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過去の雑記置き場


静岡県裾野市の事件(12/1)
パフォーマンスダンパー(12/2)
生活保護ツアー(12/3)
F99エラーのBDレコーダ(12/4)
ガソリンスタンド(12/5)
インペリアリズム(12/6)
Twitter利用者(12/7)
何故中年は死を選ぶのか(12/8)
交通量の減少(12/9)
ゲームのイベント(12/10)
山は乾くのか?(12/11)
古い原発を使い続ける(12/12)
防衛費問題(12/13)
不採算店閉鎖(1)(12/14)
不採算店閉鎖(2)(12/15)
EVと信頼性(12/16)
HDDの中身(1)(12/17)
HDDの中身(2)(12/18)
スシローはどうなったのか(12/19)
都市部から地方へ(12/20)
オンデマンド視聴は便利(12/21)
任意保険と無保険車(12/22)
デマは取り締まられるべきか(12/23)
原付125cc論(12/24)
シフトレバー(12/25)
アンケート型広告(12/26)
操作性とボタンの数(12/27)
中抜きの構造(12/28)
MNPと国際SMS問題(12/29)
中国EVは韓国EVの遙か先を行く?(12/30)
今年も一年(12/31)


VC
今年も一年(12/31)
◆ 今年も一年ありがとうございました。コロナウイルス感染に関しては、少しずつ落ち着いてきた感じがする一方で、死者数が増えている。これってワクチンが効かなくなっていると言う事なのではないかなと思ったり。

◆ それでも海外からの観光客が戻りつつあり、少し明るさが見えてきたのかなと思う。伊豆半島は観光地なので、観光客が来る事は歓迎すべきではあるのだが、道路渋滞や事故なども増えてしまう。

◆ 私はコロナウイルスに感染しなかったか、或いは感染しても無症状だったか、いずれにしても何も起きなかった。5回目の接種券が来ているのだが、まだ接種に行っていない。

◆ 今年は楽天モバイルの値上げで楽天を解約し、povo2.0に変更した。povo2.0は普段はゼロ円維持が出来るので、ランニングコストとしては殆ど気にならない。通話は(ドコモと)単価が同じなのでpovo2.0で行い、そうすると回線維持のためにトッピングを買う必要もなくなる。

◆ 来年はスマートフォンを買い換える年、というのは変だが、今のXperia1 IIIも2年使った事になる。ドコモ系のアプリをADBで無効にする事で、謎のバッテリー残量減少も発生しなくなった。消したのはドコモ位置情報とドコモ電話帳などである。

◆ これはアンインストールしようとしても無効化にしかならなかったと思うが、無効化しておく事で突然スマートフォンが発熱し、バッテリーがどんどん減っていく事象を回避できる。

◆ 7月に安倍元総理が銃弾に倒れた。日本でもこんな事が起きるのかという、驚きの事件だった。安倍元総理の死亡が確認されると、各社一斉に統一教会の事を報じ始めた。安倍元総理の報道管制力がいかに強かったかが分かる。

◆ その後も統一教会関係の事が続々と暴かれ、オリンピック不正が暴かれたりと、ものすごい変化が起きた。権力とはそういうものなのかと改めて知った人も多いのではないだろうか。

◆ ロシアによる侵略戦争、中国の思惑など、日本は防衛予算を増大するそうだ。中国はこれに強く反発しているのだが、だったらきな臭い事をやらないでいただきたい。北朝鮮によるミサイル発射もあるが、まあ北朝鮮はさほど大きな国ではないから中国ほどの脅威はないかも。

◆ そして円高、エネルギ価格の高騰。来年の1月には元に戻るよと以前に書いたが、110円までは行かないか。やはり弱い日本の実情を反映してという事になる。

◆ 未来は誰にも分からないのだが、明るい未来を夢見る事の出来る日本を作れる政治家はいないのだろうか。景気が良くなれば税収は上がるわけだが、財務省は目先の税収にとらわれるので景気を良く出来ない。米国では減税によって景気刺激を行った。

◆ 岸田総理は投資しろと言っているが、預貯金を投資に回しても景気は良くならない。それとも株価が上がれば支持率が上がるとでも思っているのかな。エネルギコストの上昇が可処分所得を食ってしまっている現状で、投資に回す金などないというのが世間一般ではないのか。


中国EVは韓国EVの遙か先を行く?(12/30)
◆ 中国製のEVは米国でもシェアを伸ばしているという。日本に於ける乗用車部門では日産リーフの値上げを機会にと、売り込み攻勢を強めている。

◆ メリットは価格でATTO3は補助金などを活用すると300万円ちょっとで手に入る。出力150kWのモータを搭載して485kmの航続距離を誇る。サイズ的にはマツダのMX-30に近い。

◆ 乗用車ばかりではなく商用車も日本に入ってくる。バスは日本向けとして開発されたもので、全長7mの小型バスと10.5mの大型モデルだ。小型バスのJ6は125.7kWhのバッテリーを搭載し、200km以上の航続距離になる。

◆ 大型のK8は314kWhのバッテリーで270kmの航続距離になる。バッテリー容量が大きいので充電時間は6.5時間とされる。路線バスの1日あたりの走行距離は100km程度とされるので、冷暖房を使用しても1日の営業には耐えられる感じか。

◆ EVバスの設計は日本で行われ、製造は中国で行われる。もっとも気になるというか気にすべき点はバッテリーの安全性だ。公共交通機関が簡単に燃えてしまったのでは、危なくてしょうがない。複数の安全装置や自動消火装置など、少なくとも信頼性が担保できるまでは搭載してほしいものだ。

◆ BYDジャパンでは日本製部品の使用率を上げたと語っているが、日本製の部品を使ったら燃えないのかと言えばそうではない。ATTO3ではリン酸鉄バッテリーが使われているそうだが、バスはどうなのだろうか。リン酸鉄バッテリーはエネルギ密度は低いが、燃えにくい。

◆ 米国でEVといえばテスラで、圧倒的なシェアを誇っている。しかしそれを脅かそうとしているのがBYDだ。テスラのシェアは当初80%近くあったが、現在は6割台に落ちてきている。理由はライバルEVが続々と登場しているからで、アナリストは最終的なテスラ社のシェアは2割台に落ちるだろうと予測している。

◆ 世界市場で見てもテスラとBYDが多く、両者の合計シェアは3割を超えるのだそうだ。テスラは高価格車で利益を上げるが、BYDは低価格で数量を稼ぐ。なおEVに乗り換える人は、トヨタはホンダ車に乗っていた人が多いのだそうだ。日本車=低燃費が売りで、そうした層がEVに買い換えているとのレポートがあった。

◆ トヨタを見れば分かるとおり、既存の自動車メーカは動きが遅い。トヨタは内燃機関に固執しているというか、ハイブリッドを売りたくて仕方がない。βに固執してVHS陣営に中々入れて貰えなくなった、あの当時のSONYのようではないか。

◆ さすがのトヨタもテスラに負けっぱなしであり、新プラットホームはEV専用で設計する。現行のEV用プラットホームはハイブリッド車兼用なのだそうだ。新規のシャーシ設計でもハイブリッドから離れられなかったトヨタを表している。

◆ しかしそれでは競争に勝てないと、今更ながら気づいたというわけだ。新しいプラットホームは2025年頃、それを使った新型車は2027年頃に登場するのだとか。日本ではテスラは余り売れていないが、それでも伸び率から行けば結構なものだ。


MNPと国際SMS問題(12/29)
◆ 半年位前から聞くようになったことに、MNPすると国際SMSが受からなくなるという話がある。従来このような話は余り聞かなかったのだが、楽天モバイルから他社にMNPで移ると、一部の認証用SMSなどが受からなくなるという。

◆ これは契約している事業者の問題ではなく、番号を最初に発行した事業者の問題で、契約している事業者に文句を言っても改善はされない。といって楽天モバイルに改善を要求しようにも問い合わせ先が分からない。

◆ 以前に別件で問い合わせた時には、部署が違うのでお答えできないと言われた。そこで、ならば担当部署につないで欲しいというと、担当部署は非公開だからつなぐことは出来ないとなった。

◆ 楽天モバイルのページには「下記の場合、国際SMSが送信できない場合があります。 ナンバーポータビリティを利用すると、一部の海外通信事業者間で送信できない場合がある」となっていて、MNPを使うと国際SMSに障害が出るのが仕様らしい。ここでは"送信"となっているが、ページのタイトルは"Q.[国際SMS]送受信ができません"である。

◆ 技術的に対応が出来ていないのか、それともMNP阻止のための策なのか、いずれにしてもいざ使うと気になって不便に気づく人も多いようだ。これまではMNPによる不便はなかったわけで、多くの人はそんな事が起きるなどと思っていないだろう。

◆ 総務省に文句を言うのが最も速い解決になるというか、総務省から楽天に対応を指導して貰う以外に解決法がない。私は楽天で発行して貰った番号は捨て、新たな番号でpovoを契約した。なのでSMS問題は関係がない。

◆ 楽天モバイル契約時にも国際SMSが届かない場合があるとの事で、楽天LINKからログアウトすると届くようになる場合があるそうだ。Androidだと楽天LINKアプリで一部SMSの送受信が出来るが、iPhoneでは出来ない。AndroidにおけるSMSの振り分けか何かが上手く動作せず、SMSが受からなくなることがあるのかも知れない。

◆ 何度かMNPを繰り返している方も居ると思うが、楽天モバイルを途中に挟んでしまうとSMS問題が起きる。例えばドコモ→au→楽天モバイル→YモバイルとMNPするとSMS問題が起きるので、いったんドコモに契約を戻した後で、Yモバイルに移行すると問題は解決する。

◆ 私は最初二要素認証用に楽天モバイル契約の番号を使っていたのだが、SMS着信率が悪かったり、SMSが来るまでに時間がかかって(厳しいサイトだと)タイムアウトしてしまう事があった。なので楽天モバイル契約電話番号でのSMS受信はしなくなった。いや、SMS受信用に使うには不便が多すぎたと言うべきか。

◆ これと関係しているかどうか不明なのだが、楽天Payの認証方式がSMSから電話発信方式に変更された。楽天Payアプリに表示される番号に、番号通知で電話発信することで認証されるとなっている。楽天では、これをセキュリティ強化策だとしている。

◆ MNPによってSMSが届かなくなるのは、理屈の上では楽天モバイル以外でも起こる。ただ現実として問題化していないのは、各社が問題が起きないように努力していると言う事になる。


中抜きの構造(12/28)
◆ コロナ関連と称して相当な金を使った訳だが、それが全て国民のためになった訳ではない。官僚は災害バブルを喜び、関連企業に金を流す。それら企業に金が流れる事で、天下りが約束されるという仕組みだ。

◆ サービスデザイン推進協議会という団体がある。悪名高き持続化給付金事業を引き受けた団体なのだが、ここが受注して20億円を抜いた。サービスデザイン推進協議会に天下りが居ないのは、ここが天下り団体だと思われたらビジネスに支障が出るからであり、官僚も適度に頭を使っている。

◆ しかし実質的にはパソナや電通、トランスコスモスで出来ている団体であり、まあフロント企業みたいなものだ。パソナは竹中平蔵氏の関連であり電通は天下り受け入れ企業だ。トランスコスモスは古くからの天下り受け入れ企業で、頭の古い爺さん達が窓際でたばこを吸いながらセクハラ発言をやめない、みたいな所をイメージすると分かりやすい。

◆ パソナは竹中平蔵氏率いる天下り斡旋団体でもあり、官僚達の再就職業務などを行っている。サービスデザイン推進協議会の理事は日本生産性本部という団体にも属している。この団体は直接天下りを受け入れ、国から多額の補助金を貰って存続している。

◆ これは政府でも問題視されたのだが、何しろ日本は官僚制社会主義なのだから、政治家など敵ではないとばかりに金を食い続けている。こうした悪の巣窟的な団体に持続化給付金事業を発注し、天下り団体を大いに太らせるというのが、災害バブルのいつもの手口だ。

◆ 結果として多くの金が電通などに流れたあげく、不正受給問題も出るなど大きな損害を出している。電通などに支払った金と損害額を合わせれば、1,000億円は軽く超えるだろう。(電通などへの委託費だけで769億円)
◆ 給付金事業を経産省直轄で行えば損失は出なかった事になるが、それは国民が思う事であって官僚の考えは違う。経産省直轄で行ったら関連企業や団体に金が流れなくなるじゃないか、天下り先を太らせる事が出来ないじゃないかとなる。

◆ 天下りと言えば電通の桜井氏(元総務次官)は電波オークションを推進していた。電波オークションによって国の収入が増え、電通の実入りも増える。桜井氏は安倍元総理との関係も深く、電通が影からバックアップする的な動きだったそうだ。しかし安倍元総理が亡くなり、楽天への周波数配分は、別の勢力が動いた事になる。報道によれば2009年からの10年間で、11人の役職付き公務員と1人の特別国家公務員が電通に天下りしているそうだ。

◆ こうした天下りのベースがあるからこそ、殆ど仕事をせずに受注額の1〜2割を吸い取る事が出来る。オリンピックに関しても調べられているが、安倍元総理が亡くなった事で検察などへの"力"が減少した結果だろう。

◆ 中抜き禁止に関する規定はあるが、実際には守られていないというか、穴が開けられているのでやりたい放題だ。天下りの居る企業に政府の仕事を発注するなと規定するだけで済む話なのだが、ドロボーにドロボーを捕まえろと言っているような話なので、それは無理なのだ。


操作性とボタンの数(12/27)
◆ 以前にも書いた事があったが、一時期は測定器のボタンを減らすのが流行った。アンリツでもHP(当時)でもそうだが、ソフトウエアコントロールが一般的になると、メニューボタンと決定ボタン、あとは1つのダイヤルみたいな構成が可能になる。

◆ オシロの入力レンジを切り替える場合はメニューボタンで入力項を選び、入力レンジを選び、ダイヤルを回して設定し、決定ボタンを押して終了する。時間軸を変更したい時も同様に、メニューボタンを押して時間軸設定を選び、ダイヤルを回して設定する。

◆ 独立したつまみがあればささっと設定できるのに、何と面倒な事かと思ったものだ。しかし使い勝手が悪いのでこの思想は廃れる事になり、やがてはつまみやボタンが沢山付いた測定器に戻る事になる。

◆ 今は映像機器でもオーディオ機器でもパネルに多くのスイッチが付いているものは少ない。殆どはリモコンのボタンで操作するわけで、リモコンがないと何も出来ない。リモコンありきにする事でパネルはスッキリしてコストダウンにもなる。

◆ このリモコン方式はカーナビでも使われたが、リモコンを近くに置いておく必要があって評判が良くなかった。普段行わない設定などをリモコンで行うのならば良いのだが、リモコンを常用するとなると操作が面倒だ。

◆ 家庭用機器の場合は機器が離れた場所にある事が多いのでリモコンが役に立つが、機器が指先で触れられる場所にあるカーナビでは、逆にリモコンが邪魔になる。ただしタッチパネルよりは(ブラインドで操作が可能な)リモコンの方が良いという人も居る。

◆ 車のシフトレバーがシフトボタンになったという日産セレナの話は書いたが、メニューを押してシフトを選んで、だったら使い物にはならない。コストダウンしようとすると液晶パネルとタッチ方式に行き着くのかも知れないが、操作性を考えれば物理ボタンが欲しくなる。

◆ クライメートコントロールなども物理ボタンを減らすとコストダウンになる。ボタンスイッチのコストだけではなく、それを取り付けるコストや配線のコストも要らなくなる。設定状況によってボタンの機能を変える事も出来るので、ボタン数そのものも減らす事が出来る。

◆ BENZの一部車種はタッチパネルで操作できる機能(ボタン)と同じ機能を持つステアリングスイッチを付けるなど、タッチパネルの無理さを感じているんじゃないの?的なものもあったりする。更に最近は音声認識で操作させようとする傾向があるが、ウインドゥの開閉などは(安全上の理由で)音声制御は出来ない。

◆ カメラなどでもメニューやタッチパネルでの選択方式があるが、主要機能の変更はダイヤルやボタンによるものが多い。やはりメニューをたどっていくのは面倒なのだ。まあダイヤルにしてもコンパクトデジカメではダイヤルサイズが小さかったり、で余り使いやすいとは言えなかったりする。

◆ オリンパスの方はそうでもないがキヤノンのものは設定変更がワンタッチで出来ない(メニューを切り替えていく必要がある)項目がある。


アンケート型広告(12/26)
◆ 一般のWeb広告でもあるのだが、広告がアンケート形式になっているものがある。専用のページを使ったアンケート型広告では、○○ポイントが貰えます的なスタイルになっているものもある。

◆ 広告としてではなくアンケートサイトを使ったものもある。特定の商品に対するイメージなどを問う形で行われるもので、アンケート回答者には数円の報酬が支払われる。

◆ 広告主が払う広告料が100円〜200円と言われているので、その差額がマクロミルなどのアンケート会社の利益になる。アンケート会社が行うアンケートは解答を集計する目的もあるのだが、特定の商品のイメージなどを繰り返し問われることによる宣伝効果も大きいそうだ。

◆ 一般Web広告においてアンケートスタイルを採るのも同様で、問いかけと回答による商品の焼き付け効果は大きい。なので一般広告よりも広告料が高額となるにもかかわらず、アンケートスタイルを検討する企業が多いという。

◆ 特に健康食品だとか化粧品など、名称の認知度などが売れ行きに影響するもの、利益率が高く広告料を多く使えるものでアンケート広告が好まれる。

◆ こうした背景からアンケート型広告を専門に扱う部署や、或いはアンケート広告制作会社も誕生している。能書きとしては、広告に見えないからイメージが良いとか、アンケートとしての結果もマーケティングに有効だとする。またステルスマーケティング(代理店では特定記事型広告などと呼ぶ)よりも広告効果が高いとする代理店もある。

◆ マクロミルのアンケートの設問品質は低いのだが、これはアンケートとしての結果を重視しているのではなく、広告と言うことかも知れない。

◆ 例えばこんな質問がある。「あなたはビールを飲みますか?」答えはYesとNoで、Noと答えても次の質問は「あなたは週に何回くらいビールを飲みますか」になる。そもそも最初の質問で飲まないと答えているにもかかわらず、飲むことを前提とした質問になる。これはアンケートとしては意味をなさないが、広告として考えると飲むことを前提として様々な質問をし、それによって商品の知名度を上げなければいけない。

◆ マクロミルに関しては、一時期自動回答プログラム的なものが使われた。そもそも質問が適当なので、何かしら答えをチェックして行けば良い。答えの整合性などはどうでも良いからだ。これに対して回答時間をチェックするなど、マクロミル側も対策を講じた。また「この質問では一番上にチェックを入れてください」的な、自動回答チェックを入れたものもある。ただこれも同じ文章なので、画像で一致を取ればどこにチェックを入れれば良いかが判断できる。

◆ マクロミルのアンケートを真面目にやっても時給換算100円にもならないので、自動化したくなる気持ちは十分に分かる。自動化しておけば手間を掛けずに月額数百円が手に入る。まあ、それでも数百円なのだから、回答者が減るのは仕方ないことだろう。


シフトレバー(12/25)
◆ 暴走プリウスを作り出した一つの要因がシフトレバーだ。他車種では誤操作防止策が採られたものの、しかしプリウスは改善されなかった。トヨタはゲーム機のジョイスティックを模したと言い、指先一つで操作が出来る事を売りにした。

◆ しかし新型プリウスでは一部改められる事となった。指先一つで操作が出来る軽いレバーは誤操作の原因だと何度も言われ続け、頭の固いというか安全性に関して全く考える事をしなかった設計者もトンデモ理論を引き下げる事になったようだ。

◆ 基本的な操作は変わっていないのだが、操作に節度感を持たせると共に一部シフト位置をLEDで表示する仕組みにした。これは他車種でも順次行うという。これで暴走事故が減ってくれれば良いのだが、果たして。

◆ EV時代を見据えたシフトというと、いやEVにはトランスミッションは要らないでしょうといわれそうだが、前進と後退を切り替えるスイッチ的役割としての何かは必要だ。

◆ 日産セレナはプッシュボタン式のシフトを採用した。タッチパネルではないのがせめてもの救いだが、今後主流になるのかどうか。オルタネートのスイッチであれば、スイッチの状態でどこにシフトされているかが分かる。プリウスの場合はレバーの位置ではどこが選択されているのが分からないので、この点では日産の方が良いかもしれない。

◆ タッチパネルで不評なのが軽自動車のセンターパネルだ。日産デイズ(三菱製)がそれで、走行中のタッチ操作がやりにくい事やパネルが光沢なので反射してどこにボタンがあるのかが分からないなど、コストダウンを追求する余り操作性が疎かになる、見本のような車に仕上がっている。

◆ 今後はコストダウンなどもあり、クライメートコントロールなどの(モニタ上での)タッチコントロールは増えるだろう。しかし操作性と言う事に関して各メーカ共に納得は出来ていないようで、一部車種では音声制御を併用するなどしている。

◆ タッチパネルでもどこかに手を添えて行えば操作できない事はないが、ボタンが小さいとか指を空中で動かす的な操作だとやりにくい。どこかに手を添える、例えばモニタの角に手を添える事が出来ると画面を見なくてもおよそのボタンの位置が推定できる。

◆ タッチパネルの問題は操作性の悪さだけではない。モニタに指を触れるのだからモニタが汚れ、光の反射などのある車内では視認性が低下する。視認性を改善しようと拭きたくなるが、タッチパネルが反応してしまうので走行中には掃除しにくい。

◆ 更にタッチ感度の点も指摘されていて、反応しにくいとか隣のボタンが反応するなど、まあこのあたりはスマートフォン同様だ。反射によるパネルの見にくさに関して、BENZは角度を変えるなど苦肉の策を講じているが、根本的解決にはなっていない。

◆ 究極的コストダウンを行おうとすれば、一枚の液晶パネルに逐次様々な情報を切り替えて表示し、タッチ操作させれば良い。逆に操作感や安全性を重視するなら、タッチパネル自体が廃れていくのかも知れない。


原付125cc論(12/24)
◆ 端的に言えば50ccの原付が売れないから何とかしてくれという風に聞こえる。全国オートバイ協同組合連合会では、このままでは50cc原付の生産が不可能になるとする。

◆ 全てはコストの問題に違いないのだが、年間2.5万台しか売れない原付に未来はないというわけだ。排ガス規制にしても然りで、触媒温度などを考えると50ccでは無理があるという。これにしてもコストをかければ何でも出来る訳なのだが、販売台数が少なくてはそれも出来ない。

◆ 原付は比較的安価だというイメージとは裏腹に、スクータタイプでも価格は18万円にもなる。時代によっては電動アシスト自転車より安いと言われていたのに、今はずいぶん高くなったのだ。

◆ 原付の販売台数ピークは1983年頃で、250万台を超えたという。その後ヘルメット着用が必要になったり、税金の値上げ、排ガス規制の強化などにより売れなくなってきた。税金は従来は700円だったそうだが、700円を徴収する為に700円以上の経費がかかるという理由で値上げされた。いや、赤字になるのならをタダにした方が良いんじゃないのかな。

◆ そこで出てきたのが原付免許で125cc迄の排気量のバイクに乗れるようにしたらどうかとする案だ。これは目新しいものではなくて今までに何度も出てきては消えている。

◆ 最近ではより具体的なプランとして、排気量の制限を緩和する代わりに出力を制限してはどうかと言っている。まあ出力制限をしたところでトルクは増えるわけだから、常用域で乗りやすくなる事は間違いはない。

◆ 最高出力はトルク×回転数÷716なので、低回転型のエンジンを作ればいい話だ。回転数を上げたいとするとトルクを下げる必要があり、回転数に対するパワーの頭打ち感が高まる。なので、4000回転とか5000回転くらいでピークパワーに達するような特性にすれば良い。回転数の上昇は抵抗の増大を招くので、低回転型にすることによる燃費改善効果は大きい。

◆ 原付の多くはスクータタイプになると思われるので、高回転までスパッと回るようなフィールは求められないだろう。むしろ低回転高トルク型の方が静かで乗りやすく、燃費的にも有利になる。

◆ もう一つは電動化という点で、現在の規定ではモータ出力制限が厳しいために、電動バイクでは登坂性能などが確保できない。現状では内燃機関動力車の方が圧倒的に安価だが、中国のような排ガス規制の強化とガソリンエンジンバイクの制限がかかるとするならば、出力制限(或いはモータの出力を再定義するなど)の見直しは必要になる。

◆ 速度制限の緩和に関しても議論されていて、これは至極当然だと思う。30km/h制限では幹線道路は走るなと言われているようなもので、現状の50ccバイクの多くが60km/hを設計速度としている点を考えても、例えば50km/h位を最高速とする事は合理的だと言える。

◆ いずれにしても排ガス規制猶予のリミットは2025年に迫っているわけで、新たなエンジンを開発するのか、原付の定義を変えるのかの具体的な方針決定が急がれる。


デマは取り締まられるべきか(12/23)
◆ 昨年だったか、静岡県で大水害があったとデマTweetした"くろん"という人がいたのは。この方未だに細々と活動を続けているようだが、いわゆる心に病を抱えているのだとか。

◆ それ以前には熊本県で動物園からライオンが逃げ出したとデマを流した人が捕まった例もある。法整備が追いついていない現状では、取り締まりには難しい部分もあるが、放置して済む問題でもない。

◆ 最近では"おにぎり"と名乗る人が雪印バターにマーガリンが含まれているとTweetした。箱のどこにも記載されていないが、実は30%のマーガリンが含まれているというデマだ。これに対して雪印は対応を検討中だとし、デマを流した当該者はアカウントを消して逃亡中だ。これがデマであることは成分表示を見ればすぐに分かるのだが、それでも騙される人が居るというのだから驚いてしまう。

◆ 悪質なデマを流す時点でアレなのだが、アカウントを消せば逃げ切れると思っているのも考えが甘い。逃げる位なら最初からやらなければ良いじゃないかというのは普通の人の考えで、常人には理解しがたいことが起きるのがデマの世界だ。

◆ デマを流す人には大きく2種類があると思う。一つは目立ちたい人で、この手の人は過去のツイートなどを引っ張り出してきて、さも今事件が起きているかのようなツイートもする。人気のあるツイートを自分のもののように書き直して画像を使う、いわゆるパクツイもする。言い訳としては、ツイッターで公開された画像を二次使用して何が悪い、だ。

◆ もう一つは更に厄介なタイプで、事の善悪が分からない人だ。過去に何度も逮捕されているライブ配信者がいるのだが、自分のやったことの何が悪いのか、自分は悪いことはしていない、それを逮捕するのは警察が悪い、法律が悪いとわめき散らす。

◆ 裁判所からの命令を無視して逃亡したひろゆきこと西村博之氏も、俺は何も悪くない、悪いのは法律だと言っている。こうした人には何を言っても無駄で、判断能力自体に欠陥がある。しかし声が大きいので目立つことになり、本人はそれにより幸せ感を得、はい論破などと言って陶酔する。

◆ なので件のライブ配信者も、何度も何度も逮捕されている。逮捕されたところで、自分が悪いことをしたという認識がないわけだから更生は出来ない。静岡大水害のツイートをした人物も、逮捕されるかもという噂が立つと謝罪的ツイートをするも、その後は騙されたヤツが悪い的な本心を覗かせた。

◆ 大事にはなっていないが、例えば反ワクチン派の言い分だっておかしな所は沢山あるし、(今はずいぶん少なくなった)嫌電磁波派にしたって同様だ。あの鎌倉で活動していた嫌電磁波派の方も、今は電磁波が嫌いではなくなったのかな。

◆ ずっと前には携帯電話基地局は未だ珍しかったのかも知れないし、携帯電話普及率やWi-Fi普及率からしても嫌電磁波活動をすることが出来た。しかし今となっては嫌電磁波と言っても、それこそ洞窟の中にでも住まない限りは電磁波から逃れられない。


任意保険と無保険車(12/22)
◆ 任意保険に入らない人が増加傾向だとか。可処分所得が年々減少している現状で、任意保険代が払えないだとか、車検切れで乗っているという恐ろしい人もいる。

◆ 任意保険は任意なのだが、無車検は6ヶ月以下の懲役又は30万円以下の罰金に処せられる。車検切れがバレないようにフロントガラスに貼るシールを自作してしまうと言う強者もいるそうだが、こうなると別の罪にも問われる可能性が高い。

◆ 任意保険で昔から評判の悪いのはソニー損保だ。自分が加害者になってしまった場合に、被害者に対するサポートが悪いのでトラブルになる。弁護士特約を付けていても(弁護士報酬が安いので)弁護士が限られる傾向にあり、十分な弁護がして貰えない。

◆ 自分が被害者になった場合も、ソニー損保、SBI、アクサや共済系は対応が悪く、もめることが多いそうだ。いずれも弁護士報酬が安価だとか規定がハッキリしていない、支払いが遅いなどで弁護士が嫌がる保険会社だ。低価格を実現するために利益を削るのではなく、支払いを抑制するのがこれら保険会社に共通することだ。

◆ 弁護士報酬はLAC基準と呼ばれる、日弁連の規定によって支払われることになっている。これには2種類があって、着手金+報酬という見積もりベース的なものと、いわゆる時間で請求を立てるものがある。

◆ 報酬部分は経済的利益の16%だそうなので、高額請求時には取り分が大きくなる。しかし軽微な物損事故などで請求額自体が少ない場合は(取り分も少ないので)赤字になってしまう。

◆ では時間請求のタイムチャージでということになるが、アクサはタイムチャージの制度そのものがない。ソニーやSBIは"値切り"が激しく、弁護士から嫌がられる。

◆ 値切りがないというと、それが普通だろうと思うのだが意外に値切る保険会社は多いそうだ。値切るけれど仕事は定期的に回すよみたいな、生かさず殺さず的な使い方だ。

◆ 逆に最低報酬額を決めている保険会社もあり、これだと低額請求の事故でも弁護士の報酬が約束される。弁護士の時間報酬規定は2万円/時間なので、例えばチューリッヒなどは最低額を20万円に設定していて、着手金と併せると30万円になり、つまり15時間分が保証されることになる。

◆ 例えば弁護士が交渉した後の事故の請求額が20万円、相手の保険会社が当初言ってきた支払い見積もりが10万円だった場合、弁護士による経済的利益は10万円だ。タイムチャージがないアクサでは着手金+経済的利益の16%=11.6万円が弁護士の報酬になる。一方でチューリッヒだと30万円が保証される。弁護士としてどちらがやりたい仕事になるかは誰にでも分かる。

◆ でもアクサの仕事をする弁護士もいる。低報酬でも仕事をしないよりはマシだと考える弁護士もいるだろうし、新人の教育もかねてやらせてみようかと思う弁護士事務所もあるだろう。報酬が安いから、一生懸命な仕事はしないよとは言えないと思うが、でも弁護士だって商売なのだから思い入れは違ってくるはずだ。


オンデマンド視聴は便利(12/21)
◆ TV番組を録画して観ることもあるが、今はTVerやAbemaで観ることが出来る。本放送と同時に観られるわけではないが、その番組が終了すると観られるようになる。ブラウザでの視聴なのでCMカットも効くのだが、メジャーな広告ブロッカーだとTVerに使用がバレてしまう。

◆ 観られる期間は、1週間程度にされている。例えば連続ものの場合は、次の回の放送が始まる前までは、前回の放送を見ることが出来る。従って連続ものを連続で観ることは出来ない。ドラマなどは最初から見てみたいという人も居ると思うが、その場合は放送局にお金を払って視聴権を買わなくてはいけなくなる。フジテレビのオンデマンド会員は約100万人、テレビ東京は約10万人だそうだ。

◆ 視聴率と言えば従来は世帯視聴率だったのだが、今は個人視聴率なのだそうだ。世帯視聴率では、TVを見る時間の長い世代の視聴率になってしまうからだ。これは若者向けの番組の視聴率が低く出ることになり、高齢者向け番組の視聴率がかさ上げされる。

◆ 日テレのCM収入は約572億円、二位のフジテレビが約400億円で、これはNHKの収入の1/10でしかない。しかし民放の番組を再放送(サイマルではないという意味)するTVerのアプリダウンロード数は5千万円を超えたそうだ。

◆ 一方でNHKオンデマンドの登録者数は300万に満たず、いかに人気番組が少ないかを物語っている。NHKがスクランブル放送にすると見る人が居なくなってしまうと言うのも、こうしたデータから裏付けられる。民放の10倍の稼ぎがありながら、民放の1/10しか観て貰えないと言う事になる。

◆ 勿論これには世代のギャップも存在していて、NHKが視聴率稼ぎのための老人向け番組を増やした結果として、オンデマンド視聴者数が伸び悩んでいるとも言える。TVer側としての見方は、TV離れした若者達をオンデマンド視聴で取り戻せるとする。

◆ ただしTVer側の収入は多くはないという。基本的にサイマルではないので再放送であり、スポンサー収入は少ない。いわゆる番組のスポンサーとなれば制作費を出す立場になるのだが、再放送では既存の動画を流すだけに過ぎず、CM料は雲泥の差だそうだ。

◆ もちろん独自番組でCM料を稼ぐことは不可能ではないのだが、それは今まで多くの新興放送会社が失敗してきている。番組を作ることのリスクの高さ、しかしそれによる儲け、このあたりのバランスを考えなければいけないわけだし、良い番組を作るためには優秀なスタッフが必要だ。

◆ TV制作者の質の低下と言う事も言われるのだが、様々な規制の中では特徴的番組を作り出すことが難しい。以前のように制作費が出せるわけでもなく、以前のように視聴者数が増えるわけでもない。

◆ 制作費が安いという事でスタジオ収録のバラエティ番組があるが、ドラマの再放送は視聴率が取れてもお笑い番組の再放送は(オチが分かってしまっているので)人気がないそうだ。制作側としても再放送に耐える番組作りを心がけるのかも知れないが、バラエティは鮮度が命とも言えそうだ。


都市部から地方へ(12/20)
◆ 5G接続に於いて、そのセルエッジで通信状態が不安定になる現象がある。NSA方式はLTEをアンカーとして使い5G通信部分でデータを送る。この場合にLTE接続が出来ていても5G接続が旨く行かない場合は、データ伝送速度が極端に遅くなってしまう。

◆ ドコモでは5Gでの通信を諦めて早急にLTEに戻れるように設定を変更したと言うが、それでもセルエッジ問題は解決していない。ドコモにクレームを言うと「そういった場合はスマートフォンの設定で5Gを切ってください」と言われる。

◆ 利用者にそんなことをさせるより、セルエッジ付近で5Gに行かなくなるようにすればいい話なのに。勿論5Gのエリアを広げるのが一番良いが、それにはまだまだ時間がかかる。

◆ 全国で5Gサービスを開始するのではなく、まずは大都市圏だけで満足に使えるようにするなどは考えられなかったのか。多元接続などは利用者密度の高いところで有効なのだから、人口密度の低い田舎は後回しで良い。

◆ 都市部でも5Gでの通信不安定問題は残っているが、都市部でのエリア整備が進むと周辺部へと障害発生場所が移る。以前まではLTE接続で100Mbpsは出ていたのに、最近遅い思ったら5Gになっていた、みたいな感じだ。

◆ 修善寺の田舎でも同じようなことは起こり、5G接続では20Mbps位だが5Gを切れば100Mbpsは下回らない場所もある。ソフトバンクやKDDIはLTE帯域を5Gに割り当て、通信速度は遅いがスマートフォンには5Gと表示される作戦を採った。

◆ ドコモはこれをなんちゃって5Gだと揶揄したが、その後ドコモもなんちゃって5G作戦を採用する。使う方からしてみれば、もはや5Gに何かを期待する人もいないだろう。不安定な5G接続よりも、安定に通信できて速度も出るLTEの方が良いねと思うはずだ。

◆ 速度マニアはミリ波を追いかけて奔走するかも知れないが、ミリ波は更にセル半径が小さいので半固定状態でそこに留まるなどしないと安定しない。最近では5Gが超高速だとも言わなくなったし、低遅延だとも宣伝していない。スタンドアロン方式であれば低遅延の恩恵はあるが、低遅延と言ったって5Gのデータ速度が光速を越えるわけではない。

◆ 地上系の遅延が加算され、サーバの応答時間が有限となれば、無線区間の遅延など特別な場合を除いては分からない。それこそモバイル回線を使ってゲームをやる人なら分かるのかも知れないが、そのくらいの人だと不安定なモバイル回線は使わないと思う。

◆ 以前にも書いたが、LTEでの実行通信速度が理論通信速度の5割程度が出るようにすれば良い。ドコモは理論通信速度の2割も出れば満足だと言っているが、これでは帯域を有効利用しているとは言えないし、いくら広い帯域を割り当てたところで高速通信は実現しない。

◆ 5G契約者が○○万人だとか言っているが、5G対応スマートフォンを買えば5G契約が強制なのだ。だから5G契約者数は多くても5G利用者数は多くはない。なんちゃって5Gの通信速度はLTEと変わらないわけだし、何だかなぁな感じなのである。


スシローはどうなったのか(12/19)
◆ 不祥事と値上げにより客離れを起こしたスシロー、6月頃から始まった不祥事によって7月の来客数は前年同期比約92%、8月には少し回復して約96%になるも値上げの影響が出た10月には約80%に落ちた。11月にも回復することはなく約73%と更に低下してしまった。

◆ ライバル店はどうか。スシローの顧客減少分を吸収したかっぱ寿司は9月に前年同期比116%と伸びている。くら寿司も9月には約113%と伸びたものの、値上げが開始された10月には約100%、11月には約92%まで落ちている。

◆ メディアなどではたった10円〜35円の値上げとしている所もあるが、割合からすれば無視できないし、値上げに伴う客足減少によってサービスの質も寿司の品質も悪化傾向なのだから客足が遠のくのも仕方がない。

◆ スシローのFOOD&LIFECOMPANIESの自己資本比率は19.61%であり、ただちに経営そのものに不安がある訳ではない。ただし客足が回復しなければ何らかの対応を迫られることになる。値上げに際して経営陣は、これほどまでに客足が減るとは思っていなかっただろうと、外食産業系のメディアは書いている。

◆ スシローにはのれん代が300億円ほどの資産として計上されているが、経営環境が悪化するとのれんの減損損失が起きることになる。FOOD&LIFE COMPANIESにとってのれんの価値は高く、これが吹き飛ぶと全資産の半分も失ってしまう。

◆ 他FOOD&LIFECOMPANIESは損失として事業用資産を計上している。これは店舗の資産価値が、売り上げの減少によって低下したためだ。飲食店の場合は収益性が低下すると有形固定資産も減少する。つまり儲かっていない店に資産価値はないとなる。スシローの場合はこれが41億円にも達しており、多くの資産を実質的に失っている。

◆ 私は横浜に行った時にはスシローを利用することが多かったのだが、今後しばらくは利用しないつもりだ。同じ価格を出すなら銚子丸の方が美味しいし、同じ味のものを食べるのであればかっぱ寿司の方が安い。静岡県にあるスシローは値上げ幅が小さく未だ我慢できるので、今後も利用することはあると思う。

◆ 先日決算を発表したくら寿司は11億円超の赤字となった、ただし前期よりも赤字幅は減少している。前期はコロナ関係の協力金52億円を計上している。今期は額は減少したが、コロナウイルス感染拡大による時短営業協力金に支えられている部分はある。これはスシローも同様で、スシローは100億円以上の協力金を手にしている。

◆ スシローは不祥事を起こす以前の経営は順調で利益も出している。それに協力金が加わるのだから濡れ手に粟とまでは言わないが、儲けは拡大していた。他の回転寿司チェーン店に比較すると営業利益が圧倒的であり、160億円ほどの利益がある。

◆ てんやは500円の天丼を540円に値上げした(2018年)のだが、それ以降10ヶ月連続で売り上げが減少し続けた。この打開のために2019年には一部商品の実質値下げなどを行うも、売り上げが回復しなかった。そんなこともあり、再値上げを余儀なくされて今は560円なのかな。


HDDの中身(2)(12/18)
◆ 今回はいくつかのソフトを試してみたのだが、比較的有用な解析が行えたのが"復旧天使"だった。ソフト名はもう少し何とかならないのかよと思わないでもないが、HDDの中身を見るだけであれば無料版で事足りる。

◆ 宣伝が多いのがEaseUSで無料体験は気をつけないと課金開始になってしまうそうだ。無料体験版をダウンロードしようとするとdrw_ad_google_installerを実行させようとするので、私はインストールしなかった。

◆ 別のページからだとGoogle広告関連ソフトをインストールしなくて済んだが、余計なものを突っ込まれる可能性があるので、インストーラを注視する必要があった。で起動してみると、当該HDDは認識すらしてくれなかった。復旧天使で検索しても(復旧天使より良いよと)UaseUSのページが出てくるが、全く良くない。

◆ ヘッポコページも数多く存在し、例えばPicky'sにアクセスすると古くさい、「ウイルスに感染しましたみたいな」みたいな画面がブラウザに表示され、マウスポインタが消されてブラウザを閉じさせないようにする。Picky'sがこの広告を出しているのかどうか迄は分からないが、何ともいやらしい。

◆ その他マルチフォーマット対応を謳うソフトも試してみたのだが、パーティションは読めてもファイルが読めなかったり、或いは復旧天使とは異なるパーティションテーブルを表示したものもあった。ただファイルがいくつか読めたという点に於いて復旧天使が優れていた。このあたりはHDDの内容(フォーマット)によっても異なると思われる。

◆ フォーマットが分からなくてもファイルが読めるのか?単にべったり読んでみて、その中から特定の拡張子を見つけるだけなのか?このあたりもよく分からない。少なくともFATと解析されてディレクトリ構造が分かった部分は、そこにあるファイルも読み取れた。

◆ フォーマットが分からない部分は画像(png)だよと解析されたものの、そのサイズが異様に大きい(数十ギガバイトもある)のでpng画像ではない。復旧天使がそう判断したと言う事であり、私が自分の頭で考えているわけではなく、知識の欠乏による限界と言う事になる。

◆ そのHDDの中に入っている(はず)のファイル形式だとかファイルタイプでも分かれば、べったり読んでその文字列を探すくらいのことは出来るのだが、それも分からないしファイルサイズも分からないし、他のファイルにはSQLiteのDBがあったりするしで、理解の範囲を超えていた。

◆ ファイルをIndexするのにデータベースを使うのは一般的ではあるが、画像・動画などをそのデータベースに取り込むと、データベースサイズも大きくなるしメモリ要求量も増える。このHDDを見る限りDBファイルは数キロバイトから数十キロバイト(多数のDBファイルがあった)なので、大きなデータをDBファイル内に持っているわけではない。

◆ HDDの中身解析の記事にしようかと思ったのだが、自分の知識が希薄なので有効な記事にならない可能性が高い。こうやったらこうなっただけなら書けるのだが、そこから得られるものがあるかどうか。記事化するかは検討中である。


HDDの中身(1)(12/17)
◆ ハードディスクでもフロッピィディスクでも、トラックとセクタの概念によってデータが記録されている。更にはフォーマットのタイプがあって、FATとかNTFSとかExt4とか色々ある。

◆ これらフォーマットで何が違うのかは、多くのヘッポコページが解説している。これは○GBまで扱えるよとか、Windowsならこれを使えとか。まあ使い方というか使われ方はそうなのだが、何が違うのかに関しては触れられていない。

◆ Googleでは検索しにくくなった技術系ページだが、bingや百度を使うと見つけられたりする。フォーマットの違いに関してはそれら専門のページに譲るが、ようするにデータの構成が異なるとでも言えば良いだろうか。

◆ トラックとかセクタとかクラスタというのは低レイヤの話で、その中に入っているデータの構成の違いがフォーマットの違い(実際はそれだけではなく、低レイヤの話もフォーマットの一言に含まれる)みたいなものだ。

◆ 一つのパーティションの中にブートセクタやスーパブロック、それに続くシリンダグループがあり、そのシリンダグループの中にinodeやデータブロックがあり… という話で、これがいわゆるファイルシステムと呼ばれるものになる。

◆ 既存のフォーマット以外でも、専用装置などではそれ用のフォーマットが使われたりもする。例えばフラグメントの問題を回避しやすくしたり、例えば不良セクタのスキップを短時間で行える用意するなど、汎用フォーマット以外で性能を高めたいときは独自のフォーマットにする場合がある。

◆ で、この独自フォーマットのHDDの中身は読めるのかという話で、私自身HDDの中身のプリミティブな部分など、全く専門外なのでよく分からない。しかしよく分からなくても解析ソフトなどを使うとフォーマットタイプが分かったりする。

◆ Windowsで使われていたHDDがあり、それを専用の機器に接続して使っていた。このHDDを解析ソフトにかけると、Windowsで使っていた頃の破片があってFATとかNTFSと解析されたりした。そこにあるデータにMicrosoftの文字があることを発見し、これはゴミなんだなと分かった。

◆ そこでHDDの中身全てにゼロを書くという、ウエスタンディジタル社のソフトを使ってHDD内を全部フィルした。そしてもう一度専用機器に接続してHDDを使い、それを解析してみた。しかしフォーマットが何であるかは結局よく分からなくて、未知のフォーマットという風に表示された。

◆ 一部はFATとも表示され、その中身はディレクトリの構造も解析することが出来た。しかし不明なフォーマット部分は不明なので解析が出来ない。フォーマットが不明でもその中に既知の拡張子などのファイルがあると、そのソフトはファイル名を出力してくれた。

◆ この手のソフトは色々あるのだが、需要が多いのか怪しげな宣伝というかステマみたいなものが沢山ある。無料だ無料だ無料だと書かれていて、確かにダウンロードは無料だけれど使うためにはライセンスを買わないといけないよ、みたいなものもある。


EVと信頼性(12/16)
◆ 中国でのテスラ車暴走事故は大きなニュースになった。運転していたのはトラックドライバーだそうで、安全に衝突させられる場所を探したという。しかし速度が上昇すると他の車などにぶつからないようにするのが精一杯になり、結果として2人が死亡する事故を起こした。テスラ車は道路脇の店舗に突っ込んで停止した。

◆ ドライバーはブレーキが利かなかったと証言する。繰り返しブレーキペダルを踏み直したが、車は減速しなかったという。映像では暴走開始時はブレーキランプが点灯しているように見える。しかしテスラ社はブレーキペダルを踏んだ形跡はなかったとし、ドライバーの運転ミスによる事故だとした。

◆ テスラ車の事故の多くはオートパイロットの暴走によるものだ。英国メトロ紙によれば2016年以降に37件以上の事故が於き、17人が死亡事故に遭っているという。

◆ 中国ではテスラ車を"自殺用のおもちゃ"と言い、これは日本でプリウスがミサイルと呼ばれるのと同様だ。テスラもトヨタも、おそらく事故率の高さは認識しているのだろうが具体的対策を行わない。この事が自殺用のおもちゃでありミサイルと言われる要因にもなっている。

◆ 今は多くの車でブレーキ優先の制御が行われているが、昔はそうではなかった。ブレーキをいっぱいに踏んだままアクセルを開けていくと(FRなら)後輪が回転を初めた。テスラの制御がどうなっているのかは不明だが、EVの場合は回生制御との兼ね合いもあるので、純粋なメカニカルブレーキというわけではない。

◆ ブレーキバイワイヤ的な仕組みだとすると、ブレーキランプはどんな時に点灯するのかという問題がある。規定以上の減速Gが発生した時にブレーキランプを点灯させなければいけないのだが、ブレーキペダルを踏まなくても(強い)回生制御がかかれば減速Gが大きくなる。

◆ こうした場合のブレーキランプ制御がブレーキペダルのスイッチと切り離されていると、ブレーキペダルを踏んでいたのかどうかがブレーキランプの点灯だけでは判断できなくなる。今の車はブレーキペダルにメカニカルスイッチが付いていると思うが、いすゞの117クーペだったか、ブレーキラインに油圧スイッチがあり、それでブレーキランプを点灯させていた。

◆ 日本でも自動運転(支援)中のテスラ車が交差点で対向車にぶつかる動画があった。これはドライバーが車任せでちゃんと運転していなかった事による事故だが、テスラは自動運転支援が付いているから事故を起こさないなどと言っている人もいる。

◆ 危険な状況では車が勝手に止まってくれるから(任意)保険は不要だと豪語する。自動運転が実用的なレベルに達すればそうなのかも知れないが、現時点に於いてテスラの運転支援は、人間による運転よりも安全だとは言えない。

◆ EV化によって電子制御される割合が増える。その制御が壊れたときに、イグニションキーを切ることも出来なければ、トランスミッションをニュートラルにすることも出来ない。テスラやプリウスに非常停止ボタンが付いていれば、事故による死者数は減らせたかも知れない。


不採算店閉鎖(2)(12/15)
◆ ドコモはドコモショップを減らしていて、今後更に減らしていく方針のようだ。ショップを増やす事による契約数の増加にも陰りが見え始め、ショップの運営コストの方が問題になっている。

◆ 従来は携帯電話を契約するにも、機種変更するにもショップに出向く必要があった。しかしスマートフォン全盛になってからは、スマートフォンの購入も手続きの多くもオンラインで可能になった。

◆ 携帯電話ショップは儲からない儲からないと言われ、販売手数料を取ったり謎の頭金を取るようになった。更には不要なアクセサリの半ば押し売り的行為だとか、有料サービスへの加入を勧めるなど、本来の目的と乖離し始めた。

◆ ソフトバンクショップを筆頭に騙しとまでは言えないのかも知れないが、騙しもどきな販売方法を採る所も少なくはない。有料サービスが必要だと言われれば、老人はそれに加入してしまう例が多い。

◆ 携帯電話ショップが儲からないというのであれば店を畳めばいい話であり、携帯電話ショップがないと契約が取れないというのであれば顧客獲得費用としてコストを出せば良い。それを販売手数料を取るとか謎の頭金を取るなどするのは間違っている。

◆ 昨日も少し触れたように、ドコモは値引き制限の見直しを求めている。中古価格をその目安にするという考えに対して、石川氏はそれではiPhoneの値引率が下がると警戒する。iPhone派にしてみれば従来通りのiPhone税による格安販売を望みたい所だ。

◆ しかしドコモショップでは値引きを認め、家電量販店では認めないという風には出来ない。だとするならば、多くの値引きで流動性(他の事業者に移れば端末が安く買える)は上がったとしても、ドコモショップの利益が増えるとも思えない。

◆ ソフトバンクのショップに対する要求は厳しい。ソフトバンクが儲かるプランに加入させればポイントが得られるが、そうでなければ減点となってショップ存続の危機になる。ソフトバンクは多くのショップがYモバイル併売店となり、ショップのメインはYモバイル側になった。ソフトバンク自体は純減であり、加入者増を支えているのがYモバイルだからだ。

◆ KDDIはQU扱い店が多く、サブブランドとの併売によってショップが維持できている。ドコモもドコモショップでOCNモバイルを扱っているが、これは(今のところは)別の扱いなので、サブブランドとまでは言い切れない。

◆ OCNモバイルはそもそもオンラインでの手続きから始まっているので、ショップに出向いて何かをするというスタイルではない。そうなるとショップは一体何の為みたいな話になるわけだし、ahamoはオンライン専用だ。

◆ ahamoは扱っていないのにドコモショップにahamoのPOPを貼り付けるなど、これだって誤認を誘う表示ではないか。少し価格は高いけれどキャリアショップで契約すれば安心だ、そう思えるショップ運営は出来ないのだろうか。付加価値を売ることが利益の増大になるはずだが、現状では逆なのだ。


不採算店閉鎖(1)(12/14)
◆ 楽天モバイルはショップ数を拡大しているが、一方で不採算店を閉鎖している。これは他の事業者も同じなのだが、開店から1年せずに閉鎖される楽天ショップもあり、これは他社では見られない。

◆ 楽天ショップは他のキャリアショップとは事なり、契約を取ることと端末を販売することのみしか行わない。一部店舗では可能だとの話もあるが、基本的にサポートは行わず解約も受け付けない。契約変更その他はオンラインのページの使い方を教える的な感じになる。なお一部本人確認の必要な契約変更を扱っているショップがある。

◆ 楽天モバイルのページにも「楽天モバイルショップにご来店いただき、製品の状態を確認後、故障診断を行うための専用電話窓口へお取り次ぎいたします。」となっていて、基本的にはショップでは何も判断しない。

◆ いわゆる家電量販店の販売コーナと似たようなものなので、ショップが閉鎖されても特段不便はないと言われる。以前にも書いたが多くの手続きはオンラインで可能であり、ショップの存在の意味は以前とは変わってきている。

◆ それでもショップがあるのは老人対応と言ってはおかしいのかも知れないが、オンライン申し込みにハードルの高さを感じている人たちを取り込む為だ。ただ中高年のスマートフォン比率も上がっている現状で、その意味も少しずつ薄れていくだろう。

◆ 楽天モバイル以外のキャリアショップでは、設定上或いはスマートフォン自体の不具合対応も行われる。スマートフォンを1台しか所有しておらずPCも使えない環境で、そのスマートフォンが故障した場合はショップに行くことになる。

◆ 以前に書いたかも知れないが、ある人がpovoを解約した。解約すると自動的に元のプランに戻ると思っていたらしいのだが、それは間違いだ。povoを解約したことでauの契約がなくなり、電話が使えなくなった。

◆ povoはオンラインプランなので電話で相談することも出来ず、auに電話をすると近くのショップを案内されたそうだ。ショップでもpovoは扱っていないのだが、特殊な事情と言う事で契約を復活させることが出来た。

◆ ドコモの場合がどうなるのかは分からないが、何らかの救済措置が執られるのではないだろうか。契約を解除してしまった人がショップに案内されたのは、契約状況の確認や本人確認が必要だったからだ。楽天モバイル以外のキャリアショップならば、契約内容や料金支払い履歴などをチェックして貰うことが出来る。

◆ キャリアショップの存在意義が問われる中、「ネットワークおよび端末をセットで進化させ、その上で実現する各サービスにより新たな価値を提供する」とドコモが言ったとか。

◆ このあたりはiモード再びみたいな、事業者アプリ満載を予感されるのだが、ある意味規制緩和を狙ったものだとも思える。そもそも値引き前提であれば定価を下げればいい話ではないのかと突っ込みどころは満載なんだけど。


防衛費問題(12/13)
◆ なにやらもめている防衛費問題である。防衛費増額に関しては個人的には反対ではない。中国あたりのきな臭さを考えると、ある程度の防衛力は必要だ。といっても中国に勝てる軍事力があるかと言えば否なのだが、出来ることはやりましょう位の感じで。

◆ これは以前から書いているが、自衛隊員の労働環境改善は行われるべきだ。質素倹約は日本の美徳とばかりに、食事や寮に飾り気がないのでは労働意欲もわかない。上層部ばかりが良い思いをするのではなく、労働者自身の環境改善が必要だ。

◆ 毎年のように起きる災害で自衛隊が派遣され、大きな力を発揮する。自治体は困れば自衛隊派遣を要請する事を当たり前のようにしているが、一部を除き自衛隊が費用を負担している。防衛費の増額に反対する人が多いとするならば、防衛費の他に災害派遣費みたいな名目を作れば良いのではないのか。

◆ 私は若い頃は自衛隊は不要ではないかと思っていた。だって日本は戦争はしないんでしょ、だったら軍隊はいらないでしょと。当時危険な国と言えば旧ソ連であり、遠い国との認識もあり、危機感は希薄だった。

◆ しかし昨今の中国の発展ぶりには目を見張るものがり、危険度は増している。中国は日本の防衛費増額に不快感を示しているが、そもそも原因の一部はあなた達なんだよと言いたい。

◆ 自衛隊不要論は、俺は自動車事故は起こさないから保険に入らないよと言っているようなものなのかなと思う。勿論人それぞれ考え方があるだろうし、防衛費の増大が相手を刺激するから反対だという人もいるだろう。或いは自衛隊自体が不要だと思う人も居るかも知れない。

◆ スイスは戦争中立国だが軍隊があり懲役制度があり、武器輸出国でもあるし、国内各地には核シェルターもある。中立国だからと言って戦争から隔離されているわけではない。

◆ 自国が攻められたら戦うかというアンケートで、戦わないと答えた国民の割合は、日本が圧倒的に高いのだそうだ。だったら戦ってくれる人に十分な資材や装備や環境を持って貰わなければいけない。

◆ 防衛費に宝くじはどうかという人がいた。ジャンボくじの売り上げは景気を反映して年々下降しているが、3千億円くらいある。胴元の儲けは現状で5割以上あるので儲かる。当選金は現金払い戻しのみではなく戦車一日乗車券とか、戦闘機で実弾射撃30秒間とか、護衛艦クルーズ豪華自衛隊食付きも良いか。末等はシリアル番号入り薬莢レプリカで。いや、私は現金以外要らないですけど。物品を渡すならふるさと納税的なものが良いか。これだと7割が儲けになる。返礼品はいわゆる払い下げ品にすれば経費は最少だ。

◆ 自衛隊祈念競馬とか、自衛隊員がシミュレータ上で空中戦を演じる、競艇ならぬ競戦闘機とか、馬券は税率10%、胴元の儲け50%課税だ。このあたりは利権の塊なので何だかんだと反対は多いだろうが、税金をむしり取るだけではダメだ。パチンコに課税しても良いし、公務員改革をやれば2兆円位は出るし、日銀が通貨を発行すると通貨販売益が出て、余剰金は1兆円以上ある。


古い原発を使い続ける(12/12)
◆ 従来は40年を寿命としていた原発を60年以上にわたって使い続けようとしている。60年前の機械を考えてみて頂きたい。電子機器だろうが機械装置や自動車だろうが、信頼性や性能は今とは全く違う。

◆ 建造物の構造や耐震性能だって違うわけだし、細かなことを言えば建築材料の一つを取っても、あるいは電子部品や基板の材質だって今とは違う。定期的に刷新は行われるにしても、構造体などの主要部分を変えることは出来ない。

◆ 金属材料は中性子等を受けて劣化していくわけだし、コンクリートなどの構造体の劣化だってあるだろう。津波対策で沢山金を使ったからもっと動かしましょうみたいな流れもあるが、安全性から見たら動かさない方が良い。

◆ どうせ動かすのなら新しい原発を作れば良いと思うし、経産省もその方向を模索し始めた。反対派にしたって古びた原発にむち打つよりは、安全性の高い原発を作った方が良いと考えるのではないだろうか。

◆ 海の近くに作ると津波の問題があるし、海の近くには人が住んでいる。だったら山の中の人が住んでいない所に作ったらどうだろう。強固な岩盤の上にでも作り、雪深いところであれば冬場の冷却にも困らない。

◆ 黒部ダムが造れるのだから、山の中に原発が作れないことはないだろう。登山者は別として、周辺50km以内は居住禁止区域にする。こうすれば事故が起きても時間が稼げる。

◆ 事故が起きないというのなら東京電力社長の実家のある神奈川県川崎市に作っても良いけど。何ならトリチウム水を市民プールに供給するとか?東京電力寄贈と垂れ幕でも付けて。

◆ 山の中に原発を作ると金がかかるなどと言われるだろうが、平地に作って周辺に金をばらまくことを考えれば、中長期的には得になるのではないのか。山が噴火してしまうといけないので、建造場所はよく検討しなければいけない。

◆ 新たに作った原発が寿命を迎える頃には、もしかしたら次のエネルギ源が実用化されるかも知れない。いずれにしてもEV全盛となり、中央リニアは全線開通時は1GWもの電力を食う。500km/h走行時の消費電力は35MW程度と言うから、相当な電力だ。

◆ 今の実験車両はガスタービン発電機を車両に搭載しているらしい。実際の営業運転時には線路というか地上側から電力を供給するのだそうだ。当初は車両が使う電力を地上から供給するのが難しいとされ、発電機を搭載したそうだ。

◆ 冷却用の液体ヘリウムが漏れたら大変じゃないかとの質問に対してJR東海は、ヘリウムは軽いからすぐに上昇してしまい危険はないですよと言っている。急に冷却装置が壊れたら電磁石が爆発してしまいそうだけど。

◆ MRIではクエンチが起きるのにリニア鉄道では起きないのか?JR東海は、MRIの事は知らない、リニア鉄道でクエンチは起きないと言っている。何故起きないのかの質問に対しては、起こしたことはあるが起きたことがないからだと返答した。なお冷却系配管の破損による事故は起きていて、超伝導状態ではなくなっている。


山は乾くのか?(12/11)
◆ 未だに結論の出ないリニア問題である。川勝静岡県知事も反対のための反対みたいな所があったり、東海道新幹線に新駅を造れと言ってみたり、本質と離れたところの要求を迫っているように見える一面もある。

◆ 静岡県内の大井川の水量を巡る議論の他に、南アルプスの山の地下水脈が変わることにより、地表付近で乾燥状態がおきやすく高山植物が枯れてしまうという話も出てきた。JR東海は具体的な調査方法を初めて明らかにした上で、今後調査を進めるとした。

◆ 今後調査を進めるも何も山梨県側は既にトンネルが掘られている状態なのだから、今更高山植物に影響がありますと言ったところで後の祭りだ。JRとしては社風的に、鉄道を通すのだから自然や環境に影響が出るのは仕方が無いという姿勢だ。これはある意味もっともな話で、利便性の代償は必ず存在する。

◆ 一方で今は環境破壊を是とするような工事は認められない、環境を守りながら利便性を高めていくのが本来であるとの意見が多数を占める。これが環境影響評価などで、メガソーラ開発などでも行われる。

◆ この近くに建設が予定されているメガソーラの環境評価は、日本気象協会が行っている。日本気象協会はメガソーラ推進に関する事業部門も持っている。日本気象協会は、環境影響評価はあくまでも予測であり、現実がその通りになるかどうかは分からないとする。

◆ じゃあ何のために環境影響評価を行うのかというと、事業が環境に与える影響を調査するためだという。しかしその調査結果は現実とかけ離れる可能性があるんでしょと言えば、その通りですと答える。まさに書類を作るための調査であり、調査結果に責任は持たないと言っている。

◆ こうした態度は自治体からも無責任だ、ちゃんと調査を行えと言われるほど酷いものだ。では自治体から言われて日本気象協会の何かが変わるのかと言えばそうではない。日本気象協会の思うように調査を行い、思うような結果を出す。自治体から言われたことは、まず反映されない。

◆ 日本気象協会はメガソーラ事業者と共に説明会に来たことがあったが、自分たちには責任がない事、調査結果の一切は保証しないことなどを語った。調査結果は予測であり予測は外れることがある、外れるか外れないかは事業者次第だみたいな言い方だった。

◆ データそのものも使い回しが多く、例えば既に環境影響評価の行われた函南(かんなみ、ここから十数km離れた地域)のデータをそのまま使うとか、網代(あじろ、熱海の近く)の気象データを使うなどだ。網代と伊豆の山では気象条件が全く異なると言ったところで、網代のデータが適切ですの一言で終わりにしてしまう。

◆ JR東海による環境影響評価がどの程度の中立性や信頼性の元で行われているのかは不明だが、工事を推進するための環境影響評価になっている可能性は否定できない。そもそもリニアのトンネル工事にしても、メガソーラーにしても、環境に影響を与えないはずがない訳で、それを問題ないと結論づけるのが環境影響評価になってしまっている。


ゲームのイベント(12/10)
◆ Windows上で動作するAndroidエミュレータをいじっているときに、キャンディークラッシュが何やらイベントを行っていた。週区切りで最も多くのステージを進めた人にアイテムを進呈するというもの。

◆ 1位になると複数のアイテムが貰えるが、2位と3位は1つアイテムが貰えるだけというケチ臭いのものだった。そもそも1位の人は週間100ステージ以上進むというのだから凄くて、とてもではないが太刀打ちは出来ないだろうと思った。

◆ しかしその凄い人が毎週顔を出すわけではない。いや、その人も参加している風なのだが順位が落ちている。順位を上げるためには有料アイテムが必要なのだが、それだけ頑張る人なら金に糸目は付けていないかも。

◆ これは同じ人が連続でトップにならないように制御されていると考えられる。その凄い人の順位が落ちている隙を狙って私もチャレンジしてみた。有料アイテムがなければクリアは出来ないのだが、このイベントに合わせてなのか?動画広告を観て貰えるアイテム数が増加している。とは言っても1回ゲームをやる度に最大7本もの動画を観るのは苦痛である。

◆ ただしプレイするのはWindows上のエミュレータなので、エミュレータのウインドゥをバックグラウンドにしておけばそのうち動画は終わっている。Androidスマートフォンではタスクを切り替えると動画再生が止まってしまうが、Windows上なら大丈夫だ。

◆ BlueStacks5とNOXPLAYERを比較しながら両方でアイテムを集める。何故かBlueStacks5よりNOX PLAYERの方がアイテム付与動画が多く流れ、沢山アイテムが集まった。これらを使って一気にステージを進め、トップの座を得ることが出来た。

◆ しかし翌週にはアイテム付与の動画が少なくなり、アイテムが集まらない→有料アイテムを買わない限りクリアできない流れとなった。有料アイテムの無料付与動画の本数か何かで順位をコントロールするのか。

◆ ではアイテム数さえあればクリアできるのかと考えてみたが、ステージによってはそれも難しい。勿論無限の財力があればどんなステージでもクリアは出来るが非効率的だ。

◆ 私にしてもトップが取れればそれで満足というか、それ以上はないわけだから次にやることはなくなる。で、Androidエミュレータでキャンディークラッシュを起動することもなくなってしまって、要するに飽きたのである。キャンディークラッシュは結構長期にわたってプレイしていたわけだが、プレイし続けることによって何かがどうなると言う事はない。

◆ アイテムの付与のルールが不明なのだが、何故BlueStacks5とNOX PLAYERで異なるのか。エミュレートしているスマートフォンのモデルが関係しているのかと思って変更してみたりしてが変わらなかった。異なる点としてBlueStacks5はエミュレータ自信がNATを持っているようで、Windows側のネットワークからBlueStacks5のアプリへのネットワークアクセスは出来ない。NOX PLYERは設定を変更すれば、Windows側のネットワーク設定がそのまま使える。


交通量の減少(12/9)
◆ 通勤時間帯の電車と東京の道路はいつも混んでいる。という認識は誤っている。通勤電車の混雑は既にピークを過ぎて減少に転じている。通勤電車の混雑緩和に、複々線計画やダイヤの見直し、駅の構造変更などを鉄道各社は行ってきた。

◆ 近郊連絡線の輸送人員のピークは平成初期で、それ以降は減少に転じている。少子高齢化に伴い通勤・通学客の絶対数が減ったためだ。混雑のピークは昭和の時代になるのだが、それ以降は輸送能力の増大による混雑緩和が進み、そして旅客数自体の減少によって混雑が緩和傾向になった。

◆ 昭和の頃は地価も株価も上がると思われていたわけだし、日本の人口だって純増していくと信じられていた。その考えを元に輸送能力の拡大が行われたのだが、実際問題として旅客が減少すると投資の回収が難しくなってくる。

◆ 実は道路の混雑にもこれは言えるそうで、2005年頃をピークにその後は減少に転じている。国交相の予測では2050年の交通量は2020年頃のピーク時よりは減少するものの、2005年と同程度になるとしていた。

◆ しかし実際には2005年に対して2016年の交通量は15%前後減少した。このまま減少が続けば、2050年頃には東京から渋滞はなくなるかも知れない。通販の時代において物流量は増加の一途かと思ったが、実際にはトラック通行量も減っている。

◆ 乗用車の保有台数は2000年頃をピークに減少に転じている。おそらく都市部では減少度が大きく、地方部ではさほど大きくない筈だ。都市部では公共交通機関などがあるので自家用車の所有は必須ではないが、地方部はそうではない。

◆ 全国規模で見ると登録車数は減少していて、軽自動車がその減少分を補っているが、それでも減少には違いが無い。人口減少率以上に自動車保有台数が減るのは、若い人があまり車に乗らない、免許保有率自体が減っていることもある。

◆ 自動車数は減っていても交通量が集中すると渋滞が起きる。盆暮れ正月などには各高速道路で長い渋滞が発生する。ピーク時に合わせて道路を造れば収益率に影響すると言いながら、その収益率が見込めない地方にも高速道路を造ろうとする。

◆ 高速道路の車線数はカウントされないが、総延長距離は国交省の命だとばかりに、いつもガラガラな高速道路を造る。地方においては高速道路を通っても一般道を通っても、到着時間に大きな差が出にくい。しかし通行料金には大きな差があるので、皆一般道を通る。

◆ ここから焼津に行くときに、東名・新東名高速を通ると、一般道を通るよりも30分くらい早い1.5時間ほどで着くことが出来る。通行料金は普通車で2,470円(毎分約27円)だ。時間帯によっては30分以上の差が出ることもあるが、殆ど差が無くなることも多い。高速道路を通ると走行距離が長くなることと、国道1号線のバイパスは昼間でも90km/h位で流れているからだ。従って、この位の差だと高速道路のメリットがあまり感じられないのである。


何故中年は死を選ぶのか(12/8)
◆ 日本で自殺率(人口あたりの自殺者数)が激増したのはバブル崩壊の頃だった。それまで男性の自殺者数は2万人前後だったのが、バブル崩壊と共に3.5万人程度となった。

◆ 自殺者数はその後減少するのだが、自殺者数の多い状態は2010年辺りまで続いた。なお女性の自殺者数は微増に留まり、大きな変化はなかった。

◆ 日本人の自殺率は高く、イギリスの3倍、米国の2倍もある。特に男性の自殺者数が多く、仕事やそれによる収入面、将来を悲観してなどが要因になると言われる。

◆ バブル崩壊時に自殺者数が急増したのも、会社の倒産による生活不安、住宅ローンが払えなくなるなどの経済的理由が多かったと言われる。バブルの頃は建売住宅の価格が今の3倍くらいだったわけだが、景気が良かったので皆ローンを組んだ。

◆ しかしバブル崩壊でローンが払えなくなり、住宅を売却してもローンだけが残る状態となった。こうしたどうにもならない状況から抜け出す為に、死を選んだ人も少なくなかったわけだ。一般的に住宅ローンはローンを組んだ人間が死亡すると、その後の支払い義務がなくなる。

◆ 駅から少し離れた土地面積30坪くらいの建て売りが8千万円から9千万円の時代だったわけで、金利を含めたローン総額は2億円を軽く超えた。だがバブル崩壊後には、その住宅を売却しても3千万円くらいにしかならず、残金を払いながら賃貸住宅暮らしをする余裕もない。

◆ 橋本内閣は失敗だったと後に本人も言っていたが、バブルを壊し増税を行った事による日本経済の急速な悪化は、その後の立ち直りすら困難にしてしまった。

◆ ここ何年かはコロナによる経済破綻などを理由にした自殺者が増加傾向だという。自殺防止に関しては相談窓口などを設けるなどしているのだが、そもそも経済問題は自分の問題であって、他の悩みとは質が異なる。

◆ 例えば健康上の理由だとか、十分な睡眠が取れないとか、恋愛や家族の問題はカウンセリングで解決できる可能性がある。しかし中年のおじさん達の悩みの多くが経済と将来に関するものであるとするならば、それを相談したところで解決にはつながらない。

◆ 収入のない老人が生活保護を受けないで餓死する例がある。行く町村役場に行くと、親戚や子供に迷惑がかかるぞと脅され、国に迷惑をかけるのかと言われると、老人はそのまま帰っていくそうだ。

◆ 餓死は自殺ではないのだが、憲法で保障された権利すら剥奪された人が死んでいくのは、自ら生きる事をやめたのに等しくはないだろうか。

◆ ストレス社会と言われて、訳の分からない事は何でも酢取れるで片付けてしまうような風潮がある。病気にしても何にしても、ストレスが原因ですねと言えば済んでしまうような。じゃあどうしろというのかと言ったところで、ストレス発散の方法を考えましょうみたいな、本人にしてみれば生きるか死ぬかの崖っぷちなのにとなる。


Twitter利用者(12/7)
◆ 日本は米国に次いでTwitter利用者が多いのだそうだ。他国ではTwitterよりもFacebookを使う人が多いらしい。Twitter利用者が多いという意味で、日本は重要なマーケットと位置づけられるはずだ。

◆ 利用者が多いと言う事は広告収入は多い事になるわけだが、米国に比較すると日本の広告単価は安いと言われる。インターネット広告の単価が安いというかマイナーの域を抜け出せないのは、電通の及ぼす影響が過大だからだという人もいる。

◆ 米国でもFacebookに比較するとTwitterの広告は単価が安い傾向だとか。Twitterの広告は以前から批判されていたが、記事と見分けが付きにくいために嫌われる。これは騙し広告の手法であり、グノシーもこの手法で評判を落とした。

◆ 広告を受ける側としてはTwitterの日本担当者がヘボだとか、好き勝手にやり過ぎてクビにされたという話もあったし、トレンドのコントロールや政治的話題への介入なども指摘されていた。

◆ Twitter自体のあり方は広告単価にも影響する訳で、今後は身勝手な管理体制に厳しくなるかも知れない。Twitter有料化みたいな話もあったがその後どうなったのだろう。Twitterは巨大掲示板みたいなものだから、それが有料化されれば利用者が減り、例えばFacebookに移動するなど移動が起きるだろう。

◆ 企業などで積極的に利用している向きもあるが、利用者が減れば需要も減る。閲覧は無料で書き込みは有料とか、一律の有料化以外にも色々考えられるし、営利活動を行う企業のアカウントを有料にする方法もある。

◆ Twitterの今年年の第一四半期は黒字になっている(前年同期は赤字)ので、広告モデルを継続しても良いのかも知れない。一時期広告だらけになった事があったのだが、あれで収益を改善したのかな、買収に備えて。

◆ 今後はマスク氏の経営手腕をみていくと言う事になる訳だし、何やら細かな仕様変更(一時的な障害かも知れないけど)もあったようだ。人員整理のゴタゴタなどもあるが、希望退職者を募るのは良いとして、指名解雇は問題がある。しかし企業としては優秀な人材は残したい訳なので、出来れば指名解雇したい。

◆ いったん解雇した人間を呼び戻したのが指名解雇の逆だったのか、それとも単に人員が減りすぎて焦ったのか。ソフトが書ける人は皆集まれとMailを出したそうで、その中からセレクトすると言う事か。

◆ 少し前にデマの話を書いたが、今後はより健全な運用が必要とされる。この辺りは表現の自由などとも絡むものなので、一律規制というのは難しい。自動判定だと思われる、意味不明なアカウントロックの問題も残る。

◆ 監視は適切でなければならず、しかしマスク氏はそれに人員は割きたくないと考える。監視や管理に感情が挟まるのは良くないことではあるが、一方でGoogle自慢のAIみたいな中途半端なものも困る。Twitterでも一部は自動判断を行っているようだが、性能的にはGoogle並なのだ。


インペリアリズム(12/6)
◆ 杉田総務政務官の発言がニュースになっているが、その中でLGBTに関するものがある。彼らは子供を作らないから生産性がないというものだ。これは杉田氏が公に発言したから問題になっているが、財務省などは昔から言っている。

◆ 同性婚を認めるとそのカップルは子供を作らず、人口減と税収減を招き将来の日本にとって良くない事だと。国益を生まないのに異性婚同様の権利を与えるのは、税の無駄遣いだとした。これは大蔵省時代から言われている事だと思う。

◆ 色濃く残る大日本帝国的な思想の一つは、国民は国のために生きているみたいな考え方だ。本来国民のために国があるのだが、帝国主義では国が一番の存在になる。国とは一体何なのかとなるのだが、それは国の象徴である天皇陛下になるのかな。

◆ このあたりの考え方はよく分からなくて、たぶん宗派的にいろいろあるのだろう。政治団体と呼ばれる右翼団体は3千に近い数があり、それぞれが独自の考えで行動している。勿論基本的な考え方は同じだろうが、愛国○○とか○○平和とか似て非なる団体が多いのは、やはり宗派的な?派閥的な?ものがある?
◆ LGBT発言に関しては、いわゆる保守派の総意とも言えるような感じなので、議員によっては「良く言った」と賞賛するのかも知れない。ただ杉田氏がニュースになったのは、それ以外の問題も大きい。

◆ 次世代の党時代には、男女差別は存在していない、男女平等は絶対に実現し得ない反道徳の妄想だと言っている。このあたりも爺さん議員の言う事と共通している。

◆ 男女平等とは男女を同じ扱いにしろというのとは少し違うと思っている。ところが世の中にはリンゴとトマトをどちらも同じ味にしろみたいに考える人も居る。例えば母子手当は母子家庭には支給されたが父子家庭には支給されなかった(今は支給される)。これは平等とは言いがたい。

◆ 日本では非常に申請率が低い生理休暇は女性に固有のものなので男性に与える必要はないが、生理休暇を与える分だけ給与を下げるのは不平等に当たらないと考える企業が多いそうだ。女性には月に1日休む権利を与えるけれど、その分給料から引きますよと言うのが平等で、女性にだけ有給休暇を毎月1日与えるというのは平等ではなく公平だ。

◆ トラック便で体力や筋力の小さな人には重い荷物を運ばせないが、給料は他の人同様に支払うのは公平であり、労働力が不足する分だけ給料は安くするよと言うのが公平である。これは性別や体格ではなく、能力の問題だ。

◆ 精神科医の水島氏は、杉田氏は発達関係の問題があるように見受けられ、したがって正論をぶつけても無意味であるとした。先日も(Twitterの)「いいね」を押したのか押さなかったのかという質問に対して答えられないとした。質問者は自分の行動を答えられないのかとしたが、水田氏は公判中だとして答えなかった。

◆ これは伊藤詩織さんが杉田水脈衆院議員に損害賠償を求めた裁判で、杉田議員は55万円の賠償が命じられた裁判が未だ続いていると言う事だろうか。


ガソリンスタンド(12/5)
◆ 今は殆どのガソリンスタンドがセルフ給油なのだが、セルフのスタンドでも店員が多くいるところが増えた感じがする。もしかしたら伊豆周辺固有の現象かも知れないけど。

◆ 店員が何をするかというと、車検の案内だとかカードを作れだとか、タイヤを交換しろという営業だ。ガソリンを売っていただけでは商売にならないからだと思うのだが、逆に考えると人件費を掛けても営業をした方が売り上げが増える訳だ。

◆ 地方部では高齢者が多いので、タイヤなどを含む消耗品商売は利益につながるという。利益につながるというかつなげるというか、半ば押し売りに近いような販売方法を採るところもある。

◆ これからの季節は冬タイヤのシーズンでもあり、山の多い伊豆半島では多くの人がスタッドレスタイヤを使う。街中で雪が降ることは余りないが、山間部に入れば道路には雪が積もる。

◆ 減っていないタイヤの場合は使用年数が過ぎているから交換しましょうと言い、少しでも減っているタイヤは勿論交換対照だ。今なら安いですよとか今週は特価ですよと売りつける。

◆ ガソリンスタンドと言えば水抜き剤を売る、なんてのは昔の話である。今時水抜き剤など売ったってたいした儲けにはならない。生き残りをかけてと言えばそうなるわけだが、コンパクトカー全盛時代になってガソリンの売り上げも減少傾向、利益になるものを売っていかなければ存続の危機になる。

◆ 悪質なところだとガソリン代と一緒にタイヤ代も決済してしまい、○○日に予約しておきますねと押し売りしてしまう。こうした販売方法は時に警察沙汰にもなるそうなのだが、高齢者は泣き寝入りすることも少なくないそうだ。

◆ 警察側も悪質商売に気をつけましょうとパンフレットは作れても、業種を名指しするのは難しい。その業種全体のイメージが悪くなると、クレームが来るからだ。

◆ 人口減もあるし車両保有数減少もあるので、ガソリンの販売量が減るのは間違いない。10年後にはEVもある程度増えてくるだろうから、ガソリン需要はさらに減少する。EVにはエンジンがないのだから、エンジンオイルが売れなくなる。トランスミッションもないのでATF交換の需要もなくなる。モータ用冷却水は3,000km毎に交換しましょうなんてやり始めるかも知れないけど。いずれにしても今のままの商売というわけにはいかない。

◆ 整備業界がどうなるのかという話もある。いわゆる修理する権利が日本でも守られるかどうかで、現時点ではテスラをはじめとしたいくつかのメーカは、ユーザはおろか指定外の工場での点検を禁止又は阻止している。

◆ メーカの言い分は、設備のないところでいじると(高電圧部もあり)危ないからとなる。確かに何も分からずにいじくり回したら危ないとは思うが、一定の知識があれば(整備士はプロなのだから)問題は解決できる筈だ。まあメーカの囲い込みというか、こじつけなんだろうけど。


F99エラーのBDレコーダ(12/4)
◆ 2台のBDレコーダの、直せなかった方はF99エラーになっていた。F99エラーは、その他のエラーみたいな感じでロジック部の不良が疑われるというものだ。

◆ Panasonicはエラー数字の詳細を公表していない。F99は正常動作しないエラーだと書かれているが、他にどんな数字が出るのかは非公開だ。自己診断まで進めれば診断コードが表示されるが、それも一応非公開と言う事になっている。

◆ どこが壊れているのかは分からないが、HDDエラーが表示されるのでHDD関係のインタフェースが怪しい可能性がある。ただし完全に壊れているわけではなく、中途半端に壊れている状態だと考えられる。

◆ LANのHUBで言えば、通信が出来ない事はないが速度が遅いとか、普段は正常に動作しているけれど、時として通信できなくなることがあるとか、そんな壊れ方だ。

◆ 日本でも米国のような、修理する権利の主張という話になれば、こうした診断コードの内容は公表しなければいけなくなる。まあ町の電気屋さんが儲からなくなるから公開しないよと言われればそうかも知れないけど。Panasonicに送り返せば基板交換で5万円、でも電気屋さんに頼めば(運が良ければ)チップヒューズ交換で5千円で済むかも知れない。ちなみに最近のモデルはチップヒューズは付いていないようだが、0Ω抵抗がその代わりとして使われている。従来モデルのヒューズが切れる多くの原因はデバイスの発熱による過電流だそうだ。

◆ このBDレコーダにはCPU(SoC)の他に赤外線リモコンの受信デバイスと思われるものと、地デジ放送のデコーダICが乗っている。細かなところではこれ以外に電源のICだとかLCDドライバもある。

◆ 電源を入れるとPLEASEWAITの表示がスクロールするのだが、LCDドライバが自主的に表示しているのでは無いと思う。LCDドライバのシリアルラインを妨害すると文字がでなくなる。

◆ ではCPUがコマンドを送っているのか。実はここがよく分からなかった。CPUには水晶振動子が付いているのだが、これを短絡しても文字が出る。

◆ 直せる見込みがないので、CPUを基板から外してみたくなった。BGAなので上手く熱せれば外せないことは無いと思うが、鉛フリー半田だろうから温度はそれなりに上げなければいけない。

◆ 基板にダメージを与えずに外せるかどうか。QFNや小型のBGA外し機で小さなデバイスは外したことがある。外し機は細いノズルから熱風が吹き出すもので、そのノズルの位置をX-Yに動かしながらデバイスを加熱していく。

◆ 温度センサが付いているわけではないので、半田が溶けたかどうかは自分で判断しなければいけない。熱風の温度は調整できるが、温度設定ではなく単なるメモリのないダイヤルだった。

◆ そんな機械は使ったことがあるが、家にはないのでヒートガンであぶることになる。十分の加熱した上でSoCを剥がすとペロッと取れた。SoCがない状態でもPLEASE WAITEの文字はスクロールした。


生活保護ツアー(12/3)
◆ 関西では特にだが、中国人や韓国人はすぐに生活保護を貰えた。日本人ではそうは行かず、門前払いになる場合が多い。何故中国人はすぐに受給できるのかと問うと、日本人だろうが中国人だろうが生活困窮者には生活保護費を与えると大阪市は回答した。

◆ そもそも生活困窮者が何故日本に来られるのか、おかしいのではないかの質問に対しては、おかしいかどうかは入管の仕事であって、大阪市には関係が無い、どんな人だろうと生活困窮者が申請をして問題が無ければ支給するという。

◆ 高額な航空券代を払って日本に来た人に、すぐに生活保護費を支払うのは間違いではないかと問うと、生活保護は国の管轄だから私は知らない、国の言うとおりにしているだけだ、国の委託業務を遂行しているだけだと逃げた。

◆ 質問者は厚労省に直接聞きに行ったが、自治体の対応は間違っていると言っている、厚労省がそう言っているというが、大阪市の人間はそれに関しては答えなかった。

◆ これは(たぶん)2011年頃の問題で大阪市は中国国籍の方の生活保護集団申請問題として取り上げることになった。その後生活保護の支給停止措置が執られたと思う。

◆ 中国人は10世帯25名に加えて、未だ中国にいるという合計45名分の生活保護申請だったそうだ。市役所は書類を見て支給を決定したというから、素晴らしく素早い対応だったわけだ。

◆ その後も大阪と生活保護の話題はいくつか出ていたのだが、今は改善されたのだろうか。それとも中国人は特別というシステムは未だ健在なのか。生活保護費集団申請問題以降にも生活保護受給者の口座を調べたら数千万円の残高があったみたいなニュースもあった。

◆ これは生活保護に関してだが、健康保険を使った医療ツアーもある。日本人は保険証を貰うためには国民健康保険税を払い続けている必要がある。しかし外国人はそうではなく、高額医療費補助が申請できるそうだ。つまりお金のかかる病気にかかったら、日本に行けばタダ(格安)で治療が受けられると言う事だ。

◆ 2016年に医療を受ける目的で入国した人の数は1,307人で、中国人は1,149人だったとか。これは医療ツアーブローカなどの暗躍の結果らしい。日本は中韓人には甘いので、書類が規定通りならお金はすぐに出してくれるとか。

◆ 医療ツアーの仕組みは結構色々あって、ブローカは日本にも人間をおいていて適宜システムを組み替えるなどして手配をするという。今はシステムが公になったので多少は難しくなっているかも知れないが、法的に認められたことなので正しく申請すればお金は出して貰える。

◆ これは中国人に限らず米国人でもオランダ人でも可能なのだが、普通の国の普通の人は自国の医者に行くのではないだろうか。もしかしたら中国人以外の外国人の申請は、容易には認めて貰えないのかも知れない。生活保護や医療ツアー以外にも、日本の外国人(中韓人)優遇制度を利用しにやってくる少なくはない。


パフォーマンスダンパー(12/2)
◆ アルミ箔を貼ると操縦性が良くなるというトヨタ理論よりはマシかなみたいなシロモノである。メリットは格好いい、取り付けたことにより満足感が得られる事で、デメリットしては効果が感じられないことだとか。

◆ ヤマハによればオーディオの音が良くなるなど、走行性能に直接関係しない効果もあるのだそうだ。パフォーマンスダンパーの理屈としては、ボディーのヨレを吸収しようとするもの。ただ太いロッドなどでつないでしまうと、ボディーの変形を利用したサスペンション効果に影響を与えると言う事で、ダンパーが付いている。

◆ 日本車の全てがそうではないと思うが、トヨタはボディー剛性の低さをサスペンションの一部として考えるという理論を語っていた。WEB CGの記事でもワンボックスカー(日産)に取り付けている。ワンボックスカーはボディ剛性が低いので、効果を実感しやすいのかも知れない。

◆ しかしボディの一部をダンパーでつないだだけで、サスペンションを替えたかのような変化が起きるというのだから、ボディーのヨレによるサスペンション効果は大きいんだなと思う。

◆ ちなみにレース車両などでロールケージなどを入れると車体剛性が高まるわけだが、その場合はあくまでもリジッドであり変形を許さない。パフォーマンスダンパーの場合はボディの変形速度を変えることになる。

◆ 製品としてはワンボックス用だけではなく、乗用車用やバイク用もある。バイクのフレームなど剛性が高そうなのだが、それでも効くのだろうか。バイクに付けた人のページを見ると「確かに変わる」と書かれているものの、何がどう変わるのかに関しては触れられていなかった。

◆ 乗用車用だとメンバーの左右をつなぐみたいな装着方法になるようだ。コーナリング時などメンバーがどの程度湾曲するのか、金属棒とストッパーで測ってみたら面白いかも。殆ど変形しないのであればパフォーマンスダンパーの効果はないだろうし、数cmも曲がるのであれば分かるくらいの効果が出るはずだ。

◆ ヤマハの宣伝動画を観ると(分かりやすいように)ものすごい変形を表現しているが、上下方向の動きに対して左右方向にパーツを付けても効くのだろうか。

◆ 激しい走りをする人は各部を強化していると思うが、例えばストラットタワーバーを付けるとストラットのネジ穴にクラックが入ったり、溶接箇所がめくれてきたりする。少なくともトヨタ車の場合は、各部の強度や動きなどが綿密なシミュレーションで設計されていると思われ、一部分の強度を上げると他の部分の負担が増えて壊れる。従って"一点豪華主義"的なパーツの使用には注意が必要だ。

◆ パフォーマンスダンパーはヤマハが特許でも持っているのかな?偽物に対しては知的財産権の侵害であるとしている。ヤマハの製品は各車種に最適化するために、プロドライバーの走行テストを行い開発しているそうだ。


静岡県裾野市の事件(12/1)
◆ 以前にも触れた裾野市のスプリンクラー事件は未だ解決していない。市は当初設備に異常はないと言っていたが、事故調査委員会の調べで圧力漏れが指摘されている事が分かった。圧力が下がると自動的にポンプが起動して、配管内の圧力を保つ動作が起こるそうだ。市はスプリンクラーから水が出た事とは関係ないから故障ではないと言っている。

◆ 裾野市の市長は村田悠(35)氏で、動きが遅いというかやる気がないように見える。被害団体が会見を開くと自分も会見を開いてみたり、事が大きくなってから事故の調査を始めたりだ。市長は事故原因が分かるまでは補償しないと言っているのだが、事故の原因にかかわらず(市の施設なのだから)対応する義務がある。

◆ 熱海市の土砂災害、原因を作った業者は俺は知らないよと言っている。この場合は原因が前所有者や現所有者にある可能性が高いが、県や市によって救済策が採られた。避難場所の提供から土砂の撤去、そこには多くのボランティアも参加した。もし裾野市で同じような事故が起きたら、市長は補償は土地の所有者に掛け合えと放置するのだろうか。

◆ その裾野市で又新たな事件が起きた。報道では不適切保育とか虐待とされているが、拷問と言っても良いのではないだろうか。30代と40代の保育士合計3名が園児を暗い部屋に閉じ込めたり、ナイフで脅したり、逆さ吊りにする、それでも泣かない児童には更に暴行を加えるなどをした。ブスやデブと言葉による暴力も加えられていたという。

◆ 事件は6月頃には同僚保育士が知る事となり、園長に報告したそうだ。園長は調査を行ったと言うが、虐待の事実が確認できないとした。別の保育士は園長に言っても無駄だと悟ったのか、市に連絡をした。市は保育園から聞き取りを行い、事件が発覚する事となった。

◆ 園長は他の保育士に、虐待事件の事は口外するなと誓約書を書かせたそうだ。その事もあって事件の発覚は遅れた。しかし(きっかけは不明)事件が明るみに出る事になり、保護者に説明会が行われた。

◆ だが園長は被害児童数も把握していない、加害保育士が姿を見せないなど、説明会は紛糾する事になる。保育園の評判は悪くなかったそうだが、3人の保育士(非常勤や派遣を含む)による虐待事件が、何故発生から半年も隠蔽されていたのか。

◆ 事件が発覚し園長が会見を行うと、裾野市の市長も会見をした。スプリンクラー事件同様で、事が大きくなっちゃったから仕方ないか、みたいな雰囲気がにじみ出る。市長は許せない行為だから刑事告発するとか何とか言うも、何故今まで公表が遅れたかに関しては、事実関係が云々とスプリンクラー事件の時と同じ答弁に終始した。

◆ 東スポによれば「これにひろゆき氏は30日、ツイッターを更新。同園に対し「児童福祉法に基づいて、静岡県知事は該当保育士の免許を取り消すべき。退職して他の園で働けば逃げ切れるとか、ありえないでしょ、、、」と訴えた。」と書いたわけだが、30億円を踏み倒して逃げ回っていた氏に言われたくないと、当該保育士は思っているかも。