減らない飲酒運転(11/10)
◆ 福岡県に於ける飲酒運転者検挙数は年間千人ほどで、飲酒運転の厳罰化がされて急減したものの、その後は減少していない。厳罰化によって検挙数が減ることは確かなので、更なる罰則の強化は有効なのではないだろうか。
◆ 8月だったか、春先に起きたトラックとワンボックスカーの衝突事故のニュースがあった。トラックのドライバーは車内で酒を飲みながら運転していたという。トラック乗車前にはアルコールチェックがあるので飲むわけに行かないが、乗った後であれば飲み放題になる。
◆ この事故ではトラックが対向車線に突っ込んで、ワンボックスカーに乗っていた3人が死亡した。トラックは90km/h位の速度だったそうで、この速度でトラックと正面衝突すればボンネットのある車だったとしても相当な損傷を受ける。乗用車側が軽自動車だったら、軽自動車になど乗るから死ぬんだと語り始める連中が増えただろうが、この速度でトラックにぶつかったら車種に関係なく重大事故になる。
◆ この事故ではトラックの右側面が、ワンボックスカーの右側と衝突、つまりオフセット衝突となるわけだが、トラックの側面がワンボックスカーのAピラーを弾き飛ばして天井までめくれてしまう事故だった。トラックは中央分離帯を越えて対向車と衝突したわけで、対向車は咄嗟に左にハンドルを切っている。一方でトラックも(乗用車から見て)左に進行してきたので、乗用車はトラックに押されながらガードレースに挟まれた。
◆ 運転しながらの飲酒は、昭和の時代には結構あったそうだ。特に信号や歩行者のいない高速道路では、ビール片手に運転するドライバーが多かったと。サービスエリアで停車時に飲んでいても罪にはならないので取り締まり出来ず、高速道路本線上で検問を行うわけにも行かず、野放し状態だったそうだ。
◆ さすがに今は酒を片手に運転するドライバーは減っただろうが、群馬県での事故のように皆無ではないのだから怖い話だ。無免許運転も増えていて、中国人は偽の国際運転免許を持って日本にやってくる。何故偽の免許かというと、元々中国国内で運転免許を持っていない人だからだ。日本では申請すると日本人が免許を取るより余程簡単に免許が発行されるそうで。これも中国人優遇政治のおかげか。中国本土はジュネーブ条約に加入していないので、国際運転免許を取得出来ず、日本で免許を取ってその日本の免許を元に国際免許を取ると言う事だ。
◆ また香港やマカオで国際運転免許を申請し取得する。中国本土に住む人は住所を移す必要はなく、香港で有効なIDカードがあれば国際運転免許が取得出来る。IDカード申請なども含めた国際運転免許の取得コストはUS$1,000程度と安くはないが、年間数万件の申請があるそうだ。
◆ もう一つは韓国に行く方法で、世界で最も簡単に運転免許が取得出来ると言われる韓国で免許を取得して、中国国内で免許の切り替えを行う。しかし中国ではこの他一作のために、韓国で取得した免許を中国国内では無効にする措置を執ったのだとか。
◆ で、結局は偽の国際運転免許証の方が手っ取り早いと言う事になる。この偽免許で車を借りて乗り回し、事故を起こしたら中国に逃げ帰れば責任を逃れることが出来る。偽免許や無免許問題は埼玉県クルドエリアでも問題化している。事故を起こしたら車を捨てて逃げてしまい、そうなるともはや誰が運転していたのか?誰が所有する車なのかも分からないと言われる。
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