ソフトバンク商法衰えず(2/17)
◆ うちの親もソフトバンクに欺された口である。母親は一昨年亡くなったのだが、携帯電話の解約にはえらく苦労した。死亡解約は出来ないから相続人名義に変更しろとかで、ソフトバンクショップに何度も足を運ぶ羽目になったという。携帯電話代のローンが残っていたそうで、その時にローンの内容を見ると64GBのmicroSDカード3万円(iPhoneなので通常使用出来ない)、非純正の充電器は8千円もするSB C&S製(普通に買えば500円位のもの)非純正のライトニングケーブル1.2万円×2本、SBC&S製の保護フィルム7,980円×2枚(ケーブルもフィルムもなぜ2セット売りつけられたのか不明)、SB C&S製のTPUケース6,480円(どうみても千円程度のもの)などがローンに組まれていた。
◆ SB C&Sはソフトバンク系のグッズ供給会社らしく、これを使わないと保証が効かないとか何とか。ソフトバンクの詐欺商法は既に過去のものかと思ったら、最近もこんなことをやっているのだ。私は実家と離れた場所にいる事もあって、契約時に立ち会ったりはしていない訳で、ソフトバンクの好き勝手にやられてしまった餌食の一人となったわけだ。
◆ 解約時にこれはおかしいのではないか、なぜ保護フィルムが2枚なのか?microSDを何に使うのかと聞くと「お母様がどうしても欲しいと言われましたので」と嘘を言う。80歳過ぎの老人がiPhoneには64GBのmicroSDですよねっ!なんて言うはずがない。老人を欺して金を取るソフトバンクショップは、特殊詐欺と五十歩百歩なのではないか。
◆ ソフトバンクに言わせれば「ショップが勝手にやった事」となる訳だが、そうやって言い逃れすれば済む(一部事項は言い逃れ出来ないようになっては来た)のはおかしな話である。ソフトバンク参入前は、ドコモやKDDIは信頼出来る企業だった。しかしソフトバンクの悪事に習う形で、今やドコモショップですら詐欺的行為に手を染める。
◆ ウチの実家は元々はドコモを使っていたが、ソフトバンクに欺されて高額ローンを組まされた。ドコモは高いですよ、ソフトバンクならこんなに安いですよとか何とか言われて契約してしまった訳だ。一時期複数回線の契約があって、使わないものは早く解約しろと何度か言ったのだが、今解約すると損だから5年待った方が良いと言われたとか何とか。ちなみに縛りのある時代の話ではない。
◆ ソフトバンクや楽天に比較すれば、ドコモやKDDIは百倍は安心だが、それでもiPhone契約時にmicroSD位は売りつけられる事がある。老人を一人で携帯電話ショップに行かせない事、これは基本中の基本であると言える。総務省でも案内ページを作っているが、今ひとつ分かりにくい。料金プランだとか色々複雑なので、それを説明しようとすると文字数が多くなってしまう。
◆ それよりもまず「携帯電話ショップは危険」「詐欺的行為が日常的に行われています」みたいに書いた方が良いんじゃないのかな。「それは本当に必要?自分で判断出来なかったら、お友達などに聞いてみましょう」とか「基本的に必要なものは、自分に合った契約とスマートフォンだけです」と書いた方が良いと思う。
◆ こんな調子なので葬式の時は、とにかく全部弟に聞いてから契約するようにと強く言っておいた。葬儀屋に毎月会費を払うと葬儀がタダになるとか何とか言われて入ったというものも、葬儀屋の推奨プラン(何百万円もかかるもの)を頼んだ時だけ、1割引になるみたいなインチキだったらしい。解約すると言ったら説得部隊が訪ねてきたそうだが、たまたま弟が居合わせたので撃退したそうだ。
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