少に伴って若い人はどんどん少なくなるわけで、少子化対策同様に危機が訪れてから手を打ったのでは遅い。

◆ 日本はそもそも未来を見据えた事はやらない。先送りは得意だけど。未来を気にするのは年金支払額くらいなもので、現在は財源があるけれど将来的に足りなくなる恐れがあるから払わないよと言っている。

◆ これも皆統一教会の企みなのだ、日本の衰退は相対的に朝鮮半島の反映に結びつく、なんて事は今なら信じる人だって居そうだ。


欧州の様々な規制(9/18)
◆ 賛否はあると思うが、欧州では環境問題に関する規制やデータ保護に関する規制が多い。内燃機関動力車の全廃に関しても、一時期はかなり強気の発言だった。しかしその後一部の国から反対意見が出たなどもあり、欧州規制そのものが後退、みたいな話題も伝えられた。

◆ 日本以外の多くの国ではハイブリッド車も規制される。日本ではトヨタが猛反対しているのでハイブリッド車は許される見込みだ。トヨタは日本版マスキー法時代から規制に反対している。さすが天下り受け入れはダテではなく、省庁の内部データすら覗くことが出来るという。近年では迂回先企業を経由して天下りを受け入れるなど、頭を使っている。

◆ 環境より商売というトヨタは、イギリスにも脅しをかけた。まあイギリスがEUを抜けなかったら、トヨタも発言を控えたのだろうけど。

◆ ハイブリッド車がOKなら何でもアリで、スズキは全車をオルタネータ駆動型のハイブリッドもどき化するみたいなニュースもあった。これならオルタネータを駆動するための回路を追加するだけでハイブリッドを謳える。ただし現状モデルではオルタネータ駆動用にLi-ionバッテリーを搭載していて、これがコスト増を招いている。

◆ 現在スズキが使っているシステムのオルタネータの出力は2.3kW(ソリオ)で、電源は14V系のLi-ionバッテリーによる。この方式では、オルタネータのパワーで走行することは出来ない。

◆ ソリオではバッテリー走行可能なEVモデルもあり、ガソリンエンジン車よりもモード燃費が2割ほど良いが車両価格は50万円近く上がる。オルタネータモータ方式の燃費改善率は1割程度で、車両価格上昇は25万円前後だ。年間1万km走行した場合でガソリン価格が150円/リットルの場合は、38年ほど乗ると元が取れる計算だが、たぶんそれ以前にバッテリー交換が必要になるので永久に元は取れない。

◆ 自動車関連以外でもiPhoneの外部インタフェースコネクタをUSB-Cにしろ的勧告もあった。これに関しては多くの人が賛成の声を上げた。Apple的には商売の邪魔はしてくれるなと言いたいのだろうが、規制は規制である。

◆ インターネット上に流れるデータに関する規制もある。一般データ保護規制と呼ばれるものがそれで、プライバシー問題より情報取得を是とするFacebookやGoogleは、この規制でも制裁金を払うことになった。

◆ 欧州の規制に抵触しているわけではないし、欧州の規制が適用されるほどの利用者がいる訳ではないが、ヤフージャパンは欧州でのサービスを停止するとした。欧州のデータ保護規制に適合させるためのコストに見合った利用者がいないためだとしている。

◆ 欧州規制への適合を考えると、欧州でもサービスをしている企業は規制に適合しているわけで、その面では信頼が出来ると言える。逆にヤフージャパンなど適合を諦めてサービスを中止する企業の場合は、欧州規制に適合するセキュリティレベルが維持出来ていないと見ることも出来る。


観光地価格(9/17)
◆ 焼津で海洋深層水を買うことが出来るので、たまにそれを買いに行く。焼津までは下道を走ると90km位で、高速道路を通ると120km位になる。時間帯にもよるのだが、国道一号線が混雑していれば、当然高速を使った方が早い。

◆ せっかく焼津に行くのだから何か食べたいなと思い、その日は地元の寿司屋を目指した。定休日でないことを確認し、ランチタイムを確認した上で出発した。ランチタイム(1時間だけ)ならば寿司セットが1,100円で食べられる。

◆ 国道1号線が空いていれば下道で2時間程度、何しろ国道1号線のバイパスは100km/h近くで流れているのだ。高速を使うと1.5時間くらいで行き着くことが出来る。新東名なら制限速度は120km/hなのだが、当然ながらジムニーはその速度では走りにくい。

◆ まあ走れないことはないのだが、100km/h時でさえエンジン回転数は5千回転にもなるわけで、連続してその回転数はかわいそうだ。で、結局は80km/hくらいでトラックにくっついて走ることになる。

◆ 焼津について港の方に行き、目当ての地魚定(亭ではなく定)に行くと、手描きの張り紙が… 「本日都合により臨時休業とさせていただきます」田舎のお店アルアルである。せっかく楽しみにしてきたのに、その楽しみは次回までお預けとなってしまった。

◆ 他に何か食べるものはないかと焼津魚センターに行ってみた。何せ検索してもアフィリエイト&宣伝系のページしか出てこないというへっぽこGoogleなのだ。しかも記事のタイトルと中身が違うので、一々見ていくのが面倒になる。

◆ アフィリエイト系にしろ宣伝系にしろ、観光客を呼び寄せるためのページなのだから焼津魚センターやその周囲の観光スポットしか出てこない。焼津魚センターは観光バスが立ち寄るところで、観光バス会社にはキックバックがある。周辺にはラーメン屋チェーン店もあるのだが、観光バスで来た人は魚センターで食事をするだろうな、普通は。

◆ なので全ては観光地価格になっている。ホッケの開き1枚1,300円也、いやホッケは焼津では捕れませんから。スーパーに行けば同じものが300円で買える。食事にしてもマグロ丼が2千円、特上は3,980円などなど。昭和なテーブルにパイプ椅子みたいな食堂で、汗を垂らしながら食うのはちょっと。

◆ 魚センターの中を歩いていると、店のおばさんが声をかけてくる。中国や韓国の日本人相手の土産屋のようだ。おかしな異国情緒を感じながら、焼津魚センターを後にした。

◆ その後沼津の、あ、沼津にも魚センターはある。焼津よりは規模が小さい分、多少は庶民価格かも。で、そうではなく、飯を食った話だ。沼津まで戻ってきて、あさくまで食事をした。ステーキを食ってサラダバーは食べ放題、カレーも食べ放題、アイスクリームも食べ放題でランチタイムなら2千円くらいである。

◆ あさくまのカレーは美味しいと言われ、ステーキを食べに行くのではなくカレーを食べに行くみたいな人すらいるのだとか。なおカレーは美味しいがハンバーグな美味しくないので、念のため。


Googleアカウント(9/16)
◆ 以前にも書いたがGoogleアカウントが消される話が未だ絶えない。この記事は事象としては珍しくはない。子供の写真をメールに添付したら、Googleのメール検閲システムが児童ポルノと判断してアカウントを抹消したというもの。ただその状況がGoogleへの反感を強めたという話である。

◆ Googleとしては個々の事情がどうであろうと、それが人命に関わろうが関わるまいが、自慢のAIがダメだと判断したらダメだよと言っている。いったんダメとなれば、理由と必然性が明確にされたとしても、AIの判断は絶対なのだから訂正はしない。

◆ アカウントの復活に対してGoogle社内の人間が対応していたとしても、末端の従業員にアカウントコントロールの権限は与えられていないはずで、メールが来たら定型文を貼り付けて返信する事だけが仕事だ。では権限を持った人が対応するかと言えば否であり、AIが判断したならその通りにしろと言われるくらいなものだろう。

◆ 一々個別の案件にかまっていられないだろうし、無料のアカウントに対してそこまで面倒は見られないよと言ってしまえばそれまでだ。アカウント抹消はこれまでに何度も何度も言われていることなので、使う側が注意する必要がある。更に言えばGoogleのへっぽこAIが常に正しい判断をするとは限らない訳で、誤解を招く画像(人形など)もGoogleに見せてはいけない。

◆ 子供の写真以外でも、使っていなかったアカウントの停止に関してのクレームも多いそうだ。これにしても一定期間使っていなかったらアカウントは停止するよとなっているのだから、使う側が注意しなければならない。そうしたアカウントの復活に際しても、面倒な手続きが必要なことは認識しておくべきだ。

◆ GooglePhoto問題も未だに注意喚起記事が書かれている。使用解説記事では「アプリ版のGoogleフォトではクラウド上の写真だけを消す方法がありません。」と書いているが、中々浸透しない。
起こりがちな事は、GooglePhotoの容量が不足したので写真を消した。そうしたら端末の写真も消えてしまった。ゴミ箱から取り出そうにも、そもそも容量がいっぱいなので取り出せないみたいな話だ。

◆ 対応としては、その時点のGooglePhotoのファイルをmicroSDなどにバックアップしてからGooglePhotoの写真を消し、ゴミ箱のものを取り出してそれもmicroSDにバックアップし、全てが完了したらGooglePhotoを「使わない」設定にする。そしてmicroSDの写真ファイルを本体に書き戻して作業完了だ。

◆ 家族の写真が公開されてしまった、みたいな話も未だ絶えない。Googleの基本は公開なので、例えばPicasa(写真整理)ソフトを使った場合でも設定を誤れば、写真は全世界に公開されてしまう。

◆ AndroidOSそのものも同じなのだが、Googleのサービスを使おうとするときには、「タダより高いものはない」事を肝に銘じておかなければ失敗する。気を遣わずにと言うのはヘンだけれど、安易に使っても害が少ないサービスを望むのであればiPhoneを使った方が良い。


電子化は進むのか(9/15)
◆ マイナンバーを全ての金融機関口座と結びつけるのだとか。これに反対している人もいるのだが、いわゆる国民背番号制が導入されると言う事は、匿名性が失われると言う事なのだ。

◆ 現在でも国税は各個人の氏名と生年月日が分かれば、口座の照会が出来る。匿名口座は日本人は作りにくいのだが、中韓人であれば本名の他に通称名が使えるので作りやすくなる。日本人に厳しく中韓人に優しいのがマイナンバーシステムだ。

◆ マイナンバーカードに学校での成績を結びつける試みも検討されていて、2023年度にはこれを行いたいと文科省は考えている。これによってその人の成績や学習状況などが照会出来るようになる。

◆ これが何の役に立つのかよく分からないのだが、少なくとも犯罪を犯したときの素行等に関する調査のネタにはなるだろう。国民背番号制とはその人間の全てを政府が握ると言う事である。

◆ マイナンバーカードと健康保険証に関しては過去にも書いたが、健康保険証の取扱手数料を値上げすることによって、相対的にマイナンバーカードの仕様手数料の方が安く見えるようにするという、いかにも日本的な料金徴収を行う。

◆ 携帯電話販売店でスマートフォンを買うと、スマートフォン販売手数料を取られる。健康保険証の手数料もこれと同じように、健康保険証を使うための手数料が取られる。車を買うと納車手数料を取られる。今は無料だが、税収を増やすために市区町村役場で入場料を取られるようになったりして。

◆ この手数料が健康保険証を使うよりも、マイナンバーカードを保険証の代わりに使う方が高くなった。そこでマイナンバーカード利用手数料を少し下げると共に、健康保険証手数料を値上げした。

◆ 来年から自動車検査証が電子化される。昨年自動車検査の法定手数料が値上げされたのだが、電子化によってさらなる値上げがされるのだろうか。こうして税金や各種手数料の値上げが行われているわけだが、給料はこの20年間殆ど変わっていない。よって可処分所得の減少が続くという、弱い日本が継続している。

◆ 電子車検証はA6サイズになるとのことなので、ハガキより少し大きい程度だ。何故プラスチックカードにしないのかはよく分からない。車検証は車両と紐付けられているので、車両側のコントローラに車検証格納用のメモリを用意しておいても良いと思う。こうすると車検切れの車両を運転出来ない仕組みが実装出来る。

◆ 自動車メーカはカネがかかるからと言う理由で嫌がるだろうが、車検証や免許証を車両が読み取るようにすれば、車両盗難や盗難車両の運転などに一定の抑止力が起きる。無免許運転も不可能になる。運転免許とマイナンバーカードを紐付ければ、更に個人の特定が楽になる。

◆ 政府的には車が盗まれようが、その車が事故を起こそうが知ったことではないと言う事か。実際盗難車両などに関しても、余り積極的な操作は行われない。警官としても手当の出る凶悪犯罪を扱いたいと思うだろう。


フリ素(9/14)
◆ あるページにオシロで波形を計測している写真が掲載されていて、そこにフリ素と書かれていた。フリ素って何だろう?フーリエ変換と素数か何か?オシロの写真から想像するのはそんなところだったのだが、フリ素とはフリー素材の略だった。つまり、この写真は好きに使っても良いですよと言う意味だったのである。

◆ 略ではないのだが、横浜時代に雑誌の取材を受けた時に、ソフトよりハードがお好きなのですかと聞かれた。で、私の頭の中としてはハードウエアとソフトウエアになり、それに関することを回答した。取材陣は???な顔だったのだが、私の答えがおかしかったことに気づいたのは取材のずっと後だった。

◆ でハードとソフトが何を表していたかというと、ハードコーラルとソフトコーラルのことだったのだ。ま、海水魚関係の雑誌だったのだから当たり前か。大雑把に言えばハードコーラルとは骨格を持ったサンゴで固く、ソフトコーラルは骨格を持っていないふにゃっとしたサンゴなのだ。

◆ 電気の話とサンゴの話では全くかみ合わないわけだし、タイヤの話だったらハードコンパウンドとソフトコンパウンドになるだろう。世の中ハードとソフトで分かれているものは沢山存在する。

◆ 同じような間違いというか勘違いは他にもあった。私は周波数カウンターのことを言ったのだが、相手はカウンターテーブルを思い浮かべた。これは、例えばページやレフトだって複数の全く異なる意味があるのだから、前後の話が曖昧だと間違えるかも知れない。

◆ 今だったらデータ量のことをギガというし、USBメモリは単にUSBだし、そのうちイヤフォンのことはBluetoothと呼ばれる日が来るのかも。Bluetoothって略して言わないのかな、ブスとか。

◆ これも時代が移れば死語になってしまうのか、それともテラの時代が来てもギガというのか。写メだって今時は中高年しか使わなくなった。写メールから既に20年以上が経っているわけだから、若い人が知らないのも無理はない。最初のカメラ付き携帯電話はシャープJ-SH04で、11万画素のカメラで96×128dotの写真が撮れた。液晶ディスプレイは256色だった。当時の記事で法林氏は盗撮の可能性に関しても触れていた。

◆ ギガに関しては"若者言葉"として片付けてしまっているメディアもある。でもソフトバンクやauも使っているので、若者言葉とは少し違う。auに関してはガラスマとかガラホとか?様々な言葉を生み出すも、流行る前から死語化する。今ならプロマか。

◆ 造語は造語で良いというか、例えばチョベリバとかは一般名詞ではないから良い。ところがギガはSI接頭語なのだからややこしいではないか。接頭語と言えば日本ではコンデンサの容量を表すときに、μF→pFになり、nFは余り使わない。海外では普通にnFを使うわけで、nFに慣れていない私としては、1nFって何pFだ?みたいな換算をしていた。

◆ 数字で書く場合はpFが基準になって、1000pFだったら102と書く。これって1pFよりもずっと小さな容量など滅多に使わないから、pFが基準になっているのかな。


賞は買うもの(9/13)
◆ 以前に検索順位を買う話しは書いたが、賞を買うという話を明石市長が暴露したこともあった。日本子育て支援大賞とかを買わないかと明石市に連絡があった。しかしそれには対価として80万円が必要だったという。明石市長は賞だけを貰うことは出来ないかと問い合わせたそうだが、一般社団法人日本子育て支援協会を名乗る団体は、他の自治体にもカネは払って貰っているとして、あくまでも賞は80万円と回答したそうだ。

◆ しかしメディアが日本子育て支援協会に取材すると、賞と80万円(ロゴ使用料とトロフィー代)は別であると回答したそうだが、80万円の支払いを拒んだ明石市に対しては「今回の受賞の話はなかったことにしてくれ」と、日本子育て支援協会は明石市に伝えたそうだ。

◆ 明石市からは集金を試みようとしたようだが、他の自治体では金銭支払いを断った(賞だけ貰った)所も多いという。実際には受賞した4自治体の中の2つの自治体が10万円のトロフィーを購入したそうだ。

◆ こういう話はいくらでもあって「雑誌の記事で紹介されますよ、取材させてください」なんて電話がかかってくる。しかしそれには取材料や雑誌掲載料などが必要なのだ。それは紹介されるのではなく、広告を出せと言っているのと同じだ。

◆ 今は少ないのかも知れないが、TVに出演出来ますよみたいな売り込みもあったし、子供をモデル事務所に登録させる詐欺みたいなものは今でもあると思う。数万円の登録料と数万円の写真撮影代で、自分の子供が女優になれるのか、みたいな感じで騙される。

◆ 声優さんが暴露していたが、声優になれるとスカウトするビジネスもあるそうだ。声優になるための勉強と賞して高額な授業料を取るようだが、実際には声優デビュー出来るわけではない。声優を目指すのであれば現役の声優さんがいる事務所などに入る必要があるという。

◆ この手は声優だけではなく歌手だとか女優ビジネスも同じようなものだ。ただ歌手や女優の人気というか優位度が低下してしまったために、カネを払ってくれる客を捕まえにくくなったと言われる。今だったら人気Youtuberになれる専門学校とでも言った方がカネが集まるかも。

◆ 資格商売だと、任意資格がある。国家資格ではなく民間資格というか、勝手に資格を作ってそれを取らせる商売だ。そんな資格を取るくらいであれば、自分で勝手に資格名を作れば済むことだ。様々な民間資格・勝手資格が氾濫しているのだから、例えば競売不動産取扱主任者と似た名称で競馬不動産取扱主任者なんてのを名乗っても良い。

◆ NTTコミュニケーションズはインターネット検定なる資格を売り込む。メールの使い方だとかパソコンの活用法などが授業内容だそうだ。文科省がらみといっても民間資格なのだが、情報検定なるものもある。

◆ 他にもWeb解析士だとかMOSなんてのもあったっけ。野菜ソムリエやフードコーディネータなんて聞いたことがあるかも知れないが、例えばフードコーディネータの資格取得までには50万円くらいかかる(カネさえ払えば合格く出来る)そうだ。


昭和アニメとアナログ時代(9/12)
◆ 現在のディジタル技術とは凄いもので、画像処理でも何でも出来てしまう。映画のスペクタクルシーンでも、CGや合成、加工と編集が大きな力を発揮する。しかし全てがCGという訳ではなく、例えば謎の生物が出てくるシーンなどでは、実物大の謎の生物の模型が使用されたりする。

◆ 昭和中期のSF映画や怪獣映画では、画像の合成も今よりずっと面倒だった。何しろディジタル編集機があるわけではなく、フィルムレベルで合成や編集をしなければいけなかったからだ。

◆ 特撮と言えば円谷プロが有名で、映画やTVでもその技術が発揮された。ロケット噴射装置を有する飛行体の模型の撮影では、炎や煙が上になるようにカメラを180度反転して撮影したという。そうしないと煙が上に、飛行体を超えて上がってしまうからだ。

◆ 町の破壊シーンには模型が使われるのだが、かなり細かな模型が作られている。まあビルの壁が一枚ペロッと剥がれるところなどはアレなのだが、あの模型を作るのにどれほどの時間がかかったのかと思うと、破壊シーンから受ける印象も違ってくる。

◆ 画像ばかりではなく、音楽の編集も大変だったという。何度やっても音が合わないとか発音がおかしい歌手では、その部分だけ別の人に歌わせて入れ替えるなんて事も、アナログレベルで行ったという。

◆ サザエさんは長寿番組だが、そのエンディングテーマで最後の部分の音が少し低くなる。おそらく1音の数分の一だと思うのだが、何故そうなっているのか。何故そうなっているのかというよりは、何故そうなってしまったのか。

◆ 正確なところはよく分からないのだが、別に録音された音源同士をつなぎ合わせたらピッチが違っていた説がある。
当時の技術ではピッチを自由に調整することが出来ず、ピッチを合わせればテンポが狂うことから、テンポ優先でつないでしまったと言う事らしい。

◆ レコードは1960年代に発売されたようだが、レコードでは途中からのピッチの狂いは発生していない。ただレコードの音程がそもそも狂っているとの話もある。これを検証した際に使われた、レコードプレーヤの回転速度は正確だったのだろうか。

◆ では何故TV放送ではピッチが狂ったまま使っているのか。そもそも曲の開始時からピッチが狂っていたので、あえてそのままにしたのではないかとの話もある。当時は音程の正確性は追求しなかったわけだ。レコードもピッチが狂っているとすると、存在している全ての音源が合っていないのか。

◆ やがて放送回数が長くなって、そのピッチの狂った(&狂う)音が一般化し、それがエンディングテーマなのだと認識された、みたいな感じか。でもこの曲を演奏したり合唱したりするときは困るだろうな、最後の音が狂う部分が再現出来ないのだから。

◆ 歌手の宇野ゆう子さんは2013年にCDを出している。それを音源として使えば済むことなのだが、著作権料とかがかかることが嫌なのかも。サザエさんの歌ばかりではなく、ピッチやテンポが作曲通りになっていないとかいつしか狂ってしまったみたいな曲は、過去には多かったのだろう。


ポイントバックは10月まで(9/11)
◆ 楽天モバイルのゼロ円プランは9月/10月には支払い分をポイントバックする。三木谷氏によれば楽天モバイル利用者は楽天経済圏の客だというので、そのポイントで買い物をする事になる。これはポイントバックではあるが、結局は楽天がそのポイントを回収出来ることになり、収益になる。

◆ 果たして10月末までにどのくらいの顧客が楽天を去るのか。三木谷氏は解約ユーザの8割はゼロ円利用者だった、経営にインパクトはないという。楽天市場などで買い物をしない人はポイントを貰っても嬉しくないと思うので、解約する人は8月末までに解約しているだろう。

◆ ゼロ円ユーザは月間1Gバイト未満しかデータを使わなかったわけだから、そのユーザが楽天モバイルを去ったとしても、顧客管理コストは大きくは変わらない。一方解約ユーザの2割はお金を払っていた訳だから、月間数千万円の収益減になる。

◆ 楽天の時価総額は1兆円くらいだが、有利子負債は2.5兆円にもなる。このままダラダラと赤字経営を続ける訳にはいかない。しかしエリア拡張は続ける必要があるし、5Gに関しても同様だ。こうなると設備投資額を圧縮するにも限界がある。

◆ 三木谷氏は楽天の仮想化システムは信頼性が高く、障害が起きてもすぐに復旧させることが出来るとした。先日はその言葉を試すかのように障害が起きた。機器を再起動させようとしたらシステム全体に影響が及んじゃった、みたいな話だった。そもそも何で再起動が必要だったのか。再起動時にもシステムが破綻しないように、普通は冗長化されているはずなのに、何故死んでしまったのか。楽天のことだから、ベンダーが勝手に電源を切りましたみたいな言い訳だったりして。

◆ 自慢話としては、(ソフトバンクの)孫さんに企業買収の手ほどきをしたのは俺だという自慢も有名だ。自慢も良いのだが、遅れに遅れてサービスを開始したメールシステムも障害を起こし、送られてきたメールが消失した事故もあって、言う事と実力の乖離が激しい。

◆ エリアの拡大と共に通話や通信品質の向上を行わなければならず、それには又カネがかかる。楽天モバイルの5Gエリアというか5G接続可能スポットも増えてきてはいるが、5G接続率の低いドコモと比較してもまだまだである。

◆ 楽天モバイルは4Gの割り当て帯域が少ないので、5Gエリアを増やしていかないと通信速度は上がらない。逆に5Gの割り当て帯域で見れば他社同様なので、エリアの整備が出来れば他社並の速度を謳うことも出来るし、1.7GHz帯の5G帯域を使えばエリアの拡大が出来る。

◆ 屋内のエリア化問題も残っている。店の中が圏外で○○Payが使えないという事になり、店によっては楽天モバイルは圏外だから使えませんよと張り紙をしている。いざ会計をしようと思ったら圏外で使えない、現金の持ち合わせは少ないとなると面倒なことになる。

◆ 楽天モバイル事情をよく知らない人は、今時の回線なのだから圏外などあるはずはないと思うらしい。少なくとも現時点でローミングがあるエリアではさほど不便は感じない。しかしローミングが終了したエリアでは圏外が増え、不満が爆発する。


ロジックがおかしい(9/10)
◆ dカードの不便さに関しては以前にも書いた。例えばドコモオンラインショップで買い物をしようとしても、決済保留となって買い物が出来ない。これは信用情報が悪いのではなく、ドコモオンラインショップが不正の温床としてdカード側に認識されているためだ。

◆ なおドコモオンラインショップに関しては、dカード以外のクレジットカードでも決済が保留される事がある。ドコモオンラインショップで買い物をする予定がある場合は、予めそれをカードセンターに伝えて決済できるようにしてもらっておくとスムーズだ。

◆ ドコモオンラインショップだけではなく、dカードでは他の通販サイトでも同じような事が起きる。決済できない場合はdカードセンターに電話をかけて保留を解除してもらうわけだが、電話が通じない。

◆ 通常の番号にかけると「このままお待ちください」ではなく「お掛け直しください」と言われて電話を切られる。そこまでには長い長い案内のメッセージを聞き、カード番号を入力し、暗証番号も入力する。やっとそこまで行ってから、混み合っておりますと言われて切られるまでに10秒もかからない。

◆ なのでカードの紛失届けをする番号にかけるのが良い。これだとオペレータにつながるか、15分が経過するかの早い方までは待つ事が出来るし、建前上は24時間受け付けてくれる。

◆ 決済保留となっていることはdカードセンタで分かるので、すぐに解除してもらえる。オペレータによっては(解除に)30分かかりますと言うが、先日は即座に解除してくれたよと言えば、その場で解除してくれる。すぐに出来る事を30分も引っ張るのがドコモ風なのだが、すでに破綻している。

◆ 一度解除してもらえたからといって安心してはいけない。解除されるのは1週間だけなので、例えば10日後に再度同じショップで買い物をしようとしても決済できない。

◆ 今は3Dセキュアを使うサイトも増えてきているが、dカードに言わせれば3Dセキュアがあっても保留にすべきショップは保留にするとなる。オペレータのオネーさんは、3Dセキュアで不正利用は防げないと言う。なおdカードの3Dセキュアのパスワードは、スマートフォンのトークンアプリで自動生成されたものを使う。それでもドコモは3Dセキュアを信用していない。

◆ カード番号を変えてもらえば、カード番号に紐付けられた利用パターンが変わるのではないかとも言ってみたのだが、セキュリティシステムはカード個別ではなく一律だという。

◆ これもおかしな話で、例えばコンビニでしかカードを使わない人が、突然ブランドバッグを買おうとしたらロックがかかる、これはあり得る。しかし年中ブランド品を買っている人ならロックはかからない。カードの不正使用の発見は、そのカードの通常の利用方法との比較なのだ。

◆ dカードはドコモが窓口になっているが、実際の業務は別の会社だ。電話がつながる時に別のクレジットカード会社名が名乗られたことがある。どこの会社だか忘れちゃったけど。


戦争とエネルギ問題(9/9)
◆ 戦争が長期化してエネルギ問題が叫ばれる。資源を持たない日本としては、今後の世界情勢によってはエネルギ危機がやってくる恐れもある。ガスに関しても法で規制出来る仕組みを作るなどと報道された。

◆ エネルギ問題は日本だけではなく、欧州ではより深刻だ。ロシアなどからのガス供給に頼っていた現状で、急なエネルギ源の転換が出来ない。ロシアからガスを買えばロシアに外貨を供給することになり、ガスを買わなければ自国が滅びる恐れがある。

◆ だったらみんなでロシアをやっつけてしまおう、そもそもロシアが存在していること自体が悪ではないか、みたいな考えが広まると大きな戦争になるのだろうな。

◆ 日本のエネルギ問題を何とかしようと思えば、現状では原発を多く動かすしかない。勿論原発の燃料だって日本で採れるわけではないが、エネルギ密度が高いので効率的だという話だ。

◆ 現状の日本の電力会社に原発を安全に管理出来る力はないのは皆知っているが、利権と天下りの世界なのでどうにもならない。例えば東京電力管内の原発の監査は関西電力が行うなどと規定するだけでも、安全体制は相当違ってくるはずだ。

◆ 不正グループと言われる三菱グループの、三菱自動車の何度目かの不正を暴いたのはOEM供給を受けている日産だった。改善だとか第三者委員会だとか言ったって、不正グループ内に何かを作っても不正が伝播するので意味がなくなる。

◆ 東京電力の隠蔽体質は今に始まったことではなく、これまで何度となく指摘された。しかし良い返事をするのはその時だけで、やがて又悪事を繰り返す。三菱グループの不正と同じく、東京電力の体質は改善出来るものではないのだ。

◆ そんな東京電力に原発をいじらせたら何が起きるか。第二・第三の福島原発事故だって起きてしまうかも知れない。例え東京電力はダメだよと政治家が言ったとしても、官僚たちは老後というか退職後の生活がかかっているわけだから、東京電力はダメだとは言えない。

◆ 法律で規制することも実質的には不可能で、そもそも法律を作るプロセスにまで進むことが出来ない。電力会社はカネを使うほど料金を上げられる仕組みで、なのでTVのCMでも何でもカネを使う。○○保安協会にもどんどんカネを流す。カネを使えば使ったカネ以上に集金が出来るのだから、電力会社や天下りは絶対に損をすることがない。

◆ 現在の世の中に於いて、そんな仕組みは不合理だろうといったって、法律も変えることは出来ない。このあたりは放送法が変えられないのと同じようなもので、日本が官僚制社会主義国家と言われる所以みたいなものだ。

◆ この先のエネルギ事情がどうなるのかは分からないが、新原発の建設くらいは必要ではないのか。老朽化した原発を動かし続けるよりも、最新の安全対策を盛り込んだ原発を作った方が合理的である。というと原発反対派は、戦争が起きて原発が攻撃されたら大変だからやめた方が良いというかも。


Pixel7(9/8)
◆ Pixel7は10月6日発売予定だそうで、Tensor G2を搭載するとか。CPU性能自体はSnapdragonに負け、初代Tensorからの性能向上もわずかであると予想されている。

◆ CPUコアはCortex-A55で、これはArmV8アーキテクチャのコアだ。ArmV8アーキテクチャのものはArmV9とは混在出来ないそうなので、高性能コアとしてArmV9を採用した最新版は使えない。

◆ CPU部分の性能向上が余りないとするとその他の演算器やGPUの性能向上を売りにするのではないかと見られている。あるいは低消費電力に力を入れるのか。

◆ カメラその他はPixel6から変化がないのではないかと予想されている。ハードウエア的にはPixel6と大きな違いは無いらしいが、カメラの画像処理など、新しい試みや機能の追加などに期待が寄せられている。

◆ 外観は公表されたものの、仕様に関しては想像する以外にはないわけだが、特に新しい情報が入ってこないからか今ひとつ話題性に乏しい。GoogleとしてはAppleのシェアを崩したいわけだが、思い通りに行くのかどうか。

◆ iPhone14はiPhone13のマイナーチェンジに留まると見られていたが、カメラやディスプレイ(楕円のパンチホール)などそれなりに変化はしている。多くの人が望んだUSB-Cと指紋認証は実装されなかった。

◆ 手っ取り早くシェアを取りたいのなら1円で販売することだ。そうは言ってもAppleとGoogleでは立ち位置が違う。iPhoneは事業者が売りたがるスマートフォンだが、Pixelはメーカが売って欲しいスマートフォンだからだ。

◆ それでもPixel6はそこそこ売った方だ。米国でのGoogle製スマートフォンのシェアは1%程度だったそうだが、これを5%にまで押し上げた。ただしソフトウエアの出来が悪く、不具合に泣かされていると報じられる。

◆ Googleの場合はOSにしてもアプリにしても、ソフトウエアの作り込みは今ひとつだ。トップダウンで設計されているのではなく、エンジニアの思いつきで機能が変更されたりするのではないかと思えるほど出来が悪い。

◆ こうした点の改善やPixel7の売りの部分が認められなければ、従来のようなシェアに下がってしまう。やっぱりGoogleはGoogleだよねと言われてしまったらアウトだ。iPhoneが失敗したとしてもAppleはなんとかしてくれるだろうと思われるが、Googleにそんなカリスマ性はない。

◆ Androidスマートフォンのスタンダードモデルとして、OSの機能を生かせるモデルにならなければいけない。自分たちで作ったOSを自分たちで作ったスマートフォンと組み合わせるのだから、モバイルネットワークへの接続性が怪しいなんて事(Pixel6が米国で起こした問題)があってはいけない。

◆ しかし実際には未だに解決出来ていないトラブルや、新たに発見されたバグなどに苦しんでいる。AndroidOSでもあったっけ、このバージョンはもうダメだから次に行くよ、みたいな事が。Google的にはPixel6のバグ修正は途中で切り捨てて、今後はPixel7に行くからね、かも知れない。


OSアップデート回数(9/7)
◆ スマートフォンの販売台数としては事業者モデルのシェアが高い。従来は事業者がスマートフォンを売っていた訳だし、最近でもiPhoneの1円販売などを行っている。

◆ そういえば1円販売に関して公取委が動くとか何とか。これは単純に1円販売と同数以上の22,001円販売を行えと指導するだけで良いと思う。更には販売制限を設けずに、欲しい人には欲しいだけ売れば良い。こうした決まりにすれば、事業者は1円販売など出来なくなる。

◆ という話は別にして、スマートフォンの価格は上がり性能は安定してきている。平均使用年数も延びる方向なのだが、一方でOSアップデートは2回程度(事業者モデル)に留まっている。iPhoneなら一斉にアップデートが行われるのだが、Androisはそうは行かない。

◆ 一つの理由としてハードウエア性能に制限を受ける事情がある。これはiPhoneでも同様だしWindowsでも同じだ。ただそれを理由にするには2回のアップデートは少々情けない。

◆ もう一つはAndroidOSの安定性というか仕様上の安定度だ。Androidはバージョンごとの違いが大きく、要求ハードウエアも異なってくる。ハードウエアの要求性能を満たしていたとしても、旧モデルにインプリメントするコストがかかる。

◆ メーカにしても長期サポートを行いたいと言うのだが、旧モデルへの最新OSのインストールに関してGoogleの許可が出ないという話もある。事業者モデルに関しては事業者アプリの適合性などがあり、更に話がややこしくなる。

◆ 事業者モデルに関しては、事業者が"アップデートする"と言わない限り、いくらメーカがやりたいと言っても却下される。事業者アプリはOSバージョンによって内容を変えることもあり、そうした諸々の修正や検証や手続きなどは膨大な手間になる。

◆ そう考えるとSIMフリーモデルというかグローバルモデルを買う方が、結果として長期サポートを受けられる可能性が高くなる。まあ事業者モデルとSIMフリーモデルの差が開こうとすれば、事業者はそれを阻止したいと思うだろう。ウチに売りたいのならSIMフリーモデルもOSアップデートは2回にしろ、みたいな。

◆ 勿論海外メーカが国内事業者の言う事を聞くかどうかは微妙な訳で、そうなると今後の主流は中国製のスマートフォンか?となる。日本ではiPhone比率が高いから、OSサポート期間などを考えたら、あるいは対応周波数帯を考えたらiPhoneが良いよとなるかも知れない。まあ機能的に我慢出来ればだけど。

◆ GoogleはPixel6でOSアップデートは3年を保証している。セキュリティアップデートは5年だそうだ。iOSはOSアップデート自体を5年程度約束するので、その差は大きい。Pixel6ですら3年しか保証出来ないのだから、他のメーカがそれ以上にすることは難しいだろう。

◆ 機能云々はともかくとしてセキュリティアップデートくらいは続けてほしいものだが、これも難しそうだ。直しても直しても穴が見つかってしまうのだから。


日産リーフ(9/6)
◆ 日産リーフを見かける事がある。販売台数的に見ればプリウスを見る機会の方がずっと多くても良い筈なのだが、幸いなことにプリウスは余り見かけない。静岡県でも西の方に行けば当然ながらトヨタ車が増える。

◆ ハイブリッド車シェアが低いのは、田舎ではハイブリッドによる燃費節約効果が乏しいと言う事もある。渋滞に遭遇する確率が低く、信号も少ないので定速運転が出来る。なのでコンベンショナルなエンジン車でもハイブリッド車でも燃費に大きな差が無い。

◆ いくらガソリン価格が上がったとは言っても、ハイブリッド代をガソリン代で埋めるのはほぼ不可能だ。田舎では年間平均走行距離は多いのだが、それでも償却は厳しい。

◆ リーフを見かけるのはガソリンスタンド事情も関係しているのかなと思う。廃業するスタンドもあって、ガソリンを入れに行くために燃料を使うみたいな事が起き始めている。

◆ どこかに出かけたついでに給油するというのは私も行う訳だが、ジムニーの場合は満タンで300km位しか走れないので給油回数は増える。給油するために出かけることはないにしても、少し遠回りしてガソリンスタンドに寄る位のことはある。

◆ エアコンを使わない季節ならば10km/l近くまで燃費が伸びるのだが、夏場は厳しい。先日横浜に行った時は結構な渋滞で、7km/l位しか走らなかった。まあ渋滞で燃費が落ちるのはどの車でも同じ、逆に定速走行出来ればどの車でも燃費は良くなる。

◆ 軽EVの日産サクラはWTLC燃費で180kmしか走れないのだから、ガソリン車とは比較にならない航続距離だ。ジムニーでも横浜に行く時には満タンで出かけて、横浜でも給油して帰ってくる感じになる。サクラが実用上で100km位しか走れないとなると、下田までの往復も(途中無充電では)厳しくなる。

◆ 電池残量を気にしながら走るというのは何とも嫌な感じがする。軽自動車よりも航続距離の長いリーフにしても、バッテリー残量がわずかなのか?ウルトラゆっくりしか加速しない車がいて迷惑だった。AT車のクリープ?位の走り出しで、速度が乗るまでに相当な時間がかかる。

◆ 電池切れが近ければ加速は鈍くなるだろうが、そうでななくてドライバーがアクセルの踏み加減を調整しているのだろう。何とか充電スポットまでバッテリーを持たせたいという事で。

◆ 充電スポットの混雑も話しに出始めている。充電が終わっても車を移動しない人がいる事で、充電器が使えなくなる。充電には時間がかかるので、車の近くで充電完了を待つというのは現実的ではなく、食事をしたり買い物をしたりしていると時間が経ってしまう訳だ。

◆ ガソリン車でもガス欠でJAFを呼ぶ人がいる訳だが、EVの場合はどうするのだろう。JAFは大型ディーゼル発電機でも積んだ車でやってくるのかな。50kVAのディーゼル発電機は軽トラックに乗るくらいの大きさではあるが、重さが600kg位あるので軽では運べない。


特定健診(9/5)
◆ 横浜市でも伊豆市でも特定健診がある。ほぼ無料で検査を受けることが出来るのだが、横浜市では検診を受けたことはなかった。あれって40歳以上とか、年齢にも関係していたように思う。東京都では誕生年が偶数年と奇数年で検査項目が違う(つまり2年に1回検査)とか聞いたことがある。

◆ 私は2〜3週間に一度は医者に行って薬を貰ってきていたので、横浜にいた頃はそのドクターからあえて検診は受けなくても良いでしょうと言われていた。その医者では定期的に血液検査などはしていたし、レントゲン撮影などもたまにしていた。横浜市の検診は血液検査と尿検査(心電図)なので、普段医者で行っている検査で済んでしまうと言う訳だ。

◆ 伊豆に来てからは日赤に通っていたが、日赤では担当医が特定健診を受けましょうと案内していた。で、血液検査と尿検査と心電図、大腸がん検査はオプションだったかな、それを受ける。

◆ 国が決めた項目に加えて、各自治体が有料あるいは無料で検査項目を加えている。胸部レントゲンとかもあったのだが、もしかすると胸部レントゲン年齢に達していないのか、今まで受けたことはない。

◆ 日赤では伊豆市と伊豆の国市の住民が検査を受けられるので、近所の病院ならどこでも良いのかと思っていたら違った。調べてみると特定健診を受けられる病院は決まっていて、予約も必要だとのことだった。

◆ 今は日赤には通っていないので、日赤に予約を取って検診を受けるという、ちょっとばかり面倒な感じになった。といっても検査自体は慣れたものなので、ささっと終わる。通院している時はドクターから結果を聞くのだが、非通院者は結果が郵送されてくる。

◆ 私の場合は薬を貰うのに通院しているので、何か異常があれば検査を受けることが出来る。しかし健康な人は医者に行くこと自体少ないと思うので、多少体調が優れなくてもあえて医者に行こうとは思わないかも知れない。

◆ 年齢や持病にもよるのだが、異変を感じたらすぐ医者に行く位の気持ちでいた方が、何かあった時に早期発見につながる。殆どの人は払った健康保険料の1%も医療費を使っていないはずだ。私は定期的に通院しているので普通の人に比較したら医療費を使っていると思う。そうは言っても今まで支払ってきた健康保険税の方が余程多い。

◆ 国民健康保険税を40年間取られれば、支払総額は数千万円になると思う。一体このお金はどこに行ってしまうのだろう。ジジババが医療費を食うと言ったって、高齢者は病気になると亡くなる場合が多いので平均入院期間はそう長くはないといわれる。

◆ 高額医療費補助にしたって1ヶ月ごとにカネを取られる訳だから、丸々タダになる訳ではない。勿論手術などをすれば10割価格が何百万かになるかも知れないが、それだって健康保険税より安いはずだ。難病などになって何度も手術を繰り返すとなれば、支払った健康保険税よりも医療費の方が増えるかも知れないが、それはほんの一握りの人だろう。日本人よりも、各種特別待遇のある中韓人がカネを使ってしまうのかも。


GoogleDrive(9/4)
◆ 以前にGoogleDriveは使ったことがあったのだが、使い勝手が悪くその後触っていなかった。少し前に書いたが、キヤノンのクラウドとの連携用にGoogleDriveを設定する事にした。新たにGoogleDriveソフトインストールすると、仮想ドライブとして新たにドライブ名が割り当てられる。

◆ 少なくとも現在のGoogleDriveは3つのアカウントが設定出来る。3つの別のアカウントを設定すると、例えばE:/F:/G:という3つの仮想ドライブが現れる。DropBoxはローカルドライブにもファイルが置かれて同期の概念があるが、GoogleDriveはデフォルトでは仮想ドライブモードになっている。

◆ 外部メモリなどを接続すると、その中身をGoogleDriveに移すかと言ってくる。どこかでこのお節介なメッセージは切ることが出来ると思うのだが、今のところは放ってある。GoogleDriveはGmailやGooglePhotoも含めて15GBしかないので、余計なものを入れる余裕はない。

◆ 私はGooglePhotoは使っていないが、GooglePhotoを使っている人は容量的には余裕がないだろう。その場合はストレージ用として新たにGoogleのアカウントを作った方が良い。Gmailも使わなければ、ほぼ15GBを使うことが出来る。PC上には3アカウントを置けるので、合計45GB近くが確保出来る。

◆ 仮想ドライブモードでは速度は遅い。CrustalDiskMarkで測れるかやってみたが、ファイルが作れないとダイアログが出て実行出来なかった。GoogleDriveが遅いと言うよりも、ローカルディスク上にファイルを持っていないので、一々ネットワークアクセスが起きるので仕方がない。画像ファイルや動画ファイルをなどを編集するなどを繰り返す時にはローカルドライブにもファイルが作られるモードにした方が良い。

◆ リモートドライブで使うのをストリーミングモードと言い、ローカルディスクにもファイルを作るのをミラーリングモードと呼ぶ。ミラーリングモードで主体がローカルドライブになるのならば良いのだが、GoogleDrive側がプライマリだよと言われると嫌だ。GoogleDriveの容量が足りないから中身を消したら、ローカルドライブからも消えましたなんて事になったら面倒だ。なので、ミラーリングモードは未だ試してみていない、いや、面倒そうだし怖いし、常用PCで試す気にはならない。

◆ ある程度GoogleDriveにファイルが溜まったら、それをHDDに移してGoogleDriveとimage.canonの中身を消している。Dropboxも容量が少ないので、同じように定期的にファイルをHDDに移して内容を消している。無料なので文句を言う筋合いでもないし、サービス提供側としては(利用者人数を考えると)膨大な容量が必要になるのだから仕方がないが、今時15GBは意外に使ってしまう。

◆ GoogleDriveに対して以前に感じた、使いにくさやややこしさは感じなかった、ごく普通の仮想ドライブとして使う事が出来る。Googleなので仕様変更などが起きないとは限らないが、今のところは特に問題なく使えている。Windows側もGoogleDrive側もエラーが出たりアクセスが出来なくなったこともない。


猫の毛は抜ける(9/3)
◆ 猫だけではなく犬も毛が抜けるのだが、まあここでは猫の話と言う事で。ウチには5匹の猫がいるのだが、春先や秋口には毛が生え替わるので沢山の毛が抜ける。季節の感じ方は人間より早く、もう少しすると猫の夏は終わる。

◆ 長毛種はメインクーンが2匹いるが、グレーの方は毛が細いので抜け毛がまとまるとフェルトのようになる。毛玉も出来やすいので、毛玉が出来たら切り取ってやっている。

◆ もう一匹のメインクーンは三毛柄で、グレーのメインクーンより毛が太い感じがする。ルンバの吸い取る毛の多くはグレーなので、三毛柄の方は余り毛が抜けないのかな?と思ったりする。

◆ もう一匹のグレーの猫はスコティッシュフォールドで、こいつも抜け毛が多い。ただ掃除機をかけても平気な猫なので、回転ブラシで猫に掃除機をかけてしまう。メインクーンは毛が長いので、掃除機をかけると毛が回転ブラシに絡まって猫が痛い思いをする。

◆ 残る2匹はベンガル猫で、これは短毛種なので掃除機をかける事が出来る。抜け毛はあるが、短毛種なので余り目立たない。短毛種でも下毛のある種類は細い下毛が抜ける。猫を飼えば抜け毛は仕方がないのだが、部屋を綺麗に保ちたい人はシングルコートの短毛種を選んだ方が良い。

◆ 長毛種は掃除をしてもきりがないほど抜け毛が目立つ訳で、衣類やタオルなどにも毛が付いてしまう。短毛種の猫が1匹や2匹いても余り気にならないのかも知れないが、そういう意味でも長毛種は大変である。長毛種でもラグドールは余り毛が抜けなかった気がする。

◆ 猫種の違いによる行動の違いや性格の違いは様々だが、ベンガルは他の猫のマネをする。行動のみではなく鳴き方までマネをする。グレーのメインクーンは賢くて、呼べば返事をしながらやってくる。それを見ていたベンガルも、メインクーンの鳴き真似をしながらやってくる。

◆ グレーのメインクーンはダメと言えば無理に行動しようとはしない。もっとも十数分すると又繰り返すのだが、少なくともその時はダメと言えば行動をやめる。しかし三毛柄のメインクーンは人間の言う事は聞かない。猫らしいと言うか、勝手気ままなのである。では人間嫌いかと言えばそうでもなくて、一匹で部屋に置いておくと寂しいと言って、小さな声で鳴く。

◆ 食べ物の好みも猫ごとに違うし、食欲というか何でもほしがる猫もいれば、人間の食べものに興味を示さない猫もいる。

◆ ベンガルのメスは牛乳が好きなのだが、猫は牛乳を(消化)分解出来ないので、1cc位しかあげない。三毛柄メインクーンはヨーグルトを食べるが、他の猫はヨーグルトは食べない。スコティッシュは生クリームを食べるが、他の猫は食べない。

◆ 魚好きの猫もいるし肉好きの猫もいる。鶏肉はどの猫もだいたい食べるのだが、三毛柄メインクーンは余り食べない。猫に与える時には味を付けずに煮るというか湯通ししないといけないので、人間用の食事と一緒には作れない。


山と下草(9/2)
◆ 今年は草の生長が凄いという話は書いているが、もはや人間が立ち入る事を拒んでいるのではないかと言うくらいの草である。今まで見た事はなかったのだが、今年は蛇も見た。毒のある蛇らしいので近寄りたくない。

◆ 鹿よけ電気柵の内側は草刈りをしたりしているのだが、今年は電気柵の外側の草が凄い。昨年以前は(電気柵の外側は)鹿が草を食べていたので、電気柵の内側の草の方が多かった。

◆ 南斜面の家より下の方は立木が影を作っている部分でもあり、草が生えていなかった。土は常に乾燥していて、植物の種をまいたりもしてみたが生長しなかった。雨が降った時は土が湿るが、わずかな時間で乾いてしまう。風が吹けば砂埃が上がるほどの、さらさらの土になっていた。

◆ しかし木を切った事で陽が当たるようになり、草が増えてきた。草が増えると地面が乾きにくくなり、保水力が上がるので更に草が育つ。草が増えると根が張るので土が舞ったりする事もなくなり、草の種子がどんどん発芽する。

◆ 死の人工林に関しては以前にも書いたが、手入れのされなくなった森は樹木密度が上がり、下草が生えなくなって生物相が貧弱になる。

◆ 木材の価格上昇で林業が少し盛んになっている。この近くの山でも大量に木が伐採され運び出されている。伐採後は植林が行われると思うのだが、それまでの間はハゲ山のようになる。

◆ はげ山にはなるのだが、山に陽が当たるようになるので草が生い茂り始める。草だらけになった山に植林をする時って、その草を刈るのかな?草刈りの手間だけでも大変だななどと心配してしまう。

◆ 南斜面下の方の草なのだが、何せ平坦地に生えている草ではないのと、切り倒した木なども転がっている。ここで草刈りをするのは結構大変なのだ。茎の太いススキ的なものだとか、トゲが沢山付いているモミジイチゴなど、いわゆるヤマイチゴも沢山生えている。

◆ ヤマイチゴ類はバラ科でトゲがあり、茎が固いのでナイロンワイヤー式の草刈り機では切るのに時間がかかる。そんな事もあってチップソー式があれば良いなと思ったのだ。ただチップソー式の刈払機があったとしても、作業的には結構大変だ。

◆ 何せ山なので刈ってもきりがないと言えばそんな感じだ。一部分だけ草を刈れば他の部分の草が目立つ、みたいなものである。冬になれば枯れる訳だが、枯れるとどんな感じになるのだろう。ススキ的なものは枯れたまま立っている感じがする。ヤマイチゴは枯れたまま落葉する感じで、毎年どんどん生長する。

◆ 生長するが大木化する事はなく、茎が太くて丈夫なヤマイチゴの木になる。こうなるとハサミで切るのも大変な位の丈夫さになる。今まではこんなに大量の草が生い茂った事がないので、冬になってどうなるかも想像が付かない。冬なら虫も蛇もいないだろうから、草が枯れてから考えてみるか。なんて言っていると、結局何もせずに来年の草の時期がやってくる、かも。


フェライトコア(9/1)
◆ 当たり前に使われているフェライトだが、発明されたのは1930年だと言うから第二次世界大戦の少し前と言う事になる。日本における強い永久磁石の発明が1917年(磁石として紀元前からあったと言われる)だそうなので、材料としてのフェライトはもっと古くからあるものかと思ったのだが違った。

◆ ちなみに地磁気に関しての研究は15世紀には行われたとされている。永久磁石と地磁気による方位磁石が、その後の探検などに役立つ訳だ。人工的な合金による強い磁石は1917年に日本人である本多光太郎氏が発明し、この合金をKS綱と名付けたそうだ。KS綱による磁石は、それまでのものの3倍もの磁力があったという。

◆ 磁石の用途はモーターや発電機などだが、界磁に電磁石を使うタイプが多かった為か磁石需要は余り多くはなかったそうだ。これは永久磁石の磁力が弱い事にも起因する。

◆ しかし1984年に住友特殊金属の佐川眞人氏がネオジム磁石を発明し、用途が大きく広がった。強力な永久磁石はステッピングモータなど、同期電動機の分野に貢献した。これらはオープンループ制御で使う事が出来るため、それまで主流だったサーボモータよりも安価だった。

◆ 話をフェライトに戻すと、亜鉛鉱石から亜鉛を取り出す研究をしていた東京工業大学の加藤与五郎氏と武井武氏が、偶然に強い磁性を示す物質を発見しそれがフェライトの元になった。磁鉄鉱と亜鉄酸コバルトを焼成した強い磁性体を作り、これがいわゆるフェライト磁石の元祖となったものだ。

◆ フェライトは磁性体でありながら絶縁物であり、コイルやトランスのコアとして使った場合に渦電流の発生が少なく高周波特性が良好だ。こうした事から磁石のみではなく、高周波用のコアとして応用される事になる。

◆ TDK(東京電気化学工業株式会社)はフェライトの物性に興味を持った齋藤憲三により、1935年に設立された。創業以来多くのフェライト関連部品を製造している。昭和中期頃まではラジオ用のフェライトアンテナやIFT(中間周波トランス)のコアとしての利用が多かったが、やがて訪れるディジタルデバイス時代になると、ノイズ抑制関連部品の需要が急上昇する。

◆ 更にはスイッチング電源が一般的になると、それまで使われていた50Hz/60Hzのトランスが数百kHz〜数MHzで動作するものへと置き換わっていく。高周波で動作するトランスは鉄心では実現出来ず、フェライトコアが使われる。

◆ フェライトは酸化鉄を焼成したもので、酸化鉄自体は磁性体ではない(赤さびは磁石に着きにくい)が、フェライトは磁性体だ。永久磁石であるフェライト磁石に使われるものをハードフェライト、コアなどに使われるものをソフトフェライトとして分けている。ソフトフェライトでも透磁率の違いなどで様々な種類がある。

◆ マンガン亜鉛系は透磁率が高いが高周波での損失が大きく、ニッケル亜鉛系は透磁率が小さいが高周波での損失も小さい。なおSnoekの限界によって1GHzを超えて使える低損失のコアは作れない。