VC

過去の雑記置き場


明けましておめでとうございます(1/1)
再犯とY氏死亡のニュース(1/2)
異次元の少子化対策(1/3)
昭和のチンピラ的配信者(1/4)
配信者Y氏の情報(1/5)
MailとSMSとRCS(1)(1/6)
MailとSMSとRCS(2)(1/7)
MailとSMSとRCS(3)(1/8)
真実の証明は難しい(1/9)
各国の通信速度(1/10)
望遠レンズ(1/11)
火災保険の掛け金(1/12)
4k放送に未来はあるのか?(1/13)
外国人受け入れ(1/14)
シャープの言い分(1/15)
ドコモの言い分(1/16)
CX-8はなぜ消えたのか(1/17)
撮像素子の進化(1/18)
ソフトバンクのラーメンアプリ(1/19)
スミスチャート(1/20)
自動車盗難のセキュリティ意識(1/21)
伝送エラーは起きるもの(1/22)
どこに住むかという問題(1/23)
どこに住むかという問題(2)(1/24)
納期は短くなったのか?(1/25)
空走距離(1/26)
どちらがオリジナル?(1/27)
番組制作会社の苦悩(1/28)
SNSの使われ方(1/29)
K氏の腹水(1/30)
捜し物が見つからない(1/31)


VC
捜し物が見つからない(1/31)
◆ 捜し物が見つからない事は良くある。確かあったよなぁと思うのだが、どこにしまったのかが分からない。なんて事が何度かあった。ちょっとしたものなので買ってくれば済むのだが、確かいつか買ったよなぁと考える。もしかしたら買ったつもりになって買っていなかったのかも知れない。

◆ 何かのワードで検索して見ていたページに、後日たどり着けなくなる事がある。同じワードで検索しても時期によって表示順位が変化するのか?ブックマークしておけば良かったなと思う一瞬である。

◆ そんなページの一つにレンガを積んで家?を作るみたいなものがあった。廃レンガか何かが大量に捨てられている土地を手に入れ、その廃レンガが何かに使えないだろうかというような話が書かれていた。正規の建築物はレンガでは作れない(地震で崩れてしまう可能性があるから)と思うのだが、建築確認を取らない建造物なら作るのは自由というか何というか。

◆ 鉄筋を入れたり鉄骨を使ったりすると強度が上がると思うが、鉄筋が入っていてもブロック塀が倒れてしまうように、基礎部分との結合強度とかブロックやレンガ自体の強度とか、色々考えるべき事があるはずだ。それに比較すると材木って丈夫だなと思う。組木にはなっているとはいえログハウスなど結構丈夫に作る事が出来る。

◆ 廃レンガのページのレンガが何用なのかは分からないが、レンガで作られているというと焼き物や炭焼きの窯を連想する。耐熱レンガの耐熱性はかなり高いそうなので、家の壁に使ったら断熱材は要らなかったりして。もっとも構造材としての強度が低いと、壁として成立しなくなる。木材で骨組みを作ってその隙間にレンガを入れていけば良いかも知れないが、耐熱レンガって重いのかな。余り重いものだと耐震性の面で不利になる。

◆ 超大型3Dプリンタというか、コンクリートのノズルを自動制御するみたいな機械で家を作るものがある。家全体を作るものではなく、壁とか窓の部分などの部品を3Dプリンタで作り、それを現地で組み合わせて家にするものもある。構造体がなんなのかは分からないが、コンクリートだとすると鉄筋がないと強度が出ない。

◆ 調べてみると樹脂であったり、石膏系の材料だったり、コンクリートだったりと色々だ。石膏やコンクリートはガラス繊維などが混ぜられているようで、プリント材料として成立させながら強度を高める工夫がなされているとか。ただ日本の建築基準法をクリア出来る材料や工法は限られるそうだ。

◆ すぐに固まるコンクリートで繊維状のものが入っていて、それ自体を積み重ねていく事が出来る位の固さというか固まりやすさがあれば、3Dプリンタを使わなくても(土壁を作るように)手で練りながら壁を作っていける。型枠なしでコンクリートの壁を作るようなもので、その材質が扱いやすければ面白いかも。

◆ プラスチック系の材料を使うものもあるようだが、加熱して変形させて積層していくものだと、当然ながら熱に弱くなる。難燃材料とは言っても燃えないわけではないので、住宅用の材料としては難しいのかな。再生プラスチックに廃ガラスを混ぜたようなものもあるそうで、強度を増すと加工性が悪くなると言うのはプラスチック成形と同じかも。

◆ プラスチックなどで枠を作って、その内部にコンクリート系の材料などを自動充填していくような"プリンタ"ならば、加工性や強度を両立させられそうだ。3Dプリント方式だと部材の輸送が要らない事がコストダウンになると書かれている。でもサッシとかドアとかユニットバスとかは既製品を使うのだろうから、プリント材料だけで全てが完結するわけではない。


K氏の腹水(1/30)
◆ 酒をやめられないK氏だが、よほど体調が悪かったのか?10月か11月頃に禁酒したという話が書かれていた。体調が悪くなれば禁酒が出来るので普段でも出来そうな気がするのだが、それは素人?考えなのか。腹水がたまって苦しくて座っていられないみたいな配信もあったそうだ。氏によれば腹水は数キログラムたまっていると言うが、どうやってその量を知ったのかは不明だ。

◆ Xで交流のあった肝硬変の方が亡くなったそうで、少なからずショックはあったのだと思う。亡くなった方は入院していて、入院すると酒が飲めなくなるから血液検査の数値が良くなるとXには書かれていた。しかしそのPostの20日くらい後には帰らぬ人となったようで、ご家族の方からの書き込みがあった。その方は腹水に関しては触れられていなかったと思うが、足がむくむとは書かれていた。

◆ K氏の場合は酒そのものが好きと言う事もあるだろうが、酒を飲まないと配信がうまく出来ない事情がある。なので抗酒剤などに頼る事は難しいのかも知れない。抗酒剤はアルコール(ホルムアルデヒド)の分解を抑制するので、少し飲めば酔うはずだが、それでは駄目だったのかも。

◆ K氏が医者に行っても、医者は様子を見ましょうとしか言わないのだとか。様子はいつまで見るんだ、様子を見ながら死ねというのかと怒っていたらしい。アルコール性の肝硬変の場合は、酒をやめると症状がよくなる場合が多いので、自分の努力以外にはない。

◆ アルコール依存症は男性に多いように思われるが、女性の方が依存しやすいとの事。またアルコールの分解能力も女性の方が弱いので、肝臓などにかかる負荷も大きくなりがちだそうだ。私は酒は全く飲めないのだが、心臓の薬などを飲んでいる関係か肝臓の数値は余り良くはない。

◆ 毎日酒を飲んでいても肝臓の数値が良好な人もいるので、肝硬変になるかどうかは人それぞれだとも言える。別の配信者M氏は糖尿病で通院し、医者には酒をやめるようにと言われたそうだ。しかし氏は酒を飲んで配信する事が仕事だからと、酒を飲む事をやめない。糖尿病はかなり進行していて、hA1cが15.3%と入院レベルである。中性脂肪も1.3g/dl(mgではない)なので膵(すい)臓にも負担がかかっているはずだ。そんな状態ではあるが、肝臓の数値は特段悪くはない。

◆ M氏は医者に行くと飲酒をとがめられるからと、医者にはしばらく行かないみたいな話をしたとか。配信していれば投げ銭が入り、それで競馬を好きなだけやる人生も、又楽しいのかも知れない。糖尿病は悪化しない限りは自覚症状があまりないと思うのと、たぶん40歳くらいではないかと思うので未だ無理が利くお年頃なのだろう。

◆ 人生50年と言われていた時代には、こうして様々な病気になって一生を終えたのだと思う。しかし今は治療技術なども進み、適切な治療を受ければ長生きする事が出来る。私は定期的に血液検査をしているので、数値の変化があれば何らかの対策が取られる。しかし健康な方は医者に行く事もなく、検査とかなんだとかは面倒だと思う訳だ。でも実は何かの病気、病気とは言わないまでも将来病気になるかも知れない何かが潜んでいるかも知れない。なので、機会があれば血液検査くらいして貰うと良いと思う。

◆ 線虫か何かで癌を見つける話があったが、なかなかうまく行かないのだとか。DNSから将来かかりやすい病気を予測するものも、検査する企業によって結果がマチマチだとか。結局の所定期的な検査を受けるのが一番なのかも知れない。


SNSの使われ方(1/29)
◆ 中高生の間でTwitterが使われていたのは15年くらい前がピークだとの調査がある。その頃の中高生がそのまま大人になり、Xが使われているという感じだろうか。では今の中高生は何を使っているのかと言えば、男子はTilTokで女子はInstagramが多いそうだ。

◆ Xは年齢の上昇と共に使用率が上がるが、現時点に於いてはTikTokやInstagramには及ばない。特に若年層では使用率が低いので、そんな人たちが大人になってもXは使わないのではないだろうか。ちなみにTwitterがイーロン・マスク氏に買収され、企業価値が半分になってしまったとのレポートもある。

◆ イーロン・マスク氏がXをどういうシステムにしたいのかはよく分からないが、有料システムとするのならば広告モデルからの脱却になる。広告モデルを継続するのならばオープンなSNSとしなければいけないが、アカウントなしでは閲覧も不可能にしたことから、オープンなSNSではないと言える。

◆ 使い勝手の変化だとかシステムの変化が起きて安定しなければ、使う側は混乱する。考えながら使わなくてはいけないものより、必要な時に必要な機能を使うことが出来る方が便利であり、迷走状態にあるXは若者ウケが悪いと言える。

◆ SNSと言えるかどうかは分からないがLINEの利用率は全世代で高い。一時期はLINEいじめなどが起きたのだが、使う側がLINEに慣れてきたと言えば良いか、LINEに対しての一生懸命さが失われた結果として普通の通信手段になった感じだ。

◆ 既読が云々などはあまり関係なく、メールの代わり的な使い方だ。既読云々というのは中年に多いのか?当時の中高生がそのままオッサンになったような人は、彼女に送ったLINEが既読になって5分して返事が来なかったらブチ切れると、相当気持ち悪いことを言っている。返事が来るまでスタンプを送り続けるとか、そんな事もするんだろうな。

◆ まあそんな気持ちの悪いおっさんはほんの一握りだと思うし、私などは純粋な連絡用で重要な部分はメールにしたりするので既読が云々とか無視したからどうのとかとは全く無縁である。LINEはほぼ遅延なく(Doze中のAndroidでも数分以内に)着信するので、連絡用として使える。まあRCSでも同じなんだけど。

◆ LINEの使用率は女子の方が多いし、SNS全体としても女子の方がアクティブに使っている。これは大人でも同様でスマートフォンのプライベート使用時間は40代までは女性の方が多いのだそうだ。年齢が上昇して60代になると、使用時間は男性の方が多くなる。男性の方が仕事などでスマートフォンやPCに触れる時間が長く、中高年では男性の方がディジタルデバイスに慣れている事も関係しているだろう。

◆ RCSは日本ではプラスメッセージとして各事業者がアプリを作っているが、事業者ごとにアプリが別だとかMVNOに解放されていなかったとかで、マイナーになっている。RCSとしてはGoogleのメッセージアプリを使えば使えるが、iPhoneでは未だ使えない。逆にiPhoneならばiMessageとなりAndroidでは使えない。

◆ LINEはそうした垣根がないので多く使われているが、韓国問題やら規約問題やらがあった訳で、信頼して使えるようなものでもない。ソフトバンクとの統合によってサービスの変化もあってLINE PayはPayPayに統合された。で、LINE Payカードが不要になり、私は解約した。以前はLINE Payで税金などを払っていたので、LINE Payカードが必要だったのだ。


番組制作会社の苦悩(1/28)
◆ TV番組は番組制作会社が作る。番組制作会社に丸投げで作る場合もあるし局側が主体となって作る場合もあるそうだ。TV離れと言われて久しいが、総視聴者数の減少は広告料の減少となり、制作費もあまりかけられなくなる。

◆ 中小の制作会社は元々安価に仕事を受けていたそうだが、そうした所はさらなる値下げを求められる。これに耐えきれなくなった所は廃業したり倒産したりする。自然淘汰と言ってしまえばそうだが、TV局にとっても制作会社にとっても厳しい時代になった。

◆ ウチでもTVは観るが、殆どはIP放送かサイマル放送を観ている。TV受像機での視聴時間は1日あたり長くても30分、IP放送などで見るニュースにしても30分が良い所だ。もはやチューナ付きのTVは不要で、いわゆる放送されている番組を観ることは今後更に減ると思う。

◆ なぜTVを観ないかと言われても特別理由があるわけではなくて、観る習慣自体が無くなったからとしか言い様がない。CMが多くて効率が悪い事もある。例えばIP放送のニュースであればCMなしで主要なニュースを見ることが出来る。なので特定の時間内により多くの情報に接することが出来る。

◆ ローカル放送が面白くない事情もある。飲食店とのタイアップ番組だとか、BSみたいな通販番組とか、時間つぶしとしか思えないような番組が放送されている。なんとなくTVをつけているという人はそれでいいのかも知れないが、そうでないと観る意味が無い。

◆ 新聞は物理媒体を配達するので伝達が遅い。これと同じ事が、時間のスケールこそ違うがTVにも言える。TVでニュースを放送する頃には、多くの人はその出来事なり事件なりを知っている。重大ニュースであれば速報がMailなどで来るし、IPニュースにテロップが流れたり、Xで話題になったりする。

◆ そもそもTVのニュースだって視聴者提供と称する動画で済ませたりするわけで、そんなものとっくに観ているよとなる。なおTV局が制作した動画の使用料は毎分5万円とかの価格が付けられているが、自分が撮った動画がニュースになっても金は貰えない。こういう所もTVが嫌われる理由で、自分たちはそれをネタに稼いでいるだろうと言われる。

◆ TVの視聴者数がゼロになる日が来るとは思えないが、ラジオと同じような運命をたどるのではないだろうか。AMラジオは2028年頃までにFM帯への移行が行われるのだが、ではFM周波数帯での放送が廃止されないのかと言えばそうではないだろう。ようするに放送と聴取者は需給のバランスな訳だから、受信者数が減れば放送を継続出来なくなる。

◆ IP放送にしても同じ事が言えて、映画配信などを行っている有料放送加入者は多いが、TV放送の録画を見せる放送局系の有料チャネルへの加入者は少ないそうだ。TV放送は無料で見られるから見ているのであって、月額料金を取られるのなら観ないよ、みたいなものだ。CSやBSの有料チャネルのように趣味や興味に特化したチャネルであれば存続出来るのかも知れないが、いずれにしても現在同様な放送は消えゆく運命かも知れない。

◆ 調査会社によれば番組制作会社の減少は数年は続くだろうとみられている。自然淘汰された後は限られた企業が番組制作を請け負うようなスタイルになるだろうが、それまでは市場の縮小が続くとみられている。制作会社の話ではないが、パチンコ屋の倒産もある。これも世代の違いというか、不況の中で育った人はパチンコに接することも無く、パチンコ中毒になることも無いまま生きてきたわけで、パチンコはもはや遊びの殿堂では無くなっている。


どちらがオリジナル?(1/27)
◆ 日本人はなぜ格好悪いワンボックスカーなどに乗るのか理解が出来ないと言っていた中国人だが、今やワンボックスブームになったというのだから面白い。そもそもワンボックスカーは中国メーカがオリジナルで、トヨタはそれを真似したものだ、中国製ワンボックスにはEVもFCEVもあるが、日本車にはないなどと言われる。欧州のジャーナリストが商用ワンボックスを乗用車として使う中国の文化、みたいな記事を書いたのが始まりだとか。

◆ 一部日本のマーケットでも、トランプチM8はアルファードより押しが強くグリルの格好良さは一級だとの意見もある。更に大型化も中華車両の特長で、全長5mを超えるなどアメ車のミニバンに近いディメンションのものもあるのだとか。中国市場向けとして先行発売したトヨタのLMも、こうした事情もあって全長は5mを超える。

◆ 中華ワンボックスには様々な車種があるが、グリルが違うだけで、他は似たように見える。まあ日本のワンボックスも同じだと言えば同じようなもので、四角い箱のフロントとリア以外をいったいどう変えろというのか、みたいな感じだ。でも写真を見ると中華ワンボックスは日本車以上にみんな似ている。もしかしてOEMなの?
◆ EVだとBYD製があるが、そびえ立つグリルが無いだけでかなりおとなしく見え、上品すぎて売れないと言われるのはホンダ同様か。日本と同じで中国でもいかに悪人顔にしていくかで人気が決まるそうだ。一方でワンボックスブームは一時的なものだと書く中華雑誌もあるとかで、ワンボックスブームが継続するのか?或いは別の方向に行くのかは不透明らしい。

◆ ただEVとして考えるとバッテリー搭載スペースの稼げるワンボックスは作りやすく、平面で構成されるボディはコストダウンにもつながる。中華製でもガソリンエンジン搭載車はあるが、他のメーカから買ってきたエンジンが多いとか。2リッターターボ付きなどとカタログに書かれているモデルもあるのだが、エンジンがどこ製なのかは記載が無かった。中国製ワンボックスだとマガジンバッテリーと呼ばれる交換可能な?ユニットを搭載したものもある。バッテリー容量はマガジンあたり25kWhだそうだ。

◆ 中国製EVの事実上の締め出しを行う国もあり、EVの船積みを嫌がる船会社あり、今後のEVはどうなっていくのだろうか。少なくとも中国ではエネルギ問題と公害問題があり、EV推進の方向に間違いは無い。

◆ EV化によって中国の自動車産業は支えられている感じだが、中国車の多くは中国国内で販売される。日本の高度成長時代には安さを活かして対米輸出に力を入れたが、中国はどうなるのだろう。成長が徐々に穏やかになっていく中国経済を支えるには、対米輸出が必要になる。しかし政治的な問題や信頼性や安全性で、少なくとも現状では輸出量は多くない。

◆ 中国ではEVシフトを進めているので、日本車が事実上排除されるのではないかと書いているものもある。というよりも日本車排除のためのEV推進かも知れない。上海工程技術大学の湯進氏は「日本車のセールス低下にはいくつかの要因がある。その中でも特に注目すべきは、日本のブランド力低下と中国の電動車の競争力の向上だ。日本のガソリン車と中国の電動車との競争が激化し、中国の電動車がより魅力的な選択肢となりつつある。」と語っているのだが…
◆ 中国ではEVなどを「新エネ車」としているそうで、今後の基盤をなす技術として中国自動車工業協会は大きな期待をしているとか。今のところ中国車が世界を動かしている風ではないが、この先20年くらい経つと自動車産業のバランスも変わってくるのかな。


空走距離(1/26)
◆ 車やバイクで走っていると、急な飛び出しなどに遭遇する場合がある。飛び出しなどを認識してからブレーキを踏むまでの空走距離と時間はどの程度なのだろうか。

◆ 以前何かで測って貰ったことがあって、免許の更新の時だったか二輪の免許取得時だったか、空走時間は0.5秒程度だったかな。一般的に早い人では0.4秒前後、遅い人だと1.5秒以上かかる場合があるそうだ。Xに投稿された動画で、投稿者は自らおっさんと書いている方は、子供の飛び出しからブレーキ開始まで1.5秒ほどかかっている。

◆ 奇跡的に事故にならずに済んだと書かれていたが、まさに奇跡だ。子供が車の真正面に来た時にブレーキを踏んでいる。子供が脇道から走ってくるのが見えたのが2秒前、道路に飛び出してきたのが1.5秒前だ。60km/h出ていたとしても、急ブレーキを踏めば20m以内で停止出来るので、時間にすれば1秒ちょっとくらいだ。コースコリジョンではないが、ほぼ直角方向から走ってくる子供(視界は悪くない)に気づかなかったのか?単に反応が遅いだけだったのか。

◆ こうしたケースで自動ブレーキがどこまで有効かは分からないし、道路に飛び出してくるなと思うのは人間であって、機械としては道路上に障害物が存在してからブレーキをかけることになる。

◆ 見えない路地からの飛び出しでは事故が避けられないこともある。一時停止の無視や、特に自転車などは標識を守らない。住宅街だと車も速度を出していないので、衝突時の速度を落とせる可能性が高いが、幹線道路となるとそうは行かない。

◆ 注意していても起きてしまうのが事故ではあるが、気をつけて運転したいものだ。老人などの運転を見ていると、速度を出しているわけではないのに反応しない。制限速度50km/hの道路を30km/hで走っていても信号を無視する。こうなると反応速度が遅いというレベルを超えている。

◆ PCの速度による所はあると思うが、ここでは視覚入力からマウスのクリックまでの時間が計れる。私は何度かやってみたが180ms〜210ms位となり、ほぼ平均値かな。全体の1割の人は100ms位で反応出来るようだが、画面を注視していれば良いので動体視力とは異なる。

◆ 車の場合は周囲を見て判断するので、前方の一点だけを見て運転するような人だと周囲の状況に気づきにくい。私が気にするのはトラックなどの下とか陰だ。トラックの下をのぞいて向こう側を見ることは(運転中の車からは)無理だが、そこに影があるかどうかは分かる場合がある。影があれば何かがあることになるので、通過時に注意をする。

◆ 車高の低い車だと影はよく見えるが、ジムニーは車高が高いので、こうした場面での視認性は余り良くない。住宅街の交差点などでも朝晩であれば影で分かることがある。このあたりの山道にはカーブミラーが接地されていることが多いが、カーブミラーが曇ってしまっていて余り役に立たない。夜ならヘッドライトで分かるが、昼間は殆ど見えない。

◆ 道路管理者はミラーを設置して終わりではなく、適切なメンテナンスが必要だ。特に山の中では蜘蛛の巣がくっついたり鳥などが乗ってプラスチック部分が割れたりしているものが多い。何かと言えば予算がないからとか何とか言うのだが、誰も来ないような箱物を作るのには惜しげもなくカネを突っ込むのだから嫌になる。


納期は短くなったのか?(1/25)
◆ 半導体不足などと言われて一時期新車の納期が遅延した。それも一段落すると中古車価格の下落も起きたのだが、未だに納期のかかる車もあるそうだ。ホンダの一部モデルは当初1年程度の納期だと言われ、1年後を楽しみに注文した人が再度納期を問い合わせると3年に延びたという記事があった。

◆ 納車までにローンが終わってしまう上に、モデルチェンジが予定されているそうで、納車時には旧モデルとなる。ディーラによってはキャンセルを受け付けるとも書かれていたが、ローンとか金利とかはどうなるのだろう。契約条件によってはキャンセル料がかかったり、キャンセルが出来なかったりする場合がある。

◆ 契約条件など普段余り気にしないと思うのだが、住宅購入時のように納期規定などがないと安心出来なくなりそうだ。キャンセルが一方的に買う側の責任とされるのか?規定の納期が守られない場合には販売車都合でのキャンセルやそれに伴う保証があるのかどうかなども気になる。

◆ ディーラの場合は倒産の可能性は低いのだが、町の自動車屋だと販売店が倒産してなくなってしまったという話もある。一部の輸入車などでは通常時でも納期が1年程度かかるので、支払い条件などもそれを考慮したものになっている。しかし日本車の場合は従来は納期が短かったので、発注時にローンを通す(支払い開始になる)事が多い。

◆ ホンダは比較的納期が長い傾向で、通常注文時に言われるのが最長1年くらいと言う言葉だそうだ。メーカ在庫があれば比較的早いが、そうでないと「1年は見てください」が普通だと書かれている記事があった。辛辣な記事だと納期は長いが部品供給は短く、古い車は価値がなくなると。まあホンダは、車は10年乗れれば良い、永く乗られると新車が売れなくなるみたいなことも言っていたし。

◆ 法人関連税の減税や円安誘導によってトヨタなどは空前の利益となった。政治活動が功を奏したというか、統一教会問題もそうだが、票のためなら何でもやるよと言う姿勢の自民党なのだから仕方ない。しかしその一方で末端の自動車販売店の景気は良くなく、倒産する所が増えた。旧型車や輸入車などの修理を扱う工場でも、部品の納期がかかっていることを理由に修理が完了せず、やがては預かった車を部品として売却してしまったみたいな話もあった。

◆ 早く確実に手を入れたいなら新古車という事で、新古車価格が新車価格を大きく上回ったりしていた。中古車を買うことが(経済的な)安心を買うみたいな事になったのが何とも。不景気の中ではディーラの信頼性も揺らぐという訳だが、まあディーラにしてもメーカが経営しているわけではないので、看板は立派でも中身はボロボロみたいな所はある。

◆ 静岡県はヤマハやスズキがあるので、特に軽自動車はスズキ製がダイハツより多く見かけるかもと言うくらいだ。スズキの看板を出した販売店も多くあるが、スズキやその系列の企業ではない。県内に何店舗かの拠点のある企業もあれば、町の自動車屋的な小さなショールームだけという所もある。

◆ 昔から付き合いのある販売店だからと、近所の人は安心して車を買うに違いないが、その店というか会社の経営状態までは分からない。スズキだとジムニーは納期が長いわけで、注文時に決済をするのか納車時に決済なのかなど、短納期の車では余り気にしないような事にも注意しなければいけなくなる。


どこに住むかという問題(2)(1/24)
◆ 現在は埼玉県川口市周辺に集結しているクルド人達なのだが、諸外国の事情を見ると自治区を作りたいのではないかと思われている。自治区というと町内会の拡大版みたいなイメージなのだが、そうではなく治外法権の主張であるとも考えられている。

◆ 横浜市戸塚区の東戸塚駅周辺には朝鮮人町が出来ていたと聞いたことがある。歴史は関東大震災まで遡るそうなのだが、実は詳しくは知らない。実家が東戸塚にあるので駅周辺の雰囲気は分かっているが、再開発前にはえらくごみごみした場所だった。

◆ 朝鮮人達は土地を不法占拠していたと言われ、行政が追い出そうとしてもどうにもならない。事故や火災をきっかけに追い出しを図ろうにも、連帯力が強固で日本人が入り込む隙を与えなかったそうだ。それがなぜ再開発に至ったのかはよく知らないのだが、実際の所駅の反対側は未だ狭く、ごみごみ感が残っている。

◆ 検索しても殆ど情報が出てこないので、何かしらのバイアスが加えられているのかも知れない。ただ治安が悪いとか、朝鮮語学校(或いは個人レッスン)が多いとか、朝鮮料理店の求人が多いなどは調べることが出来た。

◆ 共存共栄の精神があれば良いのだが、現状のクルド人文化を見るとそれもなかなか難しそうだ。海外に於ける日本人の集落や中国人町を見ても分かるように、その国にあってもその国の文化を受け入れずに母国の文化を継承し続けようとする傾向が見られる。

◆ 現在は埼玉県川口市と蕨市に居住者が多いそうだが、居住人口の拡大と共にさいたま市や越谷市にも分散する傾向が見られるそうだ。やはり同胞同士が集団となって安心感を得たいと思われ、家族同士や友人同士で住居を移動するケースが多いと言われる。

◆ これは外国に於ける日本人でも同じようなものだと思うが、連帯力が強固なので居住の阻止が難しい。アパートや借家などは日本人名で借り、実際にはクルド人が住むという。契約違反で追い出そうにも出て行かない。裁判をして追い出すまでには相当な時間と費用がかかり、貸主としてもどうしようもない。

◆ やがて土地や古家を買って生活するようになり、売れ残りの分譲住宅や古家などが買われていく。これは限界ニュータウンでも言えることで、利便性が失われて高齢化が進み、地価が下落に転じた所に外国人が住み始め、治安の維持に問題が出てくると言われる。

◆ クルド人問題だけではなく、今後外国人の"輸入"に力を入れる方針だそうだから、東京周辺部の地価の安い所には外国人町が出来るのかも知れない。今はどうなのかは知らないが、横浜の中華街なども異文化の極致だったという。横浜市では事業ゴミの収集有料化を行ったが、中華街の各店舗が出すゴミは個人のゴミだとして有料化に応じなかった。

◆ ガスや水道を止めても勝手に穴を掘って配管してしまうとか、建築確認も取らずに家屋を作ってしまうとか、店の責任者が誰なのか?所有者が誰なのかも分からない所があって税金を取れないとか、しかし観光地化してきた為に行政は住民の逆らえないとか、色々言われていた。

◆ 現状では埼玉県や千葉県の外国人比率が高いと言われる。日本人から見れば外国人とひとくくりにしてしまいがちだが、異国人同士の争いごとなども起きると言われる。何か事件が起きるとお互いに罪をなすりつけるみたいな感じで、行政も手を焼いているとか。


どこに住むかという問題(1/23)
◆ 一時期のアパート経営ブームにより、多くのアパートが乱立するも、その後借り手不在となって家賃が下落した。その後は都市部の駅に近い狭小マンションが人気となり、6畳一間よりも更に狭い部屋を安く借りようとする若者が増えることになる。

◆ こうなると郊外のアパート需要が減少するものの、リモートワーク拡大によって安価な家賃で広い部屋を求める向きが引っ越しを開始する。世の中何がどうなるのか分からないもので、郊外のアパートに借り手が戻ってくるとは思わなかった人も多いだろう。

◆ 集合住宅は賃貸率が7割を超えるそうで、自己所有は比率としては少ない。これは区分所有のマンションに比較してアパートの個数が多いことから来る数字のマジックだ。戸建てとなると自己所有が圧倒的で、アパートとは逆に戸建て物件の賃貸が少ないことによる数字である。

◆ カネのある高齢者がこの世を去った後は、貧乏な高齢者が増える。今後30年くらいは貧乏な老人が増え続けると思われるが、老人の絶対数としては減少傾向になるかも知れない。貧乏な老人が増えるのは平成不況で貯金を使い果たしてしまったからだ。

◆ 景気の良い頃に住宅を買い、そのローンが払えなくなった人もこの世代だ。ローンは何とか完済しても、殆ど貯金は使い果たし蓄えはない。賃貸派はそうした危機には陥っていなかったと思われるが、では貯金などの余力があったかと言えばそうではないかも知れない。自己所有物件を持った人よりリスクが少ないとは言っても、長引く不況の中にあっては家賃だって厳しい出費だったわけだ。

◆ そうした高齢者が年金世代となるわけだが、年金だけで暮らすのはかなり大変だ。厚生年金加入者であれば物価の安い所で暮らしていけると思うが、国民年金だけで暮らすのは大変である。国民年金額は生活保護額よりも低いので、申告すればその差額を貰うことが出来る。ただし生活保護なので資産があってはいけない。

◆ 高齢者のもう一つの悩みは住居だろう。多くの賃貸物件は高齢者の入居を好ましくは思わない。しかし自己所有物件がある状態だと生活保護は貰えない。自己所有物件を担保に金を借り、自分が死んだ後はその物件を返済分に充てるようなローンを組む方法もあるが、自分の寿命が分からないのだから生活設計が難しい。

◆ 人口減少が明確になった現在に於いて、地方にはただ同然の土地や建物がある。そうした所に住んで節約生活をするとか、野菜などを自分で作って生活する方法もあるとは思う。いずれにしても本当の高齢になってからだと何も出来ないので、定年退職する前にある程度の生活設計は終えておかなければいけない。

◆ 埼玉などの例を見ると、外国人町が出来るほど外国人の流入の多い場所は住みにくいと思う。文化自体が違ってきてしまっているわけだし、セキュリティ面でも問題がある。川口などは外国人が7%増えたことで、犯罪率が2割も増えたというのだからただ事ではない。クルド人は権利を主張し始めていて、警察が介入しても問題が解決出来なくなりつつあると言われる。

◆ 彼らの主張を見ると、我々が悪いのではなく日本人が悪いのだと言っている。地域としては川口市になるが、隣接する蕨市やさいたま市にも居住区は増えているようで、日本語の通じない店舗などもあるのだとか。こうしたエリアで日本人の減少が見られるのは、異文化を避けて日本人の沢山住む町に移り住む人たちがいるからだ。


伝送エラーは起きるもの(1/22)
◆ 有線通信でも無線通信でも、通信に於けるエラーが起きない保証はない。そこでチェックビットなどを入れてエラーを検出する。調歩同期式シリアル通信に使用されるパリティビットなどがそれで、偶数パリティや奇数パリティをデータの後に付加する。

◆ パリティビットは総データ列が偶数か奇数かを数えているだけなので、複数のビットがエラーを起こすと(エラーが起きているにもかかわらず)パリティが合ってしまうことがある。そこでパリティという1ビットだけではなくバイトとかワード単位でチェックビットを入れたのがCRCなどだ。

◆ それでも複数の誤りで検出出来ない場合があり、チェックビットが長くなっていく。だったらチェックビットを使ってエラー検出ではなく、エラー訂正まで出来ないかと考える。1960年頃に考案されたハーゲルバーガーはたたみ込み符号で、複数ビットの誤りの検出と訂正が出来る。ただし訂正しすぎてデータを壊してしまうことも起きる。

◆ ハーゲルバーガーにしてもビタビにしてもターボにしても、チェックビットがあるのでデータが冗長になる。これによって実効伝送速度が遅くなる。通信に於いてはどのくらいの信頼性(エラーレート)を確保するのか?を考えて誤り訂正符号形式を決める必要がある。

◆ 誤りが起きた場合はデータを再送して貰わなければいけないのだが、その再送要求が誤ったらどうするのかとか、どこまでのデータを有効としてどこからを廃棄するのかとか、色々考える部分がある。携帯電話系無線通信でIP信号を通そうとする時には、無線区間に於ける誤り検出と訂正が行われTCP/IPによる誤り検出と再送が行われ、余計に速度が遅くなることがあった。

◆ 伝送の信頼性を上げる手法として再送がある。複数回同じデータを送り、受信出来たデータ列を使うやり方だ。一般的に無線通信路は一つだけが使われるので、1回目の伝送と2回目の伝送には時間差が出来る。従って広義的には時間ダイバシティ伝送と言う事が出来る。

◆ PHSやPDCなどマルチスロットによるTDMA通信では、この複数回の送信を異なるスロットで行う事が出来る。これも時間差があるので時間ダイバシティなのだが、単純な1スロットを使った時間ダイバシティと区別するためにスロットダイバシティと呼ぶ場合がある。

◆ いずれにしてもデータが正しいか否かの検出が出来なければデータ伝送は出来ない。複数回送信するから多数決を取れば良いというものではない。それはバースト誤りなどで、データが同じように間違う可能性がゼロではないからだ。

◆ 機器内での配線に於けるエラーは、通常は余り考慮しない。高速伝送路などだと話は違ってくるが、例えばCPUとメモリ間の配線でエラーが起きるかみたいなことは考慮しない。昔のRS-232Cなどでもパリティレスで使うことも多く、特に日本語を通そうとすると8ビット全てをデータに使ってしまうのと、そもそも通信速度が遅いので信頼性はある程度あったという事だろう。

◆ シリアルインタフェースのADCやDAC、EEP-ROMなども、デバイス側の気が利いていればパリティくらいは付けられたかも知れない。基板内だとか別の基板間で配線長が1mあったとしても、設計が適切ならエラーは起きない。エラーが起きないような回路にするのが設計と言えるわけで、エラー率が10のマイナス6乗しかないなんて回路は使えない。


自動車盗難のセキュリティ意識(1/21)
◆ 外国人窃盗団による自動車盗難が増えている。狙われるのは主にトヨタ車で、犯行に要する時間は5分〜20分程度だそうだ。防犯カメラ動画を見ても、たいした時間もかからずにエンジンをスタートさせて乗って行ってしまう。

◆ 最近多いのはCANインベーダと呼ばれる、CANに割り込ませて信号送受を行うというもの。ここでなぜトヨタ車が狙われるのかだが、トヨタ車はエンジン始動系やドアロック解除などのセキュリティ系の信号も、ヘッドライトコントロールなどの信号系も同じ物理線に通しているからだ。

◆ よくヘッドライト付近を壊して云々という報道がされるが、ヘッドライトを壊してアクセス出来る線に機器を接続すれば、エンジン始動まで出来てしまう。このあたりはネッツであろうがレクサスであろうが共通なので、泥棒からすれば簡単なことになる。

◆ イモビライザが登場した頃、トヨタ車にもそれが付けられた。しかしトランクを開けてちょちょっといじると、簡単に無効化出来た。工具があれば30秒、乱暴にやるなら工具なしでも出来たのである。

◆ 日本では車両盗難が少なかったこともあり、そもそもセキュリティ意識が低い。セキュリティに金をかけても売れるわけではないとすれば、自動車メーカは防犯対策を軽視する。欧米の車の場合は犯罪事情自体が異なるので、防犯対策は普通に行われている。

◆ BMWはCANに通常以外の機器が接続される事を検出する車があるのだとか。ロジック的には搭載機器のIDなり何なりを暗号化して、定期的に通信すれば済む話だ。ただしテスターなどを割り込ませた時にどうするのかとか、機器を交換した時にどうするのかという問題がある。

◆ 機器の交換などがサポートされる以上、別の機器の侵入を許すドアがあることになる。そうした部分でのセキュリティは、ソフトウエアのセキュリティでもある。逆に主要なCANへの侵入を物理的に阻止してしまうのがBENZの方法だ。CANに機器を接続出来なければ車は始動させることが出来ないので、その電線自体を強固に守る。

◆ これはセンサ系やアクチュエータ系のCANとエンジンやドアロックなどの系統を分けて、それぞれが物理的に接続されていない状態にし、更に主要CANの配線には簡単にアクセス出来ないようにしてしまう。勿論その物理的構造を壊せばCANインベーダを接続することが出来るが、それには時間がかかる。

◆ 報道では「海外でも人気のあるトヨタ車だけが狙われる」などとされるが、犯人としては盗みやすい車を盗んでいるだけだよと言うかも知れない。盗難対策としては物理的なロックが推奨されている。ハイテクは簡単に突破されてしまうので、物理ロックを付けましょうと言う事だ。

◆ カー用品店で人気なのはステアリングロックとか、ステアリングとブレーキペダルをロックする棒状のものなどだそうだ。シートベルトをステアリングに固定するアタッチメントみたいなものもあるが、シートベルトってはさみで切れるからなぁ。ワイヤーなどでロックするものにしても、ワイヤーカッタですぐに切れてしまう。

◆ このあたりはバイク用の盗難防止グッズと同じで、より強固なロック機器を使えば犯人は更に強力な油圧式のカッタなどを使って破壊するみたいなものだ。


スミスチャート(1/20)
◆ スミスチャートはそれを考案したとされるスミス氏の名前から来ている。ただしスミス氏がこれを発表する2年ほど前に、日本人である水橋氏が同様の図の論文を発表している。スミスチャートは円形のグラフのようなもので、複素インピーダンスを示すことが出来る。

◆ 私がスミスチャートというものを見た最初は高周波関係の書籍で、中学生高学年か高校生くらいの時だったと思う。概念は理解出来たのだが、その本に載っている説明を読んでも何がどうなるとどこにプロットされるのかみたいなことがよく分からなかった。

◆ その後しばらく高周波関係から離れたこともあって、スミスチャートに触れる機会はなかった。が、やがて携帯電話関係の設計を行うようになりネットワークアナライザを使い、スミスチャートに触れる。数学的に云々ではなく測定器に表示されるものを見るとすぐに理解出来た。

◆ このあたりはソフトウエアでも何でも同じで、実際にコードを書いて動かしてみたらすぐ分かるみたいなものだ。特に今はPCでもスマートフォンでも簡単にシミュレーションなり計算ができるので、もはや公式など知る必要もないと言った感じだ。

◆ 抵抗のカラーコードだってスマートフォンのアプリが読んでくれるし、合成抵抗だろうが何だろうが計算してくれる。オームの法則は当然、キルヒホッフの法則すら知る必要がない。電卓の時代には公式を覚えている必要があったが、シミュレータやこうした電子設計系のアプリにあっては公式も知る必要がない。

◆ フィルタの計算なども簡単にできる。フィルタは形式(回路方式)をはじめとしてパラメタが多いの。なので計算式というか概念は知っておいた方が良いのかなとも思うのだが、しかし機械に計算させれば目的に最も近いものを出力してくれるので、何も知らない方が良いフィルタが設計出来たりして。

◆ こうした機械に慣れると特性の保証された結果を得ることは出来るが、例えば特性は少々劣ってもコストを最小にしたい、みたいな設計はしにくい。安価な中華製の機械を見ると、こんな風に回路を組むのかと感心する所もある。信頼性は怪しくなるが、確かにトランジスタは減らせるよね、みたいな感じだ。

◆ でもそのうち、信頼性は落ちますがコストを最小にした回路はこれですみたいな設計をするツールが出来るかも知れない。それこそAIに絵を描かせるかのごとく、特定の条件下でしか動かないけれど、極めて部品数の少ない回路を作り出してくれたりして。

◆ 部品単体の信頼性をはじめとして中華機器の信頼性は向上している。一方で日本製の家電などは昔に比較して壊れやすくなったと言われる。一つにはコストダウンの影響があると思うのだが、これでは中国製品に品質や信頼性でも負けてしまう。中国は今後高齢化が急速に進む。一人っ子政策を行ったのだから仕方がないが、それに経済が耐えられるのかどうか。

◆ ここで中国の景気低迷が起きれば、日本が又頑張れるかも知れない。しかし国家保全のためとか何とか言って戦争を始めるようだと、世界は狂い始めてしまう。そうした時代を乗り越えるエンジニアとは一体どんな人なのだろう。シミュレータや計算ソフトを作る側なのか?それともそれらを使いこなす側なのか?


ソフトバンクのラーメンアプリ(1/19)
◆ ソフトバンクの子会社であるAgoopは、スマートフォン利用者の行動履歴を取得し、それを販売する企業である。Agoopというかソフトバンクのアプリで有名?だったのは、ラーメンアプリではないだろうか。正式名称はラーメンチェッカーだったかな、分類としてはグルメ系アプリになる。

◆ 当時はアプリの権限や機能に対しての表示義務などもうるさくはなく、利用者はまさかラーメンアプリが自位置情報を送り続けているとは思わなかったのである。何がきっかけだったか、もしかしたら異様に早く減るバッテリーの問題だったのかも知れないが、ラーメンチェッカーが位置情報を逐次送出している事がバレる。

◆ その後ソフトバンクは、このアプリは位置情報を送出することがありますよと、後付けしたんだったかな。位置情報の送出インターバルは1分から数十分だったそうだ。こうした事からラーメンチェッカーアプリは極悪であるとの噂が広まり、人気を失った。

◆ すると今度はWalkingのアプリか何かを作り、沢山歩くとポイントが貰えるとか何とかやったんだったかな。これなら歩数情報と位置情報をいわば合理的に送信出来るのである。しかし健康系アプリは他に使いやすいものが多くあり、残念ながら余り流行らなかった。

◆ Agoop存続の切り札となったのはYahoo!ナビアプリであり、Yahoo!防災アプリだ。個人の行動情報は高く売れるので、それなりに開発費をかけることが出来る。つまりアプリを使う人は、自分の行動履歴を金に換えているようなものだ。

◆ 行動履歴は提供しても個人情報は提供していないよと思ったら大間違いである。ヤフーアプリは電話番号や通話履歴、アプリのインストール履歴やメールアドレスを収集する。これらのデータの削除依頼を出しても、削除することは出来ないとなっている。

◆ Agoopはこうした情報の収集によって移動体通信各社の通信状態なども把握し、競争力が低下しないようにソフトバンクネットワークを管理しているそうだ。従ってドコモの通信障害級の不具合に関しても、いち早く把握することが出来たと言っている。楽天モバイルの"最強"にケチを付けたのも、最強でないことは分かっているんだぞと言う事なのだ。

◆ ドコモなどでもドコモ位置情報アプリを使って利用者の行動履歴は把握しているが、ネットワークの状態やましてや他社の状態の把握までは出来ていない。ドコモが他者でも使える便利なアプリでもリリースすればソフトバンク同様のことが可能になるが、少なくとも現時点でのドコモには無理だ。

◆ 何しろ現在GooglePLAYに公開しているアプリでさえ、動作は保証しませんと断言している。動作保証しているのはドコモサイトからダウンロード出来るアプリを、ドコモ販売のスマートフォンにインストールした場合だけだそうだ。

◆ 少なくともpovo2.0では、GooglePLAY以外から何かのアプリをダウンロードさせようとしたり、KDDIネットワークに接続して云々と言う事はない。しかしドコモはドコモサイトからアプリをダウンロードさせたり、spモードに切り替えなければ設定を変更したりすることが出来ない。ドコモの考えの古くささというか、いつまでも抜けない鎖国主義が劣化を招いている。


撮像素子の進化(1/18)
◆ 固体撮像素子はCCDから始まる。CCD以前は撮像管が使われていた。ハンディビデオカメラも初期の頃は撮像管が使われていたのではないかと思うが、やがてCCDが使われ始める。現在の単板式のようにCCDにR/G/Bのフィルタを付けたものや、R/G/Bそれぞれに分光して3枚のCCDを使ったものなどがあった。

◆ 固体撮像素子はかなり古くから使われていたが、民生用としてはハンディビデオカメラあたりからではないだろうか。それ以前は人工衛星の姿勢制御用のカメラなどに使われていたが、不良画素がゼロに出来なかったそうで、その補正というかその部分を無視するような工夫をしたのだそうだ。

◆ 人工衛星でも撮像管は使えないことはないと思うが、何せ真空中で使うので電子が漏れてくる可能性がある。宇宙線などによるノイズなどの点でも、固体撮像素子が必要だったのではないだろうか。

◆ CCDは消費電力や電源電圧の点で小型機器には使いにくく、安価に量産の出来るCMOS撮像素子が開発された。サンプル出荷は東芝が早かったと思うが、何かが映っている感じに見える程度の解像度でしかなかった。

◆ その後キヤノンがEOSに大型のCMOSセンサを搭載し、CMOSが良いのかCCDが良いのかという議論になった。キヤノンのCMOS撮像素子は物理サイズが大きかったこともあり、CCDに近い解像度が得られていた。

◆ しかし寸法に制約のある小型のCMOS撮像素子はひどかった。レンズがどうのこうのという問題以前に、CMOS撮像素子の画質はひどいもので、それでもこれが搭載された携帯電話が売られていたのだから凄い。

◆ CMOS撮像素子の開発競争はマーケットの拡大と共に盛んになる。今は消えてしまった様々な技術、CMOSではなくCCDの頃からだったが、富士のスーパーCCDハニカムがあった。解像度をいかにして上げるか、ノイズをいかに減らすか、画素数競争もあり画質競争も盛んだったが、このスーパーCCDハニカムは富士(不治)の病と呼ばれてこの世を去った。その後はCMOSセンサのX-Trans CMOSに引き継がれ………
◆ 複数の画素をまとめて感度を稼ぐのは、生物で言う所の複眼のようなものかな。複眼は感度だけのものではないと思うが、夜行性の昆虫などは暗い中でもものを見ることが出来る。

◆ スローシャッタ方式を採るのが蛙だ。蛙は動体視力よりも静止視力を重視するために、画像の転送速度がものすごく遅い。その代わり暗い所でも必要な感度を得ることが出来る。多くの時間その物体を見ることで、何度も何度もそれを合成してS/N比を向上させているのだろうか。

◆ ネコの目は反射方式だ。光電子増倍管と言ったら語弊があるが、入ってきた光を反射させて網膜に映すことで、直接光と反射光を使えるようになっている。闇夜でネコの目が光るのはその反射板の為なのだそうだ。

◆ SONYは裏面照射とか多層配線などによって撮像素子の感度を上げているが、受光デバイス層とトランジスタ層の間に反射板を設ければ、ネコの目スタイルの増感方法が採れるかも知れない。全てのものがそうであるように、撮像素子も日々進化している。スマートフォンにも多眼カメラが搭載されるが、自動運転車となると更に多くのカメラやセンサが必要になる。そうした意味で行けばマーケットは拡大方向であり、デバイスコストは下がる方向になる。


CX-8はなぜ消えたのか(1/17)
◆ CX-8はマツダ曰く「3列シートクロスオーバーSUV」である。ワンボックスカーからの乗り換ユーザを吸収しようと、3列シートにした。しかしワンボックスブーム終焉とあってワンボックスカーの下取りに良い値が付かず販売が思うように進まなかったという。

◆ ワンボックスの場合は追突事故で、3列目のシートの乗員が受けるダメージが大きい。後方にクラッシャブルゾーンがないので、3列目のシートは危険だ。これに対してCX-8は後方からの衝突安全性も確保出来るとした。そうしたこともあり、5人以上が乗車するファミリー世代が興味を示したのだそうだ。

◆ 第一次SUVブームの時には主にクロカン4WD的な車が好まれた。河原や他人の畑に乗り入れて荒らしまくることが問題視された。そして今回の世界的なSUVブームは、日本で小型SUVのマーケットを開いた。エコだハイブリッドだと燃費重視で運動性能は二の次だった車に飽きた人々が、世界の流れに沿ってSUVを選び始めたとでも言えば良いのか。

◆ しかしそうしたブームの中で、CX-8はいささか大きすぎたとも言える。7人乗りだから仕方がないのだが、ワンボックスカーの走行安定性に疑問を感じてCX-8に試乗した人が、何か余り変わらないなと感想を漏らしたとか。サスペンションセッティングなどは異なるとは言え、大きなボディをゆさゆさ揺らしながら走るそれはワンボックスと同じようであり、だったらワンボックスで良いんじゃないのとなってしまう。

◆ 操縦性・安定性はワンボックスとは違うよと宣伝したものの、フロアにはブルブル振動が伝わり、巨体に付いた脂肪を揺すりながら走るかのようなそれは、どう考えてもワンボックスそのままでしょと厳しいインプレッション記事が並んだ。2t近い車重を支えるサスペンションのキャパシティ不足、ダンパーセッティングの不適切さなど、原因探求記事も辛辣だった。

◆ ではCX-8は全く売れなかったのかと言えばそうではなく、発売開始時の予約台数は1.2万台にも及び、これは年間生産予定台数にも匹敵する台数だったのだ。マイナーチェンジなどでサスペンションセッティングは見直されたのだが、既に時遅しだったのか売れ行きは鈍ってきていた。

◆ CX-8の話ではないのだがCX30に搭載されていたSKYACTIVEのガソリンエンジンが廃番になったとか。高圧縮ガソリンエンジンで燃費を稼ぐというもので、マツダは高負荷域で燃費の悪いダウンサイジングターボはやらないよ、高圧縮ガソリンエンジンの方が良いよと言っていた。

◆ しかし言うほど燃費は良くなかったし、高圧縮エンジン特有のノイズもあったし、排気量の割にパワーが少なかったし、何より値段が高すぎた。ハイオクを飲み込む事に関してマツダは、レギュラーガソリンとの価格差は燃費差でほぼ埋まるとしたのだが、車両価格の差は?
◆ 高圧縮ガソリンエンジンは圧縮比16〜16.3(仕向地で違う)まで上げ、イグニションプラグでの点火はきっかけにするが、その先は圧縮着火により火炎を広げる。この燃焼モードに於ける空燃比は30前後まで薄く出来るそうだ。空燃比を薄くするとパワーがなくなるのでスロットル開度を大きくする必要があり、結果としてポンピング損失が減少する。

◆ では自分がSKYAXTIVE X搭載車と非搭載車のどちらを選ぶかと言われたら、おそらくコンベンショナルなエンジン搭載車を選ぶだろう。仕様の違いがあるのでエンジンそのものの価格の違いではないのだが、それにしても高すぎる。


ドコモの言い分(1/16)
◆ スマートフォンや通信の分野ではすっかり世界に後れを取った日本だが、未だ日本の元気が良かった頃に世界が日本の文化を取り入れたものがある。iモードでドコモが開始した絵文字だ。絵文字はドコモ以外の各社も取り入れたが、互換性がなかったために不便が生じた。

◆ そもそも文字コードに絵文字を入れる場所などがなかったので、通常の、つまりiモード携帯電話以外で絵文字のコードを見れば文字化けしたり何も表示されなかったりした。ドコモはiメールでも半角カタカナの利用を推奨するなど、インターネットの仕組みというか秩序に疎かったのだろう。あるいは俺たちがやれば世界は半角カナの世界になるとでも思っていたのか。

◆ それでも絵文字は使われ続け、UTF文字コードで標準化されることになる。これによって共通の文字コードが与えられたわけだから、文字化けなどは起きなくなった。ただしドコモ販売のスマートフォンは事情が異なっていた。

◆ ドコモはドコモ絵文字の利用を推奨しているので、グローバルスタンダードとはちょっと違っている。ドコモはドコモ絵文字利用者の利便性を考えて、グローバルスタンダードをドコモスタンダードとはしていないと言っている。これを回避するにはSIMフリースマートフォンを使う(ドコモ販売のスマートフォンは使わない)事が最も簡単だ。

◆ 私は絵文字を使う事はまずないので、ドコモ絵文字が云々は気にしたことがない。これはunicodeで標準化された絵文字コードを受信すると、ドコモの絵文字が表示されるようなフォント構成になっていると考えれば良い。0041は"A"だが、ドコモ販売のスマートフォンでは、これが"A"と表示されるみたいなものだ。読めないことはないがスタンダードとは異なる。

◆ ドコモの一部サービスは他事業者契約者にも開放されたが、同じサービスでもドコモ契約者には縛りが付いてくる。例えばドコモからのお知らせは、ドコモ非契約者の場合はメールで通知される。しかしドコモ契約者にはメッセージRで通知が来て、これを受信するためにはドコモメーラをインストールしなければいけない。

◆ ドコモ非契約者がdアカウントでログインするのは簡単だが、ドコモ契約者の場合はドコモ回線に接続していなければいけない。例えばドコモメールアプリを、他社回線接続中に開こうとすればハングアップし、タイムアウトするまでスマートフォン自体も固まる。

◆ ドコモメールアプリを開くとdアカウント設定アプリを経由し、WiFi接続されている状態の時は自動的に(ダイアログなどは出さずに)WiFi接続を切り、spモードで通信を行った後にWiFi接続を復活させる。他社回線を使っているとspモード接続に切り替えられない(アプリが切り替えた先にはドコモ以外の回線がある)ので、おそらくメールサーバか何かにアクセスしようとしてハングアップするのだろう。

◆ 絵文字問題は事業者アプリを入れられないiPhoneでは発生しない。またドコモの言うことを聞かないGoogleはPixelにもドコモ絵文字を入れさせていないようだ。この非互換で見にくいドコモ絵文字を消すにはフォントファイルの入れ替えしかない。一部スマートフォンではフォントの入れ替えが可能であり、ドコモ提供のフォント以外にすれば解決する。そうそう、iモード絵文字の病院は赤い十字マークだったのだが、赤十字からクレームが出て黒い十字マークになったんだったかな。


シャープの言い分(1/15)
◆ Appleは独自のサービスで囲い込みを行っていることで、競争を阻害しているとシャープは考える。確かにそれはそうなのだが、囲い込みも競争なので無茶なことは言えない。過去にソフトバンクがドコモに対して、iモード網を解放しろと言ったことがあったがそれと同じだ。

◆ Googleに対しての意見として、Google製スマートフォンのみに提供される機能は、Googleだけが有利になる不公平感があるという。これはもっともな話で、OS上で差異を付ける事があってはいけない。しかしGoogleは消しゴムマジックやダイヤラ機能など、Pixel用とそれ以外用で機能を変えている。

◆ 特別な機能を提供したいのであれば、OSに関係しないアプリを実装すればいい話なのだが、新たに開発する時間がなかったのか既存のOSの機能の一部をPixel用に改変してしまった。Android自体が国や地域による差も大きく、Google自身でも何がどうなっているのかよく分からないのではないかと思えるほど、Helpや機能説明にも混乱というか投げやりな所が見られる。

◆ Pixel用として独自の機能を今後も搭載し続けるようなら、各メーカは不満を表し始めるだろう。まあ不満を言った所でGoogleは嫌なら使うなと言うかも知れない。これが市場支配力で、米国あたりが独禁法か何かで取り締まらない限り、独占的地位を有する企業の暴走は止められない。

◆ 中国では独自OSの動きもあるのだが、これが中国以外でも使われ始めるかというと疑問もある。何しろ中国製なので、それこそ何でもありなのだ。GoogleやAppleが個人情報や行動パターンなどを搾取し続けると言っても、ある程度の秩序と道徳観はある。では中華メーカが同じ事をやったらどうだろうか。

◆ ただ中国国内では独自OSが増える可能性はあり、AndroidOSのシェアは減少する。中国の需要は相変わらず旺盛なので、中国の国内需要だけでももの凄い数になるからだ。これにGoogleが危機感を覚えるのか?それとも脱中国として好ましいと知らん顔をするのか。

◆ サイドローディング問題もある。Androidは事実上サイドローディングは許されていて、spモード網で囲い込もうとするドコモは、ドコモショップで野良アプリのインストールを可能に設定してスマートフォンを客に渡していた。(今も同様かどうかは分からない)こうして独自のspモード網から有料アプリなどをダウンロードさせていたのである。iモードで儲けたあの頃をもう一度と考えたのだろうが、残念ながらドコモの思い通りには行かなかった。

◆ Appleの囲い込みはiモード全盛期のドコモ同様である。ドコモはAppleの動向を指をくわえてみていることしか出来ず、自分たちが囲い込みたいアプリすらインストールさせて貰えない。そのおかげでiPhoneはAndroidスマートフォンに比較すると、事業者モデルでもクリーンさが保たれている。

◆ サイドローディングが可能になると、行儀の悪いアプリ、事業者系アプリは皆行儀が悪いのだけれど、そんなアプリをインストールさせようとするだろう。このアプリがないとこれは動きませんとか、あのアプリを消したらこの機能は使えないよ、みたいなAndroidでの悪夢がiPhoneにも乗り移ったりして。

◆ GoogleやAppleの暴走は阻止する必要はあるのだが、それを日本が出来る話でもない。まあAppleに関しては政府内でも強気で行こう的な意見もあるようで、セキュアエレメントを解放しないことに腹を立てているのだとか。日本は政治的駆け引きをしようとするのだろうが、Appleはそんな日本をどう見るのだろうか。


外国人受け入れ(1/14)
◆ 政府は日本人の人口減少による生産性の減少に対して、外国人の受け入れを拡大するとしている。留学生などに対しても優遇措置を執り、もはや日本人よりも外国人を大切にするみたいな風になっている。

◆ 日本人を大切にすれば日本人が増える可能性もあるが、現状を見るとそうは思えない。外国人にしても日本に働きに来るのは日本で多くの金が稼げる可能性を求めてであり、それは戦後日本人が海外に夢を求めて出て行ったのと同じだ。

◆ しかし日本の景気は悪く、韓国や中国都市部の方が多くの給料を手に入れることが出来る。弱い日本は弱い円となり、競争力は更に減少する。しかし経済関連団体などは円安を維持しろという。輸出関連企業が多いので円安維持は利益拡大に直結するからだ。

◆ こうした中で日本に来る外国人は、日本に来た方が(母国にいるより)マシだと思う人々になる。そして外国人比率が増えてくると、外国人学校も出来るだろうし、外国人の町も形成されるはずだ。世界中どこに行っても存在するのが中国人町や中華街だと言われ、日本人町も多いそうだ。

◆ こうして異人種混在の文化になっていくので、外国人と日本人のハーフの子供も生まれる。俺はベトナム系だけど、キミはインド系?みたいな会話が交わされるかも知れない。外国人が増えると当然ながら人種差別が起きるはずだ。これは米国に於ける黒人排除同様、いや、もしかしたら島国日本で異文化人に慣れていない日本人は、もっと嫌悪感をあらわにするかも知れない。

◆ 以前に中東に於ける国の維持に関して触れたことがあるが、同じようなことが日本の政治家に出来るだろうか。現時点に於いても中韓優遇は明らかであり、その方針を転換すれば両国から激しい非難を浴びるだろう。国民には日本のために頑張れと言っているが、政治家は日本人の方を向いていないのではないのか。

◆ 外国人優遇が続くと日本人の減少率は大きくなり、企業や政治家の日本人率も下がってくる。まあそれがグローバルな考えに近づく道だと言えばそうかも知れず、官僚制社会主義を破壊するのは外国人の力だった、なんて50年後の教科書に英語で書かれているかも知れない。日本語は衰退し、英語が公用語となった日本で。

◆ 日本国が日本人の文化であった方が良いのか?といった所で日本人自体が減ってしまうのだから、外国人を入れていかなければどうにもならなくなる。色々な国の人が入ってきて、新しい日本が作られていく未来、それが現実的なのかな。日本人比率が5割くらいまで低下した未来がどうなっているのか?想像出来ない部分もあるが、移住外国人の出産率が高いと考えると日本人比率の低下は急速に起き始める。

◆ カンボジアの合計特殊出生率は2.34、フィリピンは2.75、コンゴは6.16に対して日本は1.26である。県別に見ると沖縄が最も高く、東京が最も低い。出生比率と地域性を見ると、持ち家比率だとか雇用の安定性、人口減少率などが関係しているそうだ。雇用関連は東京が優れているように思えるのだが、人口過密都市では少子化が進む傾向もあるそうで、子育てに適さない環境が形成されてしまっているとも言える。

◆ 外国人移住者は就業関係から都市部周辺に集中すると思われるので、都市部を中心に世代交代ならぬ人種交代が進むのではないだろうか。田舎は田舎として古い日本が残っている、みたいな風景も良いのかな。実家に帰ったらさぁ、未だに日本語が通じるんだよね、びっくりしちゃったよ。なんて会話が交わされる日が来るのかな。


4k放送に未来はあるのか?(1/13)
◆ スカパーJSATはJSPORTS、スターチャンネル4Kなどの放送を停止する。受信設備に費用がかかることから加入者が増えず、また4k放送ソースの確保にも時間がかかったためだとしている。加入者数は未公表ながら、放送を維持出来る契約数に達しなかったと言う事になる。

◆ もしもこれら放送会社がNHK同様の受信料を手にしていたら、4kだろうが8kだろうがやり放題、従業員のボーナスだって一気に3倍という厚遇になっていたに違いない。結局の所放送という、送りっぱなしの番組があまり見て貰えない状況になっている時代だからとも言える。

◆ IP放送やVODはそこそこの視聴数があると言われるが、いわゆるテレビに関しては斜陽であることに間違いはない。買ったら(NHK受信料を)取られるから買わないという、見もしないものに携帯電話料金以上の金など払いたくないと考える若者が増え、少ない可処分所得から捻出するのは本当に必要なものだけにしたいという考えは合理的以上に苦しい生活を表している。

◆ IP放送に関してYoutubeは広告ブロッカーの使用禁止を軽く開始した。軽くというのは何が何でも広告ブロッカーを使うなと言う事ではなく、いったんその画面をクリアすれば後は広告レスで見ることが出来るからだ。Googleに関しては広告配信を別会社にでもしない限り、あまり強烈なことは出来ないだろう。

◆ 一時期流行ったWeb上に動画を流す広告も、評判が悪いと言う事でほぼ絶滅した。今時似たような情報はどこにでも手に入るわけで、例えばあるニュースサイトが広告だらけで見にくくなったとすれば、利用者は他のサイトに行くだけである。

◆ 全国紙などの新聞媒体のサイトは無料でもある程度のニュースを見ることが出来る。しかし地方紙は殆ど無料のページがない所もあり、静岡新聞も同様ではないだろうか。こうなるとわざわざ静岡新聞の記事を読むことはなくなり、主要ニュースなら全国版で読めば良いし、地方の重大ニュースなら放送(局)サイトのニュースで見ることが出来たりする。

◆ ニュースそれ自体は発生した事象を報道するだけなので、基本的にはどのニュースサイトでも同じ記事になるはずだ。ただし記者のコラムなどとなると、その記者による意見になるので各社で異なった見解が出される。

◆ ニュースにしてもTV放送が迅速かというと微妙な所があり、IP放送局の方が早く報道出来たりする。これは番組作りの方法というか流れ自体も違うし、スポンサー各社に影響しないかどうかの検討だとか、配信先をどの範囲にするかなど事務的というか政治的な絡みを処理するにも時間がかかるからだ。

◆ そう考えるとニュースなどもIP放送のニュースコーナの方が、作りは多少雑な所はあるが事実を伝えるという点に於いては現実的メリットがある。更にそこに高解像度の情報が必要かというと、そもそもカメラを現場に持って行かなければいけないので、報道が遅くなってしまう。

◆ 勿論それでも2kよりは4kが良いだろうし、同じ画像であれば綺麗に観たいと思うのは当然である。でも4kが必須なのかと言われると、現状では2kでもいいかな、HDでも良いかなとなるのではないか。4k放送が失敗だとは言えないまでも、頭をよぎるのは3D TVである。TVは全て3Dになる的な宣伝をしていたが、アレは一体何だったんでしょうねと言うのが今である。


火災保険の掛け金(1/12)
◆ 火災保険の掛け金が近年で大幅に値上がりした。保険屋の言う事には、自然災害の増加と家屋補修価格の値上がりが効いているという。毎年のように発生する水害による保険金の支払いは増えているそうで、掛け金を値上げせざるを得ない事情はあるだろう。

◆ 従来は10年契約が可能だったのだが、今は5年になっていると思う。毎年掛け金の変動が大きくなる可能性があるために、長期の契約はリスクが大きいと考えられる。そのために長期契約が廃止されたそうだ。

◆ 毎年掛け金価格が上がるのかどうかは不明で、災害の減少や木材価格の安定などで掛け金がもしかしたら下がるかも知れない。このあたりは自然的価格競争が働くかどうかになっていて、カルテル的な動きがあれば値下がりは期待出来ない。

◆ 例えば携帯電話料金がそうで、今は多少価格は変わっているが大きくは違わない。データ使用量無制限では楽天モバイルが安いが、データ使用量が少ないと割高になる。ソフトバンクは無制限を謳いながら制限付きのプランに変えられてしまった。

◆ 自動車保険も各社の料金の違いはあまりない。サービス内容やオプション/特約などをそろえると、各社ともに似たり寄ったりの掛け金になる。ビッグモーター事件やそれと同様の不正も発覚し、そうした所での損失を一般加入者が穴埋めしているような図式である。

◆ 賃貸住宅では保険加入が必須になっている物件が多い。保険料を上げるためにフルオプションで加入させられることもある。フルオプションの場合はかなりの保証範囲があり、例えば転居の際の壁や床の汚れなどを補修する費用や、ルームクリーニング費用が出る。場合によっては引っ越しに要する費用が出るものもあるので、保証内容をよく見ておくことが必要だ。

◆ 保険という意味では大家さん側の保険なのだが、それを借りる側が契約するというのが家賃の保証会社だ。掛け金を賃借人が払い、保険金を大家さんが受け取るのだから税金がかかるはずだ。この保証会社もいい加減な所があり、ぼったくりではないが相場より高い掛け金を取ったりする。

◆ これは大家さんにバックするような仕組みになっているので、保証会社の費用に関しても相場を知っておく必要がある。大家がトクする仕組みはLPガスでもあった。今は禁止されたと思うのだが、LPガス会社が住宅設備関連費用の全てを出す。場合によっては数百万円規模になるのだが、それをガス代で回収していく仕組みだ。

◆ LPガスの容量単価は2百円前後だが、これを2倍とか3倍にして請求する。ガス代は賃借人が払うので、賃借人は家賃の他に住宅設備代も払わされていることになる。個人住宅だけではなく飲食店などでもこの方法が採られる。設備を買えば資産だが、ガス代は経費である。

◆ 以前にソフトバンクが行っていた、高額キャッシュバックを毎月の支払いで回収するような法人プランと同様だ。1契約について10万円現金をあげますよと言われ、10契約すれば100万円を借りることが出来る。これを24回とか48回払いで、名目上は通信費として支払っていく。

◆ 所詮金融やなんて怪しい所が多いわけで、保険屋にしても取れる所から金を取り、大口には安くするみたいな事なのだ。まあ自動車の自賠責に関しては、代理店の利益が過大すぎるのが原因だ。しかしこれも省庁と天下り先の癒着なので、是正は簡単ではない。


望遠レンズ(1/11)
◆ iPhone15 ProMaxには5倍ズームと称するカメラが搭載された。可変焦点距離ではないのでズームではないのだが、素人さん相手には言葉の意味や正確性などどうでも良いと言う事か。Xperiaに焦点距離切り替え式のカメラが搭載された時に、ズームじゃ無いだろ切り替え式だと(ズームだと書いた記事に対して)訂正要求?があったとか。これに比較するとiPhoneは緩〜い感じなのが、なんとなくそれっぽい。何が最強か分からない最強プランとか、制限付きなのに無制限を謳うプランと同じようなものだ。

◆ iPhone利用者待望の望遠とあって、喜びもMaxのようだ。これまでにも望遠カメラ自体は存在したものの、焦点距離があまり長くはなく物足りなかった。iPhone15 Pro Maxでは公称5倍ズームが搭載された。これは35mmフィルム換算120mm焦点距離のレンズを搭載したカメラである。

◆ iPhone15の望遠カメラの画素数は1200万でレンズシステムの明るさはF2.8となっている。Pixel8Proは同4800万画素/110mm/F2.8、Xperia1 Vは1200万画素/85mm〜125mm/F1.9、GALAXYS23 Ultraは1000万画素/230mm/F4.9とさすがに暗い。Androidでは望遠は特に珍しいものではなかったが、iPhone14では焦点距離が77mmと控えめであったことから、iPhone15の120mmの焦点距離の望遠でAndroidスマートフォンに少し近づいた感じもあるのだろう。

◆ Androidスマートフォンの場合はモデル数が多いので、自分に合ったものを選べば良い。望遠が要らないのであればシングルカメラのモデルでも良いし、高倍率ディジタルズームを試したいなら100倍ズームが売りのGALAXYでも良い。iPhoneの場合はモデル数が限られるので、全ての要求を満たすことは不可能だ。従ってAndroidがこうだからiPhoneもこうであるべきだ論は無意味である。

◆ ただ特にモバイル系エディタやジャーナリストはハイエンドを崇拝する傾向があり、更にiPhone派となれば対Androidという部分で、勝ち誇りたいという欲求が人一倍強い部分もある。カメラや写真の作り方という点でAppleと似た傾向、ディジタル処理で写真を作っていくのはGoogleも同様で、iPhoneを追おうとするPixelがどこまで頑張れるかはiPhone系ジャーナリストも気になっているようだ。

◆ 少なくとも販売シェアでPixelはiPhoneの足下にも及ばないしCPUやGPUの処理性能もミッドレンジなので比較対象ではないと言ってしまえばそうだ。ただし画像処理だとか音声処理だとかの部分では肉薄するところもあり、件の望遠カメラの画質ではiPhoneを凌駕するのであった
◆ 解像度の違いは画素数の違いでもあるが、ノイズの量は画素数にはあまり関係しない。撮像素子サイズが同じであれば、画素数が少ない方がノイズ面で有利になる。Pixel8 Proの望遠カメラは画素ピッチ0.7μmの1/2.55型だ。iPhone15は画素ピッチが1.12μmとPixel8 Proよりも大きいのだがあのノイズは何なんだ。レンズの明るさもPixel8と変わらないのに。

◆ といっても比較すれば違いは分かるが、普通に使う分にはたいした問題ではない。それだけしかないのならそれで撮るしかないわけで、ノイズが云々と言ったってどうにもならない。カメラ性能よりも写真加工の自由度が必要だという意見もあるが、この手のアクセサリ機能は面白いことは面白いが常用するわけでもない。何度か使ったら飽きるみたいな、そんな機能でもある。


各国の通信速度(1/10)
◆ 日本の通信事業者は通信速度の向上に消極的である。カタログに最高速度は謳うものの、実際にはあまり速度は出ない。ドコモは当初は理論最大速度の2割出れば良いと言っていたが、都内の速度低下においては2%出れば良いと言い直した。

◆ 一時期ドコモは都市部における人口密度の高さが(日本は)類を見ないほどであり、スループットを上げる事は非常に難しいと言っていた。しかし韓国や中国など人口密度の高い都市で、十分な速度でのサービスが提供出来ている事実を突きつけられ、口をつぐんだ。

◆ 韓国都市部での平均速度は500Mbps程度、ノルウェイやUAEも同程度(2021年)となっている。2023年には多少速度が落ちて韓国で430Mbps、シンガポールで380Mbpsなどとなっている。ちなみに日本は157Mbpsでランキング37位と振るわない。

◆ 日本の携帯電話料金は安くなったと言われていたが、世界ではデータ使用量無制限、通話無制限が一般的であり、日本とはサービス面で比較が出来ない。単に月額料金だけを見て云々であれば(為替レートもあり)諸外国並みと言えない事もないが、サービス内容や通信速度などを見れば割高なのは明らかだ。

◆ 日本はエネルギコストが高いとか土地代が高いなどもあるので、通信料金が高止まりするのもある程度は仕方が無い。しかし通信速度に関しては、設備と技術の問題なのだから頑張ってほしいものである。余剰利益を計上しているのだから設備投資や技術開発に力を入れればいい話で、大赤字の楽天以外はそれが可能だ。

◆ 都内での通信速度低下を人流や人口密度のせいにするというのなら、では周辺部は速度が出ているのかという話になる。というと事業者は、通信需要が少ないから遅くても良いみたいなことを言い始める。

◆ これでは電波帯域を割り当てる意味が希薄になる。広帯域を割り当てた所で、理論最大速度の数パーセント出れば良いと言っているようでは帯域の無駄遣いも甚だしい。楽天は周波数帯域あたりの加入者数が云々と言い、もっと帯域をくれと言っている。帯域あたりの加入者数なんて何十年前の話ですかと言う事で、マイクロセル化が進んだ今は、むしろ基地局あたりの加入者数で考えるべきである。まあこれを言ってしまうと楽天は帯域を貰えなくなってしまうので、分かっていたとしても(楽天は分かっていないと思うが)言えない。

◆ 総務省は通信速度や通信品質、エリアカバレッジなどを検証すべきだ。電波利用料は使い道に困ってばらまき的に無理矢理予算を付けるみたいな事までしたのだから、検証にカネをかけても良い。カタログだけは立派だけれど、実際には世界の通信事情のトップ20にも入れないという現状は、総務省の管理体制にも問題があると言える。

◆ ドコモの通信速度低下など、単に通信速度が低下しましたというレベルではなく、通信が成立しないのだから障害である。こうした部分は行政指導がふさわしく、ドコモが通信速度が少し落ちているだけですと言った所で、それを鵜呑みにせず検証して指導する体制が必要だ。

◆ 通信事業者は大切な天下り先なので強い事は言えない訳で、これは他の許認可事業でも同じ事だ。こうした甘えた体制が国際競争力を失わせる結果となり、現在の日本の通信事情ができあがった。電電ファミリー各社がスマートフォン時代に脱落していったように、規制や許認可に守られた事業は弱いのである。


真実の証明は難しい(1/9)
◆ 静岡県の事件とあって袴田事件に関しての報道は多い。1966年に静岡県清水区で発生した強盗放火殺人事件で、一家四人が殺害されて火を放たれたという事件だった。ここで逮捕されたのが袴田巌(はかまだ いわお)で、その後死刑が確定している。しかしえん罪の可能性が指摘され、再審開始と死刑執行の停止が2014年に決定された。

◆ 現実的というか凶悪事件以外でのえん罪事件としては痴漢被害・加害がある。今は多少は良くなったと言われるが、従来は女性が被害を訴えれば問答なしに男性は捕まるという図式だった。これによって痴漢被害者を装って示談金を搾取しようとする犯罪も起き始めた。

◆ 交通裁判でも不条理な判決が示された例もある。白バイと学園バスの事故に関しては、多くの目撃証言よりも一人の警官の記憶を是とした判決に批判が集まった。裁判長は多くの民間人の証言よりも警察官の記憶の方が信頼に値するとした。

◆ 韓国ではその時の政権によって判決が変わることが良くある。日本では政権にあまり左右されないとは言うものの、裁判官が自身の将来を考えた場合は、国や自治体或いは公務員に厳しい判決を出すことは躊躇われる。それでは不公平ではないかと言った所で、裁判官も色々なので仕方がない。

◆ 10月頃の話だったと思うのだが、配信者N氏はY女と結婚した。Y女は婚姻届を自分一人で書いて偽造したらしいが真実は不明だ。Y女はN氏にストーキング行為を繰り返していたとの話もあるが、一方で仲良く2人で写っている写真も公開していた。

◆ Y女は(婚姻無効の)裁判になっても勝てると言っていたそう。カンボジアの子供達を助けると言って金を集め、それを使い込んだカンボジア詐欺男であるB氏は、Y女に対して婚姻無効の訴えが起こされる前に自殺してしまえば良いと、何度も自殺を勧めていたそうだ。いずれにしても婚姻届が偽造或いは強要によって作られたものなのか否か、それを証明するのは大変だろう。

◆ 例えば婚姻届を出す時点では仲良しだった男女が、数日後には仲違いしたのかも知れない。政治家の山本太郎氏は3ヶ月で離婚しているし、江角マキコは9ヶ月、葉月里緒奈、星由里子は2ヶ月である。従って婚姻届を出し瞬間には婚姻の意思があったが、その後気が変わったので(離婚ではなく)婚姻の無効を主張するようなことがあるかも知れない。

◆ 全く無関係な第三者が勝手に婚姻届けを出せば事件になり、これは国籍を売買するための偽装結婚として問題化したことがある。この場合は事件性があるので証明がさほど難しくないと思うが、面識のある男女の場合は難しい。配信者N氏とY女は交際期間があったとも言われていて、その後Y女はストーカ化したようだ。

◆ 婚姻届を勝手に書いて勝手に提出すると婚姻関係になるというのは、いささかセキュリティが甘い感じがする。証人欄への署名にしても偽造というか偽装は簡単なわけで、実際N氏の場合は証人名も勝手に使われたらしいとのことだった。

◆ 本人が本人であることの確認も難しい。マイナンバーカードの発行には本人確認書類が必要で、それを持っていない場合には確認に時間がかかる場合がある。そもそもパスポートと運転免許証以外で写真付きの証明書はないわけで、果たしてその人が誰なのかは分からない。マイナンバーカードが誤発行されると、その人は別人になってしまう。


MailとSMSとRCS(3)(1/8)
◆ iPhoneがRCS実装に向けて動いているとの事だが、ではなぜ今までRCSの実装に消極的だったのか。Appleはユーザからの要求がなかったからだとした。要求がなかったと言うよりも要求がAppleに伝わらなかったと考えた方が良いだろう。いや、RCSが欲しいという要求は聞こえていたが、あえて聞かなかったと言った方が良いのか。ユーザの要求など聞いていたらキリが無いと言う事もあるだろうし、もしもユーザの声に耳を傾けるのであれば、指紋認証は復活しているだろう。

◆ 多くの評論家達はAppleがRCSのサポートに長年消極的であることは、メッセージングエコシステムを断片化させ、Androidユーザーに影響を与えている、と散々主張してきた。GoogleやSamsungもAppleに対してRCSへの対応を働きかけていた。広告を掲載したり、RCS採用を促すWebサイトを作ったりと、GoogleやSamsungは強く採用を呼びかけてきた。しかしAppleは首を縦には振らなかったのだ。

◆ iPhoneの世界シェアは2〜3割なので、残りは全てAndroidという事になる。AppleはiMessageがあるから良いではないかと言いたいのだろうが、Androidスマートフォンとのメッセージ交換が不便なのでは受け入れられない。AndroidからiPhoneに変えようとしている人に、Androidとのリッチメッセージ交換は出来なくなりますよと言ったら、それでも良いですと何人の人が言うだろうか。こうした点を考えればiPhoneがRCSを採用するデメリットは少ないようにも思える。

◆ RCSを実装する事自体は容易だと思うが、iMessageとの使い分けというか機能差というか、そこに問題があると思う。RCSが使われればiMessageが使われなくなってしまう。Appleとしては自分たちの作ったiMessageを使わせたいと考える。そこでiPhone同士のメッセージ交換はiMessageで行うようなシステムにするようだ。

◆ ドコモ絵文字が非スタンダードであるのと同様、ドコモやAppleは囲い込みのつもりでも結果としてはユーザ排除になってしまっていた可能性もある。自分たちのものが一番だ最高だと言ったところで、利用者がそう思わなければそれまでだからである。確かに機能面での違いはあったのだがAppleはiMessageの改善によってRCSに劣らない機能を実装したと言われる。

◆ 日本ではSMS自体が余り使われていないので、iPhoneがRCSに対応しているかいないかなどは余り気にされていない。そもそもRCSを使うにはプラスメッセージアプリが必須だと思っている人も多いはずだ。確かにメーカ独自の機能を使うにはプラスメッセージアプリが必要だが、スタンダードなRCSアプリとしてはGoogleスタンダードのメッセージアプリで十分である。

◆ 国内事業者の失敗もここにある。わざわざ独自のアプリなど作らず、Googleスタンダードのメッセージアプリで良かったではないか。名称にしたって+メッセージではなくRCSにすれば良かった。こうした下手なオリジナリティを重視するのが日本の企業の悪い点である。

◆ いずれにしてもiPhoneがRCSに対応する事で、リッチなSMSを相手によらず送れるようになる。iMessageが使われるかRCSになっているかは、iPhoneのメッセージアプリの吹き出しの色で判断出来るそうだ。またiPhone同士では今のところRCSは使えないと見られている。一つのアプリで双方仕様の異なる通信が行われるのはわかりにくいのだが、AppleがRCSに対応した事だけでも今は喜ぶべきなのだろう。


MailとSMSとRCS(2)(1/7)
◆ RCSはGoogeの標準的なメッセージ送受信アプリで使う事が出来る。従来のSMS用の送受信アプリと同様なので、使い方が云々という面倒さはない。事業者版のスマートフォンには+メッセージアプリがインストールされていて、これでRCSを使う事が出来る。

◆ +メッセージサービス開始時にドコモの+メッセージアプリを使ってみた事があったが、早速宣伝メッセージが来た。ドコモによれば「お客様に役立つ情報を提供している」との事で、宣伝メッセージは拒否出来ないのだそうだ。という事で+メッセージアプリの使用は中止した。

◆ それから時が経ち、再度+メッセージアプリを使ってみた。たぶん1〜2ヶ月は使ったと思うが、ドコモの言う「お客様に役立つ情報」とやらは配信されてこなかった。しかしspamや詐欺SMSのフィルタは実装されておらず、流行のspamが何通も受信された。

◆ Googleのメッセージアプリは一応フィルタ機能があり、怪しいSMSは着信音が鳴らずにspam分類されて保存される。Googleの常ではあるが詰めが甘く、spamの分類がいささか弱い。文面だけで判断しているようで、送信元の電話番号や書かれているURLが正しくても(どう見ても国内の公開されている電話番号と、信頼出来る企業ドメインのページ)文面がそれっぽいとspam分類されてしまう。

◆ それでも無防備な+メッセージアプリよりはよほどマシなので、現在はGoogleのメッセージアプリを使っている。なおDUAL SIMスマートフォンに異なる事業者のSIMを入れ、特定事業者のプラスメッセージアプリが使えるのかどうかは試していない。他の記事を見ると、例えばドコモのプラスメッセージアプリでもauの回線のSMSは送受信出来るらしい。

◆ RCSの仕様としてIP通話があるが、これを利用しているのが楽天LINKだ。しかし完全互換というわけではないようで、一般的なRCSのリッチデータ交換の互換性が保証されていないのだとか。+メッセージアプリに通話機能を入れないのは、通話による収入源を嫌ったためだ。諸外国ではデータ通信も通話もリミットレスが当たり前みたいになっており、日本とは事情が異なっている。

◆ 個人的に+メッセージが流行るとは思えない。RSCはGoogleのメッセージアプリで普通に使える訳だが、海外は別として日本ではSMSはあまり使われていない。ただし二要素認証のコード連絡用には使われていて、これを受信するためにpovoを契約したりもしている。同じ企業の異なるサービスでは同じ認証用の電話番号が使えないとか、複数の電話番号登録が推奨されているなど、サービス提供側の都合でSMS受信用電話番号が複数必要になった。

◆ 認証コードをメールで送ってくれればいい話なのだが、回線契約と紐付けられ本人確認も完了している電話番号は、それなりに信頼出来ると言う事なのだろう。Yahooなどはメールに認証コードが送られてくるので、電話番号認証の後でメール認証に切り替えるなどが出来ても良い。

◆ AppleがiMessageを解放していれば、今頃標準仕様になったかも知れない。AndroidスマートフォンでiMessageを使うためのアプリであるBeeperMiniからのiMessageによる通信をAppleはブロックした。米連邦取引委員会と米司法省もこの件に関しての調査を開始するようで、過度な囲い込みを行うAppleの一角が崩れるのかどうか。AppleによるRCSへの対応は、このあたりの事情が絡んでいるのかも知れない。


MailとSMSとRCS(1)(1/6)
◆ 日本ではSMSはあまり使われていなかった。これにはiモードメールとそのメールアドレス、そしてspamの歴史も影響している。従来型携帯電話時代にもSMS的なものはあった。ショートメールやショートメッセージ、Cメールなど各社互換性はなかったが、いわゆるEMailの簡易版的なメッセージ交換機能があった。

◆ その後ドコモがiモードメールを開始、携帯電話からスタンダードなEMailの送受信が出来るという、ある意味画期的なサービスだった。これによってショートメールの需要が更に減少する。当初のiメールは、メールアドレスが電話番号だった。これはショートメッセージの考え方そのままだったわけだが、何しろ電話番号は数字の羅列なので、さっそくspamの餌食になる。

◆ その後初期メールアドレスが電話番号ではなく、ランダムな英文字になり、さらにはspamフィルタ機能などが実装されてspam被害はある程度抑制された。こうした事もあり、電話番号でメッセージを送受信するのはspamの餌食になるという概念が生まれた。

◆ スマートフォン時代になっても主流はEMailだった。しかしiPhoneではEMailが使いにくかったのである。海外ではSMSが一般的に使われていて、iPhoneの世界でもSMSがスタンダードみたいな感じだった。SMSなのでPCとはメッセージ交換が出来ず、その時にはEMailを使う流れだった。

◆ 日本でiPhoneが流行初めて、ソフトバンクはSMSを通信手段としはじめた。そもそもソフトバンクメールは制限が厳しくて使いにくく、それに対応した別のサービスを作るも、1事業者2サービスは更に混乱を生んだ。そんな事もあってSMSを積極的に使う、いや、使わざるを得なかった。

◆ auはEMailを連絡用に使用し、MVNO各社も同様だった。ドコモは独自のメッセージ機能があり、未だにこれを使っている。これは専用のメールアプリで受信するもので、汎用的なものではない。ドコモのサービスを他事業者契約者が使う場合はEMailで連絡を貰えるが、ドコモ契約者に対しては何が何でも独自のメッセージRを使うという意地の悪さだ。

◆ ドコモメーラはドコモネットワークでしか使えず、WiFi接続時にも(勝手に)WiFiを切断してspモード接続してメール送受信をする。従ってDUAL SIMスマートフォンでデータ通信路をドコモ以外に設定していると、ドコモメールアプリはハングアップする。更に一度ハングアップすると、データを全て消去して設定し直さないと回復しないという、ここまでやるのか的な嫌がらせ仕様が盛り込まれている。

◆ SMSはGoogle提唱のRCSとなった。国内各事業者は+メッセージとして各事業者が専用のアプリを作った。当初はMNOのみでMVNOには解放されていなかったが、今はMVNOでも使える事になった。ただし楽天のみは+メッセージが使えない。現在の多くのメッセージ走受信アプリはRCS対応の筈なので、送受信にメッセージ送受信料金はかからない。(SMSは料金がかかる)
◆ RCSで便利なのは写真など添付ファイルが送れる事で、仕事などでメールアドレスを知らない(電話番号のみしか知らない)相手にも写真を添付したりする事が出来る。RCSなりSMSでメールアドレスを交換して添付ファイルを送っても良いが、とりあえずすぐに何かを見せたいとか見てもらいたい時にRCSは役に立つ。RCSでやりとりを行うと、メッセージの画面にRCSである旨が表示されたと思うのだが、良く覚えていない。


配信者Y氏の情報(1/5)
◆ 12月29日にスーツケースに入れられた遺体として発見されたY氏だが、配信者総探偵みたいな感じになっているのは、その話題を出せば閲覧数が稼げるからだろう。その中のU配信者には、Y氏の死を嗅ぎ回ると次はオマエだぞと殺人予告がされたとの事で警察に被害を届けた。Y氏の事件は海外のニュースにもなったし週刊誌にも書かれた。

◆ Y氏のPostを見ると以下が書かれている。12月21日「今回ばかりは ちょっと許せないかな」12月21日「とりあえず、無事です。 古参リスナーの裏切り…。 疑心暗鬼にもなっていたが、今回ばかりは 色々とありすぎて本当に疲れたわ 気持ち的に落ち着くまで 配信は待って頂けたら幸いです」。12月26日のPostは2日の雑記に書いた通りである。

◆ Y氏が入れられていたスーツケースを知っていた人物がいるそうだ。P配信者の得た情報によると、Y氏は古参リスナーに紹介され、特殊詐欺の出し子を行ったという。しかし報酬が殆ど貰えなかった事から、2度目に金を引き出した時にそのカネを犯人グループに渡さず、自分のポケットに入れた事でトラブルとなり殺されたというもの。

◆ 12月16日に同窓会があるというのは嘘で、12月16日に闇バイトの仕事?があったのだとか。その闇バイトを斡旋したのが古参リスナーとされる人物とも噂はされるものの、古参リスナーと呼ばれる人物の具体的存在は誰にも(たぶん)分かっていない。

◆ 12月21日のPostでとりあえず無事だというのは、トラブルに遭っているが大きな問題になっていない事を指しているのか。古参リスナーの裏切りとは、報酬が約束と違い安かった事への不満だろうか。Y氏が出し子をやる事は十分考えられる。なのでこれに不自然な点はない。しかし出し子が逃げた位で殺人まで行うだろうか?そんな事をすれば足が付きやすくなるだけだし、万一殺してしまったとしたら、遺体は山にでも埋めるのではないのか?
◆ Y氏は過去に自分の銀行口座を特殊詐欺グループに売ったそうで、こうした事から特殊詐欺グループに対して馴染みと言っては変だが、過度な警戒感はなかったと思われる。

◆ ただこの話(全文はここには書けない)は出来すぎているというか何というか、無理矢理感がある。殺害予告されたU氏には薬物関係で殺されたみたいだと、全く違った情報が入ったそうだ。U氏がその話の矛盾点を突くと、情報提供者は話を変えて誤魔化してたと語る。では何故こんな話をし始めたのか?捜査の目を他に向けさせるため?
◆ Y氏が亡くなっていると思われる日以降にLINEが既読になったとか、アカウントが消されたとかという話も出てきている。しかしこれ、スマートフォンを(家族の方が)解約すると、LINEアカウントが消えて、それに紐付けられていた配信アカウントも消えるのではないだろうか。Y氏には弟さんがいるので、警察はすぐ身内に連絡を取るはずだ。

◆ 事が殺人事件だけに、噂話だとしても特定の個人を怪しむような事は書けない。ネット上では具体的名前が少なくとも3人出ているが、今の段階で勝手に容疑者と決めつけるのはいささか乱暴である。

◆ 実は私は10年位前にY氏に会った事がある。会うと言っても親しく会話をした訳ではなく、少し言葉を交わした程度だ。それ以降もY氏は何度か捕まって服役していたはずで、私の記憶の片隅に引っかかっている程度の存在ではあった。


昭和のチンピラ的配信者(1/4)
◆ 昭和のチンピラは他人名義の車に乗っているそうだ。ちょっと車を貸してくれと言って車を借り→大切な商談に行く途中に車が壊れた、商談が出来なくなって大損害だと借主に因縁を付け→修理代の200万は俺が出す、今修理工場に預けてあるからしばらく待っていろといって借り続ける。

◆ 持ち主は何ヶ月たっても車を返してもらえず、貸した相手に電話をする。チンピラは車の持ち主に、壊れた車を自腹で直したのは誰か分かってるよね、それで俺が大きな損害を受けている事も説明したよね、それでも車を返せと言われたらこっちも出るとこに出ないといけなくなるんだけどさと脅す。いや、これは脅迫にならない微妙な線を突いているので罪にならない。

◆ 昭和のチンピラ的配信者と呼ばれる某氏が他人を使ってY氏を殺害したのではないかと、噂はすぐに広まった。某氏は12月26日にY氏と調布(多摩川から1km程度の距離)で会っていて、その時同席していた薬物がらみの女性は、その後Xのアカウントを消した。遺体をスーツケースに入れて川に流したのも、晒し者にしたかった、あえて話題になるように考えたとも言われた。

◆ Y氏が入れられていたスーツケースは、某氏が指示して夏頃にY氏に買わせた(つまりY氏の持ち物)と某氏は話していたというのだが、スーツケースの詳細は公表されていない。そもそもY氏の自宅は江戸川区であり、多摩川とはずいぶん離れている。Y氏はカード使い込み事件から逃げるために、スーツケースを持っていたのだろうか?
◆ Y氏は俺は喧嘩は強い、負けた事はないと豪語したいたが、小柄なリスナーに投げ飛ばされた事が発覚して以降は、喧嘩自慢は影を潜めた。老人や女性には暴力を振るうが、男性にはひれ伏すみたいな感じだ。Y氏の身長は170cm程度で体重は50kg前半と小柄なので、女性でも押さえつけて首を絞める位は出来たかも。

◆ カネがらみ説、知的障害のある女性にクレジットカードを作らせ、200万〜300万円を使わせたと言われていたのだが、返済額が月に50万円とか60万円だとY氏が言っていたそうで、実はもっと多くの金を使ったのではないのか。複数の消費者金融への返済の話もしていたそうだ。

◆ これに関しては女性の家族の方から毎日のように電話がかかってきて、使った金を早く返せと言われていたそうだ。Y氏はカネがないとか、俺が金を使った訳ではないと言っていたそうで、これが女性の家族の心証を更に悪くした。女性の父親は、娘の障害がひどくなったのはY氏が軟禁したからだと、相当怒っていたという。

◆ いずれにしても交友関係を調べていけば、犯人はそう遠くない未来に特定されるのではないだろうか。確かにY氏に恨みを持つ人間は多かったとは思うが、殺害に至る程となれば絞られる。Y氏はこれまでも自宅(借家)を荒らされたり、アパートの外壁に落書きをされたり、ガラスを割られたり、原付のタイヤを切られたりしている。

◆ それだけ恨まれていたというか憎まれていたと思える一方で、常に言われ続けたのが自作自演だ。自分で自宅の窓ガラスを割ってお情けで金を集めた、警察に被害届を出しても受理されなかったとか、実際には被害などに遭っていないと言われた。本当の事を言わないというか見え透いた事を常に言っていたので、何が嘘で何が本当かなど誰にも分からなかったのだ。Y氏が殺害された事で、アウトロー系・迷惑系配信者は、次は俺が殺されるのではないかと震え上がったという。

◆ チンピラ系配信者による情報が入ってきたので、詳しくは明日。


異次元の少子化対策(1/3)
◆ 何度も書いているように、少子化対策の本質は明るい未来だと思う。しかし今の日本に未来はないと言って良い。そんな中で少子化対策を行うのならば、まずは青年の生活レベルを上げる事が必要で、出産費用云々などはその先の事なのだ。

◆ 18歳から30歳までの税や社会保険料負担は重い。当面社会保険料負担はいじるのが少し面倒なので減免だけにするとして、所得税と住民税を額を変えずにマイナスにする。働けば働くほど国からカネが貰える仕組みだ。ただし働かなければ貰えないので、生活保護などとは違う。

◆ 給料の額に応じて貰える額が増えるので、仕事に対する意欲もわくのではないだろうか。これで若年層の手取りは現在の2倍くらいまで増えるはずだ。可処分所得が増えればデート代も出るだろうから、30年前の若者と同じような生活が可能になる。

◆ この状態から更に結婚する人が増え、出産が増えるまでには時間がかかる。ここで出会いを増やすために○○市では婚活パーティーをやりましたみたいな方向に行きそうだが、そこまでダイレクトにやっても効果があるとも思えない。むしろ山歩きをしましょうとか、自転車乗りを応援しますとか、マリンスポーツを楽しみましょう、ウインタースポーツをやりましょうみたいな誘導だとかサポートで良いのではないか。

◆ 何かをやると言うよりも普通に戻す事が第一歩だと思うが、結果を急ぐんだなぁ政治家も役人も。その一方で先送りは大好きだし、一度決めたものは結果が良かろうが悪かろうが決めた事だからと言って方針は変えない。こうしたやり方がじわじわと日本を悪くしているのに、それを決めた連中は決めた事に誇りを持っちゃってるのだから駄目だ。

◆ 結婚する人が増えた後は、子育てのための支援が必要になる。これも社会保険負担料減免と税の払い戻しで行けるんじゃないのかな。収入があれば教育費用などは自分たちで捻出するので、そこにカネを突っ込む必要は無い。補助金ビジネスは役人にとっても関連会社にとっても美味しすぎる事ではあるが、そんな所に無駄に金をばらまくのなら、個人の基本的収入を増やした方がよほど無駄がない。

◆ 少子化対策と称するばらまきや補助金の類いを中止すると、社会保険料の一律減免を行っても更にカネが余るくらいの財源が出来るだろう。財務省にしても各省庁にしても、ばらまきを行えば予算規模が増やせるので仕事をした感に浸る事が出来る。しかし徴収を減らす方向では予算規模が縮小するので奴らは気に入らない。

◆ 予算と言えば福祉だ老人医療関連だというのだが、これだって中間搾取が半分くらいあるのではないのか。確かに2020年頃までは老人人口(絶対人口も、全人口に対する比率も)は増えてきたのだが、現在は殆ど増えていない。次に増えるのは現在の35歳か〜55歳が高齢者となる2040年頃だ。

◆ 現状では日本の高齢者比率が高いのだが、高齢者増加割合は小さくなっている。これは全体的な人口減が起きているからだと思われる。一方で韓国や中国は今後急速に高齢化が進み、2040年頃には日本よりも高齢者比率が増えると予想されている。

◆ その頃日本はどうなっているのだろうか。竹島は韓国に取られ、尖閣や沖縄は中国領になっているかも知れない。と考えると、若者を豊かにしても日本の未来派暗いのかな。


再犯とY氏死亡のニュース(1/2)
◆ 昨年11月に湊伸治容疑者(45)が殺人未遂の疑いで逮捕された。32歳の男性の首を、持っていたナイフで刺したというもの。これだけであれば通り魔事件か何かなのかと思うところだが、この容疑者は30年前の綾瀬女子高生コンクリート詰め殺人事件の主犯格だったのである。

◆ この事件では4人が逮捕されているが、うち3人が何らかの事件を起こして再逮捕されている。犯人の一人は出所後に養子縁組で名前を変えたが、その後詐欺容疑で逮捕されている。いわゆる振り込め詐欺グループなどに関係し、金回りは良かったそうだ。

◆ 度々書いている、前科前歴合わせて26犯という配信者Yだが、氏は犯罪者の権利は守られるべきだという。実名報道はもってのほかで、裁判も匿名で行われるべきだと主張する。犯罪者である事が分かれば職に就く事も難しくなり、再度犯罪を犯すという。

◆ さらに氏は長期刑は不要だと主張する。刑務所はそこそこ居心地の良いところで、長期刑だろうが何だろうが更生する人などいないそうだ。長期刑では場に慣れてしまうので、刑務所にいる事を罰だとは思わなくなり、寝る所と食べるものが用意されたホテルと変わらないという。

◆ 昨年の12月31日にニュースが飛び込んできた。Y氏こと原 唯之(46)がスーツケースに入れられた遺体で発見されたというのだ。司法解剖の結果死因は首を絞められた事による窒息死だとされ、死後数日が経過していると判明した。発見は29日10時頃で、翌30日には身元が判明した。

◆ 最後のPostは12月26日で「┐(´д`)┌ヤレヤレ低脳な愚民共を見てたり、相手してると こっちまで疲れるわ(一部の人間ですが…分かる人には分かる)俺は俺できちんと、ケジメ付けるつもり…とりあえず、今言える事はそれだけです」と書いている。

◆ それ以前は九州にいて、某配信者女性の家に転がり込んでいた。女性からはちゃんと交際して欲しいと言われていたようだが、12月16日に同窓会があるとして東京に戻った。同窓会は21時からだと言っていたのだが、Xには「22時半には帰宅した、充実した時間が過ごせた」とある。なお自宅から会場までは往復1時間以上かかる。

◆ 警察は殺人死体遺棄事件として捜査を開始したが、Xには(殺される)原因がありすぎて逆に犯人が分からないなどと書かれた。前回逮捕された時の薬物関係の絡み、九州の女性関係の恨み、他にも関係のあった女性が反社会勢力関係だったという話、生活保護の不正受給を区役所にバラされてトラブルになっていたという話、チンピラ系配信者とのもめ事による恨み。知的障害女性を軟禁?してクレジットカードを使い、2〜3ヶ月で合計3百万円以上を搾取したとか。この件では女性の家族とトラブルになっていたという。

◆ 他人のクレジットカードを使うのは常習だったようで、以前にも某女性が(知らぬ)「請求が来たときは萎えた」と語っている。また生活保護の不正受給は10年ほど前から行っていた、女性には「貸した金を毎月返して貰っている」と語っていたそうだ。

◆ XへのPostは12月26日が最後だったが、肝硬変配信者K氏へは12月28日にLINEが来ている。しかしK配信者は「これはY氏の文面ではない」と思ったと語っている。司法解剖の所見では発見される数日前に殺害されたとしているので、殺害されたのは12月23日頃から27日頃ではないかと思われ、K氏へのLINEは殺人犯が書いたものではないかと推測していた。また31日か1日かにTikTokアカウントやLINEアカウントが削除された事で、犯人がY氏のスマートフォンを未だ所持しているのではないかと噂になった。


明けましておめでとうございます(1/1)
◆ 昨年同様本年もよろしくお願いいたします。
伊豆に来て今年は7年目になる。まあ特に変わった事もなく過ごしている訳で、コロナウイルス感染患者数も多くないというか、そもそも人口密度が低いので感染が余り拡大しない。インフルエンザなども同様で、あえて人の多いところに行かなければ感染する事はない。

◆ 行動制限中は観光客も少なかったが、今は元に戻った感じだ。連休ともなれば人や車が増えて、出かけにくくなる。海沿いの方も車が増えて渋滞する。西湘バイパスから海沿いを熱海に来る道路は、特に帰りの時間は混雑が激しい。殆ど裏道がないので仕方がないというか、距離は長くなるが伊豆スカイライン経由で戻った方が早いかも。

◆ この冬は帰省する人も多いだろうし、新幹線も混むのかな。一昨年は新幹線乗車率も低かったのだが、去年あたりからは連休の時などは混雑するようになった。リニア新幹線でも出来れば名古屋までは別の経路が出来る。水問題は一応の解決は見たものの、川勝知事は他にも難癖を付けている。

◆ リニアが開通したらしたで電力問題はどうするのかとか、料金がどうなるのかと議論は続くだろう。JRはウルトラバーゲンプライスを提示しているが、あの料金では電気代も出ないのではないだろうか。新幹線代は東京-大阪間で約1.5万円かな、リニアはそれの千円増しだとJRは言っている。航空機の場合は5千円〜1.5万円位である。

◆ 1人を輸送するための使用電力は新幹線の7倍近くになるとも試算されている。通常運転が開始されると300MW/hくらいの平均消費電力になるそうだ。原発を動かさない事にはどうしようもないが、東京電力は相変わらずのへっぽこぶりでミスを連発している。原発でもあれだけのミスを積み重ねられるのだから、それ以外の所でも相当危険な事を平気でやっているのではないだろうか。

◆ 東京電力は原発の運転能力なしと言う事で、他の電力会社に移管した方が良い。大きな事故としては中部電力浜岡原子力発電所1号機で、余熱除去系蒸気凝縮系配管内で生じた水素の燃焼をともなう急激な圧力上昇により、配管の破断事故が起きている。関西電力では美浜発電所2号機で蒸気発生器の伝熱管の1本が破断、美浜発電所3号機において2次系配管の破損事故があった。

◆ 他にも大小様々なトラブルは起きていると思うが、事故の発生やその後の対応などに評価の与えられる電力会社に運転を任せるのが良い。今のまま東京電力の組織的改善を待っても全くの無駄でしかない。原発はたとえ電力を生まなくても、ものすごい額の金を使い続けているのだ。

◆ 原発の事故に関しては日本以外でも起きているのだが、日本は大きな事故が多い。原発数が米国、フランスに次いで多いという事もあるのだが、管理体制というか管理体質自体が駄目なのだろう。経産省は原発は推進するが責任は取らないよと言う姿勢だが、知らん顔をさせておいて良いのだろうか。利権だけをむさぼる役人は厳罰に処した方が良い。

◆ 金権自民党はどうなるのだろうか。安倍派を潰そうぜと画策して情報を流したら、自分の所にも火の粉が飛んで来ちゃったみたいな。安倍政権時代は権力が検察の力を上回った感じだが、今は違う。金権議員を全部塀の向こうに追いやれたら気持ちが良いが、自民党の議員数が半分位になっちゃったりして。