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過去の雑記置き場


サイバートラックの完成度(2/1)
コンビニ客も高齢化?(2/2)
浪花節経営はなくなるのか?(2/3)
ソーラーバブルは終わるのか?(2/4)
決済システムの障害(2/5)
EV用インバータ(2/6)
年間餃子購入額(2/7)
配信者K氏の人生(2/8)
野焼き(2/9)
理不尽な校則(2/10)
広告ブロッカーとの戦い(2/11)
PET2001(2/12)
高田馬場とポルノ噴水(2/13)
分かりにくかった券売機(2/14)
運と努力(2/15)
増えていくクレジットカード(2/16)
ソフトバンク商法衰えず(2/17)
単に特殊な業界なのか?(2/18)
迷惑行為は止まらない(2/19)
田舎にはセールスが殆ど来ない(2/20)
武蔵小杉に人が増える(2/21)
電子申告は誰のため?(2/22)
ネコはどこからやってきたのか?(2/23)
ネコの話の続き(2/24)
自治体独自の課税(2/25)
ゼルビア渋滞(2/26)
ガラス面積縮小が時流?(2/27)
睡眠不足と少子化の関係(2/28)
RCSと+メッセージとLINE(2/29)


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RCSと+メッセージとLINE(2/29)
◆ RCSに関しては以前にも散々書いた訳だが、RCSメッセージアプリに何が不足しているのだろうか。ここではRCSメッセージアプリとしているが、事業者版のスマートフォンには+メッセージとしてRCS受信用のアプリがプリインストールされている。

◆ LINEの怪しさは今に始まったことではなく、2014年頃には既に韓国疑惑が持ち上がっていた。LINE側は看過出来ない虚偽報道だとしたものの法的処置には進まなかった。いや、進めなかったのである。2021年には韓国疑惑が真実である事が発覚し、LINE側は謝罪に追い込まれることになった。

◆ では現在のLINEが安全なのかと言えば決してそうではない。そもそもソフトバンクが韓国系であり韓国のデータセンタを使っている。昨年には情報漏洩事件を起こしているが、これが事件なのか事故なのか故意なのかは不明だ。

◆ 他愛ない連絡用にLINEを使うことに大きな問題はないとは思うが、設定によっては自分の問題だけではなく他人にも害を及ぼす。電話帳を持って行かれてしまうからで、これはMeta(Facebook)も同様だ。Facebookは本人確認と称して運転免許証のコピーを要求してくることがある。

◆ セキュリティ的に安心感が高いのはRCS(旧SMS)である。Gmailと違って内容のチェックもされないし、国内通信であれば国内事業者で完結する。ただしソフトバンクに関しては上に書いたとおりだが、リアルタイムの通信の傍受や保管はさすがにしていないと思う。ただし回線交換を使うSMSと異なり、RCSはデータチャネルを使うので野良WiFiなどでは傍受される恐れが多少ある。

◆ RCSに使いにくい点は大きく2つある。一つはUIの問題で、相手ごとにメッセージを分類する機能が十分ではない点だ。RCSで多くのメッセージを処理しようとすれば、件名での分類や相手による分類などが必要になる。Gmailでもフォルダの概念がない訳で、海外では分けると言うよりも都度検索するのが普通なのか。

◆ もう一つは基本的に電話番号での通信だと言う事だ。これは便利でもあり不便でもある。従って電話番号による通信と、Aliasesによって自分のIDを1個或いは複数決められるようにしておけば便利だ。電話番号による通信は通常のSMS同様になるが、電話帳外着信禁止だとか国外からの着信を禁止するとかの詐欺SMSブロック機能は必要だ。

◆ IDによる通信はLINEとかMail同様の、件名分類や相手先IDによる分類、自IDによる分類(自分がいくつかのIDを設定出来る前提)があれば、宣伝系企業に渡すIDを別に設定出来る。こうしておけばLINEでありがちな、宣伝トークばかりで困ると言ったことが回避出来る。

◆ 既読通知のON/OFFは現状で出来るし、写真や動画の添付も出来るのでLINEほどの遊び要素はないにしてもコミュニケーションツールとして、ビジネス用などにはもっと利用されて良いような気がする。もっともビジネス用途なればMailが殆どで、Mailは難しくて使えないという政治家がLINEに手を染めるみたいな、こればかりは世代交代を待つしかなさそうではある。

◆ +メッセージアプリは事業者ごとの設定なので、これは流行らないだろう。Googleのメッセージアプリは普通に使えるが、Google製なので出来が悪い。本来はGoogleが提唱したのだからGoogleがもっと良いアプリを作るか、サードパーティに期待するしかない。サードパーティ用のメッセージアプリもいくつか登場していてSmart Messagesは比較的評価が高い。LINE利用率はiPhone利用者で高いが、iPhoneでRCSが使えるようになるのは少し先である。


睡眠不足と少子化の関係(2/28)
◆ NatureNeuroscienceの論文によると思春期に於ける睡眠時間が将来の社会性を左右するという。思春期は脳の発達にとって重要な時期であり、この時期の睡眠時間が十分でないと、成長してからの社会新規性に対する嗜好性が低下するとされた。

◆ この現象はドーパミン以上に由来するものとされ、睡眠時間が適切な検査群には現れなかった。成長してから自分以外の動物に接するとドーパミンニューロンの活動が増えるが、成長期に睡眠愚息状態であるとこれが見られなかったという。逆に睡眠不足時にはドーパミンニューロンが活性化していたそうだ。

◆ そこで睡眠不足時にドーパミンニューロンの活性化を抑える投薬を行うと、睡眠不足ではない検査群と同様の状態になった。現代社会において、特に青春時代には楽しいことが山のようにある。昔は深夜放送だったかも知れないし、今ならスマートフォンやゲームだろうか。

◆ こうした傾向により徐々に社会性が失われていくとすれば、結婚しない症候群にもつながるのではないだろうか。コロナウイルス蔓延による行動制限によって、若年層の睡眠時間が長くなったとするデータがある。するとこの若者達が結婚適齢期になった頃には、十分な社会性を発揮して出会いを求めるようになるのだろうか。

◆ 現状で人口減を抑えるのは相当難しい。若い世代の人口が既に減ってしまっているので、1夫婦が2人の子供を産んだだけでは駄目なのだ。少子化対策するよ、子供を産んだらお金をあげるよ、でも後からそれは税金で払って貰うからねと言うのが現在の政府の方針だ。これでは先が暗すぎ、将来が不安で子供を育てようとは思わない。

◆ 子ども手当は出すけれど扶養控除は廃止するとか、だったら子ども手当など要らないから扶養控除額を2倍にしてくれと思う人も多いはずだ。収入の少ない人に対しては子ども手当を出し、収入の多い人に対しては扶養控除を増額する。

◆ 配偶者控除廃止の話もあるが、これだって増額することによって共働きしなくても暮らせるようになるかも知れない。財務省は主婦も老人も働かせて所得税を取ろうとしているが、専業主婦で子育てが出来る環境を充実させる方が、よほど少子化対策になる。

◆ 年金の掛け金年齢を上げ、年金支給開始年齢を遅らせていけば暇なジジババが減少する。するとちょっと子供をみて貰う事も出来なくなり、子育て環境は悪化する。政治家の多くは老人だから日本の将来などには興味がないだろう。面倒なことは先送りにして、自分が生きている間には何事も起きないように過ごす。

◆ 人間が減ってきたら海外から輸入すれば良いよと言っているが、そもそも景気が回復しないことには日本の魅力を海外にアピール出来ない。自分の住んでいる国より平均所得の低い日本に、何のために行くんですかと言う事だ。

◆ 昔は日本に出稼ぎに行けば何とかなる、高い給料が貰えるから借金だって返せる、だから日本は素晴らしいと思われていた。でも今は貧乏な日本でしかない訳で、韓国や中国都市部よりも低賃金で日本人は働いている。この先も重税感はより高まり、可処分所得は減少するだろう。そんな時代に子供を育てれば、育った子供はかわいそうだなと誰だって思うはずだ。


ガラス面積縮小が時流?(2/27)
◆ 新型ミサイルを見かけることも増えた。このあたりでは余り走っていないが、静岡県でも西の方に行けばトヨタ領土となる。先代からデザインテイストが変わったとは言っても、特別目立つという感じでもない。

◆ ウエストラインが高くガラス面積が狭いので、チョップトップ(死語?)的な雰囲気がある。ウエストラインを高めにしたのはSUV的な車高の高さを表現するのだろうか。標準なのかオプションなのか不明だが、ホイールアーチの所にプラスチック製のパーツが付いていて、これもSUVっぽさを演出している。

◆ ミサイルは元々視界の良い車ではないが、新型ではより窓面積が小さくなっように感じる。実際に小さくなったのか?デザイン的にそう見せているのかは不明だ。フロントガラスが大きくなったので、その他のガラスを小さくしてコストバランスを取ったとか?
◆ トヨタ車の最近の傾向としてガラス面積を狭くしている。昔の車は窓面積を大きく取って明るい室内みたいな売り方をしたが、今は逆のデザインが流行っている感じだろうか。窓を狭くするのでウエストラインは自ずと上がり、重い感じになってくる。アルファードも先代より窓面積が減った風に見えるが、実際はどうなのだろうか。

◆ Xに新旧アルファードの比較、旧型の3.5リッター版から新型の2.4リッターターボに乗り換えた人の書き込みがあった。同じような通勤での使い方で3.5リッター車は6km/l前後走ったのに、2.4リッターターボは5km/lが良いところだと嘆いていた。

◆ 両エンジンの最高出力はほぼ同じで最大トルクは過給器付きエンジンの方が大きい。非過給領域ではトルクがないので、どうしても過給領域を使うと言う事だ。ターボが効けば加速が良くなるのでアクセルを踏み気味になり、だから燃費が悪いのかなと書いていた。

◆ ダウンサイジングターボは欧州で流行っているが、欧州車の場合は過給領域でも理論空燃比で運転するようにセッティングされている。日本車の場合は過給領域では燃料を濃くしたり点火時期を遅くしてデトネーションや発熱量を防ぐので、ダウンサイジングターボの燃費が良いかというと難しいところだ。

◆ ダウンサイジングターボ用のエンジンは、過給による出力上昇を前庭に設計されるべきなのだが、実際にはNAエンジンの一部を強化して過給器を付ける的な設計が(日本車には)多い。これによって小型軽量のエンジンでそこそこのパワーが得られている訳で、欧州的な考え方で行くとエンジンが大きくなってしまって、排気量が小さい割に重いエンジンになってしまう。

◆ 燃費の善し悪しは車重による所が大きいので、重いい車を小さなエンジンで動かそうとすると燃費が悪化する。ウチのジムニーは古いからと言う事もあるが、冬場でも10km/l位の燃費であり、夏場はクーラの負荷、デトネーション防止の燃料増量、同じく水温・点火時期の制御が高気温用になるので8km/l位に落ちてしまう。

◆ 軽自動車の場合は過給器を付けてもレギュラーガソリン仕様が望まれるところもあり、セッティング的には結構厳しいのかな。燃費のためには水温は高めにしたいが、デトネーション防止のためには低く抑えたい。このあたりも設計の新しい現行ジムニーなら、少しは改善されていることだろう。


ゼルビア渋滞(2/26)
◆ ゼルビア渋滞とは何だろうと調べてみたら、町田市の野津田に出来たスタジアム周辺が渋滞するという話だった。駐車場も混雑するようで、車でしか行けないのに車で行っても駐められないとは何事だ!みたいな苦情が出ているとか。

◆ あのあたりは山の中みたいなところで、山を切り開けば駐車場はいくらでも出来そうだ。一方で付近の道は余り広くなく、駐車場も殆どない。アナログ携帯時代もPDC時代も圏外が多く、連絡の取りにくい場所だった。

◆ 山の中に何かを作っているなとか、県道18号がいつの間にか延長されているなとは思っていたが、その後足を運ぶ機会もあまりなくなっていた。ただあのあたりを通る事はあって、渋滞を避けた裏道なども通るのだが、道が細い&舗装がぐちゃぐちゃな林道みたいな所だった。チャレンジするなら小野路グランドの方を目指せば良いのだが、GoogleMapにはルートは出ないのであしからず。

◆ 裏道を通るのはあのあたりが混雑するからで、そもそも余り道がないので混む。鶴川の駅前など延々と渋滞するし、TBSの緑山スタジオ側に抜けても混んでいる。緑山スタジオ周辺は今は道路が良くなったが、以前はちょっとした峠道でドリフト野郎が走っていたのだ。緑山スタジオの山を下りると子供の国がある。

◆ GIONスタジアムの北側には多摩ニュータウンが広がる。今や古くなり過疎化が進む枯れたニュータウンだ。同じような建物が建ち並んでいて、自分がどこにいるのか?自分の家(建物)がどれなのかを見失ってしまうと言われる。行動成長期には地価の安い郊外を求めて多くの人がやってきたわけだが、オイルショックなどによる景気の後退で開発は頓挫する事になる。

◆ 多摩川を渡ると中央高速に入る事が出来るが、橋が混んでいるので中央高速側に行くにも苦労がある。橋の多くは橋を渡ったところに交差点があり、渋滞を激しくしている。新たな橋も多少は建設されているのだが、交通量の増大に追いついていない。これはどこでも同じで、大きな河川を越えるためには渋滞を覚悟しなければならない。

◆ 多摩ニュータウンに半分未完成の道がある。県道158号線で、広い道路が作られる宵だったようだが、中央部は荒れ地のまま1車線の位置が出来ている。この道路はさほど混んでいないので、橋本方向に向かうには使える。都内方向にも続いているが、都内方向には行ったことがないので空いているかどうかは未確認だ。

◆ いずれにしてもあの辺りは広い道がないので渋滞するのは仕方がない。携帯電話が使えないのも、昔からそうなのだから仕方がない。駅から歩くと1時間以上かかるが、もしかしたら渋滞に巻き込まれているよりも早い可能性がある。夕方などの渋滞時間に当たってしまったら、道路が空く20時過ぎ頃までどこかで時間を潰すとかファミレスまで行けるのであれば、更にファミレスに待ち行列が出来ていなければ、そこで食事を摂るのも方法だろう。

◆ 普段運んでいる道なので、空いている時間を狙った速度取り締まりも行われている。交差点で先頭になり、前がガラガラで一気にアクセルを踏み込んだら捕まった、みたいな事も起きるので注意した方が良い。あくまでも個人的イメージでしかないが、何となくガラが悪い車が多い感じなんだなぁ。昔の暴走族とは違うし、チバラギスタイルでもないのだが、何か独特の雰囲気を醸し出しているのだ。


自治体独自の課税(2/25)
◆ 熱海市では住民の高齢化や人口の減少による税収低下を補うため、来年度から宿泊税を導入する予定だそうだ。現在宿泊税が導入されているのは東京都(最大200円)、大阪府(最大300円)、京都府(最大1000円)など、8つの自治体だ。

◆ 来年度から新たに導入を計画しているのは浦安市や熱海市などで、浦安市は100円、熱海市は200円を徴収したいとする。浦安市はディズニーランド宿泊客が救急搬送される率が高く、市の経費がディズニーランド宿泊客に使われているからだという。そうは言っても観光収入を考えれば損ではない気がする。ディズニーランドがなかったら、千葉には何が残るのか?みたいな。

◆ 宿泊客は宿泊税を払うわけで、そのほかに入湯税も取られる。自治体が自分の所の住民から金を取ろうとすれば反発が強まるが、観光客からは言わば取り放題だ。ちなみに横浜市は年間900円の緑税を独自に徴収している。これは国が取る森林税(千円)と同じではないかと言われたが、市はよく分からないけど違うよ、みたいな事を言っていたかな。

◆ 日本で最も地方税が高いのが宮城県仙台市と神戸市(同率)で、仙台市ではみやぎ環境税という、これも良く訳の分からない税金を1,200円取られる事になっている。なお日本で最も住民税が安いのが、大阪府の田尻町である。

◆ 熱海は別荘地でもあるが、別荘税を取られる。一般的に別荘は固定資産税は取られるが、住んでいないので住民税は取られない。しかし熱海は別荘がある以上年間何日かは別荘で暮らすのだから、別荘税を取るという。だったら居住自治体から日割りで貰えば良いではないか。と言うと、税とは取りやすいところから取るのが基本ですと言い出すのだろう。

◆ 熱海の宿泊税徴収には賛否ある。ホテルなどでは宿泊客が熱海以外のエリアに行ってしまうのではないかと心配したり、他の自治体のように一律徴収ではなく、宿泊料金に応じた金額の方が負担が少ないなどとも言われている。

◆ 宿泊税は宿泊した人からしか取れないが、旅行税なら熱海に来た人全てから取れる可能性がある。新幹線の熱海駅にゲートがあって、500円入れないとゲートは開きませんよ、とか。それは極端だとしても、こうした税目が増えていけば結果として全ての人から金を取るみたいになってしまう。

◆ 熱海では7億円の税収増を見込んでいて、観光事業などに使うと言っている。それを信じるかどうかはあなた次第で、結局こうした独自の税金が具体的に何に使われるのかはよく分からない。横浜市のみどり税にしたって、みどり税の事業は2023年で終わったのかな?それでも税の徴収はやめないよ、使い道はこれから考えるよみたいな感じだった。

◆ 政党助成金だって結局は政党の思うツボな訳で、企業献金はダメと言われたってパーティーがあるもんねと、結局は何も変わっていない。しかも国民は一律で金を取られるわけだから、自分の支持していない政党にも比例的に分配される事になる。これは政党支持の自由に反するのではないかと言う人もいる。

◆ 国は自治体の独自の税目に対して、地方交付金額をコントロールするなどすれば良い。旅行者から取る税金にしても、それを払った事が実感できるようなサービスなり何なりを見せていく事こそ大切だと思う。なんだか分からないけれど取られるだけ取られて、それが何の役に立っているのか分からないという税目が最悪なのだ。


ネコの話の続き(2/24)
◆ ネコを飼うのは犬よりも楽である。私は犬もネコも飼った事があるが、ネコは手がかからない。いたずらをするかどうかは猫種によっても違う。活発なネコは部屋中を飛び回り、植木鉢をひっくり返したりする。

◆ 一般的には長毛種の方がおっとりしている感じがする。ベンガルやアビシニアンは野性味の残るネコで、好奇心旺盛だし運動量が多い。ベンガルは自分の名前を理解するネコもいて、名前を呼ぶと返事をする。短毛種は比較的抜け毛が少ないし、シングルコートのネコは更に抜け毛が少ない。

◆ メインクーンは大型のネコで、オスなら小型犬位の大きさになる。メインクーンは頭が良くて呼べば来るし返事もする。他のネコを呼んでも返事はしないので、ある程度言葉というか音を理解している。ベンガルにしてもメインクーンにしても、返事をするネコもいればしないネコもいる。ただ怒られた事は分かるようで、基本的には賢いネコではないかと思う。

◆ メインクーンは長毛種で、毛の細いタイプのネコはさわり心地も良いし見た目も美しいが抜け毛が大変だ。毛と言うよりも綿埃のような感じで部屋の隅に落ちていたりする。ウチではルンバが大活躍だが、ロボット掃除機がないと掃除が面倒である。大掃除の時には室内でブロワーを使い、窓を全開にしてネコの毛を吹き飛ばす。

◆ ベンガルは呼べば返事をするが、呼ばなくても鳴く事がある。何かを知らせようとする時、例えば虫がいるよとか外に何かがいるよとか、お腹が空いたよとか、良く鳴く。しかも声が大きいので、都会で買うには注意が必要だ。犬の鳴き声ほど大きくはないが、ネコとしては声が大きい方だ。

◆ ロシアンブルーは鳴かない。ロシアンブルーは飼い主にはなつくが、知らない人には近寄らない。シングルコートの被毛は手触りが良く、小型のネコなので手間もかからない。しかし運動量が多いので、特に子猫のうちはいたずらが激しい。

◆ メインクーンも殆ど鳴かない。長毛種で暑いのは苦手だが寒くても平気である。ベンガルは暑くても大丈夫だが、寒い時には固く丸まって動かなくなる。冬にネコと一緒に寝たいのなら、ベンガルのような寒がりのネコが良い。メインクーンは暑がりなので、布団の中に入れてもやがて出て行ってしまう。

◆ 純血種はその種類によっての特徴があり、同種交配を重ねて作ってきたネコなので、特徴が明確になる。しかし同種交配によって遺伝的な弱さが改善されず、その種固有の弱さが存在する。いわゆる雑種のネコはそうした遺伝的欠損部分が修復されるので、一般的には純血種よりも丈夫なネコが多い。

◆ 純血種はブリーダさんから買う事が出来るが、雑種の入手は意外に難しい。保護ネコセンターなどで貰ってくる事も出来るが、貰い主の審査をされたり管理費などの名目で費用がかかる事がある。なぜ管理費なのかというと、動物の販売には規則があるからだ。

◆ 最近ではブリーダさんでも異種間で交配した(交配してしまった)雑種を売っているところもある。価格も手ごろなので、こうしたネコを迎え入れるのも悪くないと思う。保護ネコセンターで貰ったネコでも、ブリーダさんで買ったネコでも、一緒に過ごすようになれば唯一無二の存在だ。なおペットショップのネコは余り管理が良くなかったりするので、純血種を買うのであればブリーダさんを訪ねた方が良い。


ネコはどこからやってきたのか?(2/23)
◆ ネコが家畜或いは愛玩動物として育てられたのは古代エジプトだったという。その後世界各地にネコが伝わっていく訳で、日本には奈良時代あたりに中国からやってきたと言われていた。中国から仏教の経典を持ってきた時に、ネズミなどの食害から守るためにネコもセットで入ってきたと言われる。

◆ その後日本でもネコは主にネズミ対策として飼われるようになり、大切な米を守ってくれる動物として奉られる神社もある。しかし一つの土器の発見がその歴史を覆した。2007年に兵庫県の見野古墳から発掘された土器に、肉球の跡が残っていたのだ。

◆ これによって従来考えられていた1200年頃に日本にネコが入ってきたという推定は不確実なものとなり始める。更に2008年には長崎県からネコのものと思われる骨が発掘された。年代を調べると弥生時代のものだと分かり、中国経由で入ってくる以前に、日本にはネコがいたのではないかと考えられる。

◆ 一方で犬は縄文時代には日本に存在していたとみられている。東南アジアや韓国から日本に入ってきたと思われる犬は、狩猟犬として飼われていたようだ。韓国では犬を食べる文化があるが、その韓国から入ってきたと思われる弥生犬は日本でも食用として飼われていたとある。

◆ ネコは害獣から食物を守るために室内で大切に飼育されていたというか、室内で飼育しないとネズミを捕らなかった。対して犬は主に番犬として屋外の農作物や家畜類を守っていたと言われる。奈良時代になると仏教の教えによって肉食が禁止され、犬は食用から番犬へと変わっていった。やがて訓練によって鍛えられ、軍用犬などにも使われ始めた。

◆ ネコは本能的にネズミは捕るかも知れないが、軍用ネコに鍛える事は出来ない。こうした能力の違いがネコに安泰な生活をもたらしたとも言われる。犬が現実的な使途を持って飼われた歴史を持つのに対して、ネコは人間の役に立つ動物としてよりも、ネコを飼っていれば働いてくれる的な消極的な飼い方だったと言える。

◆ ネコに関する伝説などは色々ある。猫又は妖怪化したネコで20年以上生きるとシッポが2つに割れて妖怪化するのだとか。現在においては20年近く生きるネコもいるが、野良猫の寿命が数年と言われる訳で、おそらく昔のネコの寿命も似たようなものだったのだろう。

◆ 猫又と化け猫は別物であるとされるが、詳細はよく分からない。猫又と違ってシッポが1本だとか、人間に化ける事が出来るとか、それってタヌキじゃなくて?みたいな。人間に化けるところから、その化けた状態を言うのか?化猫遊女が江戸時代中期の娯楽本である草双紙に登場している。もしかしたら猫娘の先祖かも知れない。

◆ こうした妖怪チックな伝説と共に、ネコが奉られる神社があったり、ネコが氏を迎える時にはそのネコが持ち抱えられるだけの、人間の不幸を持って死んでいくとも言われている。外で飼っているネコは死ぬ時には家から離れた場所に行くと言われている。室内外のネコは外には行かないので、普段の場所でそっと死んでいく。

◆ ネコは死期が分かるのか、死ぬ前に飼い主のところに来て、小さな声でニャーと言ってみたりする。死ぬ時にゴロゴロと喉を鳴らすネコもいるが、これは痛みを和らげるための物質が分泌され、それが心地よく感じられて喉を鳴らす説もある。私は今までに何匹かのネコを見送っている。死期が近づくと食欲が減退してネコは痩せていく。体力が衰え、寝ている時間が長くなり、飼い主の不幸をかき集め、静かにこの世を去って行く。


電子申告は誰のため?(2/22)
◆ 確定申告の季節である。国税はe-TAXを利用した電子申告を推奨している。電子申告を行うと、青色申告の控除額が65万円になる。控除額を増やしてまでe-TAXにさせようとするのは何故なのだろうか。電子申告で控除額を増やせば税収が減る可能性がある。例え手間が省けたとしても税収が減るようなことを国税が行うとは思えない。

◆ 例えば今年は自民党議員の脱税疑惑があり、税務署には苦情が殺到したという。国民が払う税金の計算は1円たりとも間違ってはいけない。しかし石原議員は、国会議員は100円単位で良いんじゃないの?1円ま集計なんて面倒でやってられないよ、そのために税理士を雇えば金がかかると言った。

◆ 国民には面倒な申告を義務づけ、インボイスの処理に手間をかけさせるのに、自分たちは面倒だから、金がかかるからやりたくないよと言うところが石原議員らしいところでもある。国民のことなんか関係ないよ、自分の蓄えを増やすことこそ議員の存在意義だとでも言いたそうだ。世襲議員などは特に、国民とはかけ離れたところにいる訳で、自ずと考え方も違ってくる。

◆ 電子申告ならば文句を言われなくて済む税務署員だが、申告書を持ってこられると持ってきたついでに文句の一つも言っていく。今年は脱税議員問題で特に文句が多かった訳だが、例年でも必ず文句は出る。ろくに税金を払っていないヤツがいるじゃないかとか、払った税金が無駄遣いされるのはどういうことだとか、税務署窓口は鬱憤晴らしの場と化す訳だ。税務署員に堂々と文句を言える、年に一度の機会だから青色申告をするという八百屋のオヤジさんが(以前に)いた。

◆ 勿論税務署員に言ってどうなる問題でもないが、申告者としては誰かにぶつけたい思いが山積している。何を言っても税務署員は基本的には言い返さない(言い返せない)ので、それこそ商店のオヤジさんなどは言いたい放題言い散らす。この時期雇われるアルバイトにも容赦はない訳で、流れ弾に当たりまくる訳だ。

◆ 税務署員にとってそんな嫌な季節が今な訳で、自分たちの身を守るためなら税収が減っても良いかな、減ったら増税すればいい話だしと思ったのかどうかは知らないが、税務署はe-TAXを推奨する事になった。e-TAXなら納税者と顔を合わせることが基本的にはないので、文句を言われることもなくなる。

◆ 納税者にとってもe-TAXは便利で良いし提出期限内であれば修正も簡単だ。マイナンバーカード連携も簡単になってきている。医療費控除なども自動的に行われるのかな。しかし文句を言いたいお年頃の人には仕組みが面倒だと言われ、なかなかe-TAXに移行して貰えないのだとか。

◆ 会計システムというか企業会計などは特にだが、中々素人には処理ができない。税理士や会計士と国税がグルになって、みたいな話は昔からある。税理士や会計士の仕事をなくさない代わりに、税務署に代わって会計ミスを暴きなさいよみたいな話だ。それでも最近は会計ソフト屋の力が上回ってきたのか、色々と便利になってきている。

◆ このあたりも国税が会計ソフトみたいなものの仕様なり何なりを作る(作らせる)ようになると、マイナンバー情報からの控除額計算が加味されたり、色々便利になるのではないだろうか。統一手順や共通規格であればサポートも簡略化できる。現在は会計ソフトによって色々異なる操作が必要であり、こうした点も中高年商店主などに受け入れられない理由だ。


武蔵小杉に人が増える(2/21)
◆ なぜ武蔵小杉に人が増えるのか?何年か前の浸水による被害があり、武蔵小杉周辺の地下や賃貸の価格が下がったからだそうだ。多少の危険があったとしても、そのうち対策が取られるだろうと言う事で、それよりも地価や賃料が安い事が魅力に映るようだ。

◆ これは武蔵小杉ばかりではなく、多摩川周辺にもいえる事だそうだ。川崎市が発表したハザードマップに沿う形で人口の増加が見られるという。人口が減るのは人間が寿命を迎えて減るだけではなく、地価をはじめとした物件価格の割高感も影響している事が分かる。

◆ 地価は何かがあれば変動するが、そうでなければあまり変わらない。その何かが災害だったわけだが、場所によっては毎年のように被災する場所もある。静岡県の河川も、堤防強化対策が遅れたために、2年続けて付近の住宅が浸水した。

◆ 行政は1年かけて堤防工事をする予定だったらしく、しかし梅雨の時期になって雨が増えた事で工事を中止した。工事を中止している間に河川の水量が増えて氾濫した。これを受けて行政は、速やかに工事を行った。出来るなら早くやれば良いのに、のんびりしているから要らぬ災害が起きてしまう。

◆ こうした事もあるので、水害の場所の土地が安いからと言って、すぐに飛びつくのは考えものだ。対策はどうなっているのか、今は安全なのかどうなのかを検討しなければいけない。賃貸の2階以上であれば水没は免れるが、その住宅全体の改修が必要となると引っ越さなければいけなくなる。

◆ マンションの高層階だと水や電気設備が浸水する可能性があり、あの武蔵小杉マンションの悪夢がよみがえってしまう。まあだから安いわけだが、不動産のプロばかりではなく普通の人が移り住んで人口密度が上がるというのが面白いというか、これも経済の弱さなのかなと思える。なお最近の防災型マンションは電気設備などを地下ではなく中層階に設ける構造を採っているそうだ。

◆ 通常であれば地価が多少高くても安全な場所を求めるのが普通だし、何も川の側に住む事はないじゃないかと考える。駅に近いけれど狭い土地と駅から離れている広い土地、みたいな比較とは少し違う。リスクの度合いというか、災害対策の進捗と自然がどう作用するかの確率みたいな、甚だ不安定なものだ。

◆ 土砂崩れの場合は整地などが必要になり、或いは地盤改良があるのですぐに復旧しにくいし、再造成するにしてもカネがかかる。熱海の土砂災害から2年が経過したのだが、そこに住んでいた人が再度家を建てようとする時の難しさ、これは土地の問題もあるし精神的な問題もある。それでもその土地を離れたくないと思う人たちが、家を建てたり直したりするわけだが、これも行政の力が無ければ容易に出来る事ではない。

◆ 更に言えば盛り土を作った人間は、自分には責任がないと言っているし、現在の所有者も盛り土に関しては知らなかった(本当は知っていたらしい)と責任回避を続けている。静岡県内には他にも違法盛り土があるわけだが、いずれも違法盛り土を作った業者はのらりくらりと指示に従わない。

◆ 違法盛り土や違法建築物が近くにあるかどうかなど容易に分かるものではなく、河川の氾濫にしてもそこが氾濫するのかどうかも予測が難しい。そうした意味からすると、既知の災害箇所で価格が下がればそこを買うのがお得となるのだろうか。


田舎にはセールスが殆ど来ない(2/20)
◆ 田舎にいて楽な事、それは要らぬセールスマンが殆ど訪ねてこない事だ。例外もあってプロパンガス屋だとか移動販売している魚屋だとかは訪問してくる事もあるが、年に1回か2回が良いところかな。人が来る事が少ないので、鍵をかけずにいる事にも慣れてしまう。防犯上は駄目なんだけど。

◆ 都市部では一般的なFTTH売りもやってこない。近くでNTTの工事がありまして、電話に異常がなければハンコを頂きたいんですけど、と言ってやってきてハンコを押させるとそれが契約書だったみたいな悪質業者はやってこない。なにしろ人口密度が低いので、押し売り効率が悪いのだ。

◆ 同じようにNHKもやってこない。これには2つの理由がある。一つは別荘利用者が多いために受信料を取る事が出来ない(1家に1契約なので)事、もう一つは難聴地域なのでかなり高いアンテナを立てないと受信が出来ないからだ。

◆ NHKは難聴地域とそのエリアの世帯数を認識しているようだが、その情報は非開示としている。難聴地域はNHKに言えばアンテナを立ててくれるという話が昔はあったそうだが、今は無視されるだけだそうだ。山陰や木が生い茂っていなければ衛星放送は受信出来るが、衛星放送のみの契約はなかったんじゃないかな。

◆ ダイレクトメールも郵送されてこない。しかし宛名のない郵便物(郵便局が配るもの)は配達されてくる。配達されてくるとゴミになり、多少といえどもゴミ捨て代がかかる(伊豆市のゴミ捨ては有料)ので、拒否しておく事が必要だ。

◆ いわゆるポスティングは行われないので、これは相当なストレス軽減になる。今も行われているのかどうかは分からないが、新聞の勧誘もない。そもそも新聞には配達区域というものがあるらしく、山の中は配達区域外なのだとか。別途お金を払えば配達してくれるそうで、配達区域外に配達或いは配送する企業もある。こうした企業に頼むと特定の新聞だけではなく、通常配送されない新聞だとか海外の新聞も配達してくれる。

◆ とは言っても新聞が必要かと言われると、今やTVと並んで不要なものとなっている。新聞を取ると新聞を捨てなければならず、配達区域外では資源ゴミとして捨てる以外にはない。新聞を読む事で朝が始まるというタイプの人は、山の 中には住まない方が良い。

◆ セールスマンなどは来ないが灯油の配達車は見かける。北国と違って屋外に大容量のタンクを付けている家は見ないので、ポリタンクに入れて貰っているのだろう。店頭価格も配達価格も変わらないところもあるのが、配達主体の田舎らしいところでもある。

◆ タクシーを呼ぶと迎車料金は取られるが、安いものだ。迎車料金を取られない地域もあり、それは迎車が普通だからだそうだ。タクシー会社は駅前にあるので、ここに来るまでには時間もかかり、来て貰うのが申し訳なく思ってしまう。なので車がなくても生活できないことはなくて、この別荘地でも(高齢になり)車を手放した人もいると聞く。

◆ 山道なのでシニアカーはパワー的に厳しいが、中華カートなどなら使えそうだ。ガソリンを入れに行くのは面倒なので電動式が良い。たまに県道をシニアカーで走っている姿も見かけるが、いくら交通量が少ないとは言っても危険が伴う。スーパーの駐車場や駐輪場に止められているシニアカーはよく見かける。


迷惑行為は止まらない(2/19)
◆ 11月下旬に一人の方が亡くなった。私は存じ上げなかったが、有名な方のようでトレンドにその名が上がった。病名は公開されていないが、肝硬変から来る脳症ではないかと言われた。連絡が取れず心配した人が氏の住居に行ってみると、既に意識のない状態だったという。救急搬送されてそのまま入院、後に一時は回復の兆しを見せるも、その後帰らぬ人となった。

◆ 肝臓が悪いという話は昨年からしていたそうだが、自覚症状もあまりなかったようで、たまに手足がむくむと言っていたのだとか。アルコール性の肝硬変も症状は人それぞれで、自覚症状がないと医者にも行かない。又飲み過ぎたかな、程度で終わってしまう人もいる。

◆ 人が亡くなればそこに行って配信して閲覧数を稼ぐというのが迷惑系配信者のO氏であり、呼ばれてもいない葬式に香典も持たずに乱入して配信を開始した。ご遺族から配信や録画はしないで欲しいと言われたそうだが無視した。配信を良く思わない人たちは、酒やたばこをテーブルなどに出し(TikTokでは酒やたばこが映る映像は流せない)ディズニー音楽をかけてYotube対策(著作権にうるさい音楽は流せない)も講じた。

◆ 俺が親族だったら殴ってでもつまみ出すと言っている人もいた。O氏は、これはエンタテイメントだ、何も悪い事はしていない、弔い方は人それぞれだ、常識にとらわれないのが俺のやり方だ、俺は障害者手帳を持っているから捕まらないと、いつもの文言を繰り返し、親族にどう思われようが関係ない、二度と会う事はないと開き直った。その後葬式をぶち壊した迷惑配信者だと話題になったのを、喜んでいるようだった。

◆ 葬式荒らしの配信で閲覧数が稼げるとなれば、芸能人の葬式なども配信者に荒らされる事になるのかも知れない。警備が厳重であれば排除出来る可能性はあるが、身内だけで静かな葬式を行っているところに突然乱入されたら阻止は難しい。O氏は24時間テレビの中継にも乱入し、迷惑行為をエスカレートさせている。

◆ 厚労省はアルコールが人体に与える影響を公表している。男性で40g(ビール換算で1リットル)女性で20gを超えると健康リスクが高まるそうだ。女性は脳卒中のリスクが高まり、男性は胃がんが増えるのだとか。今の若い人は会社帰りに呑みに行くなんて事も少なくなったようで、学生時代の方が飲んでいたという人もいるほど。習慣的飲酒だとそれが普通になってしまうので、特に意識せずに呑んでいるのだと思う。

◆ アルコール性ではない肝炎で苦しんでいる人もいる。ウイルス性の肝炎などに感染する事もあり、医療従事者などはワクチンの接種が推奨されている。B型肝炎では毎年80万人前後の人が亡くなっているそうだ。肝炎で腹水が溜まるとそれを抜く事も行われる。CARTと言って腹水を分離して必要な成分を体に戻す方法がある。

◆ 年齢によって検査項目は異なるが、自治体の健康診断は受けておいて損はない。自治体によっては自己負担分の費用を取られたり、検査項目も異なる。会社で受ける健康診断も、企業によって検査内容が異なる。昔は健康診断と言えば胸部レントゲンみたいなイメージがあった。異なると言えば国民健康保険料も相当違うので、引っ越し先を決める時には国民健康保険税と水道料金には注意した方が良いかも。


単に特殊な業界なのか?(2/18)
◆ 昨日のソフトバンク商法の続きである。ガソリンスタンドで水抜き剤を売りつけられたとか、車検の予約を勝手にされて初期費用も引かれていたとかという話は聞いた事がある。悪質な業界は業界として存在するが、携帯電話販売店は特に悪質度が高いと言える。

◆ 例えばPCを買いに行ったとして、LANケーブルは指定のものをご購入頂かないと保証がなくなりますとか、マウスはこれが指定されているのでお買い上げ願いますなんて言われる事はないだろう。それは利用者の知識がバリアになっているからだ。

◆ しかし過去には詐欺的PC販売店も存在した。これも老人などPCに詳しくない人を欺す手口で、不要なものをセットで売りつけた。この販売店は悪質商法が問題となって閉店したんだったかな。PC販売店は悪質商法が問題視されるのに、なぜソフトバンクショップは許されるのか。

◆ 昨年末から値引き規制が変更されたのだが、スマートフォンの販売自体を規制してしまった方が良いのではないか。値引き云々と言ったって販売価格は事業者自身が決めているのだから、値引きをする位なら定価を下げれば良い。そもそも分離プランなのだから契約とセットにするとお得ですよと、価格を変更する事がおかしい。

◆ キャリアショップは儲からない儲からない儲からないと言っているのだから、だったら定価で売れば良いではないか。儲からないのなら店を閉めればいい話でもある。儲からないから客を欺して高額商品を売りつけても良いという理屈にはならない。

◆ 悪質と言う事ではなく単なる間違いではないかと思うが、XにAppleストアと修理に関して書かれていた。iPhoneが故障したのでAppleに修理を頼んだ(郵送)が、Appleから修理依頼時のシリアル番号と、送られてきた修理品iPhoneのシリアル番号が違うとして、iPhoneが送り返されてきたそうだ。しかしそのiPhoneは自分が送ったものではなく、年式の古いものだったとか。

◆ その後どうなったのかは見ていないのだが、Appleとしては違うものが送られてきたと言うだろうし、送った側はAppleが間違えたに違いないと言うだろう。iPhoneの電源が入っている状態で送ったなら、GPSなどで当該iPhoneの場所が特定出来るかも知れないが、それ以外でどちらが誤ったのかを証明する事は難しい。

◆ Appleストアではなく街の修理屋だったらどうか。修理に出したら中身が別のiPhoneになっていたみたいな事だって起きる可能性はある。iPhoneの修理屋、特に中国ではBGAの交換なども普通にやってしまうので、修理から戻ってきたらメモリ容量が変わっていたなんて事もあるかも。

◆ 従来型携帯電話の修理でauと意見の相違があった事があった。携帯電話には水没検出のシールが貼られている。ドコモはこのシールが反応している場合は水没と見なし、反応していない場合は水没ではないとする。auの場合はこれとは異なり、水没シールの状態にかかわらずauが水没とした場合は水没になる。

◆ ソフトバンクも同様で、修理品の水没シールが反応していなくても水没だとして高額な修理代を取っていた。水没扱いで修理不能→強制機種変更(規約に記載あり)となる。ソフトバンクの保証は「あんしん保証パック(i) 修理代金還元申請」規定による、修理代金の分割割引が基本になっていた。修理に10万円の費用が発生した場合は、所有者が10万円の修理代を負担し、その後修理代金還元申請を行う事で毎月の通信量から修理代相当額が分割還元された。


ソフトバンク商法衰えず(2/17)
◆ うちの親もソフトバンクに欺された口である。母親は一昨年亡くなったのだが、携帯電話の解約にはえらく苦労した。死亡解約は出来ないから相続人名義に変更しろとかで、ソフトバンクショップに何度も足を運ぶ羽目になったという。携帯電話代のローンが残っていたそうで、その時にローンの内容を見ると64GBのmicroSDカード3万円(iPhoneなので通常使用出来ない)、非純正の充電器は8千円もするSB C&S製(普通に買えば500円位のもの)非純正のライトニングケーブル1.2万円×2本、SBC&S製の保護フィルム7,980円×2枚(ケーブルもフィルムもなぜ2セット売りつけられたのか不明)、SB C&S製のTPUケース6,480円(どうみても千円程度のもの)などがローンに組まれていた。

◆ SB C&Sはソフトバンク系のグッズ供給会社らしく、これを使わないと保証が効かないとか何とか。ソフトバンクの詐欺商法は既に過去のものかと思ったら、最近もこんなことをやっているのだ。私は実家と離れた場所にいる事もあって、契約時に立ち会ったりはしていない訳で、ソフトバンクの好き勝手にやられてしまった餌食の一人となったわけだ。

◆ 解約時にこれはおかしいのではないか、なぜ保護フィルムが2枚なのか?microSDを何に使うのかと聞くと「お母様がどうしても欲しいと言われましたので」と嘘を言う。80歳過ぎの老人がiPhoneには64GBのmicroSDですよねっ!なんて言うはずがない。老人を欺して金を取るソフトバンクショップは、特殊詐欺と五十歩百歩なのではないか。

◆ ソフトバンクに言わせれば「ショップが勝手にやった事」となる訳だが、そうやって言い逃れすれば済む(一部事項は言い逃れ出来ないようになっては来た)のはおかしな話である。ソフトバンク参入前は、ドコモやKDDIは信頼出来る企業だった。しかしソフトバンクの悪事に習う形で、今やドコモショップですら詐欺的行為に手を染める。

◆ ウチの実家は元々はドコモを使っていたが、ソフトバンクに欺されて高額ローンを組まされた。ドコモは高いですよ、ソフトバンクならこんなに安いですよとか何とか言われて契約してしまった訳だ。一時期複数回線の契約があって、使わないものは早く解約しろと何度か言ったのだが、今解約すると損だから5年待った方が良いと言われたとか何とか。ちなみに縛りのある時代の話ではない。

◆ ソフトバンクや楽天に比較すれば、ドコモやKDDIは百倍は安心だが、それでもiPhone契約時にmicroSD位は売りつけられる事がある。老人を一人で携帯電話ショップに行かせない事、これは基本中の基本であると言える。総務省でも案内ページを作っているが、今ひとつ分かりにくい。料金プランだとか色々複雑なので、それを説明しようとすると文字数が多くなってしまう。

◆ それよりもまず「携帯電話ショップは危険」「詐欺的行為が日常的に行われています」みたいに書いた方が良いんじゃないのかな。「それは本当に必要?自分で判断出来なかったら、お友達などに聞いてみましょう」とか「基本的に必要なものは、自分に合った契約とスマートフォンだけです」と書いた方が良いと思う。

◆ こんな調子なので葬式の時は、とにかく全部弟に聞いてから契約するようにと強く言っておいた。葬儀屋に毎月会費を払うと葬儀がタダになるとか何とか言われて入ったというものも、葬儀屋の推奨プラン(何百万円もかかるもの)を頼んだ時だけ、1割引になるみたいなインチキだったらしい。解約すると言ったら説得部隊が訪ねてきたそうだが、たまたま弟が居合わせたので撃退したそうだ。


増えていくクレジットカード(2/16)
◆ 一時期クレジットカード類を整理し解約したのだが、再び増えてしまっている。囲い込みの一環として自社発行のクレジットカードを使わせようとする、いや使わせようとするだけなら良いが自社発行カードしか使えないサービスもある。

◆ LINE PayはLINEカードしか使えなかったのでクレジットカードを作った。LINE Payは請求書払いや税金の支払いに使っていた。しかしLINEPay自体がPayPayに統合されたのでLINEカードは解約した。さっさと解約してしまったのだが、考えてみればポイントが溜まっていたかも。

◆ PayPayで税金を払うようになってPayPayカードを作った。必要な額をチャージして払っても良いのだが、カード連携しておいた方が手間がない。PayPayカードを使ってヤフーショップで買い物をすると、5%位のポイントが付くのかな。ヤフーショップは同じものが楽天より安く売られている場合がある(出店料などが安いため)ので、チェックするようにしている。

◆ ヤフーショップでの買い物が増えて、めっきり使わなくなたのが楽天カードだ。それでも全く使わないわけではないので維持はしている。楽天カードは2枚あるので1枚は解約しておく。全く使っていないカードが不正利用される例があるとの事で、カード発行元から情報が漏れているとしか考えられない。

◆ カード番号だけなら推測は出来るが、使用者の指名や有効期限、セキュリティコードまで漏れるというのだから普通ではない。作ったまま余り使わずに放置しているカードが、たとえ不正利用されても気づかない事が多いのではないだろうか。今は請求や明細はオンラインで見る訳で、意識して見なければ気づかなかったりする。

◆ ガソリンスタンドのカードを作るとガソリンが少し安くなるとか、スーパーで専用のカードを使うとポイント付与率が多くなるとか、結局カードの枚数が増えていく。しかしカードが増えればポイントが分散してロスが増える。dカードとPayPayカードと楽天カードの他にセゾンとAmexのカードがある。Amexはプロパーではなくセゾンの提携でゴールドカードが年会費無料ですよとオファーが来たので作った。Amexも今は限度額があるそうでプロパーカードでも提携カードでも基本は300万円らしい。

◆ dカードの改悪がどうなるのかは分からないが、特典によってはゴールドカードはやめようかなとも思う。これまでは年間200万円以上使うと2.2万円分のクーポンが貰えた。年会費は1.1万円なので年会費以上のクーポンが貰えて、しかも通常は1%のポイントが付く。つまり年間200万円使うと2.2万円のクーポン+2万ポイントが貰えた。クーポンは繰り越し出来ないがポイントは貯めておけるので、2年貯めると6.2万円分になる。これを機種変更の原資にしていた。

◆ しかしクーポンが貰えないのでは面白くないし、Amazonでの買い物ならセゾンカードの方がポイント付与率が良いし、何ならPrime会員をやめても条件次第では送料が無料になる。セゾンカードは、セゾンカードとかショッピング系カードしか使えないサービスがあって、仕方なく作ったものだ。

◆ dカードは使えないサイトが多くて困る。都度再認証などになるので、決済までに時間がかかる。だからといって不正利用が防がれているかと言えばそうでもなくて、不正利用されたという記事もあった。使いたい時に使えないのはストレスであり、この事だけでもdカードは嫌だなと思う。だって他のカードなら普通に使えるんだもの。


運と努力(2/15)
◆ 努力する事によって人生を切り開いていく人がいる。良い幼稚園に行き、良い小学校に入り、良い中学校を出て、良い高校を出て、良い大学に入り、官僚になり、天下る。天下るところがゴールだとすれば、それまでは努力の積み重ねである。途中で失敗する事は許されず、そんな事があればそれまでの努力は無駄になる。

◆ 努力してもどうにもならない事もある。芸術的センスなどは、確かに勉強する事で磨かれはするのだが、個人的にはその人の本質的感性が支配する部分ではないかと思っている。スポーツ選手も同様だが、より努力の部分が有効なのかも知れない。というよりも、素質があっても努力をしなければ良い成績が残せない。

◆ 類い希な能力を有していたとしても、それをアピール出来なければ能力を活かす場が見つけられない。ここは運だと思う。運は自分自身では決められない事ではあるが、運をつかむにはそれなりの努力も必要だ。橋本環奈さんの無名時代は後ろの方で踊るだけだった。しかし奇跡の一枚と言われる写真がきっかけになったのかな?他のメンバーよりも出世したというか、TVに出るようになった。もしあの1枚の写真がなかったら、彼女は今頃何をしていたのだろう。※後にマネージャ氏は奇跡の一枚はデビューのきっかけではないと語っている。

◆ 芸術家にしても音楽家にしても、或いは服飾デザイナにしても表舞台に出るのは大変だ。極端な才能差のある人であれば自ずと目立つが、そうでなければなかなかチャンスはつかめない。小説家や漫画家にしても1本の作品を出版社が見つけてくれたから、というような事もある。それが多くの人の目に触れて評価され、次第に多くの作品を作り出す事になる。

◆ こうした部分はやっぱり運なのかなと思う。自ら売り込んでも見向きもされない人だって、いや、そういう人の方が多いのではないだろうか。作品を見て貰えればデビューが出来るのかも知れないが、その作品すら見て貰えない人が殆どだと思う。今はWebなど発表の場があるから良いが、誰でも作品を公表出来る事はライバルが多い事でもある。

◆ 諦めだとかチャレンジだとかも、それがうまく行く事もあれば行かない事もある。同じ事をやってもうまく行く事もあれば、失敗する事もある。だからといって「俺の人生がうまく行かないのは運が悪いせいだ」などと思っていると、運の良い時は訪れない。運を掴むための準備というか基本的な部分は必要であって、スポーツをした事のない人が突然一流のスポーツ選手になる事はあり得ない。

◆ 街でスカウトされて芸能界に入る人もいる。三國連太郎さんも、カネのない時代にスカウトされて飯を食わせてくれるのなら着いていくよと答えたのだとか。それにしても演技力などが必要なので、やはり持って生まれた何かがなければ難しい事だ。難しい事だからこそ有名になれば多くの報酬を得る事が出来る。誰でも出来る事をやっていたら、誰でも貰える給料しか貰えない。

◆ 杉村太蔵氏が議員になれたのも運が良かったからだ。実力があれば当選を続ける事が出来るが、にわか議員だったので一期限りで終わった。もしも政治家になった時に、本気で政治を覚えようとすれば、次期選挙でも当選出来な可能性もある。運によって助けられた人は努力を知らない場合もあり、そうなると運に見放される状態になってしまう。政治家の場合は数合わせ的な当選もあり得るので、そういう意味ではまさに運次第だろうか。


分かりにくかった券売機(2/14)
◆ ラーメン屋の券売機で戸惑った話である。ラーメン屋に入ってどのラーメンにしようかと思いながら券売機の前に行く。そこにはラーメンに写真と価格が書かれたプレートと、その下に発券ボタンがある。しかしラーメンの種類ごとに分類されているわけではなく、大盛りだとかトッピングが並んでいるので分かりにくい。

◆ お金を入れて食券を1枚買い、同じでいいやと思って[2]のボタンを押す。すると金額が不足ですよと表示されるのでお金を入れる。でも券が出てこない。お金が不足した時点で[2]がキャンセルされたようなのだが、[2]のボタンのランプは点灯している。

◆ これってラーメンのボタンを押したら更に2枚出てくるのかな?と思ったが、[2]をキャンセルする方法が分からない。周りに店員もいなかったので、新たにラーメンのボタンを押したら1枚だけ食券が出てきた。というなんと言う事はない話なのだが、使いやすさとか分かりやすさを考えないのかなと思った。

◆ 注文パネルその他がタブレットなどになっている飲食店も増えたが、これにも出来不出来がある。回転寿司屋などは良い方で、やっぱりステーキ(だったかな、違ったかな)は注文ボタンが分かりにくかった。一覧からは注文出来ず、その商品をタップして拡大写真的なもののページに行き、「次へ」か何かをタップすると注文画面になる。

◆ 慣れればそんなものかで済んでしまうのだが、最初は注文ボタンを探してしまった。逆にやっぱりステーキ方式に慣れている人だと、回転寿司屋の注文は簡単すぎて不安に思うのかも知れない。UI設計者が全て同じような能力を備えていれば良いが、そうでないとするならばUI設計ガイドラインみたいな書籍でもあれば良いかも。

◆ 自動車に於けるタッチパネルが減少傾向だという話は以前にも書いた。メーカはコストダウンよりも安全性に目を向け始めたと言う事になる。もっともこれは米国での規制が元になっているとも言えて、何もなければ未だにタッチパネルが使われていたかも。

◆ 同じ操作に対して違う動作を要求するのは注文機だけではない。セルフレジだってスーパーによって操作が異なる。これで面倒なのはバーコードの付いていない商品で、商品一覧から探し出さなければいけない。毎日レジを操作しているレジ係の人ならともかく、「アボカド」がどこにあるのか?これは野菜なのか?それとも果物の分類?みたいな感じで探してしまう。ドン・キホーテのクーポンの分類も分かりにくくて、飲むヨーグルトは飲料の分類ではなく食品の分類になっている。

◆ 音声認識だとか画像認識で、例えばトマトをレジに見せると、トマトとリンゴが表示されてどちらですか?と聞いてくるとか、その位でないとセルフレジの混雑は解消されない。食品を一つ一つ袋に入れてバーコードを付けるのが一番良いのだが、コストと時間がかかってセルフレジのメリットがなくなてしまう。

◆ 史上最悪のプリウスシフトだって若い人なら操作はできる。しかし老人が乗るとミサイル化させてしまう。プリウスシフトの設計者は頭がぶっ壊れているとしか言い様がないが、それをそのままにした上層部にだって責任はある。バンパーレベルに付けたウインカとか、発光面積を小さくしたブレーキランプなど、考える能力を持たない設計者が増えている感じがする。

◆ これを言い始めると一貫性のない操作系のAndroidOSは最低最悪じゃないかとなる。これだってスマートフォンの主要利用層が若者だから良いが、その若者だって歳を取る。と、Androidなんか面倒で使っていられないよと言う人が増えるのかも。


高田馬場とポルノ噴水(2/13)
◆ 昔々の話になるが、今の西東京市、昔の保谷市に住んでいた頃は西武新宿線で高田馬場まで行き、そこから山手線に乗り換えたものだった。西武新宿線は西武新宿が終点だが、西武新宿駅はJR新宿駅とは少し離れた所にあって、乗り換えには不便だった。

◆ 高田馬場駅だけが高架というわけではないのだが、吹きさらしな感じのところで北風吹く季節にはずいぶん寒い思いをした。その高田馬場の駅のホームから見えたのがポルノ噴水である。何がポルノで何が噴水なのかよく分からないというか、あまり気にして見た事が無かったので良く覚えていない、噴水と言うくらいだから水は出ていたのだろうか。

◆ 男性は初代貴乃花で女性はマリリンモンローがモデルだそうだが、ビルの所有者であるスズヤ(質屋)はそれを認めていないそうだ。ま、無許可で使ったから認めるわけにはいかないといった所か。スズヤの女主人は慈善事業などにも力を入れていたそうで、ポルノ噴水はその一環、なのかどうかは知らないが半ば趣味的に作られたものなのかも知れない。

◆ 今思い出せばそんなものがあったなという程度の記憶であって、そこに行けばそれがあるのが普通な感じで、特別感は感じなかった。それこそ東京タワーが見えるね、くらいのオブジェだったのである。後にこのビルが建て替えられたそうで、今はポルノ噴水を見る事は出来ない。

◆ 高田馬場とは距離があるが、目黒川が深くなる前の中目黒にも多少縁があった。UCCか何かのコーヒー工場があって、風向きによってはほのかな、いや、そんな上品な香りではなく、明らかに甘ったるく焦げたような、コーヒーが嫌いになりそうな匂いが充満していたのだ。

◆ 大雨が降れば目黒川が氾濫し、付近のビルやマンションが浸水してしまう。電気設備などが地下にあるビルやマンションは、目黒川氾濫の翌日には水を掻き出したり業者が修理に来ていたりで大変な事になっていた。あのあたりは少し傾斜地になっていて、少し場所が離れると浸水被害を免れる事が出来た。

◆ 目黒川は両側にビルやマンションが建っていたので拡幅出来ず、川底を深くする事で流量を稼ぐ工事が行われた。それでも大雨が降ると危険水位になるとかで、建物の上層階に避難するようにと警報が出たりする。

◆ 中目黒と言えば地下鉄脱線事故もあった。これは営団地下鉄の東横線直通電車がカーブで脱線し、そこに対向列車が突っ込んだというもの。63人が負傷し、2人の命が失われている。地下鉄のトンネルから出てホームに入る手前のカーブがきつく、脱線防止のガードレールがなかった事でのり上がり脱線に至ったとの事だ。

◆ 当時はまだ営団と東横線の直通運転だけだったが、今は東横線の日吉から板橋区の高島平まで目黒線経由(たぶん)で直通なのだからすごい。こうした乗り入れはずいぶん多くなり、便利になった。東横線は運賃は安いのだが、夏場はなかなか冷房を入れてくれなかった。特に梅雨時などは最悪で、気温が低いので冷房を入れないが、満員電車の中は高温多湿状態になり汗が頬を伝った。

◆ 今はサービスも良くなっていると思うし、サスペンション加重か何かから乗車率を表示したりする仕掛けも付いていたかな。近郊連絡各線は就業人口の減少、学生の減少によってラッシュ時の乗車率は減少傾向だそうだ。人口はどんどん増えると考えられていた頃の設備投資が、なかなか回収出来ないのが鉄道各社の悩みらしい。


PET2001(2/12)
◆ PET2001はCommodore社の作った、いわゆるパーソナルコンピュータである。モノクロモニタやデータ格納用のカセットテープレコーダを一体化したような形だ。CPUは6502でRAMは4kBか8kBほど乗っていた。

◆ 私はこれを使った事があるのだが、知人がPET2001からApple][に買い換えると言う事で、格安で譲って貰ったのだった。AppleはDRAMが搭載されていてグラフィックも写せるんだぜ、みたいな話をしていたような気がする。いずれにしてもこの中古のPET2001が、私が触れた最初のパーソナルコンピュータと言う事になる。

◆ もっとも個人向けではないものだと、ワープロ的なものもあったし、当時ミニコンと呼ばれていたシステムもいじった事はあった。PET2001はBASICインタプリタが動くのだが、マシン語でもソフトを組む事が出来た。とは行ってもソフト作りに興味があったわけではなく、ゲームなどを動かす程度だった。

◆ その後Apple][のクローンというか偽物というかコピーものが安価に出回る時代になる。で、当然の流れというか何というか、このコピー品を買った。オリジナルはTTLで動いていたと思うのだが、コピー品は年代的にもCMOS版のロジックICで動いていた。

◆ コモドールも当時はApple的な商売をしていて、当初はメモリがユーザレベルで増設出来たのだが、やがて出来ないようにメモリソケットを取り払った。メモリを高値で売るための施策ではあるが、ユーザから見れば拡張性に乏しいものとなる。PETの次期モデルは余り売れず、やがてパーソナルコンピュータ市場から消えていく事になる。

◆ Apple][はフロッピィディスクインタフェースとか音源ボードとか、拡張性に優れていたが拡張ボードが高くてなかなか買えなかった。ドットインパクトプリンタを買い、インタフェースを買い、ドットプリンタならグラフィックで字が打てるはずだと、文字を分解してコードにして、それをプリンタに送って漢字を打ち出してみたりした。

◆ その後はPC9800になる訳だが、PETにしてもAppleにしても、パーソナルコンピュータとは何なのかみたいな事は覚えられたと思う。PC9800時代になるとパーソナルコンピュータが普及し始める頃にもなるのだが、普通の人が買ったところでゲーム以外する事がないような感じだった。

◆ 年賀状を印字してみましょうみたいな感じで、年賀状印字ソフトが売られていたり、当時はカラープリンタは非常に高額なものだったので、モノクロのドットインパクトプリンタが使われていた。私はカラープリンタを持っていたが、4色のインクリボンを動かしながら打つという、とんでもなく印字の遅いインパクトプリンタだった。

◆ それでもカラー印字出来るのは凄かったし、そもそも画面がカラーなのも凄かった。Appleは擬似カラーが出たがPET2001はモノクロだった。ワープロなど業務用の機械もモノクロだった。最初は16色とかその程度だったものが、アナログモニタで4096色出るよとか、徐々に性能が向上していった。

◆ PC9800時台は8086が使われていたのだが、8bitのCPUだと8080(Z80)だったのかな。私は6502から8086に行った(業務用ではCP/M80などが使われていた)ので8bit系の国産パソコンに関してはあまり知らない。そういえばMSXはZ80だったのかな、MSXと言うと動作の遅いゲーム機みたいなイメージで、余り興味はなかった。その後MSXの16bit版も登場したのかな、その時代は殆ど知らない。


広告ブロッカーとの戦い(2/11)
◆ 今や多くの人が広告ブロッカーを使っていると思う。Chromeにも広告ブロック機能が備わっているが、Google広告は表示される仕組みだ。Youtubeも広告ブロッカーを使っていると警告が出るようになっている。

◆ Googleは広告ブロッカー自体が有効に機能しないように、Chromeを変更すると言われている。広告ブロッカー拡張機能と広告掲載サイトは、イタチごっこのような事をやって来たわけだが、ブラウザ自体がこれに終止符を打つことになるのだろうか。

◆ シェアを取れば何でも出来ると言ったのは孫さんだが、シェアを拡大したChromeも収穫期に向けた機能変更が行われるのか。Chromeがやるのなら仕方がないねと諦める人が多いのか?それともFirefoxなどに乗り換える人が増えるのか。なおMicrosoft edgeはChromium使っているので、広告ブロッカーは無効化されると思われている。

◆ edgeはWindows11では必須なブラウザとなっていて、edgeなしでは動作しないと言っても良い。Windows10までのIEと同じような感じでWindows11が構成されているからだ。こうなると普通の人はedgeを使うわけで、微妙にシェアが拡大している。日本に於けるシェアの調査結果ではChromeが約6割、edgeが約2割だ。

◆ ITmediaにも広告は掲載されているが、余り気にしたことはない。記事と広告が紛らわしいこともない。しかしページによっては、特にダウンロード系のページだと目的のソフトやデータのダウンロードと紛らわしい広告が掲載されていて邪魔だ。こうしたページは広告ブロッカーが活躍する場でもある。

◆ 怪しげなページ以外は余り邪魔な広告はないと思うが、動画の広告は邪魔だ。その動画が観たいものかどうかを確認するにも、最初に広告を見なくてはいけない。Youtubeがどうかは分からないが、動画をスキップすると都度広告になるサイトもある。途中の冗長な部分は見なくていいやとスライダを動かすと、まず広告から始まる。

◆ Web広告は未だマシな方で、アプリに出る広告はやっかいだ。今は消されてしまった?のかも知れないがOBDIIのモニタアプリはひどいものだった。使っていると広告が出るのだが、それは画面を覆ってしまう。解除するには×を押さなければならないのだが、多くの場合は自動車運転中なのでスマートフォンの操作は躊躇われる。作者によれば有料版に移行させるためだとか何とか。

◆ 広告によっては広告を消すための×が背景色と同じにされていたり、×の表示位置と広告を消すためのタップ位置が微妙にずれていて、×をタップするとダウンロードページに飛んだりする。他にも○秒後にクリア(広告を消す)可能と書かれていて、そのカウントダウンタイマが実時間より遅いとか、とにかくありとあらゆる嫌がらせ的手法が考えられている。

◆ こうした動画広告、上に書いたような偽ダウンロード広告などの氾濫は、広告が悪であるとのイメージになる。そうなれば当然広告ブロッカーが使われるわけで、すると広告配信企業の収益は低下する。そこで広告をどんどん掲載するように、どれが記事でどれが広告か分からない程になってくる。Google広告でもページにもっと広告を増やしましょうと、案内メールが(Google的には提案というのかな)が配信されてきていた。

◆ 結局は無秩序なものは淘汰されるという流れだと思うが、果たしてWeb広告や動画広告は今後どうなっていくのだろうか。広告による収益で閲覧を無料にするビジネスモデルはアリだと思うのだが、悪質広告の氾濫は自らクビを締めてしまう。


理不尽な校則(2/10)
◆ 校則に関しては以前から様々な意見がある。基本的に校則は入学前に分かることなので、その校則に納得が出来なかったら入学しないことである。入学あとに校則が気に入らないと言っても認められないことが多い。校則だけではなく、サービスなどに対する利用規約や会員規約なども同様だ。

◆ しかし利用規約や会員規約に関して、利用者に著しく不利益なものは認めないとされる。これを認めてしまうとサービス提供者が好き放題に物事を決め始める。例えば携帯電話の短期解約による違約金だが、当初はこれが設定されていなかった。従っていつ解約してもそれは利用者の自由だった。

◆ しかし携帯電話の端末小売りの自由化後は、加入者獲得競争が激化し、そのインセンティブのために加入と解約を繰り返す人が現れ始めた。これを抑止するために、短期解約者は3千円を払ってねと言う規定が出来た。その後ソフトバンクは解約金を値上げ、ドコモとauも続いて値上げを行い解約金は9,500円になった。それでも解約率が異常に高かったソフトバンクは、さらなる解約阻止を狙って3年契約プランを作り、解約金も5万円を超えるところまで値上げした。この解約金に関しては一部裁判でも争われるようになり、行き過ぎ感が認知された。

◆ では校則はどうなのか。冬でもコートの着用を禁止(貧困でコートを買えない生徒の保護のためらしい)したりマフラー着用の禁止、下着の色の指定、髪の毛の色や長さやヘアスタイルの指定など多岐にわたる。しかしこれが決まりである以上は、それを守らなければいけない。守れないのであれば退学あるのみだ。

◆ では校則に反した場合に何が起こるか。学校は生徒にペナルティを与えることが出来るので、登校停止や退学処分となる。しかし教員によっては生徒の髪を切ってしまったり、コートを脱がせてしまう、下着をその場で替えさせるなどする。これは校則に反していると言っても許される問題ではない。

◆ 最近ではスマートフォンの持ち込み禁止を規定するものがあり、それに反した生徒のスマートフォンを没収、返却して欲しい場合は回線契約の解約証明書が必要だというものがあった。本来没収も法に反するのだが、これはまあギリギリセーフかなとも思える。しかし契約の解除強制は明らかにやり過ぎであり、認められるものではない。

◆ 教師は解約を迫ることによって生徒に脅しをかけ、同じ違反を繰り返さないようにと考えているのかも知れない。しかし理由が何であれ駄目なものは駄目なのだ。他人の駐車場に無断駐車した車の運転者から2万円を取るのは許される。しかし車に火を付けて燃やしてしまうことは許されない。

◆ 校則に違反した生徒に対する罰則は停学や退学、補習授業を受けるなど教育的でなければいけない。罰金や強制労働も場合によっては認められると思うが、それが教育現場として相応しいかどうかは問題になるだろう。校則に違反したからと言って成績表の数値を落とすことは出来ない。

◆ これが企業に於ける社則違反の場合は又状況が異なる。多くの場合は厳重注意か査定値や賞与額の減少、重大な違反の場合は解雇となる。政治家の不祥事でも同様で、政治家を雇っているのが間接的に国民だとすれば、その国民への説明を行わなければいけない。しかし実際には雲隠れとか、病気になったふりをするとかで、議員の職にしがみつくという人が多い。


野焼き(2/9)
◆ 伊豆市では野焼きの中止を呼びかけている。この季節田畑の草を焼いたり、廃材などのゴミを焼いたりする事がある。木や草などの焼ける臭いと煙がなんとなく懐かしく感じられたりするのだが、火災の原因になると言う事で中止が呼びかけられている。

◆ 田畑の草などを焼くことによって灰が出来、灰の成分であるカルシウムやカリウム、マグネシウムが水に溶けるとアルカリ性になることから、土壌改良の効果があると言われている。

◆ ただ近年の研究では熱によって土が変化するとか、土壌中の養分が失われるなどのデメリットの方が多いとも言われる。このあたりは農家の思い一つであって、今までこうしてうまく行っているのだから、今年も野焼きするよとなるのだろう。

◆ 野焼きが云々言われ始めたのは、農地の宅地転用だとかソーラー発電所への転用が増えてきたからだ。野焼きによって出る粉塵や煤煙がソーラー発電所の発電電力を減少させるとなれば、ソーラー発電所のオーナは黙ってはいない。

◆ 農業を営んでいる頃は自分たちも野焼きをしていたのに、ソーラーパネルを設置した途端野焼きに目くじら立てる、みたいな感じだ。田畑で枯れ草を焼くのとは別に、焼却可能なゴミを燃やすのも野焼きと言われる。伊豆市の広報から来たメールには以下が書かれている。

◆ 伊豆中央警察署・田方南消防署・市役所からお知らせします。 1箇月間で“野焼き"による火災が5件発生しています。 野焼きは火災の原因となるため原則禁止となっています。 ごみは適正な処分をお願いします。

◆ これを見ると田畑を焼くのではなく、ゴミを自己焼却する野焼きのことか、あるいは両方まとめてなのかも知れない。ゴミの焼却は、現在では法律で禁じられている。火災の発生や有害物質が出るなどの理由だと思うが、以前は埼玉県の一部で家庭用焼却炉の購入補助が出ていたのとは正反対だ。

◆ 昔は家庭から出るゴミは各家庭で焼却し、その灰を捨てていた。しかし住宅密度が上がり、狭い土地にぎっしり建物が建つようになると、庭すらなくなってしまった。下手をすると車を置くスペースもないという住宅が多くなり、当然ながらゴミを燃やすことも出来なくなる。

◆ 今はコンポストの設置などに補助金を出す自治体もあるが、屋外設置型コンポストは分解に時間がかかるので比較的大型のものが必要になり、これも又設置場所の問題がある。屋内に置くタイプは生物分解型というよりは乾燥機であり、電気を使って生ゴミを乾燥させるようなものだ。

◆ ゴミを乾燥させるので体積は減るのだが、その分電気代がかかる。生物分解型コンポストは分解後の腐葉土的ものが肥料に使えるが、そもそも庭が狭い家に肥料が沢山あっても使い道がない。このあたりなら田舎なので土を捨てるのも自由ではあるが、都会ではそうも行かない。

◆ 結局の所燃やすことも出来ず、生物分解も現実的ではなく、ゴミはゴミとして回収して貰いましょうと言う事だ。まあそうは言ってもこのあたりは田畑も多いし、農作物や草などと一緒に燃やす人も多いのではないだろうか。


配信者K氏の人生(2/8)
◆ 配信者K氏は毎日数リットルのビールを胃に流し込みながら配信しているライブ配信者である。禁酒は無理だが節酒に心がけるといつも言っているが、その一方で酒が入るとテンションが上がって話が面白くなり、閲覧数が増える。氏は閲覧数こそ命の人なので、閲覧数の増加は酒の美味さをさらに大きくするのだろう。

◆ 閲覧数のためには犯罪を犯すことさえあるのは何度も逮捕されているO氏も同様だし、迷惑系Youtuberも最近は増えてきた。Youtubeは著作権関連以外ではやり放題な所もあり、犯罪的行為を行って再生数を稼ぐ事も普通に行われている。

◆ K氏は健康状態が良くないのは承知していて、座っていると(腹水で)腹が苦しくなるからと、配信を切って横になることも増えたという。もっと生きたいという思いと、どうせ時期が来れば死ぬのだという諦めがあるも50歳(残4年)までは生きたいと口にする。

◆ 死ぬ時には病気の全ての人の苦しみと痛みを俺が背負ってやるとも言うし、健康な奴らが憎い、俺の命の灯火が消えかけているのに、のほほんと健康で生きている奴らが憎いとも言う。生死の問題は頭の中に住み着いている天使と悪魔の問題なのか。配信で稼ぐ氏の収入は数百万円、貯金も数百万円あるそうで今後予想されるの入院生活に備えた蓄えか。

◆ 氏がいつまで生きるのかは分からない。腹水がたまり始めた肝硬変患者の1年生存率は5割程度、3年生存率は3割以下になる。アルコール性肝硬変患者は全体の2割程度だそうで、早期にアルコール摂取を制限すると悪化を食い止めることが出来る。

◆ 氏は反ワクチン論者だ。ただし氏がワクチンを打っていないかどうかは分からない。過去には、みんなには勧めないけれど自分はちゃんと打っているみたいな発言もあったそうだ。肝硬変の状態でコロナ感染すればリスクは大きく、氏がワクチンを接種していたとしても不思議はない。それでもワクチンは害毒だ、打てば死ぬと言い続けている。

◆ 氏は中学を出て働き始めたそうで、そんな時にTV番組で覚醒剤の売人のニュースを放送していたそうだ。どこそこに行くとこんな人が覚醒剤を売っているみたいな番組で、氏はこれを観て早速覚醒剤を買いに行ったという。

◆ いつも買いに行くので顔を覚えられ、通常より安く売って貰えたそうだ。さらには頻繁に買いに行きすぎて、17歳でそんなに薬をやったらいけない、少し減らした方が良いよと売人に心配されたとも語った。当時氏は実家にいたと思われるので、働いて得た給料の多くを覚醒剤購入に使えた訳だ。

◆ おそらくは捕まるまでの数年間覚醒剤を使用し、幻覚や幻聴から異常行動を起こし捕まる。その後ニコ生で配信を開始し、閲覧数稼ぎの為に爆破予告をしたりして逮捕される。閲覧のためなら逮捕はご褒美のようなものだと、無免許運転で捕まったO氏と閲覧数を競うような時代もあったそうだ。

◆ 覚醒剤で捕まった以降は薬は使っていないと思われるので、このあたりは未だ覚醒剤を使っていると思われる配信者とは異なる。昨年は佐野氏(病死だと言われている)や原氏(殺人)がこの世を去り、K氏の残寿命も心配されている。


年間餃子購入額(2/7)
◆ 浜松餃子に関しては何度か書いたことがある。円形に並べて焼いたその真ん中にもやしを添えるのが浜松風だ。関東の人間からすると少し薄味というか、ガッツリ感がない代わりに毎日食べても飽きないような、そんな感じである。

◆ 焼津に海洋深層水を買いに行く時に昼食にラーメンを食べることもあって、その時に餃子も食べたりする。餃子にこだわりがある訳ではないのだが、店によって味が違うことは分かる。浜松餃子を出す店もあれば、そうではない普通の餃子を出す店もある。ただ浜松餃子か否かよりも、店による味だとか焼き方の違いの方が大きいような気もする。

◆ 静岡県は東西に長くて、伊豆半島は神奈川に面している東側になる。浜松市は浜名湖の方、つまり静岡県の西側で豊橋市の方だ。なので静岡県東部は浜松餃子一食という感じでもなく、各餃子入り乱れてみたいな雰囲気である。

◆ その浜松市が年間餃子購買額でトップになったとローカルニュースになっていた。餃子と言えば宇都宮ではないかと思うのだが、購買額としては宮崎市も強い。この購買額というのがくせ者で、冷凍餃子は含まれないのだとか。静岡県には餃子の自動販売機があるのだが、これで冷凍餃子を買うことが出来る。これも購買額に含まれないのかな。

◆ 年間購買額が多いからその年に於いてその食品が有名かというとそうでもなくて、上に書いたように餃子というと宇都宮のイメージが強い。自治体としては今年は一位が取れたと喜び、今年は二位に落ちたとなれば消費量拡大の宣伝をするなど、ごくごくローカルな戦いがそこにはある。今年の二位は宮崎市なのだが、購入金額ではなく購入頻度とすると宮崎市がトップらしい。と言うことは宮崎市の餃子の方が安価なのかな。

◆ ラーメンの外食費用のランキングも発表されて、こちらは山形県がトップだったそうだ。次いで新潟市、仙台市となり北日本方面がランキングされている。総務省のデータによれば実質家計消費金額は減少していて、食料が2.2%、教育が9.8%、家具・家事用品も7.4%減少となっている。逆に支出が伸びたところとしては宿泊費で、9.4%の伸びはコロナ明けからの旅行的行動の回復が影響している。

◆ いずれにしても実質的家計支出の減少は続いていて、景気が回復していないことが分かる。金額ベースでは支出が増えるので、お金を使っている感じはするのに生活の豊か感は感じないみたいな、そんな状況はもうしばらく続きそうである。

◆ 餃子の話から外れるが、静岡県には独自のおでんがある。関東風のおでんよりももっと濃い色のスープに具が浸かっている。スープは余り飲まずに、具に鰹節を振りかけて食べるのだそうだ。静岡おでんのスープの素(粉末)がたまに売られていて、それを買ってきて何度か作ったことがある。鰹節を振りかけるかどうかは好みで、私は振りかけない派である。でも味自体は嫌いではないので、静岡おでんを食べる。ただし静岡おでんのスープの素は常に入手できるわけでもなくて、スーパーなどでも余り売られていない。もしかすると静岡県東部では需要がないのかも。

◆ 食べ物の違いというとおでんくらいなもので、あとは関東地方の食べ物とそう変わらないと思う。西の方に行くと関西系になって、ラーメンのスープなども薄味になっていく。なのでがっつりラーメンを食べたい時には物足りなさも感じる。


EV用インバータ(2/6)
◆ EV用モータの効率改善も進むが、インバータも小型低コスト低損失化が進んでいる。パワー半導体の損失が少なくなれば効率が改善されるわけだが、それでも扱う電力が大きいので水冷になっているものが多い。

◆ 回路的には余り複雑なものではなく、制御回路とパワー半導体部で出来ている。SiCは入力容量が小さくON抵抗も小さくしやすいので低損失化が図れる。窒化ガリウムは化合物と言うことで特性の安定だとか歩留まり面での難しさはあるものの、高速スイッチングデバイスとして使われている。

◆ 2020年にパワー制御系の話などがリモート懇談会で行われ、トヨタの当時の社長であり日本自動車工業会の豊田章男前会長は、電動化とはEV化の事ではない、EVの効率を向上させたものがハイブリッド車であり、環境性能が高く、ハイブリッド化こそが推進されるとした。

◆ ただしEV用のモータ駆動回路とハイブリッド用では扱うパワーが大きく異なり、またモータ自身もハイブリッド用とEV用では異なる。ハイブリッド技術の延長でEVを作ったトヨタが効率アップに苦しんだように、ハイブリッドとEVは異なる自動車なのである。

◆ この時期に設計されていたトヨタ製のEV用シャーシは、ガソリンエンジンを乗せる事を前提としていた。おそらくEVの時代など(自分たちが反対すれば)来ることはなく、ハイブリッドこそ永遠だと当時は思っていたのだろう。

◆ 世界のメーカが必ず分解してみると言われるのがテスラのインバータだ。これも年代によって進化していて、小型化と低コスト化が進んでいる。トヨタのインバータなんか何の参考にもならないよと中韓自動車メーカは言うが、信頼性も含めて見るべきものはないと言うのはどうなんだろう。

◆ bZ4Xのインバータを見ると電解コンデンサが多く使われている。日産リーフ用も何個かの電解コンデンサが使われるが、テスラの最近のものは電解コンデンサが数個しか使われていない。コストを考えると電解コンデンサを使いたくなるわけだが、コンデンサ自体の発熱や寿命の問題もあり、使わない方向ではある。

◆ ただ国内メーカの考えるEVの場合は寿命が余り長くないと想定しているようで、バッテリーの寿命の1.5倍くらいの寿命があれば良いのではないかとの話もある。実際バッテリーを交換するのなら、車はそのまま捨ててしまった方が良いという位なものだからだ。(テスラのインバータ不良もバッテリー寿命あたりで多くなる)
◆ バッテリー不良になったテスラ車は、充電が出来ないのでやがて走れなくなる。バッテリー交換には250万円ほどがかかり、バッテリーを交換すると90万円で下取って貰えるそうだ。なのでオーナは修理をせず、バッテリー不良のまま数十万円で買い取り業者に引き取って貰う例がある。買い取った業者がお金をかけてバッテリーを交換し、より高い価格で売るのか?それとも解体して部品として売るのか。

◆ この先寿命の長いバッテリーが開発されれば話は別だが、現状でEVの値落ちは激しい。値落ちが激しいので乗り換えが厳しくなるが、乗り換えずにバッテリーが故障すればそれでアウトだ。バッテリーマネジメントはバッテリー寿命の為にも重要で、テスラ車が停車中でもバッテリー電力を消費しているというのは、バッテリーの保護の為だそうだ。


決済システムの障害(2/5)
◆ 以前に決済システムの規模や信頼性や処理能力は凄いというような事を書いたが、昨年11月にはクレジットカード決済システムとドコモのd払いのシステムが、12月にはau Payが障害を起こした。決済システムが壊れると支払いが出来なくなるので困る。あらかじめシステム障害を知っていれば別の決済方法を用意するか、或いは現金を用意出来る。

◆ しかし多くの場合は使おうと思ったら使えなかった事で障害を知る事になり、別の決済手段がないとどうにもならなくなる。コード決済の場合は少額取引に利用する事が多いと思うのだが、クレジットカードが使えないと結構困る。普段カード決済を利用していると現金は余り多くは持っていない。

◆ 昨年の障害発生時には、店側が「d払いは障害により現在使えません」と急遽張り紙を出すなど対応に追われたそうだ。ドコモは時期を同じくして法人向け通信路の障害も起こしていた筈で、なんかボロボロである。

◆ PayPayはオフラインでも使えるようになっているが、システム側が死んでいればレジ側での決済が出来ない。同じくFelicaなどでもシステム側や店舗の通信路に異常があれば決済は出来ない。まあ最近のレジは通信が出来ないと現金決済も出来ないものが多いので、通信路や電源は重要だ。

◆ PayPayがオフラインでも決済出来るようにした事で、決済の速度が上がった。とりあえず決済しておく処理が働くので、サーバの応答が遅い時でも決済が出来る。PayPayは処理が早くないので、決済してから画面にそれが表示されるまで時間がかかる。といっても2秒か3秒だが、Felica決済に慣れていると遅く感じる。

◆ d払いは一時期使っていたが、ポイントを使い終わった時点からは使っていない。今はポイントをためるだけになっている。d払いの方がPayPayよりレスポンスは良いと思う。PayPayは決済時に「ぺいぺい」と決済音が鳴る。サイレントモードにすれば鳴らないが、サイレントモードには設定が必要な機種もあるので、PayPayアプリの「アカウント」→「音量設定」で、音量設定バーを動かして鳴るかどうかをチェックしておいた方が良い。なお音量設定はデフォルトでは最大になっている。スマートフォン側で音を消してもレジが鳴るのでうるさい事に変わりはないけど。

◆ 私は使っていないがWAONも、ニャンみたいな音が鳴る。あれは「わおん」と言っているのだが、レジの発音系の特性か?最初はニャンとかニャーとかの音に聞こえた覚えがある。決済音はあってもなくても画面で分かればそれでいい。Felicaの場合は画面点灯させずに使えるので音で確認になるが、コード決済はアプリ起動が必要なので音は要らない。

◆ ダイソーだったか?セルフレジは電子決済専用になっている所がある。複数種類の電子決済は使えるが、現金は使えない。現金の管理は店にとってのコスト負担が大きく、海外では特に従業員やアルバイトがレジからカネを抜き取ってしまうなどの犯罪がある。従って電子決済専用化は、現金の回収や釣り銭の補充コストを削減出来る。

◆ ずいぶん前になるがクレジットカードが使えない事があった。正確にはレジと決済会社間の通信がうまく行かないようで、カード利用不可能のエラーが出るのではなくて、決済が完了しないようだった。別のカードを使っても駄目だったので、決済会社かレジそのものか或いは通信路が駄目だったのだろう。その時店員さんが何度か試しているうちに決済が出来るようになったが、10分くらいかかったかも。


ソーラーバブルは終わるのか?(2/4)
◆ この近くに建設されようとしているメガソーラー発電所だが、環境影響評価実行中のままスケジュールが進んでいない。事業主体であるブルーキャピタルマネジメント社は、各地で問題を起こしていてそれどころではないのか?
◆ 山梨ではずさんな工事を行い、いったん売却したトーエネック(中部電力の子会社)から買い戻す羽目になったのが2021年の話で、山梨県知事はトーエネックの責任において改修工事を行うようにとしていたのに、トーエネックはブルーキャピタルに発電所を売ってしまった。

◆ 山梨県は不適切な防災工事であるとしたものの、ブルーキャピタル社は売電を継続した。そこで山梨県は改善命令を出した上で、再生可能エネルギー特別措置法に基づいた事業者の認可取り消しを経済産業省に求めることを検討すると報道されたのが2022年の話である。

◆ このほかお隣の函南(かんなみ)町でも、メガソーラー発電所開発が町に認められなかったが、認めないのは不適切だとして争う姿勢を見せている。なおこの事業もトーエネックに売却予定で一部金を貰っていたようだ。トーエネックは事業許可が下りないならメガソーラはやらないよ、金は返してねと言ったものの、ブルーキャピタルは金は返さないとして争いになっている。

◆ 宮城県の太白は、伊豆市同様にブルーキャピタルが太白カントリークラブを乗っ取り、メガソーラへの転用を計画している。ゴルフ場は山林と違って既開発の土地になるため、用途転用の手続きによってメガソーラーを作る事が出来る。これにより林地開発許可申請を省略出来るので、開発のハードルが下がる。

◆ 伊豆のゴルフ場では、ゴルフ場の会員権を持つ人たちがブルーキャピタルによる乗っ取りを阻止しようとしている。赤字のゴルフ場にカネを貸して焦げ付かせ、担保物権であるゴルフ場を乗っ取るというのが同社のやり方だ。しかしゴルフ場は会員にプレイ権のあるものであり、それを勝手に売却(乗っ取り)は出来ないとして裁判を起こした。

◆ 否認請求訴訟(土地建物を取戻す訴え)に対してブルーキャピタル側は裁判を引き延ばそうとしているんのだそうだ。ブルーキャピタル側の動きというか方針が今年になって少し変わってきた。昨年までは再エネだメガソーラだと叫んでいたのだが、今年はメガソーラの文字が消えて蓄電設備が云々と言い始めている。

◆ 売電価格の下落と日中の電気余りの現状で、民主党と孫さんが作り出した太陽光バブルもいよいよ終焉か。ソフトバンクをはじめとする韓国系事業者(ブルーキャピタルマネジメントも韓国系らしいし、韓国の金融機関から融資を受けている)にカネを流すために、国民がいったいどれだけの負担を強いられているのか。

◆ そしてこれから始まるのが廃メガソーラ問題だ。ソフトバンクは他社にメガソーラ事業を売却して逃げる気満々、その他韓国刑事業者はメガソーラのために作った合弁会社を解散して逃げるだろう。元々山を切り開くなりして作った訳で、土地の値段などたいしたことはない。開発費や設備費用の2倍位の儲けが出れば、あとは捨ててしまった方が手っ取り早い。

◆ 一応これに関しての法規制はあるが、会社を潰して逃げてしまえばそれまでである。これは静岡県内で問題になっている違法盛り土問題にも似ている。違法性を指摘したところで知らん顔をする、逆に脅しにかかるなど悪質だ。こうした事業こそ許認可にすることで乱立を防げる。


浪花節経営はなくなるのか?(2/3)
◆ Twitterをイーロンマスク氏が買収し、大量解雇が行われた。収益率を上げるためには人員削減が第一歩だと言う事で、一斉に首切りが行われた。その後乱暴な経営が批判されると契約解除金的な一時金を支払うとか、一部従業員を呼び戻すなど混乱した。

◆ 日本の企業では従業員を簡単に辞めさせる事は出来ない。希望退職を募るなどして一定の条件下で人員を削減するのが普通だ。しかしこの場合、転職に有利な若く有能な従業員が去って行く傾向になる。次の就職先の見つからない人は会社に残る事になり、会社はリスクを背負う。

◆ Googleでも2023年の春頃?に1万人以上の人員を削減した。チームがそっくり消失するくらいの削減は、Twitterの場合同様に1通のメールで解雇通知が来たという。そこにはコミュニケーションも何もなく、会社が決めた事だから、あなたは明日から来なくて良いよと簡単な文章だという。

◆ Twitterの内部がどうなっているのかは分からないが、Googleの場合は従業員は1つの歯車でしかない。その装置が不用になれば歯車は不用になり、分解して捨てられる。これが効率的な経営と言ってしまえばそうなるし、米国に於ける企業と従業員の雇用契約のあり方と言えるかも知れない。

◆ 大手企業では雇用契約時に解雇の自由に同意しなければいけない場合がある。これに同意しないのならうちには入社しないでねと言う事だ。しかし人気のある企業には多くの人が就職を希望するので、そうした契約が普通の事として考えられてしまう。

◆ Twitterは企業改革的人員削減や方針の転換により、その企業価値を半分にまで縮小してしまったと見る向きがある。経営的に成功、つまり収益を上げる事と企業価値の向上は必ずしも同一ではない。上場企業であれば企業価値を観る目安の一つが株価になるが、企業の有益性と株価は又別のものだ。

◆ 日本の企業でも中高年従業員の早期退職勧告などが行われ、ノウハウが消失したという話がある。Twitter同様に一部の中高年元従業員を契約社員として呼び戻すなんて話もあった。各企業に於ける経験値は重要であり、それが製品の性能や信頼性を支えている部分もある。

◆ トヨタが以前「技術面では欧州車を超えられるが歴史は超えられない」と言っていた。これはそっくり新興自動車メーカとトヨタの関係にも当てはまる。新興自動車メーカが技術的に優れていたとしても、トヨタの信頼性やコスト管理、製造管理や製品品質には追いつけない。

◆ 欧州メーカは狭いエンジンルームにエンジンや補機類を載せるのは至難の業だという。それがさも普通に行われている日本車の実装技術は素晴らしいというわけだ。各部のクリアランスや熱問題などをクリアしていくにはノウハウが必要になる。そんなもの計算で出来るだろうと言われるが、計算だけでは最大の効率にはならないそうだ。

◆ 少し前に走行試験などが重要だという話を書いたが、これだって今の時代シミュレーションで済むではないかと言われればそうなのだ。しかし実際に自動車メーカは世界各地の道路を走らせて車両をテストする。テストした結果はデータとして残されるわけだが、データ以上に従業員の頭に蓄積される部分が多いという事なのだろう。

◆ 安価で高い信頼性を誇る日本の家電製品が、今やコスト優先で信頼性を犠牲にしていると言われるのは、どちらも満足させられる設計者が減ってしまい、機械設計に頼った結果ではないのだろうか。


コンビニ客も高齢化?(2/2)
◆ コロナウイルス蔓延によって外出が少なくなり、コンビニの売り上げが減少したと言われた。それまでは習慣的にコンビニに立ち寄っていた人が、いったんコンビニに行かなくなるとその後も足を運ばなくなる傾向もある。

◆ 更には客年齢の上昇が見られるという。コンビニではレジで客の年齢を入力し、商品管理などを行っている。いわゆるコンビニ世代と呼ばれた若者も、今や若者ではなくなっている。仕事や学校が終わって、何となくコンビニに立ち寄ると安心する若者も今や中年なのだ。

◆ 今の若者はコンビニで時間を潰す的な生活ではなく、外食も外飲みも余りせずに家の帰って来るという。一つは年々減少する可処分所得があり、平成不況の中で育った世代は余りお金を使わない生活に慣れているのだとか。急を要するもの以外は通販で買えば良いでしょ、翌日届くのだから、と考えるのが合理的過ごし方か。

◆ 食品類を買うにしてもスーパーなどに立ち寄るとか、飲み物は安価な通販を利用するなどが普通になっている。コンビニ弁当は不健康で高い、みたいな感覚を持つ人もいるそうだ。コンビニ弁当は炊飯用オイルなどを使うのでカロリーは上がりがちだが、それが不健康かどうかの判断は難しい。

◆ 確かに弁当屋の弁当の方が作りたてで美味しいのは事実だし、価格も安い。ただし弁当屋の数はコンビニよりも少ないので、どこででも買えるというわけではない。コンビニで商品が売れるのは、多少高くてもすぐに手に入るという利便性があるからだ。

◆ ここの近くではコンビニが閉店する所もあれば、新たなコンビニが作られている所もある。閉店したのはミニストップで、新たに作られたのはセブンイレブンだ。セブンイレブンは数百メートル離れた所の別の店舗が移転したのかな。従来は畑だった場所が、広めの駐車場とコンビニの店舗になった。

◆ コンビニに人が凄く多いわけではないが、土日になると観光客の車が結構止まっている。伊東側から山を越えてくるとコンビニが少ないので、少し町になっているこの辺りで買い物をする感じだろうか。三島側から来るとコンビニはいくらでもあるが、有料道路経由だとこの辺りで買い物なのかな。

◆ 自転車乗りやバイクでやってきた人も、コンビニで飲み物を買って一休みだ。ドラッグストアの駐車場で飲み物を飲んでいる人は皆無だが、コンビニの駐車場で一休みしている人は多い。スーパーやドラッグストアで飲み物1本買うのは面倒な感じだが、コンビニでは普通に買える。

◆ 地元の人もコンビニは使うとは思うのだが、ドラッグストアもホームセンターもあるので、それらの店の営業時間外に何かが必要になったら買う程度、ではないか。昔はコンビニで雑誌を買う人もいたが、今は本自体が売れないのでどうなのだろう。

◆ セブンイレブンは店舗乱立による客の分散は気にしないのだそうだ。これで裁判も起きていたかな、近所に別の店舗を作るのは既存店舗の利益を著しく奪うとか何とかで。そうは言っても本部からすれば、店舗数を増やせば多少でも売り上げは上がる。タクシー業界が儲からない儲からないと言いながらも増車するのと同じだ。


サイバートラックの完成度(2/1)
◆ テスラのサイバートラック、その奇抜な外観が目を惹く。様々なテスト記事などが出ているが、悪路走破制が余り洗練されていないようだ。動画を見るとタイヤが最適ではないようで、そもそもグリップしていない。

◆ グリップが悪いのはスリップによるものかも知れない。LSDのない車のように、片輪だけとか前輪だけが空転するなどしている。電気制御なので各タイヤの回転数を合わせる事は容易なはずだが、まるで回転数を一定にするのではなく各輪のトルクを一定にしたような動きに見える。なのでスリップしたタイヤがグリップを失ったまま、無駄に方向が変わってしまう感じだ。

◆ 例えばメカニカルLSDの場合は、左右輪の回転数差を(グリップの状況にかかわらず)規制するので両輪にトルクがかかる。ECSのセッティングにもよるとは思うが、電気制御の場合は路面状況によるグリップの違いをうまく検出しないと駄目なのだろうか。

◆ BENZのSL500(R129)の初期モデルは電気制御式のLSD的ものが付いていた。左右輪の回転数差を検出すると、デフ内のクラッチを電気制御でエンゲージさせるような仕組みだ。しかしやがてこれは使われなくなる。単にスリップを検出してデフをロックさせると、コーナリング時の挙動が独特になり、スピンに陥る可能性が高くなるからだ。

◆ 車は各輪の回転数は検出出来ても路面状況が検出出来ず、LSD付きの車に乗った事のない人が振り回すと危険な状況にもなる。その後電気制御LSDに代わってESP(Electric SkidControl Program)が搭載される事になった。これは現行車でも使われる方法で、スリップ輪にブレーキをかけて反対側の車輪にトルクを伝達しようとする。

◆ LSDに比較するとブレーキによるロスが生じるのだが、安定に動作する。片輪だけ路肩に雪に乗せて試してみた事があるが、ブレーキがかかっているかどうかは全く分からず、普通にLSDが効いているような感じで発進出来た。JB64のジムニーにも同様の仕組みが付いているのだが、後輪がドラムブレーキのためか連続的に制動すると言うよりも制動と解放を繰り返すような動作になっている。

◆ 以前から書いているようにジムニーは傾いた坂道が苦手だ。バンクが付いているような坂道では、荷重の抜けた側のタイヤがスリップしてしまって前に進めない。4WDに切り替えても状況は変わらず、低い側にどんどん滑って行ってしまう。LSDがあれば難なく通過出来るはずなので、ESC付きであれば路面によらず走破性が上がるはずだ。

◆ でもならばなぜテスラが駄目なのか。今後制御ソフトウエアの見直しで改善されるのではないかと思うが、このあたりは経験とかノウハウの差が生きる部分かも知れない。三菱はパジェロで相当頑張ったというか余剰性能じゃないの?みたいな作りになっている所があったり、トヨタも電子制御を駆使して巨大なランクルを走らせる。

◆ 自動車メーカが様々な道での実車走行を繰り返してデータを取り、およそサーキットには似合わないような車までサーキットに持ち込んでみるのは、それなりに意味を持っている。レースからフィードバックされた云々という言葉はカタログを飾ったりするが、ESCとか油圧や電気によるトランスミッションの制御などはレースで使われた(後に禁止された技術もある)。

◆ 普通の道を普通に走る車と、普通ではない道を走る車では様々な面で違いがある。非公式の筑波でのタイムはテスラのモデルSより日産リーフの方が速かったと言う事で、普通ではない道で速く走らせるのは大変なようだ。